恋愛力とは、恋に敏感になり、上手に恋愛ができるための感性という意味です。
大きな愛を受け取るためのコツと言ってもいいでしょう。
そんな恋愛力を高めるためにまず大切なことは、たくさんの人と付き合うことではありません。
「好きな人と付き合いたいです。どうすればいいですか」
最近、こんなお手紙を、よくいただくようになりました。
答えるのが難しそうな質問に聞こえますが、簡単なことです。
恋愛力の正体とは、何かご存じですか。
心、気持ち、体。
いろいろな答えが返ってきそうですね。
これまでの恋愛経験から、気づいたことがあります。
正直さは、恋愛では大切なことであるということです。
たとえばデートの最中、もし相手に正直さがなくて嘘ばかり言う人なら、何が本当で冗談なのかよくわからなくなります。
うまくいかなくなってからが、本当の恋愛の始まりです。
うまくいかないときとは、もちろん「揉めること」が起こったときです。
ささいなすれ違いがトラブルを引き起こしたり、思うようにデートする時間がなく、相手と疎遠になってしまったりとさまざまです。
「どうやってお付き合いをすればいいのかわからない」
こんな悩みを持ったことがありませんか。
私もまだ付き合った経験のないころは「恋とは何なのか。お付き合いってどうすればいいのか」なんて、何もわかりませんでした。
愛のある恋愛に「必死さ」は不要です。
ときどき必死になって恋をして、恋をしなければ落ち着かずにいられない人がいます。
恋はしたい人だけがすればいいし、したくない人は無理やりする必要はありません。
計画的に恋愛をする人は、効率的に無駄を排除しています。
「必要のないことはしない。必要のない言葉は言わない。大切なときに大切なことをするだけ」になってしまっています。
しかし、計画的な恋愛は見た目はうまくいっているように思えますが、これはいちばんつまらない恋愛の形です。
恋愛において未成熟な部分があるということは、それだけ上手な恋愛ができるという可能性の大きさも秘めているということです。
「未成熟の部分=可能性の大きさ」です。
たとえば「私は恋愛がなかなかうまくできない。自分は恋愛が下手だ」という未成熟な部分を持った人がいるとします。
「恋がしたい!」と言っている人に限って、なかなか恋ができない人を見たことがありませんか。
一生懸命普段から恋を求めてそれなりに行動しているのに、良い出会いがない人です。
「恋がしたい」と叫ぶ人は、必死の様子があるため、恋が遠ざかります。
「今、好きな人が特にいるわけではない。でも、恋愛はしたい」と言う人がいます。
こんなときは、無理やり出会いに行く必要はありません。
無理やり出会いに行っても、勢いだけが目立ち、いい出会いができなくなります。
デートを1回だけで終わらせないコツは、デートの最中に次のデートの話をしておくことです。
私はいつもデートの最中に、次のデートの話をするようにしています。
たとえば、今から一緒にミュージカルに行こうとするときに、途中ですてきなレストランを見つけたとします。
恋愛の最中、多いのが悩み時間です。
「告白しようかな、どうしようかな」
「電話してみようかな、どうしようかな」
素晴らしく外見が整った人を目の前にしたとき、衝撃が走ると同時に、自分の気が小さくなった経験はありませんか。
心の中では「いいな。付き合いたいな。でもどうせ自分なんかとは付き合ってくれないだろうな」と弱気になってしまいがちです。
しかし、自分では手の届きそうにない人にこそ、思いきって挑戦してみるのです。
何もないところでは、面白いことも楽しいこともありません。
しかし、そんなときなんとかして面白く、楽しくさせていくことが、恋愛力のある人の実力を発揮する瞬間です。
何もないところから、面白さや楽しさを「見い出していく」という意味です。
自分の話ばかりだけではなく、たまには相手の興味に合わせ話をしていくことも大切なことです。
しかし、意外なことに、これがなかなかうまくできないカップルが多いのです。
自分のことをもっと好きになってもらおうとすると、うっかり自分の話ばかりしてしまいがちです。
2人きりでいるときこそ、プライベートな話で心を開くことが大切です。
プライベートはたくさんの人の前では話しにくいし、心の許せない人の前でも話しにくいです。
しかし、好きな人の前くらいは、思いきってプライベートな話をしていくようにしましょう。
相手のことが好きだと、つい相手の過去を知りたくなり、根掘り葉掘りと聞いてしまいがちになります。
もっと相手のことを知りたくて今まで付き合った人の数やどんな人だったのかなど、いろいろ聞いてしまう気持ちもわかります。
私も以前付き合っていた彼女から、過去のことについて根掘り葉掘りと聞かれてしまったことがあります。
相手の話に、細かく文句を言っている人がいます。
特に、頭のいい人が多いようです。
博識とはいえ「これは違う。あれは間違っている」という小言が多いと、話のテンポが悪くなります。
答えは無限にあり、答えは1つもありません。
十人十色というように、人の数だけタイプも存在するということは、同じように人の数だけ恋愛の形も存在するということです。
「自分にはこういう恋愛しかできない、こんなタイプの人としか合わない」
始まりがあれば、必ず終わりがあります。
それはまた恋愛でも同じことが言えます。
初めての出会いのときから別れのときまで、時期の長さに関係なく失うことより得ることのほうが多いことに気づきます。
たくさんの失敗が、しっかりした大人へと叩き上げます。
恋愛における失敗で学んだことは、恋に限らず、すべての人間関係において共通する大切な知恵です。
たとえば「自分のことばかり考えず、相手のことも考えて行動する」という言葉は、よく耳にする言葉ですよね。
好きな人との会話の中に上手にささやきを入れると、いつもより親しくなった気がします。
ささやきには「秘密」とか「ここだけの話」というニュアンスが含まれているため、親しくなった気がしてくるのです。
好きな人へのアタックのときに話の中にささやきを上手に入れると、会話にリズムがついて仲良くなりやすくなります。
恋愛力のある人は、人一倍、お金の使い方が上手です。
お金を使うのが上手だから、モテるし、好きな人ともうまくいきます。
たとえば恋人の誕生日のために何かプレゼントを買おうとするとき、普通はそのプレゼントそのものにお金をかけます。
東京には「デートスポット」と言われる代表的な場所があります。
お台場、六本木ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイスなどです。
美しい景色を楽しみやすく、ロマンチックな雰囲気を演出しやすい場所です。
デートの最中、私にとって欠かせないコースは「脱線」です。
計画していたのとは違った方向へデートが流れていくことで、思ったよりデートを楽しめます。
気になるレストランを発見したり、きれいな場所で長居したり、居酒屋で話が盛り上がりもう一軒はしごしたりと、さまざまです。
恋愛力のある人は、愛されるのを待つ人のことではありません。
自ら進んで愛しにいく人のことです。
自分から進んで愛しにいくから、恋愛力のある人と言われるのです。
恋愛では結果がどうであろうと、全力を出し切ることが大切です。
自分のできる範囲で、好きな人のためにたくさん愛していくことです。
ここで気をつけておきたいことがあります。
冬を迎えると、いつもより恋愛に対して敏感になったことはありませんか。
春や夏には1人でも十分やっていけたのに、冬になると彼氏や彼女のいない状態が、無性につらくなります。
体が寒くなった分、心が愛の温かみに対して敏感になったからです。
人間関係は、ゆっくりじわじわ仲良くなっていくものです。
突然仲良くなることもありますが、たいていの場合会う回数を重ね、コミュニケーションを重ねて、ゆっくり仲良くなります。
これは、恋愛でも同じです。
恋愛力とは、恋に敏感になり、上手に恋愛ができるための感性という意味です。
大きな愛を受け取るためのコツと言ってもいいでしょう。
そんな恋愛力を高めるためにまず大切なことは、たくさんの人と付き合うことではありません。
1人の人と深く付き合うことです。
これこそが恋愛力を高めるために、まず必要なことです。
恋愛力を高めるためには普通たくさんの人と付き合えば付き合うほど、高くなっていくような気がします。
しかし、実際にそうすればわかりますが、浅く広くになってしまうだけです。
恋愛に対する基本的なことは学べても、もっと深いところまでは行き着くことができないのです。
深いところまで行き着くためには、数は少なくてもいいため、1人の人ととことん付き合っていくことです。
1人の人と、楽しみ悲しみトラブルなど精いっぱい経験することで、恋愛力は確実にアップします。
私の場合、恋愛系の本をたくさん書いているためか、たくさんの人と付き合っていると思われがちです。
しかし、私は今までにほんの数人としか付き合ったことがありません。
ただ、その数人の人とは自分でも自信を持っていえるくらい深いお付き合いができていたと自負できます。
いちばん深く付き合った人は、婚約までしていたこともありました。
それでも破局ということもあり、恋愛については少ない人数ながらもたくさんの経験と傷が、私を叩き上げてくれました。
むしろ、もし私がたくさんの人と付き合っていたなら、軽い人間になっていたでしょう。
少しでも嫌なことや気に入らないことがあれば、すぐ「バイバイ」という関係です。
それでは広いお付き合いでも浅いだけで、本当の恋愛の楽しみは味わえません。
別れそうなときにどうやって相手を引き止め、もう一度自分に振り向かせるか。
付き合う期間が長くなるにつれマンネリ化してしまったとき、どうすればいいのか。
こうした恋の魅力は、ある程度の深いところまで行き着き、初めて経験できることなのです。
恋愛力を高めるためには「量」ではなく「質」です。
付き合った人の数より、関係の深さが大切なのです。
「好きな人と付き合いたいです。どうすればいいですか」
最近、こんなお手紙を、よくいただくようになりました。
答えるのが難しそうな質問に聞こえますが、簡単なことです。
私はこんなとき決まって「告白すればいいですよ」と答えることにしています。
すべてのお付き合いは、お互いが好意を持っていることを確認できたときに初めて成立します。
「私は相手のことが好き。相手も私のことが好き」
そうお互いが確認し合えたときに、初めてお付き合いが成立するのです。
告白はそのためのいちばん簡単でいちばん恥ずかしく、いちばんはっきり答えの出る最良の手段です。
もちろんお互いがいつの間にか付き合っているという状態でもかまいません。
知らず知らずの間に「私は相手のことが好き。相手も私のことが好き」という、言葉にできない言葉で確認し合えています。
ただ付き合っている本人が無意識であるというだけです。
私も今までのお付き合いは、ほとんどが「告白」から始まっています。
私から告白することもあれば、相手から告白ということもありました。
どちらにしても、気持ちがはっきり伝わってきます。
だからこそ、うまくいくときは順調でうまくいきました。
「ダメ」と言われたときでさえ、それで踏ん切りがつきます。
どうしても好きでたまらない人にこそ、恥ずかしがらずに「好きです」と言うほうが、いちばん自分のためになるのです。
気持ちを伝えるか伝えないか、それだけです。
恋愛力の正体とは、何かご存じですか。
心、気持ち、体。
いろいろな答えが返ってきそうですね。
意外な答えかもしれませんが「恋愛力とは行動力」を意味します。
行動力のある人こそ恋愛力のある人だと言え、また恋愛力のある人には決まって行動力があると言えます。
あなたの周りで恋愛をしている人を当てはめてみれば、わかりやすいのではないでしょうか。
付き合っている人たちは、必ず、気持ちを伝えるために「行動」をしています。
告白をして、デートをしたり、一緒に買い物に出かけたり、記念日のプレゼントを買いに行ったりです。
具体的な行動力があるはずです。
たくさん行動できると、たくさん深い恋愛ができるということなのです。
特に「歩くのが大好き」という人は、恋愛を上手にできる素質を持っています。
デートをしたり、好きな人のためにプレゼントを買いに行ったりと、歩くものなのです。
その行動力は知らず知らずの間に、お付き合いに良い影響を与えます。
私はつい先日、彼女をバス停まで見送りに行きました。
普段、見送るところより、さらに彼女の家に近いところまで見送りに行ったのです。
思ったより彼女が喜んでくれたことが印象的でした。
しかし、こういうことは体力がないとなかなかできません。
1日の長いデートは気持ちよく締めくくりたいですが、長いデートこそ最後には体力を使い果たして、行動力も鈍っています。
最後の一踏ん張りの行動力が、思ったより相手に喜んでもらえて、私も嬉しかったことがありました。
行動力は、恋愛では大切な働きをもたらしてくれるのです。
これまでの恋愛経験から、気づいたことがあります。
正直さは、恋愛では大切なことであるということです。
たとえばデートの最中、もし相手に正直さがなくて嘘ばかり言う人なら、何が本当で冗談なのかよくわからなくなります。
お付き合いの最中だというのにあまりに正直さに欠けていると、相手に対して信用がだんだんできなくなります。
最終的には「好き」の一言でさえ、疑うようになるでしょう。
相手のことを大切にするために、強く抱きしめることより、ただ普段から嘘をつかず正直でいればいいだけです。
正直者の「好きだよ」の一言ほど、心に響く言葉はありません。
普段から正直である人だとわかっているだけに、こんな愛の一言もとてもストレートに響いてくるのです。
正直さは、大切な恋愛力の1つなのです。
うまくいかなくなってからが、本当の恋愛の始まりです。
うまくいかないときとは、もちろん「揉めること」が起こったときです。
ささいなすれ違いがトラブルを引き起こしたり、思うようにデートする時間がなく、相手と疎遠になってしまったりとさまざまです。
こうしたとき、次の2種類の人にわかれます。
恋愛力のない広く浅く付き合ってしまう人のパターンは、(1)のうまくいかなくなって、そのまま恋愛を終わらせてしまう人です。
うまくいかないときは、海に例えると底に沈んでいる状態です。
なんとか海から引き上げるようにうまく立て直すためには、反省をしたりさらなる行動が必要であったりします。
難しそうな響きに聞こえていませんか。
恋愛力のある人は(2)のうまくいかなくなってから、恋愛に燃えます。
沈んでいる状態から引き上げる努力をつらいと感じずに、ここを乗り切れば、私たちはうまくいくんだと明るい希望を持っています。
こんな人は自分から進んで反省し、もっと行動をして相手にもう一度振り向いてもらえるように努力をします。
私がまだアメリカ、ロサンゼルスに留学していたころ、将樹君という友人がいました。
将樹君には当時首ったけに惚れていた彼女がいました。
しかし、彼女は日本にいるため、なかなか会えない状態でした。
将樹君がアメリカにいて、彼女が日本にいるという超遠距離恋愛です。
私は当時、将樹君とはよく電話で話したり一緒に食事に行ったりしていましたから、彼女の話は毎日のように聞かされていました。
ある日、将樹君から、普段と違う様子で電話がかかってきました。
「彼女との関係が大変になった。相談を聞いてほしい」
困った様子だったので、もちろん快く了解しました。
わざわざ将樹君が車で私のアパートまで迎えに来てくれました。それを見た私は本当に困っているんだなと感じました。
将樹君は、彼女と会えない日々が続き、そのために破局になってしまいそうだと相談を持ち掛けてきたのです。
しかし、もっと驚いたのは、相談と言っておきながらすでに将樹君は次にどうするべきか自分でわかっていたということです。
私のところに相談にきた時点で、すでに将樹君の手には「日本行きのチケット」がありました。
今回のトラブルを乗り切るために、わざわざ学校を休み、何万円ものお金をかけて飛行機で日本に一時帰国をするというのです。
彼女の気持ちを取り戻すためだけにです。
私は「すごい」と思わず口に出してしまいました。
さすがにここまでの行動力は自分にはないなと思い、将樹君の行動力と彼女を思う「好き」の大きさが伝わってきたのでした。
日本でたった2泊のみした正樹君は、彼女とのトラブルを直接会ってなんとか乗り切りました。
私はそれ以後、将樹君の恋愛力を尊敬し、見る目が変わりました。
アメリカに留学して遠距離恋愛になると、うまくいかなくなるカップルが多い中で、ひときわ輝いて見えました。
将樹君だけはむしろその障害を、より熱くさせる恋の魅力とさえ感じていたようです。
うまくいかなくなってからが本当の恋愛の始まりだなと、私はここで学んだのでした。
「どうやってお付き合いをすればいいのかわからない」
こんな悩みを持ったことがありませんか。
私もまだ付き合った経験のないころは「恋とは何なのか。お付き合いってどうすればいいのか」なんて、何もわかりませんでした。
頭の中で「こんな感じかな。あんな感じかな」と妄想が膨らんでしまうだけで、なかなか現実の恋には結びつかないのです。
恋に対してどうすればいいのかわからないときには、考えてから行動するのではなく、行動しながら考えることが大切です。
どうやってお付き合いをすればいいのかわからないときに、事前にあれこれ悩んだところで本当のところはわかりません。
行動するのです。
行動しながらのほうが、相手から生の情報が入ってくるので、より具体的に考えることができます。
私が彼女とデートをするとき、実は、あまりデートの計画は立てていません。
まったく考えていないわけではなく「食事をしてから、六本木ヒルズに行こうかな」という大まかな程度にしか考えていません。
というより、大まかにしか考えられないのです。
思ったより食事の時間が長くなったり、途中で気になるお店を見つけたりと、思っていた計画から外れてきます。
私は、大まかなデートの計画は立てても、細かく設定することはやめて、臨機応変に対応するようにしています。
そのほうが「突然」や「偶然」があり、面白くなります。
予定は、予定どおりに行かないから予定なのです。
恋は、始まる前に考えるのではなく、恋をしながら考えていくものなのです。
愛のある恋愛に「必死さ」は不要です。
ときどき必死になって恋をして、恋をしなければ落ち着かずにいられない人がいます。
恋はしたい人だけがすればいいし、したくない人は無理やりする必要はありません。
必死になって恋をしたところで、心から楽しいものでなければ、本当の恋とは言えないのです。
恋は必死にするものではなく、楽しんでするものです。
楽しさがなければ、恋ではありません。
「恋のトラブルも、すべて楽しもう」という姿勢が大切です。
傷つくことが怖い、すれ違いで悲しい気持ちになるのが嫌、だから恋をしたくない。
そういう人は、無理をしてまで恋をする必要はないのです。
計画的に恋愛をする人は、効率的に無駄を排除しています。
「必要のないことはしない。必要のない言葉は言わない。大切なときに大切なことをするだけ」になってしまっています。
しかし、計画的な恋愛は見た目はうまくいっているように思えますが、これはいちばんつまらない恋愛の形です。
恋愛の面白い部分は、常に無駄があるということです。
たとえば、普段の雑談のときでもどれだけ中身のない話ができるのかというところに、お互いの何気ない部分が見えてきます。
プレゼント1つとっても、誕生日や記念日だけにプレゼントをするのではありません。
普段の何気ない日にもどれだけプレゼントができるのかというところが大切です。
深い恋愛とは、無駄の多い恋愛のことです。
恋愛は、無駄をすればするほど、深くなります。
無駄が多い恋愛が、豊かな感情を生み出していくのです。
恋愛において未成熟な部分があるということは、それだけ上手な恋愛ができるという可能性の大きさも秘めているということです。
「未成熟の部分=可能性の大きさ」です。
たとえば「私は恋愛がなかなかうまくできない。自分は恋愛が下手だ」という未成熟な部分を持った人がいるとします。
恋愛がうまくできないことがわかっていれば、必ず原因があるはずです。
その原因がわかり改善さえできれば、恋愛力は向上するということになります。
恋愛がさらに向上する可能性を持った人は、それだけ未成熟の部分があるということなのです。
誰でも同じことが言えますが、私にも初めての恋愛のときはわからないことだらけでした。
私が初めてお付き合いしたのは、14歳のときです。
何がわからないかと言えば、全部です。
告白やお付き合い以前に、女性というものに対して全然わからない状態です。
当時は未成熟の塊でしたから、すべてにどぎまぎしていました。
しかし、そんな未成熟な部分があったからこそ、少しずつ改善し、恋愛を上達させてきました。
未成熟な部分があるということは、それだけ恋愛が向上する可能性があるということなのです。
「恋がしたい!」と言っている人に限って、なかなか恋ができない人を見たことがありませんか。
一生懸命普段から恋を求めてそれなりに行動しているのに、良い出会いがない人です。
「恋がしたい」と叫ぶ人は、必死の様子があるため、恋が遠ざかります。
男性でも女性でも、同じです。
恋に向かって突っ走っているために、制限速度をオーバーした暴走車に見えて、怖くて近寄りがたい雰囲気になっています。
私が20歳のころ、10歳年上の女友達がいました。
30代だというのに30代に見えない人で、かわいい系の女性でした。
しかし、彼女にはある口癖がありました。
「早く結婚したい」という一言です。
彼女と会うと「すてきな人はいないかな? 早く結婚したい」と、いつも独り言を言っています。
彼女は30代には見えないかわいい人だったこともあり、それなりに男性が近づいている様子でした。
しかし、彼女と知り合いしばらくすると、不思議な現象が起こります。
近寄った男性のほうから、離れていくのです。
離れていった男性の人に理由を聞くと「がつがつしていて付き合いにくい」というのです。
たしかに彼女の目は、いつも結婚相手を探している目をしていました。
初めて会ってすぐ相手の年を聞き、何の仕事をしているのかと、警察の事情聴取のように質問攻めに遭います。
私も初めて知り合ったときは、いろいろと聞かれたことを覚えています。
彼女の場合、出会いに行こうとすればするほど、良い出会いができなくなっていました。
恋とは、車と同じで、少しでも制限速度をオーバーすれば逆効果です。
特に出会いは、出会いに行くものではなく、出会ってしまうものと考えることです。
自分からがつがつ進みすぎてしまうと、圧力となり、うまく恋ができなくなります。
たしかに恋愛力とは行動力を意味しますが、度が過ぎると逆効果になってしまうのです。
「今、好きな人が特にいるわけではない。でも、恋愛はしたい」と言う人がいます。
こんなときは、無理やり出会いに行く必要はありません。
無理やり出会いに行っても、勢いだけが目立ち、いい出会いができなくなります。
出会いとは、出会いに行くものではなく、出会ってしまうものです。
たとえば今、目の前にある仕事に一生懸命になるだけで、仕事上で良い出会いができるようになります。
今、目の前にあることに一生懸命になると、あなたは魅力的な輝きを放つようになり、周りの人たちにも伝わるのです。
それがあなたの魅力になります。
もし、仕事場では異性が少ないときには、自分が熱くなれる習い事や教室に行ってみるといかがでしょうか。
自分がやりたい習い事や教室には、ただでさえ積極的になります。
もちろん習い事や教室では、みんな、同じ目標を持った人ですから、話も趣味も合いやすくなります。
自分が積極的になれる習い事や教室へ通い、一生懸命になると習い事を通じて自分と同じ趣味の人と出会えます。
自分がやりたいことをやり、さらにいい出会いができるという、とっておきの方法です。
良い出会いがなくても、自分の好きな習い事ですから、損はありません。
まず自分磨きのために、何か始めてみましょう。
その自分磨き(仕事、習い事)を通じて、良い人と出会ってしまうのです。
出会いとは、出会いに行くものではなく、出会ってしまうものと考えることが大切なのです。
デートを1回だけで終わらせないコツは、デートの最中に次のデートの話をしておくことです。
私はいつもデートの最中に、次のデートの話をするようにしています。
たとえば、今から一緒にミュージカルに行こうとするときに、途中ですてきなレストランを見つけたとします。
しかし、ミュージカル公演の時間も迫り、レストランに入る時間もない。
そんなときは「あのレストラン、気になるね。次のデートのときには、あそこに行こうよ」と言います。
そうすることで、次のデートにつなげることができるのです。
これは一種の予約です。
レストランの予約ではなく、次のデートを約束する予約なのです。
デートの最中には、もちろん今の話をするのもいいでしょう。
しかし、さらに次へとつなげるために、次のデートのことも話に出しておけば期待が膨らみます。
それもこれは恋人同士だけではなく、友人同士にも使えます。
一緒に食事をしたり遊びに行ったりするときに、次に会うときの話をすればいいだけです。
そうすることで恋人や友人とのコミュニケーションの量が必然的に上がり、仲もよくなるのです。
恋愛の最中、多いのが悩み時間です。
「告白しようかな、どうしようかな」
「電話してみようかな、どうしようかな」
「次のデートはどこに行こうかな」
このように「どうしよう、どうしよう」と迷っている時間を「迷い時間」と言います。
恋愛では、迷い時間はどんどん省いてかまいません。
悩んでいても心が痛いだけで、実際の恋愛には特に大きく影響を与えません。
それより迷う暇があれば、とりあえず実行すればいいのです。
「告白しようかな、どうしようかな」と迷っていれば、とりあえず告白です。
「電話しようかな、どうしようかな」と迷う暇があれば、すぐ電話をすればいい。
「次のデートは映画にしようかな、水族館にしようかな」と迷っていれば、両方行けばいい。
意外に答えはすぐ出るものなのです。
ただ「決断力」がないために「どうしようかな」でせっかくの時間をどんどん消費してしまっていることに気づきましょう。
悩む暇があれば、行動すればいいのです。
恋愛はどんどんスピードアップします。
私は悩む時間をできるだけ省き、デートで行きたいところや行きたいレストランがあれば、ストレートに向かうようにしています。
悩んでいる姿は彼女から見ても優柔不断に見え、時間もどんどん過ぎてしまいます。
そんな時間があるなら、私はすぐ行動へ出たいのです。
とにかく行動しなければ、始まらないのが恋愛なのです。
素晴らしく外見が整った人を目の前にしたとき、衝撃が走ると同時に、自分の気が小さくなった経験はありませんか。
心の中では「いいな。付き合いたいな。でもどうせ自分なんかとは付き合ってくれないだろうな」と弱気になってしまいがちです。
しかし、自分では手の届きそうにない人にこそ、思いきって挑戦してみるのです。
競争率の高い人を選ぶと、緊張が大きくて大変ですが、恋愛力は身につきます。
自分からあえて競争率の高い人に突き進んでいくことで、どんどん力がついてくるのです。
なんとかして相手を振り向かせるために、普段使わないような頭の片隅をかき回してフル回転させましょう。
どうすれば相手に振り向いてもらえるか、喜んでもらえるか、実際の恋愛に当てはめて考えると、難しくて面白いのです。
映画『メリーに首ったけ』というロマンチックコメディーがあります。
主人公テッドには、メリーという女性に恋をして、首ったけになります。
なんとか振り向いてもらおうと、あれこれと挑んでいく恋愛模様を描いています。
メリーは、絶世の美女です。
主人公だけでなく、ほかにも狙っている男性がたくさんいます。
なんとかメリーに振り向いてもらおうとする主人公の気持ちは、私も1人の男として同感しました。
好きな人の前で緊張してしまい、いつもの自分が出せなくなって、好きな人の前に限って失敗をしてしまう経験はありませんか。
学生のころ、クラスに1人はいたマドンナへの憧れの感情を、面白おかしく表現し、懐かしい気分にさせてくれる作品です。
のちにテッドは多くの恋愛の壁を乗り越え、メリーに近づいていきます。
あえて自分には手の届かない美女だけに、テッドは恋愛力を高めるのです。
何もないところでは、面白いことも楽しいこともありません。
しかし、そんなときなんとかして面白く、楽しくさせていくことが、恋愛力のある人の実力を発揮する瞬間です。
何もないところから、面白さや楽しさを「見い出していく」という意味です。
たとえば、2人で道を歩くとき、話もしないし顔も見なければ、何も起きません。
何もしなければ何も起こらないため、関係も前に進むことはありません。
しかし、恋愛力のある人は、何もなくても相手の興味に合わせ上手に話をします。
2人きりでいることを逆手にプライベートな話をして心の距離を近づけようと演出します。
行動こそ、恋愛を前に進める唯一の方法と知っているのです。
自分の話ばかりだけではなく、たまには相手の興味に合わせ話をしていくことも大切なことです。
しかし、意外なことに、これがなかなかうまくできないカップルが多いのです。
自分のことをもっと好きになってもらおうとすると、うっかり自分の話ばかりしてしまいがちです。
「もっと話をして、もっと自分のことを知ってもらわないと、もっと好きになってもらえない」
そう思って、つい自分の話ばかりしてしまった苦い経験が私にもあります。
好意を抱いている女性を食事に誘ったとき、自分のことを知ってもらおうとして、自分ばかり話をしてしまった経験があります。
相手は私より年上だったので、話に合わせて最後まで聞いてくれました。
しかし、あとから部屋に戻って冷静に考えてみるととても恥ずかしいことをしてしまったことに気づきました。
レストランであまりにずっと自分の話ばかりしていたため、好きになってもらうどころか、嫌われていた可能性さえあります。
自分の情けなさに部屋で落ち込み「今度会ったときは、彼女にたくさん話してもらって、自分は聞き手に回ろう」と反省しました。
自分だけの話では、相手は一時的に話を聞いてくれても、次第に聞くのが疲れてくるものです。
一般的に、話はするより聞くほうが、圧倒的に疲れます。
特に自分にとって興味のない話を延々とされてしまっては、面白いどころかお説教っぽくさえ聞こえてきます。
たまには自分の話はストップさせて、相手の興味に合わせて話をしてみましょう。
日頃から相手と接していれば、何に興味があるのかくらいは見当がつきます。
あえて相手の興味に焦点を合わせて話をすれば、相手から上手に話を盛り上げてくれます。
目には見えない「興味」を見つけて話を合わせることも、恋愛力の1つなのです。
2人きりでいるときこそ、プライベートな話で心を開くことが大切です。
プライベートはたくさんの人の前では話しにくいし、心の許せない人の前でも話しにくいです。
しかし、好きな人の前くらいは、思いきってプライベートな話をしていくようにしましょう。
プライベートな話は、2人の心の距離を近づけるために存在する神様からのプレゼントです。
思ったようにいかない2人を、思ったより引き寄せるすてきな効果があります。
私もただの友人だった人が、だんだんプライベートな話をしてきてくれるようになり、さらに仲が深まった経験があります。
プライベートな話をされると、自分は特別扱いをされているんだと感じ、こちらも相手に心を開きたくなります。
プライベートな話は、何でもかまいません。
家族構成や過去にあった話、忘れられない話など、普通にはなかなか話せないことならなおさら効果があります。
誰でも使えるこんな良い手を使わないのはもったいない。
好きな人を口説くことは、心を開いて自分のプライベートを話していくことなのです。
相手のことが好きだと、つい相手の過去を知りたくなり、根掘り葉掘りと聞いてしまいがちになります。
もっと相手のことを知りたくて今まで付き合った人の数やどんな人だったのかなど、いろいろ聞いてしまう気持ちもわかります。
私も以前付き合っていた彼女から、過去のことについて根掘り葉掘りと聞かれてしまったことがあります。
最初は自分に興味を持ってくれているのかと嬉しく感じたのですが、あまりに度が過ぎると警察の尋問のように聞こえました。
しかし、私としては今までのことはもう終わったことですから、これからのことを考えていきたいと思うのです。
過去は振り返って学ぶことはあっても、もう一度戻ってくることはありません。
過去のことにしがみついているより、まさに今この瞬間を最高の時間にしたいのです。
私はたとえ大好きな人でも、相手の過去にこだわることは、しないことにしています。
もちろんちょっとした昔話に花を咲かせるくらいならいいでしょう。
しかし、なかば警察の尋問のように細かい事情を無理やり聞き出すということは、相手に不快感を与えてしまうのです。
相手から進んで話をするのはいいのですが、無理やり聞き出したのでは警察官になります。
相手の過去を聞き出すくらいなら、これからの2人の未来について話し合ったほうが、よほど現実的なのです。
相手の話に、細かく文句を言っている人がいます。
特に、頭のいい人が多いようです。
博識とはいえ「これは違う。あれは間違っている」という小言が多いと、話のテンポが悪くなります。
こんな人のことを「否定的なことばかり言う人」と呼びます。
人間関係では、なかなか仲のいい友人ができにくいタイプの人です。
それもそのはずで、相手の話に細かく否定的なことばかり言っているのでは、たとえ主張が正しいことでも、いずれ嫌われます。
大切なことは「否定」より「肯定」です。
私はいつも相手が話すことには、できるかぎりまるごと受け止め肯定するようにしています。
正しいか間違っているとかが問題なのではなく、相手がそう感じていることなら、それで正しいのです。
そこで間違っていると気づいても「そうなんだね」と肯定し受け止めることが大切です。
算数の問題には答えが1つしかありませんが、恋愛の問題には答えが無限に存在します。
人の数だけ、恋愛の形も存在しますから「これが絶対正しい」とは、言えるわけがないのです。
むしろそれぞれの話を広い心と深い理解力を持って「そうなんだね」と受け止めることが重要なのです。
恋愛力とは、包容力です。
恋愛における包容力は、相手の体を受け止める意味だけでなく、心まで受け止める意味です。
心の器の大きい人には、それだけ強さを感じるのです。
答えは無限にあり、答えは1つもありません。
十人十色というように、人の数だけタイプも存在するということは、同じように人の数だけ恋愛の形も存在するということです。
「自分にはこういう恋愛しかできない、こんなタイプの人としか合わない」
ときどきこのように決め付けている人を見て、残念に思うことがあります。
しかし、実際は、自分にはもっと秘められた可能性があるのに、経験をしていないために知らないだけです。
私はたくさん経験をしてきて、どれ1つとしてまったく同じ経験はありません。
そのときそのときで感じ方も違えば、考え方も変わってきます。
答えは常に変動し、無限にあるという心の広さを持つことです。
そうすると、いろいろな人を受け入れられるようになります。
ささいな恋のトラブルやすれ違いがあっても、寛大な目で見られるようになります。
恋愛力とは、決まりきった1つの答えにしがみつくことではなく、すべての答えをまるごと受け入れてしまう心の広さです。
始まりがあれば、必ず終わりがあります。
それはまた恋愛でも同じことが言えます。
初めての出会いのときから別れのときまで、時期の長さに関係なく失うことより得ることのほうが多いことに気づきます。
恋愛には、すべてのエッセンスが含まれているからです。
相手を振り向かせるために頭を悩ませ、もっと好きになってもらうために工夫もします。
楽しいデートのときもあれば、つらいけんかもします。
一言で恋愛とはいえ、人生におけるすべての大切なエッセンスなのです。
深い恋愛をしている人を見て、大人びて見えたことはありませんか。
恋愛をすると、一度にたくさんのことを一気に学び取ることができるため、ぐっと大人へと引き上げてくれる効果があります。
人間は、恋愛をすることで、大人へと成長していくのです。
たくさんの失敗が、しっかりした大人へと叩き上げます。
恋愛における失敗で学んだことは、恋に限らず、すべての人間関係において共通する大切な知恵です。
たとえば「自分のことばかり考えず、相手のことも考えて行動する」という言葉は、よく耳にする言葉ですよね。
人間関係で、大切なことだとわかっていても、なかなか実行できません。
つい、自分本位で考えがちになってしまうものです。
しかし、恋愛中は、好きな人のために一生懸命になってしまいます。
ですから、いつの間にか「自分のことばかり考えず、相手のことも考えて行動する」を実行したくなります。
すると、日常の人間関係より恋愛関係のほうが、深く感じることができるのです。
恋愛をする前よりした後のほうが、人間関係の技能がアップしています。
恥ずかしい話ですが、以前の私は「ありがとう」と言わない人間でした。
「ありがとう」が大切な言葉であることは知っていたのですが、なかなかそれがうまく実行できませんでした。
単に恥ずかしいとか面倒と感じていたからです。
しかし、恋愛を経験するようになって、嬉しい気持ちにしてもらったとき、お礼として「ありがとう」と言いたくなってきました。
「ありがとう」と言い始めると、やはり以前より恋愛がうまく進むようになります。
「これは人間関係でいちばん大切な言葉だな」と感じました。
それからというもの、私は「ありがとう」と言うのが癖になりました。
恋愛のように好きな人の前だと、たくさんのことを考える分、たくさん感じることができ、たくさん学べるのです。
恋愛をすることで、人間関係をいつもより深く学べるのです。
好きな人との会話の中に上手にささやきを入れると、いつもより親しくなった気がします。
ささやきには「秘密」とか「ここだけの話」というニュアンスが含まれているため、親しくなった気がしてくるのです。
好きな人へのアタックのときに話の中にささやきを上手に入れると、会話にリズムがついて仲良くなりやすくなります。
恋愛力のある人は、この「ささやき」の効果を知っています。
ささやきを入れることで、親しくなったような気にさせ、本当に親しくなります。
雰囲気のあるバーでは、ささやきのある会話ばかりが繰り広げられています。
というより、ささやきやすい場所だから、雰囲気のあるバーなのです。
薄暗い雰囲気の中でささやき合って話していると、お互いが「特別な関係」を意識し合えるようになるのです。
恋愛力のある人は、人一倍、お金の使い方が上手です。
お金を使うのが上手だから、モテるし、好きな人ともうまくいきます。
たとえば恋人の誕生日のために何かプレゼントを買おうとするとき、普通はそのプレゼントそのものにお金をかけます。
しかし、恋愛力のある人は、物に対してはお金をかけません。
気持ちにお金をかけるのです。
好きな人への誕生日を祝う気持ちを表現するために、お金をかけています。
プレゼントそのものが大切なのではなく、気持ちを表現することのほうが大切です。
「これだけいい物を買ったのだから喜ぶだろう」と思うのではありません。
「気持ちを表現するためにぴったりのプレゼントを買って、そのプレゼントを通じて気持ちを表現する」と考えるのです。
プレゼントだけではありません。
デートにおけるすべてに言えることです。
プレゼントや食事、映画館や水族館、遊園地など何をするにもお金が必要です。
しかし、気持ちに対してお金を払うと考えていれば、気持ちよくお金を払えるようになります。
デートにお金をかけるのではなく、気持ちにお金をかける人が、恋愛上手な人なのです。
東京には「デートスポット」と言われる代表的な場所があります。
お台場、六本木ヒルズ、恵比寿ガーデンプレイスなどです。
美しい景色を楽しみやすく、ロマンチックな雰囲気を演出しやすい場所です。
そんなデートスポットには、いつもカップルたちが大勢います。
しかし、不思議なことによく見てみると、どのカップルも写真を撮ることばかりに夢中になっています。
目の前にはすてきな景色が広がっているというのに、夢中になっているのは景色ではなく、写真なのです。
これではきれいな景色を見に来たのか、写真を撮りに来たのかわかりません。
デートで写真を残すことばかり考えていると「今この瞬間」を楽しめなくなります。
写真を残すくらいなら、思い出を残すことです。
思い出は写真とは違い、撮る手間がありません。
好きな人と一緒に感動をしていることそのものがすてきな心の写真となり、思い出として残るのです。
私の場合、デートに限らず普段のときから、めったに写真は撮りません。
私そのものが最高のカメラとなり、経験としてまるごと残すことができるのが思い出の良いところです。
また思い出は、必要なときに自然にふわりと出てきてくれます。
友人と昔話をしたとき、一瞬で頭に浮かびます。
これが写真なら、わざわざアルバムを出して探さなければなりません。
それも残せば残すほど、場所を取ってしまい整理が大変になります。
しかし、思い出なら、整理をする必要も、消えることもなく、時間もお金もかからないのです。
これが、思い出という心の写真の良いところです。
写真は必要と限りませんが、すてきな思い出は必要です。
夢中になるべき瞬間は、写真を撮ることではなく「今この瞬間」です。
写真を撮る暇があれば、恋人と「今この瞬間」を精いっぱい楽しみ、思い出として残すほうがいいのです。
デートの最中、私にとって欠かせないコースは「脱線」です。
計画していたのとは違った方向へデートが流れていくことで、思ったよりデートを楽しめます。
気になるレストランを発見したり、きれいな場所で長居したり、居酒屋で話が盛り上がりもう一軒はしごしたりと、さまざまです。
どんな脱線であろうと、予定していたことより楽しいことですから、進んで脱線をしてしまうのです。
電車が脱線しては困りますが、デートでは脱線したほうが、いい思い出ができます。
むしろ脱線することが、デートの本当の楽しさです。
私はいつもデートのとき、必要以上に計画を立てません。
そのときそのときの私と彼女の雰囲気や気分に応じて、行く場所を決めたり、入るレストランを決めたりします。
そのほうが、より気持ちの流れに沿った気持ちの良いデートができるのです。
恋愛力のある人は、愛されるのを待つ人のことではありません。
自ら進んで愛しにいく人のことです。
自分から進んで愛しにいくから、恋愛力のある人と言われるのです。
誰かの心の中を愛で満たすことに喜びを感じることを知っていますから、愛のある人と言えます。
人間には誰かに愛されたいと言う欲求があります。
だからとはいえいつまでもじっと待っているだけでは、受け身の恋愛になります。
待つくらいなら、進んで自分の愛を分け与えにいくことです。
愛を分け与えるといっても複雑なことではありません。
優しくされるより、優しくする。
お手伝いされるより、お手伝いをする。
助けられるより、助ける。
プレゼントを贈られるより、贈る。
これらは目に見える形は別々でも、どれもすべて愛の一種です。
人間は愛を受け取ると嬉しくなり、今度は自分が愛を与えたいと思うようになります。
愛を受け取るためには、まず自分から進んで愛しにいくほうがいいのです。
自ら進んで愛しにいく人が、愛を受け取る人になるのです。
恋愛では結果がどうであろうと、全力を出し切ることが大切です。
自分のできる範囲で、好きな人のためにたくさん愛していくことです。
ここで気をつけておきたいことがあります。
「全力を出し切ること」を「尽くすこと」だと意味を履き違えないでほしいということです。
それぞれ意味は似ているようですが、実際は別です。
「つくす」とは漢字で書けば「尽くす」と書きます。
「力尽きる」「生き尽きる」のときに使う「尽きる」と同じようなニュアンスで、すべてを捧げるような意味を持ちます。
たしかに全力を出し切るのは大切ですが、自分のすべてを捧げてまで恋愛に溺れてしまうのではいけません。
溺れるのは水だけでなく、恋愛にも溺れないように気をつけましょう。
全力という意味を持ちながら、溺れないようにするのです。
ちょうど水泳のときと同じです。
水泳では、目標に向かって計画的に泳いでいるとき、溺れることはありません。
しかし、自分の体力を考えず、ひたすら泳ぎ続けていると、いずれ体力がなくなって溺れます。
恋愛でも、一定の目標に向かって突き進むのは良いのです。
自分の体力や時間や日常を気にせずに好きな人に走っていると、それ以外がダメになります。
この微妙な力加減や気配りをできる人が、恋愛力のある人なのです。
冬を迎えると、いつもより恋愛に対して敏感になったことはありませんか。
春や夏には1人でも十分やっていけたのに、冬になると彼氏や彼女のいない状態が、無性につらくなります。
体が寒くなった分、心が愛の温かみに対して敏感になったからです。
そのためクリスマスが近づくにつれ、だんだん街なかにカップルが増えてくるようになります。
ある統計によると、いちばんカップルが多くなる季節は、冬がダントツのトップになるとのことです。
冬の寒さは、日頃は見過ごしがちな愛に気づかせてくれる、大切な季節でもあるのです。
人間関係は、ゆっくりじわじわ仲良くなっていくものです。
突然仲良くなることもありますが、たいていの場合会う回数を重ね、コミュニケーションを重ねて、ゆっくり仲良くなります。
これは、恋愛でも同じです。
付き合い始めて、1週間目の状態と3カ月目の状態、1年目の状態では、同じ付き合っている状態でも仲の深さが全然違うのです。
ゆっくり、いつの間にか、深い関係になっています。
このゆっくりした関係の向上はゆっくりであるゆえに見逃してしまいがちですが、これも幸せの形です。
漢方薬の効果もゆっくりじわじわです。
「本当に効いているのかな」と思いながらも、1週間2週間と続けていくうちに、ゆっくり効果が現れてきます。
恋愛も「前回のデートと同じだ。関係が以前と変わらない気がする。これでいいのかな」と思えても、根気よく待ってみましょう。
ゆっくりですが、関係が向上します。
後になり、ふと「いつの間にか」良い関係になっていることに気づくのです。