執筆者:水口貴博

心の汚れを取り除く30の方法

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人間は現実に悩むのではない。妄想によって悩むのだ。

人間は現実に悩むのではない。妄想によって悩むのだ。 | 心の汚れを取り除く30の方法

もともとある輝く心を曇らせている一番の原因は「妄想」です。

人間は、過去や未来をわざわざ「妄想」を働かせることで、悩むのです。

「ああ。今日から学校だ。つらいな」

「好きだけど、告白したら断られそうだな」

「今日も嫌いなあの人と顔を合わせないといけない」

「将来はどうしようかな」

「あのころは楽しかったな」

「あのときは、こうすればよかったな」

「もう一度、あのころに戻りたいな」

これらは、すべて妄想です。

これからの未来や過ぎ去った過去を、わざわざ妄想を働かせ、すでに現実であるかのように考えます。

過ぎ去った過去をどんなに考えたところで、戻ってくるわけではありません。

「過去を振り返る」といいます。

「記憶」として頭の中に残ってはいますが、頭の中だけの世界です。

実際は、今しかありません。

今この瞬間だけが、本当の現実です。

それ以外のことは、過去も未来も妄想です。

過去に向かって「もっとこうすればよかった」「あのときは、もっと楽しかった」と後悔する。

過去を振り返っているのではありません。

二度と戻ってくることのない過去を、妄想をたくさん膨らませて、振り返っているのです。

実際の現実はどうなのかというと、過去が戻ってくることはありません。

時間という流れに逆らうことはできず、現実は「今」しかありません。

自分がいけないのです。

勝手に妄想を膨らませ、必要もない心配や不安を感じすぎ、悩みすぎています。

自分で自分を、トラブルに追い込んでいるのです。

心の汚れを取り除く方法(5)
  • 過去や未来の妄想を膨らませるのは、やめる。
悪口を言うと、自分のイメージを下げてしまう。

心の汚れを取り除く30の方法

  1. 心はもともと明るく輝いている。
    明るい心は、雲を取り除くだけでいい。
  2. プラス思考になってはいけない。
  3. 本当のプラス思考とは、そうとしか思えない現実に気づくこと。
  4. つらい出来事も感謝に気づけば、プラスとしか考えられなくなる。
  5. 人間は現実に悩むのではない。
    妄想によって悩むのだ。
  6. 悪口を言うと、自分のイメージを下げてしまう。
  7. どうしても言いたい悪口は、ノートに書いてしまえばいい。
  8. 心のフィルムをきれいにしないかぎり、映し出される現実は汚れたままになる。
  9. 見ている現実の汚れは、あなたの心の汚れが原因。
  10. 今に感謝した瞬間、過去の印象は、黒から白になる。
  11. 見栄を張るから、自分らしく生きられなくなる。
  12. 今、つらいですか。
    それなら、今は幸せということです。
  13. 人間がこの世において1から作り出したものなど、1つも存在しない。
  14. 自分は小さくて弱い存在だと気づく。
    だから強くなれる。
  15. 本当の謙虚とは、自分の素晴らしさを認めること。
  16. 親からの愛情は、子どもがもつ愛情の土台になる。
  17. 大きな支えほど、支えられていることに気づきにくい。
  18. 勝ち負けより、楽しさを意識するほうがいい。
  19. 読書をした後は、行動をしないといけなかった。
  20. 行動を変えることで、心を変える。
  21. 心の汚れを取りたければ、言葉の汚れを取ること。
  22. 病気、事故、喧嘩は、自然に反している警告。
  23. 不安と恐怖は、過去の暗い記憶によって作り出されている妄想。
  24. わからないときには、シミュレーションをすればいい。
  25. 親と離れたほうが、親のことがよくわかる。
  26. 正直にならないと、生活も心も汚れてしまう。
  27. 気の進まないことをすれば、それだけで心は重くなる。
  28. 他人に気を使うのではなく、親切になればいい。
  29. 反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。
  30. 自分の勉強こそ、最大の勉強だ。

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