学生までは、自分一人の勝手な行動が許されました。
好きな人と、好きなことができました。
嫌いな人がいても、無視をすればいいだけです。
ねぎらいの言葉には、次の2つをよく耳にします。
「ご苦労さま」
「お疲れさま」
「取り出したものは、使い終われば、元の場所に戻す」
これは当たり前のことですね。
当たり前だと頭でわかっていても、人によってはしない人がいます。
私と一緒に仕事をしている人が、風邪をひいているにもかかわらず出社していました。
「ちょっとの風邪くらいで休めない」
「やらなければいけない仕事が山積みなんだ」
風邪をひいたら休むというのは、れっきとした仕事マナーです。
風邪をひいているにもかかわらず出社されると、ほかの人に風邪を移してしまいます。
かなり迷惑です。
相手を敬う言葉として「敬語」があります。
社会人ともなれば、敬語にも気をつけるのが基本です。
上司といった目上の人に対して、敬意を払った言葉は、人間関係にも大きく影響します。
あなたが社会人になり、まずなにより心がけてほしいことは、コミュニケーションです。
コミュニケーションと言っても「うるさく雑談をしろ」というわけではありません。
報告・連絡・相談を通して、コミュニケーションをしてほしいのです。
休暇届を直前になって出す人がいます。
ひどい場合、当日の朝に休暇の連絡という場合もある。
突然の不幸や体調不良など、出社が難しい場合ならまだわかります。
異変は、ある日、突然やってきました。
私は大きな仕事を抱えてきて、数カ月間にわたる仕事の区切りをようやくつけた木曜の午前。
急に、体がどんと重くのしかかりました。
体調を崩し、出社ができない場合には、会社に欠勤の連絡をします。
避けられるものなら避けたい突然のお休みです。
やはり人間ですから、体調を崩してしまう場合もあります。
電車遅延や渋滞により、会社へ遅刻してしまうことがあります。
わずか1分や2分程度遅れるなら、まだわかります。
しかし、10分以上遅れることがわかっている場合は、遅刻する旨を会社へ連絡しましょう。
社内には、たくさんの備品があります。
会社のお金で購入したものですから、たくさんの備品がそろっています。
・鉛筆
先日、こうしたことがありました。
仕事中に、お客さまからAさんに連絡がありました。
「お世話になっております。○○商事の鈴木です。Aさんはいらっしゃいますか」
「ぶっちゃけ、マジ、やばいって感じ」
「知らねぇ~よ」
「死ぬほどむかつく」
社会人になってからは、話の内容にも気をつける必要があります。
あなたが社会人になってから、久しぶりに旧友と会って話をすることがあります。
「久しぶりだね。最近、仕事の調子はどう? どんな仕事をしているの?」
上下関係といえば、一般的には年齢です。
「年上、年下」を基準にした上下関係は、学生までです。
社会人になってからの上下関係は、もはや年齢は関係ありません。
「あれもダメ」
「これもダメ」
「全然ダメ」
社会人になってからは、整理整頓も仕事のうちです。
学生までは個人の自由だった整理整頓も、社会人ではしなければいけないという「must」です。
デスクの上の物を整理しておかないと、大切な資料が見つかりにくくなったり、汚れたりします。
社会の挨拶は、人間関係の潤滑油です。
人間関係は、コミュニケーションの量が決め手です。
話をする機会が多くなればなるほど、仲良くなります。
「おはようございます!」
挨拶されると、嬉しくなりますね。
自分のことを気にかけてもらえているとわかり、その人に対して好印象を受けるものです。
仕事でミスはもちろんしないほうがいいに決まっています。
言うまでもありませんね。
しかし、どんなに慎重に仕事をしていても、人間ですから、間違えたり失敗をしてしまったりすることがあります。
ある日、私の職場にベテランの新人が入ってきました。
ほかの人より年上で、話をしていると仕事ができるというのがすぐわかります。
実際に仕事をさせてみると、たしかにほかの人より仕事ができます。
営業のような外回りの仕事では、社外にいる時間のほうが長くなります。
また商品の説明のために、お客さまのところへ出向く場合もあります。
「会社の外でする仕事」です。
悪い癖は、挙げれば切りがありません。
・もぞもぞした話し方が癖の人
・声が小さく話す癖の人
新しい職場に着いたとき、初めに覚える仕事の1つに「プリンター」があります。
プリンターはほとんどの職場で置いています。
パソコンと同じく、使い方を覚えなければなりません。
多くの人と人とが集まっている社内では、コミュニケーションは欠かせません。
言葉遣いには、敬語・謙譲語・丁寧語などがあります。
コミュニケーションがあってこそ、たくさんの人が団結して、質の高い仕事ができるようになります。
いくら自分の机とはいえ、何でも好き勝手にというわけではありません。
ときどき、資料を出しっぱなしにして席を外す人がいます。
トイレくらいのような短時間ならいいのですが、会議に出席して何時間も席を外すような場合には要チェックです。
学生時代からの名残で、社会に出てからも「独り言」を言いながら仕事をする人がいます。
私の職場にも、独り言を言いながら仕事をする人が、結構大勢います。
独り言の内容は、実にさまざまです。
それぞれの職場には、それぞれの仕事の仕方があります。
マニュアルです。
「この仕事には、このように対応する」
「今、話しかけても大丈夫かな?」
話しかけるタイミングは、恋愛だけの話ではありません。
仕事でも「話しかけるタイミング」は恋愛同様に大切です。
学生までは、自分一人の勝手な行動が許されました。
好きな人と、好きなことができました。
嫌いな人がいても、無視をすればいいだけです。
しかし、社会では、そうはいかないのです。
大勢の人と協力しながら仕事をしなければなりません。
1つの企業は、数多くの人の集まりから成り立っています。
社会人になるということは、その一員になるということです。
たくさんの人がいると、多種多様な人がいます。
あなたが嫌いなタイプもたくさんいることでしょう。
嫌いな人とでも一緒に仕事をしなければいけないのが、社会人として大変なところです。
しかし、こんなときこそ役立つことがあります。
仕事マナーです。
仕事マナーを身につけておけば、安心です。
お互いに不快を与えず、気持ちよく仕事をするためにあります。
マナーがあれば、嫌いな人と一緒になっても、けんかをせずに仕事を進めることができます。
社会人として、まず気をつけなければならないのは、マナーです。
大勢の人と力を合わせて気持ちよく仕事をするために、必ず身につけておかなければなりません。
「身につけておいたほうがいい」ではなく「なければならない」のです。
マナーがあるからこそ、人間関係が良くなります。
たくさんの人がいても、一致団結して仕事を進めることができるようになります。
さあ、社会人のあなた!
仕事のマナーを徹底的にマスターしましょう。
それが仕事のできる社会人への第一歩なのです。
ねぎらいの言葉には、次の2つをよく耳にします。
「ご苦労さま」
「お疲れさま」
あなたにはこの違いが、はっきりわかりますか。
私は学生のときまで、この言葉の違いをあまり意識していませんでした。
どちらも同じような意味だと軽く考えて、適当に使っていました。
しかし、社会に出てからは、この言葉はまったく異なる意味を持つのです。
気をつけて、口にしなければいけません。
まず「ご苦労さま」です。
この言葉は、新人の社会人が使う言葉ではありません。
目上の人が目下の人に対して使う言葉です。
新人が上司に「ご苦労さま」という言葉を使うと、上司は顔をしかめるでしょう。
「偉いぞ。よく頑張ったな」という上から下を見下すような威圧的なニュアンスを与え、上司の気分を害してしまいます。
無難なところで言えば「お疲れさま」です。
お疲れさまには上下関係がありません。
相手の地位、身分、性別などを意識することなく、気軽に交わすことができる言葉です。
新人は、まず「お疲れさまです」という言葉を口癖にしておきましょう。
上司になっても「お疲れさま」という言葉は、もちろん使って大丈夫です。
上司になっても「お疲れさまです」と謙虚でいたほうが、部下からの人望を集めることができるでしょう。
「取り出したものは、使い終われば、元の場所に戻す」
これは当たり前のことですね。
当たり前だと頭でわかっていても、人によってはしない人がいます。
単純に「面倒だから」です。
どうせまた使うからほうっておこうと、軽く考えているのです。
自分の部屋なら、好きなようにしてかまいません。
個人の自由です。
しかし、大勢が働く社内で、自分の都合中心で考えるのはマナー違反です。
いくら面倒とはいえ、言い訳になりません。
出したものを片付けないと、次に使う人が困ってしまいます。
使ったまま個人が所有していると、次に使う人が探さなければなりません。
探す時間がかかり、相手の時間を奪うことにもなるのです。
多くの人が働くのですから、自分の面倒という都合だけでなく、次に使う人のことを考えるようになりましょう。
私と一緒に仕事をしている人が、風邪をひいているにもかかわらず出社していました。
「ちょっとの風邪くらいで休めない」
「やらなければいけない仕事が山積みなんだ」
本人は、仕事への熱意があるようです。
さて、その次の日のことです。
その人の正面に座っていた人が、咳をし始めました。
どうやら風邪が移ったようです。
また次の日。
今度は隣の人が咳をし始めました。
風邪を移された数名が、同時に会社を休んでしまうことになりました。
数人の欠勤者が同時に出たため、仕事は目まぐるしく大忙しになってしまいました。
風邪は伝染する病です。
1人の風邪でも、たくさんの人に移してしまう可能性があります。
学生のころは、風邪をひいても学校に行けば「頑張っているね」と褒めてくれます。
しかし、社会人になってからは、別です。
風邪をひいたら、基本的に会社に来てはいけません。
咳をしてほかの人に風邪を移してしまう可能性が高いからです。
1人の風邪が、ほかの大勢に移ってしまうと、仕事に大きな影響を及ぼしてしまいます。
1人がいなくなるだけでも困る仕事で、2人も3人も休まれては、仕事が回らなくなります。
風邪をひいているにもかかわらず、キャンセルできない仕事もあることでしょう。
そういう場合は、必ずマスクを付けるようにしましょう。
見かけが悪くても、マナーです。
風邪をひいたら休むというのは、れっきとした仕事マナーです。
風邪をひいているにもかかわらず出社されると、ほかの人に風邪を移してしまいます。
かなり迷惑です。
しかし、1つ気になることが出てきます。
「風邪をひきかけ」という微妙な状態のときです。
高熱や頭痛はないけれど、咳を軽くし始めているという状態です。
会社を休むほどの状態ではないときにわざわざ休むのも、心苦しく感じます。
こうした「風邪をひきかけ」のときには、どうすればいいのでしょうか。
会社を休まない代わりに「マスク」を着用するようにすればいいのです。
いくら風邪をひきかけとはいえ、ほかの人にうつしてしまう可能性があります。
風邪の菌を飛ばさないために、終日、マスクを付けて仕事をするくらいのケアは心がけたいものです。
見かけがどんなにかっこ悪くても、これもマナーです。
仕事が終われば残業は避け、寄り道をせずに帰宅します。
早めに寝て、睡眠時間をたっぷり取るようにしましょう。
もちろんきちんと風邪薬を飲むことをお忘れなく。
相手を敬う言葉として「敬語」があります。
社会人ともなれば、敬語にも気をつけるのが基本です。
上司といった目上の人に対して、敬意を払った言葉は、人間関係にも大きく影響します。
しかし、そんな敬語が行きすぎて「二重敬語」にならないように注意しましょう。
二重敬語とは言葉のとおり、敬語を二重に重ねてしまう言葉です。
私も二重敬語を間違って使ったことがあり、恥をかいたことが何度もあります。
まず私がした失敗の1つが「社長様」という言葉です。
実は「社長」というのは、その言葉がすでに敬語になっています。
役職は、どれも高い地位を表しています。
会長、社長、部長、課長、係長は、すべて役職の名前であると同時に、敬語でもあります。
その敬語に、さらに加えて「様」をつけるとどうでしょうか。
いささか「言いすぎ」という印象を与えます。
「お召し上がりください」という言葉はいかがでしょうか。
うっかり口にしていないでしょうか。
実はこの言葉も、二重敬語なのです。
「お」という言葉に「食べる」の尊敬語である「召し上がる」という言葉が重なり、二重敬語になっているのです。
このほかにも二重敬語はあります。
「ご覧になられましたか」
「お見えになられる」
「お伺いします」
うっかり口にしてしまう気持ちもわかります。
丁寧が行きすぎた言葉ですから、不快感を与えることはありませんが、社会人なら、言葉の区別をしておきたいところです。
あなたが社会人になり、まずなにより心がけてほしいことは、コミュニケーションです。
コミュニケーションと言っても「うるさく雑談をしろ」というわけではありません。
報告・連絡・相談を通して、コミュニケーションをしてほしいのです。
れっきとした社会人としての基本的な仕事マナーです。
人間関係を改善させ、仕事の質の向上につながります。
正直に言いますと、どれも面倒です。
ささいな報告なら「面倒だからいいか」と思います。
「このくらい相談するほどのことでもないか」と思います。
1人で仕事を進めるなら、いいでしょう。
しかし、会社のような大勢が集まって仕事をする場では「独断」はいけません。
必ず報告・連絡・相談をして、複数の人と協力してこそ、初めて速く正確に仕事が進めることができるのです。
またコミュニケーションの効用は頻繁に会話をすることになりますから、人間関係もよくなります。
人間関係が良くなれば、仕事もさらに楽しくなります。
初めは面倒だと思っていたコミュニケーションが、次第に楽しくなります。
仕事がスムーズに進むようになり、人間関係が良くなります。
すると仕事が楽しくなり、もっと報告・連絡・相談をしたくなるのです。
報告・連絡・相談が面倒なのは、初めだけです。
最初の面倒さえ乗り越えれば、仕事はだんだん楽しくなるのです。
休暇届を直前になって出す人がいます。
ひどい場合、当日の朝に休暇の連絡という場合もある。
突然の不幸や体調不良など、出社が難しい場合ならまだわかります。
しかし、前もってわかっている予定にもかかわらず、直前になって連絡をするのは不適切。
仕事の調整も大変になります。
周りの人に迷惑をかけてしまいます。
「仕事に対して責任が足りない」「配慮をしていない」など受け止められ、評価に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
休暇届は早めに出すようにしましょう。
1カ月先の休暇予定がわかっている場合は、早めに伝えるほうがいいでしょう。
上司はスケジュールを整えるため、早く予定がわかっていたほうが助かります。
遅くても3日前です。
3日を切ると、スケジュール調整が間に合わない可能性が高くなります。
またこう言うと「それなら、早めに出せばいつでもいいんだね」と思う人がいるのですが、それも早合点です。
決算時期や年末年始など、特に忙しい時期に休むのは注意が必要です。
休ませてもらう場合も、できるだけ仕事が落ち着いている時期を選ぶのがマナーです。
仕事が落ち着いている時期なら、休暇も取りやすくなり、周りへの迷惑を最小限に抑えられます。
異変は、ある日、突然やってきました。
私は大きな仕事を抱えてきて、数カ月間にわたる仕事の区切りをようやくつけた木曜の午前。
急に、体がどんと重くのしかかりました。
「なんだ。急に体中が重くなったぞ」
地球の重力が変わったかのように、体中が重く感じられました。
その直あとから、だるさ、寒気、発熱などの症状が少し出始めました。
瞬く間に悪化し、数時間後の定時あたりにはまともに歩けないほどになっていました。
歩けないため、その日はタクシーで帰りました。
家に帰って熱を測ると、なんと「39.7度」という高熱。
それだけでも苦しいというのに、極めつけは「強烈な頭痛」です。
針が何本も刺さったかのようなひどい痛みを伴う頭痛に襲われて、あらゆる「踏ん張る」という動作を自発的にできなくなりました。
くしゃみが出そうになるたびに死にそうになりますし、面白いことがあっても笑うことができません。
トイレに行ってうんこをするときも、踏ん張るときに頭痛がして踏ん張れません。
「頭痛がひどすぎて踏ん張ることすらできない。このままうんこができなくて死ぬのか……」
つい、笑いそうになると、また頭痛のため「いてて」となります。
笑うに笑えない、というおかしな状況です。
急に高熱という症状が現れたため「もしや、インフルエンザではないか」と疑いました。
もちろん翌日は仕事を休み、近所の医療機関で診察してもらいました。
検査の結果、とりあえずインフルエンザではないということで、ほっと一安心。
しかし、不思議なことはそれからです。
喉の痛みも鼻水もないので、風邪でもないようです。
「インフルエンザではありませんが、風邪でもないようですよ」
そう医者に言われて、私の仕事の内容や生活の状況など話し合った結果「ストレスが原因かもしれない」という結論に達しました。
「こうなるくらいだったら、普段からまめに休んでおくべきだったな」
ストレスとは本当に怖いと痛感した一件でした。
自分が経験して、1つわかったことがあります。
意外な事実です。
「ストレスがかかっているときは、ストレスを感じない」という意外な事実です。
「むしろストレスをよく感じるのでは」と思う人もいることでしょう。
なぜでしょうか。
ストレスを感じるほど、心理的に余裕がないためです。
仕事の処理、人間関係、スケジュールなどが多忙を極めているときには、なぜかストレスを感じません。
そういうことを感じる暇すらないのです。
たとえば、あなたが全速力で100メートルを走っている「最中」は、疲れを感じることはないはずです。
ただひたすら走ることのみに集中。
疲れを感じるのは、走り終わった後です。
ゴールを切って少し余裕ができたときに、疲れが体中に出て急にだるくなり、歩くのさえ大変になります。
あの感覚に似ています。
今までため込んだものが、特大の大波で急に押し寄せてきます。
多忙を極めている真っ最中は、大きなストレスを感じているにもかかわらず感じにくい。
私は仕事中「疲れていないからまだまだ大丈夫」と思って、ろくに休んでいませんでした。
むしろ仕事に拍車をかけていた。
しかし、実際のところは感じていないだけで、かなりストレスをため込んでいたのでした。
昔、ある人から「有給は疲れてから取るのではなく、疲れる前に取ったほうがいいよ」とアドバイスをいただいたこともあります。
実際に自分がそういうつらい目に苦しんだ経験をすると、認識が180度変わります。
「まさにそのとおりだ」と合点しました。
それ以来、定期的に有給休暇を取るようにしました。
疲れを感じている、いないにかかわらず、定期的に取るようにしています。
疲れてから休むのではなく、疲れていなくても定期的に休み、気分転換を心がけるようにしました。
疲れていなくても、有給消化です。
気分転換、遊び、リフレッシュ、ストレス発散のために、定期的かつ積極的に取るほうがいい。
そういうことを痛感した事件でした。
体調を崩し、出社ができない場合には、会社に欠勤の連絡をします。
避けられるものなら避けたい突然のお休みです。
やはり人間ですから、体調を崩してしまう場合もあります。
絶対に休んではいけないとは言いません。
しかし、せめて休むときに、次のマナーだけは守ってほしいと思います。
「欠勤の連絡くらいは自分でする」というマナーです。
これが当たり前だと思っている人は大丈夫です。
ここから先の話は読まなくても、十分です。
しかし、社会人の中には、自分で連絡をせず、親を通して連絡をする人がいるのです。
一人暮らしをしている人は自分で連絡するしかありませんが、家族で暮らしている人はなんとなく親に甘えます。
親に甘えることができても、しないことです。
連絡を受けた人は「小学生ではあるまいし」と思うでしょう。
また人によっては「自分で連絡できないほど、体調が悪いのか」という、余計な不安を与えます。
もちろん本当に電話ができないほど体調が悪ければ、いた仕方ありません。
救急車で運ばれ、意識がないほどの状況なら、電話ができないのはわかります。
しかし、自分で連絡できるくらいの病状なら、親に甘えず、自分で連絡をすることです。
欠勤は、会社のみんなに迷惑をかけることなのですから、せめて休む本人から事情を伝えるという配慮はしておきたいところです。
電車遅延や渋滞により、会社へ遅刻してしまうことがあります。
わずか1分や2分程度遅れるなら、まだわかります。
しかし、10分以上遅れることがわかっている場合は、遅刻する旨を会社へ連絡しましょう。
「たった10分」と思うかもしれませんが、たった10分でも給料が発生しているのですから連絡は必要です。
遅刻の連絡をする際、心がけておきたいマナーがあります。
「遅れる理由」と「どのくらい遅刻するかという目安」を伝えることです。
たとえば、電車遅延のため30分遅刻するなら「電車遅延のため、30分ほど遅刻します」と伝えます。
車のトラブルのため2時間くらい遅れるなら「車が故障したため、2時間ほど遅れます」と伝えます。
嘘をついても仕方ありません。
心苦しく言いにくくても、正直に伝えるのが社会人としての対応です。
もちろん自分の言い分を立証できる「遅延証明書」も、忘れずもらっておきましょう。
1人の社員がたった10分遅刻するくらいでも、仕事には影響が出るもの。
小さなことですが、早めに連絡しておけば、会社への迷惑も最小限に抑えられます。
小さなことでも、しっかり対応を心がけることが大切です。
社内には、たくさんの備品があります。
会社のお金で購入したものですから、たくさんの備品がそろっています。
社内は、文具店です。
1つくらいなくなってもわからないと思っても、思うだけにしておきましょう。
「ちょうどなかったんだ」
「1つくらいいいか」
いいえ、いけません。
間違っても、会社にある備品を個人が持ち帰ってはダメです。
トイレにあるトイレットペーパーでさえ、いけないのです。
それは泥棒です。
会社にあるものは、会社のものです。
会社が会社のお金を使って、業務のために用意しているものです。
決して、あなた個人のために用意しているわけではないのです。
先日、こうしたことがありました。
仕事中に、お客さまからAさんに連絡がありました。
「お世話になっております。○○商事の鈴木です。Aさんはいらっしゃいますか」
電話を受けた人は「ただ今、Aは席を外しています」と伝えます。
「では、いつお戻りの予定でしょうか」
ほかの社員に「Aさんはどこへ行ったのか、いつ戻るのか」と聞いても、誰もが「知らない。わからない」といいます。
私は、困りました。
大切な仕事の話なら、なおさらです。
急な用件かもしれません。
大事なお客さまですから、曖昧な答えを返すのも失礼です。
そもそもAさんは、長時間席を外すにもかかわらず、誰にも連絡をしていなかったようです。
長時間席を外すにもかかわらず、誰にもその旨を連絡していなかったAさんに、あなたもなっていないでしょうか。
もちろん仕事中に、トイレで席を外すくらいなら、連絡は不要です。
しかし、会議のような長時間席を外す場合には、前もって誰かに連絡をすることが必要です。
「会議のため、席を外します。午後4時ごろに終わる予定です。もし急な用件なら、携帯に連絡をください」
会社では1人が仕事をしているわけではないのです。
大勢のひとで連携し合って仕事をしているのですから、自分が席を外す際にもケアが必要です。
「ぶっちゃけ、マジ、やばいって感じ」
「知らねぇ~よ」
「死ぬほどむかつく」
「超うざい」
学生までは、乱れていた言葉遣いも、社会人になってからはそうはいきません。
乱れた言葉は、乱暴で、横着で、だらしなく、人としての品格が下がってしまいます。
言葉遣いは、敬語・謙譲語・丁寧語があります。
特に敬語だけは、なにより先に身につけておきたいところです。
敬語は、仕事にも深く影響する社会人にとって欠かせない技能の1つです。
学生言葉を社内で使うと、人間関係に影響します。
上下関係を無視した言葉遣いは、上司からむっとされます。
部下からは、この人はだらしないと思われます。
社外でお客さまに対して使ってしまうと「この人の会社ではどんな教育を行っているのか」と信用に関わります。
言葉遣いが整っていないと、社員だけでなく、会社のイメージにまで影響してしまうのです。
社会人になってからは、話の内容にも気をつける必要があります。
あなたが社会人になってから、久しぶりに旧友と会って話をすることがあります。
「久しぶりだね。最近、仕事の調子はどう? どんな仕事をしているの?」
簡単な職種くらいの内容なら、仕事の話はしても大丈夫です。
「コンピューター関係の仕事をしています」
「製造関係の仕事をしています」
こうした当たり障りのない内容ならいいでしょう。
しかし、調子に乗って、詳しい仕事の内容までは口にしてはいけない領域になります。
「実はここだけの話だけど、今年の10月に新しくリリースされる新商品の開発をしているんだ。今回の商品の特徴は~」
また公に出ていない情報を、あなたが口にすることは、いわば「情報流出」となります。
大切な機密情報を、社外で軽く口にしたことがきっかけで、社内の情報が外に漏れてしまうことになるのです。
そのために会社に対して大きな損失をもたらしたりする場合もあります。
友人、家族の前に限らず、不特定多数の場所で、社内の話をすることはタブーです。
コーヒーショップ、レストラン、駅のホームなど、誰が、どこで、聞き耳を立てているかわかりません。
社外で、社内の詳しい話をしてはいけないのです。
上下関係といえば、一般的には年齢です。
「年上、年下」を基準にした上下関係は、学生までです。
社会人になってからの上下関係は、もはや年齢は関係ありません。
キャリアです。
「キャリア=会社に勤めている長さ」が、上下関係になります。
3年勤めている、25歳のAさんの会社に、30歳の新人が入ってきました。
このときには、新人(30歳)のほうが年上です。
しかし、上下関係では、Aさん(25歳)のほうが早く会社に入社をしているので、Aさんが上司になります。
30歳の新人が、25歳の年下Aさんに対して敬語を使わなければいけませんが、これで正しいのです。
社会では、これが普通です。
会社内の上下関係は、キャリアが基準になっていることを覚えておきましょう。
早く入社をした人から、上司になります。
勤めている期間が長いほど、仕事について熟知しているため、早く入社している人のほうが判断も正確です。
決して年齢は関係ないのです。
「あれもダメ」
「これもダメ」
「全然ダメ」
先輩が部下に仕事を教えるときに、ダメと教える人がいます。
上司は、上手に教えているつもりです。
ダメと言えば、見下している感があり、かっこいいと思っています。
自分の賢さをアピールしたいのでしょう。
しかし、説明を聞いている部下は「ダメ」と言われれば、どうすればいいのかわからなくなります。
まったく説明になっていないのです。
そういう人こそ、ダメになります。
会社で仕事をするときには「こうすればいい」という教え方をしましょう。
出し惜しみをしていると、部下が仕事を覚えられなくなり、仕事にも影響が出てきます。
具体的に説明するから、部下は早く仕事を覚えることができ、仕事全体が楽になるのです。
社会人になってからは、整理整頓も仕事のうちです。
学生までは個人の自由だった整理整頓も、社会人ではしなければいけないという「must」です。
デスクの上の物を整理しておかないと、大切な資料が見つかりにくくなったり、汚れたりします。
場合によっては、なくしてしまうこともあるでしょう。
後片付けがどんなに面倒とはいえ、会社で仕事をしている以上、面倒は言い訳になりません。
デスクの上はきちんと整理整頓して、きれいにしておくことが社会人としてのマナーです。
机の上が散らかっていると「一生懸命に仕事をしている人」という印象を与えます。
会社で仕事をしていると、そういうかっこいい印象を与えるために、わざと散らかしている人もいます。
しかし、仕事ができる印象は「机の上」ではなく、実際の仕事の「成果」で見せることです。
仕事のできる人を演出するために、机の上をわざと散らかすのは、大人ではなく子どもなのです。
社会の挨拶は、人間関係の潤滑油です。
人間関係は、コミュニケーションの量が決め手です。
話をする機会が多くなればなるほど、仲良くなります。
挨拶は、そんなコミュニケーションの量を増やすための、機会と考えましょう。
朝は「おはようございます」と挨拶を交わします。
廊下ですれ違ったときに「お疲れさまです」と話しかけます。
帰り際には「お先に失礼します」と言います。
1つの挨拶は、小さなものです。
しかし、毎日継続して繰り返していると、あなたへの印象が良くなります。
人間関係が良くなると、必ず仕事の向上にもつながります。
人からの協力が得られやすくなり、助けてもらえるようになります。
なにより、人間関係が良くなれば仕事が楽しくなります。
人間関係が深く影響する仕事では、挨拶は欠かせないのです。
一つひとつの挨拶がきちんとできる人は、必ず毎日が明るく楽しくなるのです。
「おはようございます!」
挨拶されると、嬉しくなりますね。
自分のことを気にかけてもらえているとわかり、その人に対して好印象を受けるものです。
どんな仕事でも、挨拶は基本であり、最も大切です。
挨拶をしない人は、人から嫌われると断言してもいいくらいです。
そのくらい大切な挨拶を上手にするためのポイントを、1つ教えましょう。
「される前にする」というポイントです。
テクニックは必要なく、今日からでも実践できます。
必要なのは、積極性だけです。
挨拶は、ただ交わせばいいわけではありません。
自分から先に声をかけ、頭を下げるのです。
挨拶は、先手が大切です。
先に挨拶することで、ぐっと印象が良くなるのです。
仕事でミスはもちろんしないほうがいいに決まっています。
言うまでもありませんね。
しかし、どんなに慎重に仕事をしていても、人間ですから、間違えたり失敗をしてしまったりすることがあります。
完璧な人間はいません。
上司に叱られ、気持ちがふさがり、落ち込みます。
しかし、ここで2通りに別れてしまいます。
高く上がるためには、バネが必要です。
失敗をして落ち込めば、それを素直に受け止めて、反省します。
成長に変えることができます。
ときどき勘違いしている人がいるのですが、叱られたら、落ち込むことがいいことだと思っている人がいます。
落ち込んだり、悲しんだりすることがいいことだと思っているのです。
ちょっと待ってください。
上司が怒ったのは、あなたのミスだけではなく、今後同じ失敗をしないために叱ってくれています。
あなたが嫌いで、落ち込ませるために怒っているわけではありません。
今後、同じ失敗をしないように前向きに捉えることが、あなたの仕事です。
落ち込み続けるのが、仕事ではありません。
万が一、失敗をしてしまえば、反省して、同じ失敗をしないように生かすことが仕事です。
失敗を飛躍するためのバネに変える人が、成長するのです。
ある日、私の職場にベテランの新人が入ってきました。
ほかの人より年上で、話をしていると仕事ができるというのがすぐわかります。
実際に仕事をさせてみると、たしかにほかの人より仕事ができます。
ほかの人の知らないことまで知っていて、経験を積んでいるというのが強く感じられました。
しかし、1つ残念なことがありました。
彼は入ってきたばかりなのですから、職場では「新人」という扱いです。
職場には職場のルールがあります。
ベテランの新人でも、入ってきたばかりのときには謙虚な姿勢になって仕事を覚えないといけません。
にもかかわらず、話し方が偉そうなのです。
「このやり方ではダメです」
「この方法だと効率が悪いです」
「前の会社ではこういうふうにしていました」
「こういうふうにするべきです」
職場に長くいる上司が、それを言うなら、まだわかります。
しかし、いくらベテランとはいえ、入ってきたばかりの新人です。
そういう言葉を発するので、たちまち職場の人から壁ができてしまいました。
偉そうな態度では、こちらも感情的になり、親切に教えようという気がなくなります。
親切に教えようという気がなくなれば、その人に話しかける回数が少なくなり、情報が入りにくくなります。
悪夢は訪れます。
そのベテランの新人が、ある日、仕事で大きな失敗をしてしまいました。
自分の運転を過信したドライバーが、交通事故を起こしてしまうことと同じです。
能力が高すぎるがゆえに、周りの情報や忠告を無視して、起こったミスです。
報告書を提出して、対策会議を開かなければならないほどの失敗となりました。
自分の能力に自信があるとはいえ、転職や異動などで新しい職場に就けば、その職場の中では新人です。
新人らしく振る舞うことが大切です。
「侮辱されたくない。すごいと思われたい」という気持ちがあるのはわかります。
しかし、新しい職場ではむしろ障害になります。
謙虚な姿勢になってこそ「教えてあげよう」という気になり、ほかの人からの情報や忠告が入ってくるようになります。
成長は、謙虚な姿勢になってこそ、できるのです。
営業のような外回りの仕事では、社外にいる時間のほうが長くなります。
また商品の説明のために、お客さまのところへ出向く場合もあります。
「会社の外でする仕事」です。
外回りの仕事が終わり、気づけば、終業時間を過ぎています。
「まあ、終業時間が過ぎているのだから、このまま直接帰ってもいいか」
こう考えるのは、まだ学生です。
社会人なら、この際に忘れてはいけないマナーがあるのです。
いくら就業時間が過ぎているとはいえ、一言、会社に「直帰してもよろしいですか」という連絡をすることです。
あなたを雇っているのは会社であって、会社の方針や指示に従わなくてはなりません。
直帰するか否かは、あなたが決めるのではなく、会社が決めることなのです。
もしかしたら今日中にどうしても渡したい資料があるため、一度会社に戻ってもらいたい用事があるかもしれません。
直帰のできない方針のある会社かもしれません。
いずれにせよ、いくら就業時間が過ぎているとはいえ、会社への連絡は必要なのです。
それが社会人としての仕事マナーです。
悪い癖は、挙げれば切りがありません。
癖にはいろいろありますが「悪い癖」は気づかない間に、ほかの人に迷惑をかけます。
癖が自分でわかっていても「まあ癖だから仕方ないか」と今までは、ほったらかしにしていました。
しかし、いくら癖でも、社会人になってからでは「癖だから」は通用しません。
言い訳にはなりません。
社内や社外でも、大きく損をします。
これらの癖は学生時代までにして、社会人になってからは徹底的に直すことです。
今まで、そういう癖を直さなかったツケが返ってきていると思ってください。
悪い癖をほったらかしにしていると、自分が損をしてしまいます。
新しい職場に着いたとき、初めに覚える仕事の1つに「プリンター」があります。
プリンターはほとんどの職場で置いています。
パソコンと同じく、使い方を覚えなければなりません。
パソコンはOSが異なっても基本的な動作は大きく変わりません。
しかしプリンターは、メーカーが異なれば、使い方もまったく異なります。
ここが、厄介なところなのです。
新しい職場に就いて、仕事を覚えることはもちろんですが、プリンターの使い方を覚えることも大事な仕事です。
プリンターには、単純ながらも覚えなければならない基本操作が、たくさんあります。
「片面印刷」
「両面印刷」
「カラー印刷」
「2分割」
「4分割」
「用紙の補給」
「インクの入れ替え」
「紙のサイズ指定(A3,A4,B5,B6など)」
忘れてはならないのが「紙が詰まったときの対処」です。
私は今までいろいろな職場のプリンターを触ってきましたが、紙のつまらないプリンターはありませんでした。
仕事の多い職場ほどプリンターは1日中動いていますから、必ずどこかのタイミングで紙が詰まり、自分が直すことになります。
修理の人を呼べばいいというのんきなことは、スピードを重視する今の世の中ではまれです。
修理の人を呼ぶ時間もお金もなく、自分で紙詰まりを直すことができるようにならなければいけません。
メーカーの修理の人より、詳しくなるくらいの心がけでいいでしょう。
もちろん基本的な操作は、仕事をしながら覚えるより、仕事の前に覚えたほうがいいでしょう。
間違ってプリントしてからでは、紙を無駄にしてしまいます。
仕事を素早く行えるようにするためにも、まず使い方を覚えることです。
プリンターの使い方は、どのマナー本にも当たり前すぎて書いていませんが、だからこそ積極的に覚える必要があるのです。
多くの人と人とが集まっている社内では、コミュニケーションは欠かせません。
言葉遣いには、敬語・謙譲語・丁寧語などがあります。
コミュニケーションがあってこそ、たくさんの人が団結して、質の高い仕事ができるようになります。
しかし、人をつなぐコミュニケーションには、もう1つ、忘れてはならない言葉があります。
「クッション言葉」です。
クッション言葉とは、言葉と言葉の間に挟んで、発言の衝撃を和らげるものです。
クッション言葉を使えるようになってこそ、仕事のできる社会人です。
たとえば、忙しい人にいきなり自分の用件を伝えるのは、上手なコミュニケーションではありません。
突然自分の用件をいきなり伝えても「自分の都合しか考えていない人」と思われます。
むっとされてしまい、用件も聞いてもらえなくなります。
そういうときにこそ、クッション言葉です。
「お忙しいところ恐れ入ります」
「今、ちょっとよろしいですか」
相手の状況を察する言葉を入れるのです。
相手の状況に配慮した一言があると、相手は話を聞く準備ができ、気前よく話を聞いてくれます。
多種多様な人がたくさんいる職場だからこそ、コミュニケーションをスムーズにするために欠かせません。
クッション言葉が一言あるかないかによって、受ける印象はまったく変わります。
「失礼ですが」
「恐れ入りますが」
「お手数をおかけしますが」
「もし、よろしければ」
「申し上げにくいのですが」
「気分を害されたら申し訳ないのですが」
「今、気づいたのですが」
こうした一言があると「少し話を聞こうではないか」と思うものです。
クッション言葉で、言いにくい一言が言いやすくなるのです。
相手をいたわる言葉があるだけで、コミュニケーションはスムーズになるのです。
いくら自分の机とはいえ、何でも好き勝手にというわけではありません。
ときどき、資料を出しっぱなしにして席を外す人がいます。
トイレくらいのような短時間ならいいのですが、会議に出席して何時間も席を外すような場合には要チェックです。
いくら自分の机とはいえ、出しっぱなしで席を外してはいけないのです。
まず一点として、セキュリティーの問題です。
機密情報に関わる資料を机の上に置きっぱなしにしていると、ほかの人の目にも止まります。
ほかの人に知られてはいけない情報が掲載された資料が机の上に出しっぱなしになっていると、何のための機密情報かわかりません。
またほかの社員が少しした拍子に、あなたの机に荷物を置くこともあるでしょう。
机の上のものを重ねたり、落としたり、散らかしたりと、なくしてしまう危険性も高くなります。
ほかの資料と混ざり、行方がわからなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな散らかっている机を見て、ほかの社員は気持ちよく思いません。
「だらしない」という印象を与えます。
単純に、机の上に出しっぱなしのままの状態は、整理整頓もできない人に映ります。
忘れてはならないのが「盗まれる危険性」です。
万が一、社内に悪意を持った人間がいると、机に出しっぱなしにしている書類を盗んでいく可能性があります。
社内には、社外からやってきている人間が出入りする場合もあります。
社内には悪い人はいないと思っていても、100%とは言えません。
長時間席を外すときには、きちんと机の上に資料をしまってから、席を外すようにしましょう。
学生時代からの名残で、社会に出てからも「独り言」を言いながら仕事をする人がいます。
私の職場にも、独り言を言いながら仕事をする人が、結構大勢います。
独り言の内容は、実にさまざまです。
「あれ、できないぞ」
「これはなんだろう」
「わからないな」
「さあ、頑張ろう」
「え~っと」
声はとても小さいのですが、隣にいると、自然と聞こえてきます。
ぶつぶつ何かを言っている声は「自分に話しかけているのでは?」と多少なりとも耳を傾けてしまうものです。
注意を向けてみると「なんだ、独り言か」とわかって、また目の前にある業務に戻ります。
その1回は、ささいなことです。
しかし、積み重なると、ストレスは大きくなり、だんだんいらいらしてきます。
自分では「大丈夫だろう」と思う独り言も、ほかの人には迷惑になります。
独り言は、言わない人はまったく言いませんが、言う人は1日中言っています。
これをわざわざ指摘する上司は少ないものです。
ちょっと自分を振り返ってみましょう。
独り言を言っている癖があるなら、積極的に直すようにしましょう。
自分に向けて話しているのだから、誰にも迷惑はかけていないと思うのではいけません。
気づかない間に、みんなに迷惑をかけているのです。
それぞれの職場には、それぞれの仕事の仕方があります。
マニュアルです。
「この仕事には、このように対応する」
「あの仕事は、あのように対処をする」
あらかじめ決められたやりとりがあります。
あらかじめ決められているから、多くの人に教育ができ、仕事の効率化が図れます。
しかし、このマニュアルに従うのはもちろんですが、頼りすぎてはいけません。
「やり方がわからないのでできません」
こういう発言をしていないでしょうか。
言い換えれば「マニュアルに載っていないのでわかりません」と言っていることと同じです。
どんな仕事にもマニュアルに書いていないような、問題が発生します。
そんなときには「マニュアルに載っていないのでわからない」ではなく、臨機応変に対応するように心がけるのです。
今まで培ってきた技術や知識、覚えてきた業務経験を生かせばいいだけです。
「わからないからできない」ではなく、ほかの人に相談したり、自分なりに考えたりしましょう。
マニュアル人間は、バイト感覚で仕事をしていることと変わりありません。
マニュアルに載っていないことを臨機応変に対応できる人こそ、社会人なのです。
「今、話しかけても大丈夫かな?」
話しかけるタイミングは、恋愛だけの話ではありません。
仕事でも「話しかけるタイミング」は恋愛同様に大切です。
私の体験談を紹介します。
以前に上司から、ひどく叱られた内容です。
ある日、ささいな用事があって、何気なく同僚のKさんに話しかけました。
するとすかさず、近くにいた上司が怒鳴ってきました。
「話しかけるタイミングを考えろ!
作業中だということがわからないのか。
この作業でミスをしたら、お前の責任だぞ」。
よく確かめると、同僚のKさんは間違っては取り返しのつかないような大切な作業を行っているところでした。
そうとは知らず、私は自分のタイミングで話しかけてしまっていたのです。
「話しかけるタイミングくらい」と思っていた私は、恥ずかしくなり、深く反省しました。
もしミスをしていたら、話しかけた私が原因になります。
料理中に自分の指を切りやすいのは、突然話しかけられたときが多い。
包丁を使っているときに、ほかの人から突然話しかけられると注意がそがれてしまい、うっかり自分の指を切ってしまいます。
タクシーの場合も、同じです。
以前、タクシーの運転手から聞いた話です。
タクシーにおける交通事故は、お客さんの話しかけるタイミングの悪さが一因になっているとのことです。
事故を起こすのは、お客さんが突然「そこを曲がって」と話しかけるときだといいます。
いくら運転のプロとはいえ、ドライブ中に「そこを曲がれ!」と急に言われると、気が動転してしまいます。
早めに言ってもらえれば、周囲の交通状況を確認してから落ち着いて曲がることができます。
しかし、道を通りすぎる瞬間に「曲がれ!」と言われると、無理が生じ、事故へとつながるのです。
好き勝手に話しかけていると、相手に迷惑をかけ、大きなトラブルを引き起こす原因になりかねません。
用件があって話しかけるときには「今、話しかけて大丈夫だろうか」と相手の様子をうかがうくらいのケアはしておきましょう。
話しかけるタイミングは、仕事でも大切なマナーなのです。