かっこ悪くても、モテることはあります。
外見に恵まれなくても、優しかったり話が面白かったりすると「人間味があるな」と思い、心を引かれます。
外見や話術が輝いているのは、ポイントアップになりますが、必須ではありません。
あなたは、自分のにおいを、知っていますか。
自分では、自分のにおいがわかりません。
鼻は、においに慣れやすい性質があります。
人間なら、汗、垢、皮脂は、あって当然です。
汗は、体温調整のために出てくる水分です。
垢は、肌の新陳代謝のために剥がれる古い角質です。
体臭がにおう人には、一般的にあまりよくない印象があります。
「清潔感がない」「がさつ」「野蛮」など、清潔感の欠如している印象があります。
では、体臭の強い人は、人種的に劣っているのかというと、そうではありません。
男性と女性とで、体臭のなりやすさには違いがあります。
一般的に、女性より男性のほうが、体臭になりやすい傾向があります。
その原因は、男性ホルモンです。
くさい体臭は、誰にとっても嫌なものです。
デオドラントには、微香タイプのものがあります。
嫌なにおいを消しつつ、いいにおいを身につけられるなら、一石二鳥ですね。
体を洗うのは、体臭予防の基本です。
毎日お風呂に入り、余分な汗、垢、皮脂などを落とすことが大切です。
汚れを落とした直後は、すっきりした清潔感が漂うでしょう。
体臭予防として、朝にシャワーを浴びるのは、いい方法です。
睡眠中にかいた汗や皮脂を、朝にしっかり落とせば、清潔になって体臭が抑えられます。
しかし、1つ間違うと、かえって体臭をひどくさせることがあります。
下着の汚れは、洗濯すれば、きれいに落ちます。
と言いたいところですが、実際は違います。
「ある程度、きれいに落ちます」というほうが、正確です。
汗を拭くとき、落とし穴があります。
乾いたハンカチやタオルなどで拭くと、余計ににおいが強くなることです。
「汗を拭けば、においも取れるだろう」と思いますが、ここです。
便秘とは、排便の回数や量が減ってしまう状態です。
便が腸にたまるわけですから、おならもくさくなります。
便秘の悪影響は、便が出なければ、代わりに全身からも、嫌なにおいが出てくるのです。
体臭の原因の1つとして、腸内環境の悪化があります。
腸内には、およそ1000種類の常在菌がいます。
ブドウ菌・ウェルシュ菌などの悪玉菌。
人が生きていくのに欠かせない栄養素があります。
5大栄養素です。
「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」です。
腸内には、およそ1000種類、およそ100兆個もの常在菌が生息しています。
大きく分けると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類です。
重さにすると、1.5キロもあるといわれています。
皮脂も、体臭の原因の1つです。
汗そのものにはほとんどにおいはありませんが、皮脂にはにおいがあります。
体の中で最も皮脂の分泌量が多いのは、頭皮です。
「汗臭い!」
「おやじくさい!」
「変なにおいがする!」
体臭に関して、女性には男性にはない「変わった特徴」があります。
女性の体臭は、月経が起こる1カ月単位で、変化することです。
特にこれという生活の変化がなくても、月経の周期によって、体臭がわずかに変化します。
「生理中は、においが気になる」
生理中のにおいは「鉄のさびたようなにおい」「腐った魚」「生ごみ」などと、例えられます。
どれも、あまり良い例えではありませんね。
私は、社会人になった一時期、シャワーばかりの生活を送っていた時期がありました。
覚えることがたくさんあり、忙しい業務でした。
しかも、へまばかりだったので、毎日残業が当たり前でした。
体臭がひどい人に「くさいです」とストレートに言うのは難しいものです。
正直ですが、ストレートすぎます。
仲がいい親友なら簡単に言えるのではないかと思いますが、実際は逆です。
考え方は、体臭にも影響します。
汗をかくのは、暑いときだけではありません。
ストレスを感じたときにもかきます。
ダイエット中に「体臭がひどいよ」といわれ、ショックを受けたことはありませんか。
体臭の原因は、清潔感の欠如だけではありません。
急なダイエットも、体臭の原因になることをご存じですか。
においやすい食事の代表格といえば、ニンニクです。
歯を磨いたり、シャワーを浴びたりすれば、においが取れるだろうと思いますが、なかなか取れません。
少し複雑なメカニズムがあります。
「おや。どこからにおっているんだろう」
体をきれいに洗っているにもかかわらず、どこからともなく異臭を感じることがあります。
口でもない、足でもない、脇でもない。
体を不潔にしていると、においやすくなります。
汗、垢、皮脂が混ざると、細菌が繁殖して、異臭を放ち始めます。
これは耳も同じです。
歯磨き粉の中には、爽やかな磨き心地を強調した商品があります。
すうっとした感覚が口の中に広がるものです。
ミントの香りがするものが、代表的です。
体臭の悩みがあるとき、どの科の病院を受診すればいいのでしょうか。
なかなかぱっと思い浮かびませんよね。
実は「体臭は○○科」と、はっきり決まっているわけではありません。
体臭を、香水でごまかそうとする人がいます。
柑橘系などの爽やかな香水をたっぷりつければ、一時的に体臭はなくなります。
発想としては悪くないと思いますが、現実的ではありません。
体臭対策を、客観的に見聞きしていると「面倒だ」と思います。
こまめに、汗や皮脂を拭き取る。
こまめに、爪を切る。
人類の歴史で、体臭が社会問題として取り上げられ始めたのは、実はまだ最近です。
昔は「体臭問題」は、あまり大きく取り上げられていませんでした。
技術が未発達の時代は、不衛生な環境が当たり前でした。
かっこ悪くても、モテることはあります。
外見に恵まれなくても、優しかったり話が面白かったりすると「人間味があるな」と思い、心を引かれます。
外見や話術が輝いているのは、ポイントアップになりますが、必須ではありません。
かっこ悪い人が付き合っているケースは、たくさんあります。
しかし、くさくてモテることは、少ないです。
どんなにかっこ良かったり、優しかったり、話が面白かったりしても、体臭がひどいと、すべて台無しにします。
視覚や聴覚は、ある程度、考えてから頭に入ってきます。
変なものを見たり、変な音を聞いたりしても、まずは「なんだろう」と思い、考えてから理解します。
しかし、体臭を感じるのは、本能です。
「くさい」と感じると、ダイレクトに「この人は危険だ。近づくな」と、判断します。
体臭のひどい人の周りには、ドーナツ化現象が起こります。
身なりや話術を高めることも大切ですが、まず清潔感です。
恋愛では、清潔感が重要なのです。
あなたは、自分のにおいを、知っていますか。
自分では、自分のにおいがわかりません。
鼻は、においに慣れやすい性質があります。
人間の感覚器官の中で、鼻ほど順応しやすい器官はありません。
自分のにおいを確認しようとしても、自分では自分のにおいに慣れてしまっているため、わかりにくいのです。
たとえ他人のにおいはわかっても、自分のにおいはよくわからない。
不快なにおいでも、慣れてしまうと、においすら感じられなくなるから不思議です。
いい方法があります。
タイミングは、お風呂上りです。
お風呂から上がった直後、自分が身につけていた洋服をにおってみればいいのです。
くんくんとにおってみます。
お風呂では体をきれいに洗いますし、浴室の水蒸気に含まれる水の分子によって、においの感覚がリセットされます。
リセットされた鼻で、自分が身につけていた洋服をにおうと、体臭がよくわかります。
どんなにおいがして、どれだけ体臭が強いのかが、よくわかるのです。
特に、服の脇の部分に注目です。
脇の部分のにおいは、どのくらいですか。
脇からひどいにおいがするだけでなく、黄色く色がついているなら、わきがの可能性があります。
においがあまりに強いなら、知らずのうちに、周囲の人を驚かせているかもしれません。
簡易的ではありますが、ある程度、客観的に確かめることができるのです。
人間なら、汗、垢、皮脂は、あって当然です。
汗は、体温調整のために出てくる水分です。
垢は、肌の新陳代謝のために剥がれる古い角質です。
皮脂は、肌の保湿とバリアー機能を果たす油分です。
人が生きているかぎり、必ず発生するものです。
これらがあるからこそ、人間は、健康的に生きていけます。
しかし、体に欠かせないとはいえ、そのままにしておくのは良くありません。
汗、垢、皮脂などが混ざって、しばらく経つと、異臭が発生します。
これこそ「体臭」と呼ばれる代表格です。
体臭予防の第1は、体の余分な汚れを取り除くことです。
それが、バスタイムです。
体臭予防の最も基本は、毎日きちんとお風呂に入って、体を洗うことです。
汗を流すだけでなく、垢も皮脂もきちんと落としてこそ、本当にきれいになれます。
毎日お風呂に入って、体を清潔にしましょう。
面倒と思って、お風呂に入らない日をつくるのは、良くありません。
たとえば、冬はあまり汗をかかないので、1日くらいお風呂に入らなくてもいいだろうと思います。
たしかに寒い時期なら、汗の量も少なくなりますが、垢や皮脂は分泌されます。
垢も皮脂も、においの原因です。
汗をかいた量にかかわらず、お風呂は毎日入るものです。
毎日入ってこそ、清潔な体を保ち、体臭が予防できるのです。
体臭がにおう人には、一般的にあまりよくない印象があります。
「清潔感がない」「がさつ」「野蛮」など、清潔感の欠如している印象があります。
では、体臭の強い人は、人種的に劣っているのかというと、そうではありません。
体臭と人種の優劣は、関係ありません。
汗をかきやすい人ほど、汗臭くなりやすいですが、単に汗をかきやすい体質だけの話です。
たとえば、慎重に物事を進める考えを持つ人は、精神性発汗が多くなるでしょう。
それが、人としての優劣に直接関係することではありません。
加齢臭も、年を取れば、誰でもにおいやすくなるものです。
老化現象の1つです。
アポクリン腺から出る汗のにおいも、人種的な要因によるにおいです。
アポクリン腺は「黄色人種→白人→黒人」の順に発達しています。
本人が悪いわけではなく、単なる体質の違いです。
人の優劣を表すことでもありません。
体臭と人の優劣は、関係しないのです。
ただし、そう思われやすい社会の偏見があるのは、たしかです。
体臭は人の優劣に関係はしませんが、そう誤解しやすい社会があります。
おいしい食事をするときに、くさいにおいがすると、食欲がなくなりますね。
キスをしようとする相手からくさい息が漂ってくると、気分が悪くなって、逃げ出したくなります。
体臭が人の優劣には関係しないとはいえ、円滑な人間関係を進めるうえでは、最低限のエチケットとして考える必要があります。
男性と女性とで、体臭のなりやすさには違いがあります。
一般的に、女性より男性のほうが、体臭になりやすい傾向があります。
その原因は、男性ホルモンです。
男性ホルモンが分泌されると、汗を出す汗腺の活動が活発になります。
皮脂の分泌量も多くなります。
汗や皮脂が多くなるため、体臭にもなりやすくなるのです。
しかし、現実を見ると、男性のほうが体臭になりやすいにもかかわらず、男性のほうが体臭に鈍感である場合が多いようです。
「男が細かいことなんて気にしていられるか」
そうも言っていられません。
細かく考えすぎるのもいけませんが、せめて最低限の体臭対策くらいは必要です。
体臭対策も、エチケットの1つです。
「くさい体臭があるかないか」で言えば、やはり、ないほうがいいに決まっています。
不快なにおいで嫌われることはあっても、においがなくて嫌われることはありません。
特に年を重ねるにつれて、加齢臭の問題も加わり、においやすくなります。
体臭は、臭いに敏感な女性のほうが気にしやすいのですが、本当は男性こそ気をつけることが必要です。
エチケットとしての体臭対策は、年齢を重ねるにつれて、強く心がけるようにしましょう。
くさい体臭は、誰にとっても嫌なものです。
デオドラントには、微香タイプのものがあります。
嫌なにおいを消しつつ、いいにおいを身につけられるなら、一石二鳥ですね。
微香タイプのデオドラントを選ぶ人は、賢い人です。
しかし、好感を得るために選んだ微香タイプのデオドラントが、かえってトラブルを引き起こすこともあります。
香りの好みは、人それぞれです。
自分は「爽やか」と感じる香りでも、相手には「不快」と感じる場合もあります。
モテたいと思って選んだ香水が、相手から嫌われる原因になる場合もあるのです。
振り向かせたい気持ちはわかりますが、こだわりがなければ、デオドラントは無香タイプが無難です。
においがあって嫌われることはあっても、においがなくて嫌われることはないからです。
においがないと物足りないように思えますが、誤解です。
体臭がないのは、清潔感がある証拠です。
においがないほど、清潔感が漂います。
こだわりがなければ、基本的に香水は不要です。
体臭予防のデオドラントも、微香タイプより、無臭タイプが好ましいでしょう。
香りでアピールするより、体臭のない状態をアピールするほうが、多くの人からモテやすくなるはずです。
体を洗うのは、体臭予防の基本です。
毎日お風呂に入り、余分な汗、垢、皮脂などを落とすことが大切です。
汚れを落とした直後は、すっきりした清潔感が漂うでしょう。
しかし、です。
「毎日お風呂に入っているけど、まだにおう」
毎日お風呂に入っているにもかかわらず、まだにおいが続くなら、おかしな状況です。
それは「体を洗っている」のではなく「洗ったつもり」になっているのかもしれません。
最も忘れやすいのが、背中です。
背中は、普段、見えないところです。
手が届きにくいので、洗い方が不十分になり、垢や皮脂が残っていることがあります。
背中の洗い方が不十分であるため、垢や皮脂が残り、体臭の原因になっていることがあります。
「背中は見えないから、軽く洗ってしまおう」
「背中は、汚れやすいようにも思えない」
どきっとする心当たりはありませんか。
背中を甘く見る考えは、必ず手元にも表れます。
たしかに背中は普段隠れて見えない部分ですが、軽く洗っていい理由にはなりません。
むしろ逆です。
手が届きにくくて軽く考えてしまいやすい背中だからこそ、強く意識を向けて洗うことが大切です。
背中だけではありません。
足の裏。
足の指の間。
足の爪の垢。
脇の下。
お尻の割れ目。
耳の裏。
うなじ。
「そういえばあまり洗っていないな」という部分はありませんか。
細かい部分ほど、おろそかになってしまいがちです。
体の洗い足りない部分がないか、いま一度、再確認です。
体の隅々まで洗ってこそ、清潔感が漂うのです。
体臭予防として、朝にシャワーを浴びるのは、いい方法です。
睡眠中にかいた汗や皮脂を、朝にしっかり落とせば、清潔になって体臭が抑えられます。
しかし、1つ間違うと、かえって体臭をひどくさせることがあります。
朝の状況を思い出しましょう。
「時間がない!」
朝、ばたばたしやすい時間帯です。
シャワーの後は、さっと体を拭いて、ドライヤーも手短に済ませがちです。
少しぬれていても、外を歩いて空気に触れているうちに、自然乾燥するだろうと思いますよね。
ここなのです。
湿っている状態は、汚れやすい状態です。
体や髪が湿っていると、排出ガスやタバコなどのにおいの分子が、付着しやすくなります。
その結果、シャワーを浴びる前より、においやすくなってしまうことがあるのです。
朝にシャワーを浴びた後は、きちんと体を拭きましょう。
特に髪の毛は、ドライヤーで乾かすのに時間がかかりますが、大切な時間です。
まず、朝に余裕をつくりましょう。
あと10分早く起きるだけでも、ずいぶん朝に余裕ができるものです。
きちんと体を乾かすことで、においがつくのを防ぐことができるのです。
下着の汚れは、洗濯すれば、きれいに落ちます。
と言いたいところですが、実際は違います。
「ある程度、きれいに落ちます」というほうが、正確です。
洗剤のパワーによって、汚れや微生物を落としますが、あらゆる汚れを完全に落とせるわけではありません。
布の細かい繊維までこびりついた汚れや微生物までは落としきれず、強力な洗剤の力を使っても、わずかに残ってしまうのです。
年々、洗剤の改良によって汚れや微生物を落とす力は強くなっていますが、それでも限界があります。
もちろん汚れの大半が落ちているので、私生活では問題ありません。
見た目もきれいです。
においも残りません。
しかし、問題は、長期間、使い続けたときです。
同じ下着を何カ月も使い続けると、洗剤では落としきれない繊維の奥の汚れが、だんだんたまってきます。
その結果、きれいに洗ったつもりの下着でも、汗を少しかいただけで、においやすくなるのです。
下着ですから、外からは汚れは見えませんが、においやすくなるのは問題ですね。
お気に入りの衣類は、いつまでも使い続けたいと思うものです。
衛生面や体臭予防を考えれば、いつまでも使い続けるのは、無理があるのです。
一定期間使い続けた下着は、洗うより、買い換えたほうが得策です。
衣類は、すべて消耗品です。
特に、直接肌に触れる下着は、買い換えのサイクルを短めにしましょう。
靴下も同じです。
一定期間、お世話になったことに感謝して、新しい下着に買い換えましょう。
汗を拭くとき、落とし穴があります。
乾いたハンカチやタオルなどで拭くと、余計ににおいが強くなることです。
「汗を拭けば、においも取れるだろう」と思いますが、ここです。
たしかに乾いた布のほうが、水分をよく吸収しますが、肝心のにおいの成分は、皮膚に残してしまいます。
汗を拭き取るたびに、皮膚に付着するにおいの成分だけが残るため、においがだんだん強くなってしまうのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
湿らせた布を使うのがポイントです。
ハンカチやタオルを水でぬらした後、手でよく絞ってから、汗を拭き取りましょう。
湿った布を使うことで、水分だけでなく、においの成分まで、きれいに拭き取ることができるようになります。
においの成分が布に移っていますから、汗を拭き取った後、もう一度水できれいに洗いましょう。
湿らせた布の冷たい感覚によって体温も下がり、汗そのものを抑える効果もあります。
もし、ハンカチやタオルをぬらすことに抵抗があれば、ウェットティッシュを携帯しましょう。
最初からぬれているウェットティッシュなら、水でぬらす手間もなく、使い終われば捨てるだけです。
便秘とは、排便の回数や量が減ってしまう状態です。
便が腸にたまるわけですから、おならもくさくなります。
便秘の悪影響は、便が出なければ、代わりに全身からも、嫌なにおいが出てくるのです。
便秘と体臭。
一見、何の関係もないように思える便秘と体臭には、意外なつながりがあります。
どういうメカニズムでしょうか。
便秘によって、便が体内で長くたまり続けると、便の腐敗がひどくなります。
便の腐敗がひどくなればなるほど、アンモニアをはじめとする毒素が排出されるようになります。
その毒素が、腸から血中に混ざり、体中を巡ります。
汗をかいたときに、血中の毒素が混じりやすくなるため、においやすくなるのです。
体臭だけでなく、口臭までひどくなります。
人間の体は、よくできたものです。
便が出なければ、なんとか別の手段で、毒素を外に出そうとするわけです。
なかなか体臭が治らないのは、実は便秘が原因の可能性もあります。
「昔から便が出にくい体質だ。出るまでほうっておけばいいだろう」
便秘が昔からの体質とはいえ、ほったらかしにするのは良くありません。
昔からの体質とはいえ、悪いものは悪いのです。
健康な体を維持するためにも、便秘の改善に努めましょう。
食物繊維を取ったり定期的に運動をしたりします。
便秘の改善は、体臭の改善なのです。
体臭の原因の1つとして、腸内環境の悪化があります。
腸内には、およそ1000種類の常在菌がいます。
ブドウ菌・ウェルシュ菌などの悪玉菌。
ビフィズ菌・乳酸菌などの善玉菌。
どちらにも属さない、バクテロイデス・連鎖球菌などの日和見菌。
善玉菌・悪玉菌・日和見菌を合わせると、およそ100兆個もの腸内細菌が生息しています。
重さにすると1.5キロもあります。
悪玉菌が多いと、アンモニア、メタンガス、硫化水素など、体臭の原因となるにおいが出てくるのです。
当然、おならは激臭です。
では、おならを我慢すればいいと思いますが、そう単純に解決しません。
おならを我慢すると、腸内で発生した異臭が腸から吸収されます。
吸収されたにおい成分が血中に混ざって全身に運ばれると、毛穴を通して体外に排出するのです。
おならを我慢してもしなくても、くさい体臭になってしまうのです。
まず大切なのは、腸内環境を整えることです。
そのために有効なのが、ヨーグルトです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌の餌になります。
適量のヨーグルトを定期的に食べることで、腸内の善玉菌をどんどん増やすことができ、腸内の環境が整います。
結果として、体から出るにおいが抑えられるのです。
適量のヨーグルトを食べて、腸内の環境を整えましょう。
ただし、1つ注意があります。
たしかにヨーグルトには腸内の善玉菌を増やす働きがありますが、ヨーグルトばかり食べるのは良くありません。
何事も適度が大切です。
いくら体にいい食べ物とはいえ、食べ方しだいでは、毒にも薬にもなります。
あまり食べすぎて食のバランスを崩したり偏らせたりするのは、逆効果です。
ヨーグルトの目安は、1日に1カップです。
偏りすぎず、バランスの良い食生活を心がけましょう。
人が生きていくのに欠かせない栄養素があります。
5大栄養素です。
「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」です。
この5大栄養素の6番目として、注目されている栄養素があります。
食物繊維です。
食物繊維には、人間の消化酵素では消化されない特徴があります。
体に負担を与えることなく、食べ物の消化吸収を助けることで、整腸作用を促す効果があります。
動脈硬化、糖尿病、肥満などの防止に効果があるのです。
また食物繊維には、腸内をきれいにする効果もあります。
食物繊維は、別名「腸内の掃除屋さん」とも呼ばれます。
においの成分、悪玉菌、有害物質、毒素など、体に不要なものをまとめて吸収してくれます。
便と一緒に排出してくれるのです。
善玉菌が増えると、腸や肝臓の働きが活発になります。
結果として、体臭予防につながるのです。
食物繊維を含んだ食事を心がければ、体の内側から体臭を抑えることができるようになります。
食物繊維を含んだ代表的な食材は、以下のとおりです。
日本人の1日の必要量は、20~25グラムとされています。
普段の食事に食物繊維を加え、体の内側から体臭を抑えるようにしましょう。
腸内には、およそ1000種類、およそ100兆個もの常在菌が生息しています。
大きく分けると「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類です。
重さにすると、1.5キロもあるといわれています。
食物繊維は体臭を抑える働きがあります。
食物繊維は、腸内の善玉菌を増やしつつ、腸内でにおいの成分も吸収してくれるため、体臭を内側から抑える効果があります。
そんな食物繊維が豊富に含まれている飲み物といえば、ココアです。
ココアに含まれる「リグニン」と呼ばれる食物繊維が、におい成分をよく吸収してくれます。
ポリフェノールが含まれている点にも、注目です。
ポリフェノールによる抗酸化物質の働きが加わると、代謝機能が向上します。
代謝機能が良くなれば、においの成分の分解を促され、体臭を抑える効果につながるのです。
さて、ここでもう1つ加えたい工夫があります。
このココアに加える糖分ですが、砂糖より、おすすめのものがあります。
オリゴ糖です。
オリゴ糖は、善玉菌の餌になる反面、悪玉菌の餌にはなりにくいため、腸内の環境が整いやすくなるのです。
善玉菌が増えることで腸内の活動が活発になれば、においの成分を分解しやすくなり、体臭が抑えられます。
しかも、オリゴ糖は、砂糖のおよそ半分のカロリーです。
ダイエットにも効果がありますから、女性にもおすすめです。
砂糖の代わりとしてオリゴ糖を使えば、ココアをパワーアップさせることができるのです。
皮脂も、体臭の原因の1つです。
汗そのものにはほとんどにおいはありませんが、皮脂にはにおいがあります。
体の中で最も皮脂の分泌量が多いのは、頭皮です。
髪をかき分けると、頭皮が見えますよね。
かき分けた頭皮に、人差し指を押さえつけてみましょう。
簡単に皮脂がつき、指がべたべたするはずです。
次に、皮脂がついた指を鼻に近づけてにおってみると、独特のにおいがするはずです。
それが、皮脂のにおいです。
指先だけについたわずかな皮脂ですが、強いにおいを発していることがわかりますね。
皮脂が分泌されて酸化すると、独特の異臭が漂い始めるのです。
油分の多い食べ物ばかりを食べていると、血中の油の濃度が高くなります。
脂が血液に乗って体全身に運ばれて、毛穴から分泌されやすくなり、皮脂の分泌量も増えてしまうのです。
皮脂の分泌量が多くなる悪影響は、においだけではありません。
油はカロリーも高いため、健康にも良くありません。
油のカロリーは、1グラムあたり、9キロカロリーもあります。
皮脂の分泌量が多くなると、にきびもできやすくなります。
もちろん完全にやめるわけではなく、あくまで「控えめにする」ということです。
牛肉、天ぷら、唐揚げハンバーグなど、油分の多い食べ物を中心とした食生活は控えましょう。
もちろんジャンクフードも含まれます。
見た目はおいしそうなお菓子には、思いのほか多くの油が使われています。
見た目のかわいいケーキは、油の塊と言っても過言ではないのです。
「汗臭い!」
「おやじくさい!」
「変なにおいがする!」
そうしたにおいのクレームを言うのは、女性に多いと思いませんか。
比較的、女性のほうが、においにうるさい気がします。
生まれつき女性のほうが、臭覚が鋭いのではないかと思うほどです。
実際のところ、鼻の嗅細胞の数に、男女差はあるのでしょうか。
いいえ、違いはありません。
嗅細胞の数は、男性も女性も「およそ500万個」といわれています。
もちろん個人差はありますが、大差ではありません。
鼻の構造も同じです。
むしろ体格としては、男性より女性のほうが小さいので、鼻の大きさも女性のほうが小さいくらいです。
では、なぜ女性のほうがにおいに敏感なのか。
おそらくそれは「意識の差」によるものです。
女性は普段から、美意識に対して敏感です。
すべての女性にとって、美は憧れです。
ファッション、メイク、ネイル、ヘアスタイル。
美に関することに、並々ならず熱い意気込みがあります。
美容にかける金額が男性より女性のほうが多いことからも、美意識の高さがうかがえます。
高い美意識があるため、においにも敏感に感じ取り、反応しやすくなっているのです。
「意識の高さ」が「感度の高さ」です。
意識を集中すれば、感度を高めることができます。
もしにおいの相談をするなら、やはり女性が頼りになります。
男性より女性のほうが、厳しい指摘や的確なアドバイスを、遠慮なく言ってくれるに違いありません。
男性にとって、女性に相談するのは恥ずかしさがあるかもしれませんが、敏感な女性の力は大いに頼るべきです。
美意識の高い女性だからこそ、男性ではなかなか思いつかない名案が、聞けるかもしれないのです。
体臭に関して、女性には男性にはない「変わった特徴」があります。
女性の体臭は、月経が起こる1カ月単位で、変化することです。
特にこれという生活の変化がなくても、月経の周期によって、体臭がわずかに変化します。
原因は、ホルモンです。
女性は黄体期に入ると「プロゲステロン」と呼ばれるホルモンの分泌量が、倍増します。
妊娠の準備には欠かせないプロゲステロンですが、体臭にも影響を及ぼすことが確認されています。
プロゲステロンには、体温を上げる作用があります。
排卵期から月経前の間は、基礎体温が高くなりますね。
黄体期は、プロゲステロンの分泌量が増えるため、基礎体温が上がるのです。
基礎体温が上がると、少し運動しただけで汗をかきやすくなり、汗臭さが目立ちやすくなります。
プロゲステロンの影響は、体温上昇だけではありません。
プロゲステロンの分泌量が増えると、皮脂の分泌量も増えます。
皮脂が増えることで、においも強くなるのです。
これは、病気でもトラブルでもありません。
正常に生理がきている女性ほど起こりうることです。
大切なことは、生理の周期に合わせて、体臭の意識をつけることです。
「今は黄体期だから、においに注意しよう」と思うだけでも、体臭対策がしやすくなります。
「生理中は、においが気になる」
生理中のにおいは「鉄のさびたようなにおい」「腐った魚」「生ごみ」などと、例えられます。
どれも、あまり良い例えではありませんね。
生理中は、性器の周辺が、においやすい時期です。
膣からの出血が、生理用ナプキンに染み込みます。
もともと性器の周辺は、蒸れやすい部分です。
血のにおいが、高温多湿によって蒸れやすくなります。
菌が繁殖して不潔になり、独特のにおいが発生するのです。
そういう悩みを持つ女性も多いのではないでしょうか。
通気性のいいナプキンをすると、血のにおいがひどくなる一方、ナプキンで締めつけると、蒸れてにおいやすくなります。
難しいところですね。
ここでまず大切なことは、生理に対して悪い意識を持たないことです。
生理は、悪くありません。
生理があるのは、女性として営みが、きちんと行われている証拠です。
女性の生理は、仕方ないことです。
気をつけたいのは、生理用ナプキンの扱い方だけです。
生理用ナプキンは、できるだけ軽くて蒸れにくいものを選びましょう。
そのうえで、出血を感じれば、こまめに生理用ナプキンを取り換えるようにしましょう。
生理中に取り換える目安は、3、4時間に1回くらいです。
こまめに取り換えていれば、生理中でも血のにおいは抑えられます。
心身ともに、軽くなれるのです。
私は、社会人になった一時期、シャワーばかりの生活を送っていた時期がありました。
覚えることがたくさんあり、忙しい業務でした。
しかも、へまばかりだったので、毎日残業が当たり前でした。
学生時代までは、毎日お風呂に入っていましたが、仕事に時間にも余裕がなくなったとき、ある考えが浮かびました。
「お風呂は時間がもったいないな。シャワーで十分ではないか」と思ったのです。
汗臭い体臭は、汗を流せば、においも落ちます。
ボディーソープなどで、体をきれいに洗えば、すっかり清潔な体です。
しばらくして私は、独特の体のだるさに悩まされることになりました。
実は、体はきれいになっても、疲れは取れにくいのです。
夜は、なかなか眠れない。
寝起きから、すでに疲れている状態。
日中も、少し動いただけで、やけに疲れやすい。
シャワーばかりの生活を送った経験のある人は、わかってもらえる感覚と思います。
あとからわかったことですが、これは、疲労物質「乳酸」の影響によるものです。
お風呂に入って汗をかかないと、乳酸が残りやすくなります。
そのため、疲れが落ちないのです。
疲れが取れないだけではありません。
血中の乳酸が増えると、アンモニア成分も増えるため、汗をかいたときの体臭も強くなってしまうのです。
シャワーばかりの生活では、疲れが取れないだけでなく、体からにおいやすくなります。
「これはおかしいぞ」と思って、再び入浴をすると、一転した体の調子が良くなりました。
体の毒素がスムーズに排出され、心も体も軽くなりました。
寝つきはよくなり、寝起きも気持ちいいのです。
「忙しくて疲れがたまっているときこそ、入浴が必要だな」
つくづく、そう思ったのです。
シャワーだけで十分だろうと思っていたのですが、間違いでした。
もちろん朝はシャワーで済ませてもいいのですが、せめて夜はきちんとお風呂に入りましょう。
大切なのは、しっかりした夜の入浴です。
少しでも汗をかく習慣を、つくりましょう。
汗を流す機会を毎日つくることが、仕事を乗り切る成功法です。
体臭がひどい人に「くさいです」とストレートに言うのは難しいものです。
正直ですが、ストレートすぎます。
仲がいい親友なら簡単に言えるのではないかと思いますが、実際は逆です。
仲がいいほど「相手を傷つけたくない」気持ちが大きいので、余計に言いにくいのです。
だからとはいえ、無視を続けるのもためらいます。
仲のいい友人が、自分の体臭に気づかないまま、いろいろなところで損をするところを見るのは、心苦しいものがあります。
デリケートな問題は、対処が難しいものです。
くさいくらいで死ぬわけではありませんが、あまりにひどいのも人間関係に支障が出ます。
きちんと伝えたほうが本人のためです。
問題は、どう伝えるか。
大切なのは「言い方」です。
気をつけたいのは、ストレートな言い方です。
「前から思っていたんだけど、体臭がひどいよ。きちんと体を洗っている?」という言い方は良くありません。
ストレートな表現はいいのですが、相手の心に突き刺さり、傷つけてしまうでしょう。
あなたが感情をぶつけることで、相手も感情的になります。
正直に伝えたつもりが、逆に相手を怒らせたり、嫌われたりするかもしれません。
決して感情をぶつけたり、勢いのままストレートな表現で口走ったりしないように、注意です。
では、どういえばいいのでしょうか。
ポイントは「前置き」です。
「もし傷つけてしまったらごめんなさい」という前置きをしましょう。
最初に謝ってしまうのです。
「傷つけることを言うかもしれない」という意味を込めておくと、相手も受け止める心の準備をしてくれるでしょう。
最初にこちらから謝って前置きをすれば、より、丁寧で柔らかい言い方になります。
感情的にならず、ゆっくり、伝えるのがポイントです。
「もし傷つけてしまったらごめんなさい。体のにおいがちょっと気になるよ」
印象が良くなりましたね。
ゆっくり口にすることで、言いづらいことを伝えようとしている印象が強くなります。
きっと相手も素直に言葉を受け止め、何らかの改善策を考えてくれるようになるでしょう。
考え方は、体臭にも影響します。
汗をかくのは、暑いときだけではありません。
ストレスを感じたときにもかきます。
たとえば、他人に気を使ったり、緊張したりすると、ストレスを感じて汗が出てきます。
こうした精神的・心理的な問題が原因でかく汗を「精神性発汗」と呼びます。
私たちにとっておなじみの「冷や汗」も、精神性発汗の1つです。
緊張や不安を感じやすい考え方は、冷や汗をかく機会が多くなります。
心配性の人ほど神経質になりやすいため、冷や汗の量が多くなり、体臭にもなりやすいのです。
一方、楽天家は、体臭になりにくい傾向があります。
ストレスや緊張を感じにくいので、精神性発汗も少ないのです。
「まあ、なんとかなるだろう」という考え方が大切です。
明るいことばかり考えてしまうのです。
いい意味で、鈍感になると、緊張や不安がなくなります。
鈍感といえば響きは悪いのですが、これほどストレスを小さくする考え方もありません。
心配ばかりしていても仕方ありません。
大切なのは、リラックスです。
心が穏やかになると、汗をかきにくくなり、体臭も抑えられます。
ダイエット中に「体臭がひどいよ」といわれ、ショックを受けたことはありませんか。
体臭の原因は、清潔感の欠如だけではありません。
急なダイエットも、体臭の原因になることをご存じですか。
俗に「ダイエット臭」とも呼ばれています。
ダイエットと体臭は関係がないように思えますが、深いつながりがあります。
急な食事制限によるダイエットをしていると、血行が悪くなり、血液中の乳酸が増えます。
人の体は、乳酸がうまく代謝されないと、汗と一緒にアンモニアも出る性質があります。
その結果、汗をかいたときのにおいが強くなりやすいのです。
過度の食事制限をすると、糖が足りなくなります。
エネルギーを生み出すために、体内にある脂肪を使って、エネルギーをつくり出そうとします。
そのおかげで、脂肪が燃焼されて痩せることができるのですが、うまい話ばかりではありません。
体脂肪からエネルギーを取り出す際「ケトン体」という副産物を生み出します。
このケトン体が血液を通して体全身に巡り、汗とともに蒸発されて、体臭になるのです。
体臭が強くなれば、自分でも気づくはずですが、ダイエット中は、自分では気づけない場合が多いようです。
食事を減らして元気がないので、においにも鈍感になってしまうからです。
好きな人のためにダイエットをしようとして「くさいなあ」と思われて、嫌われていることもあります。
しかし、すべてのダイエットが悪いわけではありません。
あくまで「急な食事制限」がいけないのです。
緩やかな食事制限は、体臭にはなりません。
ダイエットをするなら、長期間かけて、徐々に体重を落としていくことが大切です。
食事制限だけでなく、運動量も増やしていって、時間をかけましょう。
ダイエットは、無理なく進めるくらいでちょうどいいのです。
においやすい食事の代表格といえば、ニンニクです。
歯を磨いたり、シャワーを浴びたりすれば、においが取れるだろうと思いますが、なかなか取れません。
少し複雑なメカニズムがあります。
においの原因になるのは、ニンニクに含まれる「アリシン」と呼ばれる成分です。
アリシンは体の中で分解されても、においだけは残り続ける性質があります。
最終的には、肝臓で無臭化されるまでに、およそ24時間かかります。
それまでの間は、腸から吸収されたアリシンが、血液の流れで全身を巡ります。
吐く息はにおいますし、毛穴を通して外に出るため、体からもにおいやすくなるのです。
歯を磨いても口からにおいますし、シャワーを浴びても体臭が発生しやすくなり、厄介です。
便のにおいもひどくなります。
もちろん日常生活では完全にニンニクを避けるのは、難しいことです。
目安は、24時間前です。
デートなど、におっては困る場面では、24時間前からニンニクを使った料理は控えるようにしましょう。
「おや。どこからにおっているんだろう」
体をきれいに洗っているにもかかわらず、どこからともなく異臭を感じることがあります。
口でもない、足でもない、脇でもない。
もしかしたら、耳かもしれません。
体臭は、耳からにおうこともあります。
体を不潔にしていればにおいやすくなるように、耳も不潔にしていれば、においやすくなります。
耳かきを忘れていると、耳の中で垢が、どんどんたまります。
夏場のように汗をかきやすい時期は、耳の垢もたまりやすいです。
これだけでも不潔ですが、ずっと放置していれば雑菌はさらに繁殖して、異臭を放ち始めるのです。
最悪の場合、耳の中にカビが生えることもあるのです。
耳の穴は小さくて目立ちにくいのですが、目立たないからこそ、ほうっておかれやすいところです。
体質的に、耳がにおいやすい人もいます。
わきがの原因であるアポクリン腺は、脇の下だけでなく、耳の中にもあります。
耳掃除のとき、耳の垢が黄色い色をしていれば、アポクリン腺からの汗の可能性が高いと考えていいでしょう。
アポクリン腺から出た汗が耳の中でたまっていると、それだけにおいもひどくなります。
耳の中をきれいにするのも、体臭対策の1つです。
耳かきで、定期的に耳の垢を取り、耳の中を清潔に保ちましょう。
体を不潔にしていると、においやすくなります。
汗、垢、皮脂が混ざると、細菌が繁殖して、異臭を放ち始めます。
これは耳も同じです。
耳の穴も、汗をかきますし、垢も皮脂も出てきます。
耳の掃除を忘れていると、汚れがたまって不潔になり、耳がにおいやすくなるのです。
定期的な耳掃除は、体臭予防の1つです。
ただし、耳のにおいは、必ずしも、耳掃除のし忘れだけが原因とは限りません。
耳の病気でにおい始めることもあります。
代表としては 「中耳炎」です。
細菌の感染によって起こる中耳の炎症です。
耳の中で炎症を起こした結果、膿ができたり菌が繁殖したりすると、異臭を放ち始めることがあるのです。
耳は、自分で見たりにおったりできませんね。
「なんだろう」と思って、自分の指や耳かきでいじっていると、症状を悪化させてしまいます。
中耳炎の特徴は、ふさいだような耳の感覚、耳の痛みや耳鳴り、発熱などです。
こうした様子があれば、自分で無理に触ろうとせず、耳鼻科の医師に診てもらいましょう。
早めの対処が、肝心です。
歯磨き粉の中には、爽やかな磨き心地を強調した商品があります。
すうっとした感覚が口の中に広がるものです。
ミントの香りがするものが、代表的です。
すがすがしくて気持ちいいですよね。
歯磨きが気持ちよくなると、歯磨きが快感になります。
しかし、爽やかな香りがする歯磨き粉には、注意ポイントが隠れています。
すうっとする感覚によって、歯をきれいに磨けたと勘違いしやすいのです。
すうっとした感覚は、あくまで感覚です。
きれいに磨けたかどうかの判断基準にはなりません。
すうっとした感覚があることで、きれいに磨けたかどうかの判断がしづらくなり、磨き残しやすくなる可能性があるのです。
歯の隅々まで、きれいに歯垢を取り除くことが、本当の意味での歯磨きです。
すうっとした感覚は、メリットでもあり、デメリットでもあるのです。
きれいに磨けるはずの歯磨き粉が、歯磨きの邪魔をしているのでは意味がありません。
歯磨き粉に非はありませんが「きれいに磨けた」と勘違いしやすくなることと、覚えておくといいでしょう。
あらかじめそういう意識があるだけでも、磨き方は洗練されます。
もし、きれいに磨く自信がなければ、すうっとした香りがするものは避けて、スタンダードなものをおすすめします。
歯磨きの主役は、あくまで歯ブラシです。
本当にきれいに歯を磨くことができていれば、歯磨き粉は不要といっても過言ではないのです。
体臭の悩みがあるとき、どの科の病院を受診すればいいのでしょうか。
なかなかぱっと思い浮かびませんよね。
実は「体臭は○○科」と、はっきり決まっているわけではありません。
体臭の種類に応じて、さまざまな科が考えられます。
たとえば、口臭がひどいとき、歯に原因があると思い、歯科に行くとしましょう。
口臭の原因といえば、虫歯や歯槽膿漏などが考えられますが、必ずしもその限りではありません。
胃や腸などの不調によって、体の中からにおいが出て、口臭になる場合もあります。
歯が悪いのかと思って歯医者に行くと「歯は問題ないようです。内科に行ってください」と言われるかもしれません。
また、汗のにおいがするから、皮膚科に行くとしましょう。
汗臭いから皮膚科に行っても「皮膚に異常は見当たりません」と言われることがあります。
性病が原因によるにおいの場合は「婦人科」です。
耳からのにおいなら「耳鼻科」です。
体臭とはいえ、いろいろな状況が考えられます。
たらい回しにされたのでは、たまったものではありません。
個人が正確に判断するのは、難しいものです。
では、どうすればいいのでしょうか。
最もおすすめなのは、大きな総合病院です。
総合病院の受付で「体臭の悩みがあります」と言いましょう。
問診表を渡されますから、自分の状況を、正確に、細かく記載します。
問診表の内容に応じて、どの科から見てもらうべきか、ベテランが総合的に判断してくれます。
数多くの患者と接している総合病院なら、症状の具合から、より正確に判断してくれることでしょう。
複数の科が1つの病院内に集まっていて、科と科の移動も、スムーズです。
医者同士の連携も密になっていますから、より正しく見てもらえるのです。
体臭を、香水でごまかそうとする人がいます。
柑橘系などの爽やかな香水をたっぷりつければ、一時的に体臭はなくなります。
発想としては悪くないと思いますが、現実的ではありません。
逆効果になることが多いからです。
体臭を消すとなると、それ以上に強い香水をつけることになります。
においの種類は違っていても、香水をつけすぎることで、他人に不快感を与えやすくなります。
「ひどいにおい」は抑えられても「においの強さ」で不快感を与えてしまうのです。
どんなにいいにおいも、強すぎれば、台無しです。
さらに体臭と香水が混ざれば、においがより悪化することも考えられます。
におった経験があるのでわかるのですが、体臭を香水で隠そうとするのは、においでわかります。
香水のにおいのほか、変なにおいも混じっているのです。
体臭を香水で消すことはできても、控えたほうが無難です。
奇をてらった方法ではなく、当たり前のことを、当たり前にしませんか。
朝のお風呂に入ったり、こまめに汗や皮脂を拭き取ったり、脂っこい食事を控えたりなどです。
シンプルな方法こそ、体臭対策の王道なのです。
体臭対策を、客観的に見聞きしていると「面倒だ」と思います。
こまめに、汗や皮脂を拭き取る。
こまめに、爪を切る。
こまめに、手を洗う。
どれも手間がかかります。
面倒です。
しかし、面倒と思うのは、行動だけを見ているからです。
行為そのものは、忘れましょう。
意識を向けるのは、向上していく自分です。
その行為によって、自分がどんどんきれいになっていくところを想像するのです。
浴室で体を洗うとき「今日の疲れも汚れも、きれいに落とそう」と思うと、うきうきわくわくします。
爪を切っているとき「指先がどんどんきれいになっていく。気持ちいいな」と思うと、楽しくなります。
手を洗っているとき「手の汚れがきれいに落ちていく。なんて気持ちいいのだろう」と思うと、やみつきになります。
プラスを想像しながら実践していくと、これほど楽しいことはありません。
体臭対策は、自分のためです。
自分が快感を得るためにしようと考えればいいのです。
部屋をきれいにするのと同じです。
最初は面倒だと思うのですが、やり始めると、気持ちよさを感じ、やめられなくなります。
「体臭対策」と聞けば、面倒だと感じますが、実は快感の連続です。
すればするほど「きれい。清潔。美しい」が、感じられます。
こまめにするからこそ、快感もたびたび味わえます。
いつも笑顔で、にこにこできます。
体臭対策は、楽しむものです。
楽しんで取り組めば、体臭対策をしている気はなくなるのです。
人類の歴史で、体臭が社会問題として取り上げられ始めたのは、実はまだ最近です。
昔は「体臭問題」は、あまり大きく取り上げられていませんでした。
技術が未発達の時代は、不衛生な環境が当たり前でした。
においが問題というより、においがあって当然だったのです。
「くみ取り式」と呼ばれるトイレをご存じですか。
日本で使われてきた、落下式便所の1つです。
今では考えられませんが、以前のトイレといえば、大便と小便の混ざった激臭があって当然だった時代があります。
昔、食事をつくるといえば、まきを使って火をおこす手順から始まりました。
調理中は、部屋中が、煙と調理のにおいで充満するのです。
洗剤も今ほど発達はしていませんから、服を洗っても、汚れもにおいもきれいに取れませんでした。
昔は、強いにおいに囲まれた生活が普通でした。
体臭はあっても、周りの強いにおいのおかげで、打ち消していたのです。
しかし、時代は変わりました。
以前はくみ取り式だった便所も、今では水洗式に変わり、においがほとんどしなくなりました。
台所では、換気扇が当たり前になり、料理のにおいが小さくなりました。
焼き肉店では、排気消臭装置が当たり前になりつつあります。
洗剤も発達して、ナノレベルの小さな汚れまで落とせるようになりました。
現代の技術が進歩するにつれて、生活の衛生環境が整い、生活のにおいが消えているのです。
そこに拍車をかけるのは、食の欧米化です。
24時間営業の店ができ、肉が手軽にいつでも食べられるようになりました。
肉を簡単に食べられるようになったのはいいのですが、油分の多い食事は、体の体臭を悪化させます。
なんと言う便利な世の中でしょうか。
技術が進歩して、生活のにおいが小さくなればなるほど、以前は気にならなかった私たちの体臭が浮き彫りになっています。
皮肉なことに、1つ問題を解決したと思えば、また別の問題が浮上です。
モグラ叩きのようです。
技術の進歩によって、清潔な世の中がもっと進んでくれば「体臭問題」は、もっと大きくなるかもしれませんね。
体臭問題を突き詰めると、実は現代の技術進歩によって生まれていることがわかります。
現代人は、少しにおいに敏感すぎるのではないでしょうか。
たしかに体臭は不快を伴いますが「気になる」と思えば思うほど、気になるのが体臭です。
他人の体臭を感じても、あまり考えすぎないようにしましょう。