年を取れば、しみは勝手にできるわけではありません。
たしかに年齢とも関係する点もありますが、わずかな影響です。
実は、しみの原因のほとんどは、紫外線です。
仕事で差が出るのは、トラブル発生時ではありません。
普段の業務中です。
何も問題のない仕事中、問題が起こらないように先のことを予想し、先手で動けるかどうかです。
日に当たれば、肌が黒く変色します。
このことを私たちは「肌が焼ける」と表現します。
「焼ける」という表現のためでしょうか。
紫外線には大きく分けて、3種類あります。
「UV-A」「UV-B」「UV-C」です。
このうち、UV-Cについては、地球のオゾン層が吸収するため、地表には届きません。
地表に届く紫外線は、2種類あります。
「UV-A」と「UV-B」です。
日焼け止めでも、この2種類の紫外線を、厳密に分けて販売されています。
日焼けは、どれも同じというわけではありません。
日焼けには、2種類あります。
「サンタン」と「サンバーン」です。
SPFは、UV-Bを防ぐ力を表した数字です。
しみやそばかすを防ぐために、SPFの数字を目安にして選んでいることでしょう。
数字が高くなればなるほど、効果が高くなるのは間違いありません。
日焼け止めの商品に必ずあるのが「SPF」という表記です。
UV-Bを防ぐ効果を意味する数字です。
SPFは、別名「日焼け防止指数」といわれます。
「ああ。日焼け止めの塗り直しが面倒だ」
そういう人があることを思いつきます。
「朝に、強い日焼け止めを塗っておけば、1日中持つのではないか」
化粧品には、日焼け防止効果が備わったものが数多くあります。
日焼け防止効果のある、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダーなどです。
日焼け防止効果のあるメイクを重ねていくうちに、ふと、素朴な疑問が浮かびます。
SPFの数字は、日焼けをし始めるまでの時間を表した数字です。
SPF1は、日焼けを始めるまでおよそ20分という意味があります。
しかし、時間を表している数字にもかかわらず、あまりあてにはなりません。
日焼け止めは、強いものほど、つけ心地の悪さが目立ちます。
紫外線を防ぐ成分がたくさん含まれているため、ねっとりしますし、独特の白さが目立ちやすくなるのです。
これが苦手だという人は、私だけではないはずです。
UV-Bを防ぐ意味である、SPF(sun protection factor)。
SPFは、数字でかなり細かく表されています。
たとえば「SPF10」「SPF30」「SPF50」といった表記です。
クレンジングとは、メイクを落とす洗顔のことです。
メイクを落とすときには、洗顔料をいきなり使うのではなく、クレンジング料を使ってメイクを落とすのが一般的です。
メイクをしているなら、まずクレンジングからですね。
道路の電柱や壁などには、カラフルなポスターを見かけることがあります。
張られた直後はカラフルですが、しばらく経つと、次第に色あせていきます。
なぜ、色あせるのでしょうか。
メイクに興味を持ち始めるのは、10代中盤から後半あたりでしょう。
思春期になると、異性の目も気になり始め、メイクに興味が出る年ごろです。
メイクに適齢期はありませんが、あまり早すぎるのはおすすめしません。
本来、人間の肌は、紫外線を浴びることがなければ、しみはできません。
「いつの間にか日焼けしてしまった」
そんな人には、どこかに油断があります。
「今日は気温が上がりそうだ。こんな日には、爽やかで明るい色の服を着ていこう」
そう思って、パステルカラーなどの明るい色の洋服を選びます。
暑い季節ほど、黒い色は暑苦しいので避けたくなり、涼しげな明るい色のシャツを着たくなります。
日焼け止めは、発売前、実際に人体を使って効果を測定しています。
特にUV-Bを防ぐSPFは、日焼けを始めるまでの時間であるため、かなり正確な数値を確かめることが可能です。
この際、面白い裏話を耳にしました。
日焼け止めには、金属が使われていることがあります。
いちばんよく見かけるのは「チタン」や「亜鉛」という金属です。
なぜ、金属が入っているのでしょうか。
日焼け止めの中には「紫外線吸収剤」が使われているものがあります。
紫外線を吸収して、熱エネルギーに変える成分です。
さらっとして使い心地がよく、紫外線をしっかり吸収するのが特徴です。
日焼け止めは、塗るのに時間もかかりますし、手も汚れます。
塗ったら塗ったで、独特のべたつきもあり、気が進まない人も多いことでしょう。
「日焼け止めをするのが面倒くさい!」
「夏場だけ、日焼け止めを塗っている」
「夏だけは、紫外線防止効果のある化粧品を使っている」
「化粧品は、夏用と冬用で分けている」
強く照りつける日差しの強い昼間。
言うまでもなく、紫外線対策が必要です。
日焼け止めを塗って、日傘や帽子をかぶります。
日焼けの対策は、早いほうが賢明です。
紫外線の影響は肌の奥に蓄積されるため、早い段階での対策が大切です。
若いうちは新陳代謝が活発で、しみやしわの影響は少ないのですが、大人になってから出てきます。
日焼け止めは、SPFは数字の高さにかかわらず、定期的な塗り直しが必要です。
理論的には、SPFが高いほど日焼け止めの効果も長く続くはずですが、汗や皮脂の影響でむらができやすくなります。
さらに空気中のちりやほこりの影響で酸化が進み、防御力も低下します。
しみができやすくなる時期があるのをご存じですか。
生理中と妊娠中です。
女性ホルモンの1つである「プロゲステロン」が関係しています。
雨の日は、分厚い雲があるせいで、少し薄暗い天気です。
太陽が分厚い雲にしっかり隠れていますから、紫外線もほぼカットされているものだろうと思いますが、そうではありません。
実は雨の日ですら、紫外線は降り注いでいます。
男の人の中には「男のくせに日焼け止めをするのはかっこ悪いのではないか」と感じる人がいます。
色黒のほうが、シャープで、力強い印象があります。
男性が熱心に日焼け止めを塗っていると、色白になり、弱々しいイメージがあります。
毎日、日焼け止めを使っていると、使い切るペースが速くなります。
日焼け止め1本の量にもよりますが、2週間に1本、あるいは1週間に1本くらいになります。
本来、消費ペースが速いのは、広範囲にしっかり塗ることができている証拠です。
年を取れば、しみは勝手にできるわけではありません。
たしかに年齢とも関係する点もありますが、わずかな影響です。
実は、しみの原因のほとんどは、紫外線です。
花粉症に似ています。
花粉症は、一定の花粉を吸い続けると、ある日から発症します。
染みも同じです。
肌の奥には、紫外線をためるコップのようなものがあります。
ある一定量を超えると、コップから水があふれ出すかのように、しみができるのです。
紫外線を浴びることがなければ、しみはできません。
たとえば、お尻を見てみましょう。
お尻には、しみが1つもできていませんよね。
毎日椅子に座り、衝撃や圧迫をよく受ける部分にもかかわらず、しみはありません。
お尻は普段、紫外線を浴びることがないため、しみもないのです。
そのほか、脇や腕の裏側なども、太陽の光が当たりにくい部分も、しみがないはずです。
皮膚に違いがあるからではありません。
体のどの部分も、皮膚は同じです。
違いがあるのは、紫外線にどれだけ当たっているかです。
紫外線さえ当たらなければ、しみができない証拠です。
もし生涯においてまったく紫外線を浴びなければ、しみができることはない、と主張する皮膚の専門家もいます。
いかに早く日焼け対策を始めるか。
人生で浴びる紫外線は、10代に6割浴びるといわれます。
「もうこれ以上、しみはつくらない」
そう思ったら、今この瞬間から、紫外線対策を始めましょう。
日焼け対策がきちんとできていれば、これ以上しみが増えることはありません。
しみは、年を取れば勝手にできるものではありません。
しみのほとんどは、紫外線を浴びることでできる現象です。
日焼け対策をすれば、防ぐことができるものなのです。
仕事で差が出るのは、トラブル発生時ではありません。
普段の業務中です。
何も問題のない仕事中、問題が起こらないように先のことを予想し、先手で動けるかどうかです。
問題が起こってから動く人は、そこで終わりです。
トラブルが起こってからでは、すでにトラブルなのです。
復旧はできるかもしれませんが、トラブルが発生した事実は消えません。
しかし、問題が起こる前に動いた人は、そもそもトラブルが起きません。
トラブルが起きないように、普段から先手で動いているのです。
ほかの人と差をつけていくのです。
先手で動く習慣は、仕事だけの話ではありません。
美容でも、先手が有利です。
若いうちからスキンケアに力を入れると肌が怠けると思い、わざとスキンケアに力を抜く人がいます。
肌が怠けるかどうかは、個人差があります。
スキンケアをするのはいいのですが、わざわざ手を抜く必要はありません。
手を抜くと、肌が怠ける以上の悪影響が出ます。
手を抜いた結果、しみ、しわ、たるみなどができやすくなります。
しみもしわもたるみも、できてからでは遅いのです。
できた状態は、すでにかなり悪化した状態です。
大切なことは、予防です。
できてからなんとかするのではなく、できる前の予防が大切です。
先手で、動くのです。
たとえば、今あなたの肌に、しみ、しわ、たるみがないとしましょう。
「肌に悩みがないから、まだ大丈夫」
問題がないうちは、みんな、のほほんと油断します。
だからこそ、今がチャンスです。
問題がない今だからこそ、差をつけるベストタイミングです。
問題がない今、気づけて良かったと思うことです。
問題が起こる前にした対策は、5年後、10年後に差となって表れるのです。
日に当たれば、肌が黒く変色します。
このことを私たちは「肌が焼ける」と表現します。
「焼ける」という表現のためでしょうか。
火であぶって、黒焦げになった状態のように例えられた言葉です。
本当に肌が熱を伴って日によって焼けていると思われていますが、そうではありません。
焼けるというのは、あくまでたとえた表現であり、正確な状況を表しているわけではありません。
では、実際はどういう状況なのでしょうか。
なぜ紫外線に当たると、肌は黒くなるのか。
一言で言えば「紫外線から身を守る防御反応」です。
紫外線を浴び続けることは、皮膚にとって悪いことです。
紫外線が肌の奥まで入ると、コラーゲンやエラスチン繊維を破壊して、皮膚組織にダメージを与えます。
炎症や水ぶくれなどの原因になります。
また、細胞の遺伝子であるDNAを傷つけてしまい、皮膚がんのリスクを高めるなど、健康被害を与えてしまうのです。
そこで、皮膚は紫外線を感じ取れば、肌の奥のある細胞が動き始めます。
「メラノサイト」という細胞です。
メラノサイトは、メラニン色素と呼ばれる黒い色素をつくる工場です。
なぜ黒い色素をつくるのかというと、紫外線を遮るためです。
紫外線は、黒い色素に吸収される性質があります。
メラノサイトがつくり出すメラニン色素という黒いバリアーによって、紫外線の侵入を防ぐ働きがあります。
海に泳ぐタコを怒らせると、黒い墨を吐く様子と似ています。
メラノサイトも、紫外線という刺激を受けて怒らせると、黒いメラニン色素という炭を吐き出し始めるのです。
メラニン色素はしみの元にもなるためか、悪いもの扱いされていますが、私たちの体になくてはならない存在です。
もしメラノサイトがなければ、私たちの体は真っ白になります。
ほんのわずかな日光に当たるだけで、紫外線によって細胞のDNAが傷つき、健康被害を受けてしまいます。
とてもではありませんが、日中、日光の下で活動できなくなります。
私たちが健康的に暮らせているのは、メラノサイトがあるおかげです。
日光に当たって肌が黒くなるのは、実際に焼けているのではなく、体を守っている正常な肌の防御反応なのです。
紫外線には大きく分けて、3種類あります。
「UV-A」「UV-B」「UV-C」です。
このうち、UV-Cについては、地球のオゾン層が吸収するため、地表には届きません。
地表に届く紫外線は「UV-A」と「UV-B」の2種類です。
そのため、一般に市販される日焼け止めは「UV-A」と「UV-B」を考慮されています。
ところで「UV-A」「UV-B」「UV-C」には、どのような違いがあるのでしょうか。
どれも紫外線ではありますが、特徴や違いがあります。
それぞれ整理をしながら確認していきましょう。
UV-Aは、320~400ナノメートルの波長を持つ、波長の長い紫外線です。
UV-Aは、UV-Bより肌の深いところまで届くため、影響は肌の浅いところだけでなく、深いところまで影響が出ます。
長時間当たり続けると、皮膚の老化が早まり、しわやたるみの原因になります。
「しわやたるみの原因となる紫外線といえば、UV-A」と覚えておくといいでしょう。
化粧品で「PA+」表記は「Protection grade of UV-A」の略語であり、UV-Aを防ぐ効果を表します。
UV-Bは、280~320ナノメートルの中程度の波長を持つ紫外線です。
UV-AはUV-Bほど、肌の深いところまでは届かず、肌の表面で吸収されます。
そのため悪影響も、肌の表面にできるしみが中心です。
「しみの原因となる紫外線といえば、UV-B」と覚えておくといいでしょう。
化粧品で「SPF」という表記は、UV-Bを防ぐ効果を表しています。
紫外線のうち、いちばん肌に悪影響があるのは、UV-Cです。
これがいちばん怖いです。
波長は、100~280ナノメートル。
UV-AやUV-Bに比べて波長が短くて、悪影響も大きいため、皮膚がんの原因になりやすいとされています。
しみ、しわ、たるみの原因はもちろん、短時間当たるだけで遺伝子をぼろぼろに破壊する強力な紫外線です。
これまではオゾン層に吸収されて、地上には届いていませんでした。
しかし近年のオゾン層破壊の問題によって、次第に危険性が増しつつあります。
地表に届く紫外線は、2種類あります。
「UV-A」と「UV-B」です。
日焼け止めでも、この2種類の紫外線を、厳密に分けて販売されています。
「PA」という表示は、UV-Aを防ぐ意味です。
「SPF」という表示は、UV-Bを防ぐ意味です。
2つが異なる紫外線とわかれば、悪影響の違いが気になるところですね。
さて、問題です。
UV-AとUV-B。
どちらのほうが、肌に対して、より悪い影響を与えるのでしょうか。
正解は、UV-Bです。
UV-AよりUV-Bのほうが、何十倍もエネルギーが強い紫外線です。
遺伝子を傷つける意味では、UV-Bのほうが圧倒的に危険です。
そうとわかれば、日焼け止めを選ぶ際、UV-Bを防ぐ「SPF」表示だけ参考にすればいいと思いますが、待ってください。
美容の面から言えば、話は変わります。
UV-Aは、しわやたるみの原因になる紫外線です。
UV-Bは、しみの原因になる紫外線です。
美肌を妨げる点から見れば、どちらも悪影響です。
どちらの紫外線も、美肌には大敵です。
日焼け止めを選ぶときは「SPF」だけでなく「PA」も意識して選ぶのが、正解なのです。
日焼けは、どれも同じというわけではありません。
日焼けには、2種類あります。
「サンタン」と「サンバーン」です。
どちらも日焼けであることには変わりありませんが、少し意味が異なります。
日焼けの度合いによって対処も違いますから、ここで覚えておきましょう。
炎症を起こさない程度の軽い日焼けのことです。
外出して日に当たって肌が少し焼けてしまった、というパターンがよく見られます。
主にUV-Bの紫外線による影響によって起こります。
軽度の日焼けであるため炎症や痛みが伴うことはありませんが、肌が黒くなることで、しみになる場合があります。
サンタンを起こした後は、美白化粧品でしっかりメラニン色素の沈着を促し、元の肌色を取り戻しましょう。
肌に炎症を起こすような、強い日焼けのことです。
バカンスで海に出かけた際、ビーチでうっかり寝てしまったときによく見られます。
UV-AとUV-Bの両方の強い紫外線を短時間で浴びることで、メラニン色素の放出が間に合わず、肌が炎症を起こした状態です。
つまり、やけどと同じ状態です。
炎症がひどい場合は、水ぶくれができることもあります。
皮膚がただれるだけでなく、肌のDNAにも強い損傷が出るため、しみができやすい状況です。
サンバーンを起こした後は、急いで冷たい水で冷やして、炎症を鎮めましょう。
やけどと同じ状態ですから、しばらくの間は無理な運動は控え、十分な休養を取ることが大切です。
ただし、水ぶくれの状態が広範囲にわたる場合は、自己判断せず、すぐ病院で診てもらいましょう。
SPFは、UV-Bを防ぐ力を表した数字です。
しみやそばかすを防ぐために、SPFの数字を目安にして選んでいることでしょう。
数字が高くなればなるほど、効果が高くなるのは間違いありません。
この数字ですが、誤解しやすい点があります。
たとえば、SPF15の場合、日焼け止めを塗っていないときと比べ、15倍の遮断効果がある意味です。
SPF30なら、日焼け止めを塗っていないときと比べ、30倍の遮断効果がある意味です。
数字としては、大きな開きがありますね。
しかし、遮断率で考えると、実はあまり変わりません。
SPF15の紫外線遮断率は、93%。
SPF20の紫外線遮断率は、95%。
SPF30の紫外線遮断率は、97%。
SPF50の紫外線遮断率は、99%。
いかがでしょうか。
SPF20とSPF30の効果の差は、数字の差と違い、ほとんどありません。
95%と97%は、現実的に考えて、ほとんど同じ効果と言って差し支えないでしょう。
つまり、実際の効果から言えば、SPF20もあれば十分な効果が得られるということなのです。
SPF20以上を使うのは、長時間外出するときです。
普段の生活なら、SPF20で十分に日焼けを防ぐことができるのです。
日焼け止めの商品に必ずあるのが「SPF」という表記です。
UV-Bを防ぐ効果を意味する数字です。
SPFは、別名「日焼け防止指数」といわれます。
数字が高いほど、日焼け止めの効果が高くなります。
さて、日焼け防止指数とはいえ、実はこの数字には、厳密な定義があります。
何を意味しているのかというと「日焼けをするまでの時間」です。
皮膚は一定の紫外線を浴びると、日焼けします。
SPF1に対して、およそ20分です。
SPF2なら40分です。
SPF3なら60分です。
SPF10もあれば300分であり、およそ2時間半という計算になります。
SPF20になれば、およそ5時間です。
ということは、SPFが50もあれば、丸1日保てる計算になります。
しかし、これはあくまで理論上の数字であり、そうはいきません。
人間は、体温調整のため、汗をかいています。
時間がたてば、皮脂も分泌されます。
その結果、日焼け止めが落ちたりむらができたりするのです。
SPFがいくら高くても、落ちてしまえば意味がありません。
丸1日持たないのが現実なのです。
おすすめはSPF20から30程度の日焼け止めを、3時間に1回程度の割合で塗り直す習慣です。
塗り直しがきちんとできれば、SPFの数字が低くても十分日焼けを防げます。
「ああ。日焼け止めの塗り直しが面倒だ」
そういう人があることを思いつきます。
「朝に、強い日焼け止めを塗っておけば、1日中持つのではないか」
なかなかいい発想です。
あらかじめ強い日焼け止めを塗っておけば、持ちも長くなるのではないかと思います。
たしかにSPFが高いほど、肌が赤くなるまでの時間は長くなります。
たとえば、SPFが50の場合なら、理論上は、16時間ほど持つ計算になります。
しかし、これは皮脂や汗をかかない場合の話です。
理論上は問題なくても、現実はそうもいきません。
どんな人でも皮脂は分泌されますし、体温調整のためわずかに汗をかいています。
汗をかくと言っても、だらだら流れる汗のことばかりではありません。
普段から、私たちの体は「恒常性」と言って、一定の体温を保つため、わずかに汗をかいています。
どんなに効果の高い日焼け止めも、皮脂や汗によってむらができると意味がありません。
つまり、SPFの数字の高さにかかわらず、塗り直しは必要なのです。
化粧品には、日焼け防止効果が備わったものが数多くあります。
日焼け防止効果のある、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダーなどです。
日焼け防止効果のあるメイクを重ねていくうちに、ふと、素朴な疑問が浮かびます。
日焼け止めを重ね塗りすれば、SPFの効果は足し算で計算できるのでしょうか。
たとえば、SPF10の化粧下地の上に、SPF10のファンデーションを塗るとします。
単純に足し算で考えれば、SPFは20になるはずです。
実際はどうなのでしょうか。
残念ですが、SPFは、単純な足し算ができません。
紫外線をカットする仕組みが、メーカーによって異なるからです。
ただし、20にはなりませんが、10以上になるのはたしかです。
重ね塗りをすることで、紫外線を防ぐ膜が2重になるため、紫外線防止の効果がより高くなります。
無駄な努力にはならないということです。
SPFは単純な足し算ができないことを知ったうえで、重ね塗りを上手に活用しましょう。
SPFの数字は、日焼けをし始めるまでの時間を表した数字です。
SPF1は、日焼けを始めるまでおよそ20分という意味があります。
しかし、時間を表している数字にもかかわらず、あまりあてにはなりません。
人間の皮膚からは、絶えず汗や皮脂が出ているため、日焼け止めにむらができるのです。
むらになった状態では、日焼け止めの効果も半減します。
およそ3時間に1回くらいの目安で塗り直しが必要になるのです。
「塗り直しが面倒。塗り直しを防ぐ方法はないの?」
どうしても塗り直しが面倒なら、耐水性がある日焼け止めを選びましょう。
耐水性のある日焼け止めは、汗や皮脂で落ちにくいため、一般的な日焼け止めより効果が長く続きやすいのが特徴です。
ただし、あくまで「水や汗に強い」というだけで、落ちないわけではありません。
塗り直しの間隔はいつもより長くしていいのですが、定期的な塗り直しは忘れないようにしましょう。
ただし、耐水性が強いタイプほど、液がねっとりして、つけ心地が悪くなる傾向があります。
店頭の試供品などで、試しながら選ぶようにしましょう。
日焼け止めは、強いものほど、つけ心地の悪さが目立ちます。
紫外線を防ぐ成分がたくさん含まれているため、ねっとりしますし、独特の白さが目立ちやすくなるのです。
これが苦手だという人は、私だけではないはずです。
あらゆる場面で対応できるよう、日焼け止めは1種類に絞ろうとすると、度合いの高いものになります。
つまり、つけ心地の悪いものになってしまうのです。
「紫外線を防ぎつつ、できるだけつけ心地の良い物を選びたい」
1種類の日焼け止めを使ってもいいですが、状況に応じて使い分けると、うまくいきます。
平日と週末など、生活スタイルが異なる際は、状況によって日焼け止めの強さを使い分けましょう。
一般的にSPFは、次の状況で目安にしましょう。
この3種類があれば、生活のあらゆる場面で対応できるはずです。
無駄なく、無理なく使うのが、日焼け止めの賢い使い方なのです。
UV-Bを防ぐ意味である、SPF(sun protection factor)。
SPFは、数字でかなり細かく表されています。
たとえば「SPF10」「SPF30」「SPF50」といった表記です。
一方、UV-Aを防ぐ意味であるPA(protection grade of UV-A)には、大まかな表記しかありません。
「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階のみです。
順に「効果がある」「かなり効果がある」「非常に効果がある」「極めて高い効果がある」という意味です。
「せっかくだから、PAも数字で細かく表記してくれればわかりやすいのに」
そう思いますよね。
なぜ、このように大まかな表記なのか、疑問に思いませんか。
実は、化粧品業界の仕方ない事情が隠されています。
SPFは、主にUV-Bを防ぎます。
UV-Bの主な影響は「日焼け」「しみ」です。
SPFの数字の意味は、厳密には「日焼けを始めるまでの時間の長さ」です。
SPF1は、日焼けをするまでに、およそ20分という意味があります。
日焼けの状態ははっきり目に見えるため、正確な時間がわかり、数字で表しやすいのです。
一方、UV-Aの主な影響は「しわ」「たるみ」です。
しわやたるみは、人体実験をしづらいため、細かく定義するのも難しいのです。
またUV-Aのしわやたるみの影響は、個人差もあるため、はっきり時間や量で計測しにくいこともあります。
こうした事情から、大きく4段階の表記になっているのです。
ちなみにPAとは、日本独自の表記方法です。
日本国外で日焼け止めを買う際は、PAが存在しないため、気をつけておきましょう。
クレンジングとは、メイクを落とす洗顔のことです。
メイクを落とすときには、洗顔料をいきなり使うのではなく、クレンジング料を使ってメイクを落とすのが一般的です。
メイクをしているなら、まずクレンジングからですね。
しかし、クレンジング料を使うべきか、判断に迷う場面があります。
顔に塗っているのが、日焼け止めだけの場合です。
メイクと言うほど、あからさまではありません。
日焼け止めくらいなら、クレンジングはいらないのではないかと思う人もいるでしょう。
しかし、塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングは必要なのです。
日焼け止めは、紫外線を防ぐため、汗や皮脂でも落ちにくいようにつくられています。
物にもよりますが、油分を含ませているのが一般的です。
普通に洗顔料を使うだけでは、なかなか落ちないのです。
残った日焼け止めが、何らかの肌トラブルを引き起こすこともあります。
日焼け止めも、メイクの1つです。
メイクの一部に当たるものを少しでも塗っているなら、まずクレンジングから始めるのが正解です。
たとえ、塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングから始めましょう。
道路の電柱や壁などには、カラフルなポスターを見かけることがあります。
張られた直後はカラフルですが、しばらく経つと、次第に色あせていきます。
なぜ、色あせるのでしょうか。
紫外線の影響です。
紫外線が当たると、色の分子が破壊され、鮮やかさが失われるのです。
色あせたポスターが紫外線の影響だと思うと、目に見えない光とはいえ、少し怖い気がしませんか。
「でも部屋の中なら日陰だから、日焼け止めを塗らなくても大丈夫ではないか」
たしかに部屋の中なら、直射日光は当たりません。
しかし、大丈夫だとは言い切れません。
あなたの部屋の中に、ポスターは貼っていますか。
もし貼っているなら、貼った当時と比べて、少し色あせていませんか。
多少なりとも色あせているなら、部屋の中でも、紫外線の影響を受けている証拠です。
窓ガラスから入ってきた日光が、部屋の地面や壁に反射しているのです。
部屋のレイアウトにもよりますが、窓ガラスのある部屋なら、紫外線も入り込んできていると思って間違いありません。
日光が入ってきているかぎり、日陰でも、紫外線が含まれています。
長期間になると、紫外線の影響を受けて、次第に色あせるのです。
だからとはいえ、部屋の中でもわざわざ日焼け止めを塗るのは、現実的に考えて、面倒です。
この場合、UVシートがおすすめです。
UVシートとは、紫外線をカットする透明のシートです。
UVシートを窓ガラスに張っておけば、紫外線をカットできるため、日焼け止めを塗る必要がなくなります。
見た目も透明ですから、部屋の雰囲気を壊すこともないのです。
メイクに興味を持ち始めるのは、10代中盤から後半あたりでしょう。
思春期になると、異性の目も気になり始め、メイクに興味が出る年ごろです。
メイクに適齢期はありませんが、あまり早すぎるのはおすすめしません。
そもそも若い時期はメイクをしなくても、きめが十分整っています。
学生時代は勉強に集中する意味でも、あまり早すぎるメイクデビューはふさわしくありません。
しかし、日焼け止めだけは違います。
日焼け止めに、時期が早すぎることはありません。
むしろ、できるだけ早くケアをするほうが賢明です。
紫外線は、しみやしわの原因になります。
個人差はありますが、統計によると、人生で浴びる紫外線の半分以上は、10代のうちに浴びるといわれます。
コップの水があふれるように、一定の紫外線量を浴びると、しみができ始めます。
大量の紫外線を浴びると、皮膚がんの原因にもつながると確認されています。
海水浴やアウトドアなど、太陽にたっぷり浴びるときは、たっぷり日焼け止めを塗りましょう。
たとえ子どもでも、長時間の外出なら、日焼け止めをおすすめします。
赤ちゃんなら、ベビー用の日焼け止めです。
幼いときほど皮膚が薄いので、紫外線の影響も受けやすくなります。
美容面だけでなく、健康面でも、紫外線は早い時期から防いでおくほうがいいのです。
本来、人間の肌は、紫外線を浴びることがなければ、しみはできません。
「いつの間にか日焼けしてしまった」
そんな人には、どこかに油断があります。
日に当たっていないにもかかわらず、日焼けをしてしまうことはありません。
必ず「このくらいいいだろう」と思う油断があって、気づけば紫外線を浴びてしまっているのです。
そんな日焼け対策をサボりやすいパターンが、5つあります。
地表に届く紫外線のうち、90%はUV-Aといわれています。
さらにUV-Aは、雲を突き抜けやすい特徴があります。
紫外線は、目に見えるものでもありません。
曇って天気が悪くても、快晴のときと比べ、6割程度が地表に届いているといわれます。
天気が悪くても、油断できないのです。
涼しいかどうかは、紫外線量の確認のあてにはなりません。
そもそも紫外線には、熱がありません。
過ごしやすい気温だと「紫外線も少ないだろう」と気を抜きやすいのですが、日焼け対策は必要なのです。
部屋の中にいても、安心できません。
窓ガラスから紫外線が入ってきています。
窓ガラスから部屋の中に入ってきた紫外線が、地面や壁などに反射して、紫外線の影響を受けてしまうのです。
UVカットができる透明のシートを窓ガラスにはると、問題が解決します。
もしくは、紫外線カットの機能を持つカーテンもおすすめです。
日陰にいても、紫外線が届いています。
たとえ日陰にいても、直射日光が地面や壁に跳ね返っています。
日陰なら涼しくて長時間いても大丈夫だろうと油断しやすいため、たくさんの紫外線を浴びてしまいやすいのです。
日陰にいても、きちんと紫外線対策が必要です。
服を着ている部分は、日焼けしないだろうと思うのは早まった考えです。
たとえ洋服を着ていたとしても、服の色が白いと、紫外線を通してしまいやすいのです。
日焼け防止をするなら、白い服より黒い服です。
黒は紫外線を吸収しやすいため、日焼け防止に効果があるのです。
「今日は気温が上がりそうだ。こんな日には、爽やかで明るい色の服を着ていこう」
そう思って、パステルカラーなどの明るい色の洋服を選びます。
暑い季節ほど、黒い色は暑苦しいので避けたくなり、涼しげな明るい色のシャツを着たくなります。
明るい色ほど、爽やかなイメージがあり、暑い季節にはぴったりですね。
しかし、日焼け防止の面から言えば、理想ではありません。
たしかに服を着ている部分は、紫外線をある程度カットできますが、明るい服では効果が小さいのです。
日焼け防止の面から言えば、実は逆です。
日焼けをしたくなければ、暗い色の服を着るのが正解です。
色が濃いほど、光を遮断する力が強くなります。
透明のメガネより、黒いサングラスのほうが、 光を遮りやすいのと同じです。
明るい色ほど紫外線を通しやすく、暗い色ほど紫外線を防ぐ効果があります。
紫外線を防ぐなら、茶や紺など、暗い色がおすすめです。
最も防ぐ効果が強いのは、黒です。
黒は、熱を吸収しやすいため暑苦しく感じますが、日焼け防止にはいちばんです。
「日焼けをしたくなければ、明るい色より暗い色」と覚えておきましょう。
帽子も日傘も、明るい色より暗い色が効果的です。
日焼け止めは、発売前、実際に人体を使って効果を測定しています。
特にUV-Bを防ぐSPFは、日焼けを始めるまでの時間であるため、かなり正確な数値を確かめることが可能です。
この際、面白い裏話を耳にしました。
メーカーが実験の際、日焼け止めを塗る量は、しっかり塗られた状態です。
隙間なく、均一に、分厚く塗っています。
当然ですね。
ここで、面白いデータがあります。
化粧品メーカーの調査データによると、日焼け止めを使っているほとんどの人が「塗り足りない状態」とのことです。
この結果は、どの化粧品メーカーが、どの年齢層の男女に確かめても、同じだそうです。
普段使っている日焼け止めを見てみましょう。
日焼け止めの裏に書かれている説明をよく読んでみましょう。
普段、あなたが塗っている量と比べてどうでしょうか。
実際のところ、塗り足りない状態が多いのではないでしょうか。
やはりできるだけ肌に負担をかけたくない思いがあるためか、液を薄く伸ばして、自然と量が少なめになる傾向があります。
一般的に日焼け止めに表示されているSPFは、1平方センチにつき、2ミリグラムを塗ったときの数字です。
私たちの普通の感覚からすると、少し量が多めです。
SPF30を書かれた日焼け止めは、しっかり塗られていてこそ、SPF30の効果があります。
塗り足りなければ、実際はSPF20にもSPF10にも、効果が下がってしまうのです。
この機会に、日焼け止めを塗る量を再確認しましょう。
日焼け止めには、金属が使われていることがあります。
いちばんよく見かけるのは「チタン」や「亜鉛」という金属です。
なぜ、金属が入っているのでしょうか。
金属が含まれているのは、紫外線を反射させるためです。
一昔前までは、紫外線を吸収させることで、日焼け防止をしていました。
「紫外線吸収剤」と呼ばれる成分が使われていました。
しかし、吸収の際に熱を伴ったり、吸収力に限界があったりするため、今では廃れつつあります。
現在では、金属成分で反射させることで、紫外線を防止しています。
「紫外線散乱剤」と呼ばれます。
鏡のように反射するため、強力な紫外線の防止効果を発揮するのです。
強力な効果があるのですが、欠点もあります。
金属を使った日焼け止めであるため、金属アレルギーの人が使うと、炎症を起こすことがあります。
また、酸化チタンには、活性酸素をつくり出す可能性についての報告もあります。
金属が苦手な体質の人は、金属が使われていない「ノンケミカル」と呼ばれる日焼け止めを使うことをおすすめします。
日焼け止めの中には「紫外線吸収剤」が使われているものがあります。
紫外線を吸収して、熱エネルギーに変える成分です。
さらっとして使い心地がよく、紫外線をしっかり吸収するのが特徴です。
ただし、1つ難点があります。
紫外線を吸収する際、化学変化を起こすことです。
この化学反応が、肌へひりひりした刺激になることがあり、人によって合わないことがあるのです。
「日焼け止めを塗ると、肌がかぶれる」
そういうときに目安になるのが「ノンケミカル」という表示です。
ノンケミカルとは「紫外線吸収剤」を使用せず「紫外線散乱剤」を使用している日焼け止めのことです。
紫外線散乱剤は、肌に比較的優しいのが特徴です。
化学物質を使っていないので、化学反応がありません。
鏡のように、紫外線を反射させるので、化学反応がないのです。
ノンケミカルタイプの日焼け止めなら、皮膚が弱い人でもかぶれにくくなります。
普通の日焼け止めに比べて防止効果が弱く、白く浮きやすい欠点もありますが、徐々に改善されつつあります。
現在、紫外線吸収剤を使った日焼け止めは下火になりつつある一方、代わって紫外線散乱剤が主役になりつつあります。
普通の日焼け止めが合わない人は、ぜひ検討してみましょう。
日焼け止めは、塗るのに時間もかかりますし、手も汚れます。
塗ったら塗ったで、独特のべたつきもあり、気が進まない人も多いことでしょう。
「日焼け止めをするのが面倒くさい!」
日焼け止めを塗るのが面倒なら、日傘です。
もちろん日傘でも、完全に紫外線をカットできるわけではありません。
しかし、手軽で大幅に紫外線をカットできるなら、いちばんおすすめの方法です。
日傘を差すだけなら、大きな手間がなく、楽ですね。
地面に反射した紫外線を、多少浴びることになりますが、何もしないよりはましです。
日傘にもいろいろなタイプがありますが、おすすめは黒い色の日傘です。
紫外線は、黒い色に吸収されやすい性質があります。
黒い日傘のほうが、紫外線をより効果的に防げます。
ファッション性には欠けますが、日焼け止めの手間を省くなら、妥協したいところです。
「夏場だけ、日焼け止めを塗っている」
「夏だけは、紫外線防止効果のある化粧品を使っている」
「化粧品は、夏用と冬用で分けている」
日焼け止めは、暑い季節だけつけている人がいます。
ぶるぶる震える寒い季節になれば、紫外線もぱっとやむような気がします。
しかし、誤解です。
日焼け止めは、年中必要です。
季節による気温の変化が大きいと、紫外線量にも大きな違いがあるように思えます。
たしかに気温が低い季節ほど、紫外線量は少なくなりますが、あくまで「少なくなる程度」です。
寒い季節でも、紫外線は降り注いでいます。
国に限らず、地球上に住んでいるなら、どこでも紫外線対策は必要です。
極寒の地である北極や南極ですら、紫外線は降り注いでいます。
季節によって、日焼け止めの強度を変えるのはいいのですが、一切やめてしまうのは考えものです。
寒い季節は日焼け対策を油断しやすいため、日焼けしやすくなる場合が多いのです。
しみが増えやすいのは、夏より冬です。
寒いからこそ温かさを求め、自分から日差しに当たろうとします。
紫外線のことを、すっかり忘れやすいのです。
年々、オゾン層破壊が進むことで、地表に届く紫外線量が増えているというデータがあります。
これまで以上に、気をつける必要があるでしょう。
強く照りつける日差しの強い昼間。
言うまでもなく、紫外線対策が必要です。
日焼け止めを塗って、日傘や帽子をかぶります。
紫外線量は、12時から14時までがピークになります。
この時間帯は、言われるまでもなく、日焼け対策をしていることでしょう。
一方、朝や夕方はどうでしょうか。
日差しが弱いため、紫外線量も少ないのが特徴です。
「朝や夕方は日差しが弱いから、日焼け止めや日傘はいらないだろう」
いいえ、違います。
朝や夕方にも、紫外線対策は必要です。
「なるほど。朝や夕方とはいえ、弱い紫外線があることには変わりないから、きちんと紫外線対策をすべきだと言いたいのだろう」
たしかに紫外線が弱いのは事実ですが、大切なポイントを見落としています。
昼間だけでなく、朝や夕方にも、紫外線対策が必要である理由はもう1つあります。
昼間は、太陽が上にありますよね。
つまり、日差しが上から下に向かっています。
一方、朝や夕方はどうでしょうか。
朝や夕方は、太陽からの日差しが横から照りつけるため、より顔に当たりやすくなるのです。
紫外線が弱いのは事実ですが、朝や夕方のほうが、顔の面にダイレクトに当たりやすい。
そのうえ、朝や夕方にはほとんどの人が油断をして、日焼け止めや日傘をしていないので、紫外線の影響も受けやすいわけなのです。
朝や夕方にも、油断せず、紫外線対策が必要です。
ここで、美肌に差がつくのです。
日焼けの対策は、早いほうが賢明です。
紫外線の影響は肌の奥に蓄積されるため、早い段階での対策が大切です。
若いうちは新陳代謝が活発で、しみやしわの影響は少ないのですが、大人になってから出てきます。
早いうちから対策をしておけば、大人になってもしみができにくいです。
皮膚がんの予防にもつながります。
幼いほど、紫外線に対するリスクを知りません。
そこで、親がどれだけケアをしてあげるかにかかっています。
日光に長時間当たるなら、大人だけでなく、子どものうちから日焼け対策をしておくといいでしょう。
もちろん赤ちゃんにも必要です。
赤ちゃんは皮膚が薄くて柔らかいため、紫外線の影響を強く受けやすい状態です。
むしろ赤ちゃんこそ、日焼け対策が必須です。
ただし、赤ちゃんは肌が薄くて敏感であるため、大人が使う日焼け止めをそのまま使うのは控えたほうがいいでしょう。
おすすめは、赤ちゃん向けにつくられた、日焼け止めローションです。
かぶれる場合もあるので、最初にパッチテストをするのを忘れずにしましょう。
かわいいわが子を守るのは、親の知恵と手間にかかっているのです。
日焼け止めは、SPFは数字の高さにかかわらず、定期的な塗り直しが必要です。
理論的には、SPFが高いほど日焼け止めの効果も長く続くはずですが、汗や皮脂の影響でむらができやすくなります。
さらに空気中のちりやほこりの影響で酸化が進み、防御力も低下します。
きちんと日焼け止めの効果を維持するなら、3時間に1回は、塗り直しが必要になるのです。
さて、問題なのは、どう塗り直すのか。
日焼け止めを塗り直すとき、いきなり新しい日焼け止めを上から重ねるのは良くありません。
日焼け止めの層が分厚くなり、肌がべとべとします。
では、どうするのがいいのでしょうか。
体の部分に応じた、上手な日焼け止めの落とし方があります。
まず面積の広い腕や足などは、ティッシュやタオルを水にぬらして、古い日焼け止めをきれいに落としましょう。
水にぬらすことで、きれいに落とせると同時に、肌の保湿にもなります。
その上から、もう一度、新しい日焼け止めを塗り直しましょう。
汗や皮脂も一緒に落とせるので、気持ちよく拭き取れます。
乾燥がひどい場合は、保湿クリームを重ねると、保湿を維持できるようになります。
メイクをしている顔の場合は、少し工夫が必要です。
水をつけたティッシュで、いきなり落とすのは良くありません。
水で拭いてしまうと、肌が乾燥しやすく、メイクののりも悪くなるからです。
水ではなく、乳液をつけましょう。
乳液で湿らせたティッシュを使えば、肌の乾燥を防ぎつつ、上手にメイクを落とせます。
その上から、メイクを塗り直しましょう。
保湿ができると同時に、メイクののりもよくなるのです。
しみができやすくなる時期があるのをご存じですか。
生理中と妊娠中です。
女性ホルモンの1つである「プロゲステロン」が関係しています。
生理中と妊娠中は、出産に関わる活動が活発になるため、女性ホルモンであるプロゲステロンが大量に分泌されるようになります。
その量は、通常より10倍以上も多くなるといわれています。
プロゲステロンは、女性になくてはならないホルモンです。
受精卵の着床をスムーズにしたり、妊娠中の排卵の抑えたりする作用があります。
しかし、同時に、紫外線の感受性を高めてしまう作用もあります。
そのため、生理中や妊娠中は、少し紫外線に当たるだけで、しみができやすくなってしまうのです。
さらに、ストレスの影響もあります。
生理中や妊娠中は、肉体的にも精神的にも、苦痛を伴いやすい傾向があります。
睡眠不足になったり、不規則な生活になりやすかったりなど、心身ともに大きなストレスを感じやすい時期です。
紫外線に弱いことに加え、心身のストレスも感じやすいため、しみもできやすくなってしまうのです。
しみは、一度できると、なかなか消えません。
日差しの強さや季節にかかわらず、生理中と妊娠中は、いつも以上に日焼け対策を万全にしておきましょう。
そのうえで、生理中や妊娠中は無理な生活をせず、自分を優しくいたわってあげましょう。
できないときには、弱音を吐いて、誰かの力を借りることも大切です。
痛みを感じるときは無理をせず、ゆっくり休養を取りましょう。
雨の日は、分厚い雲があるせいで、少し薄暗い天気です。
太陽が分厚い雲にしっかり隠れていますから、紫外線もほぼカットされているものだろうと思いますが、そうではありません。
実は雨の日ですら、紫外線は降り注いでいます。
快晴の紫外線量を100%と考えれば、曇りの日は60%前後であり、雨の日は20%前後です。
2割は地表に届いています。
意外にも多いですよね。
紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類がありますが、UV-Aは浸透力が強いため、曇っていてもすり抜けやすいのです。
UV-Aは、しわやたるみの原因になりやすい紫外線です。
紫外線量が弱いため、日に焼けるという現象がないだけであり、危険な紫外線が降り注いでいます。
ただし、幸いにも、雨の日は傘を差します。
差した傘が、紫外線カットの役目を果たすため、大きな問題に発展することはないようです。
ときどき、小雨くらいなら傘を差さない人がいますが、本当は傘を差すほうがいいのです。
雨にぬれて風邪を予防する意味もありますが、紫外線対策にもなるからです。
また地味なポイントですが、傘の色も大事です。
雨の日に傘を差すなら、黒い傘がおすすめです。
黒のほうが、紫外線を遮る効果が強いからです。
そこまでやるべきかは、もはや個人の考え方しだいです。
徹底的に美白を心がけるなら、1つの知恵として覚えておいて損はないでしょう。
男の人の中には「男のくせに日焼け止めをするのはかっこ悪いのではないか」と感じる人がいます。
色黒のほうが、シャープで、力強い印象があります。
男性が熱心に日焼け止めを塗っていると、色白になり、弱々しいイメージがあります。
また、女性の真似をしているかのように見え、変わった人だと思われることもあるかもしれません。
男性にもかかわらず、女性のようなスキンケアをして、恥ずかしさを感じるのです。
そうしたイメージもあってか、男性が日焼け止めを塗ることに否定的な印象を持つことがあります。
大丈夫です。
まったく恥ずかしいことではありません。
男性で日焼け止めが必要だと思っているのは、大変素晴らしいことです。
紫外線についての知識を会得している証拠です。
紫外線の影響は、医学的に、しみやしわの原因になり、皮膚がんの影響も確認されています。
そうした紫外線への正しい知識と対策をしているから「男でも日焼け止めをしたい」と思っています。
日焼け止めを面倒だと思うのは、誰でも同じです。
勉強に前向きな姿勢といい、対策といい、きちんとした心がけです。
その面倒さを面倒と思わず、きちんと手入れをしようとしている心がけは、むしろ人としての手本といえるでしょう。
素晴らしいことです。
恥を感じる必要はまったくありません。
むしろまったく日焼けを怖がらずにしている人ほど、恥ずかしいことです。
恥じらいなく、堂々と日焼け止めを塗りましょう。
日焼けを避けていれば、しみやしわは確実に予防できます。
5年後や10年後「若いね」と驚かれるのです。
毎日、日焼け止めを使っていると、使い切るペースが速くなります。
日焼け止め1本の量にもよりますが、2週間に1本、あるいは1週間に1本くらいになります。
本来、消費ペースが速いのは、広範囲にしっかり塗ることができている証拠です。
もちろん罪悪感を抱く必要はありません。
しかし、罪悪感はなくても、コストパフォーマンスの悪さは感じます。
使うペースが速いと、日焼け止めの費用がそれなりにかさんでくるのです。
もし、コストパフォーマンスの悪さを感じれば、工夫があります。
肌の面積が広い部分を、衣類で覆う工夫をすればいいのです。
たとえば、紫外線カット用の長い手袋です。
腕の部分は露出しやすく、面積も広い部分です。
腕の部分を専用の手袋で覆っておけば、その部分に日焼け止めを塗る必要がなくなります。
毎日の習慣にすれば、日焼け止めの使用量をかなり抑えることができます。
日に当たっているときに身につけ、日陰になれば、取れます。
また、スカートや短パンより、長ズボンをはくのもいいアイデアです。
ジーンズのような長ズボンのほうが、より広範囲に紫外線を遮ることができる分、日焼け止めの量も抑えることができます。
個人の好みやファッションにもよりますが、できるだけ許せる範囲で工夫をしてみましょう。
日焼け止めとファッションを両立できる、ベストなファッションを見つけ出してみましょう。