「人間関係」と一言でいっても、本当に大きなテーマです。
人の長い歴史の中で、人間関係は常に大きなテーマとして取り上げられてきましたし、常に大切なこととして重要視されてきました。
それほど重要視される人間関係なのですから、人の幸せは人間関係で決まるといっても過言ではありません。
話をしすぎて嫌われることはあっても、話を聞きすぎて嫌われることはありません。
むしろ話をたくさん聞いてあげたおかげで、相手に好かれてしまう場合のほうが多くあります。
話を聞く人には、人から好かれるという特徴があります。
聞き上手になるために、難しいことは何もありません。
ただ単純に、相手の話を理解しようとして、聞くだけでいいのです。
相手の話を折らず、ただ真剣になって話を理解しようと心がけることです。
人間関係では「聞くこと」は、大切な要素です。
そんな聞くという態度を取るときに、少しだけアドバイスがあります。
あなたが心がけるべきことは「聞こえる」ではなく「聞く」ということです。
聞くという態度を取るとき、相槌を打つようにしましょう。
聞くという態度は、まず相槌という態度に表れてきます。
相手の話を聞きながら「うん」と相槌を打っていくと「理解していますよ」という立派な意思表示になります。
話を聞くときには、相槌を打つことが基本です。
上手に相槌を打てるようになったら、いろいろなバリエーションを持たせることで、あなたの聞き上手が上がります。
単なる相槌でも、軽く見るのではありません。
聞き上手になりたければ「面白いですね」という口癖を身につけるだけでうまくいきます。
「面白いですね」は相手の話に興味を持っていると同時に「もっと話を聞かせてください」という意味でもあります。
また「面白い」と言ってもらえることで、相手は話しがいがあると感じてくれ、どんどん話をしてくれます。
相手の言うことは自分には経験のないことだから理解できない、と思う人もいるでしょう。
しかし、ここが大切なところです。
たしかにあなたが、相手の本当の気持ちをすべて理解するのは難しいことです。
コミュニケーションで大切なことは、前向きに話をすることです。
できるだけ明るい話題を出し、できるだけ暗い話を避けましょう。
日常会話で、次の2つのうちどちらをよく口に出していますか。
聞くときにしばしば起こりがちなのが、相手の話を折ってしまうことです。
相手の話を聞いていると、その話がきっかけで思い出したことや話したいことが出てきます。
それでつい相手の話を折り、自分の話をしてしまうと、せっかく相手は気分よく話をしていたのに台無しになります。
私は仕事上、よくメモを取りながら話を聞くようにしています。
大切な話は書きとめておきたいこともありますが、いちばんの理由は「きちんと話を聞いていますよ」という態度を見せたいからです。
きちんと聞いているという態度、つまりメモを取るという態度を見せることで、明らかに相手の態度も変わってきます。
さらに上級者になると「耳で聞く」だけでなく「心で感じる」ことができるようになります。
もちろん初めから、心で聞くことは難しいです。
むしろ心で感じることができるようになるために、耳で聞くことが前提として必要なのです。
誰でもできる簡単な聞き上手になる方法があります。
相手の話のしっぽを繰り返すことです。
簡単ですから、あなたはこれですぐ聞き上手になれます。
あなたの理解力は、あなたの傷ついた経験に比例して大きくなります。
理解力がある人は、それだけ傷ついた経験が大きくてたくさんあるために、親身になって話を聞くことができるのです。
相手の話を理解するときに、いちばん手っ取り早い方法は自分に置き換えて話を聞くことだと言いました。
「話している間は、何も学ばない」
これは、第三十六代アメリカ大統領リンドン・B・ジョンソンの有名な言葉です。
人間が本当に学ぶ時というのは、話しているときではなく、聞いている時だという意味です。
聞く側は、できるだけ相手の年齢に関係した質問は避けることです。
年齢の話になり、気分を悪くしてしまうことは、よくあることです。
特に日本人は「若いことは良いこと。年を取ることは悪いこと」という固定観念にとらわれている人が多いです。
話を聞く側の利点としては、相手の話を聞くことで人生の失敗を未然に防ぐことができるということです。
特にこれは失敗談であるほど、あなたには大切な情報源になります。
自分が失敗して得る知恵も大切ですが、他人の失敗談を参考にして得る知恵も大切なことです。
より良い聞き上手になるために、気をつけておきたいことがあります。
相手が他人を批判するような言葉には、耳を傾けないことです。
いわゆる「悪口」です。
話を聞くのが上手な人は、相手の話に応じてうまく表情をつくることができる人です。
悲しい話には悲しい表情をして、楽しい話には楽しい表情をして、嬉しい話には嬉しい表情をします。
言葉だけで意思表示をするのではなく、表情でも気持ちを伝えることで、感情を込めたコミュニケーションができるようになります。
話を聞くときには、相手の話を否定しないことです。
否定をしてしまうと、相手はそれ以上話をしてくれなくなります。
それどころか、あなたに対して嫌悪感を持つことさえあります。
人と接するときに上手な入り方は「挨拶から入ること」です。
人と接するときは、挨拶から始めることでうまく話しやすくなります。
人付き合いが苦手という人は、挨拶を忘れてしまっている人が多いです。
私は先日、皮膚科の病院に行ってきました。
小さなかゆみがあり、診てもらおうと思いました。
しかし、診察室に入って事情を話すやいなや、すぐ先生がわかりきったように、ぺらぺらと話し続けたことが、少し残念でした。
一流といわれる医者の特徴は「薬」でなく「言葉」で患者を治してしまうところです。
患者は、病気ではないのかという不安があります。
患者の気持ちになって考える医者ほど、言葉で癒やしてくれるのです。
積極的な会話を行いたければ、話をはっきりさせるために適度に「質問」をすることをおすすめします。
適度な質問は、会話を活性化させるカンフル剤になります。
質問をすることで、相手には話に興味があることを伝えることができます。
メッセージには、2種類あります。
「言葉になっているメッセージ」と「言葉にならないメッセージ」です。
言葉になっているメッセージは、一般的に耳で聞き取ります。
よく話す人への対処法は、自分が聞き役になることで解決できます。
仕事上でも、ちょっと苦手だなと思う人が1人はいるものです。
そんな人に限って、よく話す口うるさい人であったりします。
私たちは「この世」という1つの世界に住んでいます。
1つの世界に住んでいながらも、本当に数え切れないくらい「いろいろな種類の人」がいます。
生まれや育ち、考え方や人種など、この世はたった1つであるにもかかわらず、いろいろな種類の人がいるのです。
話を聞くときには、しっかり相手の目を見ることが、信用されるためのコツです。
きちんと目を見て会話をすることで、相手には「しっかり話を聞いています」というサインを送れます。
目には、言葉以上に強い印象があります。
何でもかんでも「イエス」と答えてしまう「イエスマン」と言う人がいます。
人から嫌われるのが怖いため、何でもかんでも「はい」と答えてしまう人が「イエスマン」です。
Aさん「これ、手伝ってもらえるかな」。
本を読んでいる人は、聞き上手な人です。
少なくとも人の話をしっかり聞けます。
本を読むことは、話を聞いていることになっているからです。
「人間関係」と一言でいっても、本当に大きなテーマです。
人の長い歴史の中で、人間関係は常に大きなテーマとして取り上げられてきましたし、常に大切なこととして重要視されてきました。
それほど重要視される人間関係なのですから、人の幸せは人間関係で決まるといっても過言ではありません。
幸せを感じることもあれば、トラブルを起こすこともあり、人生において人間関係は幸せにつながる大きなテーマなのです。
そんな人間関係を改善し、向上させるためのとっておきのいちばんのコツを、初めに言ってしまいます。
人間関係を向上させるいちばんのコツは、あなたが聞き上手になることです。
日本のことわざには「話し上手は、聞き上手」という言葉があります。
「話し上手な人は、決まって聞き上手でもある」ということです。
うまくコミュニケーションを取りたいがために、つい話すほうに力を入れてしまいがちです。
しかし、コミュニケーションでいちばん大切なことは「話すこと」より、実は「聞くこと」です。
人間関係は、お互いのコミュニケーションから成り立っています。
そのコミュニケーションも、お互いがお互いを理解し、尊重し合うことで成り立っています。
相手のことを知り、理解し、助けてあげるためにも、まず相手のことを知る必要があります。
それが「聞くこと」です。
たかが聞くとはいえ、これほど人間関係を向上させる重要ポイントはありません。
聞くことで相手を知ること、理解すること、認めること、助けること、人間関係を向上させることができる大切なことなのです。
まず、あなたの人間関係を改善、向上させるためには、あなたが「聞き上手」になればいいのです。
あなたは相手について、今まで知ることのなかった理解ができるようになります。
お互いのコミュニケーションの量に比例して、お互いの関係もよくなります。
学生だけでなく、社会人としても、親としても子どもとしても、世界のどの人にとっても、聞き上手は大切なポイントなのです。
話をしすぎて嫌われることはあっても、話を聞きすぎて嫌われることはありません。
むしろ話をたくさん聞いてあげたおかげで、相手に好かれてしまう場合のほうが多くあります。
話を聞く人には、人から好かれるという特徴があります。
人の話をきちんと理解し、聞くことができるという人は、それだけで重宝されるのです。
あなたが人から好かれる人になりたいと思うなら、今からほんの少しでも聞く時間を増やしてみましょう。
何も無口になって聞くばかりに専念しようというのではありません。
今までより少しだけ、人の話を理解する努力を増やしましょう。
人の話をきちんと聞いて理解する人が、嫌われることはないのです。
聞き上手になるために、難しいことは何もありません。
ただ単純に、相手の話を理解しようとして、聞くだけでいいのです。
相手の話を折らず、ただ真剣になって話を理解しようと心がけることです。
「相手の話ばかり聞いていると、自分のことを理解してくれないのではないか?」
そう言われそうですが、そんなことはありません。
きちんと相手の話を聞いていれば、相手はあなたのことを貴重な存在と認めてくれます。
「こんなに私の話を聞いてくれているこの人は、どんな人なんだろう」と、今度はあなたに興味を持ってくれます。
人はみんな、自分に興味を持ってくれる人に興味を持つという法則があります。(好意返報性の法則)
自分を大切にしてくれる人は、自分にとって大切にしたい人です。
自分の話を聞いてくれる人は、相手にとって大切にしたい人になります。
相手の話をただ純粋に興味を持って聞き、理解をしていくだけで、あなたは相手にとっての特別な存在になることができるのです。
特別な存在になったあなたは、相手に大切にされるようになります。
ただ相手の話を聞き、理解していくだけで、人間関係をよくさせることができるのです。
聞くという行為は、ただ相手の話を一方的に聞いているという態度ではありません。
「私はあなたを理解しようとしていますよ」という好意を表していることになります。
好意を持っている人を相手が嫌いになるわけがありません。
むしろ逆に自分のことに好意を寄せてくれる人には、さらに好意を返したくなるものです。
それが「理解」という好意として、相手もあなたのことをだんだん理解していくのです。
「理解する人が理解される」という流れになります。
人間関係では絶対的な法則です。
曲げることはできないのです。
この流れに逆らうことなく、自分が理解されたいと思うなら、まずあなたから相手を理解するように心がけましょう。
いずれ今度はあなたが理解されるときがやってくるのです。
人間関係では「聞くこと」は、大切な要素です。
そんな聞くという態度を取るときに、少しだけアドバイスがあります。
あなたが心がけるべきことは「聞こえる」ではなく「聞く」ということです。
たしかに同じ「聞く」という行為でも「聞こえる」にならないようにしましょう。
「聞こえる」という行為には、理解が伴っていません。
音楽のように、ただ耳に声が入ってきているという理解の伴っていない状態です。
「聞こえる」はやめて、しっかり「聞く」という態度を取るようにすることです。
聞くという態度には、相手の話に意識的に耳を傾け、理解に努める意味が込められています。
「聞こえる」と「聞く」では、意味が違うのです。
コミュニケーションにおいて「聞く」と「聞こえる」を一緒にしないでください。
相手を理解しようと試みるとき、ただぼうっと聞いている「聞こえる」という状態になるのではありません。
意識的に耳を傾け理解するための「聞く」という態度を取りましょう。
せっかく相手が口を開いて話してくれているのですから「しっかり聞くこと」が大切です。
聞くという態度を取るとき、相槌を打つようにしましょう。
聞くという態度は、まず相槌という態度に表れてきます。
相手の話を聞きながら「うん」と相槌を打っていくと「理解していますよ」という立派な意思表示になります。
理解をしてくれていることがわかれば、相手はもっと深い話をしてくれるようになります。
相槌は、コミュニケーションの奥を深める大切なコツです。
いっそのこと、相槌そのものをあなたの癖にしてしまいましょう。
相槌という癖だけは、人に嫌われることはありません。
相槌という態度には、上下関係はありません。
年上の人にも、年下の人にも、異性にも関係なく、誰にでも使えます。
変に意識する必要もなく、気兼ねなくたくさん使っていけます。
あなたが話を聞くときに相槌を打てるようになるだけで、かなりの人間関係が改善されることを保証します。
じっとしている姿勢を取るのではなく、聞くときに積極的に相槌を打てるようになれば、聞き上手だと言われるようになります。
話を聞くときには、相槌を打つことが基本です。
上手に相槌を打てるようになったら、いろいろなバリエーションを持たせることで、あなたの聞き上手が上がります。
単なる相槌でも、軽く見るのではありません。
話し手は、聞き手の相槌をしっかり聞いているのです。
しっかり聞かれているからこそ、同じ相槌ではなく、バリエーションを持ったほうが、当然会話はスムーズになります。
相槌は「うん」「そうですね」だけではなく、たくさんの種類があります。
「なるほど」
「へえ」
「それは知りませんでした」
「さすがですね」
「うん」
「それから」
「そういうことだったんですね」
「すごいですね」
たくさんあります。
1つの相槌だけでなく、できるだけいろいろな相槌を身につけることで、会話に弾みがつくのです。
話す側にとってもいつも同じ返事しか返ってこないのでは物足りません。
ですから、いろいろな変化球を投げ返すことで会話にリズムをつけるよう心がけましょう。
聞き上手になりたければ「面白いですね」という口癖を身につけるだけでうまくいきます。
「面白いですね」は相手の話に興味を持っていると同時に「もっと話を聞かせてください」という意味でもあります。
また「面白い」と言ってもらえることで、相手は話しがいがあると感じてくれ、どんどん話をしてくれます。
人間関係が薄くなってきている今の時代、人の話を聞いてくれる人はそれだけで価値があります。
誰でも、自分のことを理解してほしい欲求がありますから、話を聞いてくれる人には好印象を持ってしまうのです。
「面白いですね」は、人間関係を向上させる魔法の言葉なのです。
相手の言うことは自分には経験のないことだから理解できない、と思う人もいるでしょう。
しかし、ここが大切なところです。
たしかにあなたが、相手の本当の気持ちをすべて理解するのは難しいことです。
しかし、理解することが難しいなら、自分に置き換えて考えてみることならできるはずです。
「もし自分だったら、どうしたかな。どう感じたかな」と自分に置き換えることで、どんな話にもついていけるようになります。
自分の経験したことでしか、話が理解できないのではいけません。
経験したことがないことでも、自分に置き換え、相手の身になって考えることで、どんな話にもついていけるようになるのです。
コミュニケーションで大切なことは、前向きに話をすることです。
できるだけ明るい話題を出し、できるだけ暗い話を避けましょう。
日常会話で、次の2つのうちどちらをよく口に出していますか。
明るい会話をしたければ「苦しそうですね」より「元気にいきましょうよ」と言うようにしましょう。
「苦しそうですね」と言ってしまうと、相手に疲れて見えていることを余計に自覚させてしまい、さらに落ち込ませてしまいます。
苦しそうな人には「苦しそうですね」と話しかけるより「元気にいきましょうよ」と話しかけたほうが、よほど健全です。
「元気にいきましょうよ」という一言が、どん底から引っ張り上げてくれる感じがあり、前向きに感じられるのです。
あなたの日頃使っているすべての言葉を、できるだけ前向きに統一させましょう。
後ろ向きになっている言葉も、前向きに変えることができないかを考えることで、コミュニケーション力は必ずアップします。
聞くときにしばしば起こりがちなのが、相手の話を折ってしまうことです。
相手の話を聞いていると、その話がきっかけで思い出したことや話したいことが出てきます。
それでつい相手の話を折り、自分の話をしてしまうと、せっかく相手は気分よく話をしていたのに台無しになります。
聞くときには、とことん聞くことです。
とにかく最後まで聞くことです。
そのうち相手が「どう思いますか」とか「どうすればいいかな」とあなたに話を振ってきたときは、話をしてもかまいません。
しかし、聞いてもいないのに「私はこう思う」と勝手に話を始めてしまうと「聞く」より「話す」になってしまいます。
「話を折る」は日常で無意識のうちによくしてしまいがちですが、これは意識的に直すようにしましょう。
プロのカウンセラーであるほど、話を折らない達人であるといわれています。
とことん話を聞くだけ聞いてあげることで、相手はそれだけでストレス発散にもなります。
あなたが話を折らずに聞くことができるようになるだけで、あなたは「癒やし系」と言われるようになるのです。
私は仕事上、よくメモを取りながら話を聞くようにしています。
大切な話は書きとめておきたいこともありますが、いちばんの理由は「きちんと話を聞いていますよ」という態度を見せたいからです。
きちんと聞いているという態度、つまりメモを取るという態度を見せることで、明らかに相手の態度も変わってきます。
さらに真剣になって話をしてくれるのです。
中には「え、そんなことまで話しちゃっていいの」ということまで話してくれる人もいます。
話を聞くときには、手ぶらで聞くより、メモを取りながらのほうが、明らかに相手は喜んでくれます。
メモを取りながらのほうが、相手は一生懸命に話をしてくれるのです。
私の経験上、これは大変に効き目があります。
私はメモを取り始めるようになってから、仕事でのミスも少なくなりましたし、人間関係も以前よりよくなりました。
さらに上級者になると「耳で聞く」だけでなく「心で感じる」ことができるようになります。
もちろん初めから、心で聞くことは難しいです。
むしろ心で感じることができるようになるために、耳で聞くことが前提として必要なのです。
心まで感じて理解できるようになれば、あなたは相手のことをかなり理解できているということになります。
あなたが相手の話を耳で聞き、次に「心で感じる」ことができるようになれば、あなたはもう立派な聞き上手になっています。
聞き上手になるために大切なことは「相手を理解する」ということです。
相手を理解するのは、耳ではありません。
人の心を理解するのは、心で行う作業なのです。
誰でもできる簡単な聞き上手になる方法があります。
相手の話のしっぽを繰り返すことです。
簡単ですから、あなたはこれですぐ聞き上手になれます。
たとえば、次のような会話です。
Aさん「昨日、友人と一緒に花火を見に行ったんだよ」。
Bさん「花火を見に行ったんだ」。
Aさん「お母さんと一緒にお料理教室に通うことにしたんだ」。
Bさん「お料理教室に行ってるんだね」。
Aさん「最近、夜食を減らしたから、少し痩せた気がするの」。
Bさん「そういえば、少し痩せたね」。
こうした具合に、相手の話のしっぽを繰り返します。
すると相手は「きちんと話を聞いてもらっている」と理解し、途切れることなく話を続けることができるのです。
「相手の話にうまくコメントを言おう」と考えると、会話が疲れます。
たしかに上手なコメントを返すことも大切です。
しかし、相手の話のしっぽを繰り返していくだけで、上手なコメントを述べていることになるのです。
むやみに自分の思っていることを言ってしまうと、相手の気分を害してしまうことさえあります。
相手の気持ちに同調する聞き方のほうが、お互いにとって、良い会話になります。
あなたの理解力は、あなたの傷ついた経験に比例して大きくなります。
理解力がある人は、それだけ傷ついた経験が大きくてたくさんあるために、親身になって話を聞くことができるのです。
相手の話を理解するときに、いちばん手っ取り早い方法は自分に置き換えて話を聞くことだと言いました。
しかし、それより深く理解できることは、聞く本人にその経験があるかないかなのです。
その経験があれば、自分のことであるかのように話を聞けます。
深い理解を伴いながら会話を進めることができるのです。
あなたの人生の傷は、傷ではありません。
本当は他人の心を理解できる「優しい心」です。
傷ついた経験があるほど、他人のつらさを理解でき、優しく接することができるようになります。
人生の山を越え、谷を越え、つらい経験をしている分、それだけ理解力が身につきます。
つらい経験を本人がしているため、より相手の話を真剣に深く聞くことができるのです。
あなたのつらい経験は、単なるつらい経験なのではなく、優しい心を持つために必要なとても貴重な経験なのです。
「話している間は、何も学ばない」
これは、第三十六代アメリカ大統領リンドン・B・ジョンソンの有名な言葉です。
人間が本当に学ぶ時というのは、話しているときではなく、聞いている時だという意味です。
自分の知っていることを話しているうちは、学校でいう先生のようなものです。
話している先生が教え、聞いている生徒が成長します。
話している本人としては、すでに知っていることを話しているだけなので大きな成長はありません。
大きな成長があるのは、聞く側に立っているときです。
あなたが成長を手に入れたければ、話をする側になるのではなく、聞く側に回ることです。
あなたはたくさんの人からいろいろなことを学べるのです。
聞く側は、できるだけ相手の年齢に関係した質問は避けることです。
年齢の話になり、気分を悪くしてしまうことは、よくあることです。
特に日本人は「若いことは良いこと。年を取ることは悪いこと」という固定観念にとらわれている人が多いです。
年を取ることが悪いとは、そんなことはありません。
にもかかわらず、年齢を必要以上に気にしている人が多いですから、年齢に関係した話題ではトラブルが発生しやすくなるのです。
思いきって、年齢の話題は避けるようにしましょう。
相手から話を振ってきたときは答えてもいいですが、自分から「いくつですか」と軽々しく聞くことはやめましょう。
年齢抜きの話ができるようになることで、世代を超えたお付き合いができるようになるのです。
話を聞く側の利点としては、相手の話を聞くことで人生の失敗を未然に防ぐことができるということです。
特にこれは失敗談であるほど、あなたには大切な情報源になります。
自分が失敗して得る知恵も大切ですが、他人の失敗談を参考にして得る知恵も大切なことです。
成功談だけでなく、失敗談まで参考にできるようになると、あなたは話の表も裏もすべて有効活用できるようになります。
実際のところ、話を聞くということほど、大切な勉強はありません。
自分ではできない経験や、まだ経験したことのない話を聞くというのは、人生において大きな強みになります。
教科書だけでは学べないことなのです。
日本の学校教育では、算数や国語以外に歴史も学びます。
単純に算数や国語を学ぶことは、重要であるとわかりますが、なぜ過去に起こった歴史まで学ぶ必要があるのでしょうか。
それは、過去に起こった歴史を学ぶことで、現代の社会において同じことを繰り返してほしくないからです。
過去の歴史を知ることで、これからのより良い歴史づくりに役立ててもらいたいから、歴史を振り返り、学びます。
私は高校時代、歴史が大好きでした。
大学受験では日本史を中心に勉強はしていましたが、個人的に世界史にも興味があったので勉強していたくらいです。
世界に起こった過去の歴史を学ぶことで、今の社会に置き換えて考えることができるようになりました。
たとえば、8月6日は広島原爆記念日です。
1945年の第2次世界大戦において、最も大きな被害をもたらした原爆投下が二度と行われないことを願う平和記念式典です。
毎年その広島でイベントが開かれているのは、原爆で亡くなった人たちのためだけではありません。
悲劇を将来にわたって忘れることがないようにするためです。
日本全体だけでなく世界に対しても、二度と原爆投下という過ちが起こらないように願う式典でもあるのです。
世界は日本の過去の失敗から学んでもらうことで、同じ失敗を繰り返すことを防ぐのに役立ててほしい。
「人の話を聞く」というテーマでも、視野を大きくしていけば「未然に過ちを防ぐ」ということにつながります。
過去の過ちを知ることで、人生における失敗を未然に防ぐことができるのです。
より良い聞き上手になるために、気をつけておきたいことがあります。
相手が他人を批判するような言葉には、耳を傾けないことです。
いわゆる「悪口」です。
悪口を言う人の言葉には、乗ってはいけません。
できることなら、避けるほうが賢明です。
悪口には、他人を傷つけてしまう要素しかありません。
他人の傷を笑うことでしか自分の幸せを確認できないような人は避けましょう。
他人の悪口を言う人は、あなたのいないところであなたの悪口も言っています。
それを気にして、あなたは悩んでしまうことになる。
こんなつまらないことで、あなたの人生のエネルギーを消耗してしまうのは、もったいないことです。
だからこそ、悪口を言う人は、避けるほうが賢明なのです。
批判を口にするような人とはできるだけ付き合わないことです。
話を聞くことはあっても、深入りだけは避けてください。
悪口を避けることで、つまらないトラブルを未然に防ぐことができるのです。
話を聞くのが上手な人は、相手の話に応じてうまく表情をつくることができる人です。
悲しい話には悲しい表情をして、楽しい話には楽しい表情をして、嬉しい話には嬉しい表情をします。
言葉だけで意思表示をするのではなく、表情でも気持ちを伝えることで、感情を込めたコミュニケーションができるようになります。
ポーカーフェイスにさえならなければ大丈夫です。
日本に在住している外国人に話を聞くと、日本人は無表情すぎて何を考えているのかわからないと言います。
話を聞くときにポーカーフェイスで聞いていると、相手には何を感じて聞いているのかわかりません。
無表情は「本当に話を聞いているのかな」という疑いさえもってしまいます。
相手の話の内容に応じた表情で、話を聞かせてもらいましょう。
表情が豊かな人は、感情豊かな人です。
うまくこちらが表情をつくることで、相手に対して感情を持ちながら話を聞いているということが伝えられるのです。
話を聞くときには、相手の話を否定しないことです。
否定をしてしまうと、相手はそれ以上話をしてくれなくなります。
それどころか、あなたに対して嫌悪感を持つことさえあります。
嫌われる人は、決まって話を否定する人です。
「あれでもない。これでもない。きみはわかっていない。違う違う」と言って、話を否定ばかりしていると嫌な顔をされます。
「何を話してもわかってくれないな。なんて理解力のない人なんだろう」と嫌われます。
逆を言えば、あなたが相手の話を否定しないようにするだけで、あなたの好感度は大幅に向上することは間違いありません。
「それもあり得る。これもあり得る。なるほど。たしかにそうだね」
否定ではなく肯定することで「理解のある人」と思われるようになります。
実際に間違った考えなんてありません。
相手の考えに同意できないことでも、相手がそう思ったことなら、それで正しいのです。
あなたと相手は別の人間ですから、自分の価値観を相手に押し付けるようなことをしてはいけません。
むしろ自分とは全然違う相手の話をとことん聞かせてもらう態度でいるほうが、よほど人間関係を向上させることができるのです。
人と接するときに上手な入り方は「挨拶から入ること」です。
人と接するときは、挨拶から始めることでうまく話しやすくなります。
人付き合いが苦手という人は、挨拶を忘れてしまっている人が多いです。
挨拶抜きで話を始めるから、会話が難しくなるのです。
何か気を利かせたことを言わなければならないと、緊張しているので会話も堅苦しくなっています。
自分で苦手な原因をつくり出している場合が多いのです。
こんなときこそ、挨拶です。
人とうまく関係を持ちたければ、初めての人とも、慣れ親しんだ人とも、挨拶から始めることで話始めることができます。
会話の始めは、たわいないことであるほど良いです。
難しい話から始めるより「会いたかったよ」という簡単な一言から始めることで、人付き合いがうまくなるのです。
私は先日、皮膚科の病院に行ってきました。
小さなかゆみがあり、診てもらおうと思いました。
しかし、診察室に入って事情を話すやいなや、すぐ先生がわかりきったように、ぺらぺらと話し続けたことが、少し残念でした。
私は「先生が話をするより、もっと私の話を聞いてほしいな」と思いました。
問診の間、先生のほうが圧倒的に多く話していて、私は言いたいことが言えず、余計に疲れてしまったのです。
医者の役目は、薬でも肉体的治療だけでもなく、言葉による精神的治療も兼ねています。
「聞くこと」は「癒やすこと」でもあります。
たくさん話を聞いてあげることは、相手を癒やしてあげることになるのです。
体の中にストレスが限界までたまり、吐き出したがっているのです。
聞き手になることで、あなたは上手に相手のストレスを吐き出すお手伝いができるようになるのです。
一流といわれる医者の特徴は「薬」でなく「言葉」で患者を治してしまうところです。
患者は、病気ではないのかという不安があります。
患者の気持ちになって考える医者ほど、言葉で癒やしてくれるのです。
「痛かったでしょう」
「大変だったでしょう」
「もう大丈夫ですよ」
患者は同感してもらえると、ほっとします。
患者は病への不安でいっぱいです。
話したいことが山ほどあります。
今まで誰にも言えなかった悩みや不安を吐き出すことで、精神的に軽くなるのです。
医者が患者の話を聞き、同感することで、すでに医者の治療が始まっています。
心を軽くさせ、元気にさせて、病を気から治療しようとしているのです。
積極的な会話を行いたければ、話をはっきりさせるために適度に「質問」をすることをおすすめします。
適度な質問は、会話を活性化させるカンフル剤になります。
質問をすることで、相手には話に興味があることを伝えることができます。
質問する側にとっても、もやもやした疑問がはっきりするため、より正確なコミュニケーションができるようになるのです。
私も相手と仲良くなりたいなと思うときは、わざと何か簡単な質問をするようにしています。
できるだけ、相手の話の核心に触れるような質問をすることで、いつも会話が盛り上がります。
テレビのお笑いタレントの明石屋さんまさんは、いまやテレビでは欠かせない存在です。
しかし、あれほど大きくなったのは話し上手なだけでなく、実は聞き上手だからです。
さんまさんは会話の最中、必ず「質問」をします。
それもよりによって、プライベートなことをずばり聞いてしまいます。
これが、さんまさんの強さであり、成功したポイントでもあります。
質問とはいえ、人間関係にとても大きな影響を及ぼす力があるのです。
メッセージには、2種類あります。
「言葉になっているメッセージ」と「言葉にならないメッセージ」です。
言葉になっているメッセージは、一般的に耳で聞き取ります。
相手が言っていることをそのまま聞くだけでかまいませんから、簡単です。
しかし、コミュニケーションには言葉にならない、あるいは言葉にできないメッセージもあることを心に留めていてください。
むしろ言葉にならないメッセージのほうが、相手の本心であることがあります。
特に感謝や喜び、嬉しさなど、人の心に直接関係した感動は、どうにも言葉にはできません。
オリンピック選手が念願の金メダルを取ったとき「嬉しくて言葉にできません」といったことは、まさに感動だからです。
しかし、言葉にならないメッセージは、口からではなく、表情から表れるのが特徴です。
口に出せなくても、表情に出てしまうのが、人間の良いところです。
言葉ではどうにも表現できないことは、代わりにあなたの表情でしっかり表現できているのです。
そんな素晴らしい表情をあなたは持っています。
相手の表情も感じ取っていくことで、心からのコミュニケーションができるようになります。
聞き上手な人は「耳」で聞き取るだけが上手なのではなく「表情」で感じ取ることも上手なのです。
よく話す人への対処法は、自分が聞き役になることで解決できます。
仕事上でも、ちょっと苦手だなと思う人が1人はいるものです。
そんな人に限って、よく話す口うるさい人であったりします。
口うるさい人への対処法は、あなたが聞き役になることで、いくぶん解決できます。
仕事でどうしてもコミュニケーションを取らなければいけないときにこそ、聞き役になり、人間関係を改善できます。
話をぺらぺらする人に対しては、聞き役に回ることがいちばんです。
口うるさい人に加えて、あなたまで話してしまっては、意見がぶつかり口論となります。
口うるさい人に出会ったときは「学ぶチャンスだ!」と思いましょう。
話を聞く側に回り、相手の話を聞くことで、たくさんのことを学べます。
さらに相手とも口論せずに済むという、一石二鳥の効果があるのです。
私たちは「この世」という1つの世界に住んでいます。
1つの世界に住んでいながらも、本当に数え切れないくらい「いろいろな種類の人」がいます。
生まれや育ち、考え方や人種など、この世はたった1つであるにもかかわらず、いろいろな種類の人がいるのです。
私たちの生きているこの世は、たくさんの種類があって、実は1つになっていることに気づきましょう。
私たちの生きている世界は、いわばジグソーパズルなのです。
たくさんの種類があり、どれ1つと同じ模様はありません。
しかし、それらのばらばらが組み合わさって、1つの絵を完成させています。
また同じように、この世にはたくさんの種類の人がいますが、みんなで1つの世界をつくり上げていることに気づきましょう。
どれか1つが正しいのではなく「全部が正しい」のです。
あなたの理解力を、まずここから始めましょう。
あなたの考え方は、この世で絶対正しいと思うのではなく、ジグソーパズルの1ピースのように「1つの考え方」と思うことです。
あなたの考え方は間違ってはいません。
正しいことなのです。
しかし、あなただけの考え方が正しいのではなく「正しい答えの1つ」であるのです。
ということは、今度はこれを人とのコミュニケーションに置き換えて考えてみましょう。
他人とあなたが違う考え方でも「相手は間違っている。私は正しい」と思うのではありません。
「相手も正しいし、私も正しい」と考えることなのです。
あなたがそう考えることができるようになったとき、あなたの中ではどんなことでも消化して受け入れられるようになります。
そして、最高の聞き上手になる素質が生まれます。
あなたが「この人は私とは価値観が違う。性格的に合わない」という人ほど、自分にはない価値観を持っているということです。
話にむかつくのではなく、自分の取って足りない部分だと思い、飲み込んでしまうことで、心の器は大きくなるのです。
話を聞くときには、しっかり相手の目を見ることが、信用されるためのコツです。
きちんと目を見て会話をすることで、相手には「しっかり話を聞いています」というサインを送れます。
目には、言葉以上に強い印象があります。
目は言葉を発しませんが、言葉以上に訴えかける力があります。
「第一印象を決める、最も大きな要因は目」という心理データもあります。
目をしっかり見て会話できる人は、自分に自信があるように感じられます。
目を合わせずに会話をしようとする人は挙動不審なのかと感じてしまうほどです。
それだけ大きな力を持っている目の力に気づきましょう。
話をするときや聞くときには、目が大切なのです。
何でもかんでも「イエス」と答えてしまう「イエスマン」と言う人がいます。
人から嫌われるのが怖いため、何でもかんでも「はい」と答えてしまう人が「イエスマン」です。
Aさん「これ、手伝ってもらえるかな」。
Bさん「はい」。
Aさん「明日も残業、お願いね」。
Bさん「はい」。
Aさん「じゃあ、ついでにこれもお願い」。
Bさん「はい」。
本人は人から嫌われたくないという一心で、何でも「はい」と答えています。
しかし、実はこのせいで本人は信用をなくしてしまっていることに気づいていません。
何でも「はい」と答えている人は、本心からの返事ではないからです。
本心からの返事ではなく、嫌なことでもいやいや引き受けていることで「ノー」と言える力がないと思われます。
その結果、信用をなくしてしまうのです。
「これだけはどうしても」というときには「ノー」とちゃんと言えるようになりましょう。
そうすれば「きちんと自分の意見を言える人だな」ということで、信用されるようになります。
信用のある友人との付き合いがしたければ、どれだけ「イエス」と言えるかではなく、どれだけ「ノー」と言えるかが大切なのです。
「イエス」と言うことでは、本当の信用は得られないのです。
嫌なことでも「イエス」と嘘をつく人と、嫌なことは嫌だと正直に「ノー」と言える人では、信用の度合いがまったく違うのです。
本を読んでいる人は、聞き上手な人です。
少なくとも人の話をしっかり聞けます。
本を読むことは、話を聞いていることになっているからです。
本を書いている人は自分の言いたいことを文章として話し、読み手はずっと反論できずに読み続けなければなりません。
1冊の本は、だいたい150ページから220ページほどの分量があります。
それだけ読むのに普通は4時間5時間と時間がかかります。
その間、反論もできずに聞き続けなければならないわけです。
これはとても良い聞く訓練になります。
本を読むことは、話を聞くことの予備練習になっているのです。
たとえば、このように今あなたが私の本を読んでいるときも同じことが言えます。
私だけが話しています。
あなたはずっと聞き続けています。
私だけが文中で言いたいことをしゃべりにしゃべり続け、その間ずっとあなたは反論もできずに話を聞いていることになります。
この時点で、あなたはすでに聞き上手になっているのです。
話を聞けない人は、ここまで読むことも、たどり着くこともできず、途中で本を閉じています。
しかし、ここまで諦めずに読み続け、たどり着けたあなたは大丈夫です。
人の話を聞ける人間です。
その能力を本の中だけでなく、実生活でも生かしましょう。
読書ができるということは、人の話もきちんと聞けるということなのです。
本を読むことができていますから、実生活でもきっとできるはずです。
本を読むことが、あなたの聞く能力をどんどんアップさせているのです。