私の実家には、大きな化粧台があります。
黒い漆塗りの本格的な化粧台です。
つやといい、大きさといい、装飾といい、雰囲気は抜群です。
「体がだるいなあ」
ノーメイクでは、外出しづらい。
「こんな顔、見られたくない」と思います。
毎日、メイクをしていると、ふと考えることがあります。
「こんなメイク、本当に必要なのだろうか」
往々にして、単調な繰り返しになってしまうと、考えなくなります。
女性の中には、丁寧に化粧品を季節ごとに使い分けている人がいます。
よく耳にするのが、夏用と冬用です。
紫外線の多い夏。
リキッドタイプのファンデーションを手に取れば、いきなり顔につけません。
顔につけることはできても、伸びが悪いのです。
伸びを良くする方法があります。
一般的にファンデーションは、顔全体に塗るものとされています。
基本ですね。
顔全体にきれいに塗ることで、顔全体の肌色が整います。
少なからず、メイクは肌にとって負担になります。
にきびが多いとき、できるだけメイクを控えたいものですね。
しかし、人と会ったり外出したりするとき、まったくメイクをしないわけにもいきません。
吹き出物がある人にとって、メイク方法は、悩みのタネです。
メイクは、少なからず、肌に負担がかかります。
普通にメイクをすれば、吹き出物を悪化させることでしょう。
肌の欠点を隠すコンシーラー。
肌の欠点をピンポイントで隠したい場合になくてはならない必需品です。
しみやほくろは、そうそう濃さに変化は現れません。
肌の欠点を隠す化粧品といえば、コンシーラーです。
ファンデーションを厚塗りせず、専用の化粧品を使うほうが、上手に隠せます。
ここで、肌の欠点をよりうまく隠すコツがあります。
コンシーラー選びで大切なことは、品質より、色です。
いくら品質がよくてきれいに隠せても、肌と違った色では、かえって目立ってしまいます。
できるだけ肌と同じ色のコンシーラーを選ぶことで、よりきれいに隠すことができるのです。
唇の形を整えたい悩みがあります。
「分厚い唇を、薄く見せたい」
「薄い唇を、分厚く見せたい」
「シェーディングをすると、色が不自然になる」
そういう人に多くに見られる、典型的な失敗例があります。
シェーディングが悪いのではありません。
ふっくらした下まぶたは、女性的で若々しい印象がありますね。
若々しくて元気があります。
世間では「一重まぶたと赤いアイシャドーは相性が悪い」と言われます。
なぜ女優の目元は、あれほど魅力的なのでしょうか。
テレビに映る女優の目元がきれいで、自分も真似しますが、なぜかうまくいかない。
「もともとの顔立ちが違うせいだ」
多くのメイク関連書籍では、アイラインとアイシャドーを分けた説明がよく見られます。
アイラインは目のふちに描き、アイシャドーは目尻に描きます。
メイクする場所が異なります。
今、使っているスポンジやパフをチェックしてみましょう。
外見より、特に感触です。
堅くなったり、ざらついた感じがあったりしませんか。
女性の美容関連の雑誌は、本当に多いですよね。
コンビニに入って、客観的に見てみましょう。
よく見ると、女性向けの雑誌が本棚の大半を占めています。
チークの理想的な色は「血の色」と言われます。
チークは、顔がほてった様子を再現したものですから、血の色が理想になるのです。
指先を強く握ると、指先に血がたまり真っ赤になります。
顔に光をもたらすハイライト。
気になるところだけ、適当な順番で入れるのもいいでしょう。
しかし、光をもたらすだけあり、順番を誤ると、バランスの加減がしづらくなる場合があります。
化粧下地は、気になる部分を中心に塗っていきます。
ファンデーションは、厚みを意識しながら塗っていきます。
しかし、意識するのは、部分や厚みだけではありません。
眉の輪郭を、かみそりでじょりじょり。
眉の形がきれいになったのはいいけど、そった部分の青みが気になることがあります。
毛を剃る場合、付け根から抜くわけではありません。
メイクの仕上げを確かめるとき、真正面の角度だけになっていませんか。
正面から見て、美しく仕上がっていたとしても、別の角度から見ると、違った印象を受けるかもしれません。
顔は、真正面から見られるとは限りません。
ある日、電車に乗っていると、気になる女性のメイクを見かけました。
女性の唇の口角が、白く光っています。
「なんだろう。何かついているのかな」
冬場の唇には、リップクリームが必須です。
しかし、物にもよりますが、リップクリームの多くは、独特のべたつき感があります。
「リップクリームはべたべたして苦手」
メイクは、してから30分経てば、崩れ始めると言われます。
人間には「恒常性」と言って、体温を一定に保つ働きがあります。
体温調整のため、汗をかいています。
メイクは崩れてから直そうとするのは、良くありません。
崩れてからでは、メイク直しに手間も時間もかかります。
やり直す回数が増えるたびに、メイクの乗りも悪くなり、顔にむらができてしまいます。
邪魔だと思う皮脂も、顔の潤いを保つために大切な役割があります。
肌の水分量を保つために皮脂は欠かせない存在です。
ただし、人間の皮脂の分泌量は、季節や温度によって大きく変わります。
ときどき電車内や職場で、あぶらとり紙を使っている人を見かけます。
顔のべたつきを取るために、あぶらとり紙で、きれいにしています。
きれいにしているのはわかります。
「なかなかメイクがうまくならない」
原因はさまざまですが、意外なところにあるかもしれません。
もしかして、楽なメイクを心がけていませんか。
私の実家には、大きな化粧台があります。
黒い漆塗りの本格的な化粧台です。
つやといい、大きさといい、装飾といい、雰囲気は抜群です。
しかも重いのです。
化粧台の上に乗っている三面鏡のてっぺんは、私の身長より高さがあります。
部屋の模様替えのときは、いつもその化粧台がネックでした。
顔のみならず、体全体まで映し出してくれる、大きな三面鏡がついています。
古くから使っている年代物ですが、手入れをしっかりしているので、まだまだ使えます。
母に聞くと、相当な値段がしたと言います。
実は、男の私ですら、ときどき化粧台の前に座りたくなるときがあります。
なぜか落ち着くのです。
デパートに行って、化粧台があれば、なんとなく座ってみたくなる雰囲気と同じです。
きちんとした化粧台からは「こっちにおいで」という声が聞こえます。
化粧台が呼んでいるのです。
座ってみる。
不思議です。
大きくて本格的な化粧台の前に座ると、自分が偉い人になったかのような気分になれます。
「さて、メイクでもしようか」という気分にさせてくれる力があります。
きれいな化粧台と、大きな三面鏡が迎え入れてくれると、落ち着かずにいられなくなるのです。
「ああ。この感覚か」
私は納得しました。
その化粧台が、母のメイクの時間を豊かにしているのだと思ったのです。
自然に化粧台に呼ばれ、メイクをしたくなる気持ちにさせているのです。
その化粧台は、今、妹が使っています。
妹も、メイクがうまいのです。
化粧台の力です。
妹もいつの間にか化粧台に呼ばれて、自然と化粧台に座ってしまい、メイクをしたくなる衝動を得ているのでしょう。
本当に品質のいい化粧台は、あなたのメイクの力を向上させてくれます。
化粧台の前に座りたくなる。
メイクをしたくなる。
化粧台には、そうした不思議な力があるのです。
「体がだるいなあ」
ノーメイクでは、外出しづらい。
「こんな顔、見られたくない」と思います。
メイクに手を抜いてしまうと、引きこもりがちになります。
メイクは、精神状態だけでなく、行動力にも影響します。
メイクは、ただ美しくなるためのものではありません。
恋や仕事に力を入れる、前準備です。
メイクに力を入れて、ばっちり整えば、元気が出ます。
「私は美しい」と思っている心理状態で恋をすると「きっとうまくいく!」とポジティブになれます。
行動力がついて、笑顔も増えます。
仕事では「もう一踏ん張りしよう」というやる気が出て、いつもより仕事に力が入ります。
メイクをしっかりする女性は、だらだら仕事をする男性を、あっという間に抜き去っていくのです。
毎日、メイクをしていると、ふと考えることがあります。
「こんなメイク、本当に必要なのだろうか」
往々にして、単調な繰り返しになってしまうと、考えなくなります。
ある日、メイクの意味を見失ってしまうのです。
メイクへのモチベーションのために、初心に返ってみませんか。
いま一度、顔の各パーツをメイクする意味を考えてみましょう。
何も塗っていない素肌の状態は、さまざまな欠点があります。
しみ、しわ、毛穴、色のむらなどがあります。
そうした肌の色やでこぼこを下地によって、整えます。
土台がしっかりした家であるほど立派な家が建つように、化粧下地で土台を整えるからこそ、メイクの仕上がりが良くなります。
肌は、若さの象徴です。
美しい肌からは、若々しい印象を受けます。
私たちが人と会って最初に見るのは、目です。
目を見ると、その人がどんな人なのか、大半を判断できるからです。
目元を美しく整えることで、あなたの印象もまた、美しく整います。
より魅力的な目元をつくることで、第一印象もよくなるのです。
眉は、顔の中で、最も感情を表現する部分です。
つり上がった眉からは厳しい印象を受け、垂れ下がった眉からは優しそうな印象を受けます。
あなたがどういう印象に見られたいか。
それを操作するために、眉のメイクが必要です。
チークは、あなたの活気を表現します。
青ざめている顔からは元気のない印象を受けるのに対し、ほてっている顔からは元気がみなぎり若々しい印象を受けます。
若々しく生き生きした印象を表現するために、チークをしましょう。
唇は、顔の中で最も血の色が見える部分です。
唇の色が青ざめていたり口角が垂れ下がっていたりすると、老けて見えやすくなります。
血の色を整えたり、口角を整えたりすることで、若々しさを保つのです。
女性の中には、丁寧に化粧品を季節ごとに使い分けている人がいます。
よく耳にするのが、夏用と冬用です。
紫外線の多い夏。
乾燥の強い冬。
「きちんと効果を出したいから化粧品は冬用と夏用に分けている」
素晴らしい心がけです。
しかし、です。
夏用と冬用で化粧品を分けることが、必ずしも正しいとは限りません。
使い分けているということは、季節が終わった後、使っていた化粧品はどうしていますか。
季節が終わって、捨てているならいいのです。
しかし、実際のところ、捨てるのはもったいないと感じ、次のシーズンまで保管している場合が多いのではないでしょうか。
これは良くありません。
化粧品には、寿命があります。
パウダータイプの化粧品は、時間がたつにつれて粒子同士がくっついて固くなり、ノリが悪くなります。
リキッドタイプの化粧品は、時間がたつにつれて酸化が進み、色が変化したり乗りが悪くなったりします。
また、夏用と冬用で使い分けるなら、2種類の化粧品を用意しなければなりません。
予算が2倍かかるのは、経済的に優しいとは言えません。
季節によって別々の化粧品を使い分ける心がけは素晴らしいですが、実際は品質面や経済面において、賢い方法とは言えないのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
1年を通して使い続けることができる化粧品を、1つ、決めておきましょう。
夏用にも冬用にも対応できるものを選びましょう。
どうしても物足りないなら、新たに化粧品を追加したり使い方を工夫したりします。
たとえば紫外線が強くなる夏なら、通常のメイクに加え、紫外線カットのクリームを塗ればいいでしょう。
乾燥がひどくなる冬なら、化粧水や乳液の量を増やして、乾燥に備えます。
塗る量を少なくしたり多くしたり塗る部分を変えたりすれば、1つの化粧品を、年中、使えるはずです。
化粧品を使い分けるのではありません。
使い方を工夫するのです。
これが、最も経済的に優しく、化粧品のポテンシャルを最大限に引き出す使い方です。
リキッドタイプのファンデーションを手に取れば、いきなり顔につけません。
顔につけることはできても、伸びが悪いのです。
伸びを良くする方法があります。
リキッドタイプのファンデーションは、つける前、まず手で温めましょう。
温めると、ファンデーションに含まれる油分などが溶けていきます。
触感が「どろどろ」から「さらさら」に変わり、伸びがよく、つけやすくなるのです。
顔につけたときに、すっと伸ばしやすくなります。
肌への密着もよくなり、ファンデーションのもち具合もよくなります。
ねっとりしたタイプのファンデーションほど、効果は抜群です。
また、単に手のひら同士を合わせるより、こすり合わせるのがポイントです。
こすり合わせると、もともとの手のぬくもりに加えて、摩擦熱も加わるため、より早く温まるようになります。
目安としては、およそ5秒から10秒です。
しばらくこすり続けていると、適度なぬくもりになるはずです。
この一手間が、リキッドタイプのファンデーションの仕上がりに差をつけるのです。
一般的にファンデーションは、顔全体に塗るものとされています。
基本ですね。
顔全体にきれいに塗ることで、顔全体の肌色が整います。
また、ファンデーションの厚みを変化させ、顔に立体感をつくれます。
しかし、あまり知られていませんが、顔のある1カ所だけ、塗らなくてもいい部分があります。
目と鼻筋の間のくぼみです。
ちょうど山になっている鼻の谷間に当たる部分は、ファンデーションを無理に塗る必要はありません。
もちろん塗ってもいいのですが、塗らなくても、さほど不自然になりません。
むしろ塗らないほうが、うまく決まることもあります。
わざとファンデーションを塗らないことで、その部分だけ暗くなり、より自然な立体感に仕上がりやすいからです。
自然と鼻の脇に影ができる分、鼻の高さが強調され、より立体感が生まれるのです。
無理に塗る必要はないことを考えながら、自分の好みに応じて、使い分けてください。
自然な影は、自然に任せるのも、1つの案です。
少なからず、メイクは肌にとって負担になります。
にきびが多いとき、できるだけメイクを控えたいものですね。
しかし、人と会ったり外出したりするとき、まったくメイクをしないわけにもいきません。
にきび肌の人が、化粧品選びで心がけたいことがあります。
油分を含ませない化粧品選びです。
にきびのもととなるアクネ菌の大好物は、油です。
油を栄養にして増えます。
思春期からにきびができ始めるのも、この時期から皮脂の分泌が活発になるためです。
そのため、油分を多く含んだ化粧品はおすすめしません。
もちろん化粧水と乳液による最低限の保湿はしますが、化粧品については油分が少ないタイプを選びましょう。
たとえば、油分を含んだリキッドタイプのファンデーションより、パウダータイプのファンデーションです。
どうしてもリキッドタイプにこだわるなら、できるだけ油分の少ない、さらさらしたものを選ぶようにしましょう。
できるだけ、肌への負担の小さな化粧品を選ぶことが大切です。
吹き出物がある人にとって、メイク方法は、悩みのタネです。
メイクは、少なからず、肌に負担がかかります。
普通にメイクをすれば、吹き出物を悪化させることでしょう。
吹き出物があるとき、3つのポイントがあります。
吹き出物を隠そうと吹き出物の上にファンデーションを重ね塗りなどしまうと、さらに毛穴が詰まります。
メイクによって目立たなくはなるものの、吹き出物を余計に悪化させてしまいます。
メイクをするとき、吹き出物の辺りは、メイクは控えめにしましょう。
化粧品も、できるだけ吹き出物への負担が小さいものを選ぶのがポイントです。
吹き出物の部分は、メイクは抑えめにするのが基本です。
では、それ以外のパーツはいつものようにメイクしていいのかというと、どうでしょうか。
メイクを控えめにした吹き出物の部分だけが、穴があいているように見え、余計に目立ちやすくなります。
そこで、顔全体が不自然にならないように、吹き出物がひどいうちは、全体的に薄化粧がおすすめです。
吹き出物があるなら、できるだけメイクをする時間をいつもより短く心がけましょう。
少なからず、メイクは肌に負担をかけてしまいます。
少しでも肌を休める時間を増やせば、吹き出物の改善も早くなります。
吹き出物で悩んでいるうちは、メイクに力を入れるより、吹き出物の改善に力を入れましょう。
肌の欠点を隠すコンシーラー。
肌の欠点をピンポイントで隠したい場合になくてはならない必需品です。
しみやほくろは、そうそう濃さに変化は現れません。
もちろん年齢を重ねるごとに多少の変化はありますが、大変ゆっくりです。
しかし、目の下のくまは違います。
睡眠不足によるくまは、睡眠不足や体調の具合によって、濃さが変わりやすい部分です。
薄いときもあれば、濃いときもあります。
そんな濃さの差が激しいくまは、濃さに応じて、2種類のコンシーラーを使い分けるようにしましょう。
コンシーラーの色は、くまの状態にかかわらず、肌と同じ色です。
肌と同じ色を選ぶのが、コンシーラーの鉄則ですね。
変わるのは、コンシーラーの質です。
コンシーラーを適切に使い分けて、必要最小限の量で抑えることができれば、ナチュラルに仕上げやすくなります。
くまの色が薄ければ、パウダータイプがおすすめです。
つけ心地が軽く、すっと広がって、自然に仕上がります。
細かい部分は、薬指を使うと、より丁寧に仕上げられます。
濃いくまには、肌をしっかりカバーするリキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーがおすすめです。
濃いくまもしっかりカバーして、目立たなくさせてくれます。
細かい部分は、細いブラシを使えば、よりきれいに仕上げられます。
肌の欠点を隠す化粧品といえば、コンシーラーです。
ファンデーションを厚塗りせず、専用の化粧品を使うほうが、上手に隠せます。
ここで、肌の欠点をよりうまく隠すコツがあります。
肌トラブルの種類によって、コンシーラーの種類も使い分けると、効果を十二分に発揮できます。
では、どういう基準で使い分けるといいのでしょうか。
大きなしみやそばかすなどには、リキッドタイプのコンシーラーを使いましょう。
伸びが良いため、広い範囲を満遍なくきれいに隠せます。
肌トラブルの面積が広くても、リキッドタイプのコンシーラーなら、使う手間も時間も小さくて済みます。
小さなしみや吹き出物などには、ペンシルタイプのコンシーラーを使いましょう。
ペンシルタイプのコンシーラーは、色が濃くて流れ落ちにくいのが特徴です。
ピンポイントでつけることができ、きれいに隠せます。
コンシーラー選びで大切なことは、品質より、色です。
いくら品質がよくてきれいに隠せても、肌と違った色では、かえって目立ってしまいます。
できるだけ肌と同じ色のコンシーラーを選ぶことで、よりきれいに隠すことができるのです。
ただし、限界もあります。
いくら肌色と同じコンシーラーとはいえ、塗った部分は少し目立ちやすいのが欠点です。
できるだけ肌色と同じコンシーラーを使いますが「ここだけ何か塗っている」という感じが出てしまうと、台無しです。
そこで役立つのが、薬指です。
コンシーラーを塗った後、薬指の腹を使って、優しく延ばしましょう。
力が入りにくい薬指を使うことで、強い刺激を与えることなく、優しくコンシーラーを延ばせます。
周りの肌色とうまくなじみ、コンシーラーの仕上がりがきれいになるのです。
この最後の一手間で、コンシーラーの完成度が良くなります。
唇の形を整えたい悩みがあります。
「分厚い唇を、薄く見せたい」
「薄い唇を、分厚く見せたい」
「上下左右で形が微妙に違う唇を、対照的に整えたい」
「唇にボリュームを出して、色気を見せたい」
真っ先に浮かぶのは、やはりリップペンシルとコンシーラーです。
唇の輪郭から外にはみ出したいときは、リップペンシルを使います。
唇の輪郭から内側にはみ出したいときは、コンシーラーを使います。
唇の輪郭を整えることで、厚みの調整が可能です。
シンプルな使い方ですよね。
説明なんていらないと思います。
ところが、なぜかうまく決まらない。
手こずることがあります。
シンプルな使い方とはいえ、3つのポイントがあるのです。
上唇の中央をみましょう。
小さな山が2つありますね。
この山がなくなると、不自然になります。
唇の厚みを整えるときは、必ず、この山を維持することが大切です。
リップペンシルで唇の輪郭を整えるとはいえ、口角部分はむやみに手をつけません。
口角がなくなったり、太くなりすぎたりしてしまうと、不自然に見えてしまうからです。
唇の形を整えつつ、口角はきゅっと引き締めましょう。
唇の輪郭や厚みを整えるとはいえ、程度が大切です。
あまり輪郭からはみ出しすぎてしまうと、口元が不自然に見えます。
一般的には、2ミリが限界といわれています。
分厚く見せるときも薄く見せるときも、唇からはみ出す限界は、2ミリまでを目安にしましょう。
「シェーディングをすると、色が不自然になる」
そういう人に多くに見られる、典型的な失敗例があります。
シェーディングが悪いのではありません。
多くの場合、塗り方が悪いのです。
シェーディングをするとき、手の動きはどうなっていますか。
おそらくファンデーションを塗るときと同じ要領で、内側から外側に向けて伸ばしているのではないでしょうか。
しかし、これは良くありません。
考えてみましょう。
この方法でシェーディングを仕上げようとすると、外側ほど薄く伸びてしまい、色が薄くなってしまうのです。
そのため、不自然なシェーディングの仕上がりになり、自分にシェーディングは似合わないと勘違いするケースがあります。
なぜ、こういう状況になるのでしょうか。
ファンデーションを塗るとき、普通は顔の中心から外側に向けて塗りますよね。
そのときの動きが手に残っていて、シェーディングのときも、意識せずに外側に向けて塗ってしまうのです。
シェーディングの際は、手の動きに注意が必要です。
正しい塗り方は、外側から内側です。
影にも、グラデーションが必要です。
外側から内側に向けて、シェーディングが伸びるため、より自然な影を演出できるのです。
ふっくらした下まぶたは、女性的で若々しい印象がありますね。
若々しくて元気があります。
世間では「一重まぶたと赤いアイシャドーは相性が悪い」と言われます。
一重まぶたに赤みをつけると、腫れているように見えてしまうからです。
もちろん単なる目の錯覚ですが、そういうふうに見えやすいのは事実です。
この目の錯覚を応用します。
わざと赤みのあるシャドーを、下まぶたに入れるのです。
赤みによって、下まぶたがふっくらしているように見えてきます。
赤く見えるとふっくら膨れているように見え、かわいらしい印象が出てきます。
もちろん単なる目の錯覚ですが、そういうふうに見えやすいのは事実です。
おすすめは、パール入りのピンクシャドーです。
パールによる光沢感があると、立体感が強調され、より浮き出ているように見えてきます。
なぜ女優の目元は、あれほど魅力的なのでしょうか。
テレビに映る女優の目元がきれいで、自分も真似しますが、なぜかうまくいかない。
「もともとの顔立ちが違うせいだ」
顔立ちの違いを嘆いてしまいますが、そうではありません。
きれいな目をした女優のアイラインには、独特の工夫が凝らされているかもしれません。
アイラインは、実は奥が深いです。
「奥が深い? 単にラインを引くだけでしょ」
いえ、違います。
あなたがアイラインを引くとき、どのようなタイプのアイライナーを使っていますか。
ペンシルタイプでしょうか。
リキッドタイプでしょうか。
自然な感じに仕上げたい場合はペンシルタイプを使い、くっきりと見せたい場合はリキッドタイプを使うのが鉄則ですよね。
自分のなりたいイメージに合わせて、化粧品を選ぶのは大切です。
しかし、どちらか一方にこだわる必要はありません。
アイラインには、リキッドとペンシルを2つ使う、特殊なテクニックがあります。
単体では実現できない、より美しいアイラインを引くことができるようになります。
パターンはいろいろありますが、次の2パターンが代表的です。
目の下のフレームはにじみやすいため、ペンシルタイプでぼかします。
その一方、目の上のフレームは、リキッドタイプのアイラインを引きます。
柔らかい印象の中にも、引き締まった目力があり、独特の目元が完成します。
目の輪郭をリキッドで強調させつつ、目尻から外側に向けては、さらにペンシルでぼかします。
アイシャドーと似たような使い方ができます。
目が大きくなりますし、きれいなグラデーションも決まります。
2種類の組み合わせとはいえ、入れる場所によって、雰囲気は変わります。
奥が深いので、実際に自分の顔で試しながら、仕上がり具合を確認してみるといいでしょう。
ある程度のテクニックは必要とされるものの、うまくいけば、独特の目元が演出できます。
女優の個性豊かな独特の目元には、こうしたアイラインの使い方にあるのです。
多くのメイク関連書籍では、アイラインとアイシャドーを分けた説明がよく見られます。
アイラインは目のふちに描き、アイシャドーは目尻に描きます。
メイクする場所が異なります。
もちろんこれが基本なのですが、アイメイクが落ちやすくなります。
目元はまばたきによって動きの多い部分なので、目元のアイメイクが崩れやすくなります。
そこで、1つ工夫があります。
アイラインとアイシャドーの境界線を、はっきり分けない方法です。
アイラインを引いた後、上からアイシャドーを一部重ねましょう。
アイラインの上に、一部のアイシャドーが覆うイメージです。
こうすることで、アイラインとアイシャドーのグラデーションが自然になじみ、発色が良くなります。
アイラインからアイシャドーのグラデーションがよりきれいになります。
同時に、アイシャドーが覆うことでカバーの役目を果たし、アイラインの持ちもよくなります。
今、使っているスポンジやパフをチェックしてみましょう。
外見より、特に感触です。
堅くなったり、ざらついた感じがあったりしませんか。
もしかして、3カ月以上前に購入したものではありませんか。
化粧品には、寿命があります。
ブラシは、上手に使えば1年くらいは持ちますが、スポンジやパフはもっと寿命は短い。
スポンジも丁寧に使えば、長く使えはするものの、やはり限界があります。
取り換える目安は、以下のような変化が現れたときです。
次のような特徴が見られ始めれば、新しく買い換え時です。
「まだ使える」と思っていませんか。
「まだ使える」という状態を言い換えれば、だいぶ古くなってきた証拠です。
歯ブラシと同じです。
使うことはできますが、毛先が広がったものを無理に使い続けていると、歯の隙間を磨くことができず、虫歯の原因になります。
スポンジやパフも「まだ使える」と思って無理に使い続けていると、メイクの仕上がりが悪くなってしまうのです。
「使えるかどうか」で、判断するのではありません。
「本来の機能を果たしているかどうか」で、判断するのです。
もったいない気持ちは素晴らしいですが、その気持ちがもっと美しくなれる可能性を妨げている可能性があります。
スポンジやパフは、定期的に買い換えましょう。
目安としては、およそ1カ月です。
定期的に買い換える習慣をつくっておくのがおすすめです。
たとえば「月初めはスポンジとパフを交換する日」として決めておくのはいかがでしょうか。
交換のタイミングがわかりやすくなります。
女性の美容関連の雑誌は、本当に多いですよね。
コンビニに入って、客観的に見てみましょう。
よく見ると、女性向けの雑誌が本棚の大半を占めています。
しかも、気になる言葉が目に飛び込んできます。
「ここだけの特別メイク!」
「あの人気女優が心がけているメイクの秘密」
「モデルの美の秘密が、今、明かされる」
「メイクアップアーティストのプロの技を初公開!」
そそられるキャッチコピーが目に飛び込んで、手にとってしまいます。
立ち読みするだけならまだいいのですが、特集記事などが組まれていると、買わないと損だと思い、購入してしまいます。
それをきちんと読んで、情報や技術を身につけられればいいのです。
しかし、実際はどうでしょうか。
きちんと読んでいるのは、少ないのではないでしょうか。
買ったことに満足して、読まずに終わる。
読んだとしても、メイクとは関係ない占いのコーナーや料理の記事を数ページだけ、ぱらぱら見て終わり。
分厚い雑誌でも、さほど読んでいないことに気づきます。
しかも、そういうことが月に何度もあり、1カ月に何冊も買ってしまう。
気づけば、読まない雑誌の束から山へと変わっている。
そんな状態になっていませんか。
「化粧品を買うお金がない!」
そういう経済事情の根本的原因は、雑誌かもしれません。
美容関連の雑誌類に惑わされ、気づけばお金が飛んでいる場合があるのです。
基準を設けましょう。
たとえば「月に雑誌を買うのは1冊まで」という基準はいかがでしょうか。
基準があれば、抑止力になります。
また、読まない雑誌を何冊も買うくらいなら、メイクの専門誌を1冊買うほうが得策です。
本屋の「メイク」や「コスメ」関連のコーナーへ行き、参考になる本を1冊買いましょう。
内容は雑誌より深いです。
丁寧に書かれています。
時代に左右されない安定した情報が書かれています。
余分な広告記事に惑わされることなく、メイクの知識習得に専念できることでしょう。
時間とお金の効率が、はるかに高いのです。
チークの理想的な色は「血の色」と言われます。
チークは、顔がほてった様子を再現したものですから、血の色が理想になるのです。
指先を強く握ると、指先に血がたまり真っ赤になります。
その色を基準にすれば、選ぶべきチークの色がわかります。
ただし、これはあくまで目安です。
仕上げたいイメージが別途ある場合、話は変わります。
意図的にチークを別の色に変えることで、イメージはずいぶん変わるものです。
ここで、チークに使える色とイメージの関係をまとめました。
チークで、イメージをつくる際の参考にしてみましょう。
レッドの印象は「情熱」です。
勢い、熱心さ、熱血などの印象を出したい場合は、赤です。
気持ちが熱いことを伝えやすくなります。
コーラルピンクの印象は「優しさ」や「幸福感」です。
穏やかで優しく、温かい雰囲気を出すことができる色です。
幸運に恵まれて、心が満ち足りている印象を出せます。
ピンクの印象は「幼さ」や「かわいらしさ」です。
幼く、うぶな印象を出したい場合は、ピンクが適切です。
あえて世間知らずの様子を演出したいときに使えます。
年齢が高い人には不向きですが、若い人にはよく似合います。
オレンジの印象は「元気」です。
活発で、初々しい印象があります。
活動的でエネルギッシュな印象を出したい場合には、便利な色です。
ローズの印象は「上品」です。
女性らしい華やかさやエレガントな印象を出したい場合に適切です。
教養とマナーがあるように思わせます。
ベージュの印象は「落ち着き」です。
比較的、肌色に近い色であるため、どの年齢層でも肌になじみやすく、落ち着いた印象があります。
落ち着いた印象がありながらも、垢抜けた印象があります。
顔に光をもたらすハイライト。
気になるところだけ、適当な順番で入れるのもいいでしょう。
しかし、光をもたらすだけあり、順番を誤ると、バランスの加減がしづらくなる場合があります。
適当な順で入れるより、光の加減を考慮した理想的な順番を心がけましょう。
なんと言っても、まずはTゾーンからです。
これがいちばん大切です。
ハイライトは、顔の中心となるTゾーンから入れ始めることで、顔全体がぱっと明るくなります。
明るさの具合によっては、これのみで済ませることもできます。
顔の中心が明るくなれば、次に顎先です。
顔の輪郭の端に当たる部分を明るくさせることで、顔はより明るさを増します。
ポイントは「逆三角形」です。
顎先の輪郭に合わせて、逆三角形をつくるイメージで、ハイライトを入れていきましょう。
顎の輪郭にそって、光が整います。
目元の光の調整は、Tゾーンと顎先のあとから入れるほうが、調整しやすくなります。
Tゾーンと顎先の明るさの兼ね合いを見ながら調整できるからです。
暗くなりやすい目の下に、ハイライトを入れましょう。
目頭には「勾玉」の形を意識して、ハイライトを入れます。
こうして輝く目元の完成です。
最後にとっておきのハイライトで締めくくります。
それは、眉の上下です。
眉の上下に、明るいハイライトをのせましょう。
眉のそばにわざと光を集めることで、眉の形がよりくっきりと浮き出て見えるようになります。
眉の立体感が強調され、りんとした洗練される眉になるのです。
化粧下地は、気になる部分を中心に塗っていきます。
ファンデーションは、厚みを意識しながら塗っていきます。
しかし、意識するのは、部分や厚みだけではありません。
丁寧さです。
顔には、細かなパーツがあります。
この3カ所に、勢いよくスポンジを滑らせても、きれいに塗れません。
細かな部分は、丁寧に塗ることが大切です。
手のスピードを抑え、念入りに塗ることで、きれいに仕上がります。
言われてみれば、当然のことですね。
化粧下地にせよ、ファンデーションにせよ、同じです。
基本的なことです。
しかし、メイクに慣れてしまうほど、忘れてしまいやすいのではないでしょうか。
さっと済ませてしまい、細かい部分のメイクが粗くなっています。
またメイクのテクニックに気を取られ、基本がおろそかになってしまうこともあります。
考えてみれば当然のことですが、きちんとできているでしょうか。
この機会に、いま一度、自分の手元の動きを振り返ってみましょう。
細かな部分は、手を緩め、丁寧に塗るようにしましょう。
スポンジを滑らせるスピードを、半分にします。
決して難しいテクニックではありませんね。
これだけで、いつもより上品に仕上がります。
メイクに慣れた人ほど、いま一度、振り返りたい基本なのです。
眉の輪郭を、かみそりでじょりじょり。
眉の形がきれいになったのはいいけど、そった部分の青みが気になることがあります。
毛を剃る場合、付け根から抜くわけではありません。
毛を剃ると、毛の断面が残り、青っぽく見えてくるのです。
男性がひげを剃った跡に似ています。
この悩みは、コンシーラーを使えばきれいになります。
肌と同じ色のコンシーラーを、描いた眉のすぐ下に引きましょう。
青っぽさが消えて、眉の形がよりくっきりと見えるようになります。
同時に、目に明るさが戻って、若々しく見えてきます。
メイクの仕上げを確かめるとき、真正面の角度だけになっていませんか。
正面から見て、美しく仕上がっていたとしても、別の角度から見ると、違った印象を受けるかもしれません。
顔は、真正面から見られるとは限りません。
むしろ日常生活では、真正面以外の角度から顔を見られる場合が大半です。
ちょうど今、あなたの目の届く範囲に人がいれば、その人の顔を見てみましょう。
ストップ!
その角度です。
おそらくその角度は「真正面以外」ではないでしょうか。
自分が思っているほど、顔は真正面から見られていないのが現実です。
それは、あなたにも言えることです。
メイクの仕上がりの確認は、真正面だけでは不十分です。
真正面だけでなく、別の角度からも確かめるようにしましょう。
三面鏡や手鏡などを使って、左右の角度から確認してみると、メイクのむらに気づくことがあります。
真正面以外の角度から確認して、メイクの仕上がりを確かめるようにしましょう。
ある日、電車に乗っていると、気になる女性のメイクを見かけました。
女性の唇の口角が、白く光っています。
「なんだろう。何かついているのかな」
よくみると、リップライナーやハイライトなどをつけていました。
女性ならご存じでしょうが、口角を高く上げるためのメイクテクニックです。
口角に光を集めることで、口角がきゅっと上がっているような目の錯覚を生み出せます。
それは男性も理解はできます。
しかし、気になるので言わせてください。
さりげなく、つけていればいいのですが、つけすぎると逆効果です。
よだれを垂らしているように見えてしまうからです。
女性に失礼なのですが、客観的にそう見えるから、仕方ありません。
おなかがぺこぺこで、よだれを垂らしているような姿に見えてしまう。
そうしたケースを、街でよく目にします。
「くすみを隠そう」「口角を高く見せたい」「若く見せたい」という気持ちが、強いのでしょう。
気持ちはわかりますが、度が過ぎれば、逆効果です。
メイクは、バランスが大切です。
あくまで「さりげなく」を心がけましょう。
鏡で確かめるとき、電球の光だけでなく、外からの光も入れながら確認しましょう。
外の強い光の中で見たとき、化粧台の前とは違った見え方になる場合があります。
冬場の唇には、リップクリームが必須です。
しかし、物にもよりますが、リップクリームの多くは、独特のべたつき感があります。
「リップクリームはべたべたして苦手」
その気持ち、わかります。
実は私も、リップクリームが苦手です。
唇の乾燥が和らぐのはわかりますが、独特のべたつきが気になり、どうも親しめません。
そこで私が手をつけているが、オリーブオイルです。
これはおすすめです。
オリーブオイルの分子構造は、人の肌の皮脂組成と大変似ているため、つけ心地が自然です。
つけた感じがさらさらしているうえ、すっと肌になじみ、べたつき感がありません。
お風呂上がりは、いつもオリーブオイルを唇に塗っています。
初めは顔の保湿のためだけに塗っていたのですが、ある日唇につけると、なじみがいいことに気づき、習慣になりました。
べたつき感で悩んでいる人は、一度試してみましょう。
メイクは、してから30分経てば、崩れ始めると言われます。
人間には「恒常性」と言って、体温を一定に保つ働きがあります。
体温調整のため、汗をかいています。
保湿を維持して肌のバリアーを保とうと、皮脂も分泌されています。
こうした汗のかき方や皮脂の分泌には、個人差があります。
あまり汗をかかない人もいれば、汗かきの人もいます。
額ばかり汗をかく人ともいれば、首だけ汗をかく人もいます。
とりわけ皮脂に関しては、個人差が大きいうえに、年齢によって変化が激しい要素です。
一概には言えません。
大切なことは、自分の化粧崩れの傾向を知っておくことです。
メイクをして2時間後、自分の顔を鏡であらためて確認してみましょう。
何らかの崩れが目に見えます。
崩れ方は、一定ではないはずです。
崩れていない部分と崩れている部分があります。
どの部分が崩れやすいのかを知ることは、メイク直しより大切です。
メイクは、崩れてから手を打つのではありません。
崩れる前に手を打つことが大切です。
崩れやすい部分がわかれば、崩れる前に、手を打つようにしましょう。
特に皮脂の分泌が多い部分ほど、こまめに油を拭き取りましょう。
崩れるタイミングを考慮して、化粧直しも調整します。
自分のメイクの崩れ方を知ることは、化粧直しをする大前提なのです。
メイクは崩れてから直そうとするのは、良くありません。
崩れてからでは、メイク直しに手間も時間もかかります。
やり直す回数が増えるたびに、メイクの乗りも悪くなり、顔にむらができてしまいます。
メイクで大切なのは、崩れてからの対処より、崩れる前の対処です。
メイクが崩れるいちばんの原因は、皮脂です。
皮脂の分泌量には個人差はあるものの、すべての人が時間の経過とともに分泌されます。
この皮脂のせいで、メイクが次第に崩れてしまうのです。
普段からあぶらとり紙を持ち歩き、皮脂をこまめに拭き取って、メイクが崩れないように心がけましょう。
こまめに脂を拭き取るだけで、崩れ具合を、大幅に防ぐことができるようになります。
あぶらとり紙で拭き取った後、ファンデーションで使っているスポンジで、肌の表面を簡単にならします。
メイク直しの手間を最小限に抑えることができるのです。
邪魔だと思う皮脂も、顔の潤いを保つために大切な役割があります。
肌の水分量を保つために皮脂は欠かせない存在です。
ただし、人間の皮脂の分泌量は、季節や温度によって大きく変わります。
顔の皮脂を取る方法は、季節によって変えるのがおすすめです。
夏の場合、あぶらとり紙を使って、顔の脂をしっかり取りましょう。
暑い季節は皮脂の分泌が活発です。
たっぷり分泌された皮脂は、あぶらとり紙を使うことで、きれいに拭き取れます。
一方、冬はあぶらとり紙を使いません。
寒い季節は皮脂の分泌量も少なくなりますし、ほとんど汗もかきません。
寒い季節にあぶらとり紙を使うと、皮脂を取りすぎてしまい、逆に乾燥を促しやすくなるのです。
では、冬はどうすればいいのかというと、ティッシュを使います。
ティッシュを広げて、軽く額や頬を押さえましょう。
適度に皮脂が取り除かれます。
乾燥が強い季節ほど、適度に皮脂を残しておくほうがいい場合もあります。
「夏はあぶらとり紙を使い、冬はティッシュを使う」
季節によって、皮脂を取る方法を使い分けるようにしましょう。
この使い分けによって、適度な油分の状態を保つことができるのです。
ときどき電車内や職場で、あぶらとり紙を使っている人を見かけます。
顔のべたつきを取るために、あぶらとり紙で、きれいにしています。
きれいにしているのはわかります。
しかし、あぶらとり紙を堂々と使っている人を見て、違和感があります。
あぶらとり紙はメイク直しには当たらないので、人前でも問題ないと思っているのでしょう。
人前でのメイク直しがマナー違反であることは、言うまでもありませんが、あぶらとり紙は感じ方が別れるところです。
「あぶらとり紙くらいいいだろう」という人もいれば「人前であぶらとり紙はよくない」と考える人もいます。
どちらが正しいのでしょうか。
やはりマナーとしては、NGです。
あぶらとり紙の使用も、メイク直しの1つです。
マナーとは「他人が見て、気持ちいいと思うかどうか」です。
使い終わったあぶらとり紙に、皮脂がべっとりついているのは、見苦しいものです。
使っている本人は、汚れが取れて気持ちいいかもしれませんが、他人から見るとやはり不快に感じるのです。
レストランなどの食事の場でも、控えたい行為です。
食欲が失われ、せっかくの雰囲気が壊れます。
あぶらとり紙を使うなら、化粧室など、人目のないところでこっそりしましょう。
人前であぶらとり紙を使うのを、恥ずかしく感じるかどうか。
ここで、人としての行動に差がつき、品位がわかれるのです。
「なかなかメイクがうまくならない」
原因はさまざまですが、意外なところにあるかもしれません。
もしかして、楽なメイクを心がけていませんか。
たとえば、BBクリームです。
「あっ! 私も使ってる」
そんな女性も多いことでしょう。
事実、BBクリームは、便利です。
美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションなどが、たった1本で済んでしまいます。
多機能であるにもかかわらず手頃な値段で、手に入れやすく、多くの女性に人気です。
しかし、そうした楽な化粧品に頼っていると、メイクの技術はなかなか向上しないのです。
考えなくなるからです。
1本に多くの化粧の機能がまとまっているので、難しい調整を考える必要がありません。
あらかじめ適量で含まれていますが、個別の変化に対応ができません。
たとえば、肌に腫れ物ができて、化粧下地だけを少なくしたいとき。
また、デートで、いつもよりファンデーションを明るくしたいときもあるでしょう。
とっさのときに、個別の対応ができなかったり、戸惑ったりします。
難しく考えなくていいメリットが、メイクの技術向上を妨げるデメリットにもなっています。
もちろんBBクリームを否定しているのではありません。
本気でメイク技術を向上させるなら、楽なメイクを求めすぎてはいけないということです。
本当にメイクの技術を向上させたければ、やはりそれぞれのメイクをきちんとすることをおすすめします。
美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションを別々にしましょう。
手間や苦労はかかりますが、メイクの知識や技術が身につきます。
直感的に、メイクの調整ができるようになるまでは、苦労も必要です。
いざというときに、メイクの個別の対応がしやすくなるのです。