執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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甘えさせてもいい。ただし、甘やかしてはならない。

甘えさせてもいい。ただし、甘やかしてはならない。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

今、なかなか自立できない子どもが増えています。

特にやりたい夢もなく、いつまでも親の援助に頼っている人です。

ニュースや報道番組では、自立できていない人本人が悪いかのように伝えます。

しかし、実は、悪いのは自立できていない子どもではありません。

自立できるだけの免疫力をつけさせなかった親が悪いのです。

自立できない子どもは、親が子どもを「甘やかして」育てた結果です。

子どもをいつまでも甘やかして育てていたため、子どもは世間の波に対する免疫をつけることができずに育ってしまったのです。

社会に出たときに免疫力がなくて、挫折してしまうのです。

子どもには、社会でも1人でやっていけるだけの免疫力をつけてもらう必要があります。

なのに、親が子どもを甘やかしては、いつまで経っても免疫力をつけることができないのです。

こんなとき、親は子どもをほうっておけばいいのです。

子どもは、好奇心旺盛おうせいです。

外が寒くても飛び出して遊びに行きますし、少々危ないところでも危険を気にせず飛び込んでいきます。

もちろんけがをすることもあるでしょう。

泣くこともあるでしょう。

そんなときには、子どもは親に「甘えても」いいのです。

「甘える」と「甘やかす」は、意味が全然違うのです。

子どもが親に甘えるのはいいのですが、甘やかしてはいけません。

たとえば「外に遊びに行きたい!」と言っている子どもに「危ないからやめなさい」というのは、甘やかしているだけです。

危険なことを勉強する前に、危険なことにさえ触れさせてももらえないのでは、子どもは成長できません。

危険からの「隔離状態」です。

隔離されては、免疫がつかないのです。

子どもはある程度のけがをして「痛みを知る」ことが必要なのです。

まずは子どもに経験をさせることが、子どもの成長になるのです。

自立できる子どもに育てる教育法(3)
  • 子どもを、甘やかさないようにする。
「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
「簡単」と答えると、子どもは自立する。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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