プレゼンで、大きなスクリーンを活用して進めることがあります。
大きなスクリーンで説明する場合、言葉だけで説明するのは良くありません。
スクリーン上に大きく映し出された映像は見やすいですが、肝心のどこを見ていいのかわからず、理解に苦しむことが多いからです。
何の前触れもなく、いきなりプレゼンをすることはありません。
たいていの場合、プレゼンの前には「企画書」なるものを上司に提出します。
発案した新商品の概要を、簡易的にまとめた資料です。
プレゼンで大切になるのは、構成です。
プレゼンソフトの操作を熟知し、資料の見栄えをよくしても、構成が悪ければ、言いたいことが伝わりません。
構成は、骨組みです。
優れたプレゼンは、テーマがあります。
新商品を提案するなら、それを一言で表した言葉をつくってください。
テーマがなければ、自分でつくりましょう。
あなたがこの文章を読んでいるのも何かの縁です。
あまり大きな声では言えませんが、プレゼンで誰もが振り向く3つのキーフレーズを教えましょう。
ずばり「お金・信用・問題解決」です。
「この人のプレゼンはかっこいいな」
そう思ったのは、会社で行われた、ある男性社員のプレゼンでした。
何がかっこいいのかというと、原稿をまったく見ないのです。
「しっかりした説明なのに、なぜか眠くて仕方ない」
そんな経験はありませんか。
居眠りの多いプレゼンでは、資料を棒読みしている場合が多いのが特徴です。
プレゼンで使う資料の要点は、できるだけシンプル、かつ明確にしましょう。
シンプルで明確であるほど、人の印象に残りやすくなります。
そこで活用するのが「箇条書き」です。
プレゼンの最中で思わぬアクシデントに見舞われることがあります。
突然の停電。
準備した資料が足りない。
戦では、相手のことをよく知っておかなければ戦いに敗れます。
刀で戦うべきか、やりで戦うべきか、弓矢で戦うべきか。
それは相手や立地条件などによって異なります。
プレゼンでの説明は、文語体か口語体か。
どちらが大切かというと、両方大切であり、両方必要です。
真面目すぎる発表者の中には、口頭で説明するとき、口語体ではなく文語体で説明する人がいます。
プレゼンでは、プロジェクターやパソコンなどを使用します。
自社内で行うプレゼンならいいのですが、場合によっては、社外でしなければいけないこともあります。
たとえば、お客さまの会社へ出向いて、発表する場合などです。
メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「印象に関する法則」のことです。
人と出会って印象を受ける際、どこから印象を受けるのか実験を繰り返し、以下のような万国共通の法則を発見しました。
話の内容などの言語情報が、7%。
もし、プレゼンの時間を調整できるなら、午前がおすすめです。
午後は、昼食を取った影響で、眠ってしまう人の確率が高くなります。
居眠りをしないとはいかないまでも、頭がぼうっとして頭の回転が鈍くなるでしょう。
プレゼンを行う前の準備として、真っ先に思い浮かぶのは「資料作成」です。
恥ずかしい内容にならないように、発表内容をまとめ、資料の見栄えを整えたりします。
もちろん資料作成は必要です。
ときどき資料を、主役にしている人がいます。
プレゼンの準備といえば、資料作成だと思っている人です。
プレゼン本番といえば、聞き手のいる前を向かず、下を向いて資料を棒読みすることだと思っている人です。
本を書くのが上手な人は、普段からよく本を読んでいる人です。
心を打つような言葉や表現にたくさん触れているため、いざ自分が書こうとするとき、そうした言葉や表現が浮かびやすくなります。
料理をつくるのが上手な人は、普段から一流の料理を口にして、舌を鍛えています。
良いプレゼンをしたければ、質の高いプレゼンにたくさん触れることが大切です。
では、どう良いプレゼンを見つけるのがいいのでしょうか。
一般的には、会社の先輩のプレゼンを見たり、無料のセミナーに出かけたりなどが挙げられます。
「やっと終わった……」
プレゼンが終わった後は、独特の開放感があります。
私も経験があるのでわかります。
プレゼンで、聞き手は最後まで集中して聞いてくれると思ったら大間違いです。
集中力は変化しやすい。
一般的に集中力は、開始直後が最も高く、次第に低下します。
重要な情報ほど、プレゼンの後半に発表する人がいます。
始まってすぐ言ってしまうと、もったいない気がしているのです。
もったいぶりたい気持ちはわかりますが、良くありません。
聞き手がきちんと集中して聞いてもらえるのは、最初の10分ほどです。
10分を過ぎれば、次第に集中力が低下して、きちんと話を聞いてもらいにくくなります。
もし、この10分以内に最重要事項の発表があれば、話は少し変わります。
新人がプレゼンの練習をするなら、電話対応がうってつけです。
電話対応そのものが、プレゼンの練習と言っても過言ではありません。
プレゼンと電話対応のどこに関係があるのか。
魅力的な大道芸人は、観客を芸に巻き込みます。
いきなり巻き込まれるのは驚きますが、唐突であるだけに、はらはらした芸になります。
成り行きが気になるため、多くの観客が注目するでしょう。
現代では、電子機器を駆使してプレゼンを行うのが定番です。
もちろん紙の資料のみで行うプレゼンもありますが、電子化の進んだ現代では少なくなりつつあります。
パソコンやプロジェクターを使ったほうが、圧倒的に表現力があり、力のあるプレゼンを行えます。
プレゼンでは、あらかじめ開始時間と終了時間が設けられています。
そもそも社会で仕事をするなら、時間厳守は当然ですね。
特にプレゼンの場合は、時間厳守を徹底しましょう。
簡単に聞き手の興味を引ける方法があります。
発表者の体験談を混ぜる方法です。
体験談も、できれば「不幸」にちなんだ内容がおすすめです。
「後で資料を見ておいてください」
ときどきプレゼンの途中で、省略した言い方をする人がいます。
資料に細かい説明を載せすぎて、説明する時間がない場合によく見られます。
とあるプレゼンで、聞き手が身を乗り出すような見どころがありました。
新商品が登場する瞬間です。
新商品が登場する瞬間は、やはり誰もが注目する瞬間です。
テレビのアナウンサーが、前を向いてニュースの原稿を読み上げます。
不思議と、アナウンサーの言葉には信用できる感じがあります。
やましさや疑いが感じられません。
プレゼンで、大きなスクリーンを活用して進めることがあります。
大きなスクリーンで説明する場合、言葉だけで説明するのは良くありません。
スクリーン上に大きく映し出された映像は見やすいですが、肝心のどこを見ていいのかわからず、理解に苦しむことが多いからです。
そこで活用したいのが「ポインター」です。
長い棒状になったポインターを使えば、参加者全員の視線が、ポインターの先端に集まります。
スクリーン上で見るべき点を一目で確認でき、聞き手にとってわかりやすくなるのです。
なにより、ポインターには不思議な魔法があります。
ポインターを使っている人は、なぜか賢い発表者に見えてきませんか。
必要なときに必要な道具を使っているところから、説明慣れしたような印象が伝わってきます。
発表者が、より発表者らしく見える道具なのです。
最近では、レーザーポインターも頻繁に使用されています。
どんな形式でも結構ですので、とにかくポインターを使いましょう。
見る人にはスクリーン上で集中すべき点がわかりやすくなり、発表者には賢さを演出できるようにもなるのです。
何の前触れもなく、いきなりプレゼンをすることはありません。
たいていの場合、プレゼンの前には「企画書」なるものを上司に提出します。
発案した新商品の概要を、簡易的にまとめた資料です。
その提案が鋭い内容なら「さらに詳細を聞きたい」ということで、プレゼンの場を設けられることになります。
プレゼンというのは、この企画書を提出する段階で勝負の大半が決まっています。
「プレゼンをしてほしい」という要望があったということは、少なくとも相手は乗り気である証拠です。
聞き手が「興味がある」「もっと聞きたい」という気持ちになっているのですから、実現する可能性が高いわけです。
上司が前向きに評価をくだしています。
たとえ、プレゼンで企画の提案が落ちたとしても、そういう企画を発案できる人物として評価してもらえます。
単なる企画書とはいえ、侮ってはいけない。
プレゼンは、企画書提出の段階で、勝負の半分が決まっているのです。
プレゼンで大切になるのは、構成です。
プレゼンソフトの操作を熟知し、資料の見栄えをよくしても、構成が悪ければ、言いたいことが伝わりません。
構成は、骨組みです。
構成を考えるのはセンスが必要だと思っている人も多いのではないでしょうか。
構成にセンスは不要です。
型が、あらかじめ存在しているからです。
もちろん上級者になれば、独自の型を考え出すこともありますが、プレゼンではやはり基本に沿って進めるのがいちばんです。
プレゼンの基本構成は、2つあります。
「SDS法」と「PREP法」です。
SDSとは「Summary、Details、Summary」の略です。
最初に要約(Summary)を伝え、次に詳細な説明(Details)をした後、最後にまとめ(Summary)を述べる構成です。
SDS法は、結論を早く伝えたいときに向いています。
Summary「本日は、弊社の新型パソコンの発表会にお越しいただきありがとうございます。今までにない、スペックのパソコンをつくることに成功いたしました」。
Details「当社従来比として、CPUを1.5倍に向上、メモリを2倍に増強、さらにバッテリーが1.5倍長持ちさせたノートパソコンの開発に成功しました」。
Summary「その新型ノートパソコンがこちらです(実際の新型パソコンが登場する)」。
PREPとは「Point、Reason、Example、Point」の略です。
まず結論(Point)を述べて、次に理由(Reason)を説明し、具体的な例(Example)を出した後、最後にまとめ(Point)を述べる構成です。
PREP法は、話をじっくり述べながら、ストーリー重視に向いています。
Point「今、エコ商品が人気です。これはただの流行ではなく、時代の後押しもあります」。
Reason「地球規模で環境破壊が進み、世界中の企業が環境を意識した商品をつくらなければいけない時期にきています。消費者もそれを望んでおり、エコに対する意識が強くなっています」。
Example「たとえば、A社は二酸化炭素の排出量を2分の1に抑えた車を発売し、瞬く間に記録的なヒットになりました。また、B社で発売された洗浄液は、環境に優しい原液を使用していることが消費者の心をつかみ、洗浄液のベスト3にランキングされました」。
Point「こうした状況から、私たちも時代に遅れないよう、エコを意識した商品開発を提案いたします。それがこちらの商品です(実際の新商品が登場する)」。
どちらの構成を選ぶかは、発表する内容によります。
プレゼンの目的によって、ふさわしい型を使い分けましょう。
優れたプレゼンは、テーマがあります。
新商品を提案するなら、それを一言で表した言葉をつくってください。
テーマがなければ、自分でつくりましょう。
テーマをプレゼンの冒頭で発表するのです。
たとえば、以下のようなイメージです。
「今回ご紹介する新商品のテーマは『もっと軽く』です」
「今回お話しする考え方の軸は『遊び心』です」
「今回ご説明する計画のテーマは『魅了される美しさ』です」
いかがでしょうか。
こうすると、今から発表しようとする内容や方向性が見えてきますね。
最初にテーマを発表すると、全体像を把握できます。
後に続く説明も理解しやすくなる効果があります。
プレゼン中にも、テーマは何度も口にします。
テーマがあると、プレゼンが引き締まるようになるのです。
あなたがこの文章を読んでいるのも何かの縁です。
あまり大きな声では言えませんが、プレゼンで誰もが振り向く3つのキーフレーズを教えましょう。
ずばり「お金・信用・問題解決」です。
この3つのキーワードは、誰もが反応します。
「売り上げが向上する」
「信用が増す」
「問題が解決できる」
この言葉は、強力です。
やはり自分や自社の利益に直接関係する話には、耳を傾けるのです。
今あなたが発表している内容が、どうなるのか。
その結論として「儲かる」「信用が増す」「解決できる」のいずれかを使ってみましょう。
「その結果、売り上げが上がります」
「その結果、信用が増します」
「その結果、問題が解決します」
聞き手は、目を輝かせて注目するに違いありません。
ただし、使いすぎには要注意です。
強力な言葉であるゆえに、あまり過剰に使いすぎると、逆に嘘のように聞こえます。
発表内容にさりげなく、含めるのがポイントです。
「この人のプレゼンはかっこいいな」
そう思ったのは、会社で行われた、ある男性社員のプレゼンでした。
何がかっこいいのかというと、原稿をまったく見ないのです。
完全に手ぶらであり、あるのはスクリーンに映し出されたスライドのみ。
ほとんど場合、資料を手に持って、ちらちら資料を見ながら発表になるのではないでしょうか。
発言が途切れたり下を向いたりするので、ぴんときません。
心を打つプレゼンをする人の特徴は、原稿を見ていないことです。
原稿に頼らない姿がかっこいいのです。
「すごいな。次は自分もやってみよう」
難しいと考えていたのですが、やればあっさりできるものです。
ほとんどの場合、発表者は本番で使うスライドや資料を、自分で試行錯誤しながら作成しているはずです。
その作成段階で、内容のほとんどは自然と頭に入ってしまうのです。
そのためスクリーンに映し出されたスライドを見ただけで、言いたいことがぱっと思い出せるようになります。
ほとんどの人が「自分にはできない。できるはずがない」と思い、資料を見ながらの発表をしているのではないでしょうか。
騙されたと思って、一度やってみましょう。
個人差はあるでしょうが、できてしまいます。
言いたいことは、スライドを見た瞬間に、思い出されます。
原稿を持たないことで、前を向くことができ、聞き手と目を合わせながら話ができるようになります。
たったこれだけのことで、堂々としたプロフェッショナルな印象を与えることができるのです。
「しっかりした説明なのに、なぜか眠くて仕方ない」
そんな経験はありませんか。
居眠りの多いプレゼンでは、資料を棒読みしている場合が多いのが特徴です。
内容はわかるのですが、興味を引かれる点がなく、つまらないのです。
映画でも、絵は美しいのに眠くなる作品がありますが、それと同じです。
美しい・きれいだけでは、心を動かせないのです。
そこで、聞き手の注意を引くような工夫が必要です。
いかに、聞き手の興味を引くことができるか。
難しいように思えますが、実は簡単です。
プレゼンの発表の一部に、問いかける言葉を含めればいいのです。
「これはすごいですよ。何だと思いますか」
「商品には重大な欠点があります。さて、何でしょうか」
「こういうとき、皆さんならどう対応しますか」
このように疑問符を投げると、聞き手は「何だろう」と興味を引かれ、考え始めます。
聞き手の眠気は吹き飛び、発表者の言葉に集中し始めるのです。
あなたのプレゼンに、問いかける言葉はありますか。
プレゼンで使う資料の要点は、できるだけシンプル、かつ明確にしましょう。
シンプルで明確であるほど、人の印象に残りやすくなります。
そこで活用するのが「箇条書き」です。
文章で説明するより、箇条書きのほうが直感的にわかりやすくなります。
ところで、あなたが箇条書きでまとめた要点はどうなっていますか。
すでに短くまとめられた要点のほとんどは、実はもっと短くできます。
たとえば、プレゼンで「丸みを帯びた新しいノートパソコン」の発表をするとします。
機能特徴の説明で、以下のように要点をまとめました。
【新型ノートパソコンの特徴】
普通に要点をまとめられれば、おそらくこうした感じになるでしょう。
すでに十分まとめられているように思える要点です。
しかし、実はもっと短くできます。
【新型ノートパソコンの特徴】
いかがでしょうか。
いらない文言をさらに削ってみましたが、意味は通じますね。
削ってしまったほうがすっきりし、意味が伝わりやすくなったはずです。
短い一言に、堂々とした自信も感じられます。
「もっと要点を短くできないか」と問いかけながら、資料を見直してみましょう。
要点は、もっと、短くできるのです。
プレゼンの最中で思わぬアクシデントに見舞われることがあります。
突然の停電。
準備した資料が足りない。
資料の上に、水をこぼしてしまった。
アクシデントが発生したとき、あなたならどうしますか。
想定外のアクシデントは、あたふたしてしまいます。
「大変だ。どうしよう」と、あたふたするのは普通です。
発表者側の過失の場合「しっかりしてくれよ」と思い評価が落ちやすい。
しかし、こういうときはチャンスだと考えるのです。
プレゼンは硬い雰囲気になりがちですので、アクシデントはジョークを飛ばす瞬間です。
急に停電になれば「おっと。急に暗くなりましたね。誰かの嫌がらせかな」とネタに変えます。
軽いジョークの1つでも飛ばせられれば、笑わせることができますし、余裕を見せることもできます。
人数分の資料にもかかわらず足りなければ「誰か熱心な人が、2部、横取りしていませんか」と言ってみたりします。
命やお金に関わるアクシデントはジョークは除き、軽いアクシデントなら、ジョークのほうが適切です。
大切なことは、楽しくさせることです。
アクシデントも、ジョークに変え、楽しみに変えてしまいましょう。
戦では、相手のことをよく知っておかなければ戦いに敗れます。
刀で戦うべきか、やりで戦うべきか、弓矢で戦うべきか。
それは相手や立地条件などによって異なります。
スポーツでも、相手選手について事前に下調べをして対策を練るのは、よく耳にする話ですね。
もちろんプレゼンも同じです。
プレゼンの資料作成も、まず相手を知ることから始まります。
相手のことを知るからこそ、こちらはどう対応すればいいのかがわかるのです。
準備の大前提として、次の2点を明確にしましょう。
今、お客さまがどのような問題点を抱えているのか。
それが相手の弱点です。
問題を解決する提案です。
弱点を知るからこそ、対策が見えてきます。
相手の立場になって考えてみましょう。
この2点を明確にしておきましょう。
あなたがプレゼンをする相手の問題点は何ですか。
その問題点の解決策が、きちんと述べられていますか。
この2点が描かれているプレゼンは、目が離せなくなります。
戦いは、まず相手を知ることから始めるのです。
プレゼンでの説明は、文語体か口語体か。
どちらが大切かというと、両方大切であり、両方必要です。
真面目すぎる発表者の中には、口頭で説明するとき、口語体ではなく文語体で説明する人がいます。
「今回の商品開発は、弊社の社員が一丸で全力を持って取り組み、開発いたしました」
言いたいことはわかりますが、ありきたりな説明です。
決して間違った表現ではないのですが、心に突き刺さる印象がないのです。
そこで口語体、いわゆる話し言葉を使うのです。
「今回は徹夜続きで本当に大変でした。やっと完成したのが今回の商品です」
少し乱暴な言い方ではありますが、印象に残りやすいとは思いませんか。
心の中にすっと入ってきますし、イメージが湧きやすくなります。
書き言葉によるプレゼンはとても丁寧な印象を受けるのですが、パンチがないのです。
そこで、文語体と口語体の両方を使います。
資料は文語体で記載し、説明は口語体で進めていけばいいのです。
「美しい資料」と「印象に残りやすい説明」の2つが両立できるのです。
プレゼンでは、プロジェクターやパソコンなどを使用します。
自社内で行うプレゼンならいいのですが、場合によっては、社外でしなければいけないこともあります。
たとえば、お客さまの会社へ出向いて、発表する場合などです。
お客さまから「パソコンとプロジェクターは準備いたしますので手ぶらで結構です」と言われます。
準備の手間がなくなり、パソコンやプロジェクターをわざわざ持っていく必要がありません。
しかし、少々重くても、パソコンやプロジェクターなどは、できるかぎり持参したほうがいい。
操作に使い慣れているからです。
使い方が慣れていれば、操作に迷わず、スムーズにできます。
トラブルの際も、使い慣れている機器なら対処法がわかります。
いちばんの違いは、心理面です。
お客さまから借りているパソコンやプロジェクターは、操作をする際「借り物だから壊してはいけない」という抵抗感が働きます。
不用意に触りにくくなる。
触りにくいため操作もしづらくなり、トラブルの際、どうしていいのかわからなくなるのです。
大きすぎる機器は持参できませんが、小さな機器を選んで持参しましょう。
現場まで持っていくのに少し疲れますが、疲れた分の確実性が増すのです。
メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「印象に関する法則」のことです。
人と出会って印象を受ける際、どこから印象を受けるのか実験を繰り返し、以下のような万国共通の法則を発見しました。
話の内容などの言語情報が、7%。
話し方(声の質・速さ・大きさ・口調)などの聴覚情報が、38%。
見た目(服装・表情・しぐさ・視線)による視覚情報が、55%。
この数字の並びを取って「7-38-55のルール」とも言われます。
単なる法則の1つと思って見逃しやすいのですが、プレゼンでは大いに参考になります。
プレゼンのどこから重点を置くべきか。
どこが最も重要なのか。
その重点を置くべき優先度の参考になります。
メラビアンの法則にのっとって考えると、いちばん大切なのは「見た目」です。
きちんとした身なりで、資料を美しく整えるという見た目を最重視します。
前を向いて、堂々と話をします。
次に「話し方」です。
ゆっくり落ち着いて話をすることで、相手に信用されるようになります。
最後に「言葉遣い」です。
礼儀正しい、丁寧な言葉遣いを意識します。
もし、プレゼンの時間を調整できるなら、午前がおすすめです。
午後は、昼食を取った影響で、眠ってしまう人の確率が高くなります。
居眠りをしないとはいかないまでも、頭がぼうっとして頭の回転が鈍くなるでしょう。
きちんと聞いてもらえない状況になりやすい。
発表する内容はまったく同じでも、午前か午後かで、評価が変わってくる可能性すらあるのです。
あらかじめ午後しか選択肢がない場合は諦めるしかありませんが、調整できるなら、ぜひ午前です。
私の経験ではありますが、午前にプレゼンを終えれば「よし。終わった」と、心理面で区切りがつきやすくなります。
気がかりがなくなることで、午後の仕事にも集中しやすくなります。
プレゼンを行う前の準備として、真っ先に思い浮かぶのは「資料作成」です。
恥ずかしい内容にならないように、発表内容をまとめ、資料の見栄えを整えたりします。
もちろん資料作成は必要です。
見直しも必要です。
ただ、熱心に資料を作成するのはいいのですが、いつの間にか資料作成が目的化している場合が多いのです。
プレゼンの準備の中心が、資料作成になってしまう。
資料ができれば、それで満足してしまう。
もしくは、プレゼンの準備のほとんどを、資料作成のみで終わらせてしまう。
こうしたケースに心当たりはないでしょうか。
実際、プレゼンに慣れていない初心者のほとんどが陥るパターンです。
たしかに資料を作成することも大切ですが、あくまで資料は脇役です。
本当に大切なのは、本番です。
わざわざプレゼンを開くのは、熱意を伝えるためです。
いつまでも資料ばかりに力を入れすぎず、ある程度まとまれば、わかりやすい話し方や進め方などに重点を置くようにしましょう。
発表者が主役であり、資料はあくまで脇役なのです。
ときどき資料を、主役にしている人がいます。
プレゼンの準備といえば、資料作成だと思っている人です。
プレゼン本番といえば、聞き手のいる前を向かず、下を向いて資料を棒読みすることだと思っている人です。
資料を頼りにするのはいいのですが、資料はあくまで脇役です。
資料が主役になるなら、わざわざプレゼンなど開かず、資料配布だけで十分です。
なぜ、わざわざプレゼンを行うのか。
プレゼンでしか伝えられないことを、伝えるからです。
それが熱意です。
あなたのプレゼンに熱意があるかどうかです。
どれだけ本気になっているかという熱意を伝えるために、プレゼンを開いています。
紙や電子データの資料だけでは、熱意は十分に伝わってきません。
やはり発表者に直接会うことが必要です。
発表者が必死に商品の説明やアピールを聞いているうちに、気持ちの強さが伝わり、聞き手の心が動かされるのです。
発表する人が人間なら、聞く人も人間です。
ハートを動かせるのは、ハートしかありません。
身ぶり手ぶりも、大きく使いましょう。
最も大切なのは「発表者がどれだけ熱意を持ってプレゼンをできるか」なのです。
本を書くのが上手な人は、普段からよく本を読んでいる人です。
心を打つような言葉や表現にたくさん触れているため、いざ自分が書こうとするとき、そうした言葉や表現が浮かびやすくなります。
料理をつくるのが上手な人は、普段から一流の料理を口にして、舌を鍛えています。
おいしい料理をつくるために、見栄え・食材・調理手法などにたくさん触れているため、質の高いレシピが浮かびやすいのです。
プロのミュージシャンも、普段から良い音楽を聴いているものです。
どのようなメロディーのときに心を動かされるのか。
まず自分が受け身になって感じるからこそ、再現もできるようになります。
表現の発揮の前提は、表現の吸収です。
まず自分が受け身になり、素晴らしい手本にたくさん触れることで、自然とセンスが磨かれたり技術が向上したりするのです。
プレゼンでも、良い手本にたくさん触れることは重要です。
どういう話し方ならわかりやすいのか。
資料は、どのような構成や書き方が見やすいのか。
これは文章による説明だけで伝えるのは難しい。
やはり実際に素晴らしいプレゼンを受講して、自分の肌で感じ取っていただきたいのです。
「なるほど、こうすればいいのか」という感覚だけでもつかめれば、しめたものです。
吸収すれば、後は自分が再現できるようになるのです。
良いプレゼンをしたければ、質の高いプレゼンにたくさん触れることが大切です。
では、どう良いプレゼンを見つけるのがいいのでしょうか。
一般的には、会社の先輩のプレゼンを見たり、無料のセミナーに出かけたりなどが挙げられます。
しかし、どれも機会が限られますし、ましてや本当に質の高いプレゼンかどうかわかりませんね。
たしかに以前はそういう方法でしか、受講できませんでした。
しかし、時代は変わりました。
最も安くて手っ取り早いのは、やはりインターネットの動画サイトにあるプレゼンです。
世界中、さまざまな人によるプレゼンを、検索すればすぐ出てきます。
もちろん誰のプレゼンでも良いわけではありません。
プレゼンの評判も、インターネットで検索すれば、簡単にわかるものです。
特におすすめなのは、一部上場企業の有名経営者によるプレゼンが参考になります。
無料ですぐ検索できます。
インターネットが普及している今、昔に比べれば、はるかにプレゼンの技能を磨きやすくなったと感じます。
これが、今の時代に合った、新しい技能の磨き方です。
インターネットによる恩恵を、最も享受できる時代に生きているわけですから、その道具は徹底的に生かしましょう。
「やっと終わった……」
プレゼンが終わった後は、独特の開放感があります。
私も経験があるのでわかります。
本番前は、寝ても覚めてもプレゼンのことで頭がいっぱいになるものです。
絶対に失敗することがないように、資料を何度も見直したり、発表のリハーサルをしたりします。
その分、ようやく本番が終わった後の開放感はたまりません。
背中に背負っていた重荷がなくなり、心が軽くなります。
しかし、です。
どんなに準備をしたプレゼンでも、発表中に「もっとこうすれば良かったな」という思わぬ発見があります。
「カーテンのない部屋だった。プロジェクターの映像がほとんど見えない」
「プロジェクターで部屋を暗くすると、今度は資料が見えにくくなるのか」
「ここのデータは別紙にしたほうが見やすかったな。考慮が足りなかった」
準備を徹底したつもりでも、本番中に気づくことがあります。
「次回、気をつけよう」と思います。
しかし、実際、次にプレゼンをするときには、忘れているものです。
プレゼンが終われば開放感に浸りますが、その前にメモです。
本番中に気づいた教訓や発見を紙にメモして、次のプレゼンで生かせるようにしておきましょう。
そのメモは必ず財産になります。
プレゼンで、聞き手は最後まで集中して聞いてくれると思ったら大間違いです。
集中力は変化しやすい。
一般的に集中力は、開始直後が最も高く、次第に低下します。
終盤あたりではほとんど聞いてもらえないほど、集中力が低下していると思ったほうがいいでしょう。
もしくは居眠りをされているかもしれません。
聞き手が集中して聞いてもらえるのは、せいぜい最初の10分間です。
この10分間は大切にしましょう。
聞き手にアピールしたいポイントは、最初の10分以内に発表したほうが、より強く印象に残りやすくなります。
重要な情報ほど、プレゼンの後半に発表する人がいます。
始まってすぐ言ってしまうと、もったいない気がしているのです。
もったいぶりたい気持ちはわかりますが、良くありません。
重要な情報を後回しにしてしまうと、聞き手の集中力低下が原因で、きちんと聞いてもらえなくなるからです。
大切なのは、プレゼンが始まって最初の10分間です。
この10分間は、集中力が高いため、話した内容を覚えてもらいやすくなります。
しかし、10分間は、あくまで目安です。
実は少し工夫を加えれば、この10分ほどしか持たない集中力を持続できるようになります。
最初の10分以内に「最重要事項」を発表するのです。
集中力があるうちに最重要事項の発表があると、聞き手の興味は最高潮に達します。
重要な情報というのは、いわゆる「つかみ」です。
映画でも、最初につかみがあると興味を駆り立てられ、最後まで眠らずに見ることができるようになります。
本でも、最初に面白いと感じる部分があれば、面白い内容が続くに違いないと期待し、最後まで読まれやすくなります。
プレゼンでも、最初の10分以内に重要情報の発表をすれば、つかみの効果が得られます。
聞き手の集中が長く持続するのです。
聞き手がきちんと集中して聞いてもらえるのは、最初の10分ほどです。
10分を過ぎれば、次第に集中力が低下して、きちんと話を聞いてもらいにくくなります。
もし、この10分以内に最重要事項の発表があれば、話は少し変わります。
つかみの効果が得られ、聞き手の集中力が持続しやすくなるのです。
しかし、です。
たとえ、そうした工夫をしたとしても、上限があります。
時間がたてば疲れがたまり、疲れがたまれば集中しにくくなるものです。
こればかりは人間ですから、仕方ありません。
ここで提案があります。
疲れが集中を邪魔するなら、疲れが取れるようなイベントをつくればいいのです。
休憩です。
休憩によって心身ともにリセットする働きがあり、疲れが取れます。
休憩直後の10分間は、再び集中して聞いてもらえるようになるのです。
「人の集中力は90分が限界」といわれています。
長くても、90分に1回は、休憩を入れるのがいいでしょう。
聞いてもらえない状況になるなら、一度休憩を入れたほうがいいのです。
新人がプレゼンの練習をするなら、電話対応がうってつけです。
電話対応そのものが、プレゼンの練習と言っても過言ではありません。
プレゼンと電話対応のどこに関係があるのか。
大いに関係するのです。
入社したばかりの新人は、まだ社会人らしい言葉遣いに慣れていないものです。
電話対応では言葉遣いを鍛える最も良い機会の1つです。
メラビアンの法則では、人から受ける印象のうち「話し方」が38%も占めています。
55%を占める「見た目」ほどではないにしろ、無視できない割合ですね。
言葉遣いの練習は、やはり電話対応がいちばんです。
頻繁にかかってくるので、練習する機会が何度もあります。
電話ではその基本を学べます。
繰り返しかかってくる電話だからこそ、反復しやすく身につきやすい。
新人の仕事は電話対応からと言われるのは、そうした理由からです。
社会人として無視できない話し方の練習をしているのです。
礼儀正しい言葉遣いで発表する提案は、真面目な印象を受けます。
丁寧な言葉遣いで発表する新商品は、うまくいきそうな気にさせます。
徹底的な電話対応の練習によって、丁寧な言葉遣いを頭ではなく、体で覚えるのです。
体で覚えれば、適切な表現が自然と口から出てくるようになります。
整った言葉遣いは、プレゼン全体の信用を上げる効果があるのです。
魅力的な大道芸人は、観客を芸に巻き込みます。
いきなり巻き込まれるのは驚きますが、唐突であるだけに、はらはらした芸になります。
成り行きが気になるため、多くの観客が注目するでしょう。
そういう点は、発表者も見習うべきです。
発表者ばかりが一方的に発言していませんか。
聞き手は、ただ見聞きするだけになります。
発表の途中、聞き手を巻き込むような演出を加えましょう。
たとえば、聞き手に質問を投げ、答えてもらうような演出をしてみましょう。
聞き手の1人に「最近はどのような携帯に興味を持っていますか」と答えてもらいます。
発言に注意が向きますし、聞き手の発言は生々しくて信用できます。
もしくは、聞き手に何かアクションを要求するのも名案です。
「Aだと思う人は右手を挙げてください。Bだと思う人は左手を挙げてください」
手を挙げるくらいなら、手間もかかりませんし、すぐできますね。
とにかく、発表者ばかりが一方的にならず、聞き手にも何かアクションをさせることです。
聞き手に動いてもらうことで、発表にリアリティーが生まれます。
ほかの聞き手の注意喚起にもつながり、より生き生きしたプレゼンになるのです。
現代では、電子機器を駆使してプレゼンを行うのが定番です。
もちろん紙の資料のみで行うプレゼンもありますが、電子化の進んだ現代では少なくなりつつあります。
パソコンやプロジェクターを使ったほうが、圧倒的に表現力があり、力のあるプレゼンを行えます。
電気機器に頼る場合、資料については電子データ化され、パソコンやメディア媒体に入れます。
ひとまずの準備はできているのですが、万が一についても、想定しておきましょう。
プレゼンは、あらかじめ時間も場所も決まっているので、待ってもらえません。
もし社外に出てお客さまのところで行うなら、データを取りに戻る時間などありません。
「不手際のため中止します」は絶対に避けたいことです。
一気に印象が悪くなり、どんなに資料の出来栄えが素晴らしくても、台無しです。
より万全な体制を整えるなら、データは二重化しておくことをおすすめします。
データが入ったパソコンがあるからとはいえ油断はできません。
その必要なデータについては、万が一のことを考え、2つに分けて、持っていくようにするのです。
プレゼンでは、あらかじめ開始時間と終了時間が設けられています。
そもそも社会で仕事をするなら、時間厳守は当然ですね。
特にプレゼンの場合は、時間厳守を徹底しましょう。
開始時間は、すでに発表の信頼に関わっているからです。
まず、開始予定時間からきっちり始めます。
人がまだ集まっていないからと言って、開始時間を遅らせる必要はありません。
たとえば、15時から開始する予定なら、14時59分でも15時1分でもなく、15時ぴったりに始めるのです。
これを守ることができれば、聞き手の第一印象をつかめます。
予定どおりの時間から始まったことで、発表者に対して信頼を抱くからです。
続く発表内容にも、信頼できるような印象を抱かせます。
また終了時間も厳守です。
終了予定時間より早く終わる分にはかまいませんが、予定時間を越えてまで続けるのはNGです。
聞き手にも予定があります。
プレゼンが予定終了時刻を越えてしまうのは、迷惑です。
途中で退席せざるを得なくなり、発表内容が聞けなくなってしまうのです。
簡単に聞き手の興味を引ける方法があります。
発表者の体験談を混ぜる方法です。
体験談も、できれば「不幸」にちなんだ内容がおすすめです。
苦労・悩み・失敗などです。
新商品の提案をする発表者というくらいですから、開発や提案の段階で何か苦々しい思い出話の1つはあるはずです。
そのネタを思い出し、本番の発表内容に織り交ぜましょう。
「今回、コンパクトな商品をご提案します」というだけでなく、もう一言、加えます。
「今回の提案は、私が持っている商品が重く、カバンから落として壊してしまった失敗が始まりです」と告白します。
他人の不幸は、蜜の味です。
他人の不幸は、なぜか聞いてしまいます。
まったく赤の他人の不幸話をするのは失礼ですが、自分の体験した話ならいいのです。
「私も実際に使ってみましたが、やはり大きくて重いため、会社に遅刻してしまったこともあります」
失敗談が軽いジョークにもなり、場の雰囲気を和らげる効果にもなります。
新商品の開発にストーリーを混ぜましょう。
人間はストーリーに弱い生き物です。
とりわけ不幸から始まり、成功へとつながるストーリーには心を動かされます。
聞き手の眠気は吹き飛び、興味を持って発表を聞いてもらいやすくなるのです。
「後で資料を見ておいてください」
ときどきプレゼンの途中で、省略した言い方をする人がいます。
資料に細かい説明を載せすぎて、説明する時間がない場合によく見られます。
説明する時間がなくて、ざっと流したくなる気持ちはわかります。
しかし、こういう言い方をされると、聞き手としてはため息をついてしまいます。
中途半端な印象を受け、何か損をしたような気持ちにさせます。
「後で資料を見ておいてください」という説明のあったプレゼンで、感動することはありません。
発表を省略すれば、感動も何もないのです。
便利な一言ですが、使用は極力避けるようにしましょう。
では「後で資料を見ておいてください」と言いそうな箇所については、どうすればいいのか。
そもそもそういう箇所がないよう、あらかじめ資料からなくすのです。
本番前の資料チェックの際、説明する時間が不足しそうな部分は、最初から削ってかまいません。
中途半端な説明をして聞き手を不快な気持ちにさせるくらいなら、思いきって削ったほうがましです。
もし、契約などの関係で資料に載せなければいけないなら、完全に別紙にまとめるようにしましょう。
別紙として一塊にしたほうが、資料全体としてのまとまりが良くなります。
とあるプレゼンで、聞き手が身を乗り出すような見どころがありました。
新商品が登場する瞬間です。
新商品が登場する瞬間は、やはり誰もが注目する瞬間です。
これは演出です。
新作の携帯電話を、カバンから取り出す瞬間。
新型車が、カーテンを広げて登場する瞬間。
建築物の設計図を、袋から取り出す瞬間。
実物は、やはり大きなインパクトがあります。
実物が難しければ、試作品でも結構です。
試作品が難しければ、イメージ画像でもかまいません。
「どんなものなのだろうか」と興味が湧いて、眠気が吹き飛び、身を乗り出してしまうのです。
遠くから見せるだけでなく、間近で見たり触れたりできるように工夫しましょう。
たとえば、持参した試作品を会場にいる全員が触れることができるように、1人ずつ回していくようにします。
これは印象に残ります。
会場全員が試作品に触れることができ、大きさ・重さ・触感・雰囲気などを確かめることができます。
テレビのアナウンサーが、前を向いてニュースの原稿を読み上げます。
不思議と、アナウンサーの言葉には信用できる感じがあります。
やましさや疑いが感じられません。
アナウンサーと知り合いでもなければ直接会ったこともないのに、つい言葉に耳を傾け、言葉を信じてしまうのです。
不思議ですね。
なぜでしょうか。
アナウンサーと視聴者の目が合っているからです。
アナウンサーが前を向いているのは、建前ではないのです。
視聴者と目を合わせるために、真っ正面を向いています。
テレビに映る有名人と会ってもいないのに親密感が湧くのは、視聴者と目が合うからです。
目を合わせるのは、知り合いの第一歩です。
親密さが湧き、自然と言葉も信じてしまうようになります。
目を見ようとしたとき、目を見てくれなかったり視線を外されたりすると「何かやましいことでもあるのかな」と思います。
そのことで、口にする言葉にも信用できなくなるのです。
目が合って話をされたことは、真実味が湧き、印象に残りやすくなります。
プレゼンが始まれば、できるだけ会場にいる全員と目が合うようにしましょう。
一人ひとり順番に、目を合わせながら発表を進めるのです。
もちろん限界もありますが、可能なかぎりです。
視線が合って話した内容は、心にも残りやすくなります。
参加者全員と目を合わせて話すことができれば、きっといいプレゼンができるに違いありません。