睡眠時間の重要性に気づいたのは、大学受験のころでした。
当時、浪人中だった私は、なんとしても次こそは合格する意気込みでいっぱいでした。
もう絶対に受験に失敗したくない思いから、当時、私は、できるだけ睡眠時間を短くしようと心がけていました。
あなたは今、元気ですか。
もし元気がなければ、もしかしたら睡眠不足が原因になっていないか、一度考えてみましょう。
単純に、睡眠時間が短いとなかなか元気が出ません。
人間は、睡眠時間を短くする努力はしても、長くする努力はなかなかしないものです。
睡眠時間が短いと起きている時間が長くなり、得をしたような気分になります。
また睡眠時間が長いと、だらしない生活を送っていると思われてしまいます。
夜にしっかり寝るコツは、昼間にしっかり頭と体を動かしておくことです。
どちらか一方しか使っていなければ、なかなか夜は寝つけません。
頭と体を両方動かして疲れるからこそ、夜はぐっすり寝られるのです。
アニメ『ドラえもん』で出てくるのび太君の得意技は、すぐ寝られることです。
「今から寝る」と言って、3秒で寝てしまいます。
ドラえもんは「こういうことだけは早いんだから」とあきれるというおなじみの場面です。
睡眠は、充電する時間であり、回復する時間です。
昼間の疲れを回復させ、やる気や元気を充電させる大切な時間です。
夜に落ち込んでいて元気がなくても、一度寝てしまえば、朝は前向きに元気になっています。
人は、寝ている間におよそ200mlの水分が失われるといわれています。
寝ている間にコップ1杯分が、汗として発汗されると考えるといいでしょう。
睡眠中の体温調節のために、寝ている間も汗をかいているのです。
人の体の60%は、水分でできています。
水の星、地球から誕生しただけあって、体の成分のほとんどが「水」でできています。
そのため水を補給しないと、体の至る所に不調が出てきます。
ぐっすり長時間寝ることに、どうも日本人は罪悪感を抱いている人が多いようです。
「9時間も寝た」と言うと「だらしないね」と侮辱されます。
「そんなんじゃ、受験に合格しないよ」
寝る前には、極力食べることは避けるようにしましょう。
寝る前に食べてしまうと、太ってしまうだけでなく、胃や腸に残業をさせてしまうことになります。
たしかに食べた後は、少しずつ自然な眠気がやってきて、気持ちよく寝られます。
忙しいときはつい睡眠時間も短くなってしまいがちです。
勉強や仕事で夜が遅くなれば、それだけ睡眠時間が短くなります。
しかし、忙しくて疲れたときこそ、睡眠時間は長くするように心がけることです。
私は疲れたときには、とりあえず目だけでも閉じるようにしています。
「疲れてきたな」と思ったら、意識的に目を閉じます。
目を閉じるだけでも疲れの取れ具合が、まったく違います。
モテる人は、決まって表情が明るいことが特徴です。
明るい笑顔であり、また表情も生き生きしています。
不思議なことに、モテるからとはいえ必ずしも美男美女とは限りません。
朝起きたときは、寝ている間まばたきをしていないため、目が乾燥した状態になっています。
普段起きているときは、無意識にまばたきをして、そのたびに目に水分を行き渡らせ目を潤します。
しかし睡眠中は、目は閉じた状態ですから、目の水分補給が難しくなります。
せめてベッドに入ってからは、余計な考え事をしないようにしましょう。
夜、ベッドに潜り込み、次の日のことを考えていると、そのうち眠気が消えて、眠れなくなります。
次の日のことを考えるほど、不安になり、眠気を飛ばしてしまいます。
人は、つい起きている時間のことばかり考えてしまいがちです。
意識があるのは起きている時間であり、眠っている間は意識がないため、つい起きている時間だけが人生だと考えてしまいがちです。
あらためて考えると当然のことですが、寝ている時間もしっかり人生の一部であることにまったく変わりはありません。
単なる寝るという「睡眠」と、ぐっすり気持ちよく寝るという「快眠」は似ているようで、実は違います。
起きている時間でも、楽しさに大小の違いがあるように、睡眠にもどれだけ心地よく寝られるかに大小の差が出てきます。
もちろん「睡眠」より「快眠」であるほうが、より深く気持ちよく寝られます。
デパートの快眠コーナーへ行けば、快眠グッズというのが必ず置いてあります。
気持ちよく寝られる枕や、耳栓、アイマスク、また快眠を誘うCDなど、いろいろな種類があります。
こうした快眠グッズたちを、時には効果的に使うこともポイントです。
風邪の予防は、事前の対策が大切です。
会社では、風邪気味の人が「風邪気味なので早退します」と早めに帰るという光景を目にします。
しかし、そんな人に限って、次の日も思うように回復せず、会社を休みます。
意外に思われることかもしれませんが、人間が差をつけるのは起きている時間より、眠っている時間のほうです。
人との競争の中にいるとき、起きている間のことばかりを偏って考えてしまいがちです。
「活動するのは、起きている時間」
寝ている間は、少しでも睡眠の質を高くすることです。
睡眠の質が高いと、疲れが取れ、起きたときの爽やかな心地があります。
寝ている時間を阻害されないように、起こされるような邪魔者はできるかぎり排除しておくことです。
現代社会の中で、目覚まし時計を使い、睡眠不足でも無理やり起きる手段があります。
また単純に、寝る時間が夜遅くなり、睡眠不足ということもあります。
テレビを消して、さっと寝ればいいものを、面白い番組があることを言い訳に、寝る時間を遅くしているわけです。
テストや試合の本番前は、前日に少しでも好体調でいられるように、いつもより早めに寝ます。
いつもは夜遅くまで勉強している人が、こんなときに限って早寝早起きをしようとします。
少しでもテストや試合で良い結果が出るように、体調を万全に整えたい気持ちもわかります。
「朝はいつも眠い。なんとか起きられる良い方法はないのか」
こうした悩みは特に低血圧の人に多いようです。
低血圧の人は朝の血流量が少なく、エンジンがなかなかかかりづらく、朝起きることにとても苦労をするようです。
ごくまれに、私は夜どうしても寝られないときがあります。
あまり疲れていないときや、コーヒーを飲んでしまい、カフェインのせいで頭が冴えてしまっているときなどです。
「寝たいのに、寝られない」
空気が汚くて、体調が悪くなった経験はありませんか。
部屋の空気が悪いため、寝つきが悪いという経験はありませんか。
部屋の中、特に寝室の空気は大切で、睡眠に大きく影響を与えます。
「最近、不規則な生活になっていて本当に大変だよ」
あなたは、こんな言葉をつい口にしてしまったことはありませんか。
「自分はこんなに不規則な生活をしているんだ。大変そうだろ。すごいだろ」
私が実際に経験した失敗談をお話しします。
学生のころ、勉強は夜によくやっていました。
夜のほうが静かで、集中ができるような気がしたからです。
体を動かした作業なら、午後でも動かせます。
しかし、頭を使った知的作業(暗記、計算、読書、考え事)は、必ずと言えるほど午前中のほうが集中でき、効率よくできます。
朝は、脳の疲れが取れていてすっきりしている時間です。
普段は徹夜をする必要がなくても、徹夜をしなければならないときがあります。
テスト前日や仕事の締め切りが迫っているときなどです。
「寝たいけど、寝るどころではない」
睡眠時間の重要性に気づいたのは、大学受験のころでした。
当時、浪人中だった私は、なんとしても次こそは合格する意気込みでいっぱいでした。
もう絶対に受験に失敗したくない思いから、当時、私は、できるだけ睡眠時間を短くしようと心がけていました。
理由は単純です。
寝る時間が短いほど、起きている時間が長くなり、勉強時間に回せるだろうと考えていたからです。
成績がいい人は、睡眠時間が短いからに違いないと思っていました。
受験時代だからこそ、そうした考え方に偏っていたのかもしれません。
しかし、それからが悪夢の始まりでした。
睡眠時間が短いほうがいいと思っても、現実は思うようにいきませんでした。
元気も出ない。
やる気も出ない。
頭が回らない。
表情が悪くなる。
疲れやすい、目が痛い、集中力が持続しないなどです。
悪いことを挙げれば、切りがありません。
睡眠時間が短いほど、うまくいくどころか、うまくいかなくなりました。
そんな中、ついに異常事態が発生します。
髪の毛が、ぼろぼろ抜け始めたのです。
片手で髪の毛を強く握ってみると、20本以上の髪の毛が抜けてしまいます。
「これは、大変だ!」
さすがに、驚きました。
すぐ薬局に飛び込んで、育毛剤を買ったことがあります。
今でこそ笑い話にできますが、当時の私は「このまま自分は、はげてしまうのではないか」と本気で悩みました。
明らかに、体に異変が生じ始めていたのです。
そこで今度は、思いきって逆のことをしてみたのです。
徹底的に、寝るようにしてみました。
目覚まし時計は使わず、自然に起きられるまで徹底的に寝てみました。
睡眠時間が十分になるように心がけてみました。
するとです。
今までの苦労が、嘘のように消えていきました。
元気も出る。
やる気が出る。
頭が回りやすくなる。
表情が明るくなる。
疲れにくくなる、集中力が持続しやすくなるなどです。
もちろん異常な抜け毛もなくなりました。
一転して、調子が良くなったのです。
このときの経験から、睡眠の重要性について、身をもって体感しました。
もちろん睡眠時間が長すぎるのも問題ではありますが、短すぎるよりはましです。
睡眠時間は、充電する時間であり、回復する時間です。
デジタル化の社会が進み、スピード重視の現代において、睡眠を軽視しつつある風潮があります。
いま一度、その認識を改めるべく、睡眠の重要性を整理することにしたのです。
あなたは今、元気ですか。
もし元気がなければ、もしかしたら睡眠不足が原因になっていないか、一度考えてみましょう。
単純に、睡眠時間が短いとなかなか元気が出ません。
まだ眠いのに、睡眠不足で無理やり目覚ましに起こされると「なぜ自分はこんなに不幸な人生を送っているのだろう」と考えます。
特に寒い冬の睡眠不足のときに、無理やり目覚ましで起こされるのは、私の1番苦手なことの1つです。
人間にとって必要な3大欲の1つである、睡眠が不足していると、とにかく「不幸」を感じます。
「こんなことで自分はいいのだろうか……」
「自分は生きていて何か意味があるのだろうか……」
「こんなにつらい人生、耐えられない……」
このように考えがネガティブになります。
別に本当にそうなっているわけではなく、ただ睡眠不足のせいでささいなことを大げさに考えてしまうのです。
人間の基本的な欲求である睡眠が不足すると、さすが基本欲求だけあって、生活の基本がどんどんおかしくなります。
まずは元気が出ないというのが、なにより1番の問題です。
あなたの生活に元気がなければ、まずは睡眠を十分に取ることから始めましょう。
「違う! 元気がないのは、将来への不安やストレス、悩みがあるからだ!」
そういう人も出てきそうですね。
そうしたことで元気がないとしても、まずは睡眠時間を十分にとっておかないと、さらに悩みを大きく考え下向きに考えます。
将来の不安やストレスや悩みがあるからこそ、睡眠時間はその分長めにとっておくことです。
睡眠不足だと、余計にひどく大げさに考えます。
基本こそしっかりさせておきましょう。
睡眠時間を十分にとっておくことは基本であり、土台が不安定なら、不安や悩みといったストレスも悪化してしまうのです。
人間は、睡眠時間を短くする努力はしても、長くする努力はなかなかしないものです。
睡眠時間が短いと起きている時間が長くなり、得をしたような気分になります。
また睡眠時間が長いと、だらしない生活を送っていると思われてしまいます。
特に仕事のできない社会人は夜遅くまで残業をして、睡眠時間が短いことを自慢しがちです。
「昨日は深夜2時まで残業だよ。3時間しか寝ていないよ」
顔を引きつらせながら、自慢します。
そんな人の目の下には、黒くて大きなくまができ、不健康そうな表情なのです。
睡眠時間が短いと、周りから「すごいですね」と言われます。
すると、さも自分は、本当にすごいように勘違いしてしまいがちです。
しかし、こうしたことに振り回されないでください。
すごい人でも何でもなく、ただ仕事をするのが遅いだけです。
本当に仕事ができる人は、残業はしません。
早寝早起きであり、睡眠時間も十分にとっています。
見る人が見れば、睡眠不足を自慢する人は、単に仕事の遅い人であり、自己管理能力のない人だと感じます。
勉強にも同じことが言えます。
成績がいい人に限って、いつも「普通」にしています。
勉強ができるくらいだから、さぞ夜遅くまで毎日勉強しているのだろうなと思ってしまいますが、実際はそうではありません。
勉強のできる本人は「普通」そのもので、特に夜遅くまで勉強はしていないと言います。
私が中学生のころ、めちゃめちゃ勉強のできる三好君という同級生がいました。
いつも成績が上位なので、夜遅くまで勉強をしているのだろうと思い、本人に聞くと意外な返事が返ってきました。
「いつも早めに寝るようにしてるよ」と言うのです。
特に無理やり深夜まで勉強はせず、むしろ規則正しい生活を心がけ、睡眠時間は十分にとっています。
「三好君は、いつ勉強しているのだろう?」
勉強している人ほど、いつ勉強しているのかわからないのです。
三好君の謎を解き明かすと、睡眠時間を十分にとっている分、起きている短時間に集中し一気に勉強をするスタイルでした。
特に勉強は、集中するからこそ身につくものです。
だらだら勉強している人は決まって成績が良いとは言えません。
むしろいつ勉強しているのかわからないくらいの人のほうが成績は良かったりします。
それは起きている短時間の間に、勉強を一気に集中して行っているからです。
短時間であるゆえに、集中しているのでその分、身につき具合もよく、成績もいいのです。
あなたが学生であるならば、成績を上げるために少しでも睡眠時間を長くする努力をすることです。
あなたが社会人なら、仕事ができるようになるために、少しでも睡眠時間を長くすることです。
決して睡眠時間を短くしようだなんて逆の努力をしないように気をつけることです。
十分に睡眠を取って、起きている時間に集中力を上げてこなすほうが、能率がいいのです。
夜にしっかり寝るコツは、昼間にしっかり頭と体を動かしておくことです。
どちらか一方しか使っていなければ、なかなか夜は寝つけません。
頭と体を両方動かして疲れるからこそ、夜はぐっすり寝られるのです。
仕事や勉強のできる人は、昼間に集中しています。
慌ただしく動き、頭も集中して使っているからこそ、夜はぐっすり寝られ睡眠時間も長くなります。
しかし、仕事や勉強のできない人は、起きている昼間にだらだらしてしまうために頭も体もだらだら状態なのです。
特に集中して使っていないため、疲れも中途半端で夜も寝つきが悪くなります。
それで睡眠不足になり、元気がなくなり、余計に昼間はだらだらしてしまいます。
だらだらするから疲れているような疲れていないような中途半端が続き、また夜は寝つきが悪くなる悪循環です。
こうした好循環と悪循環は、人によってどちらかにくっきりとわかれます。
一度好循環に乗ればどんどんよくなっていくし、一度悪循環にはまってしまえばなかなか抜け出すことができず悪い状態が続きます。
できる人はできるし、できない人はできないのは、好循環か悪循環かの違いなのです。
良い好循環をつくり出しておくためにも、昼間はしっかり頭と体を動かして疲れ、夜に十分寝ておくことが重要なのです。
アニメ『ドラえもん』で出てくるのび太君の得意技は、すぐ寝られることです。
「今から寝る」と言って、3秒で寝てしまいます。
ドラえもんは「こういうことだけは早いんだから」とあきれるというおなじみの場面です。
のび太君ほどではなくても、あなたもあなたなりに「こうすればすぐ寝られる」というスタイルをつくっておくといいでしょう。
自分なりの寝る前の儀式といった感じで、寝かたや段取りをつくっておくと、夜は寝やすくなります。
私はお風呂から出てすぐ寝ることが、いつものスタイルになっています。
お風呂で疲れを取り「気持ち良かった」と思ったところでベッドに潜り込むのが1番よく寝られるサイクルになっています。
お風呂上りで少しぼうっとなっているほうが、眠気といい具合に交じり合い、うつらうつらしてくるのです。
こうしなければ寝られないわけではないのですが、こうすれば寝やすくなるというちょっとした段取りです。
人によって個人差が大きいことですから、自分の「こうすればすぐ寝られる」というスタイルは自分で見つけておきましょう。
本当は昼間に頭と体を精いっぱい使っておけば、夜はどうしても眠くなってしまうものです。
本当はそれが自然で1番いい。
しかし、生活上、頭も体も動かせない日もあることでしょう。
そういうときでもとにかく寝られるようなスタイルを確立しておくことです。
自分なりのスタイルを持っていることで、昼間が変則でも、夜は確実に寝られるのです。
睡眠は、充電する時間であり、回復する時間です。
昼間の疲れを回復させ、やる気や元気を充電させる大切な時間です。
夜に落ち込んでいて元気がなくても、一度寝てしまえば、朝は前向きに元気になっています。
どんなに疲れていてもしっかり寝ることさえできれば、しっかり回復し、元気を充電させることができるのです。
また睡眠中は、成長ホルモンをはじめとする人間の成長には欠かせない物質が分泌される時間でもあります。
人間が自分の手でつくり出せない元気になる物質は、人にはもともと備わっているのです。
私は落ち込んだり元気が出なかったりするときは、とりあえず寝るようにしています。
嫌なことがあったときや忘れたいようなつらい出来事があったときも、同じように寝るようにしています。
すると不思議なことに精神的に落ち込んでいても、起きたときにはある程度回復していることに気づきます。
「睡眠は、最高の万能薬」という西洋の言葉もあるくらい、寝るということには人間的に回復させてくれる力があります。
体力的な回復と充電だけでなく、精神的な回復と充電もしてくれるという人間には最高の万能薬なのです。
人は、寝ている間におよそ200mlの水分が失われるといわれています。
寝ている間にコップ1杯分が、汗として発汗されると考えるといいでしょう。
睡眠中の体温調節のために、寝ている間も汗をかいているのです。
起きた直後は軽い水分不足の状態になっているため、水分の補給が必要です。
寝ている間に大量に発汗した分、朝にしっかり補給しておく必要があるのです。
逆も言えます。
夜、寝ている間に水分が失われるからこそ、寝る前に水を飲んでおくということです。
また寝る前の水分補給はお肌に水分を行き渡らせることもでき、美容にも有効です。
こうしたことを踏まえ、私はいつも夜寝る前と寝起き直後には、水素水を飲むことが習慣になっています。
寝る前にはコップ1杯分の水を飲み、起きたら水を飲んで目を覚ますといった感じです。
人の体のほとんどは、水分でできています。
しっかり水分を取っておくことは、就寝前後だけでなく、普段から必要なことなのです。
人の体の60%は、水分でできています。
水の星、地球から誕生しただけあって、体の成分のほとんどが「水」でできています。
そのため水を補給しないと、体の至る所に不調が出てきます。
たとえば風邪をひきやすくなります。
水分が足りないことで、血液がどろどろになり、免疫力が低下します。
風邪の原因は、免疫力の低下やストレスが原因といわれていますが、そんな免疫力の低下は水分不足が根本的な原因になっています。
風邪薬を飲むくらいなら、水をたくさん飲むことのほうが優先です。
まず基本である水分を補給しないと、風邪はなかなか治りません。
また風邪に限らず、水分不足は人の体にいろいろな影響を与えます。
体中を行き渡る血液が水分不足でどろどろになってしまっては、当然体の至る所に不調が出てきます。
疲れやすくなり、疲れが取れにくく、やる気も出ない、力も出ないといった「元気のない体質」になってしまうことです。
体質とは、普段からしっかりと体の基本である「水」を補給しているかどうかでも、大きく変わります。
私は寝る前、寝起き、またそれ以外にも日中、喉が渇いていなくても水分を積極的に補給するようにしています。
積極的に水を飲むようになってから、明らかに風邪をひきにくい体質になりました。
普段の体調も、水分を積極的に取ったときのほうが、爽やかな気分になっています。
水を積極的に飲むことは、人間らしさを取り戻すことでもあるのです。
ぐっすり長時間寝ることに、どうも日本人は罪悪感を抱いている人が多いようです。
「9時間も寝た」と言うと「だらしないね」と侮辱されます。
「そんなんじゃ、受験に合格しないよ」
「のび太君だね」
「出来損ないの人間になるよ」
そう言って寝ている人はだらしない人間であるかのように言われます。
その反面はどうでしょうか。
「勉強で昨日は3時間しか寝ていないよ」
「昨日は残業で、家に帰っていないよ。全然寝ていない」
「睡眠不足だよ。疲れた」
眠そうな表情で頑張る人には「すごい。頑張ってるね」という間違った褒め言葉を言われます。
また中には寝ることを時間の無駄と考え、長く寝るどころか短く寝ようと心がけている勘違いも存在するくらいです。
私の職場には、いつも睡眠不足の女の子がいます。
彼女はいつも「昨日は3時間しか寝てない」と同情してよと言わんばかりの表情で言ってきます。
「なぜいつも睡眠不足なの?」
すると「寝てしまうと1日が終わるからもったいない。寝る時間を短くして、起きている時間を長くしたい」と言います。
そう言っている彼女の顔色は青白くて血色が悪く、元気がありません。
彼女にはいつも決まった口癖があります。
「なかなか集中できない。覚えないといけないことがたくさんあるのに、頭に入ってこない。これではダメだ」
こういつも嘆いています。
そんな姿を見て私は「きちんと寝てないと、そりゃすべてうまくいかないよ」と心の中でひそかに思います。
初めにも言いましたが、寝ることは疲れを回復させ、免疫力を高め、やる気や元気を充電する時間である大切な生活の一部です。
そんな生理現象に関わる大切なことを削ってしまっては、1日中不幸そうな表情で気力も集中力も元気も出ないのです。
寝ることは決して無駄ではありません。
それどころか少しでも睡眠時間を長くしようと努力をしないといけないくらいなのです。
私が学生のころはこの睡眠の大切さに気づいておらず、睡眠時間を短くしようと間違った方向へ努力をしていた時期がありました。
当然、表情も悪く、元気もなく、成績もなかなか思うように上がりませんでした。
しかし、今は、少しでも睡眠時間を長くしようと努力するようになりました。
むしろ少しでも睡眠時間を長くしておかないと、日中は元気が出てこなくなるのです。
寝る前には、極力食べることは避けるようにしましょう。
寝る前に食べてしまうと、太ってしまうだけでなく、胃や腸に残業をさせてしまうことになります。
たしかに食べた後は、少しずつ自然な眠気がやってきて、気持ちよく寝られます。
それは食べた物が胃に入り、消化活動のために血液が胃に集中し、脳に行き渡る血流量が減ってしまうため、脳が眠くなるのです。
しかし、脳が眠くなってしまっても、胃は一生懸命活動しています。
寝る前に食べることを避けるというのはよく耳にしますが、ダイエットのためだけではありません。
寝る前に食べてしまうと、胃や腸に対して残業を強いることになり、せっかくの休み時間に仕事をさせてしまうことになるからです。
いくら睡眠中に脳は寝ていても、胃や腸は中に食べ物が入ってくれば、それを消化するために一生懸命活動します。
残業が人間にとってつらいものであるように、胃や腸にとっても残業はつらいものなのです。
寝る前に大量に食べてしまうことは、これから休もうとしていた胃や腸に仕事をさせて余計に疲れさせてしまうことになるのです。
食べるなら、朝起きたときに食べることです。
朝なら疲れも取れていますから、胃や腸も活発に活動する準備ができています。
しかし、せっかくの睡眠中くらいは、胃や腸は休ませてあげないと、本当に休む時間がなくなります。
夜は自分の脳を休ませてあげるだけでなく、胃や腸にも休憩をさせてあげましょう。
胃や腸は、朝食に活動し、昼食に活動し、夕食にも活動しています。
そのうえ、寝る前にまで活動させては疲れきってしまい、かわいそうです。
忙しいときはつい睡眠時間も短くなってしまいがちです。
勉強や仕事で夜が遅くなれば、それだけ睡眠時間が短くなります。
しかし、忙しくて疲れたときこそ、睡眠時間は長くするように心がけることです。
ここで睡眠時間を短くしてしまうと、それこそ悪循環に陥ってしまいます。
睡眠時間が短いと、疲れも取れず、作業効率が悪くなり、余計に忙しくなります。
さらに睡眠時間が短くなり、余計に疲れが取れない悪循環になってしまうのです。
睡眠は割り算で割り切れなかった「その他あまり」ではありません。
寝ることを、生活の余った時間にするものだと甘く考えている人を見かけます。
寝ることそのものに意味はなく、余ったから寝ようという甘い考えです。
いくらじっと横になっている睡眠時間でも、生活の中ではなくてはならない大事な時間であることには変わりないのです。
忙しいときに睡眠をおろそかにするのではなく、そんなときこそ睡眠という強い味方に手助けしてもらうことが必要なのです。
私は疲れたときには、とりあえず目だけでも閉じるようにしています。
「疲れてきたな」と思ったら、意識的に目を閉じます。
目を閉じるだけでも疲れの取れ具合が、まったく違います。
人の受ける刺激の80%は、目からの視覚情報だと言われます。
人間は起きている間は、ずっと目を開け続けます。
その間は目から脳へ、視覚情報を送り続けます。
お手洗いのときも、食事中も、勉強しているときも、仕事をしているときなど常に目を開け続けています。
目は起きている間、ずっと働きっぱなしなのです。
体の中で目が最も疲れ、疲労の原因も目によるものが多いのです。
特に最近はパソコンが日常にもあふれ、パソコンのない職場などあり得ないくらいです。
「眼精疲労」は、こうしたデジタル化に向かっている現代社会のストレスになっているのです。
疲れたときには、意識的に目を少しでも閉じてみましょう。
これだけでも、目の疲れは違ってきます。
昼休みのゆっくりできる時間や疲れたときにこそ、意識的に目を閉じてみることで、疲れる度合いが違ってくるのです。
モテる人は、決まって表情が明るいことが特徴です。
明るい笑顔であり、また表情も生き生きしています。
不思議なことに、モテるからとはいえ必ずしも美男美女とは限りません。
顔形に恵まれていなくても、いつも笑っていて表情がいいと、不思議とつられて「いい顔」に見えてくるものなのです。
これはもともと持った顔の問題ではなく、睡眠時間が大きく影響を及ぼしています。
十分に睡眠を取っているため、顔色がよく、元気で、表情も明るくなっているのです。
もしあなたが「顔形」に恵まれていなければ「表情」で勝負をすることです。
顔のつくりはもともと持ったものであり簡単には変えられませんが、表情なら意識をすれば今すぐ変えることができます。
そのために夜はぐっすり寝て、十分な睡眠時間を取っておきましょう。
睡眠時間を短くして表情をよくしようとしても、顔色や雰囲気に必ず少しずつ表れます。
「疲れ」や「ダルさ」という雰囲気があると、なにより老けて見えます。
表情美人にとって、睡眠時間は資産であり、基本なのです。
顔色が悪い美人は、決まって睡眠不足です。
せっかくの美人も忙しくて睡眠時間が短いと、顔色が悪くなり表情も暗くなってしまうのです。
朝起きたときは、寝ている間まばたきをしていないため、目が乾燥した状態になっています。
普段起きているときは、無意識にまばたきをして、そのたびに目に水分を行き渡らせ目を潤します。
しかし睡眠中は、目は閉じた状態ですから、目の水分補給が難しくなります。
朝起きたときに、目がショボショボしているのはそのためです。
寝起き直後は乾いているので目が開きにくく、目に重りが乗っているような感じがします。
私はいつも朝起きたときに、目薬を差すようにしています。
朝、目の水分不足を補うのにちょうどいいし、また目薬を差したときの、つんとした感じで目がだんだん覚めていきます。
朝の寝起きはまだ頭も冴えず、だらだらしがちですが、目薬を差すことで目から眠気がだんだん覚めてくるのです。
私の枕元には、目薬が置かれています。
「もう少し寝たいな」と思うときほど、眠気覚ましを兼ねて目薬を差すとちょうどいいのです。
カバンの中にも目薬を入れて、携帯しています。
目に疲れを感じたら、いつでも水分補給ができるようにして、目には気を使うようにしています。
人の感覚器官の中でも目はとても働き者ですから、そのくらい私もケアをしてあげたくなるのです。
せめてベッドに入ってからは、余計な考え事をしないようにしましょう。
夜、ベッドに潜り込み、次の日のことを考えていると、そのうち眠気が消えて、眠れなくなります。
次の日のことを考えるほど、不安になり、眠気を飛ばしてしまいます。
「何時に起きて、何をしないといけないのか」
「もしダメだったらどうしようか」
「そのときはどうしよう」
次の日のことを考えれば、ネガティブに考えてしまいがちです。
次第に眠気が覚めてきて、眠れなくなり、翌日は睡眠不足で悩まされます。
これでは準備のために早くベッドに入り、考え事をしたことが逆効果です。
夜寝る前には、できるだけ余計なことを考えず、素直に目を閉じることです。
目を閉じて「疲れた。ぐっすり寝よう」と自分に言い聞かせ、後は自然に任せることです。
私も昔、寝る前に考え事をする癖がありました。
小学校や中学校のときは、いつも寝る前に考え事をしてしまい、なかなか寝つけませんでした。
考えるほど寝られなくなり、次の日に悪影響を出したことがよくありました。
宿題や友人関係について考えていると不安になり、ネガティブな方向に考えが広がり、考えることをやめられなくなります。
寝るときのポイントは、素直に横になれば、余計なことは考えないこと。
ベッドに入れば、後は余計なことは考えないほうがいいのです。
人は、つい起きている時間のことばかり考えてしまいがちです。
意識があるのは起きている時間であり、眠っている間は意識がないため、つい起きている時間だけが人生だと考えてしまいがちです。
あらためて考えると当然のことですが、寝ている時間もしっかり人生の一部であることにまったく変わりはありません。
「良い人生を送る」という言葉は、起きている時間だけを充実させるのではなく、眠っている時間も充実させるということなのです。
1日は24時間であり、人によって健康的でいられる睡眠時間を8時間と考えると、1日の3分の1は眠っていることになるのです。
人生80年とすればその3分の1である、約27年も眠り続けるということになります。
なんと長い時間でしょう!
27年も寝ていることがわかると、急に睡眠とは大きな課題であることに気づきます。
人生とはつまり起きているだけの話ではなく、寝ている時間もれっきとした人生なのです。
あなたの人生を、少しでもよりよく幸せにするために、睡眠時間にもっと気を使ってもかまいません。
寝ている時間のこと(睡眠時間、睡眠の質、枕、布団)にも十分に気を使っても、つかいすぎることはないのです。
睡眠時間も、人生の一部なのですから。
単なる寝るという「睡眠」と、ぐっすり気持ちよく寝るという「快眠」は似ているようで、実は違います。
起きている時間でも、楽しさに大小の違いがあるように、睡眠にもどれだけ心地よく寝られるかに大小の差が出てきます。
もちろん「睡眠」より「快眠」であるほうが、より深く気持ちよく寝られます。
「睡眠」を少しでも「快眠」へと変えることは人それぞれですが、自分にとって良いスタイルを持っておくと良いでしょう。
単に寝る「睡眠」と「快眠」とでは、眠りの質が違ってきます。
あなたは今、睡眠ですか。
それとも快眠ですか。
この2つを見分ける1番のポイントは、なにより寝起きが爽やかで気持ちいいかどうかです。
寝起きがすっきりし、気持ちがよく、疲れもない状態です。
可能なら、目覚ましで起きるより、自然に起きられるほうがベターです。
これが、快眠ができた証拠であり、ぐっすり寝られたということなのです。
人生を有意義に生きるためにも、起きている時間のことだけでなく、寝ている時間も大切にすることです。
デパートの快眠コーナーへ行けば、快眠グッズというのが必ず置いてあります。
気持ちよく寝られる枕や、耳栓、アイマスク、また快眠を誘うCDなど、いろいろな種類があります。
こうした快眠グッズたちを、時には効果的に使うこともポイントです。
人間にとって睡眠欲とは、大切な3大欲の1つであり、生きることに欠かせない重要なことだからです。
人間は、寝ないと死にます。
疲れを取らない、あるいは取れないと、人間の思考はだんだんと停止し、おかしな行動をするようになります。
また気持ちよく、十分に睡眠を取るということは、それだけで元気になれるということでもあります。
私は寝ることが大好きですから、よく快眠コーナーへは足を運びます。
快眠コーナーにいると、いろいろな快眠グッズがあるおかげで精神的にリラックスができ、眠くなります。
人によっては寝ることに対するこだわりも違うでしょう。
私の住んでいるアパートでは、お隣さんがよく友人を部屋に連れ込んできてうるさくなるため、寝るときには耳栓をしています。
以前は、お隣やバイクの音に目が覚めることがありましたが、耳栓をしてからは、夜中に起きることはなくなりました。
少しでも眠りの質を上げるために、ささいな小道具やグッズを使ってみることも睡眠には嬉しいことなのです。
風邪の予防は、事前の対策が大切です。
会社では、風邪気味の人が「風邪気味なので早退します」と早めに帰るという光景を目にします。
しかし、そんな人に限って、次の日も思うように回復せず、会社を休みます。
あるいはマスクをして、余計に風邪をこじらせて出社してきます。
風邪をひいている人が、無理に出社しても、周りの人が迷惑します。
風邪は一度引いてしまってからでは、なかなか思うように回復せず、もう手遅れなのです。
「風邪気味」は、つまりすでに「風邪」になっていると考えることです。
一度風邪気味になってからでは、なかなか治らないからこそ、本当の風邪対策は引く前のことを意味します。
風邪のときに限ってよく寝るということは、引いてからより、引く前の日常こそしっかりしておくことが大切なのです。
風邪をひいたときには、まずなにより「いつもよりよく寝ること」で、風邪を治そうとします。
たしかに風邪にとって、睡眠はとてもよく効きます。
寝ている間に免疫力がアップし、ウイルスをやっつけてくれます。
しかし、人間は、睡眠が体に良いと知っておきながら、日頃は睡眠不足でいるものです。
あげくには「昨日はあまり寝ていない」とおかしなことを自慢する人まで出てくるほどです。
まったくおかしな生き物です。
「よく寝る」ということを日頃から続けていれば、まず風邪にはなりません。
睡眠中は、免疫力が活発に働く時間であり、その時間が十分に確保されていれば、風邪菌が猛威を振るう隙などないのです。
風邪をひく人は、自己管理のできていない人であり「日常生活を見直しなさい」という体からの警笛なのです。
意外に思われることかもしれませんが、人間が差をつけるのは起きている時間より、眠っている時間のほうです。
人との競争の中にいるとき、起きている間のことばかりを偏って考えてしまいがちです。
「活動するのは、起きている時間」
「ほかの人との競争で差をつけるのは、起きている時間の活動」
そう思っているようです。
しかし、起きている時間の質は、睡眠の質と関係しています。
人生の3分の1は睡眠時間であり、眠っている時間が多く占めています。
起きている間に一生懸命になっていることに関しては、それほど大きな差はつきませんが、眠っている時間の質で差が出てきます。
十分に寝ているか寝ていないかで、起きている時間の集中力や気力、体力が大幅に違ってくるのです。
睡眠とは疲れを取り、元気を充電する時間です。
起きている間に頑張っている人に限って、夜遅くまで起きていて睡眠不足になっています。
一生懸命になろうとしても、気力や体力、集中力が続かないのです。
それに対して夜寝ている時間をしっかりもっている人は、十分に元気を充電できています。
ですから、起きている間は気力も体力もあり、集中力も出せます。
起きている時間に差ができるのは、起きている時間そのものより、眠っている時間のほうがポイントなのです。
私はいつも本を書くために、睡眠時間だけはしっかりとるようにしています。
あえて意識をして早めに寝て、十分に睡眠を取るように心がけています。
食欲と睡眠欲の両方があれば、私は迷わず睡眠欲を優先させます。
多いときでは8時間以上、少なくても7時間は必ず寝るようにしています。
「それは寝すぎだろ」と思われそうですが、このくらい十分に寝ていないと起きている間は元気も出ず、ダルくなります。
睡眠不足で起きたときには「疲れた。今日はもう何もしたくない」と、寝起きから疲れを感じます。
睡眠不足だと「なぜこんなに苦しい人生を送っているんだろう」と、ついマイナス思考へ偏りがちになります。
睡眠時間を十分にとるかどうかで、日中の仕事や感情に影響するのです。
寝ている間は、少しでも睡眠の質を高くすることです。
睡眠の質が高いと、疲れが取れ、起きたときの爽やかな心地があります。
寝ている時間を阻害されないように、起こされるような邪魔者はできるかぎり排除しておくことです。
まずは携帯電話の電源をオフにしましょう。
携帯電話が鳴ると、目が覚めてしまいます。
携帯電話をオフにすると、電話がかかってきたときに迷惑がかかると思うかもしれませんが、叩き起こされるほうが迷惑です。
私も何度も睡眠中に電話で叩き起こされたことがあります。
こんな時間に何の用事だろうと思い、とりあえず電話には出てみます。
しかし、夜中にかかってくる電話のほとんどは「ごめん。寝ていた? 大した用事じゃないんだけど……」から始まります。
「大した用事じゃなければ、かけてこないでよ」と思い、意味のない話をした後電話を切ります。
一度起こされると、今度はなかなか寝付けなくなり、朝は睡眠不足になるありさまです。
一部の緊急を要する電話を除いては、夜中の電話はほとんど無視しても生活に支障を来さないものばかりです。
一方、夜中にかかってくる電話ほど、生活に支障を来してしまうものばかりです。
私はそれからというもの、夜中には携帯電話の電源をオフにしたり、電話線を抜いたりして寝るようにしました。
寝る前に、必ず夜中は静かに寝られるという保障があると、寝る前からかなり安心感があります。
「もしかしたら」と夜中の電話音に怯えることもなく、安心感を持って寝られるのです。
現代社会の中で、目覚まし時計を使い、睡眠不足でも無理やり起きる手段があります。
また単純に、寝る時間が夜遅くなり、睡眠不足ということもあります。
テレビを消して、さっと寝ればいいものを、面白い番組があることを言い訳に、寝る時間を遅くしているわけです。
睡眠不足の原因を自分でつくってしまい、それになかなか本人が気づいていません。
自分でいつの間にか睡眠を不足させ、自分で自分にむちを打っています。
「我慢します」
「辛抱します」
「昨日は2時間しか寝ていない。睡眠不足だよ」
「仕事が残ってしまい、残業した」
「昨日はテスト勉強で徹夜した」
聞いてもいないのに自分から言ってきて「すごいね。大変だね」と褒められることを期待しています。
どうも日本人は「我慢」「辛抱」「残業」「徹夜」という、自分にむちを打つ行為が好きなようです。
自分を不幸にさせているだけなのに、それらを自慢して人からすごい人だと思われたいだけです。
しかし、です。
それほど睡眠時間を短くする努力ができれば、逆に睡眠時間を長くする努力もできるはずです。
短くする努力ではなく、長くする努力をしてみましょう。
睡眠時間が長くなれば、疲れもとれやすくなり、精神面に余裕ができます。
その結果、エネルギッシュになり、仕事の質が上がったり、表情が明るくなったりするのです。
頑張り屋の日本人なら、できるはずです。
頑張るなら、睡眠時間を確保することに費やしましょう。
テストや試合の本番前は、前日に少しでも好体調でいられるように、いつもより早めに寝ます。
いつもは夜遅くまで勉強している人が、こんなときに限って早寝早起きをしようとします。
少しでもテストや試合で良い結果が出るように、体調を万全に整えたい気持ちもわかります。
しかし、いつもと違って早めに寝ることは、慣れていない生活のリズムに体が反応し、早く寝ようとしてもなかなか寝付けません。
うまく早めに寝ることができたとしても、思わぬ時間に目を覚ましてしまい、今度は寝られなくなってしまうパターンになるのです。
本番前は、いつもと違ったことはしないことです。
急なリズムの変化は、心や体の調子を狂わせます。
本番前とはいえ早めに寝ることは、いつもと違ったことをすることであり、いつものリズムを崩してしまう行為に当たるのです。
むしろ本番前だからこそ、いつもどおりでいることのほうが大切です。
生活のリズムを本番直前で崩してしまうと、次の日にも影響が及んでいきます。
「朝はいつも眠い。なんとか起きられる良い方法はないのか」
こうした悩みは特に低血圧の人に多いようです。
低血圧の人は朝の血流量が少なく、エンジンがなかなかかかりづらく、朝起きることにとても苦労をするようです。
私はとても効果的な起き方を知っています。
これを実践するようになってから、寒い冬でも二度寝することなくうまく起きられるようになりました。
それは「目が覚めたら、とりあえず頭を起こす」ということです。
目が覚めても体を横にしたままでは、またうつらうつらしてしまいなかなか起きられません。
私は低血圧ではないのですが、それでも朝はそう簡単に起きられるというものではありません。
しかし、とりあえず腰を曲げ、なんとか頭を起こしましょう。
これだけなら、誰でも簡単にできるはずです。
一度頭を起こしてしまえば、再び横にならないかぎり、二度寝することはありません。
極端な言い方をすれば、目をつぶったままでもだんだん目が覚めてきます。
人間の体は、体を横から縦に起こした時点で血液の流れ方が変わり、それがきっかけで脳が「起きる準備」を始めるのです。
体を横にしたままだから起きにくいのです。
一度頭を起こしてしまえば目が覚める指令を脳が出し始めて、少しずつ血流量を活発にさせてくれます。
たいてい二度寝してしまう人や朝はなかなか起きられない人は、いつまでも体を横にしたままで目を覚まそうとしています。
しかし、横になったまま目を覚まそうとするから、できないのです。
ごくまれに、私は夜どうしても寝られないときがあります。
あまり疲れていないときや、コーヒーを飲んでしまい、カフェインのせいで頭が冴えてしまっているときなどです。
「寝たいのに、寝られない」
こんな悩みを一度はあなたも抱いたことがあるのではないでしょうか。
私はどうしても寝られないときには、完全に開き直って起きて本を読むことにしています。
寝られないのに無理やり寝ようとすると、余計に寝られなくなるものです。
「寝よう寝よう」と強く考えるほど、皮肉なことにさらに寝られなくなります。
いっそのこと起きてしまい、その時間に本を読んで勉強することにしているのです。
つい先日も夜、寝られないことがありました。
そのときも開き直って政治の仕組みについて本を読んでいました。
寝られないほど頭が冴えているため、こういうときの読書は、頭に入ってきます。
寝られず困っているものの、頭だけはさえているのでとても勉強がはかどり、損したような得したような気分でした。
どうしても寝られないほど頭が冴えているときは、逆にそれを利用して読書や暗記物などして勉強をすればいいのです。
時間を有効に活用でき、そうして勉強している間にうつらうつら本当に眠くなります。
そのときに寝ればいいのです。
空気が汚くて、体調が悪くなった経験はありませんか。
部屋の空気が悪いため、寝つきが悪いという経験はありませんか。
部屋の中、特に寝室の空気は大切で、睡眠に大きく影響を与えます。
寝室の空気は定期的に入れ替えておかないと、心地よい睡眠ができにくくなります。
締め切った部屋の空気は、よどんでいて二酸化炭素が多くなっています。
それは睡眠時間の人間の脳にも影響を及ぼし、快適な睡眠がしづらくなります。
きれいな空気、二酸化炭素の少ない酸素の多い部屋のほうが、より深い睡眠ができます。
新鮮な酸素を補給しておかないと、快適な睡眠ができなくなります。
私は以前、空気清浄機を買ってからというもの、明らかに寝やすくなった経験があります。
比較的高性能な清浄機で、空気の汚れだけでなく、消臭やマイナスイオンまで発生させるものです。
使い始めた日から寝つきが良くなりました。
定期的に部屋の空気も入れ替え、常に空気をきれいな状態にしておくと、それだけ気持ちよく寝られます。
人は、空気がないと生きていけません。
その基本である空気を大切にすることは、考えすぎて考えすぎることはないのです。
「最近、不規則な生活になっていて本当に大変だよ」
あなたは、こんな言葉をつい口にしてしまったことはありませんか。
「自分はこんなに不規則な生活をしているんだ。大変そうだろ。すごいだろ」
そう言わんばかりに自分の不規則な生活を話し始める人がいます。
毎日、残業や学業で不規則な生活に追われている自分は、頑張っている人であると勘違いしているのです。
不規則な生活をすることで、自分が頑張っていると勘違いしていませんか。
不規則な生活は、頑張っているからではなく、逆に頑張っていないから、発生します。
最終的には、不規則な生活になることが目的となり、顔がやつれて青ざめることで頑張っているのだと思い込むようになります。
不規則な生活の多くは、自己管理の不足が原因です。
夜はテレビを消してさっさと寝ればいいものを、つい見てしまい、寝るのが遅くなります。
それはただ、だらだらしている自分がいけないだけです。
不規則な生活を自慢しても、対策にも改善にもなりません。
私が実際に経験した失敗談をお話しします。
学生のころ、勉強は夜によくやっていました。
夜のほうが静かで、集中ができるような気がしたからです。
親も寝て、外も暗く静かになると、集中できる環境が整います。
しんと静まり返った雰囲気になり、勉強がはかどるような気になります。
中学生のころは、いつも夜遅くまで勉強をしていました。
しかし、恥ずかしい話ですが、実際はしているつもりになっていただけでした。
夜遅くまで勉強しているからとはいえ、実は勉強がはかどらず、ただ眠気を我慢しているだけでした。
当然成績は上がらず、むしろ下がってしまうありさまです。
夜遅くまで勉強しているといっても集中していない状態で、実はほとんどがぼうっとしているだけです。
あなたも経験ありませんか。
夜中に頑張ろうと思っても、なかなかうまくいきません。
夜は眠くなったり、テレビに見入ってしまったり、うっかり漫画を読み始めたり、部屋の掃除を始めたりします。
心の緩みが原因で、本来の目的とは違った方向へ脱線してしまうのです。
「夜に集中してやります」と言う人がいます。
疲れが最もピークに達しているであろう夜は、実はなかなか集中できません。
集中ができているとしても「しているつもり」で終わっている場合があります。
疲れのたまらないロボットやサイボーグなら、わかります。
ですが人間なら、当然疲れはたまり、夜は眠くなり、集中どころではなくなるのが当然の話なのです。
学生時代の私が夜に集中して失敗したように、夜は当然集中ができる時間ではないのです。
集中は、たっぷりの睡眠をとって体力や気力、疲れを回復させた「朝」しかできないものなのです。
夜に頑張りますというのは嘘で、元気が充電された朝でなければ本当は頑張れないのです。
私はそうした学生時代の失敗を生かし、今ではほとんどの知的作業は朝や午前中に行うようにしています。
思ったとおり、頭を使う作業は朝である午前中のほうが集中できます。
「朝は、眠いから集中できない」という声が飛んできそうですね。
そういう人こそ決まって、睡眠時間がほんの5時間や6時間しかなかったりするのです。
朝眠いのは「朝だから」ではなく「睡眠不足だから」です。
私はいつも7、8時間ほど睡眠時間を取り十分に頭を休ませていますから、朝は眠くありません。
単純に睡眠が十分だからです。
人間は十分に疲れが取れる状態になると、朝は目覚ましがなくても自然に起きられるようになっています。
朝眠いのは、睡眠不足ですよというアラームであり、十分になるまでもっと寝たほうがいいのです。
体を動かした作業なら、午後でも動かせます。
しかし、頭を使った知的作業(暗記、計算、読書、考え事)は、必ずと言えるほど午前中のほうが集中でき、効率よくできます。
朝は、脳の疲れが取れていてすっきりしている時間です。
十分に睡眠を取った状態なら、朝こそ勉強のための本当のゴールデンタイムです。
疲れていないため、思いきりアクセルを踏み込めます。
「私の場合、朝は眠いから勉強ができません。頭が回りません」
こんな声が飛んできそうですね。
しかし、そういう人は睡眠不足に原因があるのではないでしょうか。
睡眠不足では思考力が低下して、勉強も思うように進みません。
勉強したい気持ちはあっても「眠い」という生理欲求が強いと、頭を動かすどころではないのです。
単純に眠いというのは「睡眠不足」という脳からのアラームです。
本当に十分、睡眠が取れていれば、眠くはないのです。
週末の朝、目覚ましをかけずに自然に起きたときには、決まってもう眠気はないはずです。
目覚ましを使わず、脳が休憩できるまで十分に睡眠を取ることができたので眠気があるはずがないのです。
自分の体に正直になれば、自分に今何が不足していて、何が必要であるのかがよくわかります。
その第一が「眠たい」という生理欲求です。
朝、眠たい人は、単純に睡眠不足であるなによりの証拠であり、体や脳がもっと睡眠を必要としているということなのです。
眠たければ、もっと寝ることです。
もちろん朝、学校や会社に遅れない程度に十分寝ることができるように、夜は早めに寝ることがポイントです。
眠くなくなるまで十分に寝ることは、だらしないことではなく、れっきとした自己管理能力の1つなのです。
普段は徹夜をする必要がなくても、徹夜をしなければならないときがあります。
テスト前日や仕事の締め切りが迫っているときなどです。
「寝たいけど、寝るどころではない」
「やりたくないけど、今日中にやりきっておかないといけない」
そんなときにはやむなく徹夜をしますが、こうした大事な場面で徹夜を乗り切れる人ほど、普段からしっかり寝ている人です。
普段からしっかり寝ている人は、いつも疲れをため込んでいないため、いざというときに底力が出るのです。
徹夜で1番最初にダウンしてしまう人は、いつも夜は強いと言っている睡眠不足の人たちです。
いつも疲れをため込みだらだらしている人が、初めにダウンしてしまいます。
「夜強い」と言っている人は「朝弱い」と言っていないだけで、睡眠不足で日中は元気がありません。
大事な場面でどうしても徹夜しなければならないときには、その乗り切るだけのパワーが出せないし、出てこないのです。
普段から規則正しく睡眠を十分に取っている人の余裕は、いざというときのための予備のパワーでもあります。
十分な睡眠は、いつもの生活のためだけでなく、大事な場面でもパワーをどんと発揮するためにもあるのです。