執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。

親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。 | 子育て上手な親になる30の方法

親は勉強しないのに、子どもにばかり「勉強しなさい」と言う親がいます。

そんなときに子どもは「親が勉強していないのに、なぜ自分だけ勉強しなければいけないのだろう」と、不満を抱きます。

やってもいない人に「やれ」と言われることが、子どもは理解できないのです。

子どもの仕事は、真似をすること。

真似をすることが仕事であるにもかかわらず「やれ」と指示する本人がやっていなければ、真似ができません。

子どもに勉強をしてほしければ、親こそ、勉強する必要があります。

親が勉強をしていれば、自然と子どもも勉強するようになります。

親が勉強と言っても、大げさな勉強をする必要はありません。

雑誌や漫画を除き、自分の好きなジャンルの本を買ってきて、読書すればいいのです。

わざとらしく子どもに見せるかのように読書すればいいでしょう。

親も学びごとをしているとわかれば、自然と子どもも真似て勉強したくなります。

私が初めてパソコンを触ったのは、小学校4年生のときでした。

当時は何十万もする大きなパソコンを、父が仕事で使うために購入しました。

まだ小学4年の私には、難しそうな機械に見えました。

それからというもの父がパソコンのキーボードでなにやらぱちぱちタイピングをして、仕事をするようになりました。

小さいころからそんな様子を見ていましたから、自然と私も興味を持つようになりました。

子どもは親のしていることを真似したくなります。

そんなある日、父にパソコンを触らせてもらう日がやってきます。

私がパソコンを初めて経験した瞬間でした。

パソコンへの難しいとかややこしい気持ちは、父が使っているところをずっと見ているとどこかへ吹き飛んでしまいます。

子どもは、親が楽しそうに行っていることを真似したくてたまらないのです。

私が機械系に対して抵抗がないことも、父がパソコンを使っている姿から「そういうものなんだ」と学んだわけです。

子育て上手な親になる方法(17)
  • 親が、勉強に励む。
「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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