私は留学時代、何度も引っ越しを繰り返してきました。
3年半で、なんと7回も経験しました。
引っ越しのたびに悩んだのは「物を置く位置」についてです。
整理整頓をするコツは、置き方です。
置き方によって、見た目だけでなく、使い勝手も大きく変わります。
たとえば、本を整理するときです。
かわいい部屋にするためのコツがあります。
部屋にかわいい人形を置くことです。
では、それに対して、きれいな部屋には何を置くか。
本当にきれいな部屋は、何のにおいもありません。
無臭です。
人の好みで、きれいさを演出するにおいを、部屋につけることもできます。
きれいを演出できる「きれい色」とは、何色なのかご存じですか。
「きれい色」とは「白」のことです。
色は、人の心に影響を与えます。
きれいさの演出にこだわりのある人は、たかがごみ箱とはいえ、こだわります。
ごみ箱の色は大切です。
部屋の片隅にあれ、真っ黒なごみ箱では、白い部屋では浮いてしまいます。
ごみ箱とごみ袋は別です。
ごみ箱の色にこだわるなら、ごみ袋の色にもこだわってしまいましょう。
大切なことは、ごみ箱の色にごみ袋の色を合わせることです。
きれいのためのキーワードは「統一感」です。
では、部屋の何を統一するのか。
何でもかまいません。
座ることにも、気を使いましょう。
部屋で座るときには、椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかはっきりさせることが大切です。
こたつの真横に、椅子に座るテーブルを置くのはおかしい。
ごみ箱の中は、心の中を反映しています。
その名のとおり、ごみ箱は、必要ない物を捨てる箱です。
いらない物や役立たないものなどを捨てます。
部屋が汚く散らかっている原因は、住んでいる人の生活リズムが崩れているせいかもしれません。
部屋に住んでいる本人の体内時計がずれていて、部屋の中も散らかっていることもあります。
私も昼夜逆転の生活を送ったことがあります。
人間には、整理整頓の限界があります。
いくら整理整頓ができても、ものがたくさんありすぎては、整理整頓の限界があるのです。
整理整頓をやりやすくする、とっておきの方法があります。
部屋をきれいにするためには、一人暮らしのほうが、より実現しやすいです。
部屋をきれいにするためには、統一感が大切です。
1人の人間による、1つの価値観が大切です。
人間「衝動買い」をしてしまうこともあります。
つい、勢いで買ってしまうことは、人間らしい行動です。
それで買ってしまった物は本当に必要なのかというと疑問です。
空気と雰囲気は、密接な関係があります。
空気は目に見えませんが大切です。
学生時代、私が風邪で寝込んでいたときのことです。
あなたは、予備をいくつ持つタイプですか。
トイレットペーパーの予備、洗剤の予備、鉛筆の予備、消しゴムの予備。
予備には、さまざまな種類があります。
「ちくちく、ちくちく」
ある夏の夜、おそらく深夜2時あたりのことです。
首の辺りで、何か違和感がありました。
複数の人と一緒に住むときは、部屋をまとめるのが難しいです。
2人以上で住むと、なかなか部屋のまとまりがうまくいきません。
私は学生時代、友人と3人で一緒に暮らしたことがあります。
私が一人暮らしをしているときに、猛烈に部屋を掃除する瞬間がありました。
それは、ある1本の電話から始まります。
「貴博君、今からそっちに行くから」
きれいに見せるための、大切な色使いのコツがあります。
できるだけ原色は避けることです。
部屋をきれいに見せるための色使いは、原色を使わず、淡い色を使うだけで自然ときれいに見えてきます。
部屋の色が、住む人の心に影響を与えます。
明るい色は、住む人を明るくさせます。
暗い色は、住む人を暗くさせます。
掃除には、2種類あります。
日常的な小さな規模の掃除と、年末の大掃除のような大規模な掃除です。
掃除の規模に大小はありますが、共通する掃除のコツがあります。
「きれいな部屋だね」と、一度友人に褒めてもらうことが大切です。
人間は褒められると、さらにやる気を出してしまう素直な生き物です。
私もきれいな部屋にしている理由の1つに「友人に褒められたいから」というのがあります。
部屋をきれいにする人は、光を大切にします。
光での部屋の演出は、2種類あります。
(1)直接光
部屋をきれいに見せるためには、部屋を広く見せると、きれいな部屋に見えてきます。
部屋を少しでも広く使いたければ、ベッドより布団のほうが、賢い選択です。
ベッドを押し入れにしまうことはできませんが、布団はたためば押し入れにしまうことができ、部屋を広く使えます。
部屋のマナーのしっかりした人は、友人の家に遊びに行ったときも、帰り際に後片付けができる人です。
先日、私の部屋で、友人のお別れパーティーがありました。
飲み終わったビンやお菓子の袋などが散らばって「後片付けが大変になるかな」と思っていました。
私は学校の宿題のことで、ある先輩の部屋を訪ねたことがあります。
しっかりした感じの方だったので、協力してほしいなと思いました。
しかし、部屋を見て、考えが変わりました。
部屋にたくさんものがありすぎて汚くなることはあっても、少なすぎて汚くなることはありません。
今、整理整頓ができないなら、単に物が多いせいかもしれません。
不要な物は、徹底的に減らしてしまいましょう。
最近は、窓にブラインドが多く使われるようになりました。
そのブラインドを、普通の布のカーテンに替えてみましょう。
それだけで、部屋の雰囲気が柔らかくなります。
部屋をきれいにするコツは、簡単です。
物、一つひとつに感謝することです。
感謝するのは、人間に対してだけではありません。
私は留学時代、何度も引っ越しを繰り返してきました。
3年半で、なんと7回も経験しました。
引っ越しのたびに悩んだのは「物を置く位置」についてです。
「時計はどこに置こうか。机はどこに置こうか。椅子はどこに置こうか」
置き方によって、見え方が変わり、見え方によって、部屋の印象も変わります。
単純ですが、きちんとしようと思うと、なかなか難しいのです。
迷い始めると止まらず、四苦八苦しました。
しかし、不思議と楽しかったものです。
引っ越しのたびに、自分の中で新しい発見があり、部屋がどんどんきれいに見えていくのが嬉しかったのです。
いろいろな人に見てもらい、部屋の印象を尋ねました。
多くの友人から褒められたりアドバイスをもらったりするうちに「きれい」とはどういう部屋なのか、わかってきました。
「整理整頓」です。
物が多くても少なくても、整理されていなければ「散らかっている」と言われます。
物が多くても少なくても、整理されていれば「きれい」と言われます。
究極のきれいな部屋とは、物が少なくて、整理整頓された部屋です。
これが正しい「きれいな部屋」です。
整理整頓をするコツは、置き方です。
置き方によって、見た目だけでなく、使い勝手も大きく変わります。
たとえば、本を整理するときです。
本が10冊あるとして、あなたなら、どう整えますか。
整理整頓は、縦に重ねるより、横に並べるほうがうまくいきます。
縦に重ねると1冊ずつ本を取り出すたびに、本が崩れないように気を使うことになります。
それにいちばん下が、最も取りづらくなります。
縦に並べるのではありません。
横に並べるのです。
横に並べると、縦の平行線が美しく見えるようになります。
さらに、本が取りやすくなり、使い勝手もよくなります。
本立てなどを使い、幅を引き締めれば、なおいっそう美しく見えてきます。
本に限らず、ほかの物品にも当てはまります。
もちろんすべてがこの限りではありませんが、多くの場合で当てはまる法則です。
見た目と使い勝手の両立が、可能になるのです。
かわいい部屋にするためのコツがあります。
部屋にかわいい人形を置くことです。
では、それに対して、きれいな部屋には何を置くか。
できるだけ、人形は置かないようにするのがいいです。
部屋に人形を置いている人は決まって、寂しがり屋です。
何かにスキンシップを求めて、それで部屋に人形が置いてあります。
人をかたどった物がないと、心配で寂しくていられないのです。
かつて、私は1人で寂しかったせいか、キャラクターのポスターや、人形が部屋の中にありました。
私はそのとき、物も部屋にはいっぱいあるし、部屋がどんどんよくなっていっていると思っていました。
あげくには、部屋の正面ドアのところに人形を飾っている始末。
それをある日、部屋に来た女の子に「かわいいね」と、言われました。
そのとき私は「あれ? 何か違うな」と思いました。
私が目指していたのは「かわいい」ではなく「きれい」だったからです。
その子に理由を聞いてみると「部屋にキャラクターグッズが多いから」と言われました。
実は当時、私は失恋の最中でした。
心の中に寂しさをいっぱいため込んでしまい、そのためにいつの間にか部屋にたくさんのキャラクターを置いていたのです。
その人形たちは、寂しさを紛らすために、一役買ってくれているのでした。
それにもう1つの理由は、私の中で「きれい」と「かわいい」が区別できていなかったためでもありました。
かわいくするためのノウハウと、きれいにするためのノウハウがしっかり区別されていなかったのです。
私は、さっそく部屋にある人形を、全部取り除きました。
かわいらしさをアピールするようなものは、どんどん部屋から追放していきました。
部屋に残っているのは、質素な物ばかりでしたが、たしかにかわいらしさがなくなり「きれい」になりました。
本当にきれいな部屋は、何のにおいもありません。
無臭です。
人の好みで、きれいさを演出するにおいを、部屋につけることもできます。
それは、その人の好みです。
本人だけの部屋なら、いいでしょう。
それでも、ほかのお客さんが来るときは、においはないほうが無難です。
そのにおいは、お客さんの好みとは限らないからです。
たとえ好みでも、においは「面白い性質」があります。
においに慣れてしまうと、におわなくなるということです。
私はこれで、大失敗を犯してしまったことがあります。
友人の部屋に遊びに行ったとき、いい香りのする部屋で、良い印象を受けたため、自分も真似をしようと思いました。
私は真似をするのが好きです。
得意です。
さっそく部屋にスプレーするための香水を買い、部屋に噴射します。
いいにおいで、私は満足でした。
しかし、それから数日後、おかしなことが起こりました。
いつも同じ量でスプレーしているはずなのに、においが弱くなっているのです。
「おかしいな。香水の成分が薄くなったのかな」と思い、以前より量を増やして、スプレーしました。
ところがある日、友人がやって来た日のことです。
入るとすぐ「うわっ、すごいにおい。どうしたの?」と言うのです。
私の鼻では、あまり、においません。
そのとき、ようやくわかりました。
私はにおいに慣れてしまい、におわなくなっていたのです。
友人は嫌な顔をしていました。
友人に不快感を与えるようでは、きれいな部屋は失格です。
それからというもの、部屋にはめったににおいをつけることはなくなりました。
無臭にしてからは、友人からの評判もよくなりました。
ある韓国人の友人に「タカの部屋は、何もにおわないから、部屋にいやすい」と言ってくれたときは嬉しかった。
きれいなにおいは、何もにおわない「無臭」のことだったのです。
きれいを演出できる「きれい色」とは、何色なのかご存じですか。
「きれい色」とは「白」のことです。
色は、人の心に影響を与えます。
さあ、想像してみましょう。
赤い部屋、青い部屋、黄色い部屋、黒の部屋、白い部屋があります。
赤い部屋は、暑いような感じがします。
青い部屋は、清潔感がありますが、色が強すぎると冷たい感じの部屋になります。
黄色い部屋は明るいのですが、そわそわした気分が大きくなり、落ち着きません。
黒い部屋は、重たく暗い気分になります。
どれがいちばんきれいな部屋であるか、すぐわかります。
白い部屋が、いちばんきれいに見えます。
軽く、いるだけで気分を明るくさせてくれる色です。
部屋の色を整えるなら、難しい配色は考える必要はありません。
実際にきれいにするためには「白」を目指すだけでいいのです。
赤や青い部屋を目指しすぎて、汚い感じの部屋になっても、白い部屋を目指しすぎて、汚い部屋になることはありません。
きれいな部屋にするためには、部屋の色を「白」にするだけでいいのです。
きれいさの演出にこだわりのある人は、たかがごみ箱とはいえ、こだわります。
ごみ箱の色は大切です。
部屋の片隅にあれ、真っ黒なごみ箱では、白い部屋では浮いてしまいます。
ごみ箱というのは、一般的に「汚い」というイメージがあります。
ごみを入れる箱ですから、たしかに汚い印象は仕方ありません。
しかし、ここで負けないようにしましょう。
ごみ箱の色をきれいな白い色にすることで、ごみ箱のイメージを変えてしまいましょう。
私がうまいなと思ったごみ箱は、マイクロソフト社の開発したWindows XPのごみ箱です。
Windows XPのごみ箱はきれいです。
白ではありませんが、きれいな透明色を帯びた青です。
中にごみが入ると、必ず白いごみが入ります。
この白が大切なのです。
ごみが入ったごみ箱でも、きれいに見えてしまうのは、この白のおかげです。
白い色が「きれい色」なら、ごみ箱も「きれい色」にしてしまいましょう。
部屋の片隅のごみ箱とはいえ、部屋のきれいさに大きく貢献するのです。
ごみ箱とごみ袋は別です。
ごみ箱の色にこだわるなら、ごみ袋の色にもこだわってしまいましょう。
大切なことは、ごみ箱の色にごみ袋の色を合わせることです。
合わせるところにセンスの良さを感じます。
青いごみ箱なら、青いごみ袋。
黒いごみ箱なら、黒いごみ袋。
白いごみ箱なら、白いごみ袋です。
私のごみ箱は白い色です。
それから、ごみ袋も白い色で整えています。
そのほうが、よりきれいなごみ箱を演出できるからです。
さらに、環境のことを考えると、ごみ袋は透明色が最適です。
日本では、何曜日に何のごみ、ごみ袋は何色であるかは、ルールで決められています。
ごみを出すときのマナーを考えれば、ごみ袋は透明色であるといいです。
アメリカでは、実はごみの仕分けがありません。
ごみ捨て場に何曜日に何を捨てるかなんて決まりはありませんし、ごみ袋の指定もありません。
アメリカのごみ捨て場の状態は、最悪になっています。
においの悪さも一流です。
朝の眠い中、ごみを出しに行くと、あまりのにおいの悪さに眠気が吹き飛びます。
その点、日本はごみ捨てのルールがあり、リサイクルのこともしっかり考えられていることがうかがえるので大したものです。
ごみだからとはいえ、適当になるのではなく、ごみ捨てのマナーもしっかりすることが大切です。
それを考えれば、ごみ袋の色は透明色で決まりなのです。
きれいのためのキーワードは「統一感」です。
では、部屋の何を統一するのか。
何でもかまいません。
形やポスター、色や、配置など、統一させることが大切です。
たとえば、プロレスラーが筋肉見せているポスターの隣に、キティーちゃんのポスターは不自然です。
青い部屋の中に、赤い物が1つ置かれていると、目立ちます。
壁が白にもかかわらず黒い天井は、違和感があります。
「きれいな感じ」と出すために、部屋のテーマは統一させましょう。
統一させた部屋は、センスの良さを感じます。
こだわりが見えるからです。
同類を置くことで「この部屋のテーマはこれなんだ」とわかり、安心できます。
私の友人に、アンティークが趣味の友人がいます。
部屋にたくさんのアンティークの置き人形が置かれています。
初めて部屋に入ったときは、博物館かと思いました。
入場料が必要なのかと、友人に聞いてしまいそうでした。
部屋にはたくさん物が置かれているのですが、整理整頓されています。
大切なポイントは、そのアンティークの置物が同じ種類で統一されていることです。
私はそこから、彼のアンティークのこだわりが見えました。
アンティークなら何でもいいと考えているのではなく「これが好きだ」というこだわりが見えたのです。
アンティークが同じ種類で統一されているため、彼が説明しなくても、こんな感じのアンティークが好きだということがわかります。
たくさんのアンティークといえば、ごちゃごちゃしていそうですが、不思議と美しく見えるのです。
この整っている感覚が大切です。
ブルドーザーの博物館に武者鎧が置かれていると、何の博物館なのか、よくわかりません。
ブルドーザーの博物館は、ブルドーザーで統一しなければなりません。
ブルドーザーの種類は、関係ありません。
統一することで、テーマが見え、安心するのです。
きれいな部屋を演出するとき、どのようなテーマの部屋にするのかを決めましょう。
「統一感」によって、自然と「きれいな感じ」が出てくるのです。
座ることにも、気を使いましょう。
部屋で座るときには、椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかはっきりさせることが大切です。
こたつの真横に、椅子に座るテーブルを置くのはおかしい。
しかし、こたつの横にちゃぶ台を置くなら大丈夫です。
同じ「床に座る環境」が整っていますから、座るときに落ち着いて座れます。
これで私は、面白いことを言われたことがあります。
私はアメリカ留学当初、ホテル暮らしでした。
ホテルでは、座るときには、基本的に椅子に座ります。
しかし、私は床に座るのが好きですから、部屋のベッドを横に寄せて、床に座れるような状態にしていました。
面白いのは友人が遊びに来たときのことです。
友人が私の部屋に入って、まず言うのです。
「どこに座ればいい?」
当時の私の部屋は、床に座る状態と、椅子に座る状態が混合した部屋でした。
和式と洋式が、混在した部屋ということです。
そのため、友人は椅子に座ればいいのか、床に座ればいいのか、困っていたのです。
ほかにも来る友人が、次々と同じことを口にします。
ひどいときには、友人同士が「どう座ろうか」と話し合っています。
私は「座る状態のバランスがおかしくなっているな」と気づき、床に座る部屋ではなくて、椅子に座る部屋に統一しました。
和式には和式のルールがあり、洋式には洋式のルールがあります。
その後は友人の「どこに座ればいいのか」という不可思議な質問が飛ぶことはなくなりました。
部屋での座る状態は、椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのか、はっきりさせるようにすることが、居心地のいい部屋なのです。
ごみ箱の中は、心の中を反映しています。
その名のとおり、ごみ箱は、必要ない物を捨てる箱です。
いらない物や役立たないものなどを捨てます。
このとき、注意したいことがあります。
ごみ箱は、いっぱいになる前に、ごみ捨てに出してしまうことです。
ごみ箱はいっぱいになってから、ごみ捨て場に持っていくのではありません。
いっぱいになる前に捨てていいのです。
むしろいっぱいになる前に捨てることを、おすすめします。
こう言うと、ごみ箱がいっぱいになってからのほうが、ごみ捨ての手間が少なくてすむだろうと考える人もいるでしょう。
たしかにそうではありますが、あまり理想的ではないのです。
何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分です。
ストレスに対する考え方が、垣間見える部分です。
ごみ箱はいっぱいになってから対処をする習慣のある人は、いらいらしやすくなります。
ごみがいっぱいになってから捨てる習慣のある人は、ストレスも同様に、限界に達してから対処しようとするからです。
日常でストレスを感じつつも「まだいける。まだ大丈夫」だと、対処を後回しにします。
ストレスは、小さな問題です。
小さなうちはいいのですが、大きくなってからが大変です。
ストレスがたまるほど、わずかなことでいらいらしやすくなります。
さらに悪化すると、病気になったり寝込んだりしてしまうのです。
後になるほど、改善しにくくなるのです。
ストレスはいっぱいになる前に、ごみ捨て場に吐き出してしまうことが必要です。
限界になってから対処するのでは、手遅れになるかもしれません。
何気ないごみ箱の状態は、人の心理状態が反映されている部分です。
今、部屋のごみ箱は、どのような状態ですか。
いっぱいになっていませんか。
ごみ箱のごみは、いっぱいになる前に捨ててしまいましょう。
そういう習慣を持つことが、ストレスをためない習慣にもつながります。
部屋が汚く散らかっている原因は、住んでいる人の生活リズムが崩れているせいかもしれません。
部屋に住んでいる本人の体内時計がずれていて、部屋の中も散らかっていることもあります。
私も昼夜逆転の生活を送ったことがあります。
中学生のころの話です。
当時、完全に生活サイクルが狂っていました。
普通の生活サイクルでは、朝に起きて布団をたたみ、昼は勉強、夜は部屋でゆっくりいう生活サイクルです。
生活サイクルがしっかりしていると、部屋の中の状態も1日サイクルで動きます。
ところが昼夜逆転の生活になってしまうと、朝昼に布団でごろごろしています。
ですから起きてもなかなか布団をたためず、いつが勉強時間で食事の時間か、ゆっくりする時間か、本人さえもよくわかりません。
私はいちばん適当な生活サイクルを中学のときから、ずっと探し続けていました。
一生付き合う「睡眠」というテーマの答えを早くに見つけたほうが、早くに人生うまく軌道に乗れると思ったからです。
長い実験生活の中、私がついに見つけた最も良い生活サイクルは「当たり前の生活サイクル」でした。
朝に起き、昼は熱心に働いて、夜は寝る。
当たり前の生活サイクルこそ、本人にとって最も有益な生活サイクルなのです。
この答えが出た決定的なポイントは「体内時計」です。
人が太陽を動かしているのではなく、太陽が人を動かしています。
その証拠が体内時計にあります。
普通の体内時計のサイクルは「24時間」と思われがちですが、実は違います。
現代の最新研究によると「およそ24時間10分」が有力です。
1日24時間とは、少しずれがあります。
さらにもう1つ大切なことがあります。
普通の人間は、このずれている体内時計を毎日上手にリセットしています。
そのリセットに関わっているのが、朝日です。
太陽から放たれる日光が、人の体内時計に大きく影響を与えます。
朝日が当たったとき、脳が「朝」と認識して、体内時計のずれを正しく修正します。
毎日の生活リズムを整えるには、毎日規則正しく朝日を浴びることが大切です。
これに気づいてからは「当たり前の生活リズム」を心がけるようになりました。
その結果、安定した精神状態になり、部屋の中の整理整頓もリズムよくできるようになりました。
人間には、整理整頓の限界があります。
いくら整理整頓ができても、ものがたくさんありすぎては、整理整頓の限界があるのです。
整理整頓をやりやすくする、とっておきの方法があります。
物を減らすことです。
ものが少なくなれば、整理整頓をする量も減ります。
これで本人の負担が一気に減りますから、整理整頓もやりやすくなります。
もう1歩話を先に進めましょう。
では、どんな物を捨てていけばいいのか。
もちろんまずは、いらない物です。
もう1つ、これに気づいていない人が多い。
「念のため」のものです。
「念のため」のものも、思いきって捨ててしまいましょう。
「念のためというのは、いつ来るのですか」と聞くと、ほとんどの人が「わかりません」と答えます。
そのわからないときのために、大切な部屋の空間を「念のため」のものが占領してしまうことになります。
このほうがよほどもったいない。
せっかくの自分の部屋が「念のため」の部屋になります。
別の場所に倉庫があり「念のための倉庫」というならわかります。
しかし、自分の部屋にまで、念のためのもので埋める必要はありません。
思いきって「念のため」を捨てても大丈夫です。
「念のため」のせいで、失っていることのほうが大きいのではないかと、振り返ってみましょう。
「念のためのとき」より「まさに今」のほうが大切なのだと、意識を変えてみましょう。
「人生に影響を及ぼすからどうしても必要だ」と言うなら、さすがにそれは取っておく必要があります。
本当の「念のため」です。
ただし、それ以外は「念のためもどき」です。
捨てるか、売ってしまってもいいのです。
いざというときに必要になれば、友人から借りればいいだけです。
いざというときに必要なのは「念のためのもの」ではなく「友人」です。
このシンプルな知恵に、早く気づきましょう。
部屋をきれいにするためには、一人暮らしのほうが、より実現しやすいです。
部屋をきれいにするためには、統一感が大切です。
1人の人間による、1つの価値観が大切です。
「パソコンに価値を置いているから、パソコン中心の部屋にしよう」というなら、パソコン中心の統一感が生まれます。
「チェック模様が好きだから」というなら、チェック模様中心の部屋になり、統一感が生まれます。
そんな「自分はどんな部屋が好きなのか」という価値をたった1つでいいから、決めると、部屋全体が整っていきます。
実際の物が整理整頓されるだけでなく、部屋全体の「雰囲気」までも整理整頓されていくのです。
これは、一人暮らしのほうが実現させやすい。
住む人間が1人ですから、その人の持っている価値が中心になればいいだけだからです。
だからとはいえ、2人や3人で暮らす生活はよくないかというと、そういうわけでもないのです。
少し実現するのが難しくなるだけであり、大切なことさえ守ればうまくいきます。
「統一感」です。
統一感さえあれば、複数の人での実現できます。
「自分の部屋のテーマは何なのか」を考えてみましょう。
私の部屋のテーマは「白」です。
白に、私はいちばんの価値を置いています。
1番は1つだけでいいです。
「白」と「チェック」では、いちばんが2つになります。
1番は、1つだけです。
もし白とチェックというなら「白いチェック」なら1つにできます。
私の部屋のテーマは白ですから、パソコンも白です。
テーブルも、白。
壁も天井も、白。
ごみ箱もごみ袋も白です。
いちばん大切な価値を1つに絞ることで、雰囲気が整っていくのです。
人間「衝動買い」をしてしまうこともあります。
つい、勢いで買ってしまうことは、人間らしい行動です。
それで買ってしまった物は本当に必要なのかというと疑問です。
衝動買いをしてしまった服は、ほとんど着ないものです。
自分の1年間を振り返り、1年間着なかった服は捨ててもいいです。
1年間も着なかったということは、必要ないということです。
服は消耗品です。
使えば使うほど、ぼろぼろになります。
反対に、使わなければぼろぼろにはなりません。
ただし、役にも立ちません。
服を、インテリアにしているなら結構です。
しかし、着るためにつくられた服は、着られてこそ、服にとってのいちばんの幸せです。
着てもらえさえすれば、ぼろぼろになっても、服は喜んでいるのです。
1年間も着なかった服は、1年間も相手にされなかったということです。
無視をされたということです。
相手にする必要がないということは、所持する必要がないということです。
1年間着なかった服は、思いきって捨ててしまいましょう。
捨てることができなければ、誰かにプレゼントしてもいいです。
1年間着なかった服は、必要ないということなのです。
空気と雰囲気は、密接な関係があります。
空気は目に見えませんが大切です。
学生時代、私が風邪で寝込んでいたときのことです。
男友達2人が、心配でお見舞いに来てくれました。
その友人が私の部屋に入るやいなや、不思議な言葉を発しました。
「空気の悪い部屋だ」
そのときの風邪の原因というのは、よくわかりませんでした。
何か無理をしているわけでも、体を冷やしたわけでもなく、原因不明の風邪でした。
しかし、その友人の「空気が悪いな」の一言で、原因がわかりました。
当時、私は空気の入れ替えをしていませんでした。
ずっと窓を閉め切ったままだったのです。
ひどいときは、1週間以上も、まったく空気の入れ替えをしなかったこともあります。
さすがに空気が悪くなっていたことでしょう。
部屋の住人である私は、少しずつ悪くなっていく空気に気づきませんでした。
本人は、気づかないものです。
しかし、友人が口にした「空気の悪い部屋だ」という一言で、気づきました。
空気の入れ替えを怠ったことから、風邪をひいてしまったのです。
空気が、人にこれほど影響を与えているとは知りませんでした。
それからは、毎日、空気の入れ替えをするようになりました。
空気を入れ替えると、気分がすっきりします。
目に見えませんが、気分に強く影響を与える要素です。
新しい空気が入ってくると、雰囲気が一新されるのです。
あなたの部屋を振り返ってみましょう。
最後に空気の入れ替えをしたのは、いつですか。
空気の入れ替えは、毎日が理想です。
どきっとすれば、今すぐ窓を大きく開けて、新しい空気を取り込みましょう。
気持ちのいい気分になれます。
あなたは、予備をいくつ持つタイプですか。
トイレットペーパーの予備、洗剤の予備、鉛筆の予備、消しゴムの予備。
予備には、さまざまな種類があります。
たしかに予備があれば、突然必要になったとき、困らずに済みます。
しかし「予備」は、曖昧です。
予備を意識し始めると、悪循環が始まります。
「あれも予備が必要。これも予備が必要。それも予備が必要」
あらゆるものにおいて、予備が必要ではないかと、思えてくるのです。
完全を意識すると、切りがありません。
予備をたくさん持つほど、整理整頓の手間も増えます。
今すぐ使うものより、いつか使う予備のほうが多くなります。
部屋の掃除を妨げてしまうのです。
どうしても必要な予備は、必要最小限に抑えることが大切です。
予備を持つときは、もう一度、よく考えてみましょう。
「これは本当に予備として必要な物なのか」と、自問自答をするのです。
物によっては、いっそのこと予備を買わないのも、賢い選択です。
必要になれば、そのときに買えばいいのです。
たとえば、歯ブラシや歯磨き粉の予備は、必要になったら、近くのコンビニですぐ買えます。
24時間営業の店で販売されているものは、予備を持つ必要がないものの1つです。
困ることがあっても、すぐ手に入れられるなら、普段から予備を持つ必要がありません。
あるいは、友人から借りるのもいいアイデアです。
その一方、予備が必要な物もあります。
たとえば、けがの治療に必要な道具や薬などは、予備を持つ必要があります。
いざというとき、1分1秒でも早く準備が必要であり、不足が許されません。
こうした判断基準を、自分なりに持つことが大切です。
部屋の広さは、有限です。
予備を否定しているわけではありませんが、必要最小限に抑えることが大切です。
本当に必要な物だけ予備を持つように、いま一度、強く意識してみましょう。
ずいぶん部屋のものの量が減るはずです。
「ちくちく、ちくちく」
ある夏の夜、おそらく深夜2時あたりのことです。
首の辺りで、何か違和感がありました。
痛いというほどではなく、ほのかに感じるかゆみと似た感覚でした。
眠っているときにかすかに感じたことだったので、深く気にせず、そのまま眠り続けていました。
翌日、目を覚ましました。
顔を洗おうと思い、洗面台の鏡の前に立ったときのことです。
「わっ。なんだ、これ!」
首の一部が真っ赤に腫れているのです。
蚊に刺されたようなかわいい傷ではなく、ドラキュラに噛まれたようなはっきりしたものでした。
母に見せると「ダニのしわざ」だと言います。
睡眠中に感じた違和感は、ダニに噛まれていた痛みなのでした。
首回りは布に覆われていないため、寝ている間にダニが噛んだ跡のようです。
心当たりはありました。
その時期、布団の洗濯や日干しを怠っていたのです。
夏場ですから湿度も高く、睡眠中にかいた汗の影響もあって、ダニが繁殖しやすい条件がそろっていたのでした。
布団はとてもきれいでしたが、その見た目の判断がよくありませんでした。
見た目はきれいでも、ミクロの世界では小さなダニがたくさんいたのです。
「これはいけない!」と思い、すぐ洗濯をして日干しをしました。
定期的な布団の洗濯と日干しは必須です。
物品の整理整頓ももちろん大切です。
しかし「部屋のきれいさ」とは、見た目だけのことではありません。
見た目はきれいなカーペットでも、もしかしたらダニでいっぱいだとどうでしょうか。
座布団、エプロンなど意外なところにも潜んでいます。
快適な生活空間や寝心地を楽しむためにも「ダニ」という小さな生き物には要注意です。
目に見えないほど小さいからこそ、肉眼できれいになっているかどうかは、正しく判断できません。
定期的な洗濯や日干しという習慣が大切なのです。
複数の人と一緒に住むときは、部屋をまとめるのが難しいです。
2人以上で住むと、なかなか部屋のまとまりがうまくいきません。
私は学生時代、友人と3人で一緒に暮らしたことがあります。
当然、初めは部屋をまとめるのが大変でした。
お互いに主張があり、部屋がうまくまとまりにくいのです。
しかし、ささいな工夫で、実は簡単に部屋をまとめることができます。
部屋ごとに、誰の担当か決めることです。
「たんすはA君。台所はB君。カーペットはC君」のように、部分ごとに誰の担当かを決めるのではありません。
「この部屋はA君。あの部屋はB君。トイレはC君」と部屋ごとで決めたほうが、きれいにしやすいです。
私が友人と3人で同居をしていたときも、部屋ごとに担当を割り当てるようになってから、うまくいくようになりました。
1つの部屋を1人が整えるほうが、全体を見ることができるようになるため、整えやすくなるのです。
私が一人暮らしをしているときに、猛烈に部屋を掃除する瞬間がありました。
それは、ある1本の電話から始まります。
「貴博君、今からそっちに行くから」
この瞬間から、私の中で掃除の火がつきます。
さすがにお客さんが来るのに、部屋が汚いのではかっこがつきません。
それで、猛烈に部屋を片付け始めるわけです。
部屋の掃除をするときには、やる気が大切です。
私の実家も、ときどきお客さんがやってきます。
私の父は結婚式でよく、仲人を頼まれるそうです。
そのため、よくご挨拶にと、結婚される2人が訪問します。
訪問する寸前の水口家では、大掃除が始まります。
年末の大掃除に引けを取らない勢いで掃除が始まるのです。
母は草をむしり、父は庭を掃除し始めます。
木に水をやり、玄関の靴をそろえ始めます。
いつもと違う両親の動きに、お客さんが来るときには、自然とわかるようになりました。
きれいな部屋にするためのコツは、お客さんを呼ぶことです。
お客さんが来ることがわかれば、体が勝手に動き始めます。
「悪い印象を持たれたくない」という人間の見栄は、時として、掃除のやる気を駆り立てる原動力になるのです。
きれいに見せるための、大切な色使いのコツがあります。
できるだけ原色は避けることです。
部屋をきれいに見せるための色使いは、原色を使わず、淡い色を使うだけで自然ときれいに見えてきます。
原色は、派手であるため、人の目には負担がかかります。
部屋が濃い雰囲気になり、落ち着きのない部屋になってしまうのです。
実は、白でさえも、真っ白な原色は目に負担がかかります。
真っ白な部屋はまぶしい部屋になり、きれいではあっても疲れる部屋になるのです。
ポイントは「淡い色を使うこと」にあります。
真っ白でなくても、淡い色が含まれていれば、目の負担が軽くなります。
たとえば、薄い青、薄い茶色、薄いピンク、薄い黄色です。
淡い色は、強みはありませんが、優しく上品できれいな雰囲気を演出できるのです。
部屋の色が、住む人の心に影響を与えます。
明るい色は、住む人を明るくさせます。
暗い色は、住む人を暗くさせます。
落ち着いた色は、住む人を落ち着かせます。
部屋の色をコーディネートするときに、まずあなたはどんな気持ちで部屋に住みたいか考えましょう。
明るい気持ちになりたければ、明るい色で決まりです。
落ち着いた気持ちになりたければ、落ち着いた色しかありません。
心理学で、こんな実験がありました。
ある部活動の部室に設置しているライトを、明るいオレンジ色から、暗い青色に変えたそうです。
そうすると部員が次々と、体の不調を訴えるようになりました。
これは、暗いライトのために、血色が悪く見え、不調でなくても不調であるように見えたため、本人の心にまで影響を与えたのです。
ライトが暗いと、肌が暗くなり、心まで暗くしてしまうのです。
色の力を侮ってはいけません。
どの色を選ぶかによって、住む人の心の状態まで影響させてしまうのです。
ちなみに私の部屋の壁と天井は、白い色にしています。
カーペットは、淡い茶色です。
バスルームだけは特別で、ピンク色にしています。
友人は「女の子と住んでいるの?」と言いますが、私は一人暮らしです。
ピンクの理由は、まったく別のところにあります。
ピンク色は、活力を与える色です。
1日の終わりにはお風呂に入ります。
たいていお風呂に入るときは、すでに疲れています。
そうしたとき、ピンクに囲まれていることで、疲れを吹き飛ばしてくれる効果があるのです。
肌の血色もよく見え、実際に体調が悪くても、体調が良いように見せてくれる効果があるのです。
バスルームのカーテンをピンク色に変えて以来、明らかに体調が悪くなる回数が少なくなりました。
今の私の元気は、そんな部屋の色たちのおかげでもあるのです。
掃除には、2種類あります。
日常的な小さな規模の掃除と、年末の大掃除のような大規模な掃除です。
掃除の規模に大小はありますが、共通する掃除のコツがあります。
最後まで一気にやりきってしまうことです。
掃除を途中でやめてしまうことほど、中途半端なことはありません。
たとえ途中まできれいになっていたとしても、中途半端な状態によって、気持ちがすっきりしません。
コップを洗い始めたら、すべてのコップが洗い終わるまでやりきってしまいましょう。
洗濯物をたたみ始めたら、洗濯物1つ残らず、すべてたたみ切ってしまいましょう。
小さな掃除であろうと、大きな掃除であろうと、やるべき仕事をやりきれば、気持ちの良い達成感があります。
大変なのは、はじめの重い腰を上げるまでの時間です。
一度重い腰を上げて掃除を始めると、疲れを感じるどころか、勢いによる快感が出てきます。
この気持ちの良さが、やみつきになるのです。
勢いに乗って、一気に終わらせてしまいましょう。
勢いがあるうちに進めておいたほうが、仕事の量が増え、質が高くなります。
あとから面倒が少なくなるのです。
「きれいな部屋だね」と、一度友人に褒めてもらうことが大切です。
人間は褒められると、さらにやる気を出してしまう素直な生き物です。
私もきれいな部屋にしている理由の1つに「友人に褒められたいから」というのがあります。
10代のころ、私の部屋は、きれいでもなく、散らかってもいない状態の部屋でした。
ところがある日、友人から「きれいな部屋だね」と褒められたことがきっかけになり、積極的に掃除をするようになりました。
褒められたことが、嬉しかったのです。
「もっと褒められたいな。じゃあ、もっときれいにしよう」
これが、私の部屋のきれいさを習慣にさせていったのです。
「褒められた。褒められたい」という実に単純な動機です。
これが大きなやる気をつくってくれるのです。
部屋をきれいにするコツは、部屋を直接いじることではなく、人の心に響く褒め言葉をかけてあげることでもあるのです。
部屋をきれいにする人は、光を大切にします。
光での部屋の演出は、2種類あります。
直接光は途中に障害物もなく、直接に届く光のことです。
「日光」は、典型的な直接光です。
直接光は明るさが強く、きつく写ります。
人の顔に当たると、普通より彫りが深く写ります。
シャープな印象を与えたいときには、直接光はぴったりです。
おしゃれな服屋さんが、ショーウインドーでモデルに光を当てている光景をよく見かけます。
ショーウインドーでは、マネキン人形をかっこよく見せたい目的がありますから、直接光がよく使われています。
それに対して、間接光は一度壁に反射して届いた光、間接的な光のことをいいます。
優しい印象や柔らかい印象を与えたいときには、間接光がぴったりです。
クラブやキャバクラの店内では、間接光がほとんどです。
できるだけ柔らかく優しい印象を与えるために、店内全体を間接光で包み込んでいます。
光の使い方1つで、写る人の印象まで変えます。
自分の部屋では、どのような光できれいを演出したいのか、直接光か間接光かによって決まります。
私の部屋では、間接光を使っています。
リラックスできる部屋にしたくて、間接光を使って部屋全体の雰囲気を整えています。
部屋をきれいに見せるためには、部屋を広く見せると、きれいな部屋に見えてきます。
部屋を少しでも広く使いたければ、ベッドより布団のほうが、賢い選択です。
ベッドを押し入れにしまうことはできませんが、布団はたためば押し入れにしまうことができ、部屋を広く使えます。
たしかに寝心地の良さでは、ベッドのほうが快適です。
大きくて、弾力性があります。
それに対して布団は、上下の膨らみが小さく、背骨への負担や寝心地のよさではベッドに軍配が上がります。
ベッドと布団、どちらがいいかは、人それぞれです。
「部屋の広さ」と「寝心地の良さ」のどちらを優先するかは、本人がどちらに価値を置いているかによって決まります。
私が留学生活を送っていたころは、布団を使っていました。
部屋では、きれいさにポイントを置いているため、布団のほうが合っているのです。
布団のおかげで、朝起きれば布団をたたみ、部屋を広く使えるのです。
部屋のマナーのしっかりした人は、友人の家に遊びに行ったときも、帰り際に後片付けができる人です。
先日、私の部屋で、友人のお別れパーティーがありました。
飲み終わったビンやお菓子の袋などが散らばって「後片付けが大変になるかな」と思っていました。
そんなとき、嬉しい光景を目にします。
パーティーが終わって帰り際に、メンバー全員が後片付けを始めたのです。
メンバー全員が協力して、後片付けをしてくれる光景は「嬉しい」の一言でした。
大勢のメンバーで散らかっていましたが、短時間できれいになりました。
私も、後片付けの手間が少なくなり、助かりました。
楽しむだけでなく、終わった後のケアもしてくれると、お互いに気持ちよくパーティーを終えることができます。
みんなで楽しむことができたのですから、最後もきれいに終えたいものです。
友人の家に遊びに行ったら、帰り際の後片付けもしっかりすることで、お互いに気持ちよく終えることができるのです。
私は学校の宿題のことで、ある先輩の部屋を訪ねたことがあります。
しっかりした感じの方だったので、協力してほしいなと思いました。
しかし、部屋を見て、考えが変わりました。
散らかっているのです。
直感的に「この人には頼めないな」と思いました。
案の定、彼は期日を守ってくれず、適当な状態での協力でした。
その人の精神的な状態を見るために、部屋の状態を見ることは、ある程度当たっています。
部屋をきれいにしようと思ったら、まず自分の精神状態を整理整頓すればいいのです。
一方、私がある友人の家に遊びに行ったときのことです。
その人の部屋は、きれいに整理整頓されていました。
突然私が訪問したにもかかわらず、整理がされていたため、掃除の習慣があるということがわかりました。
「この人は心もきれいなんだな。思いやりのある人なんだろうな」
そう感じました。
ある日、その人が部屋に掃除機を借りに来たときに、頭を下げて言ってくれた「ありがとう」の一言が嬉しかったです。
やはりしっかりしている人だなと感じました。
部屋の整い方に、その人が物に対してどう思っているかが表れます。
それは、人に対してもそうです。
人に対して適当な人は、物に対しても適当で部屋も散らかっています。
人に対して優しくする人は、物に対しても優しくするから、部屋がきちんと整理整頓されています。
つまり、思いやりがあるかないかです。
部屋をきれいにするための方法は、自分の心をきれいにすることです。
心をきれいにする具体的な方法は、本を読むことです。
本を読む人は決まって、部屋もきれいに整っています。
本を読むことは、心を浄化する作用があります。
どれだけたくさん本を読んだかより、どれだけ学んだかということのほうが大切です。
部屋のきれいさと本とは、関係ないと思うかもしれませんが、関係があるのです。
目には見えない精神的な状態は、部屋の状態に正比例します。
本を読んで心が変われば、部屋も変わるのです。
部屋にたくさんものがありすぎて汚くなることはあっても、少なすぎて汚くなることはありません。
今、整理整頓ができないなら、単に物が多いせいかもしれません。
不要な物は、徹底的に減らしてしまいましょう。
物がどんどん少なくなれば、どんどん飾り気がなくなります。
極論は「シンプル」です。
ありふれたフレーズです。
きれいな部屋を目指していると、必ずここに行き着きます。
「シンプル」とは「きれい」を意味するのです。
私の部屋は、何もありません。
テレビもないし、冷蔵庫もステレオもたんすもありません。
今すぐ引っ越しができます。
部屋に物がないと、不便で困りそうです。
実際は、そうでもありません。
物がないほうが悩みは少なくなり、快適で、心まで軽やかになります。
物に頼らなくても生活していけることに気づきます。
私たちは、物に甘えすぎていただけです。
本当に必要なら、そのときに買うか、友人に借りればいいだけです。
最近は、窓にブラインドが多く使われるようになりました。
そのブラインドを、普通の布のカーテンに替えてみましょう。
それだけで、部屋の雰囲気が柔らかくなります。
自分の部屋の床が、フローリングのときとカーペットのときを想像してみましょう。
柔らかい部屋を印象づけるのは、布でできたカーペットのほうです。
布は、柔らかさを演出するために、効果的です。
実際にほこりやしみが残りやすい難点がありますが、柔らかさを優先すると、布で決まりです。
私の部屋もカーペットです。
私は、せめて自分の部屋くらいはリラックスできる空間にしたいと考えていましたから、カーペットにしました。
たしかに扱いが大変ではあります。
こまめに掃除機で掃除したり、カーペットにしみが残ってはいけないと思い、コーヒーはいつも台所で飲んだりします。
友人が遊びにきたときには、コーヒーの代わりにお茶を出すようにしています。
お茶なら、万が一こぼれても、しみが残らないからです。
そんな気遣いの結果、この部屋に住み始めて2年、いまだにしみは1つもありません。
結果としてそうなっただけです。
習慣になれば、カーペットでの生活も快適になりました。
布を部屋の要所に使うと、部屋の雰囲気を柔らかく、リラックスできる空間にできるのです。
部屋をきれいにするコツは、簡単です。
物、一つひとつに感謝することです。
感謝するのは、人間に対してだけではありません。
部屋の物、一つひとつも、生きていくうえでお世話になっています。
お世話になった服に感謝の気持ちがあると、自然と服をたたんでいます。
お世話になったバスタオルも、感謝があれば、きれいにたたんでいます。
カーペットも、毎日気持ちのいい感触を与えてもらっていることに感謝すれば、ほこりだらけの床にはならないはずです。
実は、部屋をきれいにするコツというのは、何をどうするかの方法より、本人の心の問題なのです。
この本を手にとって見ている時点で、あなたは部屋に対して何らかの気持ちがあります。
「なんとか部屋をきれいにしたい」
「きれいになったらかっこいい」
こうした部屋への気持ちがあるからです。
部屋に対して気持ちのある人は、実は、この本を読む前から、すでに部屋がきれいであるはずです。
本当に部屋が汚い人は、こうした本には目を向けません。
部屋に注意を向けるなんて、時間の無駄と思っているからです。
あなたがここまで読んでくれたなら、すでにあなたの部屋はきれいに向かっています。
住んでいるのは、心を持った人間です。
部屋の状態は、住んでいる人の心が正直に表れた仮の姿なのです。