執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

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ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。

ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。 | 物を持たない30のシンプル生活

部屋の中のごみを捨てないと、最後にはどうなるのでしょうか。

最後には部屋の住人が、ごみそのものになります。

もともと自分の部屋であった場所も、ごみが多くなり部屋中に散らばりすぎてくると、もはや自分の部屋ではありません。

部屋が、1つの「ごみ場」と化してしまいます。

部屋がごみたちに乗っ取られ、ごみ捨て場そのものへと変わるのです。

実際に部屋を片付けない人は、世の中に本当に存在します。

私は以前に出会った友人に、ごみを捨てない人がいました。

部屋にあるのはごみだけで、まさに足の踏み場がありません。

噂には聞いていましたが、実際に自分の目で確かめると本当に驚きでした。

食べかけのお菓子やポテトチップのカラの袋があり、洗濯物はたたまれておらず、雑誌や新聞が部屋中に散らばっていました。

あまりの惨劇に私が「すごいね」と言うと、友人が「褒めているの。侮辱しているの」と言ってきたほどです。

まさに「ごみが住んでいる部屋」になっていました。

その友人はよくゴキブリが出るといって悩んでいましたが、それも当然です。

部屋に住んでいる主役が人間ではなくごみなら、やってくる友人も人間より虫たちです。

部屋に住んでいれば友人が遊びに来るように、ごみたちが住んでいれば虫たちが遊びにやってくるのも当たり前なのです。

特に一人暮らしをしている人には、日頃からどれだけごみ捨てができるかが部屋のきれいさのポイントになります。

もちろん整理整頓も大切ですが、それ以上にまずごみを部屋の外に追い出すことです。

まずきれいの根底はごみを外に追い出すことにあり、その後に整理整頓がくるのです。

物を持たないシンプル生活(20)
  • 部屋の整理整頓より、先にごみを追い出す。
自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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