体臭には、加齢に伴ってにおい始めるものがあります。
加齢臭です。
40代に入ったくらいから、におい始める人が多くなります。
加齢臭は、その名のとおり、加齢に伴う体臭です。
一般的には、40代以降に目立ち始めるにおいとされています。
においの正体は「ノネナール」という物質です。
私はよく、レストランへ食事に行きます。
レストランは、季節に応じてメニューが変わるので好きです。
季節の旬を味わうために、よくレストランを利用しています。
人生の中盤に差し掛かると、ふさいだ気持ちを抱きやすくなります。
「仕事も慣れた。新しい恋愛をすることもない。世の中のことも、だいたいわかった。後はもう老いるばかりの人生だ」
ときめきのない生活が続くと、独特の諦めが漂います。
「おやじくさいなあ」
「おばさんくさいなあ」
そう思って目をやると、眉間にしわを寄せた中年がいる。
この文章を読んでいるとき、あなたの口元はどうなっていますか。
ぼうっと口を開けながら、読んでいませんか。
こういう何でもないときこそ、チェックする意味があります。
食品のくささと体臭に、直接の関係はありません。
くさいものを食べると、体臭もひどくなるのではないかと思いますが、心配無用です。
汗臭さは、衛生面の問題です。
くさいにもかかわらず、体臭予防に効果のある食品があります。
納豆です。
納豆は、発酵食品です。
においの感じ方は、個人差があります。
不快なにおいが漂うと、頭がくらくらしたり、吐き気を催したりします。
幸い、嗅覚には「順応しやすい」という特徴があります。
タバコを吸う人と吸わない人が、同じ職場で仕事をするのは日常茶飯事です。
世の中は、禁煙が主流になりつつありますが、タバコを吸う人がまだまだ多いのも、たしかです。
タバコを吸わない人には、ささいなタバコのにおいも不快に感じるものです。
口臭対策として、タバコをやめた。
「よし。タバコのにおいは、もうしなくなるだろう」
ところが、タバコをやめたにもかかわらず、タバコらしいにおいが続く場合があります。
食事の内容は、体臭に影響します。
油料理、肉、お菓子ばかり食べていると、血中の油分の濃度が上がります。
毛穴から、皮脂やアンモニアなどが分泌されやすくなるため、体臭が強くなるのです。
サラダを食べるときは、どのような食べ方をしていますか。
サラダそのものには、濃い味はありません。
おそらくほとんどの人が、ドレッシングをかけて食べているのではないでしょうか。
お酒を飲むと、体臭の原因になります。
お酒に含まれるアルコールは、体内で分解されると「アセトアルデヒド」になります。
アセトアルデヒドは、無色ですが、強い刺激臭があります。
コーヒーは苦くて、おいしくないという人がいます。
ミルクや砂糖を入れても、基本的にコーヒーは、苦いです。
ましてやブラックなんて、苦すぎてどこがおいしいのかと思う人もいるでしょう。
コーヒーが好きな人は、コーヒーメーカーを持っている人もいるでしょう。
自分で豆を買い、コーヒー豆を挽くところからつくると、よりおいしく感じられるようになります。
ところで、コーヒーの残りかすは、どうしていますか。
「汗をかくから、運動を控える」
「体臭になるから、運動して汗をかくのは嫌だ」
たしかに運動すれば、汗をかきます。
「マウスウォッシュは、高い」
「買うのが面倒」
「マウスウォッシュの代わりになるものはないの?」
ある日、職場に行くと、やけに髪の毛がぼさぼさの同僚がいました。
「どうしたの?」と聞くと「仕事が忙しくて、昨日は家に帰っていない」と言います。
仕事で大きなトラブルが発生した関係で、緊急でやらなければいけない仕事ができ、家に帰れなかったそうです。
季節が変われば、衣替えですね。
たんすの奥から、衣類を取り出して、新しい季節に向けて準備をします。
このとき、決まって悩むことがあります。
年を取るにつれて、汗腺の機能も衰えます。
年を取るにつれて、乾燥肌になりやすいのです。
しかし、です。
体臭は、汚れがたまってからにおい始めるとは限りません。
時には、わざわざ自分で体臭をつくり出していることがあります。
香水です。
体臭の原因は、実は単に、洗い足りないだけなのかもしれない。
体を洗っているつもりになっているだけかもしれない。
汗は本来、無臭です。
髪型を整えたり固定したりする目的で使う整髪料。
身だしなみの1つとして、愛用している人も多いのではないでしょうか。
しかし、好感を得るための整髪料が、実は体臭の原因になっていることもあります。
私は温泉が、大好きです。
毎日、銭湯に通うのはもちろん、1カ月に何度かは温泉にも行きます。
特にお気に入りの温泉は、東京ドームにある『LaQua』という温泉施設です。
電車の中で体臭が目立ちやすい人には、似ている傾向があることに気づきます。
ずばり、太っている人です。
力士のように太っている人ほど、額や胸にたくさん汗をかいています。
汗を抑える、素晴らしい食品があります。
大豆食品です。
大豆食品には、汗を抑える効果があります。
大豆食品には、汗を抑制する働きがあります。
大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」は、分子構造が女性ホルモンと似ているためです。
ところがこういう話をすると、そればかりを考える人がいます。
ある日のこと、水口家にくみ取り業者の人がやってきたとき、印象深い出来事がありました。
くみ取り業者の1人が、仕事の最中、意味ありげな質問をしてきました。
「もしかしてご家族に、糖尿病にかかっている人はいませんか」
私の職場で実際にあった、体臭にまつわる出来事があります。
私の職場に以前、糖尿病を患っている人が入ってきました。
重度の糖尿病とのことです。
体臭には、加齢に伴ってにおい始めるものがあります。
加齢臭です。
40代に入ったくらいから、におい始める人が多くなります。
加齢臭の正体は「ノネナール」という物質です。
加齢によって脂肪を分解する力が弱くなると、ノネナールという物質が皮脂に含まれるようになり、加齢臭の原因となるのです。
男性に多く見られますが、女性でも加齢臭になります。
実は、一昔前までは、加齢臭という問題はほとんどありませんでした。
加齢臭は、食生活の変化によって表面化した問題といわれます。
現代社会が飽食の時代になり、肉を食べる機会が増えました。
動物性の肉に含まれる脂肪分を取ることで、体から独特のにおいを発するようになります。
加齢臭の対策の第1は「脂肪分の多い食事を控えること」です。
脂っこい食事ばかりをしていると、皮脂の分泌と一緒にノネナールも多く分泌され、においやすくなります。
そのうえで、朝にシャワーを浴びたり、体をきれいに洗ったりすることで、加齢によるにおいを抑えることができます。
加齢臭は、その名のとおり、加齢に伴う体臭です。
一般的には、40代以降に目立ち始めるにおいとされています。
においの正体は「ノネナール」という物質です。
40代になると、汗と一緒にノネナールという物質も出るため、汗臭さとは違った、独特のにおいが発生しやすくなるのです。
加齢臭のにおいは「古本」「キャンドル」「青くさいチーズ」などと例えられます。
青臭さと油が混ざったような、独特の異臭なのです。
個人差はありますが、年を取れば、誰にでも起こりうる体臭です。
一般的に男性に多いですが、女性にも見られる現象です。
「そうか、年を取れば避けられないにおいなのか」
いえ、いくら加齢が原因による体臭とはいえ、諦める必要はありません。
加齢臭は、努力しだいで、治せる体臭です。
朝にはシャワーを浴びて、余分な汗や皮脂をきれいに落としましょう。
肉に偏った食生活を避けつつ、和食を心がけます。
ストレスが小さくなるように工夫します。
そのうえで、お茶、梅干し、ガムなど、消臭効果のあるものを口にします。
そうした生活を心がければ、人は年齢にかかわらず、体臭を予防できます。
加齢臭は、改善できる体臭です。
私はよく、レストランへ食事に行きます。
レストランは、季節に応じてメニューが変わるので好きです。
季節の旬を味わうために、よくレストランを利用しています。
しかし、ときどきレストランの中で、気になる光景を目にすることがあります。
気の抜けた態度をしている、中年男性です。
着ているのは、しわしわによれたスーツ。
食事中には、遠慮なくげっぷ。
靴を脱ぎかけた足元。
大声で会話。
食後には、人目をはばからず、つまようじで歯の掃除。
使い終わったつまようじは、隠そうともせず、テーブルに置く。
気の抜けた態度は、いかにも不快な臭気が漂ってくる感じがします。
中年男性とは、席の距離が少し離れていて、実際に体臭がにおってくるわけではありません。
しかし、見た目からして「不潔そうだな」という印象があります。
加齢臭は、たるんだ言動から、つくられます。
頭の中のイメージで「におい」を勝手につくってしまうのです。
年を重ねるにつれて、紳士的な態度が必要です。
大切なのは「エチケットを心がける緊張感」です。
紳士とは、エチケットを守ろうとする人のことをいいます。
食事中は、げっぷを控えます。
脱ぎかけの靴をやめ、つま先をそろえます。
食後に口をゆすぐなら、お手洗いに向かいます。
エチケットを心がける緊張感のある人からは、その態度が示すように、清潔そうな印象が伝わってきます。
実際に、体臭がするかもしれません。
それでもいいのです。
たとえにおっても、脳の中で、自動的ににおいを消してしまいます。
体臭があっても、周りに迷惑をかけないようにしている態度があれば、許せてしまいます。
一生懸命になる中年は、かっこいいです。
そういう人は、加齢臭とは、無縁なのです。
人生の中盤に差し掛かると、ふさいだ気持ちを抱きやすくなります。
「仕事も慣れた。新しい恋愛をすることもない。世の中のことも、だいたいわかった。後はもう老いるばかりの人生だ」
ときめきのない生活が続くと、独特の諦めが漂います。
「中年くさい」という言葉が意味するところは、加齢臭だけではありません。
心の状態です。
新しいことに挑戦しなくなるので「中年くさい」と言われるのです。
探求心がないと、どんどん心はたるみます。
世の中から後れを取り、言動が古くさくなります。
体臭以前に、心の問題です。
「今さら」と思っている心が「中年くさい」と呼ばれる原因です。
平凡な生活が続いていると思うなら、新しい刺激を求める行動が必要です。
新鮮味は、いくらでも取り入れられます。
積極的に本を読んだり、映画を見たり、習い事を始めたりしましょう。
海外旅行も、素晴らしい挑戦です。
「恥ずかしい」「緊張する」「どきどきする」というストレスは、いい刺激です。
新しい刺激を受け入れる姿勢があれば、人はいつまでも新鮮さを保てます。
新鮮な気持ちがあれば、年を取っても、エチケットを大切にしようと思います。
「今さらこんな年でエチケットを気にしても」と思わないことです。
体臭を気にする中年は、実は若いのです。
周りの人に迷惑をかけないように、エチケットを考えている証拠です。
めちゃくちゃかっこいいのです。
新鮮味のある中年の人は「あんなふうに年を取りたい」と憧れられるのです。
「おやじくさいなあ」
「おばさんくさいなあ」
そう思って目をやると、眉間にしわを寄せた中年がいる。
不機嫌そうな表情から、何かにいらいらしていることがわかります。
加齢臭がひどい人に限って、いらいらしている中年だと思いませんか。
その感覚は、気のせいではありません。
加齢臭がひどいから、いらいらしているのではありません。
いらいらするから、加齢臭が悪化しているのです。
強いいらいらは、加齢臭を悪化させる、大きな要因の1つです。
どういうメカニズムでしょうか。
加齢臭は「ノネナール」という物質が原因です。
ノネナールは、脂肪酸が過酸化脂質と結びつくときに、発生します。
この「過酸化脂質」に注目です。
実は、ストレスを感じていらいらすると活性酸素が増え、引き続き、過酸化脂質も増えます。
過酸化脂質が増えると、脂肪酸と結びつき、加齢臭の原因であるノネナールが増えるのです。
加齢臭を抑えるためには、心を落ち着かせることです。
もちろん生活していれば、思いどおりにいかないこともあります。
仕事のストレス、人間関係など、ストレスを感じる機会も多いことでしょう。
しかし、豊富な経験があるからこそ、物事に動じない姿勢もできるのではないでしょうか。
豊富な経験を、深い理解力に変えて、落ち着きをつくりましょう。
ささいなトラブルくらいなら、時には笑って流すことも必要です。
態度や言動に、余裕をつくり、穏やかな状態をつくりましょう。
小さなことに動じず、心を大きくすることが、加齢臭の予防になるのです。
この文章を読んでいるとき、あなたの口元はどうなっていますか。
ぼうっと口を開けながら、読んでいませんか。
こういう何でもないときこそ、チェックする意味があります。
これは癖です。
自然と口が開いてしまう人は、口呼吸になります。
口で呼吸すると、だ液が蒸発し、口の中が乾きやすくなります。
口の中が乾くと、雑菌が繁殖しやすくなるため、口がにおいやすくなるのです。
口で呼吸をするからこそ、口臭も周りに漂いやすくなります。
だらしない口元に加え、くさい口臭によって、印象が悪くなってしまうのです。
口呼吸ではなく、鼻呼吸を習慣にしましょう。
きゅっと口を閉じるだけで、口の中が乾燥しにくくなります。
顔も引き締まって見えます。
口をきゅっと閉じるだけで、5歳も10歳も、若返って見えます。
もう中年とは、呼ばれないのです。
食品のくささと体臭に、直接の関係はありません。
くさいものを食べると、体臭もひどくなるのではないかと思いますが、心配無用です。
汗臭さは、衛生面の問題です。
わきがは、体質の問題です。
加齢臭は、年齢の問題です。
どんなにくさいものでも、胃液で消化され、酵素によって分解されます。
「くさいものを食べれば、口臭もひどくなるだろう」と思いますが、人間の体はよくできています。
食事を食べるとき、よく噛むことでだ液がたくさん分泌され、食事中の口臭は気にならないのです。
もちろんニンニクなどを食べれば、体臭がひどくなることは知られています。
しかし、ニンニクのにおいではなく、ニンニクに含まれる「アリシン」という物質による影響です。
ニンニクのにおいが、そのまま体臭に変わるわけではありません。
体臭対策とはいえ、くさい食品を避ける必要はないのです。
逆に、無臭の食品を食べても、においがひどくなることは考えられます。
たとえば、動物性脂質やアルコールです。
いいにおいがする肉でも、大量の動物性脂肪を取り込めば、皮脂の分泌量が増えて体臭の原因になります。
アルコールもにおいはひどくありませんが、大量に摂取すると血中に混じり、汗を一緒に排出されて体臭の原因になります。
くさいにもかかわらず、体臭予防に効果のある食品があります。
納豆です。
納豆は、発酵食品です。
発酵させている関係で、粘着力があったり、強いにおいがあったりします。
納豆に含まれる納豆菌は、整腸作用があるとされています。
納豆菌が腸に届くと、腸内細菌の一部に加わるため、腸内環境が整います。
善玉菌が増え、悪玉菌が減って、腸の活動が活発になります。
腸の働きが活発になると、全身の代謝が良くなり、体臭も抑えられるのです。
また、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンと似た働きを持つ特徴があります。
女性ホルモンには、汗を抑える作用があります。
女性ホルモンと同じ分子構造をした大豆イソフラボンを食べることで、汗をかきにくい体質になるのです。
くさい納豆が体臭を予防させるとは、驚きの事実です。
ただし、いくら体臭予防に効果があるとはいえ、食べすぎは良くありません。
あまりたくさん食べすぎると、かえって腸の働きを狂わせることもあります。
納豆を食べるなら、1日につき1パック、およそ100グラムが目安です。
においの感じ方は、個人差があります。
不快なにおいが漂うと、頭がくらくらしたり、吐き気を催したりします。
幸い、嗅覚には「順応しやすい」という特徴があります。
しばらくすれば、においに慣れ、普通に思えてくるのです。
たとえば、バラのにおいがする部屋があるとします。
最初はバラのにおいを感じていても、しばらくすれば、だんだんにおいが感じられなくなりますよね。
鼻が、においに、順応したからです。
決して、嗅覚がダメになったわけではありません。
バラのにおいに慣れたとしても、カーネーションの花を嗅げば、やはり別のにおいが感じられるようになります。
カーネーションのにおいばかり嗅ぎ続けていると、今度はカーネーションのにおいに順応するのです。
こうした状況に、心当たりがあるのではないでしょうか。
他の感覚器官と比べても、鼻は刺激に順応しやすいといわれます。
ところで、鼻が他の感覚器官より順応しやすいのは、なぜでしょうか。
この不思議なメカニズムは、私たちの命を守るためといわれています。
同じにおい物質ばかりに反応していると、いざ危険な別のにおい物質があったとき、感じにくくなります。
感じにくくなれば、命に関わるリスクも高くなるため、新しいにおい物質にすぐ反応できるようにしています。
1つのにおいに慣れる一方で、別のにおいを感じやすい状態にしているのです。
神秘ですね。
素晴らしい人間の体とは、本当によくできたものです。
タバコを吸う人と吸わない人が、同じ職場で仕事をするのは日常茶飯事です。
世の中は、禁煙が主流になりつつありますが、タバコを吸う人がまだまだ多いのも、たしかです。
タバコを吸わない人には、ささいなタバコのにおいも不快に感じるものです。
タバコを吸う人に悪気はなくても、誰かに不快を与えてしまうのは、複雑な心境ですね。
理想をいえば、歯磨きをしたり洗浄液で口をゆすいだりすることです。
しかし、さすがにタバコを吸うたびに歯磨きや洗浄液は、手間がかかりすぎます。
現実的ではありません。
そこで、タバコによる口臭を防ぐ、ささいな工夫があります。
水でうがいです。
タバコを吸った後、お手洗いに行き、うがいをしましょう。
ほんの5秒程度のうがいで十分です。
これだけで、ニコチンのにおいがする口臭が、ずいぶん緩和されます。
タバコで一服した後、お手洗いに行くついでの習慣にすれば、まったく手間にはなりません。
禁煙者に向けたマナーとして、スマートな配慮なのです。
口臭対策として、タバコをやめた。
「よし。タバコのにおいは、もうしなくなるだろう」
ところが、タバコをやめたにもかかわらず、タバコらしいにおいが続く場合があります。
アルコールやコーヒーなどは、やめれば、すぐ口臭が消えます。
ところが、タバコの場合は、しつこく残り続けることがあります。
トラブルの原因は、タールです。
タバコに含まれるタールは、歯にしっかりこびりついて定着する性質があります。
歯をチェックしてみましょう。
歯の色が黄色く目立つなら、タールによる影響です。
一度定着すると、歯ブラシで一生懸命にこすっても、きれいに落ちてくれないのです。
ほうっておけば、一生涯、残り続けることもあります。
タールを落とす専用の歯磨き粉を使えば、効果は多少ありますが、市販されているものは効果が薄いのが現状です。
きちんとタールを落としたければ、歯医者に行って、専門的なクリーニングを受けるのがいちばんです。
タールをきれいに落としてもらえると同時に、虫歯や歯槽膿漏など、歯に異常がないか見てもらえるチャンスです。
食事の内容は、体臭に影響します。
油料理、肉、お菓子ばかり食べていると、血中の油分の濃度が上がります。
毛穴から、皮脂やアンモニアなどが分泌されやすくなるため、体臭が強くなるのです。
しかし、今日のにおいは、昨日食べたもので決まるわけではありません。
食による体質改善は、昨日今日では、できません。
今日の体質は、過去数日間の食事内容で、決まります。
数日後の体質は、今日から数日間の食生活によって、決まります。
タイムラグがあるのです。
今日の体の状態は、過去数日間における、食事内容の結果です。
肉や酒の飲み食いばかりの食生活を送っていると、だんだん血液の油分の濃度が高くなります。
皮脂の分泌量が多くなり、毛穴から出る汗は、においやすくなります。
体臭が漂いやすい体質になってしまうのです。
2日や3日実践したくらいでは「なんだ。全然変わらないじゃないか」と思って当然です。
食生活の改善は、今すぐできますが、結果は今すぐ出るわけではないのです。
では、どのくらい続ければいいのでしょうか。
最短でも、1カ月です。
肌の新陳代謝はおよそ28日間ですから、およそ1カ月間かかる計算になります。
長い時間ですね。
体質の改善は、時間がかかるものです。
最低でも1カ月間、改善を継続することで、体質が少しずつ変わります。
油分の多い食事を減らしつつ、野菜や海藻類を積極的に食べましょう。
栄養バランスのある食生活を続けて、習慣にしてしまいます。
今日から食生活の改善を継続すれば、1カ月後には、体質の改善が見られ始めます。
1カ月も続ければ、生活にも意識にも「当たり前のこと」として定着しているでしょう。
「体質の改善」であると同時に「意識の改善」です。
食生活は、継続こそが、重要です。
タイムラグを意識しながら、諦めずに継続することが大切なのです。
サラダを食べるときは、どのような食べ方をしていますか。
サラダそのものには、濃い味はありません。
おそらくほとんどの人が、ドレッシングをかけて食べているのではないでしょうか。
このドレッシングに注目です。
味の濃いドレッシングには、油分がたっぷり含まれています。
健康のためにサラダを食べているつもりが、大量の油を取っていることになるのです。
サラダを食べるときは、ドレッシングなしで食べてみましょう。
「ドレッシングがないと味がしない。おいしくないよ」
それは、無表情で食べているからです。
無表情は、つまらないときにする表情です。
無表情でサラダを食べていると、ドレッシングをかけていても、あまりおいしく感じません。
「無表情だから味気ないものを食べているんだろう」と脳が判断して、おいしい刺激を、打ち消してしまいます。
ネガティブな妄想なのです。
ドレッシングなしでサラダを食べるとき、にっこりした笑顔になりましょう。
にっこりした表情をつくると、表情筋の刺激が脳へ伝わります。
「にっこりしているから、いいことがあったのだろう」と、脳が前向きに捉えます。
不思議なことが起こります。
味気ないはずのサラダが、おいしく感じられるようになるのです。
脳内で、おいしい味わいを、勝手につくってくれるようになります。
ポジティブな妄想です。
味は、表情によって、つくれます。
ドレッシングなしの状態で「無表情で食べるサラダ」と「笑顔で食べるサラダ」を食べ比べてみましょう。
本来は、どちらも同じ味のはずですが、違った味わい方に驚くはずです。
脳のすごい潜在能力を、健康にも生かしましょう。
笑顔でサラダを食べると、ドレッシング抜きでも、十分おいしいのです。
お酒を飲むと、体臭の原因になります。
お酒に含まれるアルコールは、体内で分解されると「アセトアルデヒド」になります。
アセトアルデヒドは、無色ですが、強い刺激臭があります。
アセトアルデヒドは、血中に混ざる性質があるため、全身を巡ります。
至る所で体臭が発生するのです。
尿はにおう、大便もにおう、息もにおう、汗もにおうのです。
アセトアルデヒドがきちんと代謝されるまで、およそ24時間かかります。
つまり、お酒を飲んでから24時間は、においやすい体の状態が続くわけです。
特に気をつけたいのは、夜のお酒です。
たとえば、寝る前にお酒を飲むとしましょう。
アルコールは、浅い睡眠の原因になり、疲れが取れにくくなります。
朝には、息も体もにおいやすくなっています。
朝、歯を磨いたりシャワーを浴びたりしても、汗をかけば、お酒くさいにおいも漂いやすくなるのです。
翌日が休日ならいいのですが、平日で会社があれば、職場の人の迷惑になるでしょう。
もちろん社会で仕事をしていくうえでは、お酒との関係は不可欠です。
飲む量はほどほどにしましょう。
社会人なら、羽目を外しすぎない節度を保つことが大切です。
コーヒーは苦くて、おいしくないという人がいます。
ミルクや砂糖を入れても、基本的にコーヒーは、苦いです。
ましてやブラックなんて、苦すぎてどこがおいしいのかと思う人もいるでしょう。
コーヒー好きの私からあなたに、苦みのあるコーヒーのおいしさに気づく方法を伝授しましょう。
方法は、簡単です。
自分でコーヒーをつくるだけでいいのです。
機会があれば、コーヒーメーカーを使って、コーヒー豆を挽くところからつくってみましょう。
すでに出来上がったコーヒーではなく、コーヒーをつくるところから始めます。
不思議なことが起こります。
苦くてまずいはずのブラックのコーヒーが、なぜかおいしく感じられるようになります。
「苦いからまずい」だったのが「苦いからおいしい」へと変わります。
ミルクも砂糖も、まったく不要。
むしろせっかく自分が作ったコーヒーにミルクや砂糖を入れるのが、申し訳なくなります。
なぜこうした現象が起こるのでしょうか。
料理と同じです。
自分で作った料理は、何でもおいしく感じられますね。
自分の体を動かして料理をつくると、料理に対して愛情や心がこもるため、何でもおいしく感じられるようになります。
料理ができるまでの一部始終を知っていると、苦労の記憶が、おいしさへと変わります。
だから、自分で作ったコーヒーは、ブラックでもおいしく感じられます。
そのとき心から「この苦みがいいんだ」と感じます。
すっと自分の世界に入り込める。
自分で作ったコーヒーは、どんなに苦いコーヒーでも、ぐいぐい飲めるようになります。
コーヒーが好きな人は、コーヒーメーカーを持っている人もいるでしょう。
自分で豆を買い、コーヒー豆を挽くところからつくると、よりおいしく感じられるようになります。
ところで、コーヒーの残りかすは、どうしていますか。
そのまま捨てるのは、もったいない。
実は、コーヒーの残りかすは、においの成分を吸収しやすいため、消臭剤の代わりになるのです。
コーヒーの残りかすを、広げた新聞紙の上に載せ、太陽の熱で乾燥させましょう。
コーヒーの残りかすが乾燥してさらさらになれば、布の小袋や小さな容器に入れると、完成です。
使用用途は、たくさんあります。
靴の中、げた箱の中、冷蔵庫の中、たんすの中、トイレ、押し入れなどです。
においが気になりやすい場所に置くと、においをどんどん吸収してくれます。
灰皿の底に入れておくと、タバコの灰から出るにおいまで吸収してくれます。
使い終わったコーヒーのかすを、使い回しできるため、エコなのです。
それだけ最大限に活用すれば、コーヒー豆も、きっと喜んでくれるに違いありません。
最後の最後まで、コーヒー豆を使い切る方法なのです。
「汗をかくから、運動を控える」
「体臭になるから、運動して汗をかくのは嫌だ」
たしかに運動すれば、汗をかきます。
もちろん汗のにおいも、多少はするでしょう。
しかし、汗臭くなるのが嫌だから運動しないのは、賢い判断ではありません。
汗が出ない生活を続けると、においやすい体質になるからです。
どういうメカニズムでしょうか。
汗をかかない生活を送ると、まず汗腺機能が低下します。
普通は汗をかいても、汗に含まれるミネラル分が、毛穴から再吸収されます。
ところが汗腺機能が低下すると、話は変わります。
ミネラル分が再吸収されず、肌に残ったままになるのです。
これが俗にいう「悪い汗」です。
ミネラル分がたくさん含まれているため、べたついて、においやすくなります。
悪影響は運動を避けると、体全体の代謝の低下につながります。
代謝機能が低下すれば、動物性脂肪の分解が不十分になり、体臭につながるのです。
汗をかかなければ、たしかに汗のにおいはしませんが、いざ汗をかいたとき、汗臭さが目立ちやすくなります。
汗のにおいを抑えるためには、汗腺機能を高めることが必要です。
汗腺機能が鍛えられると、汗をかいても、汗に含まれるミネラル分が毛穴から再吸収されます。
さらさらして、気持ちのいい汗をかけます。
汗をかいても、においにくい体質になるのです。
「マウスウォッシュは、高い」
「買うのが面倒」
「マウスウォッシュの代わりになるものはないの?」
そう思ったのは、私だけではないはずです。
マウスウォッシュを買うのもいいのですが、なかなか値段もします。
実は、もっと身近なところに、マウスウォッシュの代わりになるものがあります。
お茶です。
お茶に含まれるカテキンやフラボノイドには、抗菌・殺菌・消臭のトリプル効果があります。
強い抗酸化作用もあるため、雑菌の繁殖を抑えられます。
お茶を飲むと口臭が予防できるように、寝る前にお茶を飲めば、マウスウォッシュの代わりになります。
お茶といえば、飲むイメージが強いのですが、お茶そのものがマウスウォッシュです。
飲んでもよし。
マウスウォッシュに使ってもよし。
お茶は、飲めるマウスウォッシュなのです。
ある日、職場に行くと、やけに髪の毛がぼさぼさの同僚がいました。
「どうしたの?」と聞くと「仕事が忙しくて、昨日は家に帰っていない」と言います。
仕事で大きなトラブルが発生した関係で、緊急でやらなければいけない仕事ができ、家に帰れなかったそうです。
同僚は泣きそうな顔をしています。
彼の根気のある頑張りで、トラブルはなんとか乗り越えた様子でした。
彼の努力には、頭が上がりません。
ただし、気になったことがありました。
体臭です。
一晩でもお風呂に入らないと、体からは汗のにおいがひどく漂うようになります。
しかもその職場は、普段からとても暑苦しい職場だったので、特に汗のにおいがすごかったのです。
無視すればいいと思いますが、限度があります。
彼の体臭は、限度を超えるものでした。
彼の一生懸命さは「素晴らしい」と思いましたが、体臭だけは受け付けなかったのです。
あまりの体臭に、さすがに近寄りにくかったのです。
ひどい体臭も、限度を超えると仕事に支障を来します。
近寄れない。
その日だけは、誰も彼に近寄ろうとしませんでした。
もちろん仕事の関係で、家に帰れず、大変だったのはわかります。
しかし、お風呂に入ることはできなくても、せめてぬれたタオルで体を拭くくらいはできるはずです。
それだけでも、体臭はずいぶん改善されるのです。
季節が変われば、衣替えですね。
たんすの奥から、衣類を取り出して、新しい季節に向けて準備をします。
このとき、決まって悩むことがあります。
そうです、防虫剤のにおいです。
洋服やズボンの繊維の奥までしっかり染み込んでいて、なかなか取れないのです。
決して汚れているわけではありませんが、カビが生えたような防虫剤のにおいは、いいにおいとは言えません。
抵抗感があります。
衣替えしたばかりの服を着ると、この防虫剤のにおいが気になって仕方ないのです。
もちろんクリーニングに出せば、きれいに取れますが、すべての衣類をクリーニングに出すのは経済的ではありません。
この防虫剤のにおいを、自宅で簡単に取り除く方法があります。
アイロンがけです。
防虫剤のにおいは、熱と水分に弱い性質があります。
アイロンによる熱と水分が、防虫剤のにおいをリセットして、においを打ち消してくれるのです。
長期間の保存でよれた洋服を、きれいにする効果もありますから、一石二鳥ですね。
アイロンにかけた衣類は、ハンガーに3時間ほど掛けておきましょう。
気になるにおいが、一段ときれいに取れます。
アイロンでは間に合わない大きな布団類は、風通しの良いベランダに干しておくのがおすすめです。
太陽の日差しと風通しによって、においがきれいに取れます。
生活の知恵として、ぜひお役立てください。
年を取るにつれて、汗腺の機能も衰えます。
年を取るにつれて、乾燥肌になりやすいのです。
しかし、です。
次のような不思議な話を、聞いたことはありませんか。
「女性が更年期を迎えると、汗をかきやすくなる」
一見すると、年齢による汗腺機能の衰えに反しているように思えます。
これは気のせいではなく、医学的根拠に基づく事実です。
なぜでしょうか。
その理由は、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスに隠されています。
男性ホルモンは「発汗」に影響を及ぼす働きがあります。
一方、女性ホルモンは「発汗抑制」に影響を及ぼす働きがあります。
体臭や汗のにおいは、女性より男性に多いのです。
女性の場合、男性ホルモンより女性ホルモンのほうが優位ですから、比較的、汗は抑えられています。
しかし、女性の場合、例外があるのです。
それが更年期です。
更年期になると、女性ホルモンは、急に低下します。
相対的に、男性ホルモンが優位になるため、汗をかきやすい体質になってしまうのです。
体をあまり動かさなくても、汗がよく出るようになったり、寝汗の量が増えたりします。
「昔は汗をかかなかったのに、なぜ急に?」
場所や時間にかかわらず、急にかくようになった汗に、困惑するわけです。
決して病気ではありません。
女性の更年期によく見られる自然な現象です。
もし、この状況を改善させたければ、大豆食品がおすすめです。
大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」には、女性ホルモンと似た働きを持ちます。
適量の大豆食品を食べる習慣を身につけることで、再び、女性ホルモンが男性ホルモンより優位になります。
汗かき体質が改善されると同時に、美肌も戻ってくるのです。
体臭は、汚れがたまってからにおい始めるとは限りません。
時には、わざわざ自分で体臭をつくり出していることがあります。
香水です。
いい香りがするはずの香水ですが、本当に「いい香りか」は個人差があります。
思い出しましょう。
ショップでたくさん並んだ香水を一つひとつ手に取って、香りを確認します。
「いい香り」と思うものもあれば「苦手な香りだ」と思うものもあるでしょう。
まさにその状況です。
香水とはいえ、本当に香りがいいと思うかは、個人差があります。
自分がいい香りだと思っている香水は、ほかの人には、悪臭と感じるかもしれないのです。
しかも自分のお気に入りの香水ほど、つけすぎてしまう傾向があります。
「こんなにいい香りのする香水はない。もっといい香りを出して、自分をアピールしたい」
無意識のうちに、香水の量が増えてしまう。
自分がいい香りだと思っているから、量を増やしたくなる潜在意識が働くのです。
結果、香水をかける量が多すぎてしまうのです。
どんなにいい香りがする香水も、つけすぎると、ダメです。
雰囲気を壊します。
食事や飲み物の味を壊します。
自分が気持ちのいい香りだと思っている香水が、他人からは体臭だと誤解されることもあります。
「自分は勘違いをしているかもしれない」と思うことが大切です。
自宅だけで楽しむならいいのですが、公共の場で使うときには、注意が必要です。
こうした状況に気づくと、香水に対する考え方は変わっていくことでしょう。
もちろん香水を完全否定するつもりはありません。
しかし、確実に体臭を防ぐ目的があるなら、香水は控えるほうが無難です。
わざわざ香水をつけるより、あえてつけないほうが、賢明なのです。
体臭の原因は、実は単に、洗い足りないだけなのかもしれない。
体を洗っているつもりになっているだけかもしれない。
汗は本来、無臭です。
なぜ汗臭いのかというと、汗が皮脂や垢と混ざって雑菌が繁殖したとき、においが発生するのです。
皮脂の分泌や垢が多い人ほど、汗をかいたとき、汗臭くなりやすい傾向があります。
毎日お風呂に入って、体をきれいに洗いましょう。
しかし、この毎日お風呂に入る習慣に、注目です。
「きちんと毎日お風呂に入っているのに、体臭がする」
そういう人の体臭の原因は、洗い方に問題はありませんか。
実は単に、洗い足りないだけなのかもしれません。
体をきれいに洗っていなければ、垢は残ったままです。
当然、体臭も強くなります。
よくあるパターンが「石鹸だけつけて、満足してしまうこと」です。
体を洗おうとするとき、タオルに固形石鹸なりボディーソープなりをつけて、体を洗います。
しかし、石鹸が一応体についたことで、きれいになったと感じて満足してしまい、洗い足りないことがあるのです。
石鹸をつけただけでは、垢は落ちてくれません。
タオルなどを使って、こすることで、垢は落ちてくれます。
あまり強くごしごし力を入れすぎて洗うのはよくありませんが、垢を落とすためには、最低限の摩擦は必要です。
ほかに考えられることは「洗い忘れ」です。
単に体の中で洗い足りない部分はありませんか。
足の裏、お尻の割れ目、脇の下、うなじ、首回り、背中などです。
目が届きにくい部分ほど、洗い忘れやすいものです。
体の隅から隅まで、均一に洗いましょう。
普通お風呂は、1人で入るものですから、自分の洗い足りない指摘は、受けられません。
気づくとしたら、自分しかないのです。
「おや。もしかしたら自分のことかもしれない」
そういう意識が大切です。
「自分に限ってあり得ない」と思わず、さっそく今日のバスタイムに、手元を確認してみましょう。
意識を向けただけでも、今日のあなたは、前進しています。
さまざまな角度から、自分をチェックする癖をつけておきましょう。
髪型を整えたり固定したりする目的で使う整髪料。
身だしなみの1つとして、愛用している人も多いのではないでしょうか。
しかし、好感を得るための整髪料が、実は体臭の原因になっていることもあります。
問題になりやすいのは「香りの付いた整髪料」です。
体臭を紛らす目的で、香りのついた整髪料を使うと、トラブルを悪化させることがあります。
香りの好みは、人それぞれです。
自分はいい香りだと感じても、他人には、異臭と感じることがあります。
体臭と誤解されやすい傾向があるのです。
特に注意したいのは「においの変化」です。
体の中で最も皮脂の分泌が多いのは、頭皮です。
つけたときは爽やかな香りがしても、時間がたって頭皮の皮脂が混じると、激臭へと変わることがしばしばです。
しかも鼻は順応しやすいため、自分では異臭になかなか気づけません。
自分としては「つけた瞬間の爽やかな香りが、ずっと続いているだろう」と思います。
しかし、実際は、時間がたつにつれて頭皮の皮脂と混ざるため、においが悪くなるものなのです。
気づかないうちに、周りに迷惑をかけていることがあります。
香りの付いた整髪料は、体臭と誤解されやすいため、使用には注意が必要です。
体臭を抑えたければ、無難に無香タイプを選ぶのがおすすめです。
私は温泉が、大好きです。
毎日、銭湯に通うのはもちろん、1カ月に何度かは温泉にも行きます。
特にお気に入りの温泉は、東京ドームにある『LaQua』という温泉施設です。
清潔感のあるところで、気に入っています。
その温泉施設では「垢擦りサービス」があります。
たまにですが、垢擦りサービスを受けることがあります。
私が台の上でうつぶせになり、ごしごし洗ってもらう姿勢です。
そんなときです。
ふと、意味深長な一言をかけられることがあります。
「腰あたりから、垢がよく出ていますね」
たわいない一言と思いますが、この言葉が貴重です。
何気ない言葉ですが、深い意味が込められています。
つまり「腰あたりが洗い足りていませんよ」というアドバイスなのです。
遠回しに、やんわり、私を叱ってくれているのです。
垢擦りサービスの人は、プロです。
プロとして、体の垢をきれいに落とすのは当然ですが、洗い方で足りない部分に気づかせるのも、サービスの1つです。
自分の足りない部分に、気づかせてくれる場でもあります。
うつぶせになった私は、完全に無防備です。
やんわり叱られるほうが、かえって痛切に感じます。
「はい。今度から、きれいに洗うようにします」と言って、自己反省するのでした。
電車の中で体臭が目立ちやすい人には、似ている傾向があることに気づきます。
ずばり、太っている人です。
力士のように太っている人ほど、額や胸にたくさん汗をかいています。
同時に、汗臭い体臭も強い状態です。
下着にびっしょり汗が染み込み、独特の汗臭さが漂います。
太っている人ほど、汗も体臭も、ひどくなりやすいのは事実です。
太っている人には、分厚い皮下脂肪があります。
皮下脂肪は、断熱材のような働きをします。
体の熱が、外に逃げにくくなります。
体の内側に熱がこもりやすくなり、汗をかきやすくなります。
汗をかきやすくなれば、同時に汗のにおいも目立ちやすくなります。
「体質の問題」というより「体格の問題」です。
「それならば、冬は寒さを感じにくいメリットもあるではないか」
いえいえ、喜んでいる場合ではありません。
たしかに冬は寒さを感じにくいメリットはありますが、太りすぎは、やはり健康に良くありません。
太っているのは、食べすぎと運動不足の証拠です。
肥満は、さまざまな病のリスクが高くなります。
高血圧、高脂血症、心臓病、糖尿病などです。
肥満によってリスクが高まる病の数は、星の数ほどです。
体格指数(BMI)が25を越えるなら、シェイプアップが必要です。
太っている人は、汗かきや体臭をなんとかするより、まずダイエットから始めましょう。
汗を抑える、素晴らしい食品があります。
大豆食品です。
大豆食品には、汗を抑える効果があります。
豆腐や納豆などに含まれる「大豆イソフラボン」は、分子構造が女性ホルモンと似ています。
女性ホルモンには、肌のつやや汗を抑制する働きがあります。
大豆食品を積極的に食べることで、女性ホルモン量が増えることになるため、汗もかきにくくなるのです。
嬉しいのは、汗を抑える効果だけではありません。
女性ホルモンと似た働きがあることは、美肌につながることでもあります。
肌がつるつるしたり、肌色が良くなったりなど、肌の調子が良くなります。
見た目の質素な大豆食品ですが、大いなるパワーを秘めているのです。
大豆食品には、汗を抑制する働きがあります。
大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」は、分子構造が女性ホルモンと似ているためです。
ところがこういう話をすると、そればかりを考える人がいます。
「よし。じゃあ今日から大豆食品ばかり食べよう」
意気込みは素晴らしいのですが、少し落ち着いてください。
いくら大豆に汗を抑える効果があるとはいえ、食べすぎは良くありません。
女性ホルモンの大量分泌は、がんのリスクを高める報告があります。
大豆製品を使った食事も大量に取りすぎれば、女性ホルモンの副作用と同様、がんのリスクを高めてしまうことになります。
食べるなら、量が大切です。
豆乳なら、1日1パック(およそ200ミリリットル)。
納豆なら、1日1パック(およそ100グラム)。
豆腐なら、1日半丁です(およそ100グラム)。
大切なのは、習慣です。
毎日、100グラムの大豆食品を食べる習慣を続けることで、次第に汗をかきにくい体質へと変わるのです。
ある日のこと、水口家にくみ取り業者の人がやってきたとき、印象深い出来事がありました。
くみ取り業者の1人が、仕事の最中、意味ありげな質問をしてきました。
「もしかしてご家族に、糖尿病にかかっている人はいませんか」
実は、祖母が重度の糖尿病だったのです。
母は「なぜわかったんですか」と驚いて聞くと「においでわかるんです」と言いました。
私も1つ屋根の下で暮らしていたので、独特のにおいの実感がありました。
例えて言えば「甘酸っぱいにおい」です。
くみ取り業者の人は、仕事上、数多くの家を回っていくので、においに敏感です。
実は、重度の糖尿病になると、独特の体臭を放ち始めるようになります。
なぜでしょうか。
糖尿病になると、糖分を分解するインスリンが不足します。
食事をして血液の中にたくさん糖があっても、使えない状態になるのです。
そこで代わりに、体にある体脂肪から脂肪酸を取り出して、エネルギーとして使われるようになります。
この代謝の際、副産物として「ケトン体」という物質も発生します。
肝臓では、ケトン体を浄化できません。
ケトン体が混じった血中が体を巡り、汗を通して甘酸っぱいにおいが出てくるメカニズムです。
ちなみににおうのは、汗だけではありません。
口から吐く息、小便や大便まで、独特のにおいが漂うようになります。
糖尿病であるかぎり、体臭も発生し続けてしまう難しい悩みです。
糖尿病による体臭を防ぐためには、朝にもシャワーを浴びたり、こまめに汗を拭いたりして、抑えるようにしましょう。
私の職場で実際にあった、体臭にまつわる出来事があります。
私の職場に以前、糖尿病を患っている人が入ってきました。
重度の糖尿病とのことです。
入院すればいいのですが、経済的事情があり、入院すらできないそうです。
ある日のこと、職場の男性の1人が「水口さんの前に座っている人から体臭がするよ」という話を持ち掛けてきました。
私の前に座っている人は、重度の糖尿病を患っている人のことです。
「やっぱりそう思う?」という人が、ほかにも何人も出てきました。
職場のほかの人たちも、ひそかに同じことを考えていたようです。
重度の糖尿病になると、代謝機能が低下する関係で、独特の体臭が漂い始めます。
私の祖母も重度の糖尿病だったので、心当たりのあるにおいでした。
そんな中、1人、意外な返事をする人がいました。
その糖尿病を患っている人の、真横に座っている男性です。
「そうかな。本当ににおうかな。全然におわないよ」
驚きました。
強い体臭を漂わせる人の真横に座っているにもかかわらず、におわないのは、不自然です。
嘘をついているようにしか思えません。
そのときは「信じられない。本当?」という話題で終わりましたが、後になり、ふと思ったのです。
それは彼なりの思いやりだったのではないかと。
本当はにおうけれど、におわないふりです。
陰でこそこそするのは、卑しいことです。
もちろん本人の清潔感の欠如なら、指摘をして、治してもらうのもいいでしょう。
しかし、病による体臭は、仕方ありません。
ましてや、糖尿病は、重い病です。
現代の医学で、簡単に治るものではありません。
では、どうするかというと、気にしないのがいちばんです。
においは、気にすればするほど、においやすくなります。
意識がにおいに向いてしまうので、においを感じやすくなるのです。
周りの人たちに「気にしないようにしようよ」という暗黙のメッセージだったのです。
自分が言われて嫌なことは、相手にとっても同じです。
知らないふりが、いちばんです。
においから意識をそらせようとするのは、誰も傷つかない、最良の選択です。
彼の知らないふりをする姿の真意がわかったとき、かっこよく映ったのです。