海外旅行で気をつけたいのは、警官です。
「え? 警官はむしろ頼りになる人じゃないの」
今、そう思いましたね。
海外旅行へ行って、交番の前を通る機会があれば、ぜひのぞいてみましょう。
いつも観光客がいます。
そのくらい被害が多いということです。
海外の繁華街には、高級ブランドショップが立ち並んでいます。
海外旅行中、場所によっては、格安で高級ブランドが売られていることもあります。
格安で売られているため注目されますが、よく見ると、本物を似せて作った偽ブランド品です。
海外旅行中、必ず一度はある、お決まりの困ったシチュエーションがあります。
現地の人から、現地の言葉で、話しかけられる瞬間です。
現地の言葉が理解できるなら、いいのです。
大きなスーツケースを持って自宅を飛び出し、空港まで行きます。
荷物を運んだり、手続きをしたりと、疲れます。
飛行機による長時間のフライトでも、疲れています。
海外旅行客としては、小銭をたくさん持っていると、重くて、うまく処理できないかと思います。
そんなとき、ある方法を思いつきます。
「そうだ。チップを小銭で渡せば、うまく処理ができる」
皆さん、海外旅行でホテルのメイドにチップを渡すとき、どこに置いていますか。
海外旅行では「枕の下にチップ」という習慣をいまだに信じている人がいます。
しかし、実際のところ、チップを枕の下に置くのは、世界でも日本人くらいです。
世界でも、枕の下にチップを置くのは日本人くらいです。
ほかの国の人は、テーブルの上にチップを置きます。
それが一般的なチップの置き方です。
ホテルには、備え付けのテレビがあります。
部屋でくつろぎながら、いろいろな番組を楽しむことでしょう。
国内とは違い、海外の番組には母国とは違った雰囲気があります。
海外旅行は、どれだけ歩けるかで楽しめる量が決まります。
特に重要なのは、足です。
観光地にせよショッピングにせよ、歩くのが中心です。
海外旅行中は、知らない人が急に近づいてくる場合、誰であろうと全員警戒をしましょう。
自分から用事があって、相手に近づく分にはいいのです。
しかし、急に近づいてくる見知らぬ人は、何か裏がある可能性があります。
ホテルは昼間、メイドサービスがあります。
部屋に貴重品を置いたまま、出ていく人が多いのですが、テーブルや机の上に貴重品を置くのは良くありません。
なぜテーブルの上に貴重品を置かないほうがいいのでしょうか。
初めてニューヨークへ行ったとき、楽しみにしている名所がありました。
世界3大美術館の1つである「メトロポリタン美術館」です。
ここに来ずして、ニューヨークへ言ったとはいえないといっても過言ではありません。
海外旅行中、現地の人から「あなたの宗教は何ですか」と尋ねられることがあります。
特に、寺院に観光した際は、聞かれる場合があります。
寺院という信仰深い場所であるだけに、観光客が持つ信仰にも興味を持つ人が多いのです。
海外には不思議な銅像があったり、母国では見られないような不思議な寺院などがあったりします。
珍しい寺院、銅像などの前ですることといえば、記念撮影ですね。
海外旅行の浮かれた気分のせいで、ふざけたポーズになっていませんか。
「なぜそんなことをするの!」
「どかん!」
ときおり日常生活では、突然の大きな音や人同士の言い争いなど、ハプニングを目にすることがあります。
「ああ! 大変だ」
トラブルに遭ったとき、誰でも焦ります。
騙されたり泥棒の被害に遭ったり予想外の出来事が起こったときなど、パニックになります。
長時間のフライトでは、時差ぼけになります。
時差ぼけを解消するには、現地が夜になるまで寝ないことです。
しかし、これは思っているほど簡単なことではありません。
海外旅行へ行くなら、パスポートの有効期限に気をつけましょう。
有効期限があれば、問題がないとは限りません。
「パスポートの残存期間が帰国時まで有効であること」が基本条件ではあるのですが、必ず問題がないとは言い切れません。
海外旅行では、ショッピングの際、気をつけたいタブーがあります。
海外の高級ブティック・高級ブランドショップなどで買い物をすることがあると思います。
そのとき、店内にある洋服を、勝手に触ったり試着をしたりするのはタブーです。
私が海外留学をしているとき、外国人から不思議な質問をされました。
「なぜ日本人は笑いながらノーと言うのか」という疑問です。
一瞬、言葉に詰まりました。
観光地では、どこでも写真を撮っていいわけではありません。
博物館、美術館、そのほか政府関連のところでは、写真撮影が禁止されている場合があります。
珍しい場所に立ち寄り、記念にカメラに収めようと思いますが、注意が必要です。
「きれいなビーチだ」
海外旅行では、ビーチで泳ぐとき、必要な物があります。
日焼け止めです。
海外旅行に行くとなると、クレジットカードを持参することでしょう。
フィッシング、スキミング、クレジットカードマスターなど、クレジットカード被害にはさまざまな種類があります。
万が一クレジットカード被害に遭っても、通常クレジットカードには保険がついています。
海外でよくあるクレジットカードのトラブルがあります。
「クレジットカードの上限額」です。
母国で生活をしているときは、現金と交えて使うことが多く、クレジットカードを使うと言っても少額です。
海外旅行前に、クレジットカードの上限額を見直すことは大切です。
上限額が低くて、それを知らずに海外旅行中に上限に達し、使えなくなる場合があるからです。
クレジットカードは仕様どおりの動きですが、発生しやすいトラブルです。
海外へ出ると異文化に触れるため、母国を基準にして考えると、おかしな点や理解できないことに遭遇することでしょう。
そんなとき、軽い気持ちで批判的な発言をしそうになることがありますが、良くありません。
海外では、批判に関することは、すべてタブーです。
レストランでは、ワインに力を入れているところが少なくありません。
格式あるレストランなら、メニューの1ページ全体にずらりとワインの銘柄が載っていることがあります。
そのとき、メニューを見ながら「これをお願いします」と人差し指で指さします。
「貴重品があれば、お預かりします」
博物館や美術館ではフロントで、そういう話しかけられることがあります。
「貴重品だからきちんと保管・管理をしてくれるのだな」と思います。
博物館や美術館では、入り口で「お荷物をお預かります」と案内されることがあります。
積極的に話しかけられるのが特徴です。
「優しい人だな。重い荷物だから気を使ってくれているのかな」と思います。
海外旅行で気をつけたいのは、警官です。
「え? 警官はむしろ頼りになる人じゃないの」
今、そう思いましたね。
人間は、きちんとした服の人に弱いものです。
海外で気をつけたいのは、きちんとした服装の人です。
警察服を着た警官。
事務服を着たホテルスタッフ。
スーツ姿のビジネスマン。
人間は、その人の着ている服装から身分を想定します。
外見からどのくらい信用できるかを決めてしまいがちです。
警察服を着た人を見れば「警察の人だな」と思いますし、ホテルの制服を着ていれば「ホテルのスタッフだな」と思います。
スーツを着ていれば「ビジネスマンだな」と思います。
しかし、です。
その見かけと身分が、必ずしも一致しているとは限りません。
プロの泥棒は、ここに付け込もうとするのです。
「こんこん」
ホテルの部屋でくつろいでいると、ノックが聞こえました。
のぞき穴を見ると、ホテルスタッフが立っています。
「おや。ホテルスタッフが何の用事だろうか」
そう思って、気軽にドアを開けてしまいがちです。
その瞬間に、部屋の中に入って襲われる可能性があります。
事実、私がこれまでに海外で被害を受けたのは、意外にもきちんとした服装の人からでした。
スーツを着た紳士が「個人タクシーを運営しているんだ。どこでも連れて行ってあげるよ」とやってきました。
きれいな黒塗りのタクシーでした。
なんとなく、そのきちんとした見かけや雰囲気から「信用できそうだな」と思ってしまったのです。
しかし、その人は騙しのプロでした。
まんまと、タクシー料金を騙されました。
そういうケースは本当に多いのです。
一般的に私たちが想像する「悪い人」は、汚れた服装で、ぶっきらぼうで、人相が悪いというイメージです。
しかし、そういう人は、まれです。
プロの泥棒ほど、必ず紳士的です。
きちんとした服装でマナーがあり、いい笑顔で自然と近づくのです。
海外旅行へ行って、交番の前を通る機会があれば、ぜひのぞいてみましょう。
いつも観光客がいます。
そのくらい被害が多いということです。
特に旅行先に限っては、詐欺師は至る所にいます。
タクシーで法外な料金を請求しようとする人。
売店で、定価より高値で売ろうとする人。
海外旅行で遭遇する詐欺師は「プロ」だという意識を持ってください。
「単なる詐欺師」と「プロの詐欺師」は違います。
単なる詐欺師は、見るからに人相が悪かったり、計画的ではなく場当たりで、動きや発言がおかしかったりします。
しかし、プロの詐欺師は違います。
人間の弱みに付け込んだり、計画的に行動をしたり、複数人で連携を取って行動をしたりします。
騙して奪った金品で生活しているわけですから、本格的です。
その手口は、実に巧妙です。
たとえば、男女のカップルです。
男女のカップルが近づいて「写真を撮ってくれませんか」と言われます。
人間心理では、女性を連れていると、つい気を許してしまう法則があります。
カメラのファインダーをのぞいている間に、どこからともなく第三者がふっと現れ、カバンをさっと奪っていくのです。
もちろんこの男女のカップルと第三者は全員仲間です。
母国の平和な生活に慣れていると「まさか。そんな人がいるわけない」と思います。
しかし、いるのです。
特に海外旅行客がやってくるところは、犯罪の温床になっています。
その土地に慣れていない観光客は、騙しやすい絶好のカモです。
海外の繁華街には、高級ブランドショップが立ち並んでいます。
海外旅行中、場所によっては、格安で高級ブランドが売られていることもあります。
格安で売られているため注目されますが、よく見ると、本物を似せて作った偽ブランド品です。
こうした偽物ブランドには手を出さないようにしましょう。
安く買ったところで、飛行機の税関のチェックで見つかれば、没収されます。
税関には、ブランドが偽物かどうかをチェックする専門の人がいます。
この専門の人たちは、鑑定士をしのぐほどの実力の持ち主です。
そういう人の目をかいくぐるのは、難しいと考えていいでしょう。
精巧な一部の偽ブランド品を除いては見抜かれしまい、没収されてしまうのです。
当然ですが、偽ブランドを購入した金額も戻ってきません。
そもそも大切なことは、偽ブランドを持ち歩いていることで、そのブランドへの悪影響を与えていることです。
正規品でないものを持ち歩くことで、正規ブランド会社への収益も下がり、営業に差し支えることでしょう。
本当にブランドを愛しているなら、きちんとした正規品を買うことに尽きます。
ブランドを持つなら、そうした品格も持ち合わせたいところです。
海外旅行中、必ず一度はある、お決まりの困ったシチュエーションがあります。
現地の人から、現地の言葉で、話しかけられる瞬間です。
現地の言葉が理解できるなら、いいのです。
語学に堪能なら、海外旅行は、もっと楽しめることでしょう。
問いかけられた内容に応じて、イエスなりノーなり、自信を持って答えるだけです。
しかし、問題なのは、話しかけられた言葉がわからない場合です。
かっこつけたがる人は、深く考えもしないで、わかったふりをしながらイエスやノーと答えてしまうことがあります。
旅行者と思われ、なめられたくない気持ちがあれば、それなりの返事をするべきだと考えてしまいやすいところです。
ここが、要注意なのです。
言葉がわからないなら、むやみにイエスやノーと返事をするべきではありません。
話が、思わぬ方向へ進んでいることがあるからです。
思わぬものを注文したり、重大な予定をキャンセルしたりする場合があります。
見落としやすい点が、もう1つあります。
「首」です。
言葉で返事をしなくても、無意識のうちに癖で、首を縦や横に振ってしまうことがあります。
これもNGです。
体に染み付いている癖なので、自然と首を動かしてしまいがちです。
首を縦にふるとイエスという意味になり、横にふるとノーという意味になります。
状況にもよりますが、首の動きも意思を表現する1つになります。
体が覚えてしまっているしぐさなので、自然と出てしまいますから、特に注意が必要です。
「言葉がわからないときは、むやみに返事をしない。首を、縦にも横にもふらないこと」
これが海外旅行でトラブルを未然に防ぐポイントです。
大きなスーツケースを持って自宅を飛び出し、空港まで行きます。
荷物を運んだり、手続きをしたりと、疲れます。
飛行機による長時間のフライトでも、疲れています。
渡航先までの時差が大きければ、時差ぼけもあるでしょう。
こうした要素が絡み合い、海外旅行の初日は疲れと眠気が同時に襲ってきます。
海外旅行に慣れていれば別ですが、おおむね海外旅行の初日は、こうした状態になるはずです。
海外旅行の初日に、絶対にしてはいけないことがあります。
「車の運転」です。
眠気を吹き飛ばす鉄則は、体を動かすことです。
体を動かしてさえいれば、眠りに落ちることはありません。
しかし、車の運転はどうでしょうか。
座席に座っているため、体を激しく動かすことはできません。
そのため居眠り運転をしやすくなり、交通事故を起こしやすくなります。
時差ぼけしている旅行の初日は、車の運転をおすすめしません。
現地に着いてすぐレンタカーを借りて観光をするのは、絶対に避けたいプランです。
何気なく立ててしまいそうですが、命に関係すると行っても過言ではありません。
いくら刺激的な観光地とはいえ、座席に座りしばらくすると、眠くなります。
最悪、交通事故になると、命に関わります。
自分では一生懸命に起きようと努力をしても、抑えきれない強烈な眠気が押し寄せ、意識が途切れます。
旅行初日の移動手段は、誰かに運転をしてもらうような交通手段を使うようにしましょう。
タクシー・バス・電車などを使うのが、賢い選択です。
海外旅行客としては、小銭をたくさん持っていると、重くて、うまく処理できないかと思います。
そんなとき、ある方法を思いつきます。
「そうだ。チップを小銭で渡せば、うまく処理ができる」
そう思い、チップを小銭で渡している人を見かけます。
チップと小銭処理を同時に実現する手を思い浮かべるのです。
しかし、特別な事情を除き、小銭でチップを渡すのはあまり良くありません。
受け取る身になればわかります。
渡す側が「重いな」と思う小銭は、受け取る側も「重いな」と思うものです。
メイドが各部屋を掃除で回り、そのたびにテーブルの上にチップとしての小銭がたくさん置かれていればどうでしょう。
メイドもポケットが重くなり、小銭の処理に困ってしまいます。
「お金に変わりないから、それくらいいいだろう」と思います。
たしかにお金であることには変わりありませんが、少なくともスマートではありません。
感謝の気持ちなのですから、スマートさが必要です。
チップは「紙幣」で渡すのが一般的なマナーです。
アメリカドルなら、1ドル札、5ドル札、10ドル札などです。
チップは、紙幣が最もスマートなのです。
皆さん、海外旅行でホテルのメイドにチップを渡すとき、どこに置いていますか。
海外旅行では「枕の下にチップ」という習慣をいまだに信じている人がいます。
しかし、実際のところ、チップを枕の下に置くのは、世界でも日本人くらいです。
枕の下に置くチップは、メイドから見ると不思議に映っています。
なぜ枕の下に隠すのだろうかと思っています。
正しいチップの置き方は、テーブルの上に置くことです。
チップだとわかりやすくするために「Thank you」と書かれた紙の上にチップを置くといいでしょう。
これならメイドも一目でチップだとわかります。
世界でも、枕の下にチップを置くのは日本人くらいです。
ほかの国の人は、テーブルの上にチップを置きます。
それが一般的なチップの置き方です。
ところで、枕の下に置くチップの習慣は、誰がいつ何のために始めた習慣なのでしょうか。
これが、謎なのです。
私は、ほかの日本人に聞いたりインターネットで調べたりしました。
しかし、いつ、誰が、どこで、何のために始めたのかはっきりわかりません。
私の推測の域になりますが、1つ、心当たりがあります。
ある日本人が、海外旅行をしました。
チップはわかりやすくテーブルに置くものだと教わりました。
「それでは普通すぎる。もう少し工夫を加えて、粋な感謝の表現をしたい」
試行錯誤して思いついたのが、枕の下です。
「枕の下にあれば、メイドが掃除をしようとしたとき、気づくだろう。意外な場所だから、驚き感動するに違いない」
海外旅行をした1人の日本人が始めた、この行動を面白いと思ったほかの日本人も真似をし始め、自然と広まっていった。
同調を重んじる日本人だからこそ、真似をするのもあっという間に広まり、一般的になってしまった。
そういう経緯があったのではないかと思います。
そういう発想といい、そういう伝え方といい、いかにも日本人が考えそうだと思いませんか。
もちろん私の推測です。
しかし、私も日本生まれの日本育ちの日本人です。
日本人特有の以心伝心、暗黙の了解、同調行動などがあったのではないかと考えられます。
そういうことを考えついてしまう自分に「ああ。結局自分も日本人だ」と思ったりします。
海外では不思議がられる、枕の下に置くチップ。
その不自然な習慣は、日本人らしい考え方、気遣い、優しさなどが、垣間見える習慣です。
ホテルには、備え付けのテレビがあります。
部屋でくつろぎながら、いろいろな番組を楽しむことでしょう。
国内とは違い、海外の番組には母国とは違った雰囲気があります。
私は海外旅行に行ったら、その国のテレビを見るのが大好きです。
テレビのチャンネルを一周して、どんな番組があるのかチェックします。
バラエティー番組では、母国とは違った笑いの発見があり、文化の違いを感じます。
言葉はわからなくても、見ているだけで面白いものです。
釘付けになって見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、旅行の日程を変更したこともあります。
ただし注意したいのが、有料チャンネルです。
海外のテレビ番組は種類によっては、有料のチャンネルがあります。
どんな番組があるのだろうかと思い、いろいろなチャンネルを見ているうちに、有料チャンネルになっている場合があります。
無料かと思って気にせず見ていたら、チェックアウトのときに、多額の請求をされるのです。
わざと利用者の手違いを誘発させやすくして、有料チャンネルを見させ、あとから請求しようとする悪質なホテルもあるようです。
テレビを見るときには、有料チャンネルについての注意書きなどを確かめるようにしましょう。
見るときも「時間と金額」には要注意です。
海外旅行は、どれだけ歩けるかで楽しめる量が決まります。
特に重要なのは、足です。
観光地にせよショッピングにせよ、歩くのが中心です。
たくさん歩けるほうが、それだけ多くのことを楽しめます。
そこでよく耳にするのが「履きやすい靴」です。
「海外旅行はよく歩くから、履きやすい靴を履いていこう」
多くの人が耳にして、意識することではないでしょうか。
では「履きやすい靴」と聞いて、真っ先にどのような履物を想像しますか。
履きやすい靴と言えば、やはり「サンダル」を想像する人も多いはずです。
タイやハワイのような、気温の高い地域へ海外旅行となると、サンダルを想像する人も多いはずです。
蒸れることがなく、楽ですね。
と言いたいところですが、実際はどうでしょうか。
思っていることと実際では、異なります。
私は、何度か思わぬトラブルになったことがあります。
たしかにサンダルは、履きやすく蒸れにくく、軽くて歩きやすい。
その一方で、ほかの靴とは違い、素足ではきます。
つまり、靴と皮膚が直接触れることになるのです。
これは短距離を歩く分にはいいのです。
しかし、蒸れにくいとはいえ、長距離を歩いていると足も汗をかきます。
素足であるゆえに、汗のせいで摩擦が生じやすくなり痛めやすくなるのです。
また、サンダルは足がむき出しの状態になります。
かどにつま先をぶつけたら爪が割れ、けがをしやすくなります。
足の皮がむけたり、爪が割れたりしてからでは、休んでもすぐは回復できません。
回復までに数日かかり、歩きにくい状態がしばらく続きます。
こういう経験を、私は何度かしました。
履きやすい靴という言葉の裏に潜む、意外な落とし穴です。
サンダルは、必ずしも安全で適切とは限らない。
暑い地域で長距離を歩くなら「履き慣れた靴と靴下」です。
足が多少蒸れても、履き慣れた靴と靴下をいちばんおすすめします。
海外旅行中は、知らない人が急に近づいてくる場合、誰であろうと全員警戒をしましょう。
自分から用事があって、相手に近づく分にはいいのです。
しかし、急に近づいてくる見知らぬ人は、何か裏がある可能性があります。
しかも厄介なことに、いい人を装っていたり、親切のふりをしていたりする場合が多いのです。
人は困っているとき、助けてくれる人を「いい人だ」と思い込みやすい傾向があります。
「困っている私を見て助けてくれようとしている」
つい信用してしまいやすいのです。
詐欺師は、そういう人間心理をついてきます。
そもそも海外旅行では、困る場面の連続です。
海外旅行客を狙う詐欺師は、海外旅行客が困りやすい場面で待ち構えています。
少しでも困っているそぶりを見せた瞬間「待ってました」と言わんばかりに、話しかけます。
急に近寄ってきた親切な人ほど、注意をしましょう。
ホテルは昼間、メイドサービスがあります。
部屋に貴重品を置いたまま、出ていく人が多いのですが、テーブルや机の上に貴重品を置くのは良くありません。
なぜテーブルの上に貴重品を置かないほうがいいのでしょうか。
メイドがチップだと思って、持っていってしまう可能性があるからです。
私も何度かテーブルに置いていた小銭を持っていかれたことがあります。
買い物に行った後、ポケットに入っていたおつりの数ドルをテーブルの上に置いていました。
すると、いつの間にかお金がなくなっているのです。
小さな金額だったので、なおさらチップと勘違いしたのでしょう。
最初は泥棒が入ったのかと本気で心配をしました。
お金に限らず、安物の腕時計でも、メイドによってはチップの代わりだと勘違いをして、持っていく場合があります。
何をチップと思うかは、メイドしだいです。
たとえ、わざと持っていきトラブルになっても「チップだと思った」という一言で言い逃れができます。
実にうまい言い訳です。
チップだと疑われるようなものは、テーブル上に置かないほうがいいのです。
部屋を出るときは、貴重品はセーフティーボックス、もしくは鍵のかかったスーツケースに入れておくようにしましょう。
初めてニューヨークへ行ったとき、楽しみにしている名所がありました。
世界3大美術館の1つである「メトロポリタン美術館」です。
ここに来ずして、ニューヨークへ言ったとはいえないといっても過言ではありません。
ニューヨークへ観光に行くなら、ほとんどの人が立ち寄る名所でしょう。
私が行ったときにも、大勢の観光客でにぎわっていました。
お祭りのような人の混雑ぶりです。
世界3大美術館と聞くと「よし! 見てやるぞ!」と気合が入ります。
さすが世界3大美術館なだけあり、広大な敷地です。
広すぎて、美術館の中で迷子になったほどです。
しかし、私はここで大きな失敗をしました。
1つずつ丁寧に見すぎてしまったため、多くの時間だけでなく、体力も気力も使い果たしてしまったのです。
ほかにもニューヨークで見に行きたい場所があったのですが、余裕がなくなりました。
大きな美術館に気合を入れていると大変です。
1日がつぶれます。
そういうことにならないためにも、巨大な美術館は全部を丁寧に見ようとは思わないことです。
では、どうするのか。
あらかじめ見ておきたい目星をつけておき、ポイントを絞って見て回るのがコツです。
ガイドブックには、美術館の見どころが書かれているはずです。
本当に有名な画家の作品や興味のある作品だけ、時間をかけてじっくり見るのがいいでしょう。
ほかの作品は、さっと雰囲気を感じ取るくらいで見るのがコツです。
そのほうが印象に残りやすくなります。
海外旅行中、現地の人から「あなたの宗教は何ですか」と尋ねられることがあります。
特に、寺院に観光した際は、聞かれる場合があります。
寺院という信仰深い場所であるだけに、観光客が持つ信仰にも興味を持つ人が多いのです。
日本人は、宗教に対してマイナスのイメージを持っている人が多いです。
そのため、つい「宗教はありません」と言って、無神論者として表現する場合があります。
しかし、これは言ってはいけません。
禁句の1つです。
答えた瞬間、相手は急に真顔になります。
「なぜだ」と問い詰めてきたり、眉間にしわを寄せながら「神を信じないでよく生きてこられたわね」と言われたりします。
寺院のような信仰に深い場所なら、ささいな問題に発展する可能性があります。
信仰心の厚い人に対して「無信仰」「神を信じていない」という言葉はタブーです。
大切なことは「偉大なる神に対し、感謝している姿勢」です。
その真意は、世界の宗教の違いこそあれ、共通です。
しかし、無神論者というのは、その「偉大なる神」を真っ向から否定し、侮辱している言葉に聞こえるのです。
無神論者としての持論があり、現地の言葉で的確に理由を表現できるならいいですが、そうでなければ言わないほうが無難です。
日本人旅行者なら「I'm Buddhist.(仏教徒です)」というのが無難です。
もちろんキリスト教なら、素直にそう言いましょう。
神を信じ、敬っている気持ちが伝われば、宗教を問わず問題になりにくいのです。
海外には不思議な銅像があったり、母国では見られないような不思議な寺院などがあったりします。
珍しい寺院、銅像などの前ですることといえば、記念撮影ですね。
海外旅行の浮かれた気分のせいで、ふざけたポーズになっていませんか。
銅像にメガネをかけたり、帽子をかぶせたりする。
石像に寄りかかったり、またがったりする。
絵画の前で、絵画に映っている人と同じポーズを取る。
現地の人から見ると、これらは決して気持ちのいいことではありません。
宗教に対する不敬な行動と見られ、気分を害することでしょう。
寺院や銅像などは、信者には大切な信仰の象徴です。
プライドそのものです。
観光客の浮かれた行動が信仰心の厚い信者のプライドを傷つけ、思わぬトラブルを招く場合があります。
いくら海外旅行者とわかってはいても、気分を害するでしょう。
海外旅行へ行くと気分が浮かれ、ついふざけて記念撮影をしてしまいがちです。
宗教に対する不敬な行動は、深く慎むようにしましょう。
「なぜそんなことをするの!」
「どかん!」
ときおり日常生活では、突然の大きな音や人同士の言い争いなど、ハプニングを目にすることがあります。
人は、大きな音に反応をします。
普通は「なんだろう」と思って、音が聞こえたほうを向いてしまいます。
気になって顔を向ける当たり前のしぐさですが、海外旅行中は要注意です。
このとっさにしてしまう動作を逆手に、泥棒が狙う場合があるからです。
海外では、複数人と連携して、そういう状況をわざとつくる場合があります。
二手にわかれ、一方がわざとハプニングを起こし客が気を取られている瞬間に、もう一方がバッグなどを盗んでしまうのです。
計画的な犯行です。
置き引きは、1秒でできます。
慣れた人なら、1秒もかかりません。
一瞬なのです。
これを防ぐためには、大きな音がしたときこそ、反対側に顔を向けながら持ち物に注意を向けることです。
一瞬の隙を突いて盗もうとする魔の手に気づけます。
そうした癖をつけておくことです。
ハプニングの方向を見るのは、ワンテンポ、遅れてからでいいのです。
「ああ! 大変だ」
トラブルに遭ったとき、誰でも焦ります。
騙されたり泥棒の被害に遭ったり予想外の出来事が起こったときなど、パニックになります。
計画どおりに進む分には冷静ですが、少しでも計画とは違う出来事が起こると、急に頭がのぼせます。
そこが危険です。
被害に遭えば、腹が立つ気持ちはあるでしょう。
しかし、トラブル対処のときほど、いつもより冷静になるべきです。
自制心を失っている状態は思考力や判断力が著しく低下しているため、余計な2次被害を招きかねないからです。
しかし、ここが難しいところです。
トラブルのときほど怒りや焦りのため、自制心を失っている状態で対処しやすく、冷静に対処するのが難しい現実があります。
そこで、いいアドバイスがあります。
トラブルに遭ったら「海外旅行の話のネタができた」と思うのです。
被害に遭ったことは仕方ありません。
命に関係する被害は笑っていられませんが、小さな金銭トラブルくらいなら、腹を立てるより笑っていたほうがいいでしょう。
お金を騙し取られても、また稼げばいい。
奪われたものが命でないかぎり、あとから取り返せます。
腹を立てると余計に冷静さを失い、2次被害を招く恐れがあります。
そのほうが怖い。
まず冷静さを取り戻し、落ち着いてトラブルに対処することが必要です。
私の場合、旅先でトラブルがあったら「いいネタができた」と思うようにしています。
「HAPPY LIFESTYLEで使えるいいネタができた」
そう考えると、トラブルが楽しくなります。
トラブルが楽しくなるというのは不謹慎ですが、そうでも考えていないと余計に危ないのです。
これ以上に被害を大きくしないためです。
旅のトラブルも思い出に変わります。
長時間のフライトでは、時差ぼけになります。
時差ぼけを解消するには、現地が夜になるまで寝ないことです。
しかし、これは思っているほど簡単なことではありません。
長時間のフライトで疲れているため、なかなか難しいでしょう。
じっとしていると眠くなります。
そこで逆のアプローチです。
じっとしていて眠くなるなら、じっとしていなければいいのです。
現地に到着をして、体を思いきり動かすような予定を入れる人も多いことでしょう。
海に面したリゾート地なら、到着するやいなや、眠気覚ましにビーチへ泳ぎに出かける人も多いはずです。
太陽の光を浴びながら冷たい水の中で泳いでいれば、たしかに眠気が吹き飛びます。
しかし、これは落とし穴です。
これほど危険なことはありません。
水難事故が発生しやすくなるからです。
長時間のフライトと時差ぼけによる疲れは、急に襲ってきます。
ビーチで泳いでいると、ふとたまった疲れが襲ってきて力が入らなくなることがあります。
足が着かないくらい深いところで泳いでいるなら、溺れてしまう危険があります。
ビーチに行きたい気持ちはわかりますが、せめて眠気がない状態で泳ぐべきです。
どうしても初日に泳ぎたい人は、あまり深いところまで泳ぐのは控え、浅瀬で軽く泳ぐだけにしておきましょう。
海外旅行へ行くなら、パスポートの有効期限に気をつけましょう。
有効期限があれば、問題がないとは限りません。
「パスポートの残存期間が帰国時まで有効であること」が基本条件ではあるのですが、必ず問題がないとは言い切れません。
パスポートの有効期限が切れるぎりぎりの場合、国によっては入国審査で入国を断られることがあります。
十分な有効期限がないと、万が一、現地でトラブルがあって滞在延長になると、有効期限を過ぎてしまう可能性があるからです。
目安としては「有効期限が6カ月以上」です。
これくらい余裕があれば、どの国に入国しようとしても問題がないはずです。
もし、有効期限が6カ月を切っているなら、パスポートの更新をしておいたほうがいいでしょう。
パスポートの更新は1年前からできるので、早めの更新をおすすめします。
海外旅行では、ショッピングの際、気をつけたいタブーがあります。
海外の高級ブティック・高級ブランドショップなどで買い物をすることがあると思います。
そのとき、店内にある洋服を、勝手に触ったり試着をしたりするのはタブーです。
すぐ触ることができる位置にあるとはいえ、触ってもいいとは限りません。
店にとっては、商品です。
勝手に触れられて、汚れやしわができれば、商品の価値を下げてしまうでしょう。
店員は自社ブランドの衣類を、わが子のように大切に扱っています。
きちんとしたお店では、必ず店員は手袋をしているはずです。
汗が付着することすら、気を使っているのです。
お店のランクや店員にもよりますが、基本的に許可なく触るのは控えたほうが無難です。
触ったり試着をしたりしたければ、店員に一言話しかけるのがマナーです。
私が海外留学をしているとき、外国人から不思議な質問をされました。
「なぜ日本人は笑いながらノーと言うのか」という疑問です。
一瞬、言葉に詰まりました。
日本人からすれば、普通のことです。
断ったときに相手の気分を害さないよう、せめて笑顔で機嫌を取りながら断ろうとする習慣です。
そういう文化があります。
しかし、この様子は外国人から見ると、不思議に映り、困惑を招くようです。
外国人にとって、笑顔は「OK」を意味します。
笑顔になりながらノーと言う光景は、外国人から見ればイエスかノーかよくわからず、不気味に見えるのです。
「ノーとは言っているが、内心はOKではないのか」
もし相手が男性なら「笑っているから私に気があるのではないか」と誤解もされやすいのです。
笑いながらノーを言う人は、海外では被害に遭いやすくなります。
ノーと断るとき、にやにやした笑顔は控えるようにしましょう。
断るときには、申し訳なさそうな表情や関心がなさそうな無表情です。
慣れないかもしれませんが、不要なトラブルを増やさないためです。
観光地では、どこでも写真を撮っていいわけではありません。
博物館、美術館、そのほか政府関連のところでは、写真撮影が禁止されている場合があります。
珍しい場所に立ち寄り、記念にカメラに収めようと思いますが、注意が必要です。
なぜわざわざ忠告をするかというと、場合によっては「ごめんなさい」で済まされないこともあるからです。
特に宗教色の強いところは、写真を固く禁じているところが多いです。
誤って写真を撮ろうものなら、フィルムを破られたり、カメラごと壊されたりするケースも珍しくありません。
現地の人の気分をひどく害してしまえば、観光客であろうと、暴行を加えられる可能性もあります。
観光地での写真撮影は、必ず許可されているかどうか確認をすることです。
大きな観光地なら、案内の看板に書かれているはずです。
心配なら、現地の係員に尋ねてからにしましょう。
「きれいなビーチだ」
海外旅行では、ビーチで泳ぐとき、必要な物があります。
日焼け止めです。
皮膚がひりひりしたり皮がむけたりしては、せっかくの海外旅行も苦い思い出です。
SPFが強めで、水に強い日焼け止めを、必ず全身に塗ってから泳ぐようにしましょう。
「その対策なら知っているよ」
しかし、本題はここからです。
ビーチでサンスクリーンを塗るのは、ほとんどの人が実施していることでしょう。
問題なのは、ビーチ以外の場所です。
ビーチ以外の場所でも、焼けやすい国があります。
赤道に近い国の場合です。
赤道に近い国の場合、気温が高いばかりか、紫外線も強くなっています。
そのため単に外を歩いているだけでも、日に焼けやすくなります。
見落としやすい、日焼け対策です。
私の場合、タイで強い日差しの中、1時間歩いただけで体が黒くなったことがあります。
皮膚がひりひりして、大変な目に遭いました。
赤道に近い国へ旅行をするときには、ビーチだけでなく、普段の観光でもサンスクリーンを塗っておきましょう。
海外旅行に行くとなると、クレジットカードを持参することでしょう。
フィッシング、スキミング、クレジットカードマスターなど、クレジットカード被害にはさまざまな種類があります。
万が一クレジットカード被害に遭っても、通常クレジットカードには保険がついています。
「不正利用の被害に遭っても、保険があるから大丈夫だろう」
そう思いますが、必ずしもすべてが保険対象になるとは限りません。
保険の対象になるためには、前提となる条件があります。
条件は数多くあるのですが、特に利用者がいつの間にか破ってしまいやすい規約違反が3つあります。
これは重要です。ぜひ、知っておいてください。
よくあるうっかりは「クレジットカードの裏にあるサイン」です。
面倒だからクレジットカードの裏にサインを書いていない人がいるのですが、これはいけません。
クレジットカードの裏にサインがないものは、規約違反のため、保険対象外になる可能性があります。
万が一、クレジットカードを落として不正利用されたとしても、保険が適用されない場合があります。
もし書き忘れていれば、今すぐ書きましょう。
他人に貸した事実があれば、その時点で保険対象外になります。
クレジットカードは契約者に貸し出しているものであり、契約者のみ使用可能という規約があります。
過去に一度でも他人に番号を教えたり、カードを渡したりした事実が発覚すれば、不正利用として扱われ、保険が適用されません。
私がいちばん驚いたのは、これです。
また、これがいちばん知られていないのかもしれません。
クレジットカードでキャッシングをするなら、暗証番号が必要ですね。
その暗証番号が自分の誕生日の場合、保険対象外になります。
クレジットカード会社から「暗証番号を容易に推測できる番号は設定しないでください」という注意が強く促されるはずです。
「容易に推測できる番号」には、誕生日も含まれます。
注意があるにもかかわらず、自分の誕生日を暗証番号に設定した利用者は、故意に規約を破っていると見なされます。
本人の管理に責任があると見なされ、保険対象外にされてしまうのです。
「1234」や「1111」のような容易に推測しやすい番号の場合も、同様に保険対象外になる可能性があるので注意です。
海外でよくあるクレジットカードのトラブルがあります。
「クレジットカードの上限額」です。
母国で生活をしているときは、現金と交えて使うことが多く、クレジットカードを使うと言っても少額です。
クレジットカードを持っていても、限度額を意識しない人が多いのではないでしょうか。
しかし、海外旅行でクレジットカードは必需品です。
現金を持ち歩くより、クレジットカードのほうが安全です。
そのため、普段はあまりクレジットカードを使わない人でも、海外旅行では使う機会が増えることでしょう。
海外旅行でレストランやショッピングなどでは、要注意です。
あらゆるところでカードを使っていると、いつの間にかカードの上限額に達していることがあるのです。
買い物をしようとしても、エラーが出て、一時的に使えなくなります。
私はこれを、クレジットカードの意外な落とし穴と思っています。
クレジットカードは仕様どおりの動きですが、トラブルと言えば、トラブルなのです。
では、ここで、質問です。
あなたが持っているクレジットカードの上限額は、いくらですか。
即答できる人なら、大丈夫です。
もし「わからない」と言う人は、一度カード会社に問い合わせて確認してみましょう。
また、これから向かう海外旅行では、クレジットカードでどのくらいの金額を使う予定ですか。
もし支払金額が多い予定があるなら、一時的に上限額を見直してみるといいでしょう。
海外旅行前に、クレジットカードの上限額を見直すことは大切です。
上限額が低くて、それを知らずに海外旅行中に上限に達し、使えなくなる場合があるからです。
クレジットカードは仕様どおりの動きですが、発生しやすいトラブルです。
「上限額を、上げられるだけ上げておけばいいのではないか」
それはとても危険です。
クレジットカードの上限額は、むやみに高く設定するものではありません。
一言で「上限額」と言ってしまいますが、防犯面で重要です。
たとえば、あなたがクレジットカードを紛失して、見知らぬ誰かが拾った。
不正使用されたとしても、上限額以上は使えないのです。
またクレジットカードの種類によっては、金融機関が個人向けに行う小口融資「キャッシング」ができるものもあります。
誰かが不正な手段で、あなたのクレジットカードや暗証番号を手に入れた。
同様に不正利用をしようとしても、キャッシングの上限額以上は引き出せないのです。
「上限額」の設定は重要です。
万が一の際、被害を最小限に食い止める働きがあります。
クレジットカード支払いの上限は、万が一のことを考えて、やみくもに高く設定すべきではありません。
大切なことは「適切な上限額の設定」です。
自分の状況や身の丈に合った金額を設定しましょう。
海外旅行に行く予定があるなら、一時的に上限額を引き上げ、旅行から帰ったら元に戻してもいいでしょう。
収入が増えたりクレジットカードによる支払いが多くなったりすれば、あらためて上限額を見直せばいいのです。
臨機応変に設定しましょう。
海外へ出ると異文化に触れるため、母国を基準にして考えると、おかしな点や理解できないことに遭遇することでしょう。
そんなとき、軽い気持ちで批判的な発言をしそうになることがありますが、良くありません。
海外では、批判に関することは、すべてタブーです。
政治の批判、人種の批判、マナーの批判。
とりわけ、宗教の批判は、タブー中のタブーです。
絶対に口にしてはいけません。
海外では、神に対する厚い信仰心を持っています。
宗教の批判は、神への汚辱や生き方の否定にもつながるため、トラブルの火種になりやすいのです。
私が海外留学中にも、宗教について大きな口論になっている現地人同士を何度も見かけたことがあります。
本気になって口論をしていたので、殴り合いになるのではないかという手前の状態でした。
現在、世界で起こっている戦争も、元をたどれば宗教に対する批判です。
批判をすれば、さらなる批判を呼びます。
そのほか、政治、人種、マナーなど、批判は全般的に慎むようにしましょう。
思うまではいいですが、口に出して言うのはやめましょう。
レストランでは、ワインに力を入れているところが少なくありません。
格式あるレストランなら、メニューの1ページ全体にずらりとワインの銘柄が載っていることがあります。
そのとき、メニューを見ながら「これをお願いします」と人差し指で指さします。
自然な流れですね。
特に海外旅行なら、言葉がうまく通じないので、ボディーランゲージとして人差し指を掲げてオーダーをする人も多いはずです。
「1」という意味を伝える、世界共通のボディーランゲージです。
しかし、その人差し指に注意です。
「グラス1杯」をオーダーしたつもりが「ワイン1本」と勘違いしてしまう場合があるからです。
悪気はないのですが、つい勘違いをしてしまいやすいのです。
ワインをオーダーするときには「グラス1杯」なのか「ワイン1本」なのかを、特に強調して伝えるようにしましょう。
「貴重品があれば、お預かりします」
博物館や美術館ではフロントで、そういう話しかけられることがあります。
「貴重品だからきちんと保管・管理をしてくれるのだな」と思います。
そういう思い込みは危険です。
「預けたから絶対に安全」という保証はどこにもないのです。
格式のあるレストランや劇場なら別ですが、普通の博物館や美術館では預けないほうが無難です。
観光バスの添乗員やホテルのフロントスタッフでさえ、100%、信用はできません。
他人に預けると、自分で安全管理ができなくなります。
預けた相手が、実は安全管理意識の低い人かもしれません。
預かる人が必ず安全意識が高いとは限りません。
相手も人ですから、うっかりすることがあります。
もしくは「預かります」という人が、実は泥棒や詐欺師という可能性もあります。
それは預けてみないとわからないのです。
泥棒や詐欺師は、信用ができる身なりで近づいてくるのが特徴です。
自分で貴重品を持っているかぎり、安全管理は自分でできます。
安全管理を他人に委ねず、自分で管理することが大切です。
海外旅行で信用できるのは自分だけです。
貴重品は、常にしっかり持つという意識を持つようにしましょう。
博物館や美術館では、入り口で「お荷物をお預かります」と案内されることがあります。
積極的に話しかけられるのが特徴です。
「優しい人だな。重い荷物だから気を使ってくれているのかな」と思います。
重い荷物から解放し、展示されているものに集中してもらうために、預かろうとしているのだろうと思います。
もちろんそういう意味もあるのでしょうが、実は他の意味があります。
展示されている物品を壊されたくないためです。
たとえば、大きなリュックサックを背負って館内を回るとします。
すると、背中が大きく飛び出た形になります。
振り向いたとき、背負っているリュックサックで展示物を傷つけたり落としたりしてしまう可能性があるのです。
国宝や文化財などが展示されているところでは、1つの傷で台無しになることがあります。
悪気があってそうしたわけではないにしても、やはり万が一と言うことがあります。
また「撮影禁止」と注意書きが書かれているにもかかわらず、撮影しようとする人もいます。
たまたま注意書きが視界に入らなくても、知らずに撮影をすることもあるでしょう。
そういう人たちの行為を防ぐためにも、カメラを含めた荷物をまるごと預かろうとしているのです。
つまり、荷物を預かろうするのは展示物を守るため。
そのため、施設によっては預けないと入れないところもあります。
特別な事情がないかぎりは、基本的に貴重品は自分で持っておくほうが無難ですが、このときばかりは素直に従うようにしましょう。
預けることにセキュリティー面の不安があっても、ルールはルールです。
一人ひとりがルールを守ることで展示物が守られ、多くの人に見てもらえるようになるのです。