執筆者:水口貴博

食べることを楽しむ30の方法

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食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。

食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。 | 食べることを楽しむ30の方法

素晴らしい料理を楽しんだ後は、心地よい余韻を楽しめます。

食の感動が、心の中をこだましているかのようです。

食べ終わったにもかかわらず、口の中にまだ味が残っているようです。

映画のエンドロールを見ているときのような、心地よい余韻があるでしょう。

特にレストランでフルコース料理を堪能したときは、食後の余韻も格別ですね。

残念ながら、食後の余韻は時間が経つにつれて小さくなり、最後は消えてなくなります。

できるだけ食後の余韻を長く楽しみたいですね。

ここであなたに朗報です。

食後の余韻を長持ちさせるコツがあります。

食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にあります。

食後しばらくしてから、食事の場面を思い出す

方法は簡単です。

食後しばらくしてから、食事の場面を思い出してください。

食後30分後や1時間後くらいがいいでしょう。

その日のうちであれば、記憶がまだ鮮明に残っているはずです。

食べたときの光景をできるだけ具体的に思い出すのがポイントです。

「味」「食感」「香り」「音」「見た目」など、思い出せるだけ思い出しましょう。

そのときの状況や雰囲気も思い出したい。

できればそのときの感動も思い出したい。

一緒に食事をした人がいれば、その人のことを思い出しましょう。

おいしいものを食べたとき、幸せ気分が広がります。

すると、どうでしょう。

思い出すと、頭の中で再生される状態になります。

ハッピーな感情がよみがえってきて、消えかけていた余韻が増幅されます。

食後の余韻が復活することで長続きするのです。

人間には「記憶想起」という能力があります。

保持した記憶を必要に応じて思い出せます。

せっかく素晴らしい能力があるのですから、ぜひ外食の際にも生かしましょう。

無意識のうちに行っている人は、今後は意図的に取り組んでみるといいでしょう。

何気なく思い出すのと意図的に思い出すのとでは違います。

食後の余韻は楽しむためにあります。

おいしいものを食べたのなら、幸せ気分を少しでも長く楽しみましょう。

食べることを楽しむ方法(28)
  • 食後しばらくしてから食事の場面を思い出して、余韻を長続きさせる。
その食べ物は、あなたに食べてもらうのを待っている。
だからあなたは、それを食べる。

食べることを楽しむ30の方法

  1. 食欲が湧いたから食べるのではない。
    食べるから食欲が湧く。
  2. おいしいものを食べた人が幸せになるのではない。
    おいしく味わった人が幸せになる。
  3. 忙しくて外食できないときは、生活の中に組み込めばいい。
  4. 食べたいものから食べよう。
    後回しにしていると、ろくなことにならない。
  5. なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。
  6. 高級なものが贅沢な食事とは限らない。
    贅沢は「値段」ではなく「満足感」で決まる。
  7. 料理の写真を撮る人は多くても、食べている写真を撮る人は少ない。
  8. 食事をいただくときは、まず外観を楽しもう。
  9. たくさん食を楽しみたいなら、たくさん体を動かすこと。
  10. 「ご飯少なめ」は恥ずかしいことなのか。
  11. 小食にコンプレックスを持つ必要はない。
  12. 歯を大切にしてしすぎることはない。
    おいしく食事を楽しめるのは、健康な歯があってこそ。
  13. 甘いものに興味がないふりをしないでください。
  14. なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。
  15. 「味音痴」と思ったら、濃い味付けをやめてみる。
  16. お箸の正しい持ち方ができていますか。
  17. 組み合わせの数だけ、食の楽しみもある。
  18. あなたは食のレポーター。
    コメントしながら食べてみよう。
  19. 食事中のときくらい、カロリーのことは忘れてください。
  20. 食事を取らないことが、ミスを増やす原因。
    きちんと食事を取るだけで、ミスが大幅に減る。
  21. 食事中にため息をつくのは、マナー違反。
  22. 飲食店や高級レストランに詳しくないからといって、焦る必要はない。
  23. うっかりまずいものを口にしたとき、飲み込むか吐き出すか。
    それが問題だ。
  24. 便秘になっていると、スムーズに食を楽しめない。
  25. 食べることで、楽しめるようになる。
  26. 苦手な食べ物も、本気でおいしいと思い込んで食べてみよう。
    奇跡が起こるかもしれない。
  27. デスクで食事を取る際、ちょっと華やかな雰囲気を演出する工夫とは。
  28. 食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。
  29. その食べ物は、あなたに食べてもらうのを待っている。
    だからあなたは、それを食べる。
  30. 私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。

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