世の中は、スピードが加速する一方です。
さまざまなメディアでは「速ければ速いほどいい」と言っています。
しかし、本当にそうでしょうか。
スローライフとは、読んでその名のとおり「ゆっくり生活する」という意味です。
のんびり穏やかに生活する意味です。
一見すれば、世の中のスピード化に反しているように思えます。
スローライフをしようと思って、ただ遅くすることだけを心がけていませんか。
遅くすればいいという問題ではありません。
スローライフが成功するか否かのポイントは「気持ち」です。
「朝の散歩」は手軽なテンションアップの方法です。
勉強をする受験生や仕事に打ち込む社会人にとって、お金もかからず手軽に始められ、さらに即効性まであります。
どんなに眠い朝でも、歩いているうちにだんだん眠気が覚めてきて、テンションが上がってきます。
あなたは階段を上がるとき、どう上がっていますか。
階段を1段飛ばしで歩くことが習慣になっていませんか。
若い人は、1段飛ばしが当たり前という人もいます。
あなたは読書をするときに、どのようなスタイルですか。
1冊が200ページ前後もある本を読み切るのは、なかなか大変です。
隙間時間を使って、少しずつ読む人は多いことでしょう。
ぱっと思い浮かんだことを、深く考えることもなく即答すると、思わぬ間違いを引き起こします。
思いついたことをそのまま口にしてしまうと、思わぬ失言になりかねません。
相手の気持ちを無視してしまったり、相手の事情を軽く見てしまったりすることでしょう。
人はみんな、誰かを喜ばせたいと思っています。
誰かの笑顔を見たいと願っています。
人の心には、愛が内在しています。
目の前のことに、ただ集中しましょう。
多くの人が、生きる焦点がぶれています。
年を重ねるにつれて、過去を懐かしむ回数が増え、時間も長くなります。
映画を一度見て終わりにしていませんか。
ほとんどの人が「一度見て終わり」になっていることでしょう。
ぜひ、映画を見直してみましょう。
スローライフで大切なことは「たくさんの作品を楽しむこと」ではありません。
「1つの作品を何度も楽しむこと」です。
何度も繰り返し触れることで、1回目には気づかなかったことを学べます。
「さっさと食事を済ませたい」
これは、スピード人間の考え方です。
1分1秒を争うときには、たしかに食事は早いほうがいい。
タイムプレッシャーを感じているときには、人の呼吸は浅くなります。
呼吸が浅いうえに、回数も速くなっています。
落ち着きを取り戻したいときには、状況を変えることも大切ですが、まず呼吸から変えましょう。
世の中には、さまざまなおいしい飲み物があります。
ジュース。
コーヒー。
住むなら、都会がいいのか。
それとも、田舎がいいのか。
これに明確な答えはありません。
日本の弥生時代には、一度の食事は60分弱であり、噛む回数はおよそ4,000回だったといわれています。
肉を切る道具の切れ味が悪かったため、飲み込む前によく噛み砕く必要がありました。
食料の保存もできないため、しばらく経った肉は硬くなり、食べるときにはよく噛む必要がありました。
ゾロアスター教徒出身の哲学者、メヘル・バーバーは言いました。
「速く働く心は病んでいる。ゆっくり働く心は健全である。不動の心は神聖である」
心と気持ちの関係を、見事に言い表した金言です。
「速く働く心は病んでいる。ゆっくり働く心は健全である。不動の心は神聖である」
哲学者メヘル・バーバーが言った言葉の真意は「問題は心にある」ということです。
心に問題があれば、現実面でもトラブルが発生します。
目的地に急いで向かっているときには、時間のことで頭がいっぱいです。
「大変だ。時間がない!」
焦る気持ちはわかりますが、無駄な焦りです。
あなたは休憩を、どのようなタイミングで入れていますか。
「疲れたとき」
おそらくほとんどの人が、こう答えることでしょう。
私が愛用しているペンは、少し高価な物です。
ゼブラ「クリップ・オン・マルチ1000」という多機能ペンです。
黒・赤・青・緑のボールペンにシャープペンシルも加わり、さらに消しゴムまで付いています。
本来最もお金をかけるべきにもかかわらず、多くの人が品質を軽視している生活用品があります。
寝具です。
布団・枕・パジャマなど、寝るときに用いるものです。
20世紀後半から、時代はさらにスピードが増しています。
高速道路は張り巡らされ、インターネットが登場し、メールを使った通信手段も生まれました。
時代はどんどん高速化に向かっています。
スローライフでは「ゆっくり、1つずつ、確実に」が大切です。
急ぐばかりでは心に余裕がなくなるばかりか、ミスも増えます。
焦ることで判断力が低下して、間違いやすくなります。
遠くを見る習慣は、スローライフでは大切です。
スローライフを実現させようと思えば、遠くを見る習慣は欠かせません。
遠くの何を見るのかというと、2つあります。
スローライフは、ゆっくり楽しむことです。
楽しむ時間をできるだけ長くして、たくさんの幸せを感じることです。
ゆっくり楽しむ代表といえば、やはり「植物」です。
あなたは食事をするときに、がつがつ食べるタイプですか。
それともちびちびと食べるタイプですか。
スローライフでは、食事はちびちびと食べましょう。
突然ですが質問です。
最後に天井を掃除したのはいつですか。
「天井の掃除なんて必要なの?」と思う人もいるかもしれません。
あなたが洋服を買いに行ったときを思い出しましょう。
まずは自分の好みに合う服を探すことでしょう。
気に入った服を見て次にする行動といえば「値札のチェック」です。
スローライフでは、ステレオもラジカセも不要です。
たしかにリラックスできる音楽もあります。
ステレオコンポから流れる音楽だけが、音ではありません。
世の中は、スピードが加速する一方です。
さまざまなメディアでは「速ければ速いほどいい」と言っています。
しかし、本当にそうでしょうか。
たしかにスピードが有利になることはたくさんあります。
勉強でも仕事でも、やはりスピードは大切です。
では、何でもスピードがあればいいかというと、そうでもありません。
スピードを出すからこそ、大切なものが見えなくなるからです。
電車に乗っているときを思い出しましょう。
すごいスピードで走っている電車の中にいると、近くの景色が見えなくなります。
早送りしているビデオを見ているかのように、次から次へと高速で景色が変わるのでは何がどうなっているのかわかりません。
スピードが速すぎると、あってもわからなくなります。
しかし、到着する駅に近づくにつれて、だんだん電車のスピードが遅くなります。
すると、ようやく近くにある景色が見えるようになります。
驚いたことに、美しい緑が広がっていたり、近くには花が咲いていたりします。
これは、私たちの日常生活でも同じです。
速ければ速いほど、見えなくなる幸せがあります。
急いで食事をすると、おいしい食事も味がわからなくなります。
急いで歩いていると、道端に咲いている花に感動する暇もありません。
人に感謝をする時間。
大切な人を愛する時間。
自分の人生を振り返る時間。
どれも急いで余裕のないときにできることではありません。
スピードを求めすぎているからこそ、あるべき幸せが見えなくなり、大切なことを見失ってしまいます。
そこで、今踏んでいるアクセルを緩めましょう。
余裕をつくり、スローになる必要があります。
スローライフを心がけます。
ゆっくりするだけで、食事が今までよりおいしく感じられます。
それは味わう時間ができたからです。
おいしい食事をつくらなくても、すでに食事はおいしかったのです。
歩くスピードを、少し遅くしてみましょう。
ほんの少しゆっくり歩くようになれば「おや。こんなにきれいな花が道端に咲いていたのか」と気づくはずです。
今までは急いでいたからこそ、あるものも見えなくなっていました。
スローになると、今まで見えなかった幸せが見えてくるようになります。
ないわけではありません。
速すぎて、あるのに気づかなかっただけです。
スローになることで、ようやくあるはずの幸せに気づくようになります。
スローライフとは、読んでその名のとおり「ゆっくり生活する」という意味です。
のんびり穏やかに生活する意味です。
一見すれば、世の中のスピード化に反しているように思えます。
しかし「スピード、スピード」と叫ばれている世の中だからこそ、いま一度「スロー」の大切さが見直されています。
ただし、スローライフを「単なるのんびり生活」と思い込まないでください。
それは「スローライフ」ではなく、ただの「だらだらになった生活」です。
何でもゆっくりならいい、というわけではありません。
「なぜスローにするのか」という意味を考えましょう。
スローライフの真意とは「心を充実させること」です。
精神的に豊かになることです。
スピードを出すと見えなくなったり忘れがちになったりする愛や感謝、喜びや楽しみ、精神的豊かさを取り戻すのが本当の意味です。
いま一度スピードを落とし、見えていなかったことに気づきましょう。
スピードを落とすことで、早すぎるがゆえに見えなかったことが、ようやく見えてくるのです。
スローライフをしようと思って、ただ遅くすることだけを心がけていませんか。
遅くすればいいという問題ではありません。
スローライフが成功するか否かのポイントは「気持ち」です。
気持ちが緩んでいれば、だらだら生活にしかなりません。
だらだらになるとやる気を失い、マンネリの生活の始まりです。
緩みすぎた姿勢では、マナーを忘れて人間関係も悪くなり、自分を見失います。
気持ちがポイントです。
気持ちが引き締まってこそ、素晴らしいスローライフが送れます。
これがいちばん大切なことです。
どんなにゆっくりでもいいですが、気持ちだけはきちんとすることです。
引き締まった気持ちがあるから、やる気も出て、新しい行動ができます。
マナーや礼儀をわきまえてこそ、素晴らしい人間関係が構築できます。
スローながらも有意義な時間を過ごせます。
それが本当のスローライフです。
「朝の散歩」は手軽なテンションアップの方法です。
勉強をする受験生や仕事に打ち込む社会人にとって、お金もかからず手軽に始められ、さらに即効性まであります。
どんなに眠い朝でも、歩いているうちにだんだん眠気が覚めてきて、テンションが上がってきます。
五感全体を刺激するので、目が覚めやすくテンションも上がりやすいです。
当然、早歩きになるほどテンションも上がります。
さて、散歩に限らず、忙しい人は歩く速度が速いです。
「大変だ。時間がない!」
目覚まし時計に叩き起こされ、焦って学校や会社に向かう人の足取りは、必ず早歩きになっています。
だからテンションが上がるといえば上がりますが、余裕がなくなるといえばなくなります。
体と心は連動しています。
体の動く速さが早くなれば、心もスピードアップしてしまいます。
スローライフは、歩く速度を落とすところから始めます。
普段、あなたが歩くときの早さはどのくらいですか。
もう少しゆっくり歩いてみましょう。
体をゆっくり動かすと、気持ちが安定して落ち着きます。
心が落ち着けば、気持ちにゆとりができ、冷静な判断ができるようになります。
ゆっくりだからこそ、相手のことを考えたり、プレゼントをしたりする余裕が生まれるのです。
あなたは階段を上がるとき、どう上がっていますか。
階段を1段飛ばしで歩くことが習慣になっていませんか。
若い人は、1段飛ばしが当たり前という人もいます。
階段の段差が小さければ、3段飛ばしをする人もいるくらいです。
たしかに1段ずつ階段のステップを踏んで上るのは時間もかかりますし、逆に疲れます。
忙しい現代社会では「少しでも早く」という気持ちが後押しして、1段飛ばしで階段を上がる人は大勢います。
さっさと上がりたい人は、つい1段飛ばしで階段を上がってしまいます。
しかし、スローライフでは、あえて1段ずつ階段を上ることをおすすめします。
急がず、のんびり階段を上がりましょう。
1段ずつステップを踏んでいくのが、本来の階段の上がり方です。
時間もかかるし、体を動かさなければなりません。
だからこそいい。
心も体も落ち着けます
階段を1段ずつ上がることで、体を動かす量と時間が同時に増えるため、健康的です。
健康器具を買わなくても、1段ずつゆっくり階段を上る習慣があるだけで、いい運動になります。
つまずく危険性も減るため、けがをすることもなくなるでしょう。
あなたは読書をするときに、どのようなスタイルですか。
1冊が200ページ前後もある本を読み切るのは、なかなか大変です。
隙間時間を使って、少しずつ読む人は多いことでしょう。
日常生活には、ささいな時間があります。
寝る前のほんの数十分。
電車を待っている数十分。
電車で移動中の数十分。
食事を待っている数十分。
人と待ち合わせをしている時間。
わずかな時間に、読書を楽しむ人も多いでしょう。
短い時間を使って読書を楽しむのもいいですが、理解が断片的になります。
中断して読み始めるときに「どういう内容だったかな」と思い出すことから始めなければならないため、時間のロスが発生します。
やはり、読書は集中して一気に読むほうが、理解も早くスムーズです。
勢いに乗るほうが、吸収もよくなります。
集中して一気に読み切るスタイルが、いちばん効率がいい。
そこでひとつ提案です。
「読書の日」をつくってみましょう。
1日中、読書を楽しむ時間をつくってみましょう。
朝から晩まで読書を思いきり満喫します。
贅沢な時間の使い方です。
1日中使えるという精神的な余裕があるため、落ち着いて読むことができ、より深く読書を味わうことができるようになります。
たっぷり時間があれば、中断することがないため、次々とページをめくることができます。
余裕があれば、何冊かをまとめて読むのも悪くはありません。
読もうと思って買ったままのほこりをかぶっている本はありませんか。
買ったままにしている本をまとめて読んで、贅沢な1日を過ごしてみましょう。
ぱっと思い浮かんだことを、深く考えることもなく即答すると、思わぬ間違いを引き起こします。
思いついたことをそのまま口にしてしまうと、思わぬ失言になりかねません。
相手の気持ちを無視してしまったり、相手の事情を軽く見てしまったりすることでしょう。
即答をしてしまったばかりに、間違った発言をしてしまいます。
すぐ返事をするのは、間違いのもとです。
返事は、一呼吸置いてからしましょう。
たった一呼吸とはいえ、効果は絶大です。
ほんのわずかな時間があるかないかだけでも、考える余裕ができ、言い間違いや誤解を減らせます。
ゆっくりした会話を心がけることです。
会話も返事もゆっくりすることで、落ち着いて考えてから返事をしている印象を相手に与えることもできます。
言い間違いが減るだけでなく、あなたの印象までよくなるのです。
人はみんな、誰かを喜ばせたいと思っています。
誰かの笑顔を見たいと願っています。
人の心には、愛が内在しています。
「そんなこと考えたこともない。自分は冷たい人間なのではないか」
いいえ、あなたが冷たいのではありません。
ただ毎日が忙しすぎるために、大切なことに気づかないだけです。
忙しい状態のために自分のことで精いっぱい。
その大切な心が、日々の忙しさに埋もれています。
スローを心がければいい。
本来のあなたに戻ることができます。
スローに生きることで、落ち着くことができ、心に余裕が戻るからです。
心から余裕を持つことが大切です。
そうすると忘れかけていた大切な感情がよみがえってきます。
「誰かを手伝いたい」という気持ちです。
そういうときこそ、ぜひ親の家事を手伝ってあげましょう。
「手伝って」と頼まれてから手伝うのではありません。
言われる前に「手伝うよ」と自分から進んで言います。
その手間暇が相手を感動させます。
親も手間が減って楽になりますし、あなたも喜んでくれる親を見て嬉しくなるでしょう。
喜びに満ちあふれた生活がよみがえるのです。
目の前のことに、ただ集中しましょう。
多くの人が、生きる焦点がぶれています。
年を重ねるにつれて、過去を懐かしむ回数が増え、時間も長くなります。
「あのころは、楽しかったな」
なぜか過去の記憶が輝いて映ります。
一方、年を重ねるにつれて、将来の不安が大きくなります。
「この先どうなるのだろうか」
年を取ることで体力が衰え、老後が不安になります。
今現在、目の前のことがおろそかになってしまいます。
そういう考えは悪循環になります。
目の前がおろそかになると、素晴らしい未来をつくれないし、素晴らしい過去を振り返られないからです。
さあ、いま一度、目の前のことに集中しましょう。
それだけでいい。
現在に集中することが、未来の不安を取り除く唯一の方法です。
未来を切り開くいちばんの方法です。
現在しか生きていませんから、目の前のことに集中するしかありません。
この世には「原因と結果の法則」があります。
現在は、これまでの過去の「結果」です。
現在は、これからやってくる未来の「原因」になります。
目の前にあることを一生懸命にすることで、素晴らしい原因をつくり、素晴らしい結果を受け取ることになります。
現在に集中することこそ、素晴らしい過去と未来の重要ポイントなのです。
映画を一度見て終わりにしていませんか。
ほとんどの人が「一度見て終わり」になっていることでしょう。
ぜひ、映画を見直してみましょう。
1回目は内容を把握することで精いっぱいですが、2回目は内容がわかっているので、別の視点から物語を楽しめます。
最初は気づかなかった登場人物の心情がわかるようになり、物語の詳細まで把握できるようになります。
それが奥を深めるということです。
読書をするときも、一度読んで終わりにしていませんか。
事実、ほとんどの人が「一度読んで終わり」になっていることでしょう。
「いつか読むかもしれない」と棚の奥でほこりをかぶっている本を、取り出しましょう。
ぜひ、本を読み直しましょう。
1回目は内容を把握することで精いっぱいですが、2回目は内容がわかっているので、別の視点から内容を楽しめます。
行間を読むことができたり、意外な発見を見つけたりするはずです。
それが奥を深めるということです。
もちろん余裕があれば、3回目、4回目と何度も楽しんでください。
回数を重ねるたびに、新たな発見があります。
そのほか、絵画、音楽、工芸なども同じです。
芸術作品の魅力は「繰り返すことで気づく深み」です。
たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。
これがスローライフでは大切です。
1つの芸術作品を、徹底的に深く掘り下げます。
1人の人と長く付き合うことで深める友情のように、1つの芸術作品とも長く付き合って、多くのことを学びましょう。
スローライフで大切なことは「たくさんの作品を楽しむこと」ではありません。
「1つの作品を何度も楽しむこと」です。
何度も繰り返し触れることで、1回目には気づかなかったことを学べます。
1つの作品を、徹底的に深く味わいます。
映画も本も、1回で終わらせるのではなく何度も触れることです。
なにより大切なことは「何度でも楽しめる大作」に出会うことです。
内容の薄い作品もあれば、濃い作品などさまざまです。
大作を判断する目安は、2つあります。
このポイントを目安にすれば、世の中の大作を見つけやすくなります。
世界的なヒットを記録しているシリーズ作品は、どれも大作と言っても過言ではありません。
最近の映画作品で言えば『ターミネーター』シリーズ、『スター・ウォーズ』シリーズ、『猿の惑星』シリーズなどです。
世界的にヒットをしたシリーズ作品には「深い何か」が必ずあります。
「深い何か」がなければ、シリーズ化できませんし、ましてや世界展開もできません。
シリーズ作品には、1本の作品では語りきれない作者の熱意が感じられます。
事実、シリーズものには、そういう哲学が数多く含まれています。
また、世界的に大ヒット・ロングセラーを記録して大きな興行収入が得られている作品なら、文句なしの大作です。
こうした作品を、勉強と思ってみることです。
私『ターミネーター』シリーズは大好きで、何度も繰り返し見ています。
勉強になるから、ついもう一度見てしまいます。
殺人ロボットによる、単なる殺し合いと思って、見るのではありません。
コンピューターは、右肩上がりで成長を続けています。
今後、自分で考える知性を持ったコンピューターが誕生するのは、時間の問題と言っても過言ではありません。
知性を持ったコンピューターが誕生すれば、ある日を境にターミネーターの世界は事実として起こりうると考えて見てしまいます。
むしろ、そうならない現実のほうが考えにくいかもしれません。
それに気づくと、考えさせられます。
「人間は何のために存在しているのか」
「ロボットは人間を超えられるか」
「法律の行方はどうなるのか」
繰り返し見るたびに、さまざまなことを考えさせられます。
『スター・ウォーズ』も、世界を代表する宇宙戦争の映画です。
単なる宇宙戦争と思わず、遠い未来の光景を見ていると思って、鑑賞しましょう。
戦争はなければいいですが、これまでの歴史を振り返ると、残念ながら常に戦争はあります。
文明が発達すれば、戦争の舞台が「地球上」から「宇宙」になることはまったく不思議ではありません。
フィクションですが、ノンフィクションさながらで見ることができるはずです。
そのほか、『猿の惑星シリーズ』もおすすめです。
人間より知性の高い存在が現れると「こういう状態になってしまうのか」と思います。
見かけは猿でもなんだろうが、人より知性のある動物がいれば、逆に人間が支配される側になります。
世界的なシリーズ作品は、未来への警鐘を含めた重要な作品なのだと気づきます。
シリーズ作品に限って、なぜかどれも「戦い」です。
「戦いは、歴史の軸」
「どんな生き物にも、戦いが必要不可欠」
そう感じることで人生の見方が変わり、着眼点が鋭くなります。
だいたい私の経験では、1回目は「面白かった」で終わります。
どんな内容かわからないので、物語の内容を追うだけで精いっぱいです。
1回目の楽しさは「物語」です。
しかし、2回目からは別の視点から見ることができるはずです。
1回目には気づかなかった哲学、考えもしなかった発想など、新たな発見があることでしょう。
2回目以降の楽しさは「哲学」や「発想」の発見です。
何度も繰り返し見れば、さらに別の感動があり、奥深い味に気づくことでしょう。
シリーズ作品の奥を追求してみましょう。
「さっさと食事を済ませたい」
これは、スピード人間の考え方です。
1分1秒を争うときには、たしかに食事は早いほうがいい。
「受験日が迫っている勉強」や「納期が迫っている仕事」など、そういう忙しい時期があるのもたしかです。
しかし、忙しいと、食事はできても味わうことはできません。
早く食事を済ませようとすると、噛む回数が少なくなります。
また、味わう余裕もなくなります。
急ぐことの代償は、食事の味が感じられなくなるということです。
そこでスローライフが登場です。
スローライフは、食事をよく噛んでゆっくり食べます。
よく噛むことで味が感じられ、消化もよくなり、健康的です。
いいえ、もう一段階ステップアップさせましょう。
食事をつくるところから楽しみます。
急がず焦らず、食事をつくるところから始めれば、上手に食事をつくれます。
自炊をすれば、まず節約になります。
料理の腕を磨くことを目的とすれば、食事が勉強の時間にもなります。
夫婦なら、一緒に食事をつくることで、夫婦仲を深める時間にもなります。
もちろん自分で作った食事だからこそ、よりおいしく感じることでしょう。
心を込めて作った食事は、レストランの食事より、はるかにおいしく感じられます。
自炊をすることで節約もでき、食事もおいしく、夫婦仲までよくなる。
素晴らしい幸せを感じることができることでしょう。
まさにいいことずくめなのです。
タイムプレッシャーを感じているときには、人の呼吸は浅くなります。
呼吸が浅いうえに、回数も速くなっています。
落ち着きを取り戻したいときには、状況を変えることも大切ですが、まず呼吸から変えましょう。
スローライフでは、ゆっくりした呼吸を心がけます。
落ち着いたから呼吸もゆっくりするのではなく、落ち着くためにゆっくり呼吸します。
精神と呼吸は、深いところではつながっています。
落ち着いた呼吸をすることで、交感神経から副交感に切り替わり、体中がリラックスし始めます。
緊張した状態から落ち着いた状態になります。
穏やかな呼吸だからこそ、穏やかな性格になります。
さて、呼吸法にはさまざまな種類があります。
「丹田呼吸法」
「ヨガ呼吸法」
アメリカには「4・7・8呼吸法」というのもあります。
気に入った呼吸法を取り入れてもいいし、自分らしい呼吸を見つけるのもいいでしょう。
どの呼吸法でも共通していることは「ゆっくり吐くこと」です。
吸う時間より、吐く時間のほうが長いです。
呼吸の神髄は「吐き出すこと」です。
二酸化炭素を十分に吐き出して、新鮮な空気を吸い込むことで、心身ともにリフレッシュできるのです。
世の中には、さまざまなおいしい飲み物があります。
ジュース。
コーヒー。
紅茶。
スポーツドリンク。
おいしい飲み物がこれだけ世の中にあふれていると「今さら水なんて」と思う人もいるでしょう。
いえ、だからこそ水です。
「水なんて味がない」
「どうせ飲むならおいしい飲み物のほうがいい」
本当にそうでしょうか。
たしかにその気持ちはわかりますが、ちょっと待ってください。
味があるということは、何かが含まれているはずです。
砂糖、カフェイン、添加物、着色料など、体にとって「不要なもの」が含まれています。
たとえおいしく感じても、それらが体によくなければ話は別です。
体が本当に喜ぶ飲み物を飲んでください。
やはり、水しかありません。
無色透明の普通の水こそ、健康の基本です。
人の体の60%は、水で構成されています。
きれいな水を飲めば、体中が生き生きし始めます。
肌の調子もよくなり、髪にもつやが戻り、お通じもよくなります。
水でなければいけません。
不要なものが混ざっていると、その効果は半減、あるいはそれ以下です。
水に味がないのは、嘘です。
急いで飲もうとするから、水の味が感じられないだけです。
ゆっくり、じっくり飲んでください。
不思議と無色透明の水が、おいしく感じられるはずです。
本来、十分に水はおいしいのです。
住むなら、都会がいいのか。
それとも、田舎がいいのか。
これに明確な答えはありません。
その人の時と状況によって、正しい答えは変わるからです。
たとえば、仕事に専念したい人は、やはり都会のほうが向いています。
物・人・サービスが集まっている都会のほうが、数多くのビジネスチャンスにも恵まれます。
当然、仕事もしやすくなりますし、都会のほうが仕事も多くて稼ぎやすい。
さまざまな物・人・サービスが集まっている都会だからこそ、多くの刺激に触れることができ、成長盛りの時期にはもってこいです。
刺激を求める人は、刺激のあるところに住めばいい。
一方、結婚して子育てになると、田舎のほうがいいでしょう。
手足が未熟な子どもは、よくつまずいて転びます。
そんなとき、道路も階段もすべてがコンクリートなら、転んだときにけがの程度も大きくなります。
交通量が多いと、交通事故の危険も高くなります。
空気も汚れているため、好ましいとは言えません。
誘惑が多いと、おかしな事件に巻き込まれる可能性も高くなります。
しかし、田舎なら、空気もきれいで交通量も少ないです。
安全面では、やはり都会より田舎です。
カエルやトンボなど、自然の動植物に触れることで、子どもの発育も健全になるでしょう。
続いて老後になれば、さらに住む場所は変わります。
定年を迎えて、自由な時間が増えれば、海外へ移住してもいいでしょう。
のんびり過ごしたい人は大自然の中に引っ越してもいいでしょう。
住むべき場所は、あなたの人生のステージによって変わります。
あなたの成長に応じて「住む場所」を変えましょう。
また、変えられるように身軽になっておくことです。
若い時期に一戸建てを購入して、住む場所を固定するのは、注意が必要です。
人生のステージに応じた環境の選択ができなくなります。
身動きが取れなくなり、人生のステージに応じて臨機応変に対応できなくなります。
自分の人生のステージに応じて、引っ越しがしやすい状態がいいのです。
日本の弥生時代には、一度の食事は60分弱であり、噛む回数はおよそ4,000回だったといわれています。
肉を切る道具の切れ味が悪かったため、飲み込む前によく噛み砕く必要がありました。
食料の保存もできないため、しばらく経った肉は硬くなり、食べるときにはよく噛む必要がありました。
しかし、文明は発達します。
柔らかい食事、消化のいい食事が登場しました。
時代とともに噛む回数は減り、鎌倉時代には30分で約2700回、第2次世界大戦前には約20分で1,400回だったそうです。
現在はさらに減って、10分ほどでたったの600回。
人によっては、それ以下の人もいるようです。
柔らかい食事や消化の良い食事が増えたため、噛む回数が減る一方です。
顎の骨格についても、昔の人はしっかりした大きな顎でしたが、現代人は細長くなっています。
いま一度噛む回数を増やすことで、健康を見直す必要があります。
スローライフでは、ゆっくり食事をして、噛む回数を増やすことです。
まずは「健康のため」です。
満腹感が得られて、食べすぎを防止する効果があります。
噛むことで脳への刺激も増えるため、ぼけの防止につながることが医学的にも証明されています。
もちろんより食事をおいしく味わうことも忘れてはなりません。
噛む回数が多くなると、だ液腺を刺激するため、だ液がたくさん分泌されます。
噛めば噛むほど甘い味がしてくるのは、だ液によって消化された糖によるものです。
だ液の中には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれており、でんぷんを糖に分解する働きがあります。
食事をするとき、今より10回多く噛んで食べる習慣を持ってください。
おいしい食事が、さらにおいしく感じられることでしょう。
ゾロアスター教徒出身の哲学者、メヘル・バーバーは言いました。
「速く働く心は病んでいる。ゆっくり働く心は健全である。不動の心は神聖である」
心と気持ちの関係を、見事に言い表した金言です。
私たちがいらいらしているときには、決まって心が速く動いています。
また、心が速く動いているときこそ、いらいらしてしまいます。
逆に落ち着いているときには、心はゆっくり動いています。
また、心がゆっくり動いているからこそ、落ち着けます
心と気持ちは、連動しています。
あなたにも、その心当たりがありませんか。
瞑想は、何のためにあるのでしょうか。
それは速く動く心を、本来の穏やかさに戻すためにあります。
忙しく振り回される社会の中で生活していると、スピードに乗せられがちです。
親も先生もみんな「速く速く」と急がせます。
仕事でも勉強でもスピードが要求され、油断をするとすぐ差ができてしまいます。
差ができると、つい焦る気持ちが強くなり「もっと速くしなければ」と余裕がなくなり、いらいらする。
そういうときこそ、目をつぶって深呼吸をしましょう。
ほんのわずかな時間ではありますが、想像以上の効果があります。
心を落ち着かせることで、気持ちまで落ち着かせます。
焦ったときに急ぐのではありません。
焦ったときこそ、速く動く心をゆっくりさせることが必要なのです。
「速く働く心は病んでいる。ゆっくり働く心は健全である。不動の心は神聖である」
哲学者メヘル・バーバーが言った言葉の真意は「問題は心にある」ということです。
心に問題があれば、現実面でもトラブルが発生します。
心が健全なら、現実面は安定します。
問題は、常に心にあると考えることです。
満月の夜、波のない湖には、鏡のように月がきれいに反射します。
まったく波立っていない水面だからこそできます。
少しでも波が立てば、反射はうまくいかなくなります。
日常では、人と考え方がぶつかり、いらいらすることがあります。
いらいらしているときには、相手をしっかり見ることができません。
見ているようでも、実は見えていません。
波立つ湖の水面が月の姿をうまく反射できていないように、相手をうまく見ることができていない状態です。
腹が立っている状態では、相手の事情を考える余裕はありません。
相手を責める一方で、言い争いはさらに激化するでしょう。
いらいらする心に問題があります。
しかし、目をつぶって深呼吸をしてみましょう。
いらいらしている自分を落ち着かせることができれば、状況は一転します。
相手の事情を考えたり、解決策を考えたりする余裕が生まれます。
心の波が穏やかになります。
落ち着いているからこそ、冷静に人や状況を把握する余裕が生まれ、解決の糸口を見いだせます。
波が穏やかになるほど、湖は月の光をうまく反射させることができるようになります。
しかし、まだこれでは完全とは言えません。
さらに、もう一歩踏み込んだ理想があります。
それが「不動の心」です。
不動の心とは、気持ちが完全に安定しているということです。
まったく動かない心に「いらいら」という文字はありません。
いらいらすることがなければ、そもそもけんかも発生しません。
まったく波のない湖になることです。
一切の波がない完璧な水面は、きれいに月の姿を映し出せます。
とげのある相手の発言に反応することがなければ、そもそもいらいらすることはありません。
しっかり自分と相手の状況を見ることができます。
どんなことにも動じない心を持ったとき、本当の落ち着き、真のリラックスを体験できます。
これこそ、私たちが目指すべき「不動の心」です。
スローライフは、単に生活をゆっくりさせようという「物理的な話」ではありません。
心を落ち着かせ、不動の心を目指す「精神的な話」です。
目的地に急いで向かっているときには、時間のことで頭がいっぱいです。
「大変だ。時間がない!」
焦る気持ちはわかりますが、無駄な焦りです。
「速く速く」と念じても、電車のスピードが速くなるわけではありません。
移動は、スケジュール通りに動く電車に任せて、あなたは心を落ち着かせることに専念します。
そういうときこそ、電車の窓から外を見てみましょう。
窓の向こうには、実に素晴らしい景色が広がっています。
目的地に着くまで電車の窓から外の景色を眺めて、のんびりしていればいい。
焦る心を落ち着かせるために、電車の窓から外の景色を眺めます。
「今日は天気がいいなあ」
「素晴らしい街並みだな」
「今日は遠くまではっきり見えるなあ」
次々と移り変わる景色を見ていれば、気分転換になるばかりでなく、目的地に着くまでの間に落ち着けます
落ち着いた心があれば、電車を降りてからも、冷静に判断して行動できるのです。
あなたは休憩を、どのようなタイミングで入れていますか。
「疲れたとき」
おそらくほとんどの人が、こう答えることでしょう。
しかし、疲れてからでは手遅れなのです。
疲れを感じているのは、すでに限界に達しているということです。
「疲れた。もう限界……」
そう思っているときには、すでに人の話を聞く余裕はありません。
当然、人に優しい言葉をかける余裕もなく、プレゼントを買うことを考えることもありません。
とにかく「休みたい」という気持ちでいっぱいでしょう。
そういうときは、いらいらしやすくなっていたり、言葉遣いも悪くなっていたりします。
余裕は、なくなる前に対策を打つことです。
すなわち、疲れたから休憩ではなく、疲れる前に休憩をします。
疲れそうだなと予感したときには、自分から積極的に休憩する習慣を持ちましょう。
気持ちに余裕を保つためです。
いつも疲れていない状態なら、人の話を聞いたり、人に優しい言葉をかけたり、プレゼントを買うことを考える余裕もできます。
人間らしい活動を営めます。
まずは、疲れる前の休憩が大切なのです。
私が愛用しているペンは、少し高価な物です。
ゼブラ「クリップ・オン・マルチ1000」という多機能ペンです。
黒・赤・青・緑のボールペンにシャープペンシルも加わり、さらに消しゴムまで付いています。
これだけの機能を1本に搭載したペンさえ、市場では珍しいと思います。
少々落としたくらいでは傷つきにくいメタルボディーで、頑丈です。
私は「いい物と長く付き合いたい」という願いから、購入を決意しました。
長く付き合い続ける人とは愛着が湧いて友情が生まれるように、物に対しても長く付き合いたいと思います。
それは性能だけではなく、愛着が生まれるからです。
物質面ではなく、精神面の話です。
愛のあふれる生活がしたい。
長く付き合おうとする心がけは、人だけでなく、物に対しても同じです。
時間が長ければ長いほど、いろいろな思い出を共有できます。
「一緒にいろいろ経験してきたなあ」
「長い付き合いだよなあ。ありがとう」
すると、たとえ物に対してでも愛情が生まれます。
そういう一品に巡り合えただけでも、幸せだと思います。
長く持つためには、その長い年月に耐えうるほどの「丈夫さ」が要求されます。
すると、高価な物になってしまいます。
安い物は安いだけ合って、壊れやすくて機能が乏しいです。
壊れやすいため、頻繁に新しい物を取り換えることになり、お金が余計にかかるばかりか、愛着もわきません。
見栄ではなく、長く付き合う物品を求めるときに持つブランドは、正解です。
高価とはいえ、長く付き合うのが前提ですから、実は安上がりとも言えます。
愛は、人に対してだけでなく、物に対しても持つことです。
それが、物質面だけではなく、精神面も豊かになる生き方なのです。
本来最もお金をかけるべきにもかかわらず、多くの人が品質を軽視している生活用品があります。
寝具です。
布団・枕・パジャマなど、寝るときに用いるものです。
毎日必ず使い、使わない日はありません。
そのうえ使っている時間も長いのが特徴です。
たとえば、毎日の睡眠時間が8時間だとすれば、1日8時間も使い続けていることになります。
1日の3分の1は、寝具を使い続けています。
さらに大きくして言えば、人生100年の3分の1にあたる33年間も使っている計算です。
これは空想ではなく、事実です。
パソコンや車を愛用している人などさまざまですが、毎日長時間使っている寝具こそ、最もお金をかけるべきポイントです。
それに、ほとんどの人が気づいていないことにも驚きです。
あなたはいかがでしょうか。
寝具には、たっぷりお金をかけてください。
それは贅沢というより、当然の話です。
「使用頻度」「使用時間」から考えれば、寝具はお金をかけてかけすぎることはありません。
腰への負担が小さい布団、着心地のいいパジャマ、寝心地のいい枕は、贅沢ではありません。
ぐっすりよく寝られるからこそ、疲れを回復させることができます。
日中に仕事に専念するパワーを奮い立たせることができるのです。
20世紀後半から、時代はさらにスピードが増しています。
高速道路は張り巡らされ、インターネットが登場し、メールを使った通信手段も生まれました。
時代はどんどん高速化に向かっています。
そのスピードを要求される社会に乗じて、短時間に出来上がる食事も登場しました。
ファストフードです。
時間のない受験生や急いでいる社会人は、特に頼ってしまいがちです。
もちろんたまにはいいですが、そればかりでは良くありません。
ファストフードばかり食べていませんか。
ましてや、ジャンクフードを食事の代わりにしていませんか。
これらには、生命力がありません。
むしろ、生命力を奪う食べ物です。
油分が多く、カロリーも多い食事がほとんどです。
太りやすくなり、ビタミンやミネラルなどの栄養も欠けています。
当然、油分が多いため吹き出物もできやすくなり、美容にも健康にも良くありません。
そのうえ、添加物という余分な毒まで含まれていますから、体に良いはずがありません。
おなかが減っても、ファストフードやジャンクフードだけは避けることです。
そういう選択ができてこそ、健康が保てるのです。
スローライフでは「ゆっくり、1つずつ、確実に」が大切です。
急ぐばかりでは心に余裕がなくなるばかりか、ミスも増えます。
焦ることで判断力が低下して、間違いやすくなります。
ゆっくり1つずつ確実に行動することで、ミスが減ります。
遅くなるようで、実は速くなります。
私が実践しているのは「指さし呼称、声だし確認」です。
毎日仕事で部屋を出るときには、電気の消し忘れや鍵の締め忘れがないことを確認しています。
無言で確かめるのではなく、あえて指をさして、声を出しています。
窓の鍵が閉まっているのを見て、指をさして「よし!」と声に出します。
電気がきちんと消えているのを見て、指をさして「よし!」と声に出します。
ゆっくり、1つずつ、確実に確かめています。
目で確かめるのではなく、体を動かして確かめます。
こうすることで、まず記憶に残りやすくなります。
部屋を出た後に「電気を消したかな。鍵を閉めたかな」という心配が減ります。
指をさすことで体を動かし、声を出して口を動かして、出した声を自分の耳で聞きます。
五感を使うことで、記憶に残りやすく、記憶の喪失が減ります。
たしかに指さし呼称、声だし確認は時間がかかります。
しかし、この習慣のおかげで、うっかりとした行動が減るため、時間の節約になります。
ゆっくりすることで、結果として速くなるのです。
遠くを見る習慣は、スローライフでは大切です。
スローライフを実現させようと思えば、遠くを見る習慣は欠かせません。
遠くの何を見るのかというと、2つあります。
遠くにこそ安定があり、落ち着きがあります。
私たちは普段、近くばかりを見ています。
明日のスケジュールのことを考え焦り、目の前の景色を見て素早く行動しています。
そうした余裕のない生活は、忙しい日々のせいだと思います。
しかし、実は、違います。
近くを見ている習慣があるから、忙しくなってしまいます。
電車に乗って窓から外の景色を眺めるときも、近くの景色のほうが移り変わりは激しいです。
どんなに美しい景色が広がっていても、近くを見ていると次から次へと景色が移り変わるので落ち着きません。
目を左右に動かす必要があるため、すぐ疲れます。
できるかぎり、遠くを見るようにしましょう。
遠くの景色ほど、移り変わりが穏やかです。
近くを見ているといらいらしますが、遠くを見ていると落ち着きます。
これは「景色」だけの話ではありません。
「時間」でも、遠くを見るようにしましょう。
明日のスケジュールより、1週間後です。
1週間後より、1年後です。
1年後より、10年後。
究極を言えば、10年後より自分が死ぬときまで視野に入れます。
そのくらい遠い未来を考えてスケジュールを立てることができれば、あなたの生活は必ず安定します。
目指すべき仕事、資格、生き方が変わり、世間の風に流されなくなります。
目を半開きにして、遠くを見つめましょう。
お釈迦様の目は、半開きになっています。
なぜ半開きになっているのかというと、遠くを見ているからです。
「遠くの景色」と「遠くの未来」を見ていると、目は自然と半開きになります。
遠くを見つめるとき、私たちは穏やかさを手に入れ、悟りを開くことができるのです。
スローライフは、ゆっくり楽しむことです。
楽しむ時間をできるだけ長くして、たくさんの幸せを感じることです。
ゆっくり楽しむ代表といえば、やはり「植物」です。
植物の成長は、大変ゆっくりです。
1時間や2時間で育てることはできません。
1カ月も2カ月もかかります。
小さな花から大きな花までさまざまですが、花が開くところまで育てるのは、どれも一筋縄ではいきません。
ゆっくり育っていく植物を楽しむのが、スローライフのいいところです。
ぜひ、植物を育ててみましょう。
観葉植物でもいいですが、アサガオやヒマワリでもいいでしょう。
ポイントは、タネから始めることです。
市販されている植物を買うのでは、すでに成長が途中から始まっているので、楽しみも半減です。
タネを買って、1から育ててみます。
鉢と土を買って、タネを植えるところから始めてみましょう。
水の量、日光の量を調整します。
「まだなのか」と何日も辛抱強く待って、ある日、小さな芽が出ます。
何日もかけてゆっくり茎を伸ばし、大きくなって、最後には大きな花が開きます。
花も人と同様、成長はゆっくりです。
それがいい。
長い時間をかけて、わが子の成長を楽しみにする親のように、植物の成長もゆっくり楽しみます。
植物には見返りはありませんが、成長していく姿を楽しみにすればいい。
自分の愛情に応えるかのように、すくすく育つ植物を日々の楽しみにするのです。
あなたは食事をするときに、がつがつ食べるタイプですか。
それともちびちびと食べるタイプですか。
スローライフでは、食事はちびちびと食べましょう。
ジュースを飲むときにも、ちびちび。
食事をするときも、ちびちび。
ケーキを食べるときも、ちびちび。
少しずつ食べる目的は、もちろん健康面での意味もあります。
食事の早さがゆっくりになることで満腹を感じやすくなるため、食べる量も少なくなります。
血糖値の上昇も緩やかになり、臓器への負担も小さくなります。
しかし、真の理由はほかにあります。
「味を長く楽しむことができるところ」です。
たとえば、ケーキを「がつがつ食べたとき」と「ちびちび食べたとき」で、味は変わるでしょうか。
いいえ、変わらないはずです。
変わらなければ、ちびちび食べたほうが得です。
がつがつ食べてしまえば、あっという間になくなり、味わう時間も短くなります。
しかし、ちびちびと少しずつ口に運べば、なくなるまでに時間がかかるので、味を長く楽しめます。
少しずつ食べることで、食事を楽しむ時間が何倍も長くなります。
どうせ味が変わらなければ、やはり長く味わいたいですね。
ちびちびは、食事のおいしさを長く味わうための工夫なのです。
突然ですが質問です。
最後に天井を掃除したのはいつですか。
「天井の掃除なんて必要なの?」と思う人もいるかもしれません。
もちろん必要です。
天井は、掃除で見落としがちなところの1つです。
すっかり天井の掃除を忘れていて、もう何カ月も放置になっている人もいるでしょう。
一度も掃除したことがないという人もいるかもしれません。
「天井は汚れない」と思っているなら思い込みです。
地球には重力があるため、ほこりは上から下に落ちていくのが基本ですが、下から上に舞い上がる逆パターンもあります。
たとえば、エアコンや扇風機を使うことがあるでしょう。
室内の空気が循環する際、ほこりも下から上に舞って天井に付着するのです。
天井に付着したほこりには静電気を帯びていて、ますますほこりが付着しやすい状態となります。
もちろん床ほど汚れるわけではありませんが、やはり掃除は必要です。
見た目は汚れていないように見えても、水拭きをしてみると、意外とたくさん汚れが取れることに驚くでしょう。
天井の掃除が必要だとわかっていても、いざ掃除のタイミングとなると、案外忘れがちになるものですね。
天井の掃除を忘れているなら、さっそく取りかかりましょう。
フローリング用ワイパーを持っているなら、そのまま天井に使えます。
掃除機のノズルを天井に当てて、ほこりを取っていく方法でもかまいません。
もちろん雑巾で普通に水拭きをするのもOKです。
ぐっと上を向く姿勢になるので、腰を痛めないように注意しながら掃除をしていきましょう。
自分の部屋の天井だけではありません。
キッチン、リビング、お手洗い、洗面所、お風呂場などの天井も要チェックです。
床ほど頻繁に掃除する必要はありませんが、定期的に掃除をしたいところです。
天井がぴかぴかになると部屋に清潔感が漂い、雰囲気も明るくなるのです。
あなたが洋服を買いに行ったときを思い出しましょう。
まずは自分の好みに合う服を探すことでしょう。
気に入った服を見て次にする行動といえば「値札のチェック」です。
すぐ値札を見る癖をやめます。
値札を見る行為は、夢から覚めてしまう行為です。
「いいなあ」と思って、値札を見た瞬間に夢から覚めてしまいます。
たとえ値札が見える位置にあっても、わざと視線をそらして、見ないように心がけましょう。
見たいと思う気持ちを抑えましょう。
値札を見なくなれば、本当に自分の服を見るしかありません。
自分が本当に心から気に入り、本当に必要な物だけ買います。
自分の気持ちを第一にして、素直で正直な気持ちで買い物をしましょう。
値段を基準にしているのでは、邪念が入ってしまいます。
では、値札はいつ見ればいいのでしょうか。
「よし。これを買おう」と購入を決めてから見ます。
もちろん値段の問題もあるでしょう。
やはりいいなと思うものは、それだけの高値です。
「ダメだ。予算が足りない」
いえ、まだこれからです。
そもそも、今すぐ買う必要はありません。
むしろ、今すぐ買うほうが危ないです。
安ければすぐ買う習慣は、往々にして「安物買いの銭失い」になります。
もし、手の届かない値段なら、貯金をしましょう。
お金を貯めてから買えばいい。
もちろん貯金には時間がかかります。
それがいい。
何日も日を置くことで、頭を冷やす時間になり、衝動買いを防ぐ役目も果たします。
その商品が、本当に必要なのかどうかを考える時間にもなります。
何日たっても、やはりほしい気持ちが変わらなければ、その気持ちは本物だという証拠です。
単なる衝動買いを防ぐだけでなく、本当に必要な物を買うための工夫です。
これは洋服に限った話ではなく、あらゆる買い物に通じる話です。
「本当に気に入ったもの」だけを買います。
お金が足りなければ貯金です。
衝動買いを防ぎ、欲しい物だけ手に入れる賢い買い物方法なのです。
スローライフでは、ステレオもラジカセも不要です。
たしかにリラックスできる音楽もあります。
ステレオコンポから流れる音楽だけが、音ではありません。
ヒーリングミュージックもいいですが、そもそも初めから自然界に存在しています。
この世で最もリラックスできる音楽は「自然の音」にほかなりません。
リラックスしたいときには、自然の音に耳を傾けてください。
自動車や電車などの「人工の音」ではなく、草木が風で揺れたり雨が降ったりする「自然の音」です。
もちろん朝の忙しい電車の中では、聞こえることはありません。
普段は自然の音に触れる機会は少ないです。
忙しいほど小さな音に気づけません。
では、せめて休日、散歩をしているときに耳を傾けてみましょう。
できるだけ車の通りを避けて、静かな場所が最適です。
目をつぶり、心を穏やかにして、耳を澄ましてみましょう。
すると、何か聞こえてきませんか。
風が吹いている音が聞こえてきます。
小鳥の声が聞こえます。
もちろん自分の心臓の音・呼吸の音・足音など、人の営みの音が聞こえてきます。
それが「生きている」という音です。
いちばんのヒーリングミュージックです。
スローに生きることで、聞こえなかった音を聞けるようになりましょう。