上手に質問ができる人は、人間関係で得をします。
まず、深い仲になりやすいことです。
質問が上手にできるようになると、相手はプライベートで普段話せないことも、つい話してしまいます。
はじめの質問は、答えやすいことから始めるのが原則です。
答えやすい質問から始めると会話がうまく進みやすくなります。
いきなり最初から、相手のコンプレックスを尋ねるようなことがあると、それだけで会話のテンションが下がってしまいます。
質問という響きこそ、インタビューのような堅い感じがしますが、実際は堅くなんてありません。
むしろ上手な質問であるほど、柔らかさがあります。
堅い質問もたしかに存在しますが、上手な質問とは堅い質問のことではありません。
質問するときには、できるだけ一般的より、個人的な質問をしましょう。
一般的は、抽象的で、答えるほうも答えにくくなります。
「最近の若い女性の間では、キャミソールがはやっているんだってね。なぜはやっているんだ?」と女性に聞くのは、NGです。
質問するときには、どれだけ前向きに質問できるかが大切です。
上手な質問とは、暗い質問ではなく、明るい質問ができるということです。
たとえば、2人の関係について質問をするときです。
質問は、具体的がポイントです。
小さくてもかまいませんから、できるだけ具体的に質問してみましょう。
具体的な質問であること、答える側も考えやすくなるため、答えやすくなります。
あなたの熱意を伝えるために、質問はとっておきの方法です。
どれだけ熱意があるのかを「熱意があります」と直接言うだけでは、本当かどうなのかわかりません。
しかし「もっと詳しく知りたいから教えてください」と言われると「おや、なかなかやる気があるではないか」と感じます。
質問する人は、できるだけ想像しやすい質問を投げかけてあげることが必要です。
全部を言葉だけで説明しようとしても大変ですから、相手が右脳で想像しやすいように話してあげると理解しやすくなります。
言葉だけではどうしても描けない描写は、いっそのこと紙に書いてもかまいません。
私は文章を書くときにはできるだけわかりやすく書くようにしています。
それは、誰でも読めるわかりやすい文章にしたいからです。
誰でも理解できる文章であるように、噛み砕いて、難しい漢字や表現も使わないようにしています。
深い仲になるにつれて特徴的なのは、質問も深いことまで聞けるようになることです。
顔見知りのときは、表面的な会話しかできなかったのに、深い仲になるにつれて会話もだんだん深い内容まで話せるようになります。
どのくらい深い質問ができるかで、どのくらい相手と仲良くなっているかがわかります。
日本社会では、しらふのときには本音で語りにくいという文化があります。
そのため仕事上では、お酒を飲みながら話を進める「飲みニケーション」というのがあります。
おいしいお酒を飲みながら適度に良い気分であるほうが、本音で語りやすく、言いにくいことも言えるような雰囲気になるのです。
みんなで楽しむ飲み会やパーティーでは、よく話す人もいれば、おとなしい人もいます。
私の場合は、いつもおとなしい人に話しかけるようにしています。
よく話す人が盛り上がるのは、ほうっておいても盛り上がります。
質問する側に求められる理解は、どんなことでも正解だと思う「心の広さ」です。
相手の話を聞くときには、できるだけ心を広くして話を聞くことが重要です。
心を広くして話を聞けば、どんなことでもうなずきながら聞けるようになるため、自然と聞きたいことも浮かんできます。
「つまらないから、何か話してよ」
「何か面白い話をして」
こんなことを言われて、余計に話しづらくなった経験はありませんか。
答えてくれたことに笑顔で喜びましょう。
笑顔で喜ぶことで、相手に満足感を与えられます。
笑顔で喜んでもらうことで「答えて良かったな。もう少し話してみようかな」と思うのです。
私が留学していたころ、アメリカ人は感謝の仕方が上手だなと思うことがよくありました。
本当にささいなことでも「Thank you.(ありがとう)」は忘れませんし、相手の目を見て笑顔で言ってくれるのです。
そのたびに私も一緒に嬉しくなっていました。
基本的にプライベートな質問は、大勢の前では聞かないことが大切です。
「そんなこと、当たり前だ」
多くの人がわかっていることですね。
上手な質問は、デジタルより、アナログです。
論理的に進めるより、気持ちの流れで進めたほうが、スムーズに進みます。
計算ずくめの論理的な会話より、相手の気持ちを大切にした会話をするほうが「共感」が生まれます。
「いちばん好きな食べ物は何?」と聞かれても、すぐは答えられません。
「いちばん」ということは、たった1つだけということです。
1つだけと限定されると「う~ん」と、うなります。
面白い会話には、必ずと言っていいほど、本人の体験談が入っています。
説得するときも、説明するときも、質問するときも、体験談が入っているほうが、面白みがあるのです。
たしかに質問や説得のときにデータを見せることで、相手を納得させる方法もあります。
聞いてほしい質問というのがあります。
自分では言わないけれど、聞いてもらいたいなと思う質問です。
たとえば、一生懸命に作ったケーキに対しては「これをつくるの大変だったんじゃない?」と聞いてほしいものです。
私には、質問するときは必ずメモを取る癖があります。
こちらが積極的に聞きたいことがあると言うのに、メモ用紙1つもたないで質問することは、相手に対しても失礼だからです。
質問したいことをまとめて、メモ用紙を持つだけです。
答えにくい質問というのがあります。
なんとなくはわかっているのだけれども、はっきりは答えにくい質問です。
たとえば「将来は何がしたいの?」という質問は、答えにくい質問の1つです。
上手に質問するためのキーポイントがあります。
「今」「ここ」「私」です。
この3つに関係したことを質問することが、相手にとってわかりやすく答えやすい質問になると言うことです。
私は、楽観的に物事を考える性格のためか、昔から友人をつくるのが比較的得意です。
というのも私は無意識のうちに、ある方法を使うことで、簡単に赤の他人と知り合うことができるようになっていました。
質問です。
質問することの効用といえば、なんといっても元気になれるということです。
それもお互いが元気になれます。
そもそも聞き手の興味が「質問」という形に表れます。
聞いてみたいことがあるとき、直接自分からは聞きにくいときがあります。
たとえば、好きな人に付き合っている人がいるのかどうか、という質問が良い例です。
好きな人に付き合っている人がいるのかどうかは、自分からはなかなか聞き出せないことです。
簡単に質問できれば、その質問をきっかけに次の会話へと持っていきましょう。
会話は、いわば連想ゲームです。
1つの話題をきっかけに、次から次へとつなげていくのが、雑談の楽しいところです。
あなたの会話の中に「忙しい」「疲れた」「大変」という単語を使っていませんか。
明るい会話をしようとするときに、この3つは、禁句です。
「忙しい」と言われると話しかけられなくなりますし「疲れた」と言われるとこちらが疲れます。
質問とは、新しい発見から生まれてきます。
話をしていて、ふと気づいたことや気になったことが、質問という形です。
質問が新しい発見から生まれるということは、冒険の中で宝物を見つけたような感じです。
上手に質問ができる人は、人間関係で得をします。
まず、深い仲になりやすいことです。
質問が上手にできるようになると、相手はプライベートで普段話せないことも、つい話してしまいます。
自分の本音を打ち明けたことで、あなたに対して特別な意識を持ってくれます。
特別な意識を持つと、さらにプライベートなことも話してくれ、もっと仲良くなれます。
これは、相手がぺらぺら話すことで実現することではなく、あなたがどれだけ上手に質問ができるかによって決まるのです。
人間には「自分を理解してもらいたい」という欲求があります。
自分のことを理解してもらい、認めてもらいたい、存在をわかってもらいたい欲求があるのです。
上手に質問するということは、まさに上手に相手のことを理解し認めることにつながる行為なのです。
たとえば、簡単な例を挙げます。
Aさん「このビーズアクセサリーは、私が作ったんだよ」。
Bさん「え! 本当に! すごいじゃない。これをつくるの大変だったんじゃない?」。
Aさん「そうなのよ。実はこれにはドラマがあって……」。
どんどん会話の質を深めていけます。
これはBさんが言った「これをつくるの大変だったんじゃない?」という質問をしたことで、会話が一段階深くなりました。
Bさんが、アクセサリーを作った人の努力をくみ取り、理解し、大変さを認めることで、Aさんは喜びを感じます。
「大変さを理解してくれるこの人になら、もう少し深い話をしてみようかな」と思うのです。
Bさんの上手な質問のおかげです。
このようにあなたも上手に質問ができるようになることで、相手ともっと心からの深い仲になることができるのです。
質問は、上手に人付き合いするための大切なコミュニケーションなのです。
はじめの質問は、答えやすいことから始めるのが原則です。
答えやすい質問から始めると会話がうまく進みやすくなります。
いきなり最初から、相手のコンプレックスを尋ねるようなことがあると、それだけで会話のテンションが下がってしまいます。
いったんテンションが下がってしまうと、元に戻すのが難しくなります。
そうならないためにも、はじめの質問こそ簡単に答えられることを聞くことで、会話のテンションをあげていくのです。
答えやすい質問で簡単なコミュニケーションを取って、お互いの固い雰囲気を柔らかくすることが大切なのです。
質問という響きこそ、インタビューのような堅い感じがしますが、実際は堅くなんてありません。
むしろ上手な質問であるほど、柔らかさがあります。
堅い質問もたしかに存在しますが、上手な質問とは堅い質問のことではありません。
質問とさえ気づかないような、自然な一言なのです。
たとえば次のような堅い質問は、仲良くなりにくい質問です。
「あなたの作品を拝見し、形がユニークだと感じました。どうすれば、ユニークなデザインが浮かぶのですか?」
こんなお堅い質問をしてしまった日には、一気にビジネスモードになります。
堅い質問をすると、どんどん社交辞令的になり、打ち解け合った本音での会話が成立しにくくなります。
堅い質問の痛いところは、本音を出しにくくなってしまうところです。
逆に言えば、柔らかい質問だと本音を出しやすい状態になります。
もっと自然に柔らかく、できれば質問だとわからないくらいの自然さがあることが必要です。
「そういえば今、話していて思ったのですが、私もほかの人とは違う形にこだわる性格なんです。やはり気合って必要ですか」
できれば言葉全体を柔らかくするほうが、相手も答えやすくなります。
相手が年上か年下かにもよりますが、丁寧で柔らかい会話口調のほうが有利です。
質問は、どれだけ柔らかさがあるかが大切です。
柔らかければ柔らかいほど、相手も本音で答えやすくなるのです。
質問するときには、できるだけ一般的より、個人的な質問をしましょう。
一般的は、抽象的で、答えるほうも答えにくくなります。
「最近の若い女性の間では、キャミソールがはやっているんだってね。なぜはやっているんだ?」と女性に聞くのは、NGです。
「最近の若い女性は……」ということは、一般論になっているからです。
たしかに一般にキャミソールがはやっていても、目の前にいる女性が必ずしもキャミソール好きとは限りません。
もしかしたら、キャミソール反対派かもしれません。
一般的な質問は、大ざっぱで抽象的な言い方にならざるを得ないため、的を絞りにくいのです。
質問される側としては「私を一般的と同じにしないでほしい。特別で個人的に見てほしい」と思っています。
だからこそ質問するときには、一般的ではなく、個人的に聞くほうが仲良くなりやすいのです。
質問するときには「ちょっと個人的な質問してもいいかな」といい始めるほうが、すんなり入っていきやすくなります。
「自分だけに聞いてくれる特別なことなのかな」と思ってしまい、つい聞く側も気合が入ってしまいます。
個人的ということ「特別に扱っていますよ。大切にしていますよ。あなただけの会話です」ということなのです。
特別扱いを受けるからには、しっかり答えたくなるのが人間です。
「みんなと同じに扱う」一般的な質問より「あなただけ見ていますよ」という個人的な質問のほうが、仲良くなれるのです。
質問するときには、どれだけ前向きに質問できるかが大切です。
上手な質問とは、暗い質問ではなく、明るい質問ができるということです。
たとえば、2人の関係について質問をするときです。
「仲が悪いんですか」という質問より「仲がいいんですか」という質問をするほうが印象が良くなりますね。
「仲が悪いんですか」なんて、マイナス思考で聞いてしまうと、聞かれた方もむっとしてしまいます。
悪いことが前提になっているような印象を受けるからです。
質問は、明るく前向きにすることです。
仲が悪いことを前提に質問するのではなく、仲が良いことを前提に尋ねるほうが、プラスを帯びた質問の仕方になります。
単なる質問1つでも、前向きか後ろ向きかで、言葉の印象がずいぶん変わってきます。
上手な質問とは、前向きを前提としたプラス思考の質問なのです。
質問は、具体的がポイントです。
小さくてもかまいませんから、できるだけ具体的に質問してみましょう。
具体的な質問であること、答える側も考えやすくなるため、答えやすくなります。
抽象的な質問は、テーマがぼやけるため、答え方に戸惑うことがあります。
たとえば「100年後の世界は、どうなっていると思いますか」と聞かれても、困ります。
意味はわかりますが、規模が大きすぎて、答え方に困るのです。
そこで、具体的な質問に変えます。
「100年後の環境問題は、どうなっていると思いますか」という質問にすれば、さらに具体的です。
環境問題というテーマに絞られるため、考えやすくなります。
もっと具体的にするなら「100年後の近所の緑は、どうなっていると思いますか」です。
近所なら、さらに想像しやすくなります。
テーマも絞られるため、答えやすくなるのです。
あなたの熱意を伝えるために、質問はとっておきの方法です。
どれだけ熱意があるのかを「熱意があります」と直接言うだけでは、本当かどうなのかわかりません。
しかし「もっと詳しく知りたいから教えてください」と言われると「おや、なかなかやる気があるではないか」と感じます。
私が留学時代、この前向きな姿勢を上手に使って進学した友人がいました。
授業が終わった後、先生のところに質問によく行っていたのです。
わからないところがあって質問しに行ったのではありません。
熱意を伝えるためです。
先生に顔を覚えてもらい「どれだけ自分がやる気を持っているのか」をアピールしようとする作戦です。
本人は特にわからないことがなくても、先生に顔を覚えてもらって、やる気を見せるために、わざと芝居をしていました。
実際、これはとても効果がありました。
先生に質問することで、うまくやる気をアピールできたその生徒は先生に認められ、うまく進学していったのです。
少し手荒な方法ではありますが、違法ではありません。
1つの世渡り術と考えていいでしょう。
質問しすぎて逮捕されるということはないのですから、どんどん質問してやる気を伝えていけばいいのです。
やる気は、質問することで見せることができるのです。
質問する人は、できるだけ想像しやすい質問を投げかけてあげることが必要です。
全部を言葉だけで説明しようとしても大変ですから、相手が右脳で想像しやすいように話してあげると理解しやすくなります。
言葉だけではどうしても描けない描写は、いっそのこと紙に書いてもかまいません。
日本のことわざに「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、100回聞くより、1回見たほうが、理解が早いのです。
話がうまくできないのは、質問する人が難しい言葉で説明しようとしているから、うまくいかないのです。
悪いのは、理解できない人ではなく、説明している人です。
説明している人はすでに内容が頭に入っていますが、聞き手には初めての内容なので、状況を想像するだけでいっぱいなのです。
少しでも相手のイメージを手助けできるように、表現を変えてみたり、時には紙に書いて説明することで、理解しやすくなるのです。
私は文章を書くときにはできるだけわかりやすく書くようにしています。
それは、誰でも読めるわかりやすい文章にしたいからです。
誰でも理解できる文章であるように、噛み砕いて、難しい漢字や表現も使わないようにしています。
もし、この文章をあなたが理解できなかったとき、私のせいだと思うようにしています。
理解ができないときは、あなたのせいではありません。
うまく説明できなかった私が悪いのです。
私がうまく説明できなかったため、あなたが理解できなかったのだと思うようにしています。
教えても理解しないとき「理解できない人が悪い!」という言い方をする人がいます。
しかし、生徒というのは、理解できていないことが大前提です。
理解できない人を叱るのが、先生の役目ではありません。
理解できない人が、理解できるようにわかりやすく説明するのが、先生の役目なのです。
ここを、はき違えている先生が多くて残念に思うことがあります。
理解してくれないのは、理解できない人より、説明をしている人に責任があるのです。
深い仲になるにつれて特徴的なのは、質問も深いことまで聞けるようになることです。
顔見知りのときは、表面的な会話しかできなかったのに、深い仲になるにつれて会話もだんだん深い内容まで話せるようになります。
どのくらい深い質問ができるかで、どのくらい相手と仲良くなっているかがわかります。
ほかの人が聞けないことを聞けるくらい親しい人なら、その人はあなたにとって親友になるのです。
私にも幸運なことに、仲のいい親友がいます。
やはり友人関係が深ければ深いほど、会話の中身も深くなります。
警戒心がなくなり、心から親しみを抱くようになります。
たくさんのコミュニケーションによって、理解もしてもらえるし、ストレス発散もできます。
困ったときには助けてくれて、私のことを知っている分、上手に助けてくれます。
何物にも代えがたい親友です。
これほど何でも話せる友人がいて、本当に良かったなと思っています。
日本社会では、しらふのときには本音で語りにくいという文化があります。
そのため仕事上では、お酒を飲みながら話を進める「飲みニケーション」というのがあります。
おいしいお酒を飲みながら適度に良い気分であるほうが、本音で語りやすく、言いにくいことも言えるような雰囲気になるのです。
いつもお酒ばかりではいけませんが、適度なお酒を飲みながらの会話は、たしかに打ち解けやすい雰囲気づくりに大いに役立ちます。
お酒を飲み、食欲を満たしながら質問すると、相手も答えやすくなるものです。
答えやすくなって、どんどん深い会話をしていくにつれて、どんどん深い仲になれます。
仲良くなりたいなと思う人には、時にはお酒の力を借りることも必要になるのです。
みんなで楽しむ飲み会やパーティーでは、よく話す人もいれば、おとなしい人もいます。
私の場合は、いつもおとなしい人に話しかけるようにしています。
よく話す人が盛り上がるのは、ほうっておいても盛り上がります。
しかし、おとなしくしている人だけが1人きりだと、そこだけ雰囲気が暗くなります。
みんなで楽しむパーティーは、全体の雰囲気が大切です。
1人だけ除外されたようにぽつんとなっている人を見ると、そこだけ雰囲気が悪くなってしまうのです。
できるだけ場の雰囲気を一定に保てるように、よく話す人にはそのまま話して明るく盛り上げてもらいます。
一方、おとなしい人がぽつんとならないように気をつけるようにしています。
明るい人より、1人きりになっている人に話しかけてあげることで、さらに全体のバランスを崩さないようにできるのです。
質問する側に求められる理解は、どんなことでも正解だと思う「心の広さ」です。
相手の話を聞くときには、できるだけ心を広くして話を聞くことが重要です。
心を広くして話を聞けば、どんなことでもうなずきながら聞けるようになるため、自然と聞きたいことも浮かんできます。
私に限らず、社会に出た人が一度は体験することは、矛盾です。
ある人は「残業するほど仕事をするな」と言いますが、ある人は「仕事ができなければ残業して取り戻せ」と言います。
まさに正反対のことを言っているため「どちらが正しいのだろうか」と思います。
中には、同一人物が、正反対のことを言っているときもあり、どちらが本当の答えなのか、わからなくなってしまうときがあります。
私は、どう行動していいのかわからず、上司に相談したことがあります。
そうすると「臨機応変になれ」と言われました。
「時と場合によって雰囲気は変化するし、状態も変化する。答えは無限にあるんだよ」と、説明してくださいました。
「なるほどな」
私はその瞬間、視野が広がった気がしました。
たしかに状況は変化するし、そうすれば答えもそのときごとに変わります。
何が本当の答えかわからないし、どれも答えになってしまうのです。
この考え方を身につけると、一気に心を広くして、行動できるようになります。
今までは、ぶつかり合っていた心のもつれが、ぶつかっている状態で正常なのだと考えることさえできるようになります。
どんなことでも、正解だと思う「心の広さ」は、社会に出たときに大きな武器になる精神的な強さなのです。
「つまらないから、何か話してよ」
「何か面白い話をして」
こんなことを言われて、余計に話しづらくなった経験はありませんか。
「話して」と言われると、余計に話せなくなります。
相手に強制をかけることで、プレッシャーとなり、話しづらくなってしまうのです。
これとまた同じように、命令形の会話は相手にプレッシャーを与えます。
「きちんと答えて」
「きちんと話し聞いてよ」
「しっかり考えて」
このように文末が命令形で終わっている言葉は、逆に相手に緊張を与えてしまうのです。
命令形の会話は、しないことが人間関係では必要です。
押し付けられると、それだけで気分が良くないのです。
答えてくれたことに笑顔で喜びましょう。
笑顔で喜ぶことで、相手に満足感を与えられます。
笑顔で喜んでもらうことで「答えて良かったな。もう少し話してみようかな」と思うのです。
相手にとっても、話しがいがあったということです。
それに笑顔には、使ってもなくなることはありません。
消費期限もありません。
あなたから一生消えることのない最高の武器になります。
それでいて、最高に人間関係を向上させるスパイスになります。
こんな良い効果ばかりの笑顔を使わないのは、もったいないことです。
笑顔は、人を嬉しい気持ちにさせる効果がありますから、どんどん積極的に使っていきましょう。
使えば使うほど、あなたの人間関係はよくなるのです。
私が留学していたころ、アメリカ人は感謝の仕方が上手だなと思うことがよくありました。
本当にささいなことでも「Thank you.(ありがとう)」は忘れませんし、相手の目を見て笑顔で言ってくれるのです。
そのたびに私も一緒に嬉しくなっていました。
特にアメリカで印象に残っている感謝の方法は「相手の名前を聞く」という感謝の方法でした。
私が成り行きで相手に対して親切に接したとき、喜んでくれて私の名前を聞いてくれるのです。
「What's your name?(あなたの名前を教えて)」
わざわざ聞かれることに驚きもしましたが、嬉しかったのです。
名前を聞くほど、私に感謝していると感じることができ、照れながら「タカヒロ」と答えていたものです。
それからというもの、私も真似をして、嬉しいことをされたときには相手の名前を聞くようにしています。
名前を聞く光景は、日本ではあまり見かけませんが、だからこそこれはとても効果があるお礼の方法なのです。
基本的にプライベートな質問は、大勢の前では聞かないことが大切です。
「そんなこと、当たり前だ」
多くの人がわかっていることですね。
質問される側はすぐ気づけます。
しかし、質問をする側になったとき、つい忘れてしまいやすいのです。
大勢の前では、周りに声が届いてしまいますから、答えにくい状態になります。
プライベートは、誰にでも話していいわけではありません。
信用された人に話すのですから、周りに人がたくさんいると話せなくなるのです。
「プライベートな質問は、2人きりのときに聞くこと」
これが、正しいマナーです。
当たり前のことですが、いま一度、振り返ってみましょう。
たとえば、今日、あなたにそうしたことはありませんでしたか。
2人になったとき、相手があなたに対して信用をしてくれているなら、きっと話しづらいことも話してくれるようになります。
上手な質問は、デジタルより、アナログです。
論理的に進めるより、気持ちの流れで進めたほうが、スムーズに進みます。
計算ずくめの論理的な会話より、相手の気持ちを大切にした会話をするほうが「共感」が生まれます。
たとえば「昨日は残業だったんだよ」という答えに対して、どう返答していますか。
このとき、論理的な人は「なぜ残業してたの」と聞きます。
単に理由を知りたいと思い、論理的に返事をしてしまうのです。
もちろんこれも1つの返事ではありますが、もう少し気の利いた答え方があります。
共感です。
こういうとき「頑張り屋なんだね」と、まず共感しましょう。
相手の気持ちを推し量りながら進める会話のほうが、スムーズに話が流れます。
相手を尊重していることが相手に伝わり、会話全体が柔らかくなるのです。
そのとき「この人なら、私のことをわかってもらえそう」と思ってもらえます。
相手から話をしたくなるのです。
自分のことをわかってもらえる人には、ついもっと話をしたくなります。
誰にでも「私のことを見てほしい。わかってほしい。認めてほしい」という欲求があります。
そのため気持ちの流れで話を進めるほうが、より、深い仲になりやすいのです。
「いちばん好きな食べ物は何?」と聞かれても、すぐは答えられません。
「いちばん」ということは、たった1つだけということです。
1つだけと限定されると「う~ん」と、うなります。
いちばんを選ぶのは、簡単に思えますが、なかなか考えさせられます。
私は幼いころ、スーパーで母に「お菓子を買ってあげる。でも1つだけね」とよく言われました。
子どもなので、親心からお菓子を買ってあげようと思ってくれたのでしょう。
しかし、1つと言われると、いちばん欲しいものを選ばないといけないため、逆に選べなくなってしまうのです。
いちばんのものというと、力が入ってしまい、逆に何も決められません。
何か1つを選んでも「本当にこれで良かったのだろうか」などと、考え込んでしまいます。
こういうときには、1つに限定させるより、幅を広げて聞くようにすればいいのです。
答えられる幅が広がると、考えに余裕が生まれ、相手にとっても答えやすくなります。
相手に難しく考えさせるのは良くありません。
いかに簡単に答えてもらえるかです。
たとえば「いちばん好きな食べ物は?」より「好きな食べ物は何?」と言われるほうが、ずっと答えやすくなります。
質問の答えを、1つに限定しないことです。
限定しないことで、答えられる幅が広がります。
面白い会話には、必ずと言っていいほど、本人の体験談が入っています。
説得するときも、説明するときも、質問するときも、体験談が入っているほうが、面白みがあるのです。
たしかに質問や説得のときにデータを見せることで、相手を納得させる方法もあります。
ビジネスの世界では、一般的にデータでやりとりするほうがうまくいきます。
データは正確です。
しかし、面白くないのです。
「へえ。そうなんだ……」で終わってしまいます。
相手は人間です。
正しいとか間違っているより、面白いか面白くないかのほうが、心を動かす力になるのです。
心を押し殺して冷たいデータだけでやりとりするより、温かい心を感じる面白さのほうが、ずっと心を動かす力になるのです。
データより、体験談を出すようにすれば、うまく心の通い合うコミュニケーションができるようになります。
聞いてほしい質問というのがあります。
自分では言わないけれど、聞いてもらいたいなと思う質問です。
たとえば、一生懸命に作ったケーキに対しては「これをつくるの大変だったんじゃない?」と聞いてほしいものです。
ケーキ1つとはいえ、つくるのに大変な努力が必要です。
しかし、自分からどれくらいつくるのが大変だったのかは、なかなか言い出しにくいものです。
代わりにあなたが聞いてあげればいいのです。
仲のいい友人同士なら、相手のことは、ほかの人より詳しく知っています。
ですから、相手の聞いてほしいなと思うことも比較的簡単に感じ取れます。
興味をそそる質問には、相手も喜んで答えてくれます。
私はサイトを通して活動を行っていますが、そのことについて聞いてくれると、嬉しくなってもっと答えたくなります。
「このサイトの舞台裏では、実は大変な努力があってね。先日も……」と、話をしたくなります。
あえて聞いてほしい質問を、ずばり聞いてあげましょう。
まず、相手の隠れた努力を見つけ、それをネタに質問していくのがポイントです。
相手は「待ってました」と言わんばかりに、喜んで答えてくれるのです。
私には、質問するときは必ずメモを取る癖があります。
こちらが積極的に聞きたいことがあると言うのに、メモ用紙1つもたないで質問することは、相手に対しても失礼だからです。
質問したいことをまとめて、メモ用紙を持つだけです。
後は聞いたことから思いついたことまで、どんどん書きまくります。
書きすぎているため、相手に「そんなことまでメモしなくてもいいよ」と言われるくらいです。
私がメモを取っていることで、相手も奥深い話までしてくれるという効果があるのです。
答えにくい質問というのがあります。
なんとなくはわかっているのだけれども、はっきりは答えにくい質問です。
たとえば「将来は何がしたいの?」という質問は、答えにくい質問の1つです。
ある程度考えはあるけれど、しっかり答えようとすると言葉に詰まってしまうのです。
これは質問する側が悪いです。
うまく質問できていないために、答える側が困ってしまっているのです。
こういうときは、ある程度、具体的に質問することが必要です。
曖昧な質問では、答えることも曖昧になります。
具体的に質問すれば、答えるときも具体的に回答できるのです。
「将来は、建築の仕事に就きたいの?」と具体的な仕事の名前を出したほうが、答えるほうも「イエス」か「ノー」かはっきりできます。
たとえノーでも理由もあるので、今度は理由をきっかけに話を進めていけばいいのです。
とにかく曖昧な質問はしないことです。
曖昧な質問は、相手にとって答えにくい質問になり、困ってしまうのです。
上手に質問するためのキーポイントがあります。
「今」「ここ」「私」です。
この3つに関係したことを質問することが、相手にとってわかりやすく答えやすい質問になると言うことです。
「ここにくる途中で、かわいい犬を見かけたよ」という言葉には、しっかり「今」「ここ」「私」の要素が含まれています。
何も昔あった出来事を話さなくても、つい今しがた自分の身に起こった出来事を話すだけで、より親近感が湧いてくるのです。
あなたの質問に対して「今」「ここ」「私」という要素が含まれているかチェックしてみましょう。
いつも遠い昔の話ばかりしていませんか。
昔の話より、今の話のほうが面白いです。
いつも遠い場所の話ばかりしていませんか。
遠い場所の話より、ここで起きている話のほうが楽しいです。
いつも他人の話ばかりしていませんか。
「他人」の話より「自分」の話をするほうが、親近感が湧いてきますよ。
必ず3つがそろわなければならないということはありません。
しかし、理想は「今」「ここ」で「私」が体験したことを目指すようにしましょう。
私は、楽観的に物事を考える性格のためか、昔から友人をつくるのが比較的得意です。
というのも私は無意識のうちに、ある方法を使うことで、簡単に赤の他人と知り合うことができるようになっていました。
質問です。
私はいつも知らない人と友人になりたいと思えば、質問を活用しています。
これが立派な話すきっかけになり、知り合うきっかけになり、仲良くなるきっかけになるのです。
質問は、人間関係においてとても強力な、仲良しになる方法です。
私のことをよく知っている友人からは、ナンパをしていると言われてしまいますが、気にしないことにしています。
知り合う方法まで制限してしまっていては、せっかくの出会うチャンスをたくさん逃してしまうことになるからです。
道を聞く方法もありますし、やり方を尋ねる方法もあります。
ただし初めから相手のプライベートに関する質問だけはよくありませんから、避けるようにしましょう。
できるだけ初対面の人には、何気ない質問のほうが、自然に会話に入っていけるようになります。
質問することも、立派な出会いのきっかけになるのです。
質問することの効用といえば、なんといっても元気になれるということです。
それもお互いが元気になれます。
そもそも聞き手の興味が「質問」という形に表れます。
聞くほうも積極的だし、聞かれるほうも興味をもたれて嬉しく感じますから、お互いが元気になれます。
私はいつも仲良くなりたいと思ったら、質問から入ることにしています。
簡単な質問から始めます。
話すきっかけがほしいし、友人になりたいからです。
相手も聞かれて悪く思いません。
思われがちなことですが「聞かれる人は、面倒に思っているのではないか」という心配をしている人がいます。
しかし、自分が聞かれる身になって考えると簡単にわかります。
聞かれるということは、頼られているということなのです。
自分が頼られて悪い気はしません。
むしろ、嬉しくなってしまうのです。
質問を控える必要などありません。
質問をすることで相手と仲良くなれますし、仲良くなるとまた質問が生まれてきます。
質問が元気を生み、元気が質問を生み出すのです。
聞いてみたいことがあるとき、直接自分からは聞きにくいときがあります。
たとえば、好きな人に付き合っている人がいるのかどうか、という質問が良い例です。
好きな人に付き合っている人がいるのかどうかは、自分からはなかなか聞き出せないことです。
聞いてしまったことで、お互いが変に意識してしまい、気まずくなってしまうこともありますから、慎重になっておくところです。
こんなときには、遠慮なく友人の力を借りるようにしましょう。
友人によって、ワンクッション、置くのです。
自分から聞けないため、友人を通して聞き出せば、簡単に答えを知ることができます。
こういうときにこそ、友人は必要です。
自分ではできないことでも友人の力を借りれば、いともたやすく実現してしまうものなのです。
簡単に質問できれば、その質問をきっかけに次の会話へと持っていきましょう。
会話は、いわば連想ゲームです。
1つの話題をきっかけに、次から次へとつなげていくのが、雑談の楽しいところです。
実は鋭い質問というのは、雑談の中で自然と発生します。
会話はつなげるものです。
つなげながら、どんどん盛り上げていきます。
雑談が盛り上がってくるほど、相手の本音が聞き出せるようになります。
会話は単発で行うより、つなげていくとき、真価を発揮します。
勢いに任せて話が次々と飛び火して、聞きたいことはもちろん、聞いてもいないことまで、話をしてくれるようになるからです。
いかに会話をつなげ、いかに盛り上げるかです。
たくさんコミュニケーションを取ることが大切なのです。
あなたの会話の中に「忙しい」「疲れた」「大変」という単語を使っていませんか。
明るい会話をしようとするときに、この3つは、禁句です。
「忙しい」と言われると話しかけられなくなりますし「疲れた」と言われるとこちらが疲れます。
「大変」と言われても、こちらには関係のないことなので困ってしまいます。
この3つを口にしてしまうと、それだけで会話全体のテンションを下げてしまうことになるのです。
今から、この3つを禁句にしましょう。
使わなければ使わないほど、あなたは元気な人だと印象が良くなります。
自分で自分に暗い印象を持たせないためにも、マイナスイメージのある言葉は使わないほうがいいのです。
質問とは、新しい発見から生まれてきます。
話をしていて、ふと気づいたことや気になったことが、質問という形です。
質問が新しい発見から生まれるということは、冒険の中で宝物を見つけたような感じです。
今までのお付き合いの中で気づかなかったことに、突然気づけるようになるのです。
相手の見えなかった部分が見えるようになるということです。
この新しい発見が、次に質問という形としてコミュニケーションされ、お互いがお互いの理解をどんどん深め合っていくのです。
コミュニケーションは、いわば宝探しです。
普通の宝探しは、土地を歩き回って行動します。
人間の内側にある宝探しは、相手とコミュニケーションをたくさん取ることで発見できるのです。
コミュニケーションとは、いわば、人間の内側にある宝探しなのです。