基本的な食事形式としては、テーブルに座って食事をするのが一般的です。
座って食べられるので疲れにくく、長時間ゆっくり話をしながらできるのが良い点です。
しかし、すべてではありません。
女性なら、肩掛けができる小さなバッグくらいなら許容されます。
ただし、大きな荷物を持っているなら、会場には持ち込まず、受付やクロークなどに預けます。
「自分のものは自分で持ちます」と意固地にならず、素直に預けるのがマナーです。
パーティー会場に入ると、さっそく食事を取りに料理台へ向かいたいところですが、これは良くありません。
会場に到着すれば、食事を食べるより先にしなければいけないことがあります。
主催者への挨拶です。
主催者から立食パーティーに招待されたら、会場に向かう際、ぜひ手土産を持参していきましょう。
大それた手土産である必要はなく、簡単なもので結構です。
持参しなくてもマナー違反ではありません。
立食パーティーでは、大勢の人と立ちながら話をすることになります。
手には、皿やグラスなどを持つことになります。
立っているわけですから、会場を歩くこともありますが、1つ注意したいことがあります。
多くの人と会うとなると、やはり力を入れるのは「服装」ではないでしょうか。
立食パーティーでは、長時間立ち続けなければいけない状況です。
座ることはほとんどありません。
普段の生活で、知らない人にいきなり「最近どうですか」と話しかけると「なんだ、この人」と警戒されます。
危ない人と思われ、警察を呼ばれるかもしれません。
笑い事ではなく、あり得る話です。
立食パーティーでは最低でも1人は、知らない人に話しかけましょう。
知っている人同士で固まるのは良くありません。
それは普段からできることです。
立食パーティーで誰に話しかけますか。
気さくそうな人に話しかけますか。
同姓の人に話しかけますか。
「面識のない人とどういう話題で話をすればいいのか」
おそらくこれはすべての人が考える悩みでしょう。
当然面識がない人ですから、何をきっかけに話しかければいいのか、言葉に詰まります。
「初めまして」
立食パーティーで知らない人に話しかけることは、素晴らしいことです。
しかし、初対面の人に話しかけてみたものの、すべての人と話が合うとは限りません。
パーティーが始まってから主催者に挨拶をしようと思っても、うまくいかないことがあります。
パーティーの中心人物である主催者の周りには、人だかりができます。
主催者と話すタイミングがつかみにくくなります。
知らない人を目の前にすれば、誰でも緊張するはずです。
パーティーや異業種交流会など、大勢の知らない人に囲まれます。
知らない人に話しかけ、交流の輪を広げなければいけないと頭ではわかっていても、思うように体が動いてくれないことがあります。
「なぜ、立食形式にしたのか」
主催者側の意図を考えてみましょう。
テーブルに座って食事をするのではなく、なぜ、あえて立食形式にしたのでしょうか。
立食パーティーでは、比較的、遅刻に寛容です。
会社の会議などでは開始時間が厳密であるため、遅刻すれば、出席者の迷惑になる場合があります。
その点、立食パーティーでは、開始時間はあるものの、さほど厳密ではありません。
立食パーティーでは、途中、誰かが会場全体に向けて話をする場合があります。
来場に対する感謝であったり個人の紹介であったりなどです。
立食パーティーの最中は、基本的に会話をしながら食べたり飲んだりできます。
立食パーティーでは立ちながら食事をするのが基本ですが、椅子が用意されていることがあります。
立ち疲れた人が一時的に休憩するときに使うためですね。
足が疲れてしまえば、誰でも使えます。
パーティーの最中、グラスをテーブルに置いてお手洗いに向かい、戻ってきたときのことです。
「あれ? 自分のグラスはどれだったかな」
しばらく目を離した隙に、自分のコップがどれかわからなくなった経験はありませんか。
立食パーティーへの参加には、お金がかかるのが一般的です。
しかも場合によっては、結構な参加費を取られます。
立食パーティーでは基本的に食べ放題であるため、料金が少し高くなってしまうのは当然です。
立食パーティーでは基本的に会場内なら、どこでも立って食べていいはずです。
と言いたいところですが、実はどこでも食べていいわけではありません。
マナーとして「ここで食べてほしくない」という場所が3つあります。
通常、皿に料理を盛ろうとすると、皿全体を均一に乗せようとするはずです。
別に悪いわけではありませんが、もっと持ちやすくなるための工夫があります。
ポイントは皿の上です。
グラスの持ち方を変えるだけで、第一印象を変えることができます。
今まで何気なくグラスを持っていたなら、少し工夫をしてみましょう。
第一印象を良くするため、ぜひ次のことを心がけましょう。
冷たい飲み物が入ったグラスで困るのは、水滴です。
水滴が発生すると、さまざまな問題が発生します。
第1は、水滴のせいでグラスが滑りやすくなってしまうこと。
相手との交流を深めようと思うと、犯しやすい失敗があります。
相手と少しでも早く深い仲になろうとした結果、つい、相手のプライベートまで聞いてしまうのです。
相手のことを知りたい気持ちが強いとはいえ、最初からずけずけプライベートを聞く人は印象が悪くなります。
立食パーティーでは、できるかぎり利き手を空けておくと、何かと便利です。
初対面の人と会えば握手をしますし、会話の最中に簡単な身ぶりがしやすくなります。
しかし、問題なのは、皿とグラスを同時に持つ方法です。
「つまらない」
「面白くない」
「早く帰りたい」
「どうも交流パーティーは苦手だ。つまらない」
交流パーティーを苦手とする人は、面白くないから、壁際でじっとしている人がいます。
こういう人は、主催者・会場・出席メンバーなどに問題があるから、面白くないと思っています。
知らない人に話しかけるときには「共通の話題」から入るのがポイントです。
「それはわかっている。共通の話題がうまく見つからないから困っている」
たしかにそうですね。
とある交流会でたくさんの人と交流しようと思い、ある作戦を思いつきました。
最初に食事を済ませ、食事を完全に終えてから、交流をしようと思ったのです。
皿・カトラリー・グラスなどを持つ手間から解放され、人との交流に専念できるだろうと思ったのです。
用事があって、立食パーティーを最後までいられないことがあります。
招かれたパーティーで、こっそり帰るのはマナー違反です。
少し早めに帰る場合は、主催者に一言断ってから、会場を離れるのがマナーですね。
基本的な食事形式としては、テーブルに座って食事をするのが一般的です。
座って食べられるので疲れにくく、長時間ゆっくり話をしながらできるのが良い点です。
しかし、すべてではありません。
少人数で食事をする場合はいいのですが、大勢で食事をする場合は限界があります。
座ったままでは、正面や両隣の人としか話ができなくなるのです。
そこで登場するのが、立食の食事形式です。
立ちながら飲食できるスタイルですから、自由に移動ができ、さまざまな人と話ができるようになります。
これが立食パーティーの素晴らしい点です。
多くの人との交流を目的とする「歓送迎会」や「交流会」などでは、頻繁に取り入れられています。
気軽な食事形式ではありますが、要注意です。
テーブルに座って食事をするのは「固定的」ですが、立って食事をするのは「流動的」です。
会場内なら、いつでもどこでも移動ができます。
いつでも動ける状態だからこそ、常にさまざまなことへ気を配る必要があり、個人のマナーが表に出やすいのです。
たしかに気軽ではありますが、気軽さがあるために、マナー違反も犯しやすい。
気持ちを引き締めて挑みたいところです。
むしろ、立食パーティーだからこそ、よりマナーが大切になるのです。
女性なら、肩掛けができる小さなバッグくらいなら許容されます。
ただし、大きな荷物を持っているなら、会場には持ち込まず、受付やクロークなどに預けます。
「自分のものは自分で持ちます」と意固地にならず、素直に預けるのがマナーです。
立ったまま荷物を持つのは疲れますし、食事の場に荷物はふさわしくありません。
クロークの受付に迷惑がかかると思いますが、持ち込まれるほうが迷惑なのです。
大きな荷物が料理や皿に触れてしまえば、大変です。
食器を割られると、損失になります。
また、小さなカバンでも重いと感じるものは預けたほうが賢明です。
食事の際は、やはり邪魔になりますし疲れやすくもなります。
人との交流を目的にきたのですから、貴重品と名刺を取り出して、カバンはクロークへ預けるようにしましょう。
そうすることで、会場にとっても自分にとっても、心労がなくなるのです。
パーティー会場に入ると、さっそく食事を取りに料理台へ向かいたいところですが、これは良くありません。
会場に到着すれば、食事を食べるより先にしなければいけないことがあります。
主催者への挨拶です。
会場に入ってすぐ食事が食べられる状況であったとしても、まず主催者への挨拶だけは先に済ませておきたいところです。
主催者に挨拶もなく食事を始めるのは、失礼に当たるためです。
主催者は、会場の準備や手配など相当な心労を抱えています。
訪れた人から感謝されることが、いちばんの喜びです。
「本日はお招きいただき、ありがとうございます」と、簡単に挨拶を済ませるだけでも結構です。
ただし、主催者が忙しそうにして話しかけるタイミングがどうしてもつかめない場合は、食事を先に食べ始めてもかまいません。
その場合も、主催者に挨拶をしないままにするのではなく、折を見て、必ず挨拶だけはしましょう。
主催者から立食パーティーに招待されたら、会場に向かう際、ぜひ手土産を持参していきましょう。
大それた手土産である必要はなく、簡単なもので結構です。
持参しなくてもマナー違反ではありません。
会費の中には食事の料金が含まれていますから、手ぶらで出席してもまったく問題ありません。
しかし、だからこそ、チャンスなのです。
ほとんどの人が手土産を持参しないからこそ、手土産を持ってくる人は印象的です。
主催者は立場上、数多くの人から話しかけられます。
一人ひとりの印象が薄くなりやすいのですが、手土産を持参した人に限っては印象に残りやすくなります。
とりわけ大きな驚きや喜びがあるからです。
「おや。この人はほかの参加者とは違うなあ。気が利くなあ」
主催者から一目置かれ、ほかの参加者と違うことを演出できます。
手土産は、できれば「食」に関するものがいいでしょう。
ワイン、ケーキ、お菓子などが喜ばれます。
立食パーティーですから、料理に追加して並べられる場合があります。
もしワインなら「これは○○さんが持ってきたワインですよ」と紹介され、多くの人からの注目も集めることができます。
ささいな気遣いですが、大きな効果があるのです。
立食パーティーでは、大勢の人と立ちながら話をすることになります。
手には、皿やグラスなどを持つことになります。
立っているわけですから、会場を歩くこともありますが、1つ注意したいことがあります。
歩くのはいいのですが、飲み食いしながら歩くのはマナー違反です。
2つのことを同時にしている様子は、落ち着きがなく品位が損なわれます。
口に何かを入れて歩いている姿は、紳士や淑女にふさわしくありません。
万が一、人にぶつかったりしたとき、口の中のものが外に出てしまう可能性もあります。
歩くときは、口の中を空にする。
飲み食いするときは、歩かない。
大勢の人が入り交じる会場ですから、落ち着きある行動を心がけましょう。
多くの人と会うとなると、やはり力を入れるのは「服装」ではないでしょうか。
立食パーティーでは、長時間立ち続けなければいけない状況です。
座ることはほとんどありません。
そうした状況でポイントになるのは、服装より、靴なのです。
足が疲れにくい靴を履いていれば、体力の消耗が小さくなり、交流に専念しやすくなります。
疲れというのは、自然と表情に出てくるものです。
足元の疲れが、いつの間にか表情の悪さにつながり、せっかくの初対面の印象を悪くさせてしまいかねません。
初対面のときに疲れた顔をしていると、どんな美男美女も台無しです。
「服選び」より「靴選び」のほうがはるかに重要です。
いかに疲れにくい靴を選ぶか。
男性なら、履き慣れた革靴でOKです。
問題は女性の場合です。
女性の場合、かかとの高いヒールは控えたほうがいいでしょう。
かかとの高いハイヒールは、足をスリムに長く見せる効果がありますが、立食パーティーでは不向きです。
足元が不安定になりますし、足が疲れやすくなるからです。
ヒールを履くなら、かかとが低いもので履き慣れた靴がおすすめです。
長時間経っても疲れないような履き慣れた靴で、立食パーティーに臨むようにしましょう。
普段の生活で、知らない人にいきなり「最近どうですか」と話しかけると「なんだ、この人」と警戒されます。
危ない人と思われ、警察を呼ばれるかもしれません。
笑い事ではなく、あり得る話です。
それは当然です。
明らかに不自然であり、目的がわかりません。
しかし、立食パーティーの場合は違います。
普通に「ときどきお見かけしています」と物腰を低くして話しかければ、自然に会話が始まることでしょう。
「いきなり話しかけられても、好意的に捉えてもらいやすい」
それが立食パーティーの良いところです。
「立食パーティーで輪を広げようとしているのだな」
「知らない人に話しかけるマナーを守っているのだな」
積極性があり、前向きな性格な人と思われやすいのです。
いつも見かけているが、話したことはない人がいるはずです。
そういう人こそ、立食パーティーで話しかけるチャンスです。
気になる人に近づくチャンスです。
いきなり話しかけて、変な人と思われる心配をしすぎる必要はありません。
むしろどんどん話しかけたほうが、積極性があって前向きな人なんだな、と思われやすいのです。
立食パーティーでは最低でも1人は、知らない人に話しかけましょう。
知っている人同士で固まるのは良くありません。
それは普段からできることです。
普段ではなかなかできない出会いを求めるのが、立食パーティーです。
新人の歓迎会なら、新人に対して話しかけます。
もし顔なじみばかりなら、せめてあまり話をしたことのない人に話しかけましょう。
「知らない人から話しかけられると、変な人かと思われるのではないか」
いえいえ、心配する必要はありません。
あなたは心のどこかで「新しい人と出会いたい」と思っているのではないでしょうか。
今のままの人間関係も居心地いいですが、別の人と出会ってわくわくしたいと思います。
新しい人と出会うと、新しい未来が切り開けます。
「人間の輪が広がる」というのは「可能性が広がる」ということです。
多くの人との出会いから、多くのことを吸収することで、成長します。
自分の殻を破るのは、自分しだいです。
あなたの思いきった一声です。
立食パーティーで誰に話しかけますか。
気さくそうな人に話しかけますか。
同姓の人に話しかけますか。
気になる人に話しかけますか。
「話しかける基準」は、人によってそれぞれでしょう。
しかし、人間は頭で考えると悩んでしまいます。
悩めば悩むほど、体が硬直してしまいます。
話しかけるのが怖くなったり勇気が必要になったりして、おじけづいてしまうのです。
話しかける最初の相手は、むやみに選ばないほうがいい。
では、どうすればいいのでしょうか。
あらかじめ話しかけるルールをつくっておけばいいのです。
ルールをつくっておけば、規則どおりに動くだけですから楽です。
そのルールとは、ずばり「まずは隣の人に話しかけること」です。
ルールをあらかじめつくり、愚直に実行するのです。
これが出会うコツです。
難しく考えない。
最初はルールに従って動く。
隣にいる人に「初めまして」と言って、さりげなく話しかければいいのです。
「面識のない人とどういう話題で話をすればいいのか」
おそらくこれはすべての人が考える悩みでしょう。
当然面識がない人ですから、何をきっかけに話しかければいいのか、言葉に詰まります。
こういう場合、上手なキーフレーズがあります。
「主催者とはどのようなご関係ですか」
これはあらゆる立食パーティーで使えます。
主催者から呼ばれている立食パーティーですから、主催者とは何らかの関係があるはずです。
その関係を簡単に尋ねるくらいなら相手に失礼になりませんし、うまく話の切り口がつくりやすくなります。
相手からの説明があれば、自分の関係も簡単に紹介し、ちょうどバランスが取れることでしょう。
するとどうでしょうか。
主催者との関係を話すと、同時に自己紹介にもつながります。
これをきっかけに話の輪を広げていきましょう。
「初めまして」
立食パーティーで知らない人に話しかけることは、素晴らしいことです。
しかし、初対面の人に話しかけてみたものの、すべての人と話が合うとは限りません。
相手との共通の趣味や話題を見つけられればいいのですが、難しい場合があります。
どうしても話が合わなくて、気まずい雰囲気が流れた経験がある人も多いのではないでしょうか。
盛り上がらないからと言って、無理に相手と話を合わせるのも苦痛ですね。
こういう場合は、さりげなく、その場を離れるのがベターです。
話が合わない人と無理に話し続ける必要はありません。
相手に失礼ではないかと思いますが、深く気にする必要はありません。
相手も同じようなことを感じているはずだからです。
お互いにとって無理をしていると、お互いにとって立食パーティーが不利益になります。
そういうときは、タイミングを見計らって、さりげなくフェードアウトします。
トイレにいったり料理を取りに行ったりすれば、自然にその場を離れることができます。
立食パーティーは、出会いの場です。
時間は限られていますから、時間を有効に使うためにも、効率よく動くことです。
話が合う人を見つけて、楽しい時間を過ごすようにしましょう。
パーティーが始まってから主催者に挨拶をしようと思っても、うまくいかないことがあります。
パーティーの中心人物である主催者の周りには、人だかりができます。
主催者と話すタイミングがつかみにくくなります。
挨拶できたとしても、人混みでは、印象にも残りにくくなるでしょう。
そこでおすすめなのは、早めに到着することです。
予定時間ぴったりでもいいのですが、もう少し早めの到着を意識します。
だいたい15分前がいいでしょう。
15分前は、おそらく人がまばらのはずです。
もしかすると、自分がいちばん乗りかもしれません。
主催者は立場上、早めに到着しているはずですから、主催者と落ち着いて挨拶をする余裕が生まれるのです。
主催者としては、早く到着する人は積極的になっていることがうかがえるため、印象が良くなります。
もちろん早く到着することで、場の雰囲気になじむ余裕も生まれます。
しばらくすれば、ほかの出席者もやってきます。
早く来た人のほうが、心理面で立場が上になれるため、スムーズに話しかけられるでしょう。
余裕を持って、早めに到着を心がけることをおすすめします。
知らない人を目の前にすれば、誰でも緊張するはずです。
パーティーや異業種交流会など、大勢の知らない人に囲まれます。
知らない人に話しかけ、交流の輪を広げなければいけないと頭ではわかっていても、思うように体が動いてくれないことがあります。
体と心が硬直してしまうのです。
こういうとき緊張をほぐすため、わずかなアルコールを使いましょう。
パーティーが始まってすぐ、少しだけアルコールを口に含めます。
ほのかに酔いが回れば緊張が適度にほぐれ、知らない人にも話しかけやすくなります。
ただし、ほどほどが肝心です。
飲みすぎてしまうと気持ちが緩みすぎてしまいます。
乱暴な発言や態度をしやすくなり、出会いのチャンスを逃してしまいます。
あくまで硬直した心と体を解きほぐすための道具として使い、羽目を外しすぎないことが大切です。
「なぜ、立食形式にしたのか」
主催者側の意図を考えてみましょう。
テーブルに座って食事をするのではなく、なぜ、あえて立食形式にしたのでしょうか。
「多くの人と交流してほしい」という意図があるからですね。
立食パーティーの主は「交流」です。
食事は、あくまで補助の存在です。
人と交流せず、食べてばかりではマナー違反です。
立食パーティーに出席するからには、人と交流することが大切です。
「食べる」より「交流」です。
食べ物が出ているのは、あくまで交流をより円滑にするためのおまけなのです。
人と交流と言っても、できるだけ「知らない人と交流」しましょう。
これまでの人間関係をより広めたり深めたりするために、立食形式になっています。
逆に言えば、人ときちんと交流ができれば、食事をする必要もありません。
新しい人と出会ったり仲を深め合ったりできていれば、飲み食いは後回しでもいいのです。
立食パーティーでは、比較的、遅刻に寛容です。
会社の会議などでは開始時間が厳密であるため、遅刻すれば、出席者の迷惑になる場合があります。
その点、立食パーティーでは、開始時間はあるものの、さほど厳密ではありません。
開始時間になれば、少しずつ食事と交流が始まります。
数十分ほどの遅刻なら、あとから入場しても問題ないでしょう。
しかし、いくら遅刻に寛容とはいえ限度があります。
種類や雰囲気にもよりますが、目安としては30分までの遅刻が限界です。
開始から30分あたりで主催者からの簡単な挨拶などがありますから、このタイミングまでには入場しておきたいところです。
また、あまりに遅れて入場してしまうと、交流する時間がなくなります。
人と交流するのが目的なのですから、仕事の事情など仕方ない場合を除いて、きちんと時間どおりに出席するのがいちばんです。
逆に、早く退席する分には問題ありません。
主催者や会場での食事や交流などを十分楽しめれば、主催者に一言言ってから、退出しましょう。
「顔を出す」ということが大切なのです。
立食パーティーでは、途中、誰かが会場全体に向けて話をする場合があります。
来場に対する感謝であったり個人の紹介であったりなどです。
立食パーティーの最中は、基本的に会話をしながら食べたり飲んだりできます。
誰かが会場全体に向けて話をしている最中も、食べたり飲んだりしながら聞いても大丈夫だろうと思いますが、このときは例外です。
誰かが会場全体に向けて話をしている最中は、マナーとして、手にしている皿やグラスをテーブルに置くことが大切です。
「一生懸命に話を聞いている」という姿勢を見せるためです。
「食事をしながら聞いていただいて結構です」と許可がある場合は別ですが、基本的に飲み食いしながら話を聞くのはタブーです。
特に、話をしている人物が主催者なら、必ず置くようにしましょう。
主催者から招かれたわけですから、できるだけきちんとした配慮を心がけたいものです。
食べたり飲んだりしながらの状態では、聞いていないような印象を与え、大変失礼です。
主催者からの会場全体に向けた話が始まれば、必ず皿もグラスもテーブルに置くようにして、耳を傾けるようにしましょう。
立食パーティーでは立ちながら食事をするのが基本ですが、椅子が用意されていることがあります。
立ち疲れた人が一時的に休憩するときに使うためですね。
足が疲れてしまえば、誰でも使えます。
椅子を使うのはいいのですが、マナーがあります。
誰でも使える椅子ではありますが、次のようにTPOをわきまえながら使うようにしましょう。
椅子は足が疲れたり体調が悪くなったりした際、使います。
疲れも体調も悪くないのに使うのは良くありません。
できるだけ、椅子はお年寄りや疲れている人を優先的に使ってもらいます。
若い人は「立食パーティーでは座らないもの」と思うくらいの意気込みで出席しましょう。
バッグや荷物でキープするなどは言語道断です。
足が疲れた人や体調が悪い人は使ってもいいのですが、独占はNGです。
いつまでも座り続けていると、ほかに疲れている人が座れなくなります。
疲れや体調が回復すれば、ほかに使いたい人のことも考え、席を譲りましょう。
たとえ、椅子で休憩していたとしても、座りながらの食事は控えます。
周りが立ちながら食事をしている中、座りながら食事をするのは雰囲気を壊してしまいます。
パーティーの最中、グラスをテーブルに置いてお手洗いに向かい、戻ってきたときのことです。
「あれ? 自分のグラスはどれだったかな」
しばらく目を離した隙に、自分のコップがどれかわからなくなった経験はありませんか。
パーティーでは、色も形もそっくりのグラスがたくさん並びますから、よく起こるトラブルです。
難しい問題のように思えますが、実に単純な方法で防げます。
コップを置いてしばらく離れるとき、紙ナプキンを2つ折りにして、コップの下に敷いておけばいいのです。
この紙ナプキンの状態によって、しばらくグラスから目を離しても、自分のものがどれなのか一目でわかるようになります。
紙ナプキンの折り方も、きれいに端をそろえた2つ折りではなく、わざとずらして折ると、自分のものだとわかりやすくなります。
同時に、冷たい飲み物の場合は、グラスからしたたり落ちる水滴を紙ナプキンが吸い取り、テーブルを汚すこともなくなります。
立食パーティーへの参加には、お金がかかるのが一般的です。
しかも場合によっては、結構な参加費を取られます。
立食パーティーでは基本的に食べ放題であるため、料金が少し高くなってしまうのは当然です。
「高い立食パーティー代を払ったのだから、元を取ってやるぞ」
ときどき、お金の元を取ってやろうと、一生懸命料理を食べている人を見かけます。
もちろん食べまくっていけないわけではありません。
しかし、食べて元を取ろうとすると失敗します。
そもそも元を取っても仕方ないのです。
仮に、たくさん食べて、元を取れたと考えてみましょう。
それは、普通に食事をしているのと変わらなくなる。
プラス・マイナス・ゼロです。
そもそも食事で元を取ろうとしていることが良くありません。
元を取ろうとする方向性が間違っています。
本当に元を取ろうとするなら「食べ物」ではありません。
「出会い」です。
立食パーティーの参加費は「食べ物」に対して支払っているのではなく「出会い」に対して支払っているお金です。
積極的に知らない人に話しかけて、人脈を広げたり、人間関係の仲を深めたりします。
時には、新しいビジネスチャンスにつながるような出会いもあるはずです。
時には、恋愛に発展するような出会いもあるでしょう。
そういう出会いを求め、実現できたとき、本当に「元が取れた」と言えるのです。
立食パーティーでは基本的に会場内なら、どこでも立って食べていいはずです。
と言いたいところですが、実はどこでも食べていいわけではありません。
マナーとして「ここで食べてほしくない」という場所が3つあります。
大勢の人が列をつくる場所は、ただでさえ混み合う場所です。
料理台の近くで立って食事をされると、ほかの並んでいる人たちの邪魔になります。
この付近では、できるだけ食事を控えるようにしましょう。
料理を皿に盛った後は、できるだけ料理台から離れた場所へ移動し、立食用のテーブルで食事をするのがベターです。
出入り口付近は、給仕やほかのお客さんなどが頻繁に出入りします。
ここで立って食事をされると、通行の妨げになります。
出入り口付近は、必ず開けておくようにしましょう。
椅子は疲れている人が休憩する場所です。
自分が疲れて休んでいる真横で、にぎやかに会話をされたり食事をされたりすると、気になってなかなか休めなくなります。
疲れている人に対する配慮として、椅子の付近での食事も控えるようにしましょう。
通常、皿に料理を盛ろうとすると、皿全体を均一に乗せようとするはずです。
別に悪いわけではありませんが、もっと持ちやすくなるための工夫があります。
ポイントは皿の上です。
あえて、均一に盛らないのです。
たとえば、左手に皿を持つとき、皿の左下部分だけを残して、料理を盛るようにしましょう。
あえて左下に空白を残しておくのがポイントです。
左下の余白があるおかげで、持ち手部分として皿を持ちやすくなります。
逆に左利きの人なら、右下に余白を残しておくと右手で持ちやすくなります。
グラスの持ち方を変えるだけで、第一印象を変えることができます。
今まで何気なくグラスを持っていたなら、少し工夫をしてみましょう。
第一印象を良くするため、ぜひ次のことを心がけましょう。
胸のあたりまで、グラスを片手で持ち上げます。
すると、胸元や肩幅が大きく見えるようになり、堂々とした頼もしい印象を与えます。
少し腕は疲れますが、相手に与える好印象は抜群です。
女性の場合は、胸より少し下のあたりのところで、両手で持つのがおすすめです。
両手できちんと持っている姿は、相手に上品な印象を与えます。
気をつけてほしいのは、脇です。
脇を締めて、グラスを持つと、全体的にスリムになります。
シルエットの美しい女性を演出できるのです。
冷たい飲み物が入ったグラスで困るのは、水滴です。
水滴が発生すると、さまざまな問題が発生します。
第1は、水滴のせいでグラスが滑りやすくなってしまうこと。
第2は、手がぬれてしまうこと。
第3は、水滴が床やテーブルに落ち、床が滑りやすくなってしまうことです。
冷たい飲み物では避けられない宿命のように感じますが、対処法があります。
冷たい飲み物が入ったグラスの下半分に、紙ナプキンを巻いておけばいいのです。
水滴によって湿った紙ナプキンが、滑り止めになります。
紙ナプキンでグラスを拭くことができますし、水滴がこぼれることもないので、安全です。
相手との交流を深めようと思うと、犯しやすい失敗があります。
相手と少しでも早く深い仲になろうとした結果、つい、相手のプライベートまで聞いてしまうのです。
相手のことを知りたい気持ちが強いとはいえ、最初からずけずけプライベートを聞く人は印象が悪くなります。
せっかくの出会いが台無しです。
政治・宗教・野球などの話題は控えながら、最初は「お互いに共通する話題」や「当たり障りのない話題」から始めます。
雰囲気が温まったり、話が盛り上がってきたりすれば、次第にプライベートな話題にさりげなく移っていきましょう。
立食パーティーでは、できるかぎり利き手を空けておくと、何かと便利です。
初対面の人と会えば握手をしますし、会話の最中に簡単な身ぶりがしやすくなります。
しかし、問題なのは、皿とグラスを同時に持つ方法です。
皿とグラスを片手に持つには、次の持ち方を心がけましょう。
人差し指と中指の間に、皿を挟みます。
次に、親指と人差し指を使って、グラスを固定します。
このとき、紙ナプキンを皿とグラスの間に挟んでおくと食器を傷つけませんし、かちゃかちゃという音もしなくなります。
カトラリーは、皿の上に置いてもいいですが、不安な人は中指と薬指の間に挟むようにします。
ただし、この持ち方は慣れていないと不安定です。
手も疲れやすいですから、持ち方に自信がない人は無難にグラスか皿のどちらかをテーブルに置いておくほうがいいでしょう。
「つまらない」
「面白くない」
「早く帰りたい」
交流会では、誰とも話をせず、壁際で1人、じっとしている人をときどき見かけます。
女性なら、こういう状況を「壁の花」と呼びます。
何らかの事情で気が乗らないまま出席している人に、よく見かけられる光景です。
誰の邪魔もしていないから、壁際で立っているくらいいいだろうと思いますが、よくないのです。
「雰囲気」というものがあります。
壁の花は、人と人とが交流する雰囲気を壊してしまいがちです。
いかにも「暇だ」「つまらなさそう」という雰囲気は、人と交流する温かい場が冷めてしまいます。
一生懸命、場を盛り上げたり温めたりしている主催者に失礼です。
また、体調が悪いのではないかと、周りの人を心配させてしまいます。
もし体調が悪いなら椅子に座って休憩です。
どうしても気分が乗らないようなら、会場から出たほうがいい。
何の邪魔にもなっていないからとはいえ、壁際でじっとするのはマナー違反です。
交流会に出席するからには、壁際でじっとせず、できるだけ積極的に多くの人に話しかけるようにしましょう。
「どうも交流パーティーは苦手だ。つまらない」
交流パーティーを苦手とする人は、面白くないから、壁際でじっとしている人がいます。
こういう人は、主催者・会場・出席メンバーなどに問題があるから、面白くないと思っています。
しかし、違います。
問題なのは、自分です。
面白くないから、じっとしているのではありません。
じっとしているから、面白くないのです。
交流パーティーを有意義にできるかどうかの鍵を握るのは、主催者や参加者がポイントではありません。
自分がポイントです。
いかに積極的に話しかけ、交流の輪を広げられるか。
そのためにも、まず動きましょう。
誰かに話しかけましょう。
動いて話しかけるほど、交流会は面白くて有意義になります。
あなたがどう感じているかは、積極性を示すバロメーターです。
「面白くない、つまらない」と感じるほど、消極的だという証拠です。
「面白い、有意義だ」と感じるほど、積極的に動いている証拠なのです。
知らない人に話しかけるときには「共通の話題」から入るのがポイントです。
「それはわかっている。共通の話題がうまく見つからないから困っている」
たしかにそうですね。
「共通の話題」というのは抽象的です。
もう少し具体的な話題に絞っていきます。
キーワードは「料理」と「雰囲気」です。
立食パーティーでは、必ず料理が登場します。
ビュッフェ形式ですから、多種多様な料理が登場することでしょう。
その料理を話題にすればいいのです。
料理は、会場にいるすべての人にとって共通の話題になります。
たとえば、次のような言葉で話しかけてみましょう。
「おいしそうな料理が並んでいますね」
「おいしそうなデザートですね」
「このパスタ、おいしいですよ」
「料理の種類が多くて、迷ってしまいますね」
料理を中心にした話題なら、スムーズに話しかけることができるのです。
会場には、独自の雰囲気があります。
会場の広さ、明るさ、人の盛り上がり方など、会場の雰囲気は、交流会に参加しているすべての人にとって共通の話題になります。
次のような、当たり障りのない話題で十分です。
「会場は大盛況ですね」
「大きな会場ですね」
「きれいな会場ですね」
雰囲気をネタにすれば、スムーズに話しかけることができるのです。
とある交流会でたくさんの人と交流しようと思い、ある作戦を思いつきました。
最初に食事を済ませ、食事を完全に終えてから、交流をしようと思ったのです。
皿・カトラリー・グラスなどを持つ手間から解放され、人との交流に専念できるだろうと思ったのです。
理論上は、うまくいくはずでした。
しかし、結果は大失敗でした。
最初に食事を終えてしまうと、おなかがいっぱいになり、動きにくくなりました。
しかも不思議なことに、なぜかおなかがいっぱいになると眠くなる。
立っているのがやっとで、猛烈に座りたくなるのです。
そもそも椅子は、疲れている人や年配者へ優先するものです。
おなかがいっぱいで眠いので、椅子に座るのもかっこ悪い。
満腹のせいで頭がぼうっとして、交流の余裕ができるどころか、なくなってしまった。
とんだ、大失敗でした。
情けない話です。
その後この失敗経験から、食事は周りの雰囲気に合わせ、ゆっくり進めるようになりました。
たとえおなかがすいていたとしても、最初から料理を勢いよく食べると、私のように失敗します。
オードブルからゆっくり始め、周りの雰囲気とペースを合わせるくらいがいちばんです。
知らない人と一緒に食事をしながらのため、交流もしやすくなり、話も弾みやすくなるのです。
用事があって、立食パーティーを最後までいられないことがあります。
招かれたパーティーで、こっそり帰るのはマナー違反です。
少し早めに帰る場合は、主催者に一言断ってから、会場を離れるのがマナーですね。
ここまでは常識としてわかっていることでしょうが、もう1つ、大切なマナーがあります。
あからさまに、大きく挨拶をしないことです。
「お先に失礼します!」
帰り際に大きな声で挨拶してしまうと、ほかの人の耳に届いてしまいます。
すると、やはり人間です。
「私もそろそろ帰ろうかな」という考えを巡らせることになり、ほかの人まで席を立たせることになる可能性があるからです。
1人が帰ったことをきっかけに、次々に会場を去る人を増やしやすくなります。
立食パーティーは、できるだけ多くの人に最後までいてもらうように配慮したいものです。
主催者に一言断りは入れ、目立たないよう、こっそり会場から離れるようにしましょう。