私は本の中でも、特に偉人の伝記が好きです。
自分の夢のために、人生を貫いた人には「輝き」があります。
熱意や強さ、生きがいがあります。
仕事ができる人とできない人の違いは「意識」です。
トップを目指す人間にとって、最後には「意識の勝負」になります。
心ということです。
早く決断できることは、できる人になるための大切な要素です。
できる人は、とにかくやってみます。
考えるより、先に体が動いてしまうことです。
できる人は、お金より時間を大切にする人です。
お金はなくなってしまっても、また稼げば取り返せます。
しかし、時間は、なくなってしまったらそれが最後です。
私が小学生のころのことです。
習字大会で提出されているきれいな字に惚れて、ある女の子の印象が良くなった経験があります。
字がきれいだと、その子の身も心もきれいであるかのような印象を受けました。
ある経営者の話です。
「あなたが成功できた要素は何ですか」というインタビュアーの質問に対して、こう答えました。
「成功する要素は、30%は本、30%は人、30%は経験、残り10%はそのほか」
私の父には、ある口癖があります。
「要領が悪い」という口癖です。
この口癖には「段取りをよくしろ」という意味が込められ、また私の父の哲学がこの一言に圧縮されています。
世の中、早く失敗したほうが、最後にはうまくいくようになっています。
大切なことは、どれだけ早くノウハウを学ぶか。
本で学ぶことも大切なことです。
私はアメリカ留学時代、3年半、いたにもかかわらず、車は買いませんでした。
車を買わなかった理由は、友人からの話を聞いたことが影響しています。
車を持つと、生活はどう変わるのかなと想像を膨らませました。
スピードを保って、次から次へと仕事をこなす方法があります。
今の仕事をやりながら、次に何をするかを考えるとうまくいきます。
企画で担当者同士の話し合いには「今度はそれがしたい。あれがしたい」というアイデアが、次から次へと浮かんでくるそうです。
問題を解決する具体的な方法があります。
行動することです。
何を行動するかは、そのときの問題によって変わります。
ときどきプロ意識を持つことに抵抗を持つ人がいます。
「私なんかがプロ意識を持つなんておこがましい」
「実力もないのにプロ意識を持つのは恥ずかしい」
お金をもらって仕事をするかぎり、プロ意識を持つことが欠かせません。
お客さまから見れば、社員であろうとアルバイトであろうと「会社の人」として映ります。
たとえ入社したばかりの新人であろうと「会社の人」として映ることに変わりありません。
問題解決の行動には2種類あります。
(1)頭による問題解決
(2)体による問題解決
始業時間ぎりぎりに出社すると、仕事が始まってから仕事の準備をすることになります。
9時が始業時間なら、9時ぎりぎりに会社に着いて、それから仕事の準備をするため、時間のロスが発生します。
9時ちょうどにお客さまからの電話があっても、出社したばかりなので、丁寧な対応ができません。
人を助けることは、自分を助けることにつながります。
困っている人がいることで、自分にも影響してしまい、余計な時間がかかってしまうからです。
自分さえよければいいわけではありません。
意外に時間を使っているときがあります。
「迷い時間」です。
迷っている時間は、積み重なると、かなりの時間になります。
一流の人は、一流の人と付き合います。
仕事ができる人は、仕事ができる人と付き合います。
似た者同士とは、身なりや考え方だけの話ではありません。
この言葉は、私の両親がいつも口にしていた言葉です。
父も母も、同じことを言います。
耳にタコができるほど、聞かされた言葉です。
家族を大切にすることは、自分を大切にすることでもあります。
強い支えがあってこそ、強く立っていられます。
自分のことを本当に大切にしようとするなら、必ず家族も大切にするということに、いずれ気づきます。
ビジネス会議やプレゼンの際、感情的になって横やりを入れる人は、実は扱いやすい人です。
感情的になっているため、こちらが冷静沈着に対応すれば、うまく操りやすいのです。
冷静さを失うというのは、自分を見失っていることです。
できる人は、リズムを大切にします。
リズムが崩れると、できることもできなくなります。
リズムをつけるから、気分転換もうまくいきます。
できるようになるために、一度で全部を決める必要はありません。
何度も繰り返すことで体に覚えさせます。
チャレンジ習慣を続けることで、失敗をしながら学んでいくのが賢い方法です。
感謝とお礼は、早すぎて困ることはありません。
感謝とお礼は、人間関係の大切な潤滑油です。
この2つをしっかりできる人は、信頼されます。
仕事をしている感覚がなくなってしまうくらい仕事をしましょう。
やっている感覚がないのは、理想的です。
毎日継続していると、あるときから仕事をしている感覚がなくなります。
異物は貴重な存在です。
その異物は自分にとって反発を感じるから、異物と感じるのです。
異物が入ってくれば「むかつく」と表現します。
仕事ができる人は、優しい人です。
自分ができることを知っているため、知識や技術をひけらかしたりしません。
そんなことをすれば、今、一生懸命に頑張っている人たちが気を悪くするからです。
自己アピールは、自分を表現するために必要なことです。
自己アピールをしないと、相手にはあなたがどんな人なのかが伝わりません。
恥ずかしいといって隠していれば、誰も理解してくれません。
できる人は、無理をしません。
疲れたらしっかり休憩して、疲れを取ります。
話を聞けば当たり前であることですが、これをしっかり実行できている人はなかなかいないのです。
今日できることを、わざわざ明日まで延ばさないようにすることです。
今日できるのに、わざわざ明日まで延ばしてしまうと、仕事が遅れ遅れになります。
仕事をしていると、体力的にも精神的にも疲れがたまり、だるい感じになります。
私は本の中でも、特に偉人の伝記が好きです。
自分の夢のために、人生を貫いた人には「輝き」があります。
熱意や強さ、生きがいがあります。
私は本を通じて、偉人といわれる人の「ある共通点」を見つけました。
成功者はみな「あること」を心がけ、実行していることに気づいたのです。
仕事ができる人になるために、気づいた点だけでも残しておきたいと思い、この本を書くことにしました。
私が見つけた「仕事ができる人たちの共通点」です。
まずこの本を、自分のために捧げたいと思います。
本を書き始めるようになってから、1つ気づいたことがあります。
教えられることより、教えることのほうが身につくということです。
頭の中だけで考えているより、実際に文字として目に見える形にして表現することで、自分の考えがはっきりします。
頭の中でもやもやさせるのではなく、本の中で活字として言い切ってしまいます。
この本はもともと、私に向けた本です。
本来は、対象者が私1人ということになります。
しかし、きっと、これはほかの人にも役立つと確信しています。
パーソナル(個人)に向けて突き詰めていくと、必ずあるところでマス(全体)へと変化するものです。
この知恵が、ほかに読んでくださる方にも何かの役に立てれば、私はもっと嬉しいです。
成功者の共通点を一挙に公開します。
今から、できる人になるコツを教えます。
仕事ができる人とできない人の違いは「意識」です。
トップを目指す人間にとって、最後には「意識の勝負」になります。
心ということです。
二流や三流の人は、主に技能を磨こうとします。
つまり、知識や技術です。
大切な技能が不足している分、それを重点的に学ぶのは必要なことです。
その基礎が固まってひととおり学び終わると、一流も二流も技能の差はほとんどありません。
ここで差をつけるのが、意識なのです。
たとえば、ボウリングのプロは最後には、この意識の勝負になります。
技術は、ほとんど差がありません。
プロはどうするかというと、ボウリングの先生のところに学びに行きます。
プロとはいえ、学びに行くのです。
練習はどうするかというと、ほとんどしないそうです。
代わりに話だけをして、終わってしまいます。
プロは先生の話を聞いて「意識」を学んでいるのです。
早く決断できることは、できる人になるための大切な要素です。
できる人は、とにかくやってみます。
考えるより、先に体が動いてしまうことです。
「なぜ、やらなかったのか」への言い訳より「なぜやったのか」の言い訳のほうが、かっこいいです。
周りからは、行動力を認めてもらえます。
成功は、行動しなければ始まらないのです。
「調査してから始めます」より、すぐ始めてしまったほうが、より具体的な経験ができます。
調査でわかる抽象的な情報より、経験して得られた情報のほうが、圧倒的に具体的です。
私は今、本を書いています。
最初は、留学生活が終わってから書こうかと思っていました。
もっと勉強して、知識を得てからにしようかと思っていました。
しかし、やめました。
今、始めることにしました。
23年間の知識や知恵がすでに頭の中にありますから「待つ必要はない」と思ったのです。
今から始めれば、それだけ早く目標に近づけます。
目標を少しでも早く達成できれば、それだけ早く目的に近づけます。
実際に私が本を書き始めて、意外にやればできることがわかりました。
やってみないとわからないような具体的な経験が、できてきました。
やって初めて受けるクレームや、文章の微妙なニュアンスは、やってみないと経験できないことです。
今でも「早く始めて良かった」と、心から思っています。
難しく考えすぎずにやってしまえば、すぐ結果が返ってきます。
とにかく行動するだけです。
考えてわからなければ、やってしまえばいいのです。
できる人は、お金より時間を大切にする人です。
お金はなくなってしまっても、また稼げば取り返せます。
しかし、時間は、なくなってしまったらそれが最後です。
今この瞬間も、実は最初で最後なのです。
時間を大切にすれば、必ず行動力が出てきます。
時間がなくなっては、こうしてはいられないからです。
私は友人に「そんなに急いで、一気にたくさんやって、そこまで時間が惜しいですか」と聞かれます。
「はい、惜しいです」と、即答します。
時間は、お金を出してでも欲しいです。
時間だけは、地球がひっくり返っても戻ってきません。
手に入れた瞬間に失ってしまう大変貴重な資源を有効利用したいのです。
「お金を粗末にするな」と言うなら、なぜ「時間を粗末にするな」とは言わないのでしょうか。
明らかに、時間のほうがもったいないのです。
成功する人の共通点は、みな時間を大切にしています。
あっという間に終わってしまう人生は、夏休みのようです。
人の人生、終わるときにはきっと「早かったな」と思うものなのです。
フランスの心理学者ジャネは「ジャネの法則」という人間が感じる時間について、ある結果を出しました。
0歳から20歳までを20年と感じる基準で計ると、20歳から80歳まではなんと16年しか感じない結果です。
20歳を超えていれば、人生で感じる時間の半分は、すでに終わっているのです。
たしかに私も20歳を超えてからというもの、すごいスピードで毎日が過ぎていくのがわかります。
自分が小学生のころの1日はもっと長く感じていたのに、20歳を超えた今の1日は本当にあっという間です。
「この差はどうしたものか」と思うくらいです。
自分の体内時計が壊れてしまったかのようです。
時間を大切にすれば、生活も変わります。
時間を大切にすれば、生き方も変わります。
時間中心の生き方に変えることで、毎日がスピードアップしていくのです。
私が小学生のころのことです。
習字大会で提出されているきれいな字に惚れて、ある女の子の印象が良くなった経験があります。
字がきれいだと、その子の身も心もきれいであるかのような印象を受けました。
実際、習字の字がきれいな人は、心が洗練されている人が多いと思いませんか。
あなたの周りにいるきれいな字を書ける人を思い出しましょう。
やはり字がきれいな人は、それに見合うようなしっかりした人が多いです。
難しい字を勉強して、書けるようになる必要はありません。
難しい字をたくさん書いていると、難しい人だと思われます。
難しい字を書けるようになるより、きれいな字を書けるようになることのほうが大切です。
手は、気が集まるところです。
文字を書くことは、考えや気持ちを伝えることであり、気合が必要です。
気合のある人ほど手に力が入り、字にも迫力が出てくるのです。
できる人の字は、きれいです。
特に一流の人ほど、字に迫力があります。
一流の社長、監督、スポーツ選手など、道を究めた人の字は、見るからに達筆です。
たとえ行書や草書で読めなくても「この人は、ほかの人とは違う」とわかります。
単なる字とはいえ、人の心や哲学が反映される部分です。
きれいな字には、人を魅了する力があるのです。
ある経営者の話です。
「あなたが成功できた要素は何ですか」というインタビュアーの質問に対して、こう答えました。
「成功する要素は、30%は本、30%は人、30%は経験、残り10%はそのほか」
大切なことは「本」「人」「経験」です。
私が実際にいろいろな伝記を読んでみても、これは当てはまります。
偉業を成し遂げた人は、本を読んで、人と出会い、経験をして、大きくなっていった人たちです。
成長で大切なことは「本」「人」「経験」です。
一流の人になりたければ、たったこの3つから学べばいいだけです。
本は、先人の知識知恵の塊です。
人生80年とはいえ、本によってほかの人の経験も取り入れられます。
経験だけではわからなかったことが、本によって意味を知ることができるのです。
経験は、いわばデータベースです。
データベースは動きません。
しかし、データベースがあるからこそ、未来を予想して行動できます。
あるほど、深みを帯びた考えにつながります。
経験の蓄積が、その人の深みにもつながってきます。
いろいろなことを経験しているので頼りがいがあります。
行動に度胸が出てきます。
本だけではわからなかったことも、具体的な経験で初めてわかります。
人からの影響でも変わります。
私も今まで、多くの人の影響で育っています。
私が本を書くきっかけも、人との出会いがきっかけです。
以前は、本を書こうだなんて、思ってもいませんでした。
しかし、ある友人から「タカだったらできるよ。なんか将来、書きそうだから」という一言が、私の心に突き刺さりました。
「もしかしたら、自分は本当に書けるかもしれない」
そう思ってしまうのです。
そう思わされてしまったのです。
書けるかどうかは、あとから考えればいいことです。
大切なことは、私本人がそう思い込んでしまい、実際に行動に移したということなのです。
私が留学しようと思い始めたきっかけも、留学を夢見ていた友人から、何度も繰り返し話を聞かされていた影響です。
聞いてもいないのに、留学の話をされると「そんなにいいものなのかな」と思ってしまうのです。
実際に私が高校を卒業してから留学をしようと決心したのも、彼の影響なしにはあり得ません。
たくさんの人からの影響が、いつの間にか自分の中に取り込まれているのです。
私の父には、ある口癖があります。
「要領が悪い」という口癖です。
この口癖には「段取りをよくしろ」という意味が込められ、また私の父の哲学がこの一言に圧縮されています。
計画を立てると、効率よく進めます。
限られた時間の中でやりたいことをやるためには、要領よくこなすことが大切です。
やりたいことを要領よくやったほうが、もちろん早く成功できます。
私のおじいちゃんは、大工をしていました。
大工という仕事は、実はあまり儲かりません。
しかし、父は、少ないお金で少しでも効率よく人生を渡っていこうと、おじいちゃんの少ない稼ぎから大阪の大学まで進学しました。
これはなかなかできることではなく、大きな出世ということになります。
限られた時間とお金を有効に使うことがいかに大切であるか、父は人生の中で学び、いつしか口癖へと変わっていったのです。
父は、要領よくやっていくという哲学を、人生の中で学んだのです。
父の口癖の「要領が悪い」は、今まで父が経験した要領の大切さが込められた一言なのです。
世の中、早く失敗したほうが、最後にはうまくいくようになっています。
大切なことは、どれだけ早くノウハウを学ぶか。
本で学ぶことも大切なことです。
しかし、本だけでは本当には身につきません。
本当に身につくのは、経験からです。
特に「失敗経験」はとても貴重です。
失敗経験には、必ず成功のタネが含まれています。
失敗経験の数をこなしておくと、たくさんの本物のノウハウを身につけることができます。
実体験という経験ほど、ためになる勉強はありません。
できる人になるために大切なことは「失敗くらいで、くよくよしない」ということです。
本当のところ、できる人にはとてもスピードがあるため、失敗にくよくよする時間がありません。
失敗が怖い人は、スピードをつけてやればいいのです。
失敗という壁は、スピードをつけて体当たりしていくと、壁が壊れるようになっています。
壁で立ち止まってどうしようと悩まず、貫くことを想像して、体当たりしていけばいいのです。
スピードを出せ、そのうえ失敗の数もこなせます。
失敗をしているにもかかわらず、本人はそう感じていない理由は、スピードを出しているからです。
失敗して笑っている人は、スピードのある人です。
やりたいことでスピードを出せば、怖いことも怖くなくなってしまうのです。
私はアメリカ留学時代、3年半、いたにもかかわらず、車は買いませんでした。
車を買わなかった理由は、友人からの話を聞いたことが影響しています。
車を持つと、生活はどう変わるのかなと想像を膨らませました。
まず頼りにしたのは、マスメディアからの情報でした。
しかし、新聞や雑誌などの情報は、買い手に都合のいいメリットばかりが書かれていて、デメリットにはあまり触れられていません。
やはり売れるようにしたいから、都合の悪い話はあまり出てこないのです。
そういうときに頼りになるのが、体験している友人からの話です。
幸い、私の知り合いには、学生で車を持っている友人が何人かいました。
もちろん「車は便利だ」という話もありましたが、逆に大変だという話のほうに興味がありました。
当時、車を持っている友人で、車にまつわるトラブルのない人がいませんでした。
初期不良、事故、維持費の問題など、苦労している話をよく聞かされていたためです。
そういうデメリットを惜しみなく教えてくれたことに、感謝です。
欲しい気持ちはあったのですが、苦労した話を聞いているうちに、学生時代に車を買うことは不要だと思ったのです。
メリットとデメリットの両方を知ったうえで、総合的に判断できるようになります。
その結果、学生の私にとって車を持つことは、学問の妨げになる可能性が高いと判断しました。
いろいろな友人からの話を聞いていると、より正確に判断する材料になります。
車でお金を使うくらいなら、コンピューターや本など、自分の好きな分野にお金を投資したいと思いました。
親から留学をさせてもらっているため、迷惑もかけられません。
友人の愚痴の話や失敗談は、貴重な情報です。
マスメディアからの情報より、はるかに信頼できます。
いつも、ありがたく聞かせてもらっています。
真剣な表情で語ってくれると、よく伝わってきます。
話している本人は「暗い話ばかりでごめんね」と言いますが、そんなことはありません。
「貴重なお話を聞かせてくれて、ありがとう」と、感謝しています。
話を交えるうちに、友人との交友も深まります。
豊富なコミュニケーションが、人生のトラブル回避するばかりでなく、ショートカットにも役立つのです。
スピードを保って、次から次へと仕事をこなす方法があります。
今の仕事をやりながら、次に何をするかを考えるとうまくいきます。
企画で担当者同士の話し合いには「今度はそれがしたい。あれがしたい」というアイデアが、次から次へと浮かんでくるそうです。
私も今、これを書いている最中にどんどんアイデアが浮かんできています。
実は、この本を書きながら、次の本の骨組みをつくっています。
やりながら次のことを考えてしまうのは、自然なことです。
出てきたアイデアは、大切にしましょう。
アイデアを出そうと思って机に向かっても、なかなか出てくるものではありません。
アイデアは、ふと、浮かぶものなのです。
この本を書いている最中に、上手に人付き合いをするためのアイデアが、浮かんできました。
私は、近い将来「上手に人付き合いするコツ!」なんて本を書き始めることでしょう。
今の作品を、次につなげるのです。
作品を通してできた人脈なら、その人脈を通して次へつなげることでもかまいません。
やりながら出てきたアイデアを、次につなげることでもかまいません。
今回の成長を踏み台にして、上のランクへ挑戦することでもかまいません。
次から次へとドミノ倒しのようにつなげていくのです。
大切なことは「単発」ではなく「連続」です。
新幹線は動き始めるまでは、時間がかかります。
しかし、動き始めてしまえば、そのスピードでどんどん前に進んでいきます。
せっかく出たその勢いを、止めないようにすることです。
各駅停車になるのではなく、特急で行けばいいのです。
問題を解決する具体的な方法があります。
行動することです。
何を行動するかは、そのときの問題によって変わります。
悩む時間があれば、行動する時間に回したほうが、早く解決します。
解決策が思い浮かぶまで悩み続けるほうが、一見よさそうな感じがします。
しかし、行動なくして、具体的な解決策は出てきません。
解決策は、具体的な行動をすることで、初めて現実面に表れるのです。
いちばんよくないのは「何もしない」ということです。
わからないからわかるまで悩み続けることは、まったく時間の無駄になります。
何も行動していないから、もちろん解決策はなかなか出てきません。
また余計に悩む、という悪循環になります。
解決策がひとりでに歩いて自分の家のドアを叩く、ということはないと思ってください。
解決策は、自分からつかみに行くものです。
そのためには行動するだけでかまいません。
動けばいいだけです。
私がまだ学生だったころ、友人が将来の進路のことで相当悩んでいました。
そのとき印象的だったのが、積極的に行動していたことです。
あらゆる可能性を、実際に行動して試していました。
インターネットで検索したり、国際電話をして情報を手に入れたり、あるときは直接、大学教授に話を聞きにまで行っていました。
彼の具体的な行動で問題を解決していく姿は、さすがだなと思いました。
問題を解決するのは、実はとても簡単なことです。
行動すればいいのです。
行動して落ち込むことは、早く落ち込んでしまえばいいのです。
失敗すると思うから行動できないのです。
遅かれ早かれ、通らなければいけない道は、早く通るべきです。
失敗しに行こうと前向きに考えれば、行動できます。
早く行動すれば、早く解決するのです。
ときどきプロ意識を持つことに抵抗を持つ人がいます。
「私なんかがプロ意識を持つなんておこがましい」
「実力もないのにプロ意識を持つのは恥ずかしい」
「アマチュアがプロ意識を持つのは不自然だ」
もちろん仕事でも何でもないなら、別にプロ意識は必要ないでしょう。
趣味や遊びでやっていることなら、軽い気持ちであろうと中途半端で終わらせようと問題ありません。
しかし「お金をもらう仕事」であれば、必ずプロ意識を持つようにしてください。
選択の余地はなく「持つ」の1択です。
「持ってもいい」「持ったほうがいい」ではなく「持たなければいけない」というレベルです。
スキルが低かろうと、キャリアが浅かろうと、実力が不足していようと、仕事であればプロ意識を持って取り組むことが必要です。
お客さまから見れば、社員であろうとアルバイトであろうと「会社の人」として映ります。
たとえ入社したばかりの新人でも「会社の人」として映ります。
お金が発生しているかぎりは、プロ意識を持って取り組むことです。
お金をもらって仕事をするからには、スキルやキャリアに関係なく、プロ意識を持って仕事に取り組むことが大切です。
プロ意識を持つと「ベストを尽くす姿勢」が生まれます。
手抜きをすることなく、持てる力をすべて発揮しようとなり、自然とクオリティーの高い仕事ができるようになります。
「大した結果しか出せなくて申し訳ない」と思うかもしれませんが、胸を張って自信を見せてください。
頼りない姿勢を見せるのはお客さまを不安にさせます。
時には演技も必要となりますが、少なくともプロ意識を持って「ベストを尽くす」という姿勢だけは徹底することです。
お金に見合うだけの仕事ができないなら、1日でも早く実力を身につけ、お金に見合うだけの仕事ができるようになりましょう。
プロ意識を持つから、仕事に対する誠実な姿勢が生まれ、結果としてクオリティーも高くなります。
プロではなくても、プロ意識を持ってベストを尽くし、少しでもお客さまに満足していただける結果を出すことです。
お金をもらう仕事であるかぎり、プロ意識は必須なのです。
お金をもらって仕事をするかぎり、プロ意識を持つことが欠かせません。
お客さまから見れば、社員であろうとアルバイトであろうと「会社の人」として映ります。
たとえ入社したばかりの新人であろうと「会社の人」として映ることに変わりありません。
お金をもらって仕事をするからには、スキルやキャリアに関係なく、プロ意識を持って仕事に取り組むことが大切です。
では、お金をもらっていない仕事ならプロ意識を持たなくていいのでしょうか。
いいえ、これも違います。
お金をもらう仕事でなくても、プロを目指しているなら、堂々とプロ意識を持っていいのです。
「上を目指したい」「素晴らしい仕事をしたい」などの成長目標があるなら、どんどんプロ意識を持つことです。
プロ意識を「プロだけに許されたもの」と誤解しないことです。
あくまで意識の話です。
どんな意識を持つかは、個人の自由です。
アマチュア意識のままでは、プロになるのはおろか、永遠のアマチュアで終わってしまいます。
プロ意識を持つから飽くなきチャレンジに挑戦でき、どんどんスキルが磨かれていきます。
そして、本当にプロになっていくのです。
まだ十分な実力が身についていなくても「私はプロだ!」という意識を持つことは大いに推奨です。
「いつか絶対プロになってやる!」という思いがあるなら、アマチュアのうちからプロ意識を持ってください。
「私はプロだ!」という意識を持つことで、仕事に対する姿勢が引き締まります。
目線が上向きになり、集中力が高まり、右肩上がりの成長が実現します。
クオリティーの高い仕事ができるから、プロ意識を持つのではありません。
プロ意識を持つから、クオリティーの高い仕事ができるのです。
プロ意識を持つことに早すぎることはないのです。
問題解決の行動には2種類あります。
頭と体を使った良い例の1つに、就職活動があります。
就職活動は、実際に会社での面接だけではありません。
今は、インターネットでの採用情報が多くなりました。
自分の家にいながらにしてインターネットで会社の情報を集め、そのうえパソコンから履歴書を送れます。
次に、実際に会社へ面接を受けに行く。
これが頭と体を使った具体的な行動です。
頭を使ってインターネットで情報収集をして、体を使って実際に会社に面接を受けに行く。
このように頭と体をどんどん使って行動していくことは、素早い問題解決につながります。
頭だけで良いというのではありません。
もちろん体だけで良いわけでもありません。
頭と体の両方を使った行動が、いちばん理想的な解決へとつながります。
私は学生時代、いろいろなクラスの情報を集める情報収集係をしていました。
要領よく授業を進めたいし、早く卒業をしたかったからこそ、率先して情報収集に精を出していました。
自宅にいながら、すでにその先生の授業を受けた友人に電話をして話を聞き、情報を集めていたものです。
2人いれば、2人に電話します。
3人いれば、3人に電話します。
実際に、私が教室に足を運び、状況を見ます。
3人からの情報が合っていても、実際に教室に行って授業を受けると、状況が違うことがよくありました。
そのとき私は「情報は、生ものだな」と思いました。
実際の行動で、初めて生の情報が手に入ります。
友人や本からの情報を頼りにすることも大切ですが、頼りすぎないように気をつけることです。
頼るのは、実際に自分の頭と体を動かして得た「生の情報」がいちばん確実です。
頭を使い、体を動かすだけで、どんどん問題は解決へと近づくのです。
始業時間ぎりぎりに出社すると、仕事が始まってから仕事の準備をすることになります。
9時が始業時間なら、9時ぎりぎりに会社に着いて、それから仕事の準備をするため、時間のロスが発生します。
9時ちょうどにお客さまからの電話があっても、出社したばかりなので、丁寧な対応ができません。
会社としては、9時ぎりぎりに出社してもOKかもしれませんが、仕事としては9時ぎりぎり出社では遅いです。
仕事ができる人は、ぎりぎりで出社しません。
余裕を持って出社します。
30分前に出社して、仕事が始まる前に仕事の準備をします。
始業時間である9時から、スピードスタートができます。
このたった30分の余裕があるかないかは、仕事の質や量に大きく影響を及ぼします。
30分の余裕があると、出社の疲れを取ったり、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせたり、仕事の準備を進めたりできます。
始業時間前には、仕事の準備を終えておくことです。
このわずかな差が、できる人とできない人の違いなのです。
人を助けることは、自分を助けることにつながります。
困っている人がいることで、自分にも影響してしまい、余計な時間がかかってしまうからです。
自分さえよければいいわけではありません。
私たちは周りの人たちに支えられています。
支えが不安定になれば、自分も不安定になります。
自分と関係している人が困っていたら、助けてあげることで、自分の時間節約になります。
協力の輪も広がります。
人のために時間を使えば自分が損をするのではないかと思いますが、誤解です。
関係している人が困っていたら、自分の足も引っ張られてしまいますから、自分ができることを通して助ければいいのです。
良い例を挙げれば、会社のリーダーです。
優れたリーダーは、部下だけでなく、部下の家族にも気を配ります。
家族の誰かが病気になって困っているときには、知恵を提供したり良い病院を紹介したりします。
そうすることで部下の不安や心労が解消され、仕事にも集中できるようになるからです。
無駄骨ではありません。
大切なアクションです。
自分のできる範囲で人を助けることで、回り巡って自分が助かることになります。
自分に関係している人は、自分の分身だと思うことにしましょう。
意外に時間を使っているときがあります。
「迷い時間」です。
迷っている時間は、積み重なると、かなりの時間になります。
今日の予定がはっきりせず、どうしようか迷っているときは、お約束の法則があります。
たいてい、どちらでもいいのです。
迷っているということは、比べていることが似ている証拠です。
判断がつかないほど似ているのですから、どちらでも大差ありません。
思いきってさっと決めてしまうことで、時間を短縮させることができ、次へのステップが踏みやすくなります。
私は小さいころ、母と一緒に買い物に行っていました。
お菓子を買ってもらえるからです。
お菓子を買ってもらうときには、どれにしようかと、よく迷っていました。
「どれにしようかな」と、うなって考え込む時間が長いときがあります。
お菓子は、どれもおいしそうです。
なかなか決められません。
「少しでもおいしいものを」と考えると、なかなか決断できないのです。
今、冷静になって考えると、迷うくらいどれもおいしいなら、どれでもいいのです。
子どものときは、お菓子に付いている「おまけ」が重要です。
子どもの楽しみは、おまけに左右されます。
箱の中におまけが入っているお菓子を買うとき、同じおまけが出てくると「してやられた」という気持ちになります。
同じおまけが出ないように選びます。
同じおまけが出ないように選ぶとはいえ、箱の中を透視できるわけではありません。
つまり、わからないものは、わからないのです。
開けてからのお楽しみは、しっかり開けたときにあります。
そうこう迷っているうちに、いつの間にか、母は籠をレジに通し終わっていました。
悩んで選んでいた努力も、水の泡です。
迷い時間が積み重なるほど、不毛な時間ばかりが増えます。
迷えば迷うほど、考えがもつれるだけで、かえって正確な判断を妨げます。
直感で、さっと決断することです。
さっと決断すれば、さっと行動できます。
無駄な時間がなくなり、効率的なのです。
一流の人は、一流の人と付き合います。
仕事ができる人は、仕事ができる人と付き合います。
似た者同士とは、身なりや考え方だけの話ではありません。
生き方が似ているもの同士も、一致します。
意識の高さが一致すると、相手が従事する仕事が何であろうと、話が合います。
たとえば、一流の野球監督は、サッカーで監督を務めた一流監督と話が合います。
ジャンルが異なるから話が合わないように思えますが、そうではありません。
話が合うのは、プロ意識が共通しているからです。
世界一を目指すなら、ジャンルの違いはあれ、その高いレベルへ到達するまでに味わうであろう体験は、同じです。
世界一を目指す人には、24時間365日、その仕事に人生を捧げる覚悟があります。
実際、そうしています。
誰にも負けない量をこなそうとする心がけがあります。
いちばんを目指すほど、同等のレベルの人が少なくなるため、孤独を味わうことになります。
注目を浴びるからこそ受けるであろう、数多くの中傷や批判などを経験しています。
そうした人生経験が、一致するのです。
プロ作家は、プロスポーツ選手とも、話が合うはずです。
一流の経営者は、一流の棋士とも話があるでしょう。
もし仮に今、絵画で有名なピカソが作曲家のモーツァルトと出会っていれば、話が合うに違いありません。
お互いのジャンルに違いはあれ、プロ意識は、同じだからです。
人生経験が、酷似するのです。
ここなのです。
仕事への意識を高めるなら、いろいろなジャンルの仕事に手をつけるのは、得策ではありません。
プロ意識を高めるなら、1つの仕事を、徹底するのです。
一流には、必ず「選択と集中」が存在します。
しかも、異常とも思える「選択と集中」です。
「自分はこれしかできないが、誰にも負けない自信がある」という状態になるのが理想です。
現在活躍している経営者やプロスポーツ選手たちが、それを証明しています。
「自分はこれしかできないが、誰にも負けない自信がある」という状態になっています。
選択と集中の徹底した結果です。
自分が本当に好きなこと1つだけに的を絞り、突き詰めることが必要なのです。
その意識こそ、プロ意識です。
いずれ本当に、そうなるのです。
この言葉は、私の両親がいつも口にしていた言葉です。
父も母も、同じことを言います。
耳にタコができるほど、聞かされた言葉です。
何でもない言葉に聞こえますが、深い意味が込められた言葉でもあります。
まず社会経験として、アルバイトは役立ちます。
若い時期に仕事の流れを経験することで、今後の就職に役立ったり、視野が広がったりします。
社会人になる前に、働く経験をすれば、理想と現実のギャップや社会の裏側を知ることなどができ、勉強になるはずです。
勉学では学べないものが、アルバイトにはたくさんあります。
しかし、です。
アルバイトをすることはあっても、学生時代、ずっとアルバイトばかりをするのは、おすすめしません。
大げさなことを言って、気分を害されたら、申し訳ございません。
もう少し、聞いていただけないでしょうか。
学生は、学ぶことが仕事だから、学生です。
学生時代は、その呼び名のとおり、勉強に集中する時期ですね。
利益を出す仕事は、社会人になってから、すればいいのです。
学生時代の本当の仕事は、勉強をすることそのものです。
私が学生時代、アルバイトしようとすると、親に叱られた経験があります。
「学生の仕事は、勉強だ」と言うのです。
「親はそのために学費を払っているのではない。働きたければ今すぐ就職しろ!」
続けて、こう説得します。
「息子に後悔してほしくないから、言っているんだ」と。
私はアルバイトに興味があったので、親に相談したことがありますが、いつも反対されました。
学費を出してもらっている立場上、その指示には従い、本当に勉強ばかりをやっていました。
特に興味のある分野には、力を入れて勉強しました。
たくさん本を読みました。
勉強に関することとなると、親は一転して、寛大になるのです。
私は人生でアルバイトを、2日しかしたことがありません。
この2日間も、私が親を説得してなんとか許してくれた、唯一のアルバイト経験です。
私の学生生活は、本当に勉強一色でした。
今、それで良かったと思いました。
その経験が今、執筆に役立っているからです。
私は今、親の言葉が理解できるようになりました。
「後悔してほしくない」という、人生のアドバイスです。
学生時代ほど、勉強に集中できる環境が整っている時期はありません。
そんな貴重な時期を、アルバイトで時間をつぶすのは、もったいないです。
どうしても仕事をしたければ、学生を辞めて、すぐ就職すればいいのです。
お金稼ぎや利益を出す仕事は、社会に出てからすればいいことです。
いったん社会に出ると、思いきり仕事ができます。
その代わり、一度社会に出てからは、今度は逆に勉強に集中する環境がなくなります。
もちろん本人しだいで勉強はできますが、学生時代ほどの余裕はないのです。
社会人になってから「ああ。学生時代、もっと勉強しておくべきだった」と嘆く人は、大勢います。
アルバイトばかりをしている人を見ると「ああ。学生時代、もっと勉強しておくべきだった」と悔やむ将来像が見えるのです。
学生時代、勉強に専念しなければ、長期で見て、親不孝になります。
親は、愛するわが子の成長のために、お金を出しています。
学生時代はしっかり勉強して、将来は立派な社会人になることが、親への恩返しです。
たっぷり成長した自分を親に見せ、喜ばせるのです。
家族を大切にすることは、自分を大切にすることでもあります。
強い支えがあってこそ、強く立っていられます。
自分のことを本当に大切にしようとするなら、必ず家族も大切にするということに、いずれ気づきます。
できる人は、家族を大切にする人です。
家族を大切にし、強い支えを得られているからこそ、強く生きることができています。
私の家庭では、夏休みの期間にはよく家族旅行をしていました。
私の実家は、四国の愛媛県にあります。
四国に住んでいますから、お隣の高知や香川、徳島によく家族旅行をしたものです。
時には大きなバスを1台貸しきって、親戚一同で旅行したこともありました。
数十人という大きい規模の旅行でしたが、大切なイベントでした。
家族同士、親戚同士の結束が強くなっていったのです。
親戚同士、家族内の不安がなくなれば、もちろん仕事にも専念できます。
仕事だけでなく、友人関係や恋人関係など、日常生活全体に余裕を持つことができるようになります。
家族や親戚そのものが、大切な相談役になってくれることもあります。
家族の力があってこそ自分がいられることを、心に留めておきましょう。
強い人は、強いのではなく、強く支えてもらっているだけです。
家族を大切にして強い支えを得られることで、結果として強く生きることができているのです。
ビジネス会議やプレゼンの際、感情的になって横やりを入れる人は、実は扱いやすい人です。
感情的になっているため、こちらが冷静沈着に対応すれば、うまく操りやすいのです。
冷静さを失うというのは、自分を見失っていることです。
感情的になったら、冷静さを失うため、不利になります。
相手に踊らされ、墓穴を掘りやすいのです。
一方、いらいらする場面にもかかわらず、にっこり笑顔になっている人は、強豪です。
自由に感情をコントロールできているところに、相手の精神的な余裕を感じてしまうのです。
「これくらいでは私はいらいらしません。まだまだこれからですよ」という、暗黙のメッセージが伝わってきます。
相手の言動をしっかり理解して、冷静に判断しているため、ミスが少ないのです。
仕事のできる上司ほど、いらいらしたとき、にっこり笑う習慣があります。
上司だから、にっこりしているのではなく、にっこりしているから上司になれたのです。
笑顔になっているということは、冷静になっているということです。
余裕がある証拠です。
一緒にいても明るくて楽しいし、一緒に仕事をしたいと思わせます。
そういう雰囲気が社員に伝わるから、ついていこうと思います。
人望があるからにっこりしているのではなく、にっこりしているから人望を集められるのです。
これが、多くの平社員を包括できる器です。
そういう人が、人の上に立てます。
いらいらしたときに、ありのままの感情を顔に出すのではありません。
にっこり笑顔になってみましょう。
初めは顔が引きつっていてもかまいません。
いらいらしてしまうようなとき、笑顔でいるように心がけていると、精神的に強くなれます。
次第に笑顔の習慣が身につき、精神的な余裕にも影響を及ぼしていくのです。
できる人は、リズムを大切にします。
リズムが崩れると、できることもできなくなります。
リズムをつけるから、気分転換もうまくいきます。
波を大切にするということです。
いったん波に乗ると、後は力を少し加えるだけでどんどん前に進みます。
たとえば、朝昼晩のリズムが崩れると、仕事の調子が狂います。
太陽が出ているときに寝てしまったら、寝つきが悪く、寝起きも悪くなります。
もし朝食を抜いてしまうと、脳のエネルギーであるブドウ糖が不足して頭が十分に働いてくれません。
朝食をしっかり取ることで、しっかり午前中の仕事ができます。
エンジンはガソリンが足りないと、動いてくれません。
朝食を取れば、脳にエネルギーがしっかり行き届き、頭の回転に良い影響を与えます。
また昼食の後に頭を使う仕事をしようとしても、これは難しいことです。
食べた直後は、体の神経が胃に集中するために、頭はぼうっとします。
頭が働きにくい時間に、頭を使おうとしても、すでに胃が活動しているのです。
本当は昼食の後に軽く昼寝ができれば、理想的です。
昼食を取るタイミングを、お昼の12時から15時にずらして食べてしまっては、今度は夕食を取るタイミングがずれます。
朝昼晩の一定のリズムをしっかりすれば、毎日のリズムもしっかり整います。
週末にはしっかり休養を取ることで、たまった疲れを吐き出せ、1週間のリズムも整います。
無理はしないということです。
「無理をする」というのは、言い換えれば「リズムを崩す」ということです。
そのときはそれでもいいかもしれません。
しかし、後になり、ずれてしまった分の波は必ずやってきます。
どれほどリズムがきれいであるかは、本人がどれほど当たり前のことをしているかです。
きれいなリズムは、特別なことをしなくてもいいのです。
難しいことをする必要はありません。
当たり前のことを、徹底するだけでいいのです。
私は留学時代に、何人かのモデルの人と出会う機会がありました。
そのうちの1人と、仲良くなったことがあります。
その子は、スタイルがいい子でした。
ただ太っていないだけではなく、痩せてもいないのです。
モデルというのは、痩せすぎても困るらしいとのことです。
太りすぎず、痩せすぎず、これがモデルなのです。
その子と仲良くなって、一緒に遊びに出かけたり食事にいったりします。
一緒に食事をしても、食べる量も多すぎず少なすぎずと、普通です。
余った分は、テイクアウトして持ち帰ります。
「夕方に食べる」と言って、夕方になったらまた食べていました。
深夜に入る前には「もう寝るから」と言って、寝ます。
私はモデルの子は、小食で、食事に気を使う毎日なのかと思っていました。
しかし、その子は、本当に特別なことはしていません。
何かほかに秘密でもあるのかと思い「何か特別なことをしているの」と聞いてみました。
すると、意外にも「変わったことは何もしていないよ」と言われてしまいました。
出かけるときもすべてを車に頼らず、歩くときには歩きます。
結構距離があるときでも「大丈夫」と平気な顔をして歩きます。
そんなとき、気づきました。
その子は、当たり前のことを当たり前にしているだけです。
毎日の当たり前のリズムが、ほかの人よりいいのです。
きれいなリズムを描いています。
本人は「特に何もしていない」という感覚なのです。
「当たり前のことを当たり前にするだけでいいのか」と、当たり前の大切さをあらためて痛感しました。
体のバランスが崩れている人は、朝食を抜いている人に多く見られます。
そうでなくても、毎日の生活バランスを崩している人が多いはずです。
歩くのが、おっくうな人なのかもしれません。
当たり前のことを当たり前にしていないから、思うようにバランスを保てないのです。
単に、当たり前のことを当たり前にするだけでいいのです。
毎日の自分のリズムをきれいにするには、当たり前のことを徹底するだけでいいのです。
できるようになるために、一度で全部を決める必要はありません。
何度も繰り返すことで体に覚えさせます。
チャレンジ習慣を続けることで、失敗をしながら学んでいくのが賢い方法です。
天才と言われる人は、量が圧倒しています。
とにかく量をこなさなければ、始まらないのです。
発明王エジソンも、発明の量で名をあげました。
発明は1発勝負ではありません。
エジソンは、すごい数の失敗を繰り返しています。
エジソンの伝記を読んでみると、失敗の量の多さに圧倒されます。
数多くの失敗をしているうちに、気づけば成功している感じです。
成功は、たくさんの失敗の上に小さくあるだけです。
成功が1とすれば、失敗が100や1,000や10,000のときもあります。
しかし、本人は失敗を失敗だとは感じていません。
むしろ失敗も成功だと感じています。
エジソンは「失敗しても大きな収穫だ。ダメだということがわかったからだ」と言い切っています。
量をこなしていけば、あるときから質へと転化します。
質へと転化して、それでもなお続けることで必ず才能へとつながります。
私もこれは肝に銘じて、毎日量をこなしています。
このように作品の量をこなしています。
すべてが良い作品ではありません。
うまいときもあれば、下手なときもあります。
そうこうしているうちにうまく書くコツがつかめてきます。
文章の構成もだんだん慣れてきます。
どのような具体例を出すとわかりやすいかを、量をこなしているおかげでわかってくるのです。
量を経験して、初めて見えてくることがあるのです。
そのようにして、ゆっくり上達していくのです。
失敗を怖がると、何もできなくなります。
失敗をしに行くと思えば、どんどん行動していけます。
失敗の量をこなした人が、最後には強くなります。
強いから量をこなせるのではなく、量をこなしたから強くなることができるのです。
感謝とお礼は、早すぎて困ることはありません。
感謝とお礼は、人間関係の大切な潤滑油です。
この2つをしっかりできる人は、信頼されます。
しかし、お礼を言うことは、本当は当たり前のことです。
基本の中の基本です。
そんな当たり前で基本的なお礼でほかの人との差をつけるためには「早さ」がキーポイントです。
大切なことは、どれだけ早くお礼ができるかにかかっています。
今日、お世話になったことを1カ月後に言っては、すでに感情が冷めてしまっています。
まだ、出来立てホヤホヤの状態でお礼をすると新鮮な気持ちが伝わります。
特別なお礼をする必要はありません。
先に延ばさず、早くお礼をするだけでいいのです。
私の友人で、お礼の早い人がいます。
いつもその人は、目の前でお礼の手紙を書いてから帰っていきます。
必ずです。
私はときどきなのかと思っていましたが、必ず手紙を書いてから帰っていくところに、驚きと嬉しさを感じました。
手紙には、あとから連絡しやすいように自分の電話番号、名前はもちろんのこと、ユニークな文章表現もあり、見応えがあります。
そんなお礼の手紙を上手に書けているところを見ると、日頃からお礼を大切にし、慣れていることがわかります。
私もその人の影響で、できるかぎりお礼は早くしようと心がけています。
あとからお礼をしようと思って、何度も失敗したことがあります。
ですから今しか時間がないと思えば、相手の目の前ででも、お礼の手紙を書くこともあります。
お礼は、そのくらいの勢いであってほしいのです。
どんどんお礼をしましょう。
お世話になっている人を思い出すだけでも相当な人数になるはずです。
お礼はまったく遠慮をする必要はありません。
むしろ感謝とお礼は、できるかぎり早くすることが大切なのです。
仕事をしている感覚がなくなってしまうくらい仕事をしましょう。
やっている感覚がないのは、理想的です。
毎日継続していると、あるときから仕事をしている感覚がなくなります。
感覚がなくなれば、習慣になったということです。
仕事そのものが自分にとっての日常となり、習慣になってしまったということです。
一度習慣にしてしまえば、意識せずとも体が勝手に動き始めます。
誰かがあやつり人形を操っているかのように勝手に動き始めるのです。
私は今、読書が習慣になっています。
昔から知的好奇心が旺盛で、いつも本を読んでいました。
そのおかげで、いつの間にか読書が習慣になってしまいました。
読書をしているときに、友人から電話がかかってきます。
友人が「今、何をしていたの」と聞いてきます。
そこで私が「本を読んでいたよ」と答えます。
すると、友人は「へえ」と驚きます。
私は、友人が驚いていることに驚いてしまいます。
私には、読書は習慣になっていることですから、あまりに当たり前のことなのです。
読書をしている感覚さえなくなっています。
「疲れた。本でも読もう」という感じです。
習慣にしてしまえば、思ったよりできることに自分でも驚きます。
習慣にすることで、いつの間にか量をこなせ、自信へとつながります。
習慣にしてしまえば、いつの間にか成長してしまっているのです。
異物は貴重な存在です。
その異物は自分にとって反発を感じるから、異物と感じるのです。
異物が入ってくれば「むかつく」と表現します。
「むかつく」という言葉の本来の意味は、胃の調子が悪いときに吐きそうな気分になるということです。
胃がむかむかする感覚が、気分を害していらいらしたときの感覚に似ているため「むかつく」という言葉が生まれました。
若い人たちは「むかつく」という言葉を頻繁に使います。
自分の気に入らないことがあれば気分が悪くなって「むかつく、むかつく」と眉間にしわを寄せます。
むかついて吐き出すのでは、成長がありません。
むかつくのではなく、逆に飲み込んでほしいのです。
むかつくほどの異物だからこそ、それを消化できるようになれば大きく成長できます。
心の中にためるのです。
もちろんそのむかつきを消化するためには、時間がかかります。
1日で消化できるときもあれば、10年以上かかるときもあります。
むかついている度合いに応じて、消化するために必要な時間が変わります。
自分にまだ消化能力が備わっていないから、時間がかかってしまうのです。
時間はかかってもかまいません。
むかついて吐き出すのではなく、心の中にため込みながら、ゆっくりでもいいので消化できるようになりましょう。
とある人生経験がきっかけで、できなかった消化ができるようになります。
私は昔、親の口癖によくむかついていました。
母の口癖は「話を最後まで聞きなさい」という言葉です。
以前の私は、それを聞いてむかついていました。
ところが、留学の経験がきっかけで変わりました。
飲み込んで消化できるようになりました。
大切さが理解できるようになったのです。
口癖の意味を理解できるようになったとき、私の中のむかつきはすっと消えていったことを覚えています。
親ががみがみ言っていたのは、人の話を聞くことの大切さをわかってほしかったから、がみがみ何度も言っていたのです。
耳にタコができるくらい聞くことで、潜在意識まで言葉が深く入り込んでいきます。
親の「がみがみ」が、子どもである私をいつの間にか洗脳していることに気づきませんでした。
異物が入ってきたときは、自分にとって必要な要素である場合がほとんどです。
聞いたそのときはたしかに強いむかつきを感じることでしょう。
しかし、時間をかけてゆっくり考え、いろいろな人生経験を積んでいくうちに理解ができるようになります。
今は未熟であるため、むかつきが消化できないだけです。
いずれ、自分の力で消化できるようになるときのために、たくさんむかつきをためておきましょう。
今は消化できなくてもいいので、とりあえずむかつきを飲み込んでしまうことです。
消化できる日が来るまでたくさんためて、いつの日か消化できれば、一気に成長ができます。
大人になって立派になった人には、子どものころは不良だった人たちです。
そんな人は、子どものころにたくさんのむかつきを経験した分、大人になってから理解ができるようになったのです。
その分、大きく成長できた人たちなのです。
大器晩成には、若いときにたくさんのむかつきを飲み込んでおくことで、あとから大きく成長ができるのです。
仕事ができる人は、優しい人です。
自分ができることを知っているため、知識や技術をひけらかしたりしません。
そんなことをすれば、今、一生懸命に頑張っている人たちが気を悪くするからです。
一生懸命頑張っている人にアドバイスをすることは、聞いてきたときにだけすればいいのです。
本当に知りたければ「どうすればいいのですか」と向こうから聞いてきます。
そのときに、初めて答えればいいのです。
聞いてきたことだけを、わかりやすく答えればいいのです。
聞いてもいないことまで延々と話をする人がいますが、聞いてもいないことは知りたくもないことです。
もっと知りたければ、もっと聞いてきます。
私が「これはうまい教え方だな」と印象に残ったアニメがあります。
アニメ『頭文字D』の主人公のお父さんを見たときです。
主人公は、車のドライビングがうまくなりたいからと、お父さんに聞きに行きます。
お父さんは、ドライビングの達人です。
上手で、かなう相手がいないほど達人なのです。
しかし、お父さんはとても無口です。
と言うより、口で教えることではないことを知っていますから、話さないだけです。
それでも、主人公は何か1つでもアドバイスが欲しいので聞きに行きます。
そこで初めて、一言だけアドバイスをします。
それ以上のことは言いません。
主人公は一言のアドバイスを、重く受け止めます。
どういう意味なのか、実践しながら考えます。
本当にうまい人は、極限のアドバイスをします。
たった一言に、全部を圧縮できるのです。
「どうすればホームランがうまく打てますか」
野球の長嶋元監督に聞いても「簡単ですよ。こうね、パーンとバットを振るだけですよ」と答えます。
長嶋監督のアドバイスは「パーン」の一言だけです。
長嶋監督の野球人生すべての要素が、この「パーン」の一言に凝縮されているのです。
長い話は聞いている人を疲れさせます。
本当に本人のためを思うなら、一言で説明することです。
親切心からたくさん話をしてしまっては、どれが本当に大切なことなのか、逆にわからなくなります。
本人のために良いアドバイスをしようと思うなら「短く一言」につきます。
大切な言葉には、飾りは必要ないのです。
自己アピールは、自分を表現するために必要なことです。
自己アピールをしないと、相手にはあなたがどんな人なのかが伝わりません。
恥ずかしいといって隠していれば、誰も理解してくれません。
良い例が、面接です。
面接での自己アピールは、必須です。
しなければ、落とされます。
最初にどうしても抜けてならないのが、自分の本名を名乗ることです。
自分の姓と名をしっかり言えることが大切です。
本名を名乗ることさえできなければ、あなたの名前を覚えてもらうこともできません。
自己紹介がしっかりできていないと、社会に出てから人付き合いができなくなります。
社会に出てからのほうが、面接の連続です。
自己アピールがうますぎて困ることはありません。
鉄鋼王として知られるアンドリュー・カーネギーは、成功の要素として「相手の名前をしっかり覚えること」を挙げています。
名前を覚えるだけで、好印象になるでしょう。
自分の名前を名乗ることと同じくらい、相手の名前も大切にすることです。
私の友人に、名前で呼んでくれない人がいます。
いつも私のことを「ねえ、ちょっと」と呼びます。
私の名前は「ねえ、ちょっと」ではありません。
それを聞いて、私はいつもがっかりしてしまいます。
相手の名前を覚えるのが面倒だから、相手の名前を「ねえ、ちょっと」で統一しているのです。
ある女友達が、アメリカ人の彼氏に「honey(ハニー)」と呼ばれていました。
そのアメリカ人と知り合いでしたから詳しく話を聞いてみると、実はほかにも彼女がいました。
それも複数です。
付き合っている女性の名前すべてを覚えることが大変で「ハニー」という呼び名で統一して呼んでいるのだそうです。
「なるほど」と思いました。
女の子は、それに全然気づいていません。
アメリカでは彼女のことを「honey(ハニー)」「sweetie(スウィーティー)」「dear(ディアー)」と呼びます。
文化ですから、それでもいい。
ただ本当に相手のことを大切に思うなら、楽な呼び方は失礼です。
名前を漢字まで聞いてくれる人には、好感が持てます。
名前の漢字まで聞かれて、気を悪くする人はいません。
漢字まで聞かれて、気分よくなってくれる人はたくさんいます。
私は以前、本名を漢字までしっかり覚えてくれていた友人に、感激したことがあります。
その子が「貴博君の名前、漢字で書けるよ」と自慢げに言い、わざわざ書いて見せてくれただけなのですが、感激しました。
相手の名前を、フルネームと漢字まで覚えることができる人は、なかなかいるものではありません。
せいぜいよくて、名字を漢字で書けるくらいです。
それだけに余計に嬉しく感じてしまったのです。
私に対してそれだけ注意を払ってくれていることが、ぴんと伝わってくるのです。
それからというもの、人の名前はしっかり覚えようと強く思いました。
名前は覚えようとしないから、覚えられないだけです。
覚えようと意識すれば、しっかり頭に入ってきます。
相手の名前を覚えることは、上手な人付き合いにつながっていくのです。
できる人は、無理をしません。
疲れたらしっかり休憩して、疲れを取ります。
話を聞けば当たり前であることですが、これをしっかり実行できている人はなかなかいないのです。
日本人は「無理をする」という言葉が大好きです。
「無理をしない」と口では言っても、無理をすることがかっこいいことだという意識があり、日常でも無理な行動に出ています。
倒れるくらいまで一生懸命になることが、かっこいいことだと思っているのは世界の中でも日本人くらいです。
私の母は、朝、仕事へ行って昼に帰れば、すぐ寝ています。
理由を尋ねてみると「疲れているとやる気が出ない。仕事もはかどらない」と言います。
1時間くらい寝たら、ぱっと起きて、また仕事を始めます。
母はこのサイクルが、毎日リズムよくできていました。
私は母と違って、10代のころは疲れても、無理をして勉強してしまうタイプでした。
寝ることや休むことに、罪悪感があったのです。
しかし、休憩を取らずに無理をしても、勉強がはかどりません。
全然頭が回らずもやもやし、しっかりした勉強ができないのです。
あるときから私も母と同じように、昼には昼寝をする習慣に変えてみました。
するとこれが思ったより効果があり、驚いたことを覚えています。
たった10分だけの睡眠でも、驚くほど疲れが取れるのです。
体の疲れが軽くなるのではなく、頭の疲れが軽くなるのです。
ある医学界での発表によると、昼の10分は夜の1時間に相当するといいます。
今、私は昼寝を習慣にしています。
おかげで午前中にたまった疲れを取ることができるようになりました。
イタリアでは「シエスタ」という昼寝の習慣があります。
仕事の昼休みには、なんと、みんなが昼寝をします。
休憩をしっかり取ることで、午あとからも生き生き仕事ができるようになるからです。
しかし、実際、世界のビジネスは、アメリカの習慣が中心に動いています。
もし世界のビジネスがイタリア中心で動くようなことになれば、世界中が昼寝をすることでしょう。
アメリカ中心のビジネスで成り立っているからには、仕事で昼寝をするわけにもいきません。
世界の昼寝の習慣はさておき、大切なことは疲れたときにはきちんと休むことです。
昼寝が難しければ、1杯のコーヒーを飲んで、一服することでもかまいません。
もちろん目を閉じるだけでも効果があります。
疲れることが悪いことだと言っているのではありません。
疲れをため込み、そのまま放置していくことがいけないことなのです。
今日できることを、わざわざ明日まで延ばさないようにすることです。
今日できるのに、わざわざ明日まで延ばしてしまうと、仕事が遅れ遅れになります。
仕事をしていると、体力的にも精神的にも疲れがたまり、だるい感じになります。
仕事を効率よく進めたいものです。
余計に、無理をしないことが大切です。
しかし、無理をすることも、時には大切です。
この2つは矛盾しています。
まったく正反対のことを言っています。
どちらが本当に正しいことなのでしょうか。
結局どちらも大切なことなのです。
無理をしないことも大切であり、その一方で無理をすることも大切です。
つまり「臨機応変に対応すればいい」ということです。
私は昔、完璧主義でした。
すべてにおいて完璧にこなさないと、気がかりが残り、嫌だったのです。
実際これは、ストレスがかかりました。
たいていは完璧にできません。
にもかかわらず、完璧にしようとするのです。
完璧にできなかったことがあれば、自分を責め、自己嫌悪に陥ります。
そのため余計に調子が狂い始める悪循環になっていました。
先ほどの「無理をしない」と「無理をする」も、どちらが最も良いわけではありません。
どちらも大切なのです。
どちらをいちばんにするかは、自分の状態や状況を見て、臨機応変に対応するのです。
自分の中に、たった1つの主義ではなく、いろいろな主義を持つことです。
「私は○○主義だから」と決め付けている人は、実は危険です。
自分の可能性を、限定しているからです。
自分で、そう思い込んでいます。
それが実際に本当かどうかは関係ありません。
その一言で「やる、やらない」を決め付けてしまっているのです。
失敗や出来事を、その主義で言い訳しているのです。
人間そんなに限定しては、限定されたことしかできなくなります。
自分の可能性を広げたければ、たくさんの主義を持つことです。
あるときはこんな主義、またあるときにはあんな主義、と持っていいのです。
自分の考え方を柔らかくすることで、臨機応変に行動できるようになり、仕事上のストレスは減っていくのです。