人間関係では必ずいざこざが発生します。
ささいなことから揉め始めることもあれば、大きな事故からけんかに至ることもあります。
日本のことわざで『十人十色』という言葉もあるくらい、人が10人いれば10とおりの人が存在します。
街を歩いていると、けんかをしている2人に出くわすことがあります。
大きな声でやいやい言い合っていて、お互いとも譲りません。
そばにいた人に何があったのか聞いてみると、ある共通点があります。
「仲直りはできない」
そう思っていませんか。
険悪な雰囲気なら仲直りがしにくいでしょう。
どんな人間でも、必ずけんかをします。
いろいろな人たちがいる世の中ですから、意見や考え方がぶつからないことはあり得ません。
たくさんの人がいるということは、それだけたくさんの考え方や価値観があるということです。
人間関係では、けんかをするのは簡単なことですが、仲直りとなるとそう簡単にはできません。
自分の負けを認め、謝るというのは自分のプライドを傷つける行為だからです。
特にプライドの高い人は「何が何でもできないこと」の1つになります。
「プライドがあって、仲直りができない」
そう思ったとき、視点を変えてみましょう。
自分が神様になったと仮定して、視点をどんどん高くしてみてください。
「仲直りの方法」と聞いたとき、どんな手順を思い浮かべますか。
「けんかをしたら、少し時間を置き、考えや気持ちを整理させてから仲直りをする」
おそらくこうした流れをイメージすることが多いのではないでしょうか。
相手の言い分を聞くことそのものが、仲直りにつながります。
相手はいらいらして、言いたいことが山ほどあります。
空気の入れすぎた風船のように破裂しそうでパンパンなのです。
仲直りをするにあたり、相手がいらいらしていれば早くに吐き出させてあげましょう。
いらいらが残っていると冷静さに欠けてしまい、しっかりした話し合いができなくなります。
言い方は悪いかもしれませんが、相手をいい意味で爆発させることも大切なのです。
謝るとき、焦った状態にならないよう注意しましょう。
謝るのは、誰にとっても抵抗感のある仕事。
嫌なことは、短時間でさっさと済ませたいと思う。
仲直りのキーポイントは「謝ること」です。
謝るだけで仲直りができてしまいます。
コツも何もありません。
「悪いことをしてしまった」
「相手に迷惑をかけてしまった」
「申し訳ないことをしてしまった」
「仲直りをするコツ」は、実は「けんかをしないコツ」ともつながりを持っています。
仲直りをするくらいですから、揉める原因があります。
揉める原因があるなら、最初からその揉める原因そのものをつくらないようにすればいいのです。
特に謝るときは、スピードが命です。
今あなたが仲直りをしようと本気で悩んでいるなら、なおのこと今すぐ謝ることです。
スピード第一ですから、いざとなれば手紙でもメールでも電話でもかまいません。
自分はまったくの無実であるにもかかわらず、悪者扱いをされるときがあります。
落ち度は完全に相手側にあるのに、なぜか自分が悪者にされてしまうのです。
こんなときは自分の言い分を話したくてむずむずしてしまいます。
けんかをすると当然相手と仲が悪くなります。
長い時間をかけて仲良くなっても、ささいなすれ違いがきっかけでせっかくの仲の良さも台無しです。
しかし、本当に仲のいい友人とは、一度はけんかしておかないと仲良くならないのです。
「仲直り」というテーマに「本音」は大いに関係があります。
仲が直るのは、お互いが初めて理解し合ったときです。
お互いの心や考えがもやもやしたままでは、本当の仲直りとは言えませんよね。
執着は大きければ大きいほど、人とのぶつかりも多くなります。
人間ですから執着は、必ずあります。
買ったばかりのお気に入りの服には、誰にも渡したくないという執着があります。
仲直りができる決定的な一言は、往々にして自分にはいちばん言いにくい言葉です。
たとえば、相手は「謝ってほしい」と思っても、自分にはプライドがあるため、謝ることができません。
相手が聞きたいとしている言葉と、自分が言いにくい言葉がちょうど一致しているのです。
すれ違い。
いざこざ。
けんか。
謝ることは、1つの競争だと考えておきましょう。
仲直りは、相手から「ごめんなさい」と言ってくるまでじっと待っていることではありません。
それではいつまで経っても仲直りはできません。
「すみません」と言うところを「ありがとう」ということができないか考えてみましょう。
「すみません」という言葉は悪くないのですが、できることなら「ありがとう」のほうがプラスの意味合いは強いのです。
「すみません」と言えるところは、代わりに「ありがとう」とも言えます。
仲が悪いとはいえ、程度には差があります。
軽く仲が悪くなっているときもあれば、大嫌いというほどに仲が悪くなってしまっていることもあります。
悪化する前に直していくのは、風邪のときも、仲直りのときも同じです。
仲直りは、自然とできるものだと思っていませんか。
たしかに時間がたつと、自然に仲直りができることもあります。
時間がたつにつれて、お互いの間に流れるぎすぎすした空気が和らぐでしょう。
アメリカでは日常からよく握手をします。
私がアメリカに留学していたときも、本当によく見かけることができた光景の1つでした。
初めて会ったときや感謝をするときなど自分の気持ちを大きく伝えたいときにスキンシップをすることで、効果的に伝えます。
「ごめんなさい」を言いすぎるのも考えものです。
仲直りでは、たしかに謝ることはなにより大切なことです。
謝らないと自分の申し訳ない気持ちも伝わりませんし、相手にもわかりませんよね。
明らかに相手が間違っているなら、正しい主張をしたくなります。
いわゆる正論です。
「あなたはここが悪い。こうすればいいよ」
人間関係では、けんかがつきもの。
仲直りをしようと試みたものの、うまくいかないことがあります。
相手は許してくれませんでした。
仲直りの特効薬とは何か。
それは時間です。
どんなに腹が立っていても、時間がたてば、感情が収まります。
いつ仲直りができそうですか。
「いつできるかわからない」
「まだ少し時間がかかりそう」
人間関係では必ずいざこざが発生します。
ささいなことから揉め始めることもあれば、大きな事故からけんかに至ることもあります。
日本のことわざで『十人十色』という言葉もあるくらい、人が10人いれば10とおりの人が存在します。
違うもの同士が星の数ほど存在するこの世において、考え方がぶつからないことのほうがおかしい。
人間関係では、他人と衝突することは日常茶飯事であり、当然のつきものなのです。
仲直りは、生きていくうえで必要になってくる人間的技能の1つです。
仲直りができるようにならないと、常に衝突ばかりしてしまい人間関係を乗り越えていくことはできません。
これほど大切なテーマだというのに、学校ではほとんどそのことについては教えてくれません。
けんかをすることが悪いことですから、仲直りも誰かがけんかをしないかぎり積極的になって教えようとしないのです。
けんかをすることは、たしかに良いことではありません。
しかし、その反面、けんかなしの人生もあり得ないのです。
誰しも必ず経験する人間関係のトラブルは、仲直りの方法を知っておかないと、大人になったときにさらに困ってしまうのです。
街を歩いていると、けんかをしている2人に出くわすことがあります。
大きな声でやいやい言い合っていて、お互いとも譲りません。
そばにいた人に何があったのか聞いてみると、ある共通点があります。
たいていささいなことが原因なのです。
足を踏まれた、肩がぶつかった、言い方が悪かった、失礼なことがあった。
激しくけんかをしているので重大なことがあったのかと思いきや、実際は逆です。
「そんなことでもめているの?」と拍子抜けするほど、ささいなことが原因です。
けんかをしている2人はものすごくひどいことをされたと激しく興奮状態ですが、第三者から見ると何でもないことです。
大きく深呼吸をして、普通に謝ったり感情を抑えたりすれば済む話です。
冷静にけんかの原因をチェックすると、意外とそうした「ささいなケース」が多いのです。
それは自分にも言えることです。
かちんとすることがあって、誰かと衝突することがあるかもしれません。
ふつふつはらわたが煮えくり返り、怒りが爆発しそうになることがあるかもしれません。
そんなとき、一度立ち止まって、冷静に原因を探ってみましょう。
冷静な視点で振り返ってみると「なぜ私はこんなことで腹を立てているのだろう?」と拍子抜けすることがほとんどです。
いつの間にか感情がヒートアップして、一時的にわれを失っているだけのこと。
大げさに物事を捉えているにすぎません。
けんかの原因の9割は、ささいなことです。
ささいなことなら、気にしないのがいちばんです。
けんかは、同じレベルの者同士でしか生まれません。
「相手のほうが悪い」と思うことでも、よくよく考えてみると、自分にも非があるケースが多いもの。
お互いに原因があるなら、どっちもどっちです。
自分のほうが大人になれば済む話です。
しっかり感情をコントロールして、器の大きな人になりたいところ。
むっとしたら、大人になるチャンスなのです。
「仲直りはできない」
そう思っていませんか。
険悪な雰囲気なら仲直りがしにくいでしょう。
会いたくない。
話したくない。
顔も見たくない。
たしかにそんな状態なら「仲直りはできない」と思うのも仕方ないように思えます。
亀裂が入り、溝が深まった関係になると、もはや関係の修復は不可能に思えるかもしれません。
しかし、仲直りができない原因は、そこではありません。
そもそも「仲直りはできない」と思っているのが良くありません。
「仲直りはできない」と思っているうちは、仲直りができません。
「仲直りはできない」と思っている時点で、仲直りに向けた努力や行動を自分から放棄しています。
話し合いから逃げるでしょう。
相手を寄せ付けない雰囲気が漂い始めるでしょう。
相手と会っても、目をそらし、背中を向けるでしょう。
自分から仲直りを諦めていれば、仲直りができないのも当然なのです。
「仲直りはできない」と思うのではありません。
「仲直りはできる」と思いましょう。
不可能に思えても「できる」と信じて行動することが大切です。
想像してみてください。
もしあなたの前に神様が現れて「仲直りができれば、1億円あげよう」と言われたら、どうするでしょうか。
きっとあなたは、何が何でも仲直りをしようとするでしょう。
恥も見栄もプライドも捨てて、泣きながらでも必ず仲直りをしようと思うはずです。
つまり、本気になれば、できるのです。
もちろんお金の問題ではありませんが「本気になって行動すれば、たいていのことはできる」ということ。
仲直りの本当の障害は、相手ではなく、自分の心。
「仲直りはできる」と思うから、仲直りができるのです。
どんな人間でも、必ずけんかをします。
いろいろな人たちがいる世の中ですから、意見や考え方がぶつからないことはあり得ません。
たくさんの人がいるということは、それだけたくさんの考え方や価値観があるということです。
もちろんそれらは異なっていますから、お互いが対立し合うこともあります。
友人関係でも、どんなに仲がよくてもやはり仲たがいしてしまうことがあります。
そんなときには、仲直りが必要です。
けんかをけんかのままで終わらせるのは、簡単なことです。
しかし、それでは、いつまで経っても本当に仲のいい友人をつくることはできません。
本当に仲のいい友人とは、必ず一度はけんかをすることになります。
もっと仲を深めるために、神様から与えられた試練の1つです。
「ここを乗り越えられれば、もっと仲良くなれる。仲のいい友人ができるかチャンスを与えよう。これを生かすかどうかは君しだいだ」
このように、試練がやってくるのです。
では、仲直りするためにはどうすればいいのでしょうか。
仲直りをする方法は1つしかありません。
「謝ること」です。
当たり前のことですが、これ以外の手段はありません。
いま一度、この基本に戻ってください。
どんなに難しく複雑ないざこざやけんかでも、仲直りする基本は謝ることです。
謝ることなしで、仲直りはあり得ないと思ってください。
仲直りをすることを言い換えれば謝ることであり、謝ることはつまり仲直りをするということです。
謝ることができるだけで、ほとんどのけんかは解決に向かい、お互いのいらいらも鎮まります。
このように考えると、仲直りの方法はシンプルなのです。
謝ることさえできれば、仲直りのコツはもうここで終わりといっても過言ではないのです。
人間関係では、けんかをするのは簡単なことですが、仲直りとなるとそう簡単にはできません。
自分の負けを認め、謝るというのは自分のプライドを傷つける行為だからです。
特にプライドの高い人は「何が何でもできないこと」の1つになります。
謝るというシンプルな行為が、複雑で難しいことに感じてしまうのです。
自分のプライドを傷つける行為を進んでやることは、自分を否定してしまうことになります。
だからこそ、プライドの高い人は特に難しいのです。
謝ることができない人は、例外なくプライドの高い人です。
自分と相手とを「上と下」という見方しかできません。
人間関係を良くするために必要なことは、意外なことに自分のプライドを捨ててしまうことです。
みんなと友人になりたい、もっと仲良くなりたいと思う人は、まず自分のプライドという異物を捨てましょう。
人間関係のテクニックを磨くより先決なのです。
プライドは、人間関係のみならず、気持ちのコントロールや人生でも大きな障害物となってしまうものだからです。
ささいなことで友人と揉めたり、自分のプライドのために、やりたいことより見栄を先行させてしまったりする人生となります。
そのうえ、プライドがあるために、なかなか自分で人生の道をやり直せない。
やり直すことにさえ、今までの自分を否定することだという強い認識があり「それだけはできない」というのです。
世間の目や体裁、見栄、肩書があるために、間違っているとわかっているのにやらざるを得ないことになってしまうのです。
これほど世話の焼ける異物はありません。
病院では体に異物ができれば、ドクターが手術で取り除いてくれます。
しかし、プライドという異物だけは、自分しか取り除けないのです。
「プライドがあって、仲直りができない」
そう思ったとき、視点を変えてみましょう。
自分が神様になったと仮定して、視点をどんどん高くしてみてください。
神様ではないと思うかもしれませんが、頭を柔らかくして考えてみましょう。
どんどん視点を高くしていきましょう。
天井より高く、ビルより高く、山より高く、どんどん視点を上げていきましょう。
最終的に天から見下ろしている様子をイメージしてみてください。
すると、ある現実に気づくでしょう。
自分が大事に思っているプライドは、天から見れば、点にすぎないのです。
アリのように小さな点が、意地を張ってプライドに固執している様子は、なんと滑稽なのでしょう。
小さなことに執着し、身動きが取れなくなっています。
プライドにしがみついているせいで、簡単にできる仲直りのはずができなくなっているのです。
自分では「譲れない」と思っているプライドでも、天から見れば何でもありません。
プライドは、幻想です。
命のように大事なプライドでも、失ったところで死にません。
恥ずかしい気持ちで心拍数は少し乱れるかもしれませんが、心臓は動き続けます。
一時的に食欲を失うかもしれませんが、しばらくすれば、また腹が減ります。
苦い記憶を残すかもしれませんが、数年経てば、いい思い出になっています。
何でもありません。
その事実に気づくことです。
仲直りができないと、人生の可能性を失います。
つまらないプライドに固執したばかりに仲直りができないのは、大きな機会損失です。
小さなことにこだわって、人生の貴重な人間関係を台無しにしないこと。
つまらないプライドは、さっさと捨ててしまいましょう。
「なんだ。自分のプライドなんて大したことなかったね」とわかれば、心も体も軽くなります。
一度壊れた人間関係でも、本気を出せば、修復は可能です。
プライドさえ捨ててしまえば、十分希望はあります。
仲直りができれば、人間関係のつながりを修復でき、可能性が広がります。
「仲直りの方法」と聞いたとき、どんな手順を思い浮かべますか。
「けんかをしたら、少し時間を置き、考えや気持ちを整理させてから仲直りをする」
おそらくこうした流れをイメージすることが多いのではないでしょうか。
もちろん時間を置いてから仲直りをするのもいいです。
けんか中は、感情的になっていて、頭の整理が追いつかないこともあるでしょう。
2人が言い争えば、どんどんヒートアップして、引くに引けないこともあるでしょう。
興奮して仕方ないときは、一度けんかを終えてから、仲直りをするのも悪くありません。
冷静になれば、心を落ち着かせる時間ができ、反省する余裕もつくれます。
しかし、もっと早く仲直りできる方法があります。
いちばんいいのは、けんか中に謝ってしまうことです。
けんか中に「自分のほうが悪い」と気づくことはありませんか。
「話を聞いていると、こちらに非があるようだ」
最初は「相手が悪い」と思っていても、口論の途中から、自分のほうが悪いことに気づくことがあるものです。
もし自分が悪いことに気づいたら、すぐ態度を改め、けんか中に謝るのが得策です。
けんか中に謝れば、その場ですぐ仲直りができます。
早めに謝れば、トラブルを最小限で抑えられます。
たとえ自分に非がなくても、素直に謝っておくほうがいい場合もあります。
どちらが悪いかにこだわらず、関係維持を優先させます。
素直に謝れる人は大人です。
謝るのを先延ばししても、いいことはありません。
2人の関係維持を考えるなら、自分では納得ができなくても、気持ちを落ち着かせて、冷静な対応を心がけることも大切です。
けんかがヒートアップしてくれば、途中で火を消し止めておくほうが延焼を防げます。
けんか中に謝って仲直りができるなら、それに越したことはないのです。
相手の言い分を聞くことそのものが、仲直りにつながります。
相手はいらいらして、言いたいことが山ほどあります。
空気の入れすぎた風船のように破裂しそうでパンパンなのです。
少しでも、そのパンパンの状態を和らげてあげるために、相手の言い分をすべて吐き出させてあげることです。
それが「相手の話を聞く」という姿勢です。
しかし、パンパンに風船が張りさけそうなのは、相手ではなく、もしかしたら自分のほうかもしれません。
相手のいらいらより、自分のいらいらのほうが上回っていることもあるでしょう。
そんなときには返事はしなくてもいいですから、ただじっと我慢して聞いていることです。
精いっぱいの握り拳をつくっても、それを振りかざしてはいけません。
振りかざした瞬間から拳は武器になり、本物のけんかへと発展します。
相手を精神的だけでなく肉体的に傷つけることになるため、それだけはいけません。
我慢という言葉は私もあまり好きではありませんが、だからとはいえ殴り合いのけんかによる解決は、もっといけません。
過去に起こった戦争を振り返っても、力によってお互いが仲直りしたという例は1つもありません。
力による解決は、解決したように見えて、実は解決されていないのです。
仲直りをするにあたり、相手がいらいらしていれば早くに吐き出させてあげましょう。
いらいらが残っていると冷静さに欠けてしまい、しっかりした話し合いができなくなります。
言い方は悪いかもしれませんが、相手をいい意味で爆発させることも大切なのです。
聞き手のあなたにも言い分があると思いますが、とりあえずはじっと我慢して聞いているだけでかまいません。
それだけでも効果はあります。
相手が爆発し言いたいことを発散すれば、落ち着きを取り戻せます。
クレームの電話では「最も解決につながるのは、相手の話を最後まで聞くこと」といわれています。
クレームで怒って電話をかけてくる相手に、いくらこちらが正しい意見を言ったところで、冷静に聞いてもらえません。
怒りで理性や自制心が失われ、不満が爆発している状態です。
クレーム電話での良い解決方法は、まずは相手が正しくても間違っていても、とにかく話を最後まで聞くことに尽きます。
話を聞き尽すことで、怒りを爆発し切るということです。
いくら大きな爆弾でも、爆弾が全部爆発し切ればもう爆発のしようがありません。
爆発するものがすべて爆発すれば、後はシーンと静まり返るだけです。
仲直りでも同じ状況があります。
相手がひどく怒っている状態なら、聞き手のあなたは話を聞くことに徹します。
爆弾が全部爆発し切るように、相手の話も最後まで聞きましょう。
途中で話を折らない。
反論もしない。
不満をすべて吐き出してから、ようやく本当の話し合いが初めてできるのです。
謝るとき、焦った状態にならないよう注意しましょう。
謝るのは、誰にとっても抵抗感のある仕事。
嫌なことは、短時間でさっさと済ませたいと思う。
もちろん仲直りは、早ければ早いほどベターです。
少しでも早く仲直りができれば、むやみに嫌な気持ちを味わわなくて済みます。
しかし、焦って謝ろうとすると、余裕のない状態になりがちです。
小声になって聞こえにくくなるでしょう。
早口になったり言葉が省略されたりするでしょう。
必要最低限の言葉だけになるため、謝罪したい気持ちが伝わりにくくなるでしょう。
言葉といい態度といい、全体として乱暴な謝り方になります。
「とにかく謝ればいいのだろう」という投げやりな印象を与えるでしょう。
謝り方がぞんざいになると、ますます相手を怒らせてしまうこともあります。
焦って謝ると、謝罪の気持ちが伝わりにくくなるのです。
きちんと謝るなら、余裕を持った謝り方を心がけましょう。
けんかをして雰囲気が悪いときは、向き合うのさえ大変かもしれませんが、きちんと相手と向き合うことが大切です。
きちんと話し合いの場を設けます。
じっくり相手と向き合い、自分の非や反省点をゆっくり話します。
ゆっくり話したほうが、言葉を選ぶ時間もできるので、失言を防ぎやすくなります。
余裕を持って謝ると、謝罪の気持ちがよく伝わります。
謝罪の気持ちがよく伝わるから、仲直りもスムーズにいきます。
時間の流れ方が緩やかになり「仲直りがしたい」という雰囲気に包まれるでしょう。
結果として、最短で仲直りができるのです。
仲直りのキーポイントは「謝ること」です。
謝るだけで仲直りができてしまいます。
コツも何もありません。
ただ仲たがいしているということは、当然に原因が考えられますよね。
お互いのすれ違いが起こってしまった原因は大きく分けて次の3つが考えられます。
3つも種類を挙げておくと、それぞれに謝り方や仲直りの仕方が考えられそうです。
わざわざ3つも挙げたのは、3つの種類があっても仲直りは「謝ること」1つだけということを強調したかったからです。
けんかの種類はいろいろとありますが、仲直りの手段は謝ることしかありません。
原因が何であろうと、悪くなくても謝りましょう。
もちろん自分が悪いときには謝る必要が出てきますが、逆に自分が悪くないときでさえも謝るようにするのです。
「悪くないのに謝る必要などない」という声が聞こえてきそうですね。
しかし、そうしないといつまで経っても仲直りができないのです。
自分が悪くないのに謝ることは、たしかに理不尽なことです。
悪い人がふんぞり返り、悪くない人が謝るのはとても理解できないことでしょう。
しかし、どんな人間関係であろうと、摩擦があるというのはお互いにとってつらいのです。
同じ仕事をしていれば、毎日顔を合わさなければなりません。
同じクラスの人となら、毎日会うことになります。
そのたびにお互いの摩擦でいらいらし合っていては、お互いに疲れます。
仲が悪いままの状態は精神的に疲れてしまうのです。
そのうえ、仲直りをしなければ、その人との人間関係は終わります。
仲が悪くてそれで人間関係が終わってしまうくらいなら、悪くなくても謝って仲直りしておくほうが、友人関係が長く続くのです。
憎まれることのない人間関係がいちばんです。
火は大きくなればなるほど、消すことが難しくなります。
まだ火の小さい初期の段階で謝るほうが、仲直りがしやすく火も消しやすいのです。
「悪いことをしてしまった」
「相手に迷惑をかけてしまった」
「申し訳ないことをしてしまった」
そう思ったときは、その瞬間にすぐ謝っておきましょう。
今すぐです。
1分1秒を争うスピードで、すぐ謝ることが大切です。
謝るのは、早ければ早いほど謝りやすいからです。
後になるほど謝りにくくなります。
人間は不思議な生き物で、後になるほど行動しなくなる生き物です。
「悪いことをしてしまったけど、あとから謝ればいいや」
「もっと雰囲気のいいときに謝ろう」
「タイミングのいいときに謝ろう」
面倒なことほど、後回しにしようとします。
そう思っていると、いつまで経っても謝ることができません。
おまけに謝りにくくなります。
これは「雰囲気の定着」というものが関係しているためです。
初めに謝らなかった状態なら、あとからその状態を崩していくことが大変になります。
謝らなかった状態でスタートすれば、ずっとその状態を維持しようとしてしまうのです。
「最初に謝らなかったのに、なぜ今さら。まあいいか……」
ついだらけてしまうのです。
これが仲直りをしづらくなる原因であり、人間関係が悪化する原因でもあります。
仲直りはあとからしようとすると、しづらくなります。
問題が起こったその場その瞬間に謝ることが、いちばんの近道なのです。
いまや「世界の北野」と言われるほどに有名なタレントでもあり映画監督でもある北野武さんは、謙虚ですぐ謝ることで有名です。
テレビでは、面白い冗談を言っていますが、普段の日常では大変に礼儀正しく謙虚なことで知られています。
道ですれ違いざまに肩がぶつかったときに「こら!」と言うのではなく「ごめんね」とすぐ謝ります。
口癖が「ごめんね」となっているほど、謙虚になって謝ることができる人です。
自分が悪いときも、とにかくすぐ謝ることで問題を余計に大きくすることもないのです。
これが大物になる人の習慣です。
悪くなくてもすぐ謝る。
謝るときにはすぐ謝る。
これがけんかもいざこざもない人の、素晴らしい習慣なのです。
「仲直りをするコツ」は、実は「けんかをしないコツ」ともつながりを持っています。
仲直りをするくらいですから、揉める原因があります。
揉める原因があるなら、最初からその揉める原因そのものをつくらないようにすればいいのです。
それがけんかをしないコツです。
仲直りをしようと意識することも大切ですが、けんかをしないようにと意識することも同じくらい大切なことなのです。
必然的にこじれることが少なくなり、仲直りどころか、けんかそのものがなくなります。
仲直りをする必要すらない「けんかをしないコツ」はあなたの人間関係における大きな知恵となります。
けんかをしないコツをいちばんに挙げると、まずは「謙虚」です。
「謙虚に始まり、謙虚に終わる」
それほど重要な心がけと思ってください。
謙虚な人とは、とにかくけんかをしづらいものです。
すぐ謝るし、偉そうな態度を取ることもないため、けんかにまで発展することがない。
それでいて謝るときにもすぐ謝りますから、揉めることがあっても、すぐ解決してしまいます。
決して横柄で偉そうな態度を取らず、常に腰を低くした人とは、けんかどころか仲良くなります。
謙虚ほど、人間関係向上において大切な姿勢はありません。
また逆をいえば、横柄で偉そうにふんぞり返っている態度ほど、憎まれる姿勢もありません。
自分が悪くても決して謝らず、いつもわかったような口の利き方をしている人、あなたの周りにもいませんか。
私は以前、そういう人と一緒に仕事をする機会があり、当然のことながら人間関係がうまくいっていませんでした。
人が寄ってくるどころか、人が去っていく性格ということです。
話せば話すほどこちらの元気がなくなってしまい気分まで悪くなるという、悪玉菌のような存在で嫌われていました。
そんな人を間近で見ることができた経験もあり「自分は必ず謙虚に生きていこう」と強く思ったものです。
謙虚に腰を低くして、偉そうな態度だけは取らないように心がけています。
むしろ、もっと腰を低くできないかと悩んでいるくらいです。
人間関係には、次のような方程式が当てはまります。
人間はプライドがあるために、特に男性は偉そうで横柄な態度を取ってしまいがちです。
自分は価値のある人間であり、もっと注目を浴びたいと見栄を張り、尊敬されたいと思ってしまうからです。
しかし、それらこそ、人との関係を壊してしまいかねない障害となってしまうのです。
特に謝るときは、スピードが命です。
今あなたが仲直りをしようと本気で悩んでいるなら、なおのこと今すぐ謝ることです。
スピード第一ですから、いざとなれば手紙でもメールでも電話でもかまいません。
手段は何であろうと、自分の申し訳ない気持ちを伝えることができれば何でもいいのです。
理想的に言えば、直接会って謝ることがいちばんです。
しかし、実際に会うまで待っていては時間がかかってしまうこともあるでしょう。
そういうときこそ臨時的な手段としてメールや手紙、電話を使いましょう。
後になるほど謝りにくくなり、謝れなくなります。
それに比べれば謝り方は雑ですが、気持ちが伝わることならかまいません。
私にも以前、友人の女の子と揉めてしまった経験があります。
そのときは幸いにも相手のほうが上手で、先に謝ってきてくれました。
謝るために、私を走って追いかけてきてくれました。
謝るために走って追いかけられた経験もなかなか珍しい。
相手のほうが先に謝ってきてくれたので、もちろん仲直りができましたが、あとから考えると恥ずかしくなってきてしまいました。
自分が先に謝れなかったこと、相手が走ってきてまで仲直りをしたいという純粋な気持ちがあったということ。
そうしたことを目の当たりにすると、さっと謝るべきところで謝れなかった自分が情けなくなりました。
それ以来というもの、揉めたときにはすぐ謝るように心がけています。
時には直接会うことが恥ずかしくて、謝りにくいこともあるでしょう。
そんなときはメールや電話、手紙でもかまいませんから、とにかく仲直りをなんとかしようと一生懸命になりましょう。
今のうちに謝っておかないと、あとからのほうがもっと大変になります。
自分はまったくの無実であるにもかかわらず、悪者扱いをされるときがあります。
落ち度は完全に相手側にあるのに、なぜか自分が悪者にされてしまうのです。
こんなときは自分の言い分を話したくてむずむずしてしまいます。
自分は何も悪いことをしていないのに、周りから悪者扱いされてしまうと、自分の言い分を口に出さないわけにはいきません。
たしかにお互いが話をしないと問題が解決しないときもあります。
胸の内を開いて本音で話し合っていかないと解決できなければ、自分の言い分を言うことも大切です。
ですが、自分の言い分を言うときには1つだけ気をつけておくことがあります。
それは相手の話を肯定し、聞き終わってから話し始めるということです。
誰でも自分の話を否定している人の話をまともに聞きたくはありませんよね。
相手の話を聞いて受け入れるのは、あとから自分の話をきちんと聞いてもらい、受け入れてもらうための前準備なのです。
きちんと自分の話を聞いてもらうためにも、相手の話もきちんと受け入れていかないといつまで経っても解決しません。
それどころか逆に火が大きくなることさえあります。
これを俗にいう「言い争い」と言います。
言い争う人たちは決まって「人の話を聞かず、自分の話をしよう」としています。
だから言い争ってしまうのです。
人の話を聞かない人から、話を聞くことなんてできたものではありません。
反発する人とは、たとえそれが正しい意見でも話を聞きたくなくなるのです。
これが仲直りを難しくさせてしまう原因です。
「正しい意見を言えばいい」という問題ではなく、相手の態度が問題です。
相手の態度が謙虚なら、間違った意見でも、寛大に接してくれます。
しかし、相手の態度が偉そうで横柄なら、正しい意見でも受け入れたくはありません。
仲直りとは、正しい意見を言い合うことより、お互いの態度のほうがよほど重要なのです。
自分の言い分を話すタイミングは、相手の話を肯定してからにしましょう。
あなたが相手の意見を受け入れて肯定しておかないと、相手もあなたの意見を受け入れず批判してばかりです。
意見がどうのこうのという問題ではないのです。
人としての態度の問題なのです。
けんかをすると当然相手と仲が悪くなります。
長い時間をかけて仲良くなっても、ささいなすれ違いがきっかけでせっかくの仲の良さも台無しです。
しかし、本当に仲のいい友人とは、一度はけんかしておかないと仲良くならないのです。
けんかとはいえ、胸の内を打ち明けて、本音を言い合うけんかのことです。
言い争っているように見えても、実は本音で話し合っているということです。
普段では日常的な話しかしません。
本音は、けんかをしてみないと出てこないものなのです。
けんかは、本当の友人をつくるチャンスでもあります。
あなたも本当に仲のいい友人と一度は揉めたことがあるのではないでしょうか。
もちろん私もあります。
親友とは、一度どころか、何度かけんかをしてしまったことがあります。
きっかけこそはささいなものでしたが、けんかをして本音で言い合って初めてお互いの心が本当にわかち合えることができたのです。
ただし、以前より仲良くなれるのは、きちんと仲直りができてからの話です。
仲直りをしないとそのまま仲が悪くなり、そのまま関係が終わってしまいます。
関係が終わるのか、それとも立て直して、以前より仲良くなれるのかは、仲が悪くなった後の「仲直り」にポイントがあります。
友人とけんかをしてもかまいません。
考え方の不一致、行動のすれ違い、仲たがいなどは、長く一緒にいれば、いつか訪れる出来事です。
それは本当に仲良くなれるのかどうかの、神様からの1つの試練だと思うことです。
面倒だからとはいえ仲直りをしなければ、それまでです。
しかし、しっかり本音を打ち明けて相手に自分の考えを伝えるからこそ、相手も納得し理解してくれます。
本音で打ち明けたときに、初めて本当に仲良くなれます。
私は親友と仲が悪くなったとき、こう思いました。
「このまま仲が悪くなり関係が終わってしまうくらいなら、思いきって本音をぶつけて話をしよう」
自分の今まで口にしなかった本音をぶつけ、おかげで仲が取り戻せたわけです。
どのようなトラブルであろうと、さらに仲良くなれるチャンスとなります。
仲直りできるかどうかで、分かれ道が2つにわかれます。
「そのまま関係が終わるか」、それとも「もっと仲良くなれるか」です。
「仲直り」というテーマに「本音」は大いに関係があります。
仲が直るのは、お互いが初めて理解し合ったときです。
お互いの心や考えがもやもやしたままでは、本当の仲直りとは言えませんよね。
仲直りとは、お互いが本当に理解し合って初めて成り立つことだからです。
意思の疎通や相手の理解なしに、仲直りはあり得ません。
相手を理解することは仲直りにつながり、また自分の本当の意見を言うことも仲直りにつながります。
こちらが本音で話すと、相手も本音で話し始めてくれます。
本音で話し合うともっと仲が悪くなりそうですが、不思議なことに逆に仲直りができてしまいます。
「相手が何を考えているのかわからない」
「はっきり答えてくれない」
「うまく話をそらされている」
「考えがいまひとつ理解できない」
このように本音ではなく責任逃れをした会話をしているときに、仲が悪くなってしまうものなのです。
本音で話し合えば、思ったよりあっさり仲を取り戻します。
裁判では「示談」という解決方法があります。
裁判官が善悪の決着をつけるのではなく、お互いが話し合って解決するということです。
話し合いも立派な解決方法の1つであり、仲直りの基本となります。
ポイントは「本音で話し合うこと」です。
あなたがいつまで経っても仲直りができなければ、本音で話し合っていないからではないでしょうか。
きちんと本音をぶつけないと、本当の解決には結びつかないのです。
執着は大きければ大きいほど、人とのぶつかりも多くなります。
人間ですから執着は、必ずあります。
買ったばかりのお気に入りの服には、誰にも渡したくないという執着があります。
「これは私のもの」
「絶対に誰にもわたさない」
「これがないと生きていけない」
物に対する強く深い執着です。
完全に自分の物であり、ほかの誰にも渡したくないし、触らせたくない感情です。
誰かが少しコーヒーをこぼして、服にしみが付いてしまうと怒り始めます。
「大変。買ったばかりのお気に入りの服なのに!」
すぐけんかをしてしまうことになるのです。
物に対する執着が大きければ大きいほど、けんかをしやすくなります。
「自分のものだ」という強い執着があると、自己満足はできますが、長期で見て大きなストレスに変わります。
誰にも触れさせず、汚さず、大切にするのは、並大抵の努力ではないからです。
服に限らず、お気に入りの靴、ノート、ボールペン、ペット、部屋、自分の体なども同じです。
「自分のものだ」という執着は、ストレスになり、自分に跳ね返ってきます。
つまらないことに執着していたために多くのことを失うより、多くのことを与えていけるほうが結果的には豊かになれます。
執着を捨てれば、けんかはなくなります。
幸せに生きられる人は、執着がない人です。
執着がないから、心身ともに軽くなり、今の幸せを感じられるようになります。
執着を捨てることで、幸せが飛び込んでくるのです。
仲直りができる決定的な一言は、往々にして自分にはいちばん言いにくい言葉です。
たとえば、相手は「謝ってほしい」と思っても、自分にはプライドがあるため、謝ることができません。
相手が聞きたいとしている言葉と、自分が言いにくい言葉がちょうど一致しているのです。
特に本音に近い会話になるほど「聞きたい言葉」と「言えない言葉」は同じ言葉になるのです。
仲直りをするのは、自分がいちばん言いにくい一言を言うことです。
あなたが、今仲直りをしたいと思っている人がいれば「言いにくいな」と思うことを言ってしまうことです。
それは結局本音で話すということにもつながり、相手がいちばん聞きたかったことでもあり、仲直りをするということにもつながります。
仲直りができないのは、本人がそうしようとしていないのが原因でもあるのです。
本当に仲直りがしたければ、相手がいちばん聞きたがっている言葉を言うことです。
いつまで経っても仲直りできないのは、お互いが向き合っていないからです。
どちらかがまず折れて一歩前に踏み出さないことには、解決も難しいのです。
すれ違い。
いざこざ。
けんか。
これらの結果があるからには、必ず原因があります。
原因なしにトラブルが起こることはありません。
自然とトラブルが発生するということは現実にはあり得ず、何かがきっかけで結果が生まれるわけです。
自分に降りかかった出来事は、すべてに原因があると思うことです。
すれ違いやいざこざ、けんかなど、もし発生すれば、同じ失敗が二度と繰り返さないように原因を考えてみましょう。
なぜそうなってしまったのかという原因を徹底的に洗い出して見つけるのです。
面倒なことだと思うでしょうが、原因を見つけないかぎり、いつかまた繰り返されます。
同じ失敗を2回も3回も繰り返したくはないですよね。
1回目の失敗を存分に味わい、しっかり原因を見つけ出すことができれば、同じ失敗を繰り返すことはないということです。
「原因と結果」という単純な話ですが、見て見ぬふりをしている人が多いのです。
私も日頃から自分が人間関係において失敗をしたときには、必ず原因を深く考えるようにしています。
付き合っている彼女と揉めることがあれば、きっと何かが原因になっているはずです。
実際にあった話で、つい先日のことです。
自分のことしか考えていなかった私の一言が、相手の心に傷をつけていたことがありました。
相手のコンプレックスに気づかず、つい口にしてしまいお互いの雰囲気が悪くなってしまいました。
そうしたつもりはなくても結果として相手が傷ついていれば、原因は私にあります。
お互いの雰囲気が悪くなるからには必ず原因があり、原因さえわかれば次からどうすればいいのかがわかります。
一度目の失敗は「仕方ない」と思いつつ、いつまでも悲観的に思い返すのはやめましょう。
その代わり次からは気をつけようと強く思えば、今より仲良くなれるようになります。
自分で自分の悪いところを見つけて直していけば、人間関係は自然とよくなります。
極端に言えば、先生なんて特別に必要はなく、自分こそが最高の先生になれるのです。
謝ることは、1つの競争だと考えておきましょう。
仲直りは、相手から「ごめんなさい」と言ってくるまでじっと待っていることではありません。
それではいつまで経っても仲直りはできません。
本当の仲直りとは、相手に言われる前に自分から先に「ごめんなさい」と積極的に謝ることです。
いつまでも自分のプライドにしがみつき動かない人は、体は大人でも大人ではありません。
精神的に子どものままの人なのです。
自分のことしか考えず、仲の悪くなった関係もそのまま。
自分が悪いにもかかわらず過ちを認めない姿勢は、長期で見ると、損します。
自分から謝れない人が、それ以後の人生もきちんとした友人ができるはずがないからです。
悪い性格のままでは、ろくに友人関係も続いていきません。
どこかでつまずき、仲が悪くなります。
そして縁が切れる、という繰り返しです。
仲直りができるようになっておくことは、友人との関係をずっと続けていくためにも必要不可欠なことです。
謝ることを1つの競争だと思うくらいでかまいません。
先に謝れる人のほうが、人間関係を上手にやっていけるのです。
「相手から謝るまで意地でも動かない」と頑固にならず、素直にさっと謝れるほうが大人なのです。
「すみません」と言うところを「ありがとう」ということができないか考えてみましょう。
「すみません」という言葉は悪くないのですが、できることなら「ありがとう」のほうがプラスの意味合いは強いのです。
「すみません」と言えるところは、代わりに「ありがとう」とも言えます。
謝ることだけがいいわけではなく、感謝をすることも大切なのです。
たとえば次のようなときには「すみません」と言うこともできますが「ありがとうございます」とも言えます。
先生に注意されたときに、
先生「今度から気をつけてね」。
あなた「すみません」「ありがとうございます」。
友人から助けてもらえるときに、
友人「わからないときには言ってね」。
あなた「ごめんね」「ありがとう」。
このように同じ返事にしても「すみません」と答えるのか「ありがとうございます」と答えるのかでニュアンスも変わってきます。
謝るばかりより、ほどよく感謝を伝えていくこともコミュニケーションでは大切です。
仲が悪いとはいえ、程度には差があります。
軽く仲が悪くなっているときもあれば、大嫌いというほどに仲が悪くなってしまっていることもあります。
悪化する前に直していくのは、風邪のときも、仲直りのときも同じです。
初期症状が出たときに対処すれば大変なことにはならずに済むのに、ほったらかしにしてしまったばかりに悪化してしまいます。
風邪は一度かかってしまうと、なかなか治りません。
引きかけに十分な睡眠を取り、薬を飲んでいれば治るのに「まあいいか。なんとかなる」と考えることで、悪化をさせてしまいます。
人間関係でも同じように、悪化する前に手を打たないと、あとから取り返しをつけることが大変になります。
取り返しが大変になるほど悪化する前に仲直りをしておかないと、縁が切れてしまうのです。
仲直りは、自然とできるものだと思っていませんか。
たしかに時間がたつと、自然に仲直りができることもあります。
時間がたつにつれて、お互いの間に流れるぎすぎすした空気が和らぐでしょう。
時間をおいて冷静になることで、自分の未熟な点に気づき、反省することもあるはずです。
ちょっとした会話がきっかけで、以前の関係が取り戻せることもあるでしょう。
いつの間にか普通に話せるようになっていて、気づけば仲直りができていたこともあるでしょう。
しかし、仲直りのチャンスを待っているばかりでは不十分。
受動的な姿勢には、運や偶然に任せる要素があります。
受動的ということは、仲直りができない可能性もあるということ。
これは良くありません。
貴重な人間関係を無駄にしたくなければ、積極的な仲直りが必要です。
特に相手が特別な人なら、仲直りが欠かせません。
自然に任せるのではなく、積極的に働きかけましょう。
仲直りのチャンスは、自然とやってくるものではありません。
仲直りのチャンスは、自分からつくり出していくものです。
自分から仲直りの行動を心がけるから、関係の修復がスムーズになります。
たとえば、自分から話しかければ、会話の機会ができ、仲直りのチャンスが生まれるでしょう。
けんかの後、別々に行動するのではなく、一緒に行動すれば、会話の機会も生まれるでしょう。
自分が悪ければ、普通に謝るだけで、あっさり仲直りができることもあります。
仲直りのチャンスは自分からつくり出していきましょう。
自分から働きかけることで、思いどおりに現実が変わり、仲直りもスムーズになります。
アメリカでは日常からよく握手をします。
私がアメリカに留学していたときも、本当によく見かけることができた光景の1つでした。
初めて会ったときや感謝をするときなど自分の気持ちを大きく伝えたいときにスキンシップをすることで、効果的に伝えます。
もちろん仲直りのときにも握手で仲直りをします。
仲直りをするから握手をするのではなく、握手をするから仲直りができていました。
握手とはスキンシップを取ることです。
仲が悪くなれば顔も見たくないと思いますが、まず握手をすることで、気持ちに変化が現れます。
実際のいざこざとは裏腹に、握手というスキンシップを取ることでなんだか気持ちに一段落ついてしまうのです。
私がアメリカに留学していたころ、まず始まりはホームステイからでした。
初めて経験する異国でしたから、ホームステイのほうが何かと助けてもらえるだろうと思って始めたのですが、これが大変でした。
当然、文化が違います。
食事も笑いの感性も違い、コミュニケーションがうまく取れませんでした。
ホームステイを、当初は3カ月続ける予定でした。
しかし、私のコミュニケーション不足によって家族との間で仲が悪くなり、1カ月で終えてしまうという痛い経験があります。
すれ違いの毎日で、うまくコミュニケーションが取れなかったのです。
今でこそ、あのとき、ホストたちに迷惑をかけてしまったことは申し訳なく思っています。
しかし、当時は生活に必死であり、謝ることや感謝することがおろそかになっていました。
もともと自分で火をつけてしまったトラブルです。
ホストたちと別れるときには、最後に握手したことを覚えています。
「雰囲気が悪いのに、なぜ握手なのだろう」と未熟な私は思っていましたが、握手をするとどういうわけか安心できるのです。
今までの鋭くとがった気持ちが、少し丸くなった瞬間です。
きっとホストたちは握手をすることでお礼の気持ちを言いたかったのだと思います。
私の勝手な行動や発言で、迷惑をかけていましたが、握手をした瞬間に「申し訳ないことをしてしまった」と強く感じたのです。
たった一カ月のホームステイでしたが、今ではいい思い出の1つになっています。
握手とは、してみると、気持ちのいいものです。
恥ずかしい気持ちもありますが、これが仲良くなるためのポイントでもあるのです。
「ごめんなさい」を言いすぎるのも考えものです。
仲直りでは、たしかに謝ることはなにより大切なことです。
謝らないと自分の申し訳ない気持ちも伝わりませんし、相手にもわかりませんよね。
しかし、ずっと「ごめんなさい」ばかりを言われ続けるのも、相手の気分を不快にしてしまいます。
ここのさじ加減が少し難しいところなのです。
「そんなに謝られると、すごく悪いことをしたみたい」
「そこまで何度も言わなくてもいいのに」
謝ることで仲直りができるのですが、言いすぎるとまたまた相手を困らせてしまうのです。
その場の雰囲気とお互いの関係を見ながら調節していくことが必要なのです。
明らかに相手が間違っているなら、正しい主張をしたくなります。
いわゆる正論です。
「あなたはここが悪い。こうすればいいよ」
「あなたのほうが間違っている。正しいのはこうだよ」
「あなたの考え方はおかしい。普通はこう考えるでしょう」
明らかに相手が悪いなら、正しい意見や考え方を言い聞かせ、相手に理解させようと思うでしょう。
正論を言えば、相手は自分の間違いに気づき、スムーズに仲直りできると思います。
しかし、これは逆効果です。
むしろ正論を主張すると、かえって仲直りを妨げるでしょう。
「正論を主張して何が悪い」と思うかもしれませんが、スムーズに仲直りをしたいなら適切とは言えません。
正論を言われた相手の気持ちを考えてみましょう。
反論の余地がない意見をずけずけ主張すると、徹底的に相手をたたきのめす状態になります。
正論で相手を言い負かせば、相手はプライドを傷つけられ、時には怒りを覚えるでしょう。
見下すように偉そうな態度で言われると、発言内容が正しくても反感が出て、素直に認めたくない気持ちになります。
仮に話し合いに決着がついたとしても、後味の悪い余韻が残ります。
話し合いが決着しても、仲直りはできていない状態になる。
正論を主張すると、かえって仲直りを妨げるのです。
そのため「自分のほうが正しい」と思っても、露骨に出さないほうがいい。
「正しい・間違っている」にこだわるのは、ビジネスでは必要でも、仲直りでは注意が必要です。
正論を主張したくても、避けておくのが賢明です。
強く正論を主張するのではなく、オブラートに包んだ言い方のほうがいいでしょう。
「間違っているかもしれないけど、私はこう思った」
「私が誤解しているかもしれないけど、こう考えている」
「少し唐突だけど、こう考えてみるのはどうかな」
オブラートに包んだ言い方なら、言葉が柔らかくなるので、相手も素直に聞きやすくなるでしょう。
話が丸く収まり、仲直りもスムーズになります。
人間関係では、けんかがつきもの。
仲直りをしようと試みたものの、うまくいかないことがあります。
相手は許してくれませんでした。
相手は今でも怒っていて、こちらの謝罪を受け入れてくれませんでした。
そもそも面会を拒否されることもあるでしょう。
そんなとき「仲直りができなかった」と簡単に諦めるのではいけません。
いったんその場は引き下がりますが、だからといって「二度と仲直りできない」と決めつけないことです。
まだ仲直りができる望みは残っているからです。
世の中の大半の人は、仲直りが1回できなかっただけで諦めてしまいます。
「仲直りができなかった」と言ったまま終わりです。
もう修復は不可能だと思っています。
それは誤解です。
あくまで「1回目の仲直りができなかった」というだけのことです。
完全に仲直りが不可能と決まったわけではありません。
もちろんすでに何度も裏切り行為が繰り返され、完全に信頼関係が喪失しているなら別ですが、そうでないなら望みはあります。
ここであなたに提案です。
1回目の仲直りができなければ、2回目の仲直りに挑戦してみてください。
2回目の仲直りができなければ、3回目の仲直りに挑戦してみてください。
仲直りは何度トライしてもいい。
仲直りのアプローチに上限はありません。
本当に申し訳ない気持ちがあるなら、許してもらえるまで何度でも謝るのが普通です。
1回うまくいかないくらいで諦めたら、相手は「申し訳ない気持ちはその程度だったのですね」と思うでしょう。
簡単に諦めてしまうのも相手に失礼です。
ますます相手を怒らせてしまいかねません。
仲直りできることもできなくなってしまいます。
相手に許してもらえるまで、何度でも仲直りを心がけることです。
もちろん立て続けは相手の迷惑になるため、少し時間を置いてから再アプローチをするのがいいでしょう。
相手から「もうやめてください」と拒否されるまで続けることができます。
仲直りにも粘り強さが必要です。
「いつか許してもらえるはず」と思うことが大切です。
自分に非があれば、きちんと頭を下げて謝りましょう。
心から本気になって、しっかりおわびの気持ちを伝えましょう。
「私が悪かった」
「もう二度としない」
「本当にごめんなさい」
恥も外聞も捨てて、誠意を込めた態度で仲直りをしてみてください。
そうすれば世の中の大半のけんかは仲直りできてしまいます。
仲直りの特効薬とは何か。
それは時間です。
どんなに腹が立っていても、時間がたてば、感情が収まります。
どんなに落ち込んでいても、時間がたてば、気持ちが落ち着いてきます。
どんなに心が傷ついていても、時間がたてば、傷が癒えてきます。
そして、どんな激しいけんかも、時間がたてば、記憶が曖昧になります。
たしかに時間は、仲直りの特効薬。
時間は、すべての人に与えられている平等な資源。
時間は、あらゆる不快感を緩和させる力があります。
激しいけんかも、時間さえあれば、仲直りの道筋が見えてくるでしょう。
しかし、時間に頼りすぎてはいけません。
時間は、仲直りに有効でも、完璧ではありません。
ひたすら時間が過ぎるのを待つだけでは、仲直りはできません。
時間の効力が及ぶのは、気持ちを落ち着かせたり傷を癒やしたりするまでです。
時間は、あくまで仲直りを助けるものであり、時間だけでは仲直りを成し遂げるのは不可能です。
あまり時間に頼りすぎると、仲直りに失敗します。
仲直りをするなら、やはりきちんと2人で話し合わなければいけません。
誤解があるなら、きちんと説明する必要があります。
自分が悪いなら、きちんと謝る必要があります。
罪があるなら、きちんと償う必要があります。
きちんと和解に向けた行動をしてこそ、円満な仲直りが実現できます。
時間に頼るのもいいですが、時間だけでは仲直りはできないのです。
いつ仲直りができそうですか。
「いつできるかわからない」
「まだ少し時間がかかりそう」
「1カ月以内には、できそうな気がする」
仲直りができる日を聞かれたところで、はっきりわからないことが多いでしょう。
少しずつ仲良くなってはいるものの、きちんと仲直りをするには、もう少し時間がかかりそうな気配がする。
なかなか詳しくわかりませんが、思いきって考え方を変えてみてください。
今日中に仲直りはできませんか。
「今日中に仲直りをするのは難しい」と思うかもしれません。
しかし「難しい」ということは「できるかもしれない」とも言えるでしょう。
「不可能」なら諦めもつきますが「難しい」という程度なら可能性はあります。
自分の心の中で「できない」と思い込んでいるだけではありませんか。
あなたが本気になれば、あっさりできるかもしれない。
自分の中で「できない」と思い込みがあり、それが仲直りの進展を妨げている可能性があります。
メンタルブロックを壊してください。
本気になれば、不可能ではないはずです。
たとえば、あなたの目の前に神様が現れ、こう言ったとします。
「今日中に仲直りができれば、どんな願い事でも叶えてあげよう」
こう言われたら、きっとあなたはどんな手段を使ってでも、今日中に仲直りをしようと思うはずです。
そして実際に仲直りができてしまうはずです。
本気になれば、できないように思えることでも、意外とできるもの。
仲直りをするなら、早ければ早いほうがいい。
「できる」と信じて、今日中の仲直りを目指してください。
今日中に仲直りができれば、明日から楽になります。
恥も見栄もプライドも捨ててしまう。
本気になれば、仲直りは今日中にできるはずです。