執筆者:水口貴博

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

12

抽象的を卒業しよう。社会人からは、具体的が大切。

抽象的を卒業しよう。社会人からは、具体的が大切。 | 新入社員が入社3年間に心がける30のこと

「適当にやります」

「気が向けば、対応するかもしれません」

「なんとなくです」

あなたは、こんな言葉遣いをしていませんか。

学生時代までは抽象的な表現が許されていました。

抽象的な表現は、幅が広く、意味がもやもやし、相手に意味がダイレクトに伝わりません。

逃げている表現であり、自分に責任が回ってこないように、曖昧な表現をよく使います。

学生までは使ってもいいでしょう。

しかし、お金と責任の伴う社会では、抽象的な表現ではいけません。

入社をすれば、自分が普段使っている抽象的な言葉遣いから卒業することが必要です。

「適当に」

「気が向いたら」

「なんとなく」

「一応」

「かもしれません」

仕事の報告、連絡、相談を行うときに、抽象的な表現では相手にはっきり伝わりません。

「何が言いたいのかよくわからない」と思われることになり、力のない報告、連絡、相談になってしまうのです。

時には誤解を招き、トラブルの原因になることも少なくありません。

抽象的な表現は、社会ではタブーです。

これからは具体的な表現を使うように、意識をしてみましょう。

「明日の15時までに」

「資料は、本日の定時までに仕上げます」

「スケジュールの調整は、すでに予定が入っているため、厳しい状態です」

「今後の対策として~を行います」

「鈴木部長に、相談をしてから決めたいと考えています」

5W1Hをはっきり口に出します。

今まで曖昧にごまかしていた部分を、具体的な言葉に変えて言うだけですから、ステップとしてはそれほど大きくありません。

具体的であるほど、相手にも意味がよく伝わるようになり、誤解を招くことが少なくなります。

もちろん口に出して言えば、それだけ責任が伴いますが、そもそも責任があって当然なのが社会なのです。

自分の発言に責任が持てるようにならないと、社会ではうまくやっていけなくなります。

抽象的か具体的かの違いは、仕事ができるかできないかの違いにまで、関わってくるのです。

新入社員が入社3年間に心がけること(12)
  • 抽象的な表現を卒業して、具体的な表現を意識する。
報告・連絡・相談は、言われる前に言う。

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

  1. 入社3年間にできた差は、後から取り戻せない。
  2. 人付き合いこそ、一番の課題。
    人間関係に苦労は、当たり前。
  3. 基本言葉、言い忘れていませんか。
  4. 仕事の仕方を徹底的に極める。
  5. 新人時代は、アクセル全開でいい。
  6. 新人のうちは、どんな仕事でも引き受ける。
  7. ウォーミングアップがないと、仕事ははかどらない。
  8. 入社3年間は「新人です」というセリフに要注意。
  9. 球拾いは、雑用ではない。
    立派な勉強なのだ。
  10. 小さな実績をこつこつ積み上げて、大きくする。
  11. 任された雑用のトップになろうではないか!
  12. 抽象的を卒業しよう。
    社会人からは、具体的が大切。
  13. 報告・連絡・相談は、言われる前に言う。
  14. 世間知らずの状態から抜け出そう。
  15. 偏りのある情報から抜け出そう。
  16. 頭だけで考えない。
    トライして、失敗して、体を通して学ぶ習慣を持つこと。
  17. 仕事の依頼が来るまで、席でじっと座ってばかりになっていませんか。
  18. トイレ掃除は、人間の内側が見える仕事。
  19. 入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。
  20. 仕事にも「鮮度」がある。
    頼まれた瞬間から始めよう。
  21. 得意な分野を作ろう。
    仕事には「波及効果」がある。
  22. 実績は、姿勢によって作られる。
  23. 失敗をしたときの対応によって、成長の差ができる。
  24. 師匠を見つけると、スピード成長ができる。
  25. 仕事ができるようになるほど、上司は口を出してくる。
  26. もうこれからは迷わない。
    社会人からは、決断力をつけよう。
  27. 自分の体は1つ、取り換えはできない。
    仕事のしすぎには、要注意。
  28. 水のようになろう。
    「こだわり」は、仕事への障害となる。
  29. どんなシチュエーションでも、無礼講になってはいけない。
  30. 誰もが一度は考える。
    「仕事、辞めようかな」

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