「褒め言葉」があっても「具体的にどんな褒め言葉が、どんな効果をもたらすのか」についての本は、なかなか見つかりません。
まったくないわけではありませんが、少ないのに驚かされます。
こんなに毎日使う言葉だというのに、言葉について書かれた本がないのはもったいないです。
「さすがですね」は、相手の能力をたたえるための代表的な褒め言葉の1つです。
誰かを褒めたたえたいときには「さすがですね」と言うことで、言われた人は自分の能力を認められた気分になります。
誰でも「自分を認めてもらいたい」という欲求があるのです。
褒めるときのコツは、相手の外側より内側を褒めることです。
褒めるときには、外側に身につけている物ではなく、内側の心にあるセンスを褒めるのがコツなのです。
人としてのセンスを褒めることは、難しくありません。
褒めるときのコツは、物よりセンスを褒めることです。
次の褒め言葉の違いを考えてみましょう。
「その洋服、いいね」 (物を褒めている)
「似合ってるね」という言葉と同じように「おしゃれだよね」も、センスを褒める明るい言葉です。
これは男性にも女性にも使えますから、おしゃれだなと思うことがあれば、どんどん使ってしまいましょう。
「おしゃれ」という言葉は、嫌みがなく、明るい言葉なので気兼ねなく使いやすいです。
「あなたのおかげです」は、単刀直入に褒めることができる、とっておきの褒め言葉です。
「あなた」の部分は、相手の名前を入れて使うと、もっと効果的です。
「ヒロミさんのおかげです。鈴木さんのおかげです」と単刀直入に相手の名前を入れて褒めると、もっと効果的に喜んでもらえます。
「いいね」というのは、同意することを意味する褒め言葉です。
「これなんてどう思う?」
「いいね」
これは、私の口癖です。
上司や先輩が、人生について、いろいろな話をよく聞かせてくれます。
大変ありがたいことです。
「よくなったね」というのは、向上を認めるときの褒め言葉です。
向上とはいえ、いろいろな向上があります。
運動の向上、成績の向上、技術の向上など、多種多様です。
先日、私は仕事上の先輩に「まあ、きみのことだから、大丈夫でしょう」と、お褒めの言葉をいただきました。
私はまだまだ未熟者で、仕事に慣れていないところがあり、わからないところもありましたが、一生懸命に仕事はしていました。
そんなときに「君のことだから大丈夫でしょう」と言われて、一気に肩の荷が下りたような軽い気持ちになりました。
褒めるときに初心者は、結果だけを褒めてしまいがちです。
しかし、ある程度、褒めることになれた人なら、結果だけでなくプロセスも褒めてしまいます。
褒めるときには、結果だけでなく、プロセスも褒めるようにしましょう。
「評判はうかがっております」と「噂はうかがっております」は、一見似たような意味に感じます。
しかし、実はちょっと違うのです。
褒め言葉として使うなら「噂」ではなく「評判」を使うようにすることが大切です。
「あなたがいてくれて、本当に良かった」は、自分の存在価値を認めてくれる一言です。
誰でも自分の存在に価値があることを見い出すことができると、嬉しくなります。
人は、誰かに必要とされるときに存在価値を感じるのです。
「いい話ですね」という言葉は、話を締めくくるのにとても便利な言葉です。
人から話を聞かせてもらうとき「いい話ですね」と言うと、相手も「話をしたかいがあったな」と喜んでくれます。
長く生きている人から、話を聞かせてもらえるのは大変光栄なことです。
「わかっていても、なかなかできないですよ」というのは、相手の行動力をたたえる言葉です。
口だけは偉そうに言っている人がいます。
口先で美辞麗句を述べているだけで、実際の行動が伴っていない人です。
日本人は一般的に褒めるのが苦手な民族ですが、気持ちを素直に表現することは決して悪いことではありません。
気持ちを素直に表現したほうが、相手と「言葉のコミュニケーション」から「心のコミュニケーション」ができるようになります。
「心のコミュニケーション」は難しそうな響きですが、そんなことはありません。
「あなたといると、元気になります」と言われると、こちらが元気になります。
「元気」と言う言葉は、一点の曇りもない明るい言葉なのです。
心の中にすっと入っていく、明るくさせる言葉なのです。
価値観が似ている人とは、気づかないうちに長話をしてしまいます。
価値観が合うと、話も合って、盛り上がりやすいのです。
波長が合う人と一緒にいると、自然と話がどんどん出てきます。
人間は、生きた年齢に比例して、物事を見極める力をつけていきます。
「1を知れば、10を知る」ということわざもあるように、経験を積んだ人には、ずっと先のことまで見えてしまう力があるのです。
俗に言う、千里眼です。
「かっこいいね」と言われると、誰でも嬉しいものです。
単なるありふれた褒め言葉ではありますが、大人や子ども、男性女性にも共通して使える褒め言葉でもあります。
アニメのヒーローは、常にかっこいいです。
物知り博士は、学校では人気者です。
人一倍、よく知っている分野が1つでもあれば、それだけで人気者になります。
私の小学校時代の友人に「魚博士」というあだ名の人がいました。
「期待してます」という言葉をかけられたら、注目を浴びている証拠です。
あなたのことを誰かが見てくれているというのは、喜ばしいことです。
自分だけが1人で頑張っているのではなく、誰かが応援してくれると、それだけでやる気がみなぎってきます。
「へえ」という言葉は、知らなかったことを聞いたときに使う驚きの言葉です。
しかし、これは驚きの言葉と同時に、褒め言葉でもあるのです。
「へえ」の後には、実はある言葉が省略されています。
まさにご指名されるときの一言です。
「誰でもいいって言うわけにはいかないんだ」と言われると「自分は必要とされている」と感じることができます。
自分の存在価値は、誰かに必要とされたときに感じます。
誰にでも使える褒め言葉に「いい感じだね」という褒め言葉があります。
「いい感じだね」というのは、漢字で「良い感じだね」と書きます。
良いと褒められると、素直に嬉しいです。
「大したものですね」も、人間関係の向上に活用できる褒め言葉です。
ちょっと古びた響きはありますが、まだまだ今の時代でも十分に使える言葉です。
「大したものですね」は、漢字で書くと「大したものですね」と書きます。
「よくなってるね」は、まさに今どんどんよくなっているという進行形の褒め言葉です。
「よくなってるね」という進行形の褒め言葉をかけられると、今、自分は向上できていることが確認できます。
なかなか自分では主観的すぎて、逆に成長がわかりづらくなっている場合があります。
一生懸命になっている人には、輝きがあります。
何かに集中して、打ち込んでいる人には、オーラを感じます。
そのオーラは、周りの人にも好影響を与えます。
「すごいですね」は、単刀直入に相手を褒めることができる褒め言葉です。
たったの一言ではありますが、一言以上に相手を嬉しくさせる言葉でもあります。
「すごいですね」と言われると、相手は嬉しく思いながら、胸を張れます。
「今まででいちばんいいんじゃない」は「今まででいちばん素晴らしいですよ」という褒め言葉です。
この言葉の中には「いちばん」という響きの単語が使われています。
「いちばん」という単語だけでも、十分な褒め言葉です。
「褒め言葉」があっても「具体的にどんな褒め言葉が、どんな効果をもたらすのか」についての本は、なかなか見つかりません。
まったくないわけではありませんが、少ないのに驚かされます。
こんなに毎日使う言葉だというのに、言葉について書かれた本がないのはもったいないです。
「言葉」は、人間が生活していくうえで、毎日必ず使う大切なコミュニケーションツールです。
ほとんど使うことはない数学の勉強はしても、一生涯使い続ける「言葉」について勉強する機会はどういうわけか少ないのです。
使わない数学の勉強を一生懸命にして、毎日欠かさず使う「言葉」の勉強を怠ってしまっています。
毎日せっかく使う言葉なのですから、もっと言葉について学ぶと、人と人とのコミュニケーションがもっと面白くなります。
コミュニケーションは、毎日の生活の中では欠かせない要素です。
できれば、明るく楽しくわくわくさせる言葉を言えるようになると、人間関係もスムーズになります。
コミュニケーションには「言葉」が必要だからです。
そんな毎日必要な大切な言葉について、ちょっと勉強してみましょう。
言葉の言葉をちょっと口ずさんで見るだけで、あなたの生活が変わります。
たくさんある言葉の中でも、今回は「褒め言葉」について、お話をします。
せっかく言葉について勉強するのですから、すてきな言葉を口ずさみたいですよね。
人間関係をよりスムーズにして、相手を元気づけられるすてきな言葉が「褒め言葉」です。
褒め言葉は口にするだけで相手を元気にさせる力があり、より良い人間関係を築きあげることができる、すてきな言葉です。
褒め言葉と言っても、たくさん種類があります。
その中でも、まず、最も基本的で、かつ、いちばん効果のある褒め言葉は「ありがとう」です。
人を褒めようとするときには、難しく考える必要はありません。
簡単に考えましょう。
簡単に「ありがとう」と言えるようになるだけでいいのです。
「ありがとう」と言いながら頭を下げると、感謝の気持ちを伝えることができます。
「ありがとう」と言われる側には、いい気分になりますから自尊心を満足させることになります。
感謝の気持ちを表現する「ありがとう」という一言こそ、最も大切な「褒め言葉」です。
「ありがとう」を口に出す機会は、日常生活のあらゆるところに存在します。
仕事仲間に、友人との付き合いに、家族に、先生になど、すべての人に平等に使える万能な言葉です。
男性、女性、年下、年上も関係ありません。
それも、世界中の人に共通する褒め言葉です。
国によって「Thank you(英語)」「Obrigado(ポルトガル語)」「Gracias(スペイン語)」など言葉が変わります。
しかし、感謝を伝えるという基本は同じです。
文化の違いのため、褒めるタイミングや褒める方法などの違いが国によって変わってきますが「ありがとう」だけは変わりません。
ありがとうには、国境なんて関係ないのです。
褒め上手になるためには、まず「ありがとう」と言えるようになるだけで、もうほぼ合格です。
褒めるためには「ありがとう」と言うだけで良かったのです。
「ありがとう」と感謝を表現するだけで、人間関係がうまくいくのです。
「さすがですね」は、相手の能力をたたえるための代表的な褒め言葉の1つです。
誰かを褒めたたえたいときには「さすがですね」と言うことで、言われた人は自分の能力を認められた気分になります。
誰でも「自分を認めてもらいたい」という欲求があるのです。
相手の能力を認め、たたえるときには「さすがですね」を言えばいいのです。
「さすがですね」の一言は、シンプルな一言です。
しかし、なかなか言えない人が多いのです。
特に、自分にプライドがある人です。
自分にプライドがある人が、誰かに「さすがですね」ということは、大変苦手とします。
誰かを褒めてしまうと、自分以上に能力があると思われ、自分のランクが下がる気がして嫌なのです。
「自分以上に能力が高いことは認めないぞ。そんな褒め言葉を言うと、調子に乗ってたるむだけだ」
そう言うのは、たいてい調子に乗っている人のほうです。
調子に乗るなと言う人こそ、調子に乗っています。
もっと素直になるべきです。
自分以上に能力がある人は、惜しみなく「さすがですね」と言って、褒めたたえてあげましょう。
褒めたたえられることで、本人は自分の能力の良さをさらに再確認でき、もっと自分に自信を持つようになります。
自信を持ってくれれば、仕事にも積極的になり、かくして仕事全体の向上につながるのです。
褒めるときのコツは、相手の外側より内側を褒めることです。
褒めるときには、外側に身につけている物ではなく、内側の心にあるセンスを褒めるのがコツなのです。
人としてのセンスを褒めることは、難しくありません。
「センスがあるよね」と、そのままの言葉を言ってしまえばいいのです。
「センスがあるよね」の一言で、人の内側を褒めることができます。
私は以前、友人を部屋に招待したときに、部屋を褒められたことがあります。
「きれいな部屋だね。センスがあるんだね。私の部屋も模様替えしてよ」と、嬉しいことを言われたことがあります。
嬉しくて、本当に模様替えをしてあげようかと思ったくらいです。
私は「上手に褒めるな。自分も真似しよう」と、感心してしまいました。
褒めるときには、物を褒めることも大切ですが、センスを褒めることも忘れないようにしましょう。
「センスがあるね」と一言付け加えるだけで、褒め言葉の価値がぐっと向上します。
褒めるときのコツは、物よりセンスを褒めることです。
次の褒め言葉の違いを考えてみましょう。
「その洋服、いいね」 (物を褒めている)
「その服、よく似合ってるよ」(センスを褒めている)
褒めるときに、気をつけることは「物」ではなく「センス」を褒めることです。
ですが「その服、いいね」という褒め言葉は、センスではなく、服を褒めてしまっています。
服という物を褒めていて、本人を褒めていることにはなっていません。
「私ではなくて、服を褒めているんだね」と不機嫌にさせてしまうでしょう。
私は褒め言葉で苦い経験があり、褒め方を間違ってしまったことがあります。
「きれいな服だね」と褒めると「へー、服はきれいでも、私はきれいじゃないんだ」と言われてショックを受けました。
私は、嫌みで言ったつもりではありません。
しかし、たしかに服を褒めていると、身につけている本人はきれいではないようなニュアンスになります。
褒めるときには、物よりセンスを褒めることが大切なのです。
「その服、いいね」より「その服よく似合っているよ」とセンスを褒めるようにすればいいのです。
「似合う」という言葉は、服を選んだ本人のセンスを褒めています。
自分に似合う服を選ぶのは、選んだ本人のファッションセンスのおかげです。
ファッションセンスのある人ほど、自分に似合う服を選べます。
デパートに行くと、一生懸命に自分に似合う服を探している人をよく見かけます。
自分に合う服を探していて、試着室に入り、店員さんから「似合ってますよ」と言われると、もうそれで購入決定です。
「似合ってますよ」と言われると、自分のファッションセンスを褒められた気分になり、ご満悦になってしまうのです。
ご満悦になったお客さまは、つい服を買ってしまいます。
店員さんは、お客さんのセンスを褒めることで、お客さまに喜んでいただき、購入率アップにつながることを知っているのです。
相手のセンスを褒めるときには、物ではなくセンスを褒めましょう。
センスを褒めるには「似合ってるね」と言えばいいのです。
みんな、自分のセンスを褒めてほしいのです。
「似合ってるね」という言葉と同じように「おしゃれだよね」も、センスを褒める明るい言葉です。
これは男性にも女性にも使えますから、おしゃれだなと思うことがあれば、どんどん使ってしまいましょう。
「おしゃれ」という言葉は、嫌みがなく、明るい言葉なので気兼ねなく使いやすいです。
「おしゃれ」を英語にすると「Fashionable(ファッショナブル)」と言います。
「ファッショナブルな洋服」といった感じでよく使われますが、ファッショナブルという英単語には、もう1つ意味があります。
「はやり」という意味です。
先ほどの「ファッショナブルな服」という使い方も、言い換えれば「はやっている服」という意味も含まれているのです。
「おしゃれだね」という言葉は「はやりに乗っていますね。かっこいいですね。垢抜けていますよ」という褒め言葉なのです。
時代に乗っている人やはやりを先取りしている人には「おしゃれだね」という言葉ほど、嬉しい言葉はないのです。
「あなたのおかげです」は、単刀直入に褒めることができる、とっておきの褒め言葉です。
「あなた」の部分は、相手の名前を入れて使うと、もっと効果的です。
「ヒロミさんのおかげです。鈴木さんのおかげです」と単刀直入に相手の名前を入れて褒めると、もっと効果的に喜んでもらえます。
仕事などで成功を収めたときに「今回の成功は、タカヒロさんのおかげです」と、名指しで直接褒められると実感が湧きます。
褒めるための基本は、素直になることです。
褒めるためには、回りくどい表現ではなく、考えすぎず素直な表現のほうが心に響きます。
誰かのお世話になったときには「○○さんのおかげです。ありがとう」と素直に感謝しましょう。
素直な人のほうが、人間関係ではうまくいくのです。
「いいね」というのは、同意することを意味する褒め言葉です。
「これなんてどう思う?」
「いいね」
こうした感じで、日常生活のいろいろなところで登場する褒め言葉です。
自分の提案に対して、他人から「いいね」と同意されると、嬉しくなります。
「良い提案だと思っているのは、実は自分だけではないのかな?」という不安があります。
しかし、他人に見てもらったときに「いいね」と同意してくれると、ほっとします。
私も文章を通じていろいろな人に幸せになる方法論を紹介していますが「いいですね」と褒められると、やはり嬉しいです。
嬉しくなりすぎて、にやにやしてしまうこともあります。
自分でもときどき危ないなと思うことがありますが、嬉しいものは嬉しいのです。
良い考えだなと思うことがあれば、惜しみなく「いいね」と言ったり「いいですね」と言ったりして、同意してあげましょう。
コミュニケーションは「いいね」というような単なる返事1つでも、十分に成り立つのです。
これは、私の口癖です。
上司や先輩が、人生について、いろいろな話をよく聞かせてくれます。
大変ありがたいことです。
いつも聞き入ってしまうのですが、私も普通の人間ですから、ときどき話を聞きたくない気分のときがあります。
長々しい説教じみた話は、聞いているうちに疲れてしまい、どれが大切なのかわからなくなり、頭の中を素通りしてしまいます。
だからとはいえ「もういいです。話さないでください」とは言えませんから、適度に気の利いた言葉をかける必要があります。
それが「勉強になります」という一言です。
「なるほど、いいことおっしゃいますね。勉強になります。また続きを聞かせてください」と言って、よく現場から逃げます。
隣で見ている友人は「うまいこと言って逃げたね」と笑います。
上司も「勉強になる」と感謝されては、言い返せませんから、話が丸く収まるわけです。
実際に逃げるとまでは少々大げさですが、先輩の話には大いに勉強できるところが盛りだくさんです。
単なる先輩の愚痴1つでも、将来に備えての良い情報になります。
すべての話の最後は「勉強になります」で終わらせることができます。
どんな話でも、必ず学ぶべき要素が入っています。
自分が勉強になったことなら「勉強になりました」と感謝を伝えることが大切なのです。
「よくなったね」というのは、向上を認めるときの褒め言葉です。
向上とはいえ、いろいろな向上があります。
運動の向上、成績の向上、技術の向上など、多種多様です。
何でもかまいません。
よくなっていることに対しては、そのまま「よくなったね」や「よくなってるね」という褒め言葉をかけてあげましょう。
誰かに自分の変化を感じてもらい、認めてもらえると、嬉しくなります。
いつもしらじらしい上司でも、一言「よくなったね」と褒め言葉をもらえると「自分のことを見てくれていたんだな」と感じます。
最近の私の文章は、書くことがすでに当たり前の習慣になっているため、昔ほど力を入れて書く感覚がなくなってきました。
毎日食事をするかのように「習慣」になり、自然な動きになってきたのです。
ピアノを弾いているような軽やかな感覚に近いです。
軽やかな感覚で力を抜いて書いているために、自分の文章はだんだん質が落ちているのではないかと不安になってしまいました。
そこでつい先日、私の文章の校正を担当している志保さんに相談したことがあります。
「なんだか自分の文章、最近下手になってきてないかな」と思いきって相談してみました。
「そんなことないですよ。以前よりよくなってますよ」
志保さんにお褒めの言葉をかけていただき、ほっとしたことがあります。
今思えば、お世辞で言ってくれたのかもしれません。
しかし、お世辞でもやっぱり嬉しく感じます。
自分の向上を、お世辞でもいいから誰かに認めてもらえると、それだけで嬉しく感じてしまうのです。
先日、私は仕事上の先輩に「まあ、きみのことだから、大丈夫でしょう」と、お褒めの言葉をいただきました。
私はまだまだ未熟者で、仕事に慣れていないところがあり、わからないところもありましたが、一生懸命に仕事はしていました。
そんなときに「君のことだから大丈夫でしょう」と言われて、一気に肩の荷が下りたような軽い気持ちになりました。
「君のことだから」と言われると、自分の努力が一気に報われたような気がして、たまらなく嬉しく感じます。
もしかしたら先輩は、私のやる気をあおるためにわざと言ったのかもしれません。
しかし、結果として私が嬉しく感じ、やる気になったことには変わりありません。
「あなたのことだから大丈夫でしょう」の褒め言葉は、元気にさせるだけでなく、やる気まで出させてくれる効果的な褒め言葉です。
「先輩が認めてくれたからには期待に応えたい。よし、もっと頑張ろう!」と、やる気満々になれるのです。
褒めるときに初心者は、結果だけを褒めてしまいがちです。
しかし、ある程度、褒めることになれた人なら、結果だけでなくプロセスも褒めてしまいます。
褒めるときには、結果だけでなく、プロセスも褒めるようにしましょう。
むしろプロセスのほうが褒めるときには、大切な要素です。
たとえば、あなたのために恋人がケーキをつくってくれたとします。
褒めるときには「おいしいね」と言うのでは、あまりに当たり前の褒め言葉すぎて、いまひとつ張りがありません。
ただおいしいケーキが出来上がった結果を褒めているだけです。
こんなときには、ケーキをつくるプロセスも褒めてしまうことが大切です。
プロセスを褒めるためには「これ、大変だったんじゃない?」という言葉をかけてみましょう。
「これ、大変だったんじゃない?」という言葉は、プロセスを褒めるための褒め言葉です。
たった1つのケーキとはいえ、つくるためには長いプロセスがかかっています。
材料を買いにデパートへ走り、レシピの本を読み、オーブンで時間をかけてつくり、ケーキを入れる箱はどれが良いかを選び……
といった感じで「プロセス」があるのです。
目の前にたった1つのケーキがあったとして、そのケーキができるまでのプロセスを読み取れる人はモテます。
プレゼントをされたときには「ありがとう」にもう一言加えて「これ、大変だったんじゃない?」と褒めましょう。
相手は、にやりと笑みを浮かべ「よく聞いてくれました。実はこれにはいろいろありまして……」と、話に花が咲くものです。
褒めるときには、結果だけを褒めるのではなく、プロセスも褒めましょう。
汗と涙の結晶でできた結果以前に、長いプロセスが存在することを忘れてはいけません。
プロセスにまで目を向けることができる人は、相手の見えない努力を感じ取ることができる人なのです。
「評判はうかがっております」と「噂はうかがっております」は、一見似たような意味に感じます。
しかし、実はちょっと違うのです。
褒め言葉として使うなら「噂」ではなく「評判」を使うようにすることが大切です。
「評判」という言葉には、そもそも明るい印象があります。
初対面の人に「評判はうかがっております」と言われると、嬉しくなります。
「え、どんな評判ですか」と、つい聞き返してしまい、話が盛り上がること間違いなしです。
一般的に「評判」とは、明るく前向きな印象のある噂ということです。
誰かを褒めていたとか、素晴らしい人だなとかを言うときに「評判」という明るい言葉を使います。
それに対して「噂はうかがっております」と言う言葉は、陰口のような響きがあります。
「噂」という単語は、あまり良い意味では使われません。
悪口、嫌み、僻みなどを連想する響きがあります。
明るい印象より暗い印象のほうが一般に浸透しているため、使うことを避けたほうが賢明です。
今まであなたが使っていた褒め言葉の「噂」の部分を「評判」に置き換えるだけでうまくいきます。
「噂はうかがっております」ではなく「評判はうかがっております」というふうに表現を変えればいいのです。
自分の良い評判がほかの人にも伝わっているというのは、嬉しいものです。
褒めるときには「噂」ではなく「評判」を使うようにしましょう。
「あなたがいてくれて、本当に良かった」は、自分の存在価値を認めてくれる一言です。
誰でも自分の存在に価値があることを見い出すことができると、嬉しくなります。
人は、誰かに必要とされるときに存在価値を感じるのです。
たとえば、仕事ではチームワークが必要不可欠です。
みんなで協力して仕事を進めていくうえで、リーダーに「あなたがいてくれて、本当に良かった」と言われると深い喜びがあります。
自分の存在を喜んでもらえると、それだけで自分の存在が人の役に立っていることを感じることができます。
自分の存在を喜ぶ言葉は、ほかにもたくさんあります。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
「あなたのおかげです」
「あなたがいなかったら、大変なことになっていた」
「あなたでないといけない」
「あなたは私にとって、宝物だ」
これらはすべて、人としての存在価値を褒めたたえる言葉たちです。
どれでも使ってかまいません。
存在価値をたたえる言葉を使えば使うほど、あなたも一緒に幸せになれます。
相手の存在に感謝したいときは、恥ずかしがらずに思いきって言ってあげましょう。
恥ずかしがりやすい日本人には、なかなか言えない言葉であります。
しかし、なかなか言えない言葉だからこそ、ぐっと心に響く一言なのです。
自分一人ではできないことが、誰かのおかげでなし得たとき、相手の存在に感謝しましょう。
「あなたがいてくれて、本当に良かった」と言えば、相手も「力になってあげて良かった。また助けてあげよう」と喜んでくれます。
「いい話ですね」という言葉は、話を締めくくるのにとても便利な言葉です。
人から話を聞かせてもらうとき「いい話ですね」と言うと、相手も「話をしたかいがあったな」と喜んでくれます。
長く生きている人から、話を聞かせてもらえるのは大変光栄なことです。
私は以前コンピューター関係のある会社の社長と直接話をさせてもらったことがあります。
まだまだ駆け出しの私が、会社の社長と一対一で話ができるということは、大変光栄なことです。
その社長は、長い間コンピューターの世界に浸っているベテランであり、コンピューター業界に詳しい人でした。
社長の話を聞いているうちに、今まで見えなかったコンピューター業界の全体が見えてくるようになりました。
一瞬のうちに10年20年と余分に生きることができてしまったような感じです。
社長の経験が、私の中にすっと入っていくのです。
長時間話をしていただいた最後には「いい話でした。ためになります。ありがとうございます」と言って、会話を終えました。
「いい話」という表現は、全体を褒めたたえる表現です。
社長のにも使えますし、友人同士でも差別なく使えます。
日常のいろいろなところでも使うことができる、便利な表現なのです。
勉強になる話だと思ったときには「いい話ですね」と言って、最後にお礼を言うことが人付き合いのマナーなのです。
「わかっていても、なかなかできないですよ」というのは、相手の行動力をたたえる言葉です。
口だけは偉そうに言っている人がいます。
口先で美辞麗句を述べているだけで、実際の行動が伴っていない人です。
口にする言葉と、実際の行動にずれがあると「口先だけで行動しない人」と思われます。
たしかに口で言うのは簡単ですが、行動するのはなかなか腰の重い話です。
だからとはいえ行動せずには、何も始まりません。
行動がきちんとできている人は、言っていることと行っていることが一致している誠実な人なのです。
行動力を褒めたたえてあげましょう。
「わかっていても、なかなかできないですよ」と言えば、相手の行動力を認め、褒めることができます。
あなたが「わかっていても、なかなかできないですよ」と言われるようになったら、あなたの信用がアップしたということです。
口先だけで終わらず、行動できる人が、信用できる人なのです。
日本人は一般的に褒めるのが苦手な民族ですが、気持ちを素直に表現することは決して悪いことではありません。
気持ちを素直に表現したほうが、相手と「言葉のコミュニケーション」から「心のコミュニケーション」ができるようになります。
「心のコミュニケーション」は難しそうな響きですが、そんなことはありません。
簡単です。
素直に「嬉しいです」と、言えばいいだけです。
「嬉しいです」は、自分の気持ちを素直に表現した言葉です。
気持ちを素直に表現した言葉でありながら、一方で褒め言葉にもなります。
前向きな言葉を使って返事をすることになりますから、相手もなんだか嬉しくなってしまうのです。
「あなたといると、元気になります」と言われると、こちらが元気になります。
「元気」と言う言葉は、一点の曇りもない明るい言葉なのです。
心の中にすっと入っていく、明るくさせる言葉なのです。
「あなたといると元気になるよ」と言うことで、お互いが気持ちよく付き合っていけます。
人気者は、決まって元気なキャラクターです。
学校では仲のいい人と群れをなして、行動します。
しかし、人気者だけは、群れの中心にいます。
群れが人気者になったわけではありません。
人気者はいつも元気だから、人が集まってくるようになったのです。
私の中学校時代に池内君という人気者がいました。
別に頭がいいわけでもなく、かっこいいわけでもありません。
いつも元気なのです。
テストで悪い点をとっても、笑っています。
先生に叱られて落ち込んでも、すぐ立ち直ります。
いつも元気ですから、話していることまで面白く聞こえます。
これが彼の魅力です。
元気な彼の周りにはいつも人がたくさん集まっていました。
池内君といると、こちらまで面白おかしく元気になれるのです。
後に、その元気な様子が魅力になり、女の子にもモテるようになりました。
一緒にいると元気になれるキャラクターを持った人は、モテる人なのです。
価値観が似ている人とは、気づかないうちに長話をしてしまいます。
価値観が合うと、話も合って、盛り上がりやすいのです。
波長が合う人と一緒にいると、自然と話がどんどん出てきます。
別に長話をしたくてしているわけではないのに、自分とそっくりな価値観を持った人とは、仲良くならずには、いられないのです。
話せば話すほど、自分が元気になります。
自分と価値観がそっくりな人には「あなたとは、話がつきないね」と褒めてあげましょう。
価値観がそっくりな人とは、自然と話が盛り上がります。
盛り上げるつもりはないのに、自然と盛り上がってしまいます。
そんなときに「あなたといると、話がつきないね」というと、さらに話が盛り上がっていくのです。
わざわざ言わなくてもいいと思いますが、わざわざ言ったほうがいいのです。
もちろん相手を落ち込ませることは言わないほうがいいですが、相手を喜ばせる言葉は、わざわざ言ったほうが喜ばれます。
私は以前、話の合う友人から「タカといると、話が尽きないよ」と言われたことがあります。
その人と私は、実際に価値観がそっくりでした。
私も以前から「考え方が似ているな。波長が合うな。話が合うな」と思っていたところでした。
そんなときに相手から先を越されて言われ、余計に嬉しかったのです。
人間は、生きた年齢に比例して、物事を見極める力をつけていきます。
「1を知れば、10を知る」ということわざもあるように、経験を積んだ人には、ずっと先のことまで見えてしまう力があるのです。
俗に言う、千里眼です。
超能力者とまではいきませんが、経験を積んだ人なら誰でもある程度、自然とわかるようになります。
買い物での失敗なんて、良い例です。
「安いから勢いで買ってしまったら、安いだけあってすぐ壊れてしまった」なんて経験があるのは、私だけではないはずです。
小さな経験でも、積み重なれば、正確に予想する力が備わってきます。
私はよく母と買い物に行きますが、母の買い物をするときの千里眼にはいつも驚かされます。
「それは柔らかすぎるからおいしくない。こっちのほうが長持ちする。これはまだ熟していない。あと6日くらいで食べられる」
そう言います。
しかし、騒いでいることも、あながち間違ってはいないのです。
母が説明するうんちくは、かなり鋭い視点からの分析ができていて、私はいつも「なるほどな」と納得させられます。
母は最初から物事を見抜く力があったわけではなく、失敗経験から見えなかったことが見えてくるようになっただけです。
つまり、買い物での経験が多いのです。
ある日、また一緒に買い物へ出かけたときのことです。
母はある商品を選んだとき、店員にこう言われていました。
「こういうものを選ばれたなんて、お目が高い」
きっと店員のお世辞ではあったと思うのですが、母は照れていました。
やはり褒められると、母も嬉しいようです。
母の千里眼は、店員さんにもわかったのです。
「かっこいいね」と言われると、誰でも嬉しいものです。
単なるありふれた褒め言葉ではありますが、大人や子ども、男性女性にも共通して使える褒め言葉でもあります。
アニメのヒーローは、常にかっこいいです。
見た目だけでなく、生き方もかっこよく、憧れてしまうものです。
私は昔、ドラゴンボールの孫悟空に憧れていました。
「気」をコントロールして空を飛んでいる悟空を見て「自分も空を飛びたい」と思い、一生懸命に空を飛ぶ練習をしていました。
一生懸命に空を飛べるように念じていましたが、頭痛になって終わってしまっただけでした。
かっこいい人には引き寄せられる魅力があるように、自分も「かっこいいね」と他人から言われると嬉しくなります。
「え? どこがかっこいいの」と、聞き返してしまいます。
褒めるときには、相手のかっこいい部分を見つけるようにしましょう。
孫悟空のように空を飛ぶことだけが、かっこいいわけではありません。
普段の何気ないしぐさや行動も、かっこいいところはたくさんあります。
姿勢がいいところ、字がきれいなところ、歩き方、話し方、声など、人間1つは必ずかっこいい部分があるものです。
そんな気づきにくいかっこいい部分を見つけたら、すかさず褒めるようにしましょう。
ホストは、これが上手です。
一流のホストのすごいところは、普段は気づかないところを褒めていくところです。
プロのホストになると、きれいな人には「きれいだね」とは言いません。
きれいな人は、もう百万回と「きれい」といわれていますから、聞き飽きていることを知っているのです。
だからプロのホストは、普段は気づかない部分を褒めていきます。
「爪、きれいにケアしてるね。どんなケアをしているの?」
「足首が細いね。何か運動でもしてるの?」
「うなじがきれいだね。すごく肌が生き生きしてるよ」
普通の人が褒めないところを、具体的に褒めていきます。
むしろ、普通の人が褒めないところを褒めていくのが、客商売のコツです。
うなじなんて、鏡を2枚使わないと本人でさえ普段は気づかない部分です。
普通の人が、気づかないところに気づく人は、見えないところまで見てくれる人と感激され、モテるのです。
物知り博士は、学校では人気者です。
人一倍、よく知っている分野が1つでもあれば、それだけで人気者になります。
私の小学校時代の友人に「魚博士」というあだ名の人がいました。
実家ではお魚屋さんを営んでいるため、小学生にもかかわらずとても魚に詳しいのです。
魚に詳しい小学生というのも、なかなか珍しいものです。
それがなんと、たまたま私と同じクラスにいましたから、魚の話をよく聞かせてもらいました。
というより、聞く前に聞かされていました。
魚のこととなると、クラスではもちろん群を抜いてナンバーワンの存在です。
みんなが彼のことを「魚博士」とあがめ、褒めまくります。
「よく知ってるね」と言われて、本人はいつもにやにやしていたのを今でも覚えています。
ちなみに今では、彼は動物の医者をしています。
小さいころから生き物に触れてきたため、動物関係の仕事を選んだのです。
将来の仕事は、子どものころの影響が大きく関係します。
小さいころに一生懸命になったことは、大人になっても一生懸命になってしまうのです。
「期待してます」という言葉をかけられたら、注目を浴びている証拠です。
あなたのことを誰かが見てくれているというのは、喜ばしいことです。
自分だけが1人で頑張っているのではなく、誰かが応援してくれると、それだけでやる気がみなぎってきます。
「元気になる文章をありがとうございます。これからも期待してます。頑張ってください」
というお手紙を読者の方からいただくことがあります。
大変ありがたいことです。
このように、私が本を書いているのも、みなさまからの期待があってのことです。
期待をされたら、答えられずには、いられないのです。
誰かを応援したいときには「期待してます」と話しかけてあげましょう。
物理的な協力はできなくても、言葉で励ますことなら、簡単です。
むしろ、体より心を押してあげるほうが、本人はずっと軽い気持ちになれるのです。
「へえ」という言葉は、知らなかったことを聞いたときに使う驚きの言葉です。
しかし、これは驚きの言葉と同時に、褒め言葉でもあるのです。
「へえ」の後には、実はある言葉が省略されています。
「へえ。知りませんでした。よく知っていますね。物知りですね。いい話です。勉強になります」という意味が続いているのです。
それを一言で「へえ」の一言に凝縮しているだけです。
「へえ」とは、実は褒め言葉だったのです。
特におじさんに「へえ」という言葉をかけてあげると大変喜びます。
「へえ」ということで、おじさんの自尊心を満足させることができ、つまずくことなく話を進めていけます。
私はいつも話を聞くときには「へえ」を口癖にしています。
知っても知らなくても「へえ」と言ってしまいます。
私にとって「へえ」は、驚きの言葉として使うより、褒め言葉として使っています。
「よくご存じですね。さすがですね」を直接言わずに「へえ」と言うことで、間接的に褒めているのです。
今まで「へえ」を使って、人間関係を壊したことはありません。
むしろ「へえ」のおかげで人間関係がスムーズにいくようになったのです。
「へえ」を使うと、人間関係がうまくいくようになるのです。
まさにご指名されるときの一言です。
「誰でもいいって言うわけにはいかないんだ」と言われると「自分は必要とされている」と感じることができます。
自分の存在価値は、誰かに必要とされたときに感じます。
誰かに必要であることを伝えるときに、このフレーズは心に響きます。
特に日本人は、直接言われるより間接的に言われることを好む民族であります。
恥ずかしさや相手に対して柔らかい言い方をしたいという民族性があるため、直接的より間接的のほうが好ましいのです。
「誰でもいいって言うわけにはいかないんだ」という言い方は、間接的だからこそ、心に響くのです。
褒め言葉は、心に響く言葉を選びましょう。
心に響く言葉は「必要なんだ」より「誰でもいいって言うわけにはいかないんだ」という表現を使えばいいのです。
誰にでも使える褒め言葉に「いい感じだね」という褒め言葉があります。
「いい感じだね」というのは、漢字で「良い感じだね」と書きます。
良いと褒められると、素直に嬉しいです。
自分で「いいな」と感じるだけでなく、他人からも「良い感じだね」と評価されると、より自信がついてきます。
いっそのこと「いい感じだね」をまるごと口癖にしてしまいましょう。
「いい感じだね」を口癖にすると、いろいろな物事の良いところが見えてきます。
自分の心で「いい感じだ」と思い込むと、今まで以上に長所が浮き彫りになって輝き始めます。
「いい感じだね」というのはありふれた言葉ではありますが、物事をさらにきれいに映し出す褒め言葉なのです。
「大したものですね」も、人間関係の向上に活用できる褒め言葉です。
ちょっと古びた響きはありますが、まだまだ今の時代でも十分に使える言葉です。
「大したものですね」は、漢字で書くと「大したものですね」と書きます。
「大きく驚いています」という意味です。
大きく驚いたことなら、何でも使える便利な褒め言葉なのです。
こうした褒め言葉は、語尾を「ですね」や「だね」と変えて表現すると、年上年下の人にも十分使えます。
「大したものですね」年上の人に使う。
「大したものだね」年下の人に使う。
「すごいですね」年上の人に使う。
「すごいね」年下の人に使う。
「さすがですね」年上の人に使う。
「さすがだね」年下の人に使う。
褒め言葉の基本的なフレーズさえ覚えておけば、語尾の部分を変えるだけで、どんな人にでも使える表現に早変わりするのです。
「よくなってるね」は、まさに今どんどんよくなっているという進行形の褒め言葉です。
「よくなってるね」という進行形の褒め言葉をかけられると、今、自分は向上できていることが確認できます。
なかなか自分では主観的すぎて、逆に成長がわかりづらくなっている場合があります。
私も自分で書いた文章は、自分で見てみるととても恥ずかしいくらい当たり前のことを書いています。
当たり前すぎて、申し訳ないなと思っているくらいです。
「本当にこれでいいのかな。なんだかうまくなっているのか、下手になっているのかわからないな」と思うことが、正直あります。
しかし、いつも読んでくださっている人に話をうかがうと「どんどんよくなっているよ」と言ってくれます。
私は、自分の文章ばかりとにらめっこしすぎていて、ちょっと感覚が麻痺していたのです。
往々にして、自分でつくる作品はそういうものです。
自分で作った料理は本当においしいのかわからず、誰かに食べてもらって評価してもらうほうが、自信につながることと同じです。
案外、作った本人のほうがわからないのです。
だからこそ、あなたが「よくなってるね」と言ってあげれば、相手は成長を確認できます。
「本当にそう思ってくれる? ありがとう。自分じゃなかなかわからなかったんだ」と喜んでくれます。
「よくなってるね」と一声かけるだけで、成長できていることを気づかせてあげることができるのです。
一生懸命になっている人には、輝きがあります。
何かに集中して、打ち込んでいる人には、オーラを感じます。
そのオーラは、周りの人にも好影響を与えます。
一生懸命になっている人は、周りの人も一生懸命にさせることができるという効果があります。
一種の伝染病です。
病気を移されては困りますが、一生懸命というオーラはどんどん移してもらいましょう。
一生懸命になって頑張っている人は、みんなにも一生懸命を分けてあげている貢献者なのです。
私は高校時代体操部だったのですが、一生懸命に練習をしている先輩がいて、憧れたことがあります。
体操は、1つ間違えれば大けがをしてしまうという、実は危険と隣り合わせのスポーツなのです。
先輩は、危険であるにもかかわらず、とにかく技を自分のものにしたいと一生懸命に練習をしていました。
危険な技でしたから、4、5人補助の人がついて、もし失敗してもいいように構えていたほどです。
私も、その補助役の1人でした。
目の前で、危ない技をしている姿は「一生懸命」という言葉があまりに似合う光景でした。
私はまさに真剣そのものの空気に包まれ、何もしゃべれませんでしたが、一生懸命さは十分に伝わってきました。
一生懸命な人は、すこぶるかっこいいのです。
ひととおり先輩の練習が終わった後、私は先輩に「一生懸命でしたね」と話しかけました。
腕や足が傷だらけになりながらも、先輩は「ありがとう」と言って、にっこり笑ってくれました。
「すごいですね」は、単刀直入に相手を褒めることができる褒め言葉です。
たったの一言ではありますが、一言以上に相手を嬉しくさせる言葉でもあります。
「すごいですね」と言われると、相手は嬉しく思いながら、胸を張れます。
「すごいですね」には、実は「尊敬」の意味が含まれているからです。
「すごいですね」と言われると「自分は尊敬されているんだ」と感じることができます。
自尊心を満足させることができ、にこにこしてしまいます。
特にホステスの人は「すごいですね」を言うのが大変得意です。
「すごいですね」を何度も言います。
そうすることでホステスさんは「おじさんたちを尊敬していますよ」と伝えることができ、プライドの高い人は気分をよくします。
実際、本当に尊敬しているから言っているのかは別として「すごいですね」と言われて嫌な気持ちにはなりません。
むしろ素直に嬉しくなります。
尊敬していることを伝えたいときは「すごいですね」という褒め言葉を使いましょう。
「今まででいちばんいいんじゃない」は「今まででいちばん素晴らしいですよ」という褒め言葉です。
この言葉の中には「いちばん」という響きの単語が使われています。
「いちばん」という単語だけでも、十分な褒め言葉です。
そのうえ「今まで」という長時間の中での評価を表現しています。
特に、長い時間を通して関わり合ってきた友人関係には、大事な場面の褒め言葉です。
自分の悪い面も、いい面も見てきた人に「今まででいちばんいいんじゃない」と言われると、この上ない説得力があります。
長い時間をかけて自分を見てきてくれた人に言われると、まさに本物のお墨付きの褒め言葉になるのです。
一部だけでなく、長い時間をかけて全体を見た人からの褒め言葉は、自信がみなぎる最高の褒め言葉なのです。