幸せに生きている人には、当たり前の「習慣」があります。
私たちが朝起きれば顔を洗うように、習慣とは当たり前で無意識にしていることです。
一定期間限定の「一時的な」ことではなく、ずっと続けられていて、また実際に続いていることを「習慣」と言います。
いちばん大切な習慣は「バランス」です。
常にバランスを意識して物事を進めていくことは、最も大事なこと。
偏りがあるとは、もう一方が不足したり悪くなっていたりしているということです。
「整理整頓」は、きれい好きの人に必ずある習慣です。
本棚を整理したり服をきれいにたたんだり台所を整理したりと、こうした「整える習慣」を持っている人は生活が快適です。
部屋の中がごちゃごちゃしていると、見ているだけで頭の中も一緒にごちゃごちゃになってしまいそうです。
幸せな人には「素直」が習慣としてあります。
何事も率直でストレートに表現し、素直になります。
難しい言い回しや遠回しな表現のほうがいいかと思われますが、逆に誤解を招きやすくなります。
「応用」とは、常に基本が土台になっています。
応用を噛み砕いて言うと「基本と基本の組み合わせ」や「基本の幅を広げること」を言います。
算数でも、よく応用という言葉を耳にします。
「1人」とは、すべてにおいての基本になります。
あなたはこの世に1人で生まれ、1人で死んでいきます。
生きている間は友人と一緒になって行動できますが、それでも基本は「1人」ですることです。
「シンプル」は、幸せに必要不可欠な要素です。
部屋の中もシンプルにし、不要なものは置かない。
勉強でもシンプルに考えて、シンプルに覚える。
明るく前向きに生きている人には、決まって「プラス思考」という習慣が身についています。
大変なことやつらいことがあっても「自分のためになっていることだ」と勉強として捉えます。
会社の上司に叱られても、落ち込むのではなく「勉強になります」と言って前向きに考えます。
「臨機応変」とは、時と場合に応じて、対応や考えを変えることを言います。
コンニャクや粘土のように形を変え、時と場合に応じて最も適した形に変わることを言います。
ころころ考えが変わったり、態度が変わったりするのは、悪いことではなく、上手に臨機応変ができているということです。
長く生きていれば、世の中のほとんどのことが「真似でできている」と言うことに気づきます。
歌、言葉、文章の構成、ファッション、絵画、家具や音楽など、挙げれば切りがありません。
本当に新しく1から創造したことなどほとんどなく、人間は常に真似をして身につけ、組み合わせて生きています。
幸せを手に入れている人は常に「返事」を大切にします。
返事をする人で、モテない人はいません。
人から愛される人は、上手に素早く返事ができる人であり、返事をすることで人との関係を深めていきます。
日本のことわざに「先手必勝」という言葉があります。
「先手を取った側が必ず有利になる」という意味です。
勝負は、受け身の立場に立つより、まず自分が先手になってやることが大切です。
一般的に勝つためには「量」の勝負になります。
「量」と「質」の2つの言葉がよく一緒になって出てきますが、どちらが重要なのかというと、まずは「量」です。
決して「質」をおざなりにして良いわけではありません。
長く生きているということは「知恵」を身につけるためでもあります。
長く生きていればたくさん勉強する時間があるため、知識も豊富になると思うでしょう。
たしかに長く生きていればその分たくさん知ることができますが、年を取るごとにどんどん忘れます。
気づきほど、深い勉強はありません。
勉強とは、本に書かれていることを読んで学ぶことや、人から教えられることだけを指しているのではありません。
自分で気づいて体得することこそ、本当の勉強です。
人の言葉を借りて話をすると、上手に話ができます。
なんと表現していいのかわからないときには、ほかの人の言葉を参考にしたり、間接的に言ってもらったりすると気が楽です。
しかし、うまく表現はできるかもしれませんが、自分の言葉で言わなければ、いつまでも本当の気持ちを伝えることはできません。
言いたいことや気持ちは「はっきり」と言うことが大切です。
はっきり言えば言うほど、ダイレクトに相手に伝わり、誤解も少なくなります。
もじもじした表現で言われると、曖昧にしか伝わりません。
優しい人は、相手に花を持たせることを習慣としています。
自分だけが欲張って手柄を手に入れるのではなく、自分が手に入れた手柄を相手にプレゼントができます。
たとえば仕事での手柄です。
幸せな人に共通している習慣と言えば「感謝」を外すことはできません。
人と人との関わりを大切にし、温かい関係を結ぼうとする人は、愛され、助けられるのです。
当然、感謝を習慣としているため、お礼の電話や手紙は欠かしません。
幸せな人には決まって、ある共通したことに囲まれています。
それが「好き」です。
好きな人、好きな部屋、好きなペット、好きな本、好きな音楽、好きな食事、好きな仕事、好きな友人などです。
散らかすだけ散らかして、去っていく人は周りのことを考えていない人です。
自分だけよければいいと思い、他人のことは考えません。
友人の飲み会に誘われても、自分だけ飲み食いをして、後片付けはすべてほかの人に任せます。
サービス精神とは「相手のために」という好意を表現したことです。
ホテルやレストランにいるサービスのプロたちは、お客さまに満足していただけるように尽くすことをサービスとします。
荷物を持ったり、気を利かせたり、直接自分に利益はありませんが、相手に喜んでもらえることで、自分も嬉しくなります。
未経験に立ち向かうことを「挑戦」と言います。
挑戦を言い換えれば、自分の中に今までにない、新しい色を取り入れるということです。
赤色のあなたなら、少し白を混ぜてみるというような感じです。
人付き合いが上手な人は「さりげなく」が上手にできる人です。
さりげなく話しかけたり、さりげなくお手伝いをしたり、さりげなく気を使ったりして、優しくアプローチできます。
とげがない丸みがあるため、相手を不快にさせることもありません。
物事が成功する人には、決まって次の習慣があり、忘れずに大切にしています。
「簡単で、わかりやすく、小さなことから始める」という習慣があるのです。
たとえば、数学の勉強では、いきなり難しい応用問題ではなく、簡単な問題から取り組んで、着実に力をつけます。
普段私たちは、お金を与えてそれに見合うサービスを受け取ります。
つまり「ギブ&テイク」です。
「与えて受け取る」という意味で、この当たり前のやりとりにとってお金を中心とした資本主義が成り立っています。
人とのお付き合いが上手な人は、必ず聞き上手な人です。
人と上手にお付き合いをするためには、話し上手になることが大切だと思われがちです。
しかし、自分だけが話してばかりだと、相手のことがわかりません。
知らないふりができるのは、優しい人に共通する習慣です。
悪い話題であるほど知らないふりをして、あえて首を突っ込まないようにします。
知っていても、初めて聞いたようなそぶりをしたり、関係のないふりをしたりすることで、悪い関係に巻き込まれないようにします。
幸せな人は自分の意思で自分の人生を決めて歩もうとします。
決して自分の選択を他人に委ねることなく、自分のことは自分で決めて行動します。
誰かが背中を押してくれるまで待つのではありません。
最後に大切なことをもう1つ付け加えさせてください。
それが「組み合わせ」という習慣です。
これまで挙げた習慣は、どれも大切なことばかりです。
幸せに生きている人には、当たり前の「習慣」があります。
私たちが朝起きれば顔を洗うように、習慣とは当たり前で無意識にしていることです。
一定期間限定の「一時的な」ことではなく、ずっと続けられていて、また実際に続いていることを「習慣」と言います。
気が向いたらするというような行き当たりばったりの行動ではなく、毎日の生活に溶け込んだ行動があります。
これから挙げる「幸せになる習慣」は、どれも平凡な行動ばかりです。
特に目新しいことではなく、一度は誰もが経験したことのある習慣ばかりです。
しかし、これらの習慣が意識的に続けられていることは、少ないのです。
ありふれた行動だけに、ないがしろにしてしまい、その大切さを見逃してしまっているのです。
幸せになっている人とそうでない人とは何が違うのかというと、当たり前のことを大切にしているかどうかです。
日々の習慣の積み重ねこそが、自分をつくり上げていくことを知っているのです。
「そんなこと当たり前」「当然だ」という習慣ほど、人生の土台になることを知っていますから、しっかり長く続けています。
当たり前の習慣が体に染み付き、幸せな人の基本土台となっているから、しっかり次へのステップが踏めるのです。
物事には順番があり、応用を行いたければ、まずは基本をしっかり固めることです。
基本ができておらずぐらついていれば、応用もうまくはいきません。
確実にステップを上がっていくためには、足元の土台、いわば習慣をそれだけしっかり固めておかないといけないのです。
いちばん大切な習慣は「バランス」です。
常にバランスを意識して物事を進めていくことは、最も大事なこと。
偏りがあるとは、もう一方が不足したり悪くなっていたりしているということです。
偏りが大きければ大きいほど、バランスを崩していることになります。
たとえば、食事です。
食事でもバランスが大切です。
栄養の偏った食事をしていると、健康になるどころか、逆に体調を崩してしまいます。
「肉だけ」「パンだけ」という偏った食生活ではなく、さまざまな食材を幅広く食べるというバランスが大切です。
健康オタクの人は、病気になりやすいという統計をご存じですか。
普通に考えれば、健康に関心の強い健康オタクの人は、一般より健康であるように思えます。
しかし、サプリメントで栄養を補おうとしているため、かえって栄養が偏ります。
健康になっているようで、実は大きな効果は得られていない。
むしろ偏りが大きいため、健康に悪いとさえ言えます。
また仕事とプライベートもバランスが大切と言われます。
仕事だけの仕事中毒になっていては、息抜きをする時間がなくなり、疲れもたまります。
仕事だけに集中すれば、成果をしっかり発揮できそうですが、仕事だけではストレスを吐き出す余裕がなく、効率が悪くなります。
もし交際相手がいるなら、会ったりデートしたりする時間がなくなり、交際にも悪影響が出ます。
ましてや既婚者や子持ちの人なら、パートナーや子どもたちと一緒にいる時間が減り、冷めた家庭になりかねない。
家族のために働いていても、これでは何のために働いているのかわかりません。
いくら仕事で一生懸命になっていたとしても「○○だけ」「○○ばかり」という偏りは、逆に不幸を招きかねないのです。
幸せな人は、常にバランスを意識して生活することが習慣になっています。
食事の栄養、仕事と家庭の両立など、常にバランスを心がけるようにしています。
「整理整頓」は、きれい好きの人に必ずある習慣です。
本棚を整理したり服をきれいにたたんだり台所を整理したりと、こうした「整える習慣」を持っている人は生活が快適です。
部屋の中がごちゃごちゃしていると、見ているだけで頭の中も一緒にごちゃごちゃになってしまいそうです。
不必要に物が置かれていると、それだけで精神的に疲れてくるのです。
きれいにすっきり整えられた部屋で生活していると、疲れも取れやすく元気も出やすいことをご存じですか。
その最も良い例は、病院の部屋です。
病院に入院している患者の部屋は、必ずきれいすっきり整頓されていますね。
部屋の色は、白が基調です。
必要な物以外は置かないようにされています。
不必要な物を置いていると、患者の気分を害してしまい、病気の回復に影響が出るからです。
もし、病室が物置小屋のようにごちゃごちゃ物が置かれていたら、どうでしょうか。
落ち着きがなく、患者まで物扱いにされているようです。
整理整頓されていない部屋は、精神的な余裕を奪ってしまいます。
病室がきれいに整理整頓されているのは、心の中まできれいにして、病気の回復を早める効果があるからです。
部屋にいる患者だけでなく訪れる看護師にとっても、きれいで整理整頓された部屋は精神的に安定をもたらすのです。
幸せな人には「素直」が習慣としてあります。
何事も率直でストレートに表現し、素直になります。
難しい言い回しや遠回しな表現のほうがいいかと思われますが、逆に誤解を招きやすくなります。
経営の神様と言われる松下幸之助氏(松下電器の創業者)は、素直になることが大切な要素の1つだと言っています。
「表現を遠回しにしたり、話を濁したりすると、コミュニケーションがスムーズにいかない。素直になると心が伝わりやすくなる」
このように素直な心の大切さを述べています。
変に裏のあるやりとりは、人との信頼関係に悪影響を及ぼしてしまいます。
心を開けた状態にしておかないと、本当の心あるやりとりはできないのです。
「応用」とは、常に基本が土台になっています。
応用を噛み砕いて言うと「基本と基本の組み合わせ」や「基本の幅を広げること」を言います。
算数でも、よく応用という言葉を耳にします。
しかし、いくら応用という問題でも、基本がなくていきなり応用へと問題が飛ぶことはありません。
常に基本をもとに作成され、基本を必要としない応用問題はありません。
算数だけに限らず、英語や国語もそうです。
常にまず基本を初めにしっかり勉強しておかないと、次へは進めないのです。
勉強はたくさんあるように思えますが、やることは基本だけです。
基本だけをやっていれば、後は自然に応用ができるようになっています。
応用はただ、基本の組み合わせであったり、裏返した方法であったり、幅や規模を大きくしただけの話です。
「基本+基本=応用」「基本×基本=応用」と書けばわかりやすいことでしょう。
応用へ行き着くためには、基本をしっかり押さえておくことが大切なのです。
「1人」とは、すべてにおいての基本になります。
あなたはこの世に1人で生まれ、1人で死んでいきます。
生きている間は友人と一緒になって行動できますが、それでも基本は「1人」ですることです。
あなたという存在は常に1人であり、2人となることはありません。
勉強や習い事などは2人ですることはできますが、身につけるのは個人個人です。
テストを受けることも、1人です。
一方が身につけたからもう一方も自然と身につくという魔法はなく、個人の努力でしかないのです。
友人と一緒に勉強することが癖になっている人は、一向に勉強が身につかないこともうなずけます。
友人と一緒にやっていると、馴れ合いな気分になり気が抜けてしまいます。
つい雑談をしてしまったり、集中できなかったりで、勉強に集中できないのです。
一緒になってやる勉強会は、自分にとっても相手にとっても悪影響でしかないのです。
自分が身につけることは、自分が努力するしか方法はないのです。
勉強だけでなく、旅行、留学、スポーツ、仕事なども同じです。
団体で行っていることでも、細かく分ければ一人ひとりの問題になります。
個人の問題であり、自分と向き合う習慣が大切です。
1人になるのは友人がいないからではありません。
自分と向き合うために必要で、大切な習慣なのです。
「シンプル」は、幸せに必要不可欠な要素です。
部屋の中もシンプルにし、不要なものは置かない。
勉強でもシンプルに考えて、シンプルに覚える。
シンプルに行動し、シンプルな内容を選ぶ。
幸せになっている人で、複雑でややこしく考えている人はいません。
みな物事をシンプルに考え、シンプルな生活を送っています。
いつもしかめ面をして表情が硬い人は、物事をわざわざ複雑に難しく考えています。
本屋に行ってもわざわざ難しい内容の本を選んで買います。
「いい年をして幼稚な本は買えない。そんなことプライドが許さない」
人目、見栄、体裁などを気にして難しい本を買った結果、読み切れずに挫折する、という結末になるでしょう。
本当は内容が読みやすくシンプルな本のほうが、わかりやすく書かれているため頭にもすんなり入ってきます。
シンプルで簡単な内容のほうが、頭としては受け入れやすく理解しやすいのは言うまでもありません。
しかし、この人は、つまらないプライドがあるためにわざわざ複雑で難解な本を買ってしまったことが失敗なのです。
難しく考えるほうが偉く思われ、大人らしくかっこいいと思っています。
大人らしいとは、難しくてややこしくて複雑なことだと勘違いをしているのです。
幸せな人はシンプルなことを好みます。
難しく複雑に考えても頭に入らないことを知っていますから、わかりやすいようにシンプルな法則を見つけて覚えます。
ある著名人は「株式会社は、株主に利益を還元することが目的」とシンプルに考えています。
会社を経営する基本をシンプルに考え、迷ったときにはシンプルな原則をもとにして考えます。
シンプルに考えているから基本の軸をしっかり押さえることができ、脱線することがないのです。
シンプルに単純に考えるほうが、しっかりした軸が出来上がるのです。
明るく前向きに生きている人には、決まって「プラス思考」という習慣が身についています。
大変なことやつらいことがあっても「自分のためになっていることだ」と勉強として捉えます。
会社の上司に叱られても、落ち込むのではなく「勉強になります」と言って前向きに考えます。
わからない問題があったら「ここが自分の弱点だ。弱いところがわかった」と開き直ります。
実はプラス思考の人は、かなりの反抗者でもあるのです。
嫌なことがあるから落ち込んでしまう自分に反抗して、開き直って前向きに考えます。
「反抗する」というのは、暴力を振るうことでも、偉そうな態度を取ることでもありません。
それは子どものする反抗です。
「駄々をこねている」「甘えている」と言うほうが当てはまります。
「本当の反抗」というのは、つらいときでも前向きに明るく考えられることをいいます。
何事も前向きに考え、気持ちが沈んでいる自分を上向きに持っていくことこそ「本当の反抗」です。
自分で自分を前向きに持っていきます。
すべてが自分にとってプラスになっていると考える「プラス思考」という習慣が、あなたを強くさせていきます。
「臨機応変」とは、時と場合に応じて、対応や考えを変えることを言います。
コンニャクや粘土のように形を変え、時と場合に応じて最も適した形に変わることを言います。
ころころ考えが変わったり、態度が変わったりするのは、悪いことではなく、上手に臨機応変ができているということです。
カメレオンのように周りに合わせて、都合のいいように色を変えることができているということです。
「臨機応変」を身につけないと、世の中を渡り歩くことはできません。
学校では筋の通った話ばかりをしますが、実際の社会に出れば矛盾だらけであることに気づきます。
表と裏、本音と建前、正しいことが間違って通ってしまうこと、間違っていることが正しいとされてしまうこと。
そんな現実を社会に出るとたくさん見ることができます。
「そんなの絶対おかしいよ!」
私も社会に出たばかりのころは、よくそんなことを言って社会の矛盾に腹を立てていました。
しかし、しばらくすると間違っている話は、よく出る話題のため「これが普通なのだな」と思うようになりました。
いろいろな人間のいる世の中で「何か1つが絶対」ということはなく、時と場合に応じて、常識もがらりと変わるのです。
そんながらりと変わる状況に対して、臨機応変に対応しなくてはいけません。
対応しきれないと、いずれ社会の流れからおいていかれます。
「万物流転」という言葉があります。
「すべての物事は流れ変わっていき、物事に変わらないものなどない」という意味です。
変わらないものなど世の中にはなく、移り変わる世の中や常識、態度や考えに、自分も変えて対応していかないといけないのです。
長く生きていれば、世の中のほとんどのことが「真似でできている」と言うことに気づきます。
歌、言葉、文章の構成、ファッション、絵画、家具や音楽など、挙げれば切りがありません。
本当に新しく1から創造したことなどほとんどなく、人間は常に真似をして身につけ、組み合わせて生きています。
たとえば言葉です。
あなたは生まれてすぐ言葉を覚えましたが、これもれっきとした真似の1つです。
生まれてから自分で言葉をつくり、音を考え、漢字を作ったりするには、時間がかかりすぎます。
あるいは一生かかってもできないかもしれません。
発音も漢字も、文字の並びや意味など、それらはすべて先人が考えて、親があなたに教えてくれました。
発音も親の真似をして覚え、言葉を身につけていきました。
考え方も同じです。
本を読んで知恵を身につけるとは、本に書かれていることを自分の頭の中にも取り入れるということであって一種の真似なのです。
仕事のできる人は、仕事のできる上司を見つけ、真似ることが得意な人です。
どうすればいいのかわからないときには、できる人の真似をすればいいのです。
仕事のできる人の真似をすれば、単純に同じくらい仕事ができるようになります。
歌を上手に歌うことも、上手に歌えている人の真似をすることから始まります。
口の動き、抑揚のタイミング、声の出し方など、真似から始めていきます。
絵を描くこと、彫刻を彫ること、文章を書くことなども同じで、真似をすることから始めないと、素早い上達は見込めないのです。
真似を積極的に受け入れて、良いものはどんどんと自分の中に取り込むことです。
本を読んで視野が広がることも、著者の考えを知り、自分の中に取り入れたからです。
「真似をしている」ということです。
短い人生の中で、何かを身につけるためには、できる人の真似をしてそれを元に次のステップを踏むことが重要なのです。
幸せを手に入れている人は常に「返事」を大切にします。
返事をする人で、モテない人はいません。
人から愛される人は、上手に素早く返事ができる人であり、返事をすることで人との関係を深めていきます。
たとえば挨拶です。
挨拶をされたら、必ず挨拶を返すことのできる人が、幸せになれる人です。
無視をせずに、その気持ちに応えるようにしないと、いつまで経っても幸せも通りすぎてしまうのです。
挨拶だけではありません。
手紙の返事、メールの返信、会話のキャッチボールなど、返事によってコミュニケーションの量を増やしましょう。
自然にコミュニケーションの量を増やせる手段です。
まったくの1から始めるのではなく、返事をすることで会話の量を増やします。
そうすることでだんだん仲良くなっていき、関係が良くなるのです。
これが幸せになる近道になるのです。
日本のことわざに「先手必勝」という言葉があります。
「先手を取った側が必ず有利になる」という意味です。
勝負は、受け身の立場に立つより、まず自分が先手になってやることが大切です。
早くアクションを起こしたほうが、それだけ早く対策が打てるからです。
先手に回って物事を早めに把握しておいたほうが、勝つための条件をそろえやすくなります。
早く経験をしておいたほうが、上達も一緒に早くできるというものです。
先手になることで早く状況を把握でき、対策も立てることができ、早めに上達もできる。
先手とは、一石二鳥にも三鳥にもなる効果的な習慣です。
「あとからにしよう」と考えていると、対策を立てることだけでなく、上達も後回しになります。
早いうちにアクションを起こし、失敗をしてもいいから早めに行動して動いておかないと、対策も上達も何も得られないのです。
必ず勝ちたければ「先手必勝」の言葉どおり「先手」になることがポイントなのです。
一般的に勝つためには「量」の勝負になります。
「量」と「質」の2つの言葉がよく一緒になって出てきますが、どちらが重要なのかというと、まずは「量」です。
決して「質」をおざなりにして良いわけではありません。
もちろん最終的には「質」を求めることが重要です。
しかし、量のない質は存在しません。
質の背景には、必ず膨大な量が存在しています。
どんなに質の良いことでも、必ずはじめに「量」をこなさないと「質」を手に入れられません。
「質の正体とは、量の積み重ね」です。
スポーツでも勉強でも仕事でも同じことが当てはまります。
勉強もせずにいきなり100点を取れる人はおらず、たくさんの問題を解くことで、初めて「質」がついてくるのです。
テストで良い点を取れる人は、日頃から勉強が習慣になっている人です。
つまりは「量」が習慣になっている人です。
スポーツで高得点をあげる人は、早いうちから始めた人です。
オリンピックに出ている選手に「いつから始めましたか」と聞くと、必ず決まって「子どものころから」という答えが返ってきます。
「つい最近始めたばかりなんですよ」というオリンピック選手なんて聞いたことがありません。
仕事ができる人も同じく、たくさん経験しているからこそ得られるコツやポイントがあるのです。
すごい「仕事量」をこなしてきた結果「質」が得られたということなのです。
結局あるのは、量だけです。
質は、量をこなしていれば勝手にあとからついてくるものであって、最初から質を追い求めているとなかなか上達しないのです。
長く生きているということは「知恵」を身につけるためでもあります。
長く生きていればたくさん勉強する時間があるため、知識も豊富になると思うでしょう。
たしかに長く生きていればその分たくさん知ることができますが、年を取るごとにどんどん忘れます。
たくさん覚えていても、たくさん忘れてしまうことになってしまうのです。
この現実に、頭のいい人は早いうちに気づきます。
「知識」と「知恵」は別物であると言うことに気づきます。
幸せな人生を送る人は知識より知恵のほうが大切だということに気づき、勉強の仕方も変えます。
知識は、時代が変わるにつれて一緒に変わるものです。
今覚えたことが、10年後にはもう使えない知識になっていることもあります。
いえ、存在しないこともあり得ます。
しかし、知恵は知識と別物であり、時代を超えても変わらず普遍的なことです。
勉強に例えると「覚えること」そのものではなく「勉強法」に当たります。
たとえば経済の勉強をするためには、たくさんの知識を覚えようとします。
しかし、法律が変わったり、総理大臣が変わったりなど、世の中はころころ変わります。
今の総理大臣が10年後も同じとは限りません。
また今の法律が10年後にも存在しているとも限らないのです。
一方で全然聞いたこともない法律が登場しているかもしれません。
今勉強していることが今後もずっと使えるとは限りません。
そのうえ、時代が流れるにつれて次から次へと新しい情報が登場してきますから、覚えることもたくさん出てきます。
ですが「勉強法」に関しては、世の中の影響などまったく受けず、関係ありません。
「朝に勉強するほうが頭に入る」
「紙に書くと覚えやすくなる」
「量をこなす」
こうした方法論は、時代が変わっても普遍です。
大人になってからも、十分に使える知恵です。
頭のいい人は、知識そのものを覚えようとする前に、効率の良い「方法」で攻めていきます。
底なしの情報をすべて覚えようとはせず、覚える必要が出てきたときに効率のいい勉強法でさっと覚えます。
底なし地獄に自分から突っ込んでいくというようなことはしないのです。
知恵があれば、知識はあとからどうにでも操れてしまうからです。
一度知恵が身につけば、ほかの勉強をするときでも十分に使うことができ、知識を身につけることにも役立つのです。
気づきほど、深い勉強はありません。
勉強とは、本に書かれていることを読んで学ぶことや、人から教えられることだけを指しているのではありません。
自分で気づいて体得することこそ、本当の勉強です。
本に書かれていることはたしかにどれも味わい深く奥が深いものばかりです。
しかし、そこで学んだことは疑似的であって、実際に経験したことではないのです。
たとえば、恋愛です。
恋愛に関する小説や本は山ほど出版されています。
しかし、どんな恋愛の話や方法論も、実際に経験する恋愛ほど刺激的なことはありません。
自分の身を通して経験する恋愛からはたくさん「気づくこと」があります。
笑ったり涙したりしながら身につけることが、本当の勉強になるのです。
本に書いていないことや本では表現しきれないことは、あなたが実際に経験して「気づく」しかないのです。
どんなに奥の深い本も、あなたの「気づき」にはかないません。
気づきとは、最高の勉強なのです。
人の言葉を借りて話をすると、上手に話ができます。
なんと表現していいのかわからないときには、ほかの人の言葉を参考にしたり、間接的に言ってもらったりすると気が楽です。
しかし、うまく表現はできるかもしれませんが、自分の言葉で言わなければ、いつまでも本当の気持ちを伝えることはできません。
自分の口から出る自分の言葉こそ、重要なのです。
ましてや告白はその典型です。
気持ちを伝えたいと言う人に限って、ほかの人に伝えてもらおうとします。
これではせっかく気持ちを伝えようとしても台無しです。
気持ちを伝えるいちばんの方法は、自分の口から、自分の言葉で直接言うことです。
これがいちばん相手には気持ちがダイレクトに伝わります。
誰かの手を借りて、他人の言葉で気持ちを伝えるより、自分の言葉で直接伝えたほうが、インパクトがあるのです。
言いたいことや気持ちは「はっきり」と言うことが大切です。
はっきり言えば言うほど、ダイレクトに相手に伝わり、誤解も少なくなります。
もじもじした表現で言われると、曖昧にしか伝わりません。
誤解されやすくなり、会話がもつれやすくなるのです。
言いたいことがはっきりわからず元気もなく、言葉が聞き取れなければ誤解されることもあります。
特に気が弱い人は、曖昧な表現が大好きです。
曖昧でもじもじした言い方は、たしかに言葉にとげがないため、相手に傷をつけることがありません。
しかし、結局コミュニケーションがダイレクトに伝わらないのは、あなたが損をします。
はっきり言えば、表現にとげがありストレートですが、そのほうが相手にしっかり伝わるのです。
「~かもしれない」「~と思います」と語尾を濁すより「~です」「~ます」と言い切ったほうがストレートに響きます。
物を買うときには、自分の考えをはっきり言うことです。
何が欲しいのか、何を探しているのか、必要、不必要、気に入った、気に入らないなどです。
回りくどい表現をするからお店の人は誤解して、あなたが必要としない商品まで勧めてくるのです。
必要なければ「必要ありません」とはっきり言うことです。
相手を傷つけるのではないかと心配ばかりしていては誤解されてしまい、あなたが損をします。
「はっきり」を習慣にしておくことは、誤解を少なくし、相手とのコミュニケーションがうまくなることなのです。
優しい人は、相手に花を持たせることを習慣としています。
自分だけが欲張って手柄を手に入れるのではなく、自分が手に入れた手柄を相手にプレゼントができます。
たとえば仕事での手柄です。
自分が頑張って得た功績を、優しい人は他人の手柄として贈ることができます。
自分が花を持つ役ではなく、花を持たせる役に回るのです。
それだけ自分は目立たなくなりますが、花をもらった人にはあなたのことが目立ってなりません。
もちろんあなたに好意を持ってくれるのは言うまでもありません。
決して偉そうにならず謙虚になることで、人からどんどん愛されていくのです。
幸せになる人は、花をもらう人ではなく、花をプレゼントできる人なのです。
幸せな人に共通している習慣と言えば「感謝」を外すことはできません。
人と人との関わりを大切にし、温かい関係を結ぼうとする人は、愛され、助けられるのです。
当然、感謝を習慣としているため、お礼の電話や手紙は欠かしません。
感謝やお礼を忘れると、親切をしても反応がなく冷たい人だと思われます。
あなたが温かい人になりたければ、まずは感謝を習慣にすることです。
温かいから感謝を習慣にするのではなく、感謝を習慣にしていくことで、どんどん温かい人になるのです。
冷たくても感謝が習慣になっていくと、だんだん人との関わりに深みが出てきて、温かみへとつながるのです。
幸せな人には決まって、ある共通したことに囲まれています。
それが「好き」です。
好きな人、好きな部屋、好きなペット、好きな本、好きな音楽、好きな食事、好きな仕事、好きな友人などです。
自分の周りを意識的に「好き」で囲んでいます。
嫌いなことや不快になる物を置いたところで何の意味もなく、気分を害する異物になってしまうだけです。
誰が嫌いな人と結婚しようとしますか。
誰が自分の気に入らない本を買おうとしますか。
誰が大嫌いな車を大金はたいて買おうとしますか。
いいもの悪いものがあるというより、単純に自分と合うものと合わないものがあるだけです。
磁石と同じです。
反発するものは反発するし、引き合うものは引き合うように、好きなら引き寄せられ、嫌いなら避けてしまいます。
善しあしは関係なく、それこそあなたが生まれつき持っている「磁石」です。
「好き」はあなたを幸せへと導く磁石ということです。
幸せな人は「好き」という要素が自分の人生に、とても大きな意味を持っていることを知っています。
好き抜きの生活に幸せはありません。
必要で欲しているからこそ好きに引き寄せられ、不快になる異物には反発して避けるようになります。
いずれもきちんと意味があるのです。
言い換えれば、好きはあなたの方位磁針のようなものです。
針の指す方向へ進めばいいのです。
もしこの世からあなたの好きなことがすべてなくなれば、生活のどこで幸せを感じるのでしょうか。
つらく悲惨で大変な日々になるだけで、何にも意味がありません。
毎日が生き生きしている人は、逆に好きなものばかり集め、いつの間にか自分の周りが好きなものだらけになっています。
たかだか「好き」という当たり前の言葉に「だからなんなんだ」と思うでしょう。
しかし、幸せとは、一言で言ってしまえば「好きの塊」ということなのです。
散らかすだけ散らかして、去っていく人は周りのことを考えていない人です。
自分だけよければいいと思い、他人のことは考えません。
友人の飲み会に誘われても、自分だけ飲み食いをして、後片付けはすべてほかの人に任せます。
「自分は客だからサービスしろ。ほかの人が後片付けをして当たり前だ」
という態度でふんぞり返ると、付き合いにくい人だと思われるのです。
「後始末」ができるかできないかで、その人がどんな人なのかがわかってしまいます。
後の人たちに迷惑をかけない人が心配りができる人であり、できない人はほかの人のことを軽く考えている人なのです。
サービス精神とは「相手のために」という好意を表現したことです。
ホテルやレストランにいるサービスのプロたちは、お客さまに満足していただけるように尽くすことをサービスとします。
荷物を持ったり、気を利かせたり、直接自分に利益はありませんが、相手に喜んでもらえることで、自分も嬉しくなります。
それが相手の幸せであり、自分の幸せになるのです。
サービスとは、見返りを求めていることではなく、相手に喜んでもらおうという気持ちの表れです。
サービス精神が習慣になっていると、いつも喜んでもらおうと考えるようになります。
ホテル従業員ほどのサービスは大げさですが、日々の習慣にこれを盛り込んでおくと、生活のいろいろな面で役立ちます。
いつもの親切にもう1つのおまけをつけて、少しサービスするだけで簡単に相手に喜んでもらえるというものです。
ささいなおまけ心で、相手に何かしてあげることはれっきとしたサービスの1つなのです。
未経験に立ち向かうことを「挑戦」と言います。
挑戦を言い換えれば、自分の中に今までにない、新しい色を取り入れるということです。
赤色のあなたなら、少し白を混ぜてみるというような感じです。
すると今までにない新しい色(ピンク色)のあなたになれます。
もちろんこれ以外にもたくさんのパターンがあります。
赤に青が混ざったり、ピンクに黄色が混ざったりすると、新しい色になります。
自分を変えるためには、新しい色を取り入れるのではなく、違う色を取り入れ、混ぜ合わせることで自分色を変えるのです。
そのほうが安全で簡単です。
新しい色を変えるほうが大変なのは、大きな変化が短時間に起こるからです。
大胆な決断が必要で、大きな痛みが伴います。
しかし、少しずつ新しいことを始めるくらいなら、それほど抵抗はありません。
小さな挑戦によって変化と出会い、だんだん自分が変わっていくほうが自然的で抵抗がありません。
これが新しいことに挑戦し、今までにない自分を発見するということです。
人付き合いが上手な人は「さりげなく」が上手にできる人です。
さりげなく話しかけたり、さりげなくお手伝いをしたり、さりげなく気を使ったりして、優しくアプローチできます。
とげがない丸みがあるため、相手を不快にさせることもありません。
一緒にいて気が楽で安心でき、人が集まってくるのです。
逆に、大胆でずぼらな行動や発言をしている人と一緒にいるとどうでしょうか。
大きな声で話していると周りの人の迷惑になりますし、大胆な行動は相手を不快にさせるかもしれません。
見ているこちらまで恥ずかしくなります。
人付き合いのマナーにおいて「さりげなく」接することは大切なポイントになるのです。
物事が成功する人には、決まって次の習慣があり、忘れずに大切にしています。
「簡単で、わかりやすく、小さなことから始める」という習慣があるのです。
たとえば、数学の勉強では、いきなり難しい応用問題ではなく、簡単な問題から取り組んで、着実に力をつけます。
できるところを土台にして、次のステップへと確実に上がります。
そのほうが挫折することがなく、ゆっくり着実に力をつけていくことができるからです。
本を買うときにも見栄を張って難しい内容の本を買う人は、挫折をする人です。
成功する人は、難しい内容の本よりわかりやすく読みやすい本を選びます。
むしろ活字が大きめの本を好んで選ぼうとします。
そのほうが理解しやすいうえに読みやすく、目が疲れないので長続きがするのです。
長続きができれば、もちろん習得のしやすさにもつながります。
彫刻を彫るときも同じです。
いきなり大作に挑戦するのではなく、小さな彫刻から始めます。
そのほうが諦めることもなく、完成させる可能性が高いからです。
物事を成功へと導くには「簡単で、わかりやすく、小さなことから」始めないと、途中でつまずき転んでしまうことになります。
当たり前のことですが、これができない人が多いものなのです。
鍛える人に多い失敗例ですが、短期間で鍛えようとしていきなり重いバーベルを持ち上げ、体を壊すというパターンです。
あなたにもあるのではないでしょうか。
ダイエットでの失敗です。
ほとんどの人が「早く痩せたい」と願い、そのため短期的で即効性のあるダイエット法を選んで……、失敗します。
食事制限は、決断が大きいだけに精神的に大きなストレスが伴い、つらくて途中でさじを投げる人が多いのです。
自分の許容できる範囲を超えれば、長続きがしないということなのです。
普段私たちは、お金を与えてそれに見合うサービスを受け取ります。
つまり「ギブ&テイク」です。
「与えて受け取る」という意味で、この当たり前のやりとりにとってお金を中心とした資本主義が成り立っています。
もしこのやりとりがなければ、商売はできないことになり、商いは成り立ちません。
お金を与えて、受け取るというのは当然のやりとりであって、常識なのです。
ですが、その一方で幸せな人には驚くべきことに「ギブ&ギブ」の習慣があります。
「与えて与える」という意味で、受け取ることを前提にしてはおらず、初めから相手に奉仕し協力するということです。
見返りがあることを目的としているのではなく、単に相手を喜ばせたいがゆえにできることです。
どんどん与えて、相手に喜んでもらうことがなによりの幸せなのです。
「でも与えてばかりでは、そのうちなくなってしまうよ」
そんな声が聞こえてきそうですね。
ここが大切な点です。
与えるといってもお金ではありません。
心を与えます。
優しさや思いやり、愛や温かさといった心をプレゼントして、相手のハートを温めるのです。
いくらあげても決してなくならないものですから、だからこそ与え続けることができるのです。
与えるのはお金ではなく、いくら与えても決してなくならない「心」を与えることで、相手を豊かにさせるのです。
幸せな人は心を与えることで、相手に豊かになってもらい、人間関係を潤滑にしているから幸せでいられるのです。
もともと幸せだからギブ&ギブをしているのではなく、ギブ&ギブをすることで幸せになれたのです。
人とのお付き合いが上手な人は、必ず聞き上手な人です。
人と上手にお付き合いをするためには、話し上手になることが大切だと思われがちです。
しかし、自分だけが話してばかりだと、相手のことがわかりません。
自分が話せば、相手にアピールができるでしょうが、相手にも話してもらわないと本当のお付き合いはできないのです。
相手の話を聞き、自分の話もして、お互いが理解している状態になって始めて、お付き合いができていると言えるのです。
本当に人との関わりがうまい人は、自分が話すより相手に話をしてもらうことで、打ち解けていこうとします。
話は遮らず、最後まで話を聞き、うなずきながら聞くことができる人には、何でも話したくなるのです。
何でも話したくなるほど聞き上手になれば、仲良くなるのはもはや時間の問題なのです。
知らないふりができるのは、優しい人に共通する習慣です。
悪い話題であるほど知らないふりをして、あえて首を突っ込まないようにします。
知っていても、初めて聞いたようなそぶりをしたり、関係のないふりをしたりすることで、悪い関係に巻き込まれないようにします。
それでいて話に首を突っ込まないだけに、相手に不快な気持ちをさせないようにすることもできます。
噂に気をつけることができる人は、噂されている人の気持ちがわかる優しい人なのです。
他人の別れ話やけんか話など、首を突っ込みたい気持ちはあることでしょう。
しかし、相手が気にしていることを、あなたがあえて触れる必要はありません。
ましてやわざわざ話を持ち出して気分を悪くさせてしまっては、あなたが加害者になってしまうのです。
相手の気分が悪くなるような話題には、触れないようにしましょう。
知らないふりをすることも、優しさの1つです。
知らないふりができる人は、心優しい人なのです。
幸せな人は自分の意思で自分の人生を決めて歩もうとします。
決して自分の選択を他人に委ねることなく、自分のことは自分で決めて行動します。
誰かが背中を押してくれるまで待つのではありません。
時間があれば、積極的に自分を鍛えて、向上させようとします。
これを「自己投資」と言います。
自分に対してお金を使い、自分を向上させていくことを言います。
ただ待つばかりの姿勢ではなく、積極的に自分を高めていこうとする意思の表れなのです。
自腹で本を買い読書すること。
自腹で映画を見ること。
自腹でお芝居を見に行くこと。
自腹で習い事を始めること。
これらはすべて自己投資ということができ、自分のためにお金を使うことで、自分の文化力を上げているのです。
自分で稼いだお金を自分に使い、向上した自分でまた仕事をするというサイクルをつくることで、自分を向上させることができます。
最後に大切なことをもう1つ付け加えさせてください。
それが「組み合わせ」という習慣です。
これまで挙げた習慣は、どれも大切なことばかりです。
どれがいちばんというわけでもなく、どれも幸せへと結びつく習慣です。
どれか1つだけを身につければいいわけではなく、すべてを身につけられることが理想です。
幸せな人は、意識的であれ無意識的であろうと、ここまで挙げてきた習慣を当たり前のように身につけています。
初めからすべて身につけることは難しいですから、1つを身につけ、組み合わせて、また1つ身につけると重ねていくことです。
一つひとつの習慣も、組み合わせていくことでよりバランスを取ることができ、より強力な習慣となります。
組み合わせたほうが、当然ですが効果は倍増します。
たとえば「シンプル」という習慣を例に挙げましょう。
人生を上手に生きている人には「シンプル」という習慣が身についています。
シンプルに考え、シンプルに行動する。
こうした難しく考えない習慣があるためストレスも小さく、余ったエネルギーを行動力へ回せます。
「シンプル」という習慣を持つことで、複雑に考えることがなくなり、普段から頭の中は軽くなります。
複雑に考えると、逆にややこしくなることを知っているため「シンプル」を習慣にしているのです。
しかし「シンプル」だけでなく、ほかの習慣も一緒に身につけ、組み合わせることがポイントです。
では、ここで「シンプル」にもう1つ「バランス」という習慣を組み合わせてみましょう。
「バランス」も幸せに関しては欠かせない習慣です。
何事も偏りは危険であり、常にバランスは必要不可欠になります。
やじろべえが安定して立っていられるのは、左右のバランスが均等にとられているからであり、偏っていると転んでしまいます。
「シンプル」+「バランス」の効力が発揮されるのは、毎日の食事のときです。
食事をつくるときには手の込んだ食事が良いわけではなく、シンプルにつくるほうが手軽に始められます。
しかし、シンプルでも栄養の偏りが大きいと、健康にも悪影響を及ぼします。
シンプルな食事でありながら、栄養バランスの良い食事をするほうが、さらに理想的なのです。
すると簡単につくれるシンプルでバランスの取れた食事をつくれます。
簡単につくることができますから、長期にわたって続けられ、栄養バランスもよければこの上なしです。
1つの習慣ばかりに執着することではなく、できるかぎりたくさんの習慣を身につけておくほうがいいのです。
何か1つに執着して偏ってしまっては、幸せから遠ざかってしまいます。
習慣というのは「1つだけ」身につければいいというものではありません。
できるかぎり、たくさんの習慣を身につけ、組み合わせることでどんどんと習慣の効力が高まります。
より強力な習慣にしていくためには、できるかぎりたくさんの小さな習慣を集め、組み合わせていくのです。
すべてをあなたの体にまで染み込ませるほど当たり前に実行できるようになることが重要なのです。