自己管理能力の基本は、大きく分けると、2つだけです。
(1)自分でルールをつくる
(2)作ったルールをきちんと守る
車の運転免許を持っていない人が、突然、車を運転すれば、どうなるかは言うまでもありません。
うまく走れないため事故を起こすのは、時間の問題ですね。
車を運転するためには、運転免許が必要です。
鏡を見れば、自分の顔が見えます。
失敗を見れば、自分の心が見えます。
自分の心の状態は、犯した失敗を見れば、よく見えます。
手軽に楽しく自己管理能力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。
自己管理能力を鍛えるにはハードな課題に取り組んで四苦八苦するイメージがありますが、その限りではありません。
実は手軽に楽しく自己管理能力を鍛える方法があります。
自己管理をするうえで、スケジュールを紙に書くことは重要です。
人間は、頭の中で考えているだけではもやもやして、なかなか具体的な行動にならないからです。
単純に時間がたてば忘れます。
プロ野球のシーズンが始まると、各プロ野球選手が目標を口にするシーンがあります。
「今年は三冠王が目標です」
「打率三割を目指します」
買ったばかりの携帯電話は、電源を入れてもすぐ切れます。
充電がされていないので、電気供給ができず、すぐ息切れしてしまいます。
「使ってから充電」の順番ではなく「充電してから使う」というのが、本当の順番です。
3日後に打ち合わせがあるとします。
しかし、ほかに大切な用件ができてしまい、スケジュールを変更せざるを得ない状況になってしまいました。
こんなとき、あなたはどのようなスケジュール変更をしますか。
突然ですが、質問です。
今すぐ冷蔵庫の中身を即答できますか。
注目したいのは、次の2つのポイントです。
私はトラブルになったときに「まあ、死ぬわけではないからいいか」という口癖があります。
この言葉を口にした瞬間、いらいらしていた心が落ち着き、いつの間にか、自然に口にするようになりました。
「死ぬわけではないからいいか」と言うと、友人から「そんな大げさなことじゃないでしょ」と言われます。
笑われることかもしれませんが、私の部屋のトイレには、いつも紙が張ってあります。
書いてある内容はさまざまですが、特に自分の志・目標・夢が大半を占めています。
「え、なぜそんなことを?」と思うでしょう。
けがをすれば、かさぶたができます。
疲れた体も、睡眠を取れば回復します。
人間には本来「元に戻ろう」という自然治癒力が備わっています。
ご褒美を自分に用意して、頑張ってみるのも1つの手です。
「大好きなケーキが食べたいけれど、今は我慢。これができたら、ご褒美に食べてもいい」
こういうルールをつくっておけば「よし! 頑張るぞ!」という気持ちが出てきます。
「あれもやらないといけない。これもやらないといけない。やらなければいけないことがたくさんある!」
自己管理とはいえ、管理することがたくさんあると、それだけでいっぱいになります。
一つひとつの仕事は簡単なことでも、たくさんの山のように積み重なると、管理の限界を超えます。
自分の生んだわが子を大切に育てようとするのは、大変なことです。
食事をさせ、おしめを替えたり、夜中に泣いてはなだめたりと、自分の子どもを育てることは苦労の連続です。
しかし、なぜそれができるのかというと、子どもを愛しているからです。
私は今、自分の管理に機械の力を利用させてもらっています。
もちろん自分を管理することも大切ですが、人間ですから、時には不注意があります。
忘れたり、惰性が働いたり、人間には楽なほうに行こうとする性質があります。
私は高校時代に、学級委員をしていたことがあります。
中学時代からの自分とは違った新しい自分になりたいと思い、自分から立候補しました。
正直なところ「自分にできるかな」という不安がある状態で学級委員着任でしたが、実際になってみると思わぬことが起こります。
自己管理とは、気分転換力です。
気分転換をどれだけできるかが、自分をコントロールすることにつながっているといっても、過言ではありません。
朝のモード。
自己管理の基本は、集中することです。
集中するから、作業や行動の質が高くなり、管理がうまくできるようになります。
行動面だけでなく、精神面でもそうです。
忙しいときには、忙しいから休む暇はありません。
しかし、本当は、忙しいときこそ、休まなければならないのです。
ただ忙しさに任せて過ごしていると、自分の体調管理を忘れ、いつの間にかストレスがたまっていたり、白髪が増えていたりします。
「自分は大丈夫だ」
そうした口癖はありませんか。
忙しいときには「ストレスは多少あるけど、自分は大丈夫」と思います。
1人の時間は、自分を大切にする時間です。
瞑想をして、波立った自分の心を静める大切な時間です。
そういう時間があってこそ、自分を見つめて、将来の目標、やりたいことを思い描き、具体的な策を考えることができるのです。
世の中は、リズムとリズムが組み合わさり、成り立っています。
私たちは、朝に起きて、夜に寝るというリズムがあります。
そんな1日のリズムは、地球が自転しているからこそ、朝昼晩というリズムが存在しています。
問題が1つあれば、実際には1つではないと考えることです。
日常では、さまざまなことが連携されているうえで成り立っています。
問題が1つあれば、ほかにも影響を与えるはずです。
上司から仕事を頼まれたときには、頼まれたその瞬間から始めるほうがうまくいきます。
後回しにすると、もっと緊急の用事が入ってきたり、疲れがたまったりして集中できなくなります。
行動は、常に早すぎるほうがいいのです。
興味のないこと。
好きでもないこと。
気が進まないこと。
同じことを繰り返していると、誰でも飽きてしまいます。
「継続は力なり」という言葉が大切だと頭ではわかっていても、マンネリや飽きがくるため、心の緩みが出てしまいます。
同じことの繰り返しは、単調であるゆえに苦しみも発生するのです。
遠くに勉強をしに行けば、すごいように思えます。
・料理の勉強のために、イタリアへ留学する
・英語の勉強のために、アメリカへ留学する
自分の体力管理は、次の2つのパターンがあります。
・有酸素運動や筋トレによる、体力の増強
・休憩時間を積極的に取ることによる、体力の温存
自分の顔のごみは自分では見えませんが、他人から見れば一目でわかります。
心の優しい人は、親切に「ごみがついていますよ」と教えてくれます。
しかし、それを聞いた本人は「悪口を言われた。この人、むかつく」と受け止めてしまう場合が多いのです。
自己管理能力の基本は、大きく分けると、2つだけです。
この2つをいかに実行していくかが、自己管理の成否につながります。
最初のステップは「ルールつくり」です。
ルールがなければ、自己管理は始まりません。
自己管理能力が低い人は、そもそもルール自体がないのです。
ルールがなければ、その場の気分や思いつきで決めることになるので、行動が不安定になり、うまく自己管理ができません。
仕事・生活・健康のうえで心がけたいことがあれば、それをルール化しましょう。
たとえば、一例として次のようなルールが挙げられます。
「起床後、コップ1杯の水を飲む」
「1日3食きちんと食べる」
「午前中のメールのチェックは1回までにする」
「作業は『25分集中+5分の休憩』を1セットとする」
「いらいらしたら、その場で深呼吸を3回する」
「1日6,000歩は歩く」
「外食は週3回までにする」
「衝動買いは、24時間考えてから決める」
「18時以降はコーヒーを飲まない」
「7時間は睡眠を取る」
頭の中で思うだけでは曖昧になったり忘れたりするため、きちんと文字として書き記しておきましょう。
手帳やカレンダーに書き込むのも良し。
紙に書いて、壁に貼るのもおすすめです。
箇条書きでいいので、ルールを見える形にすると、実行しやすくなります。
ルールをつくるときは「数字」を含めるのがコツです。
たとえば「できるだけたくさん歩く」より「1日6,000歩は歩く」のほうがわかりやすいでしょう。
「就寝前はコーヒーを飲まない」より「18時以降はコーヒーを飲まない」とするほうが実行しやすくなります。
またルールは、難易度を上げすぎず、無理なく実行できる範囲であることも大切です。
たとえば「1日10,000歩歩く」というルールは、高い目標で素晴らしいのですが、毎日実行するのは難しいでしょう。
少し頑張ればクリアできる程度のほうが、無理なく続けられ、達成感も得やすくなります。
第2のステップは「守ること」です。
当然ですが、ルールを作っただけでは意味がありません。
大切なのはむしろここからで、作ったルールを守って実行していくのです。
たとえば「18時以降はコーヒーを飲まない」というルールを作ったら、それを守って実行します。
うまくルールを守れないことがあっても、気を取り直して続けましょう。
人間なので、ときどきうっかりすることはあって当然です。
「次こそは!」の気持ちで引き続き心がけていくことが大切です。
習慣化には、一定の時間がかかります。
続けていくにつれて、だんだんルールが日常の一部となり、当たり前の習慣となります。
ひとたび習慣化すれば、意識しなくても勝手に体が動き、自然と実行できるようになるのです。
車の運転免許を持っていない人が、突然、車を運転すれば、どうなるかは言うまでもありません。
うまく走れないため事故を起こすのは、時間の問題ですね。
車を運転するためには、運転免許が必要です。
運転免許を取得するために教習所へ通い、徹底的に交通ルールを学び、車の運転を体に染み込ませます。
交通ルールと車の運転が、共にできるようになって「運転免許証」が与えられ、公道で運転できるようになります。
このルールのおかげで交通安全は保たれ、秩序が整えられています。
しかし1つだけ、運転免許もなく突然運転させられるという「とんでもない事例」があります。
あなたの人生です。
この世に生まれたあなたは、まさに無免許の状態です。
人生という道を、いきなり運転しているのです。
生まれて数年は、親からの保護のおかげで、社会のルールを知らなくてもなんとか生きていけます。
しかし、物心がついてくれば、自分で自分をコントロールしなければならなくなります。
どう自分を管理して、どのような道を歩んでいけばいいのかは、すべて自分しだいになります。
慣れてもいない、知らないことばかりですから、人生では事故が多いのです。
けんか、悩み、妬み、恨み、怒り、焦り、失敗。
すべて事故です。
運転免許を持っていない人が起こす事故のように、心の運転免許を持っていない人が起こす事故なのです。
どう自分をコントロールして、折り合いをつけていけばいいのかわからないから苦しみが発生します。
人生には「心の運転免許」がないため、とんでもない運転で人とぶつかったり、けんかや悩みに苦しんでいたりする人が大勢います。
すべて、自分をうまくコントロールができていないからです。
車はルールを教わってから道路に出ますが、人生は突然この世に誕生するので、どう歩めばいいのかわからないのです。
「車の運転免許」の前に、まず「心の運転免許」から取得しましょう。
「心の運転免許」のほうが、はるかに大切です。
自分をうまくコントロールして、管理できるようになるということです。
悩みの根底は、すべて自分にあるのです。
鏡を見れば、自分の顔が見えます。
失敗を見れば、自分の心が見えます。
自分の心の状態は、犯した失敗を見れば、よく見えます。
私たちは、自分で自分の顔を見ることができません。
鏡を使って、自分の顔を確認します。
同じように、自分の心の状態も、自分では見えません。
心の状態を知るためにも、鏡が必要です。
心の状態を知るための鏡とは何か。
それが、失敗です。
自分の失敗を見れば、自分の心の状態がうかがえます。
「この人といると、いらいらする!」
こんな経験は、誰にでも一度はありますね。
いらいらするのは、小さな失敗の1つです。
いらいらすると思えば、そうさせる相手に問題がありそうですが、実は違います。
いらいらしているのは誰でしょうか。
自分ですね。
相手はあなたにいらいらを直接与えることはできません。
自分しか、いらいらを発生させることはできません。
そういうことに反応する未熟な自分が映っているということです。
いらいらしているのは自分ですから、自分に問題があります。
鏡を見れば自分の顔が見えるように、失敗を見れば自分の心が見えます。
ただ、自分の心の状態が見えているだけです。
相手には一切問題ありません。
それを、けんかへと発展させるか、自分改善に役立てるのかで、人生は大きく変わります。
手軽に楽しく自己管理能力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。
自己管理能力を鍛えるにはハードな課題に取り組んで四苦八苦するイメージがありますが、その限りではありません。
実は手軽に楽しく自己管理能力を鍛える方法があります。
そんな都合のいい方法があるのかと思いますが、あるのです。
それは「国内を一人旅すること」です。
団体ツアーは利用せず、個人で旅に出かけます。
一人旅ですから、自分のことをすべて自分でしなければいけません。
もちろん同伴者はいないので、頼れるのは自分だけ。
旅なので入念な準備が必要です。
忘れ物がないよう持ち物をチェックするだけではありません。
スケジュールの立案、目的地までの行き方、お金のやりくりなど、考えるべきことが多岐にわたります。
不測の事態に備え、予備の持ち物を準備することも必要になるでしょう。
一人旅では自分で自分の身の安全を守る必要があります。
初めての場所や慣れない場所を歩くことになるので、不安・緊張・プレッシャーが伴い、勇気や行動力が鍛えられます。
わからないことは、ネットで調べたり道行く人に聞いたり観光案内所に足を運んだりしなければなりません。
スリや泥棒に遭わないよう注意を心がける必要があります。
一人旅は、自分でやらなければいけないことのオンパレードです。
本来であれば苦労やストレスが伴って大変に感じるところですが、旅であれば、わくわくどきどきしながら取り組めます。
行きたいところに行く一人旅であれば、なおさらです。
さまざま課題をクリアしていくことで、自己管理能力を高めていけます。
手軽に楽しく自己管理能力を鍛えたいなら、国内の一人旅に出かけましょう。
1泊2日や2泊3日の一人旅は、連休や有給休暇を使えば簡単に実現できます。
費用がかかるといっても、近隣の市町村や都道府県であれば、低予算で実現できるでしょう。
もちろん旅なのでリスクは伴いますが、海外の一人旅に比べれば、はるかに小さなリスクで済むはずです。
国内であれば、通貨も言葉も携帯電話も通じるので安心です。
迷子になっても、近くの人に聞けばなんとかなります。
困り果てて行き詰まったときは、警察に駆け込めばいいことです。
旅を通して、経験が増えたり見識が広がったり勇気や行動力を鍛えられるメリットもあります。
国内の一人旅には、自己管理能力を鍛える要素がたくさんあります。
手軽に楽しく自己管理能力を鍛えたいなら、国内の一人旅がうってつけです。
一人旅を通して鍛えられた自己管理能力は、あなたの成長と未来につながり、仕事でも役立つのです。
自己管理をするうえで、スケジュールを紙に書くことは重要です。
人間は、頭の中で考えているだけではもやもやして、なかなか具体的な行動にならないからです。
単純に時間がたてば忘れます。
脳は「忘れるように」できています。
疲れが出てくると「まあいいか」という気持ちの緩みも出てくるようになります。
しかし、スケジュールを紙に書いた瞬間から、今日、自分は何をするべきかが明確にわかり、行動も具体的になります。
まずは、紙に書かないことには始まらないのです。
自分がしなければならないことを、紙に書いて、その紙をいつも目につく机や壁に貼っておくといいでしょう。
もう1人の自分が「さあ、次はこれをしよう!」と元気づけてくれます。
自分が何をするのかを忘れてしまったときや、目標を見失いそうになったときは、いつもその紙を眺め、自分を立て直します。
スケジュールを紙に書いて眺めると「おっと、いけないいけない」と、自分を取り戻せる働きがあるのです。
プロ野球のシーズンが始まると、各プロ野球選手が目標を口にするシーンがあります。
「今年は三冠王が目標です」
「打率三割を目指します」
「チームを優勝へと導きます」
まだ始まってもいないころから、大胆な発言を公の場で口にするのは、時期尚早に思えます。
できないようなことを、嘘をついて言っているのではありません。
実は、大切な理由が隠されているのです。
みなの前で、声を大にして宣言することで、自分を追い込む効果があるからです。
公言してしまえば、そのとおりにやるしかありません。
達成できなければ恥をかいてしまうことになりますから、自分を追い込み、底力の発揮を促しているのです。
みんなの前で宣言することは、恥ずかしいことです。
しかし、恥ずかしいだけに、人間の「恥をかきたくない」という反発のパワーが働くようになります。
底力が、むくむく湧き出てくるのです。
あらかじめ、人前で大胆に宣言することは、追い込む効果があり、効果的です。
ハイリスクの行動をするから、ハイリターンへとつながります。
あなたの今年の目標を、みんなの前で言ってしまいましょう。
ハイリスク・ハイリターン行動も、時には大切なことなのです。
買ったばかりの携帯電話は、電源を入れてもすぐ切れます。
充電がされていないので、電気供給ができず、すぐ息切れしてしまいます。
「使ってから充電」の順番ではなく「充電してから使う」というのが、本当の順番です。
この順番は、基本中の基本ですから、誰も間違えることはありません。
あらためて考えると当然のことですね。
しかし、日常生活では、間違える人が多いのです。
「使ってから充電」の順で行動している人が、実に大変多くいるのです。
たとえば、睡眠です。
睡眠不足は、忙しい人にはつきものですが、自慢できたものではありません。
睡眠不足というのは充電不足と同じだからです。
充電が不足しているというのに、勉強に集中したり、仕事をこなしたりできなくなります。
電池がないのに動かない携帯のように、睡眠で充電ができていない人が、起きている時間に元気が出るほうがおかしいのです。
「仕事で悩みがあります。元気が出ません」という人たちの悩みをたびたび耳にします。
そんな人たちの生活をひも解くと「睡眠不足」が原因になっていることがほとんどです。
充電もしないで、活動しようとしているのです。
携帯の充電不足と同じではないですか!
そもそも充電がされていないから、元気が出ないのは当然のことです。
「動かしてから充電」の順番ではないのです。
「充電してから動けるようになる」という基本を間違えないようにしましょう。
まず充電である睡眠があってこそです。
3日後に打ち合わせがあるとします。
しかし、ほかに大切な用件ができてしまい、スケジュールを変更せざるを得ない状況になってしまいました。
こんなとき、あなたはどのようなスケジュール変更をしますか。
自己管理が下手な人は、決まって「後回し」にすることが習慣になっています。
そのため(1)の後回しにしたスケジュールを立ててしまいます。
後ろ倒しにしてしまうことです。
後回しにするほうが、時間が延びて、余裕ができたかのような気になります。
でも、本当は、早く終わらせたほうが、もっと気が楽になります。
自己管理が上手な人は(2)の「スケジュールを前倒し」と心がけます。
早く終わらせたほうが、打ち合わせの内容も早く決まり、結果として早く仕事も回るようになるからです。
早めに行動する習慣は、自己管理が上手な人の共通点です。
スケジュール変更は「前倒しにする習慣」を持ちましょう。
あなたの人生を少しでもスピードアップさせて、夢への実現を早くするためには、前倒しにする習慣が必要なのです。
突然ですが、質問です。
今すぐ冷蔵庫の中身を即答できますか。
注目したいのは、次の2つのポイントです。
冷蔵庫と自己管理能力は無関係に思うかもしれませんが、実際は密接なつながりがあります。
冷蔵庫の中にあるものは、これから食べるであろう食品です。
そのまま食べる食品もあれば、調理して食べる食品もあるでしょう。
家族がいて、数人分の食品が入っていたとしても、そのうちの何割かは自分が食べることになるはずです。
冷蔵庫の中身の把握しておくことは、カロリーや栄養に影響するため自己管理につながってくるのです。
忘れてはならないのは「消費期限」です。
今日中に食べるものもあれば、近いうちに食べるものもあるでしょう。
消費期限を過ぎた食品を食べるのは要注意です。
「賞味期限」と「消費期限」は違います。
賞味期限であれば少し過ぎても問題ありませんが、消費期限は違います。
消費期限は健康や食の安全に影響することがあるため、気にしておいたほうがいいでしょう。
消費期限の切れた食品があると、食品ロスにつながるのはもちろん、お金の無駄遣いにもつながります。
アイスクリーム以外は、たいてい消費期限が設けられています。
長持ちするものもそうでないものも、消費期限までにきちんと食べることが大切です。
自己管理の一貫として、日頃から冷蔵庫の中に注意を向けておきましょう。
「冷蔵庫に何が入っているか」
「消費期限の切れた食品がないか」
この2点をきちんと答えられるようになっておきましょう。
正確に答えらえる必要はありませんが、だいたいの程度で答えられるようになっておきたい。
もちろん冷蔵庫の中の掃除や整理整頓も欠かせません。
冷蔵庫の中身が乱れている人は、自己管理能力も乱れています。
冷蔵庫の中身が整っている人は、自己管理能力も整っています。
冷蔵庫の中は、あなたの自己管理能力を表しているのです。
私はトラブルになったときに「まあ、死ぬわけではないからいいか」という口癖があります。
この言葉を口にした瞬間、いらいらしていた心が落ち着き、いつの間にか、自然に口にするようになりました。
「死ぬわけではないからいいか」と言うと、友人から「そんな大げさなことじゃないでしょ」と言われます。
一度大げさに考えてから、もう一度日常に視点を戻すと「たったこれだけのことだったのか」とわかるのです。
いわゆる「白ける」という状態です。
死という究極のトラブルと、今、目の前のトラブルとを比べて考えると、必ず目の前のトラブルのほうが小さいことに気づきます。
死という高い視点から物事を見てしまうと、視野が広く、寛大になるからです。
大局から見ると、すべてが大したことがないとわかります。
日常におけるささいなトラブルは、自分の死と比べれば、すべて大したことのないことです。
しかし、大したことのないことに、私たちはいらいらして、寿命を縮めてしまっているのです。
ジュースがこぼれて服が汚れていらいら。
人とすれ違ったときに肩がぶつかり、いらいら。
上司、先生から叱られて、がっくり。
受験に失敗して落ち込む。
友人と意見がぶつかり、怒ってしまう。
すべて、死に比べたら、大したことはありません。
寿命が短くなるのは、大したことのないことにいらいらしてしまうからです。
「別に死ぬわけではないから、まあいいか」という口癖があると、この当たり前の事実に気づいてしまいます。
いらいらしないような道を選ぶほうが、結果として心は安定して、寿命が延びていきます。
笑われることかもしれませんが、私の部屋のトイレには、いつも紙が張ってあります。
書いてある内容はさまざまですが、特に自分の志・目標・夢が大半を占めています。
「え、なぜそんなことを?」と思うでしょう。
これには自己管理をするうえで大きな理由があります。
人は怠け物ですから、ほうっておくと、つい後回しにしたり、うっかり忘れたりします。
忘れることが得意な人間に、忘れさせないような方法を採ればいいのです。
それが「トイレに行く」という行動です。
人が生きているかぎり、トイレに行くことを忘れることはありません。
生理現象であり、忘れたくても忘れられません。
そんな必ず行くトイレに、紙が張ってあるとどうでしょうか。
トイレに入ったとたんに紙が張ってあると、目に飛び込んできますから、仕方なく読んでしまいます。
自分の潜在意識にインプットされます。
すると、忘れたくても、忘れることができなくなります。
絶対に忘れることのない生理現象に、忘れやすいことをリンクさせておけば、忘れることができなくなるという賢い方法です。
これは、おすすめです。
「トイレ」という響きが不潔なイメージを持たせていますが、これを利用しない手はありません。
私が実際に自分の実生活の中で試し、その効果をはっきり実感しています。
チャンスはトイレにあるといっても過言ではありません。
トイレに行かない日はないように、トイレに書いてある紙を読まない日もありません。
どうしても忘れられなくなり、意識せざるを得なくなってしまうのです。
自己管理のポイントは、トイレにあるのです。
けがをすれば、かさぶたができます。
疲れた体も、睡眠を取れば回復します。
人間には本来「元に戻ろう」という自然治癒力が備わっています。
この自然治癒力があれば、本来は薬などいらないのです。
「けがをした! 誰か薬を持ってこい」
「体調が悪い! 栄養ドリンクを飲まないと!」
あらあら、本当にそうでしょうか。
先ほどの例のように、けがをすれば、自然とかさぶたができるではありませんか。
薬や栄養ドリンクがなくても、最初から修復する機能が備わっているのです。
体調が悪くなるというのは、言い換えれば「自然治癒力が衰えている」という警告です。
本来、人の体には自然に治癒やする力があるのですが、その力が弱くなったため、体を守る力が弱くなり、体調が悪くなるのです。
自然治癒力が衰える原因は「運動不足、水不足、睡眠不足」などさまざまです。
しかし、体調が悪くなったときに、すぐ栄養ドリンクに手を出す人は注意です。
栄養ドリンクを飲むくらいなら、きれいな水を飲んだほうが、その効果ははるかに高いのです。
人の体の60%は、水でできています。
血液の大半は水が主成分であり、水があるからこそ、栄養が体中すみずみまで行き渡るのです。
水が不足すれば、血液がどろどろになり、栄養があっても、行き渡らなくなります。
そんなときに栄養ドリンクを飲むと、さらに水不足は加速してしまい、もっと体調が悪くなります。
体調が悪くなると「栄養が足りない。もっと栄養ドリンクを……」と悪循環になるのです。
水がなければ、栄養はあっても、体に行き渡らないのです。
まず水を飲んで、体中の血液をさらさらにすることです。
血中に含まれる栄養が体を循環するようになり、自然治癒力も高くなります。
水から生まれた人間なのですから、基本も水に戻ることです。
水こそ原点であり、すべての力の源なのです。
ご褒美を自分に用意して、頑張ってみるのも1つの手です。
「大好きなケーキが食べたいけれど、今は我慢。これができたら、ご褒美に食べてもいい」
こういうルールをつくっておけば「よし! 頑張るぞ!」という気持ちが出てきます。
いつもケーキばかり食べる生活は、健康に悪影響を与えます。
しかし、せっかくおいしいケーキをまったく食べないというのも寂しいですね。
ケーキを食べるときには、誕生日のような記念日、大きなことを達成できたときのご褒美といった、活用法がいちばんぴったりです。
私も、もちろんケーキは大好きです。
しかし、いつも食べるわけにはいきません。
太るし糖分が多すぎて体に毒となります。
ケーキを食べるのは、大きなことが達成できたときだけです。
「これができれば、たまにはケーキを食べてもいいかな」と自分にご褒美を用意して頑張ります。
単純な子どもくさい方法ですが、これだけで人間はやる気になってしまうのです。
「あれもやらないといけない。これもやらないといけない。やらなければいけないことがたくさんある!」
自己管理とはいえ、管理することがたくさんあると、それだけでいっぱいになります。
一つひとつの仕事は簡単なことでも、たくさんの山のように積み重なると、管理の限界を超えます。
これを「管理地獄」といいます。
管理するだけで1日が終わってしまい、前へ進めていない状態です。
たいていこういうときには、お決まりのパターンがあります。
やらなくていい管理まで、管理しているということです。
今、自分が抱えている「しなければならないこと」は、本当に自分がやらないといけないのかと考えてみましょう。
余計な作業までしていないか。
実は誰かにお願いできることではないか。
実は、ほうっておいても問題ないのではないのか。
もっと効率のいい方法はないのか。
少しでもたくさん背負うのではなく、少しでも背負う荷物を減らすようにするのです。
背負う荷物が減ったとき、あなたは心身ともに軽くなり、疲れにくい生活に変わります。
時間も体力もなくて今までできなかったことが、できる余裕が生まれ、新しい可能性が切り開けます。
捨てることで、得られる可能性もあるのです。
切り捨てることで切り開ける可能性に目を向けましょう。
自分の生んだわが子を大切に育てようとするのは、大変なことです。
食事をさせ、おしめを替えたり、夜中に泣いてはなだめたりと、自分の子どもを育てることは苦労の連続です。
しかし、なぜそれができるのかというと、子どもを愛しているからです。
愛しているから、面倒な子どもの世話も「したい」という気持ちになります。
自分の部屋を掃除して、整理整頓をしようとするのも、愛しているからです。
部屋をきれいにしたいのは、自分の部屋だから、愛したい気持ちが働いているからです。
好きな人の携帯をチェックしたくなる気持ちや、束縛したくなるような気持ちになるのも、愛しているからです。
好きでもない人の携帯は見たいとも思いませんが、好きな人のことについては詳しく知りたくなります。
管理する力は、すべて、愛する力が原動力になっています。
大切にしたい気持ちです。
人が人であるかぎり「管理したいとは、愛したい」という表れなのです。
私は今、自分の管理に機械の力を利用させてもらっています。
もちろん自分を管理することも大切ですが、人間ですから、時には不注意があります。
忘れたり、惰性が働いたり、人間には楽なほうに行こうとする性質があります。
そのため、自分でさえ、自分をうまく管理できなくなるときがあるのです。
私は機械の力を生活のところどころに利用しています。
誰もがお世話になっているわかりやすいところでいえば、目覚まし時計です。
朝に遅刻してはいけませんから、目覚まし時計をセットして、起きる時間を設定します。
もちろんこれもれっきとした自己管理です。
自分の力で起きるわけではなく、機械に起こしてもらう方法ですが、なくては生活に困ります。
まさに機械に助けてもらっている状態です。
機械は、時と場所を選ばず容赦なく、決められたとおりの動きをします。
人が気持ちよく寝ていることは関係なく、大音量で鳴り響きます。
冷たい機械の動きですが、その動きのおかげで、自分の生活がうまく管理できているのだと思えば、温かい助けにも感じられます。
機械はたしかに冷たいですが、その動きにより、私たちは温かく助けられているのです。
パソコン、自動車、携帯電話など、それぞれ機械は冷たいですが、それを利用する人間の知恵で機械を温めることができるのです。
私は高校時代に、学級委員をしていたことがあります。
中学時代からの自分とは違った新しい自分になりたいと思い、自分から立候補しました。
正直なところ「自分にできるかな」という不安がある状態で学級委員着任でしたが、実際になってみると思わぬことが起こります。
だらだらしていた自分が、いつの間にかしっかりしてくるのです。
管理する側に立っていると、自分をまず管理しないことには他人を管理できないということに気づきます。
人にお願いをしたり、指示をしたりするためには、まず自分がしっかり考えを持って計画を立てて初めてできることです。
管理しようとすると、まず自分の管理から始めないといけないことに気づくのです。
人を管理しようという行動は、いつの間にか、自分を管理しようという行動に結びついています。
学級委員という管理する側になってみると、よくわかります。
他人の管理をしていると、自分が管理できるのです。
ゆえに、管理する側に立っていると、自分が管理できてくるのです。
他人を管理しようという行動は、自分に返ってきて、自分が管理できていることになるのです。
自己管理とは、気分転換力です。
気分転換をどれだけできるかが、自分をコントロールすることにつながっているといっても、過言ではありません。
朝のモード。
仕事モード。
勉強モード。
休憩モード。
恋愛モード。
睡眠モード。
1日のサイクルは、気分転換の連続です。
1日にたくさんのモードを切り替えて、そのたびに気分をうまく転換できていないと、次へのステップが踏みにくくなります。
仕事モードで休憩しても、心が落ち着きません。
休憩のときには休憩モードにならないといけません。
恋愛モードのときに、仕事モードでは相手に失礼です。
恋愛モードのときには、恋愛モードになっておかないといけません。
気分をうまく変える方法は、自分を管理するうえで欠かせないポイントなのです。
あなたも、そうなっていませんか。
「それはわかっている。その気分がうまく変換できないから困っているんだ」
そういうあなた、2つのことを同時にしてはいませんか。
2つのことを同時にしているから、モード同士がぶつかり合い、気分が変わりきれないのです。
1つに集中できていない状態です。
仕事モードのときに、関係のないことを考えていたり、サボっていたりすると、集中が散漫になり、仕事モードになれません。
音楽を聴きながら勉強している状態です。
2つを同時にしようとすると、どっちも中途半端になります。
浮気をしては「二兎追うものは一兎も得ず」の状態になります。
一点に集中することが大切なのです。
気分がうまく変換できないのは、2つのことを同時にしているからです。
何かほかのことを考えていませんか。
気になっていることがあるのではないですか。
集中できず、気分転換もうまくできていないのです。
自己管理の基本は、集中することです。
集中するから、作業や行動の質が高くなり、管理がうまくできるようになります。
行動面だけでなく、精神面でもそうです。
落ち込んだときには「元気にならなければ!」と思います。
落ち込んでいる自分に、無理やりカツを入れて奮い立たせようとしますが、なかなか簡単にできるものではありません。
本当は、落ち込むときには、しっかり落ち込んでおいたほうがいいのです。
しっかり落ち込んで、つらさや弱さをすべて吐き出したほうが、あとからすっきりします。
気分転換がしやすくなるのです。
悲しいときに「涙を流すとかっこ悪い。我慢しなくちゃ!」と思います。
でも、本当は、悲しいときには、目が乾ききるくらいに、思いきり涙を流しておいたほうがいいのです。
しっかり涙を流したほうが、あとからすっきりした気分になります。
たくさん涙を流すほうが、ストレスを吐き出せます。
次の回復へのステップにつながります。
中途半端な状態なら、次へのステップに進みにくくなります。
我慢をすることは、日本人の得意技です。
忍耐強い日本人は、我慢をすることが美徳と考えますが、一概にそうとも限らないのです。
自分をうまく管理するためには、集中することが大切です。
落ち込むときには落ち込み、泣くときには泣いたほうが、ストレスをうまく吐き出せ、回復も早くなるのです。
忙しいときには、忙しいから休む暇はありません。
でも、本当は、忙しいときこそ、休まなければならないのです。
ただ忙しさに任せて過ごしていると、自分の体調管理を忘れ、いつの間にかストレスがたまっていたり、白髪が増えていたりします。
自分を振り返る時間がなくなるほど忙しいときには、思いきって休んでしまうほうがいいのです。
「それはわかっている。それができないから苦労しているんだ」
では、せめて「一息入れる」くらいならいかがでしょうか。
休むまではいかないにしても、ちょっと一息入れて、一休みするくらいならできるはずです。
ちょっとの休憩でも、体には嬉しいものです。
エンジンは、ずっと動かしっぱなしでは寿命が縮みます。
ときどきエンジンを止めて、一息入れるほうが、長持ちします。
「自分は大丈夫だ」
そうした口癖はありませんか。
忙しいときには「ストレスは多少あるけど、自分は大丈夫」と思います。
しかし、そういう人に限って、ストレスによりうつになってしまう人が多いのです。
実際にうつになった人の話を聞くと「まさか自分がなるとは思わなかった」という言葉が必ず出てきます。
つまり「自分は大丈夫だ」と思っている人ほど、大丈夫ではなくなるのです。
自分は大丈夫だと思い始めた時点から、すでに自分のことが見えなくなっている状態だからです。
忙しくて、自分をきちんと見つめることができなくなるから「自分は大丈夫だ」と思い始めるようになるのです。
ついには、うつになります。
本当に大丈夫な人は「私はどうだろうか」と考えます。
余裕があるから、自分を振り返ることができ、こういう人ほど実はうつになりません。
自分を優しくケアしたり、適度に休憩を入れて一休みしたりしますから、ストレスへの耐性があります。
「自分はどうだろうか、大丈夫かな」と考えられる余裕があるほうが、実は大丈夫なのです。
むしろ「自分は大丈夫だ」と思い始めたら、すでに赤信号なのです。
あなたはいかがでしょうか。
今この瞬間でさえ「そんなまさか、自分は大丈夫」と思っていませんか。
1人の時間は、自分を大切にする時間です。
瞑想をして、波立った自分の心を静める大切な時間です。
そういう時間があってこそ、自分を見つめて、将来の目標、やりたいことを思い描き、具体的な策を考えることができるのです。
これは今さら言うまでもありませんね。
ただ勘違いをしている人がいるのですが、1人の時間を自然の流れでつくろうとする人がいます。
「暇ができたら、1人の時間を持とう」とそのくらいにしか思っていないのです。
この忙しい現代で、暇な時間は簡単にできるものではありません。
学生は勉強や習い事に忙しく、社会人になれば、次は仕事で忙しくなります。
結婚すれば2人で協力する生活に忙しくなり、子どもが生まれれば育児に忙しくなります。
ようやく時間ができると思った定年後になれば、次は病気です。
年を取れば、病気になり、次は病院通いの日々になり、忙しくなります。
私たちは、学校へ通い、会社へ通い、病院へ通うという忙しい日々ばかりを送っています。
なんて忙しい人生なのでしょう。
人生、暇なしです。
こんな多忙の日々のなか「暇ができたら、1人の時間をつくろう」なんて、のんきなことを言っている場合ではありません。
1人の時間とは「意識して」つくる時間です。
自然に、勝手に、いつの間にか、つくるものではないのです。
友人との飲み会をキャンセルして、意識をしてつくってこそ、自分を失わずに済みます。
自分らしい人生のために、時間を使うことができるのです。
世の中は、リズムとリズムが組み合わさり、成り立っています。
私たちは、朝に起きて、夜に寝るというリズムがあります。
そんな1日のリズムは、地球が自転しているからこそ、朝昼晩というリズムが存在しています。
「春夏秋冬」というリズムがあります。
太陽の周りを地球が公転しているというリズムがあるため、春夏秋冬が存在しています。
変えようのない偉大なリズムが最初にあって、次に私たちは、そのリズムに合わせて生きています。
「朝に起きて、夜に寝る」「夏は半袖、冬は長袖」というリズムをつくって生きているのです。
大きな単位で言えば、公転による季節の変化。
自転による1日のサイクル。
こうした「偉大なる一定のリズム」があるからこそ、私たちも、一定のリズムで生活できています。
同じ時間に起きて、同じ道で会社(学校)へ通うという同じような日々は「つまらない」と言ってしまえばそれまでです。
しかし、実はとてもありがたいことなのです。
一定のリズムがあるからこそ、私たちは長く生きられるのです。
もし、リズムがなくなればどうなるでしょうか。
寝る時間やおきる時間がいつもばらばらの人は、リズムが狂っているため、体調が悪くなります。
リズムを失ったものは、調子が狂うため、体調が悪くなり、長く生きていけなくなります。
体の中では、血液の流れやホルモンバランスなど、リズムを元に調整、分泌されています。
起きる時間と寝る時間がおかしくなれば、同時に体の調子も悪くなるのです。
リズムがしっかりしていてこそ、素晴らしい健康、長期的な目標の達成、長生きができるようになります。
リズムがあるおかげで社会は成り立ち、友人関係、学生生活を、規則正しく送ることができています。
そのリズムをつくり出している大本である、自転、地球の公転に感謝をすることです。
「朝が来れば太陽が昇り、夜がくれば日が沈む」のは「当たり前だ」と思っていますが、そうでなければ、生きていけないのです。
それは大自然が生み出した素晴らしいリズムなのです。
そのおかげで、私たちもリズムを手にしているのです。
そのリズムがあるからこそ、私たちの社会もリズムよく、回っているのですから。
問題が1つあれば、実際には1つではないと考えることです。
日常では、さまざまなことが連携されているうえで成り立っています。
問題が1つあれば、ほかにも影響を与えるはずです。
自己管理するうえで、これからお話しする事実は認識しておかなければなりません。
たとえば、あなたの右手の親指がなくなったとします。
すると、これからの生活や人生は、まったく変わることでしょう。
失ったものは親指だけでも、実際は親指以外のものも、同時に失うことになります。
コップを持つときに不自由が発生します。
仕事にも勉強にも影響が出るでしょう。
指がないことにコンプレックスを持てば、右手を隠し、握手を避けるようになります。
人間関係にも影響が出るかもしれません。
1つの問題があれば「1つ」とカウントしてしまいます。
しかし、実際には、1つの問題は、すでに2つにも3つにも増え、ほかへと波及するのです。
この広がりは、時間の経過とともにどんどんと広がります。
1つ問題があれば、1つ以上に問題が波及する事実があるのです。
トラブルが発生すれば、できるかぎり早く対処することです。
1つの問題をほうっておけば、1つだけで終わらず、波及していくからです。
誰かとけんかをすれば、早く仲直りをすることです。
「嫌いな人が1人増えた」という話だけでは終わらなくなります。
たった1人嫌いな人がいるだけで、あなたの行動に変化が現れます。
その人のことを避けるようになる行動が、日常生活、精神状態に影響します。
目つきが変わり、表情にも変化が現れ、人に与える印象も変わるでしょう。
たった1回のけんかのために、生活が楽しくなくなります。
問題改善はできるだけ早く、1つの問題は、1つでは終わらないことを知っておきましょう。
上司から仕事を頼まれたときには、頼まれたその瞬間から始めるほうがうまくいきます。
後回しにすると、もっと緊急の用事が入ってきたり、疲れがたまったりして集中できなくなります。
行動は、常に早すぎるほうがいいのです。
頼まれた仕事も、頼まれた瞬間から始めるほうが、最も質が高くなります。
遅すぎるくらいなら、早すぎる仕事を目指しましょう。
どちらも仕事の出来栄えは変わらなくても「遅いか」「早いか」は、評価がまったく変わってきます。
「遅すぎるよ」と言われるくらいなら「早すぎるよ」と言われるほうがいいのです。
興味のないこと。
好きでもないこと。
気が進まないこと。
こういうことは、なかなか熱くなれないものです。
しかし、そうは言ってもしなければいけないことがありますよね。
自分をうまくコントロールするために、熱くなれないことを熱くするためには、どうすればいいのでしょうか。
熱くなれることに、結びつけて考えるのです。
熱くないものを熱いものに近づけたとき、熱くないものまで熱くなってしまう現象があります。
寒い冬の中、暖かいたき火に近寄れば、私たちの体も熱くなるように、熱くなれないことをすでに熱いことに近づければいいのです。
冷たいものまで、一緒に熱くなります。
なぜ一緒に熱くなってしまうのかというと、関係が出てくるからです。
私は文章を書くのは好きですが、校正をするのは面倒だなと思います。
しかし、こう考えます。
「校正を勉強すれば、文章を書くことがもっとうまくなれるはずだ!」
そう思えば、熱くなれなかった校正作業まで熱くできるようになります。
熱い文章を書くという作業に、熱くなかった校正作業を関連づけることで、一緒に熱くなってしまうのです。
同じことを繰り返していると、誰でも飽きてしまいます。
「継続は力なり」という言葉が大切だと頭ではわかっていても、マンネリや飽きがくるため、心の緩みが出てしまいます。
同じことの繰り返しは、単調であるゆえに苦しみも発生するのです。
この単調な繰り返しをどう乗り越えていけばいいのでしょうか。
私も毎日「文章を書く」という、単調な作業の繰り返しをしています。
どうこの単調な作業を乗り越えているかというと、ささいなコツがあります。
自分の中で小さな違いをつくることで乗り越えています。
考え方に違いをつくってみたり、違った視点で物事を考えたり、いつもとは違う思考パターンで書いてみたりなどです。
小さな違いです。
外見に表れるようなはっきりした違いでなくてもかまいません。
あなたの中で小さな違いをつくればいいのです。
考え方、見方、受け止め方、話し方、聞き方など、自分の中でささいな変化をつくってみましょう。
視野が広がり、単調な作業も単調とは思えず、乗り越えていくことができるようになります。
遠くに勉強をしに行けば、すごいように思えます。
私は自分が留学した経験があるためよくわかるのですが、英語を勉強したければ、国内でも十分通用します。
アメリカ留学を始める人は「アメリカへ行けば、環境すべてが英語だから、勉強しなくても話せるようになる」と勘違いしています。
日常生活の中に勉強があるだけであって、勉強をしなければならないことは変わりません。
国内で勉強しようと、海外で勉強しようと、勉強には変わらないのです。
海外留学した人より、国内で一生懸命に勉強したほうが、英語が得意になっているという例は数多く存在しています。
そういう例のほうが多いかもしれません。
海外へ留学した人は、お金と場所に頼りますが、国内で勉強しようとする人は自分のハートを大切にして、勉強に工夫を凝らします。
崖から這い上がるような力強さがあるため、場所は悪くても、ハートの熱で乗り越えていくことがあります。
結果として、国内組のほうが、勝ることがよくあるのです。
勉強は、場所ではなく、ハートの問題なのです。
本当にそれは遠くに行かなければ学べないことなのかと、振り返ってみることが大切です。
純粋に英語だけの勉強なら、海外より国内のほうが、費用面では大きな節約ができるはずです。
節約できた分を、英語の勉強に充てればいいのです。
遠くに学びに行こうとすると、お金も体力も時間も必要です。
それでいて、実際は勉強の効果が薄かったりします。
勉強で大切なことは「どんな場所で勉強するか」より「どれだけ熱意を持って勉強するか」なのです。
自分の体力管理は、次の2つのパターンがあります。
体力の「増強」と「温存」は、どちらも体力管理です。
しかし、真面目な日本人は、体力管理といえば「増強」ばかりをしようとするのです。
温存は、真面目な日本人には「サボっている」という受け止め方をしてしまうことが多いからです。
お昼休みにデスクで寝ていると「やる気ないのかな」と見てしまいます。
「疲れたので、明日休ませてください」と言えば「気持ちがたるんでいる」と叱られます。
真面目な日本人は、体力管理といえばフィットネスやジムに通って、有酸素運動や筋トレをして体力を増やそうとします。
「体力をつけるためにジムへ通っています」と言えば「さすがだな、偉いなあ」と言われ、評価もされるからです。
日本人は、この言葉を聞きたいがゆえに、体力の増強を積極的にしようとします。
体力増強がいけないわけではないのですが、あまりにそればかりに偏っているために、バランスが取れていません。
体力の温存も、同じくらいに重要です。
「サボっていると思われるかな」という罪悪感があることでしょうが、疲れたときには休むのがいちばんです。
電池が切れてからでは遅いのです。
電池が切れるまで頑張ろうとするから、いきなりキレたり、うつになったりします。
電池は、切れる前に充電をしておかないといけないのです。
自分の顔のごみは自分では見えませんが、他人から見れば一目でわかります。
心の優しい人は、親切に「ごみがついていますよ」と教えてくれます。
しかし、それを聞いた本人は「悪口を言われた。この人、むかつく」と受け止めてしまう場合が多いのです。
いえ、むしろほとんどが、そのパターンです。
自己管理の究極は、他人からの批判を前向きに受け止めることです。
そもそも前向きな言葉なのですから難しいことではありません。
自分が勝手にマイナスとして受け止めているだけです。
単なる悪口で言っているわけではなく、あなたの顔にごみがついているからわざわざ教えてくれているのです。
自分の顔についているごみが自分では見えないように、自分では「問題ない」と思います。
批判を言われても「そんなはずはない。あり得ない。間違っている」と言い返します。
しかし、批判を言われる事実があるのですから、何か問題があることに目を向けることです。
自分からは、自分の顔のごみは見えません。
学校では先生から、叱られます。
友人からは、陰で悪口を言われたりします。
会社では上司に叱られたりします。
悪いのは、すべて相手に問題があるように思えます。
そう思う自分の器をもう少し大きくして「私を助けようとしてくれているのではないか」と考えればいいのです。
それらはすべてあなたを助けようとしてくれている愛の言葉です。
ありがたいことなのです。
不幸な環境ではなく、恵まれた環境です。
「自分は嫌われても、おかしいところを相手に伝えたい」と親切な人たちから、一生懸命にメッセージを与えられているのです。
これほど嬉しいことはありません。
学校へ行けば授業料を取られるところを、無料であなたに教えてくれているのです。
自己管理の究極は、批判やクレームを前向きに捉えるということです。
そもそも前向きの言葉ですから難しくはありません。
受け止め方しだいです。