執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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実は「汗かき」という明確な定義はない。

実は「汗かき」という明確な定義はない。 | 汗のにおいを抑える30の対策

人と話をしていると「自分は汗かきなんだよね」という会話を耳にすることがあります。

悩ましい顔をして、病気にでもなっているような言い方です。

しかし「汗かき」という基準は、実に曖昧です。

実は「汗を、1日に何ミリリットル以上かけば、汗かき」という明確な定義はありません。

単に暑くて汗をかくのは、病気ではありません。

人には、個人差があります。

人によって、声の違いや身長差など、違いがあるわけですから、汗の出る量も差があって当然です。

汗が出る汗腺の量は、個人差があります。

個人差があるだけで、それだけです。

別に問題でも何でもありません。

しかし、声や身長の違いは問題視しなくても、汗の出方の違いは問題視することが多いようです。

普通の人より緊張しやすいと、汗もかきやすくなるでしょう。

それは病気ではありません。

普通の人より汗をかきやすいのは、まったく何でもありません。

普通の人より多く汗をかくとはいえ、病気でもないのです。

それは「私とあなたとで声や身長が違います。これは病気です」と言っているのと同じです。

ただの個人差であり、病気ではありません。

治してもらうために病院に行っても、先生は対応に困ることでしょう。

もちろん汗が止まらない病的な汗かきは話は別ですが、暑さや緊張で、普通よりたくさん汗をかく程度は、正常の範囲です。

汗かきを、病気だと思わないことです。

あえていえば、体質です。

人にはそれぞれ個性がありますが、汗かきも自分の体質だと思うことです。

恨まない、憎まない。

人間的に、何か欠点があるわけではありません。

恥ずかしいことでもありません。

堂々としていればいいのです。

汗のにおいを抑える対策(3)
  • 汗かきを病気のように考えるのは、やめる。
人の体から出る汗には2種類ある。
エクリン腺とアポクリン腺。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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