あなたにとって憧れの人は誰ですか。
憧れの人を設定するとき「身の丈」を基準に設定する人がいます。
一流の人を設定すると「自分の身の丈に合っていないのではないか」という不安があります。
「あなたがその人になれるわけがない」と批判されることもあるでしょう。
憧れの人物にレベルの高い人を設定すると「絶対無理」と批判されそうで抵抗があるもの。
また自分を大きく見せていると誤解されそうで、少し恥ずかしい気持ちもあるでしょう。
そのため「身の丈に合った人」を憧れの人に設定することがよくあります。
もちろん身の丈に合った人を憧れの人に設定するのもいいですが、ここでよくある落とし穴があります。
それは、成長の可能性を制限してしまうことです。
一般的に憧れの人を超えることはありません。
憧れの人は目標です。
憧れの人に中途半端な人を設定すると、目標が低くなるため、伸びしろが小さくなります。
憧れの人が二流であれば、あなたの成長も二流で止まってしまいます。
憧れの人が三流であれば、あなたの成長も三流で止まってしまいます。
悲しいかな、これが現実です。
憧れは、自分にとってのお手本ですが、その人を超えることはありません。
つまり、憧れの人が、あなたの成長の限界になるのです。
控えめになる必要はありません。
憧れの人は、堂々と「一流の人」を設定しましょう。
「雲の上の存在」と呼ばれるような一流を設定しましょう。
現時点で、手の届かない人物であってもいいのです。
あくまで憧れの人なのですから、誰を設定しようと自由です。
憧れの人は、できるだけ高く設定しておくほうがいい。
一流であればあるほどいい。
憧れの人を一流に設定すると、伸びしろが大きくなるからです。
憧れに一流の人を設定すると、高い目標を掲げることになります。
「もっと努力しよう!」
「まだまだ頑張ろう!」
「前例があるのだから、自分にも可能性があるはずだ!」
一流の人を憧れに設定すると、簡単には追いつけません。
追いつくためには、多大な努力が必要になるため、全力を出そうと思います。
少しくらい実力がついても「自分はまだまだだ」と謙虚になれます。
一流の人が前例になるので「何か方法があるはずだ」と思えます。
底力が湧いてきて、すさまじい集中力を発揮できます。
また、憧れの人が一流であればあるほど、モチベーションも強くなります。
「素晴らしい!」「あんなふうになりたい!」という気持ちが強いと、根気や諦めない力にもつながります。
こうした要因が同時に働き、結果として伸びしろが大きくなるのです。