犬と猫の大きな違いの1つに「表情」があります。
犬と猫の両方を飼ったことがあるならわかると思いますが、比較的犬は表情が豊かです。
犬はしっぽを振って気持ちを表現するのが中心ですが、顔を見るだけでも、ある程度わかるほど、気持ちを顔に出してくれます。
野菜と言えば、健康維持には欠かせないイメージがあります。
家族で焼き肉パーティーを開いて肉ばかり食べていると、親から「野菜も食べなさい」と叱られた人も多いのではないでしょうか。
むしろ親から野菜を食べるよう強制されることもあったことでしょう。
猫の最大の特徴といえば、何でしょうか。
そうです、いつも寝ることです。
猫の種類や環境にもよりますが、1日のうちおよそ16時間も寝ているといわれています。
男性と女性のうち、猫と相性が良くなりやすいのは、どちらでしょうか。
性別なんて関係あるのかと思いますが、多少関係があるようです。
ずばり、相性がいいのは、女性です。
眠っている猫を見ていると、まれに目や耳がぴくぴく動いていることはありませんか。
多くの場合は、浅い睡眠であり、何かの音に反応していることもあります。
ただ寝ているのに、手足がばたばた動いていたり、にゃあと独り言を言ったりという光景があれば、夢を見ている最中です。
昼間に猫が寝ている様子を見ることがあれば、チェックしてほしいことがあります。
顔をうずめるような寝方をしていることが多いのではないでしょうか。
部屋の四隅に顔をうずめて寝ている。
古来、日本には猫にまつわる有名な言い伝えがあります。
「猫が顔を洗うと雨が降る」です。
これは単なる言い伝えではなく、科学的根拠があります。
基本的に人が食べる食事を猫に与えるのは良くありません。
かわいそうに思いますが、猫の健康面を考えてのことです。
人間が口にする物は、塩分もカロリーも高いためですが、いちばんの理由は「猫に有毒な物質が含まれている場合があるから」です。
元来、猫は野生で暮らしていたころ、小さな昆虫や動物を捕らえて食べていました。
トカゲ・バッタ・ヤモリのような小さな昆虫。
ネズミ・ヘビ・小鳥のような小動物です。
犬は、餌を出すやいなや飛びつくように食べてくれます。
食べるときもあまり噛まず飲み込むように食べるので、食事もあっという間になくなります。
そんな犬が、もし急に食事を食べてくれなくなると、何かの病気かと思います。
猫のタイプによっては、器の中に入れた水を素直に飲んでくれないときがあります。
餌はおいしそうに食べますが、水を直接飲むのを拒む猫もまれにいるようです。
そういう状況になれば、1つチェックしていただきたいことがあります。
熱を確かめるのは、体調に問題ないかを調べる最もシンプルな方法の1つです。
体内に悪い菌が入れば、その菌と戦うときに、体温を一時的に上げます。
これは人も、犬も猫も同じです。
猫を飼っていると、家の中のものを爪で引っかいて困らせられることがあります。
爪で、ソファーを引っかいたり、木の柱を引っかいたりなどです。
この悩みを持っていない飼い主を捜すほうが難しいかもしれません。
猫にまつわる古くからの言い伝えがあります。
「猫がイカを食べると腰が抜ける」です。
猫を飼っている人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
高い木の上で鳴いている野良猫を見かけたことがありませんか。
私の実家の庭には、2階建てくらいの大きな木があります。
隣の家の猫が侵入して来て、大きな木にのぼっていました。
「白・黒・茶」の3色がきれいな三毛猫。
「三毛猫にはメスしかいない」という話を聞いたことがありますか。
100%ではありませんが、ほとんどこの話は真実です。
ペットショップに行けば、猫用の座布団やカーペットなどが売られています。
猫にも気持ちのいい住環境を与えてあげたいと思い、奮発して座布団を買い与えてあげます。
しかし、買ったものの、なかなか使ってくれないことが多いです。
人間には、右利き・左利きというように利き手というのがあります。
人の場合、国や地域による程度の違いはありますが、世界全体でみると左利きより右利きのほうが多いとされています。
ちなみに私は右利きです。
猫は、日光浴が大好きです。
太陽は東から昇り、西に落ちていきます。
1時間ごとに太陽の位置が変わるため、日の当たる場所も変わります。
ペットを飼うのは、多少なりとも負担がかかります。
世話をする時間もかかりますし、ペットの餌代など経済的な負担も必要です。
本来は、かわいいペットを愛してやまない人が飼っているはずですから、世話をする時間も楽しみと感じているはず。
基本的に、猫は嬉しい表情を笑顔に出すことはありません。
嬉しさを鳴き声や態度に表すことはあっても、笑顔という表情をつくって顔で伝えようとすることはありません。
しかし、普段から猫を観察していると、ときどき「にやり」と笑った表情をすることはありませんか。
初対面の猫同士が出会うと、たいていキスをしているような光景を見られるはずです。
私の実家のお隣さんは、猫をたくさん飼っていて、猫同士がキスをしている光景を何度も目にしました。
猫とはいえ、子どもでも「こんな公共の場で大胆だな」と思い、見ているこちらまで恥ずかしく感じたことを覚えています。
猫は犬に比べて、人との歴史がまだ浅い動物です。
犬はおよそ15,000年もの前から人と生活していたことが確認されています。
まだ人が文明というものを築くはるか以前の大昔から、すでに付き合いが始まっていました。
「外に出たいなあ」
ときどき猫が窓の外を、ぼんやり眺めていることがあります。
外出したそうな様子です。
私の実家のお隣さんが飼っていた猫が、ヘビに出くわしたときをたまたま目撃したことがあります。
不思議な光景で、よく覚えています。
猫が敵を威嚇するところを見たことがありますか。
犬の世界は、主従関係がはっきりした階級社会です。
犬は飼い主のことをリーダーだと思い、飼い主の言うことなら何でも聞きます。
群れをなして集団で生活していた過去があるので、リーダーである飼い主にも忠実です。
外出を自由にさせている猫の場合、外で捕らえた獲物を家に持ち帰ることがあります。
ゴキブリやネズミを口にくわえるだけでも気持ち悪いですが、わざわざ飼い主の目の前に持ってこようとします。
飼い主を驚かせるためにやっているようです。
ときどき友人を家に呼ぶこともあるでしょう。
たいてい来客があれば、猫は怖がって隠れます。
ここまでは猫らしい予想できる行動です。
猫がトイレをした後、後ろ足で砂をかける習性があります。
おしっこやふんに、砂をかぶせて隠すような感じです。
猫を飼っている飼い主なら、毎日のように見かける光景でしょう。
飼い主の中には、飼っているオスを去勢させることがあります。
去勢とは、生殖腺を取り去って、生殖機能を失わせることです。
メスなら、避妊手術をすることもあるでしょう。
犬と猫の大きな違いの1つに「表情」があります。
犬と猫の両方を飼ったことがあるならわかると思いますが、比較的犬は表情が豊かです。
犬はしっぽを振って気持ちを表現するのが中心ですが、顔を見るだけでも、ある程度わかるほど、気持ちを顔に出してくれます。
「悲しみの表情」や「怒りの表情」などたくさんの表情があります。
もちろん人間ほどはっきり顔に出すわけではありませんが、にわかに表情として見せてくれます。
それに比べて猫といえば、たいていの場合、無表情です。
無愛想であり、仏頂面。
表情を変化させません。
喜んでいるのか、すねているのか、悲しんでいるのか。
猫の顔を見ただけでは、抱いている気持ちを推し量るのは難しいことです。
気持ちをうまく顔に出してくれません。
いつも無表情。
怒っているときも、無表情で怒ります。
なぜ、犬と猫とで表情にこれほどの違いがあるのでしょうか。
その秘密は、顔の筋肉に隠されています。
実は、犬の顔は、人と同じくらいたくさんの表情筋があることが確認されています。
鼻・口周り・頬・おでこなど、かなり人間に近い数の表情筋があります。
それに比べて、猫は表情筋が大変少ない。
そのため、表情をつくりにくいという制約があります。
しかし、です。
猫派の人は特に「何を考えているのかわからない」「いつも自分勝手、自分都合」という点に魅力を抱いていることが多いようです。
気持ちを顔に出さない無表情もまた、魅力でもあります。
何を考えているのかわからないからこそ、そこに神秘的なものを感じ、ストレスから解放される人もいることでしょう。
人によっては、相手の表情から気持ちをあれこれと推し量ってしまい、気を使って疲れてしまう人もいるはずです。
そういう人の場合は、猫のように無表情のほうが、気を使わなくて済みます。
無表情・無愛想・仏頂面。
そうしたところにこそ、人間関係に気を使いすぎてしまう人を癒やしてくれる力があるのかもしれません。
人は、豊かな表情に癒やされることもあれば、無表情に癒やされることもあります。
あなたはどちらのタイプですか。
野菜と言えば、健康維持には欠かせないイメージがあります。
家族で焼き肉パーティーを開いて肉ばかり食べていると、親から「野菜も食べなさい」と叱られた人も多いのではないでしょうか。
むしろ親から野菜を食べるよう強制されることもあったことでしょう。
しかし、猫の食生活を見れば、肉、肉、肉ばかりです。
そもそも猫は肉食動物です。
キャットフードの内容を確かめると、ほとんど肉で構成されていることがわかるでしょう。
人間の視点から考えれば、肉ばかり食べていないで、ときどき野菜も食べたほうがいいのではないかと思います。
では、猫に野菜は必要なのでしょうか。
結論から言えば、猫は野菜を食べなくても生きていけます。
人間は、生きるために多くのビタミンやミネラルが必要ですが、猫はそれほど必要としていません。
またビタミンの一部は、猫の体内で生成できるものもあります。
まったく不要ではありませんが、必要なビタミンやミネラルの多くは、食べる肉から摂取できます。
市販されているキャットフードには、肉はもちろんのこと、そのほか猫に必要な栄養分があらかじめ含まれているはずです。
そもそも猫の味覚は、人間の10分の1以下です。
おいしいかどうかは「味」より「におい」で判断することが多い。
猫が最も反応するにおいは、やはり肉の香りです。
野菜のにおいに興味を示す猫は少なく、野菜を与えても健康には問題はありませんが、おそらく無反応でしょう。
「食べるもの」というより「よくわからないもの」くらいにしか認識をしてくれません。
人間のように、野菜を食べるよう強制する必要はないのです。
猫の最大の特徴といえば、何でしょうか。
そうです、いつも寝ることです。
猫の種類や環境にもよりますが、1日のうちおよそ16時間も寝ているといわれています。
ちなみに生まれたばかりの子猫の場合は、なんと20時間。
ほぼ1日中寝ていると言ってもいいでしょう。
暇さえあれば寝ています。
寝て少し活動したかと思えば、また寝始めてしまいます。
なぜいつも寝ているのでしょうか。
これは「体力温存のため」といわれています。
猫の戦闘スタイルは「短期集中型」です。
普段はのろのろしていても、ネズミを追いかけるときは、車のような猛スピードで走ります。
100メートルを7秒台で走れると言われます。
しかし、持久力がないので、少しの間だけしか力を発揮し続けられません。
短距離走は得意ですが、長距離走は苦手です。
そこで、獲物を捕まえたり、敵から逃げたりという「いざというとき」の体力温存のため、普段は休んでいます。
しかし、寝ているとはいえ、その大半は浅い睡眠です。
敵が近づく物音があればすぐ動けるように浅い睡眠がほとんどであり、ぐっすり寝ているわけではないようです。
男性と女性のうち、猫と相性が良くなりやすいのは、どちらでしょうか。
性別なんて関係あるのかと思いますが、多少関係があるようです。
ずばり、相性がいいのは、女性です。
女性と猫と相性がいい理由は、2つあります。
猫は、特に音に敏感です。
猫は自分の発する声と似ていると安心感を抱きます。
同類と感じるからです。
猫の「にゃあにゃあ」という鳴き声は、トーンが高いですね。
女性の声も、比較的、猫の鳴き声とトーンが近いため、安心感を抱きやすいです。
一般論になりますが、男性より女性のほうが、性格面や行動面において落ち着きがあります。
猫はいつもまったりしているように、一緒にいる人も、落ち着いている人を好みます。
一般的に、女性のほうが性格も動きも落ち着いているため、猫から好かれることが多いようです。
もちろん男性も諦める必要はありません。
男性でも、落ち着いた態度を心がければ、猫との相性が良くなるでしょう。
話しかけるときには少し高めの声を意識し、落ち着いた動きなどを心がければ、猫から好かれる飼い主になれるはずです。
性別の問題ではありません。
どのような音・動き・性格を猫が好むのかが、大切なのです。
眠っている猫を見ていると、まれに目や耳がぴくぴく動いていることはありませんか。
多くの場合は、浅い睡眠であり、何かの音に反応していることもあります。
ただ寝ているのに、手足がばたばた動いていたり、にゃあと独り言を言ったりという光景があれば、夢を見ている最中です。
現在、猫も夢を見ることが確認されています。
猫の睡眠時間は、16時間といわれています。
しかし、寝ているとはいえ、16時間のうち12時間は浅い睡眠である「うたた寝」です。
寝ているように見えても耳や神経はさえていて、小さな物音がすればすぐ飛び起きて行動できるようにしています。
残りの4時間は「深い睡眠」です。
この深い睡眠になっているとき、猫も人のように、夢を見ているといわれています。
人間の場合、浅い睡眠と深い睡眠が一定の周囲で交互しますが、猫の場合も、浅い睡眠と深い睡眠が一定の周期で交互するようです。
人間でも夢を見ているときには、独り言を言ったり手足をばたつかせたりしますが、猫も同じです。
夢を見ている最中に、目や耳がぴくぴく動いたり「にゃあ」と独り言を言ったりしています。
具体的な夢の内容は、猫のみぞしることです。
そんな夢を見ている最中を目撃したら、飼い主としては「どんな夢を見ているのだろうか」と想像してみるといいでしょう。
猫が夢を見ているところを想像するのも、ペットを飼っているときの楽しみの1つです。
昼間に猫が寝ている様子を見ることがあれば、チェックしてほしいことがあります。
顔をうずめるような寝方をしていることが多いのではないでしょうか。
部屋の四隅に顔をうずめて寝ている。
前足で顔の目の辺りを隠しながら寝ている。
アンモナイトのように丸まって寝ている。
寝ているのはわかるけど、肝心の寝顔が見えないことが多いはずです。
「寝顔を見られたくないのかな」と思いますね。
どうやら事情は少し異なるようです。
まぶしい光を遮っています。
明るい場所は、光の刺激が強いので寝にくいため、自分の前足で顔を覆って暗くします。
「自分アイマスク」です。
猫の昼間の大半は浅い睡眠が多く、明るいところで大きな問題はありません。
しかし、問題は夜です。
飼い主が夜更かしや昼夜逆転の生活を送っていると、猫は夜も明るい中で寝なければなりません。
明るくてなかなか寝られず、ストレスをためます。
猫としては飼い主の生活スタイルに逆らうことができません。
仕方ないので、薄暗い場所に移動するか、自分で顔を覆って光を遮断しようとします。
対策としては、大きく2つあります。
飼い主が早く就寝すれば、猫も寝やすくなります。
当然飼い主にとっても健康になります。
これは猫だけでなく、飼い主にも健全な生活リズムが整うメリットがあるので、最もおすすめです。
仕事の事情で、早寝早起きが難しい場合があるでしょう。
一般的にペット用「クレート」を購入し、明るい部屋の中でも猫が寝られるよう、薄暗い空間をつくってあげましょう。
もともと猫は夜行性であるため、薄暗くても天国のように感じるようです。
入ったまま出てこなくなって困る、という話も耳にするほどです。
古来、日本には猫にまつわる有名な言い伝えがあります。
「猫が顔を洗うと雨が降る」です。
これは単なる言い伝えではなく、科学的根拠があります。
現在、最も有力とされているのが「湿気説」です。
この謎をひも解くには、猫のひげなくしては語れません。
猫のひげは、優秀なレーダーとしての役割があります。
辺り周辺の障害物を感知できる「定規」。
風の向きを確かめることができる「風向計」。
湿度の変化を感じ取ることができる「湿度計」。
数本のひげとはいえ、さまざまな情報を感じ取れます。
猫は夜行性であり、暗い中で生活していた時期が長いので、ひげの感度を高めることで夜でも問題なく活動できるようになりました。
人間から見れば、たった数本のひげですが、猫にはなくてはならないもの。
ひげは、絶対に切らないようにしましょう。
もし切ってしまうと、物に頭をぶつけるようになったり、落ち着きがなくなったりします。
さて、この優秀なひげには「湿度計」としての役割もあると言いました。
一般的に雨雲が近づくと、湿度が高くなりますね。
湿度が高くなれば、湿度に敏感なひげが湿気によって重くなり、垂れてきます。
たれてきたひげが気になり、猫が前足で顔を洗います。
この様子を見た昔の人が「猫が顔を洗うと雨が降る」と言い当てたようです。
ただの言い伝えではなく、きちんと科学的根拠があることに驚きですね。
もし、猫がたびたび前足で顔を洗うしぐさを見せるなら、明日の天気は雨かもしれません。
基本的に人が食べる食事を猫に与えるのは良くありません。
かわいそうに思いますが、猫の健康面を考えてのことです。
人間が口にする物は、塩分もカロリーも高いためですが、いちばんの理由は「猫に有毒な物質が含まれている場合があるから」です。
見た目で問題ないと判断しても、食事の中に何が含まれているかわかりません。
猫は体が小さいので、ほんのわずかな量でも致死量に達しやすく、十分に注意する必要があります。
したがって、猫には無難にキャットフードを与えるだけで十分と言っていいでしょう。
毎日キャットフードです。
さて、そんなとき疑問が湧きます。
「猫は毎日同じものを食べて飽きないのだろうか」という疑問です。
人間なら、同じものを3日も続けて食べればさすがに飽きてしまいますが、猫の場合はどうなのでしょうか。
結論から言えば、飽きることはありません。
「飽きるかどうか」という問題以前に、そもそも猫は味がよくわかっていません。
人にも猫にも、舌の上には、味を感じる味覚器官があります。
人間の場合は10,000個前後といわれていますが、猫はたったの750個程度しかありません。
しかも、猫の種類によっては、500個以下という場合もあるようです。
10分の1以下です。
味に飽きるかどうかより、そもそも味がわからないため、飽きようがない。
比較的、塩味・苦み・酸味にはよく反応を示しますが、甘みには興味を示さない場合が多い。
猫には、食事のうまみをよく噛んで味わう習慣もありません。
味より重要視しているのは、においです。
良質なタンパク質やカルシウムが含まれているかどうかをにおいで判断し、問題なければ食べます。
もちろん完全に味を感じていないわけではありませんが、考えるほど大きな問題として捉えなくてもいいでしょう。
飼い主は安心して毎日キャットフードを与えましょう。
むしろ同じものばかりを与えてしまう飼い主のほうが、飽きてしまうかもしれませんね。
「食べ飽きないのか」という疑問は、飼い主が思うほど、大きな問題ではないのです。
元来、猫は野生で暮らしていたころ、小さな昆虫や動物を捕らえて食べていました。
トカゲ・バッタ・ヤモリのような小さな昆虫。
ネズミ・ヘビ・小鳥のような小動物です。
その名残は、もちろん今でも残っています。
いつものろのろしている猫でも、そんな獲物になる小動物を見るやいなや急に元気になり、全速力で追いかけようとします。
アニメ「トムとジェリー」さながらの光景です。
室内飼いの閉鎖的な空間でも、ふとしたタイミングで猫が小動物を目にすることがあります。
室内でも、ハエが飛ぶことがありますし、クモが巣をつくることもあります。
夏にはゴキブリが出てくることもあるでしょう。
家の種類によっては、ネズミが出てくることもあります。
そうした小動物を猫は飛びかかって捕らえ、食べようとします。
しかもおいしそうに食べていますが、これは問題ないのでしょうか。
いくら喜んで小動物を食べていても、基本的にはおすすめしません。
衛生的に問題があるからです。
昆虫や小動物には、猫に悪い影響を与える病原菌を持っている可能性があります。
ハエは、大腸菌やO-157を媒体にします。
ゴキブリは、サルモネラ菌、赤痢菌などを持っていることもあります。
不潔なネズミなら、ダニ・ノミ・シラミなどついているでしょう。
室内飼いの場合は、限られた空間で生活をするため、猫の抵抗力が低くなりがちです。
そんな抵抗力の低い猫が悪い病原菌にかかると、重傷になるケースもあります。
猫がそういう小動物を追いかけているようなことがあれば、やめさせるようにしましょう。
猫にはキャットフードを与え、その辺にいる昆虫や小動物などは食べさせないように注意しましょう。
犬は、餌を出すやいなや飛びつくように食べてくれます。
食べるときもあまり噛まず飲み込むように食べるので、食事もあっという間になくなります。
そんな犬が、もし急に食事を食べてくれなくなると、何かの病気かと思います。
しかし、犬の場合とは違い、猫は食べ物を素直に食べてくれないケースはよくあることです。
猫はちょっとした変化で気分が変わり、気分によって食欲も左右されるからです。
猫が急に食事を食べなくなれば、少し様子を見ながら、原因を探ってみましょう。
何か猫の食欲を落とすようなことをしていないでしょうか。
猫は気分屋です。
気分の変化で意欲も行動も大きく変わるため、食事だけでなく環境の変化でも、餌を食べなくなることがあります。
猫に食べてもらえるよう原因を探って、解消していきましょう。
しかし、それでも限界は「丸1日」です。
丸1日、何も食べてくれない状態が続けば、さすがに大きな異変があると考えられます。
何かの病気を疑ったほうがいいでしょう。
早く動物病院の獣医師に診てもらい、何かの病気にかかっていないか調べてもらうようにしましょう。
猫のタイプによっては、器の中に入れた水を素直に飲んでくれないときがあります。
餌はおいしそうに食べますが、水を直接飲むのを拒む猫もまれにいるようです。
そういう状況になれば、1つチェックしていただきたいことがあります。
食事の内容です。
もしかして、水気の多い食事になっていないでしょうか。
キャットフードの種類によっては、水分が多く含まれて湿っているものがあります。
水気の多い食事の場合なら、食事中の水気から水分を摂取しているので、あまり水を必要としていません。
もともと猫にとって自然な水分補給の方法は「水を直接飲むこと」より「食事に含まれる水分を摂取するスタイル」です。
元来、猫は砂漠出身です。
祖先の「リビア猫」だったころは、エジプトの砂漠で暮らしていました。
砂漠では水を直接飲める機会は大変少ないため、水分はどうやって補給したのかというと、捕らえた獲物からでした。
小動物の体から水分を摂取していたため、猫の体の臓器は、水分を効率よく吸収し、水分を節約しながら消化する力が強いです。
そのため、水を直接飲む習慣がなくても、そもそもウェットタイプの食事が中心なら、大きな問題にはなりません。
すでに食事から水分補給しています。
ただし、乾燥したドライ系フードであるにもかかわらず、水も飲んでくれないなら問題です。
それは完全に水分が不足しているはずです。
水分が不足していると、膀胱炎や結石などの病気になる可能性が高くなります。
何らかの体調の異変が考えられますので、すぐ動物病院の獣医師に診てもらうといいでしょう。
熱を確かめるのは、体調に問題ないかを調べる最もシンプルな方法の1つです。
体内に悪い菌が入れば、その菌と戦うときに、体温を一時的に上げます。
これは人も、犬も猫も同じです。
人間の場合なら、脇の下に体温計を挟んで計測するのが一般的ですね。
では、猫の体温は、どこで計ればいいのでしょうか。
また、平熱は何度なのでしょうか。
猫の体温は、お尻の穴、つまり肛門で測ります。
体温計を、肛門から2~3センチほど挿入します。
体温計は人間が使っているもので問題ありませんが、測る場所の衛生面を考えペット用の体温計を別に買っておきましょう。
猫の平熱は38~39度です。
もちろん個体差がありますから、普段の体温を測って、平熱を確認しておくといいでしょう。
食後や激しい運動の後は避けるのがポイントです。
食後や激しい運動の後、体温が上がりやすくなって、正確な体温が測りにくいためです。
平熱より低かったり高かったりした場合は、何かの病気になっていることが考えられます。
すぐ動物病院に連れて行き、獣医師に診てもらうようにしましょう。
猫を飼っていると、家の中のものを爪で引っかいて困らせられることがあります。
爪で、ソファーを引っかいたり、木の柱を引っかいたりなどです。
この悩みを持っていない飼い主を捜すほうが難しいかもしれません。
猫はほぼ毎日、何かで爪を研ごうとするはずです。
ここでひとつ疑問です。
そもそも、なぜ猫は爪で引っかく習性があるのでしょうか。
それは伸びる爪を研いでいます。
そもそも爪は何もしなくても伸びます。
人間でも、1週間ほどほうっておけば、いくぶん伸びていることに気づきます。
1カ月もほうっておこうものなら、伸びた爪が気になり始めることでしょう。
子どもが、伸びた爪が気になり、噛んで短く削りたくなろうとしているしぐさと同じです。
猫がソファーや柱を引っかくのは、そばで見れば、引っかいて悪さをしているように見えます。
でも、本当は「爪を研いでいる」のです。
伸びた爪を柱などで引っかいて、爪を短く削っています。
爪切り器を使って、自分で切るわけにはいかないので、そうせざるを得ない。
「爪のケアをしている」と言えばいいでしょう。
猫に家具などを引っかいてもらいたくなければ、飼い主は爪を定期的に切ってあげましょう。
自然と伸びる爪は、切ってあげないと伸び続けます。
ただし爪の付け根には血管と神経が通っているので、そこには触れないように注意しましょう。
また、猫の寝床の近くに、爪研ぎ器を置いておくのもいいアイデアです。
爪研ぎ器で爪を研いでくれれば、飼い主の手間も少なくなります。
爪が短くなれば、手の違和感が小さくなり、引っかくトラブルは減るはずです。
ただし例外があって、爪は伸びていなくても「習慣」として引っかく場合があります。
また単にストレス発散として引っかく場合も多いようです。
その場合、あらかじめ引っかきやすい家具を保護テープで覆ったり、爪研ぎ器を置いたりしておけばいいでしょう。
猫の立場になることが大切です。
ちなみに余談ですが、ネズミが柱を噛むのも同じ理由です。
ただしネズミの場合は、爪ではなく、歯が伸びます。
伸びた歯を削ろうとするため、柱をかじって歯を削ろうとしています。
「なぜそういう習性があるのか」という理由がわかれば、対策も見えてきますね。
結果には必ず原因があります。
原因をつぶせば、より良い結果が得られるのです。
猫にまつわる古くからの言い伝えがあります。
「猫がイカを食べると腰が抜ける」です。
猫を飼っている人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
単なる迷信かと思えますが、根拠がないわけではありません。
飼い主の間では「うちの猫はイカを食べても平気」という人もいれば「うちの猫は、イカを食べて吐いてしまった」人もいます。
どちらが正しいのでしょうか。
結論から言えば、どちらの場合も考えられます。
なぜでしょうか。
この違いは、イカが「新鮮か古いか」の違いによって、話がまったく変わるからです。
そもそもイカは、猫に必要な栄養素がたっぷり含まれる食べ物です。
良質のタンパク質やカルシウムが含まれています。
そのほか、タウリン・DHA・EPAなど多くの栄養素も、ぎっしり詰まっています。
事実、キャットフードの種類によっては、イカが含まれている場合もあるほどです。
しかし、これはあくまで「新鮮なイカ」に限った話です。
問題になるのは「古くなったイカ」の場合です。
イカは古くなると、ビタミンB1を分解する「チアミナーゼ」という酵素が、大量発生するようになります。
こうなると話は一転します。
栄養たっぷりだったイカは、栄養を奪う食べ物へと変わります。
その古いイカをたくさん食べすぎていると、チアミナーゼがビタミンB1を破壊し、ビタミンB1が欠乏します。
その結果、猫が元気をなくしたり、食欲が落ちたり、吐いたりなどすることがあります。
「どちらの場合も考えられる」というのは、こうした理由からです。
さて、ここでとっておきのポイントがあります。
この有害物質「チアミナーゼ」は、熱に大変弱い特徴があります。
多少時間がたっているイカでも、しっかり加熱すれば、問題はなくなります。
歯ごたえもあり、栄養も取れる食べ物へと変わるのです。
高い木の上で鳴いている野良猫を見かけたことがありませんか。
私の実家の庭には、2階建てくらいの大きな木があります。
隣の家の猫が侵入して来て、大きな木にのぼっていました。
「おっ! あんな高い木にどうやって登ったのだろうか。すごいなあ」
私でさえ1人では登れないような高いところにいます。
垂直に立った木の上に登っている猫を見ると、スパイダーマンを見ているかのようです。
猫が高い木に登る能力に感心しました。
その秘密は、猫の爪に隠されています。
人間の爪はまっすぐ伸びますが、猫の爪の先端は曲がっており、引っかけられるようになっています。
つまり、猫は生まれつき優秀なロッククライマーです。
まっすぐ高くそびえ立つ木でも、木の表面に猫の爪を引っかけ、信じられないような高いところまで登ることができます。
そんな猫の素晴らしい能力に感心する一方、おかしな光景を目にすることもありました。
登ったのはいいが、下りられなくなっている猫です。
木の上で鳴いて、助けを求めています。
「自分で登ったくせに下りられないの? それなら初めから登らなければいいのに」
単純にそう思います。
あなたも木から下りられなくなった猫を見て、同じようなことを思ったことがあるのではないでしょうか。
もちろん猫は、普段、下りられる高さを前提に登ります。
高すぎるところなら、今度は下りられなくなることくらい、猫も十分承知です。
しかし、まれに緊急事態のときには、前提を無視して高いところまで登らざるを得ない状況があります。
たとえば、犬などに追いかけられるような緊急事態のときです。
逃げ切るために、木を選ぶ余裕はありません。
とりあえず危険回避のため、いちばん近くの木に登ってしまいます。
その結果、そうしてなんとか逃げ切れたのは良いけれど、今度は下りられなくなってしまいます。
おそらく私が見た猫も、近所にいる野良犬に追いかけられてやむなく高い木に登ったのでしょう。
決して頭が悪いのではなく、そういう仕方ない事情が背景にあります。
さて、こういう場合の解決方法は簡単です。
自宅の倉庫にあるはしごを持ってきて、木に立てかけてあげればいい。
猫は、はしごに沿って、簡単に下りるはずです。
ただし、電柱の上に登ってしまったときは、別です。
高圧電流が流れてとても危険ですから、電力会社の人を呼ぶなり、専門家に任せるようにしましょう。
「白・黒・茶」の3色がきれいな三毛猫。
「三毛猫にはメスしかいない」という話を聞いたことがありますか。
100%ではありませんが、ほとんどこの話は真実です。
オスかメスかを決めるのは、染色体のうち「性染色体」と呼ばれる部分で決まります。
オスの場合は「XY」、メスの場合は「XX」の性染色体です。
三毛猫といえば「白・黒・茶」の3色ですが、この3色を実現するためには、性染色体が「XX」であることが必要条件です。
つまり基本的に、メスしか三毛になり得ません。
遺伝子学上では、三毛猫のすべてはメスになります。
ただし、生物の世界では常に例外が発生します。
まれではありますが、染色体の異常によって、三毛猫でもオスが生まれることがあります。
確率は、1,000匹のうち1匹といわれています。
これは貴重なことです。
オスに三毛は珍しく貴重であったころから、重宝されています。
日本の江戸時代には、航海のときに守り神として船に乗せて船出をした話もあります。
珍しいオスの三毛猫が、災難から船を守ってくれ、絶対に沈まないと信じられていました。
もしあなたが三毛猫を飼っていて、万が一、オスが生まれたとしたら、大変珍しいことです。
家庭に幸運をもたらしてくれるかもしれません。
ペットショップに行けば、猫用の座布団やカーペットなどが売られています。
猫にも気持ちのいい住環境を与えてあげたいと思い、奮発して座布団を買い与えてあげます。
しかし、買ったものの、なかなか使ってくれないことが多いです。
では、何を好むのかというと、意外にも新聞紙の上だったりします。
飼い主が読み終わった新聞を無造作に床に置いていると、猫は新聞紙の上に乗ってリラックスをし始めます。
奮発して買った座布団より、新聞紙を選んでいる猫を見ていると、大金をかけた意味は何だったのかと思ってしまいますね。
なぜ、新聞紙が好きなのでしょうか。
まず新聞紙ならではの独特の肌触りです。
木の表面と似た肌触りが、猫にとって落ち着きをもたらします。
また新聞紙には保温効果もあります。
ホームレスが新聞紙にくるまって寝ている姿を見たことがあると思いますが、新聞紙は温かいです。
もともと木からできているので保温性が高い。
座っていると温かくて気持ちいいのでしょう。
新聞の上を歩くと不思議な音がするため、猫には興味を引かれます。
新聞の上で寝ていると、見た目には質素に見えますが、猫には高級座布団に値します。
猫専用の座布団もいいですが、新聞紙のほうが喜んでくれる場合もあるのです。
人間には、右利き・左利きというように利き手というのがあります。
人の場合、国や地域による程度の違いはありますが、世界全体でみると左利きより右利きのほうが多いとされています。
ちなみに私は右利きです。
ボールを投げるときや文字を書くときは、決まって右手を使ってしまいます。
利き手ではない左手で字を書こうとすると、下手な字しか書けず、自分でも恥ずかしくなるほどです。
さて、肝心の猫には利き手があるのでしょうか。
おや、猫の場合は「手」というより「足」といったほうがいいかもしれませんね。
とりあえず、ここではわかりやすく「手」と表現させていただきます。
実は、猫にも利き手が存在します。
しかし、すべての猫に利き手が存在するわけではなく、存在しない場合もあります。
それを確かめるのは簡単です。
猫じゃらしを持ってきて、猫の目の前で左右に振ってみましょう。
そのとき、猫が右手と左手のどちらをよく使うかを観察すればいい。
よく使うのが右手なら右利きです。
左手をよく使うなら左利きです。
もし、左右のどちらもよく使うなら、特に利き手という区別はないということです。
動物行動学の研究発表によると、おおむね利き手という区別がない場合が多いそうです。
さて、あなたが飼っている猫はどうですか。
猫は、日光浴が大好きです。
太陽は東から昇り、西に落ちていきます。
1時間ごとに太陽の位置が変わるため、日の当たる場所も変わります。
どうやら猫は、日の当たる場所で寝るのが好きなようです。
時間がたって太陽の位置が変わると、わざわざ日の当たる場所に移動をして、また寝始めます。
もちろん真夏の場合は例外ですが、冬の寒い時期は必ずと言っていいほど、日光を求めます。
そもそも、なぜ日の当たる場所が好きなのでしょうか。
やはり第1の理由は「温かいから」です。
人が寝るときには、布団をかぶって寝ます。
布団があるおかげで、体温で温かくなり寝やすくなりますが、猫には布団をかぶる習慣がありません。
では、何が布団の代わりになるのかというと、日光です。
温かい日光を浴びることで、体を温め、寝やすくなります。
「自然のお布団」です。
しかし、日光を好むのは、まだいくつかの理由があります。
人が布団を干して太陽の光に当てるのは、湿気を取るのはもちろんですが、ダニ駆除に大きな効果があるからです。
人が汗をかいた適度に湿った布団は、まさにダニの温床です。
そのままにしていると、ダニが繁殖して、寝ているときにちくちくして寝にくくなったり、アレルギーの原因になったりします。
猫の場合も、いくら室内とはいえ、カーペットに潜むダニが毛の中に混じり込むことは大いに考えられます。
毛の中にダニがいると、猫もちくちく不快に感じます。
皮膚病の原因になることもありますが、そこで登場するのが日光の力です。
日光に当たりながら寝ることで、体の毛についているダニを追い出したり、駆除したりする効果があります。
ダニだけでなく、ノミやシラミなどにも有効です。
その結果、ちくちくする違和感もなくなり、快適に寝られるようになります。
カルシウムの吸収に効果があることも確認されています。
哺乳類は、日光を浴びることでビタミンDが活性化され、カルシウムが骨に吸収されやすくなります。
これは人のみならず、犬も猫も同じです。
日光をしっかり浴びることで、食事に含まれるカルシウムがきちんと骨に変わり、丈夫な猫へと育ちます。
このように、日光は猫にとってなくてはなりません。
さて、あなたの部屋はどうでしょうか。
完全室内飼いの場合、部屋の状況によっては、日当たりが悪くなる場合があります。
カーテンで閉め切った部屋にせず、カーテンを開けて、日中は室内に日光が入るように工夫しましょう。
日光浴は単なる寝心地の良さのみならず、猫の健康維持にもつながるのです。
ペットを飼うのは、多少なりとも負担がかかります。
世話をする時間もかかりますし、ペットの餌代など経済的な負担も必要です。
本来は、かわいいペットを愛してやまない人が飼っているはずですから、世話をする時間も楽しみと感じているはず。
かわいい子のためならと思い、経済的な負担もいとわない人が多いことでしょう。
しかし、その一方で、少しでも負担が小さければ、嬉しいと感じる人もいるはずです。
いらずらばかりのペットより、行儀のいいペットを好む人も多いのではないでしょうか。
ところで、オスとメスとで飼いやすさに違いが生じることをご存じですか。
ペットだから同じだろうと思われがちです。
もちろん生き物としての基本的な性格や行動に大きな差はありませんが、小さな差ならあります。
一般的に「メスのほうが飼いやすい」といわれています。
これは猫のみならず、犬でも同じです。
まずいちばんの違いは「マーキング行為の違い」です。
犬にも猫にも、尿などで自分の縄張りを示すマーキング行為が存在します。
これは基本的にオスのほうが頻繁です。
メスでも行われますが、オスに比べればはるかに少ない。
よって、メスのほうが飼い主の手間も少なくなります。
第2は「性格の違い」です。
あくまで傾向ですが、オスは活発に運動する反面、メスはおとなしい傾向があります。
穏やかで落ち着いているので、メスのほうが飼い主も飼いやすくなります。
第3の「餌の量の違い」です。
オスは活発で活動的なので消費カロリーも多いですが、メスは比較的おとなしいため、必要なカロリーもオスほどではありません。
メスのほうが、餌の量が若干少なくて済みます。
その結果、経済的な負担もわずかに軽くなるはずです。
このように世話の手間や経済的負担などから考えると、メスのほうが飼いやすいと言えるのです。
基本的に、猫は嬉しい表情を笑顔に出すことはありません。
嬉しさを鳴き声や態度に表すことはあっても、笑顔という表情をつくって顔で伝えようとすることはありません。
しかし、普段から猫を観察していると、ときどき「にやり」と笑った表情をすることはありませんか。
目が半開きで、口を開け、人が笑っているのとそっくりの表情をします。
「猫も笑顔をつくることができるのか?」
一瞬そう思いますが、違います。
おそらく「フレーメン」と呼ばれる現象です。
猫の前歯の裏側に2つの穴があります。
それがフェロモンのにおいを感じ取る「ヤコブソン器官」です。
ここで異性のフェロモンを感じようと息を吸い込んだとき、独特の表情になり、笑っているような顔に見えます。
特によく見られるのは発情期を迎えた猫が、異性の猫と戯れているときです。
体を寄せ合っているときに笑っていたら、きっと異性のフェロモンを感じているのでしょう。
また、人間と一緒にいるときにも、同じく笑ったような表情をすることがあります。
この場合は、単に飼い主のにおいを感じるために、息を深く吸い込んだ際、笑顔に近い表情に偶然なっていることが考えられます。
感情を笑顔で表現しているように見えますが、実は少し違うのです。
初対面の猫同士が出会うと、たいていキスをしているような光景を見られるはずです。
私の実家のお隣さんは、猫をたくさん飼っていて、猫同士がキスをしている光景を何度も目にしました。
猫とはいえ、子どもでも「こんな公共の場で大胆だな」と思い、見ているこちらまで恥ずかしく感じたことを覚えています。
初対面の人と出会った瞬間に唇を重ねる行為は、人間の場合、なかなか考えられませんね。
しかし、その後、猫の勉強を重ねるうちに、本当の事実を知ることになります。
猫同士が鼻を近づけているところをよく見てみるとわかることでしょう。
キスをしているのではなく、鼻と鼻とが近づいているだけではありませんか。
実は鼻を近づけ合って、お互いのにおいを嗅ぎ合っています。
猫にとってにおいは、相手のことを知る重要な情報源です。
猫の臭覚は、人のおよそ5倍もあると言われます。
鋭い臭覚を持ち、地球上にある40万種類ものにおいを嗅ぎ分けられるといわれています。
特に猫の顔周りは、口・鼻・耳などがあり、においが密集している部分です。
初めて会う猫同士は、お互いを知る手段として鼻と鼻とを近づけ、顔周辺のにおいを嗅ぐことで相手を知ろうとしています。
顔周りを嗅いだ後は、次にお尻の辺りをかぎ始めることでしょう。
お尻には「肛門腺」と呼ばれる特殊なにおいを分泌する穴があります。
ここのにおいを嗅ぐことで、相手の性別・性格・発情状態などをしることができるようです。
「猫の挨拶」というわけです。
人で言えば、初対面で握手をして、簡単な会話を交わしていると思っていいでしょう。
猫は犬に比べて、人との歴史がまだ浅い動物です。
犬はおよそ15,000年もの前から人と生活していたことが確認されています。
まだ人が文明というものを築くはるか以前の大昔から、すでに付き合いが始まっていました。
一方、猫は人類が文明を築き始めたおよそ4,000年前から、人との付き合いが始まったとされています。
猫が人と暮らし始めた最初の国は、4,000年前のエジプト地方です。
当時のエジプトはナイル川のおかげで、繁栄の絶頂に達していました。
「エジプトはナイルのたまもの」といわれます。
ナイル川があるおかげで、ナイル川流域の農業が盛んになる。
農業が盛んになるおかげで、人や食料など多くの資源が集まる。
その結果、エジプトは四大文明とたたえられるほど栄えました。
しかし、ナイル川のおかげで農業が盛んになりましたが、悩みもありました。
せっかく取れた穀物を、ネズミが荒らしていました。
ネズミは、繁殖性の高い小動物です。
一度に、何匹も産みます。
なんと10匹以上生むこともあるようです。
「ネズミ算」という言葉があるとおり、急速に増加し、あっという間に何千何万ものネズミたちに膨れあがりました。
当時の人は、小さなネズミの大量繁殖にかなり頭を悩まされていたようです。
そこで登場したのが、猫です。
猫はネズミを捕らえて食べる習性があります。
体も小さいので、ネズミが隠れるような小さな穴も入っていけます。
猫の習性に目をつけたエジプト人が、ネズミ対策として猫を飼い始め、人とのつながりを持つきっかけになったとされています。
さて、面白いのはここからです。
人と付き合いが始まったのはいいですが、思わぬ展開になります。
当時のエジプトでは、太陽を神としてまつっていました。
猫は小さな明かりがあれば、目が光る特殊な特徴があります。
猫の目の網膜に「タペタム」という光を反射させる特殊な膜があるためです。
単に光を反射させているだけですが、当時のエジプト人はそれを猫の中に太陽神ラーが宿っていると受け取ったようです。
また、猫の目の瞳孔にも着目しました。
猫の瞳孔は、細長い形をしていますね。
草と草のわずかな隙間でものぞけるように進化した結果ですが、当時の人は三日月形の瞳孔を「月の満ち欠け」と見立てたようです。
太陽のように光る目。
月の満ちかけのような三日月形の瞳孔。
こうした理由をあわせ持った猫は、太陽神ラーの化身が眠っているに違いないと思われるようになりました。
神の化身としてまつられるようになったのです。
「外に出たいなあ」
ときどき猫が窓の外を、ぼんやり眺めていることがあります。
外出したそうな様子です。
猫を飼っている多くの飼い主は、完全室内飼いが大半のはずです。
猫にとって「外に出たいか出たくないか」と聞かれれば「出たい」というのが本音でしょう。
外には鳥が飛んでいたり、人が歩いているのが見えたりなど、猫には好奇心をくすぐられる光景が見えます。
眺めるだけならいいですが「外に出たい」と言わんばかりに必死で鳴いていると、飼い主は心が痛むところです。
透明のガラス窓越しに外の世界が見えると、そうした野生本能がくすぐられ、出たくなるようになります。
たしかに家の中に閉じ込めてばかりでは、かわいそうに感じます。
そんな光景を目にすると、飼い主として「1回くらいは、外を体験させてあげてもいいかな」と心が折れそうになります。
しかし、室内で飼うと決めたら、特別な理由がないかぎり、出さないほうが無難です。
一度でも外に出てしまうと、外の楽しさを知ってしまい、常に外に出たがろうとしてしまいます。
外に出たい欲求が余計に強くなり、いつも以上に鳴くようになってしまう場合があります。
かわいそうに思えますが「完全に室内で飼う」と決めたら、特別な理由がないかぎりは出さないほうがいいでしょう。
部屋の中だけでは狭いのではと思いますが、猫の縄張り範囲はそもそも狭いので、家の全体の広さもあれば十分です。
外に出たがろうとする猫を目の前に心が痛むところですが、ぐっとこらえましょう。
その代わり、部屋の中に猫の暇つぶしになるような遊び道具を増やしてあげるようにしましょう。
多種多様な遊び道具をそろえてあげて、部屋の中でも楽しみを十分満喫できるようにすればいいのです。
私の実家のお隣さんが飼っていた猫が、ヘビに出くわしたときをたまたま目撃したことがあります。
不思議な光景で、よく覚えています。
猫が敵を威嚇するところを見たことがありますか。
腰を高く上げながら「シャー」や「フー」という音を出します。
私たちが威嚇するといえば、低い声でうなり声を出しながら、牙をむき出すというイメージです。
しかし、猫の威嚇する態度は独特で「どういう意味があるのか」と困惑しました。
これは「ヘビの真似をしている」といわれています。
猫の祖先は砂漠出身です。
当時、猫が砂漠で最も恐れていた敵は、砂漠地帯にいたヘビでした。
それも毒ヘビです。
ヘビは小さいですが、問題なのはヘビが持つ毒でした。
特に砂漠地帯には、毒を持っているヘビがたくさん存在していました。
万が一、噛まれて毒が体内に入ると、猫はどうしようもありません。
擦り傷のような小さな傷でも、命を落とすことさえありました。
そのため、猫はなによりヘビを恐れていました。
そこで猫は、無用な争いを避けようと、ヘビに対してはヘビが警戒するような威嚇態度で応じようとしました。
そのため、猫はヘビの真似がうまいです。
ヘビの真似が上手な猫が生き残り、真似が下手だった猫は消えていったといわれています。
その名残が現在でもあり、敵と遭遇したときには、とっさにヘビの真似をして無用な争いを避けようとしています。
現代社会では昔ほどヘビに遭うことも少なくなりましたが、昔から引き継がれてきた本能が残っているのです。
犬の世界は、主従関係がはっきりした階級社会です。
犬は飼い主のことをリーダーだと思い、飼い主の言うことなら何でも聞きます。
群れをなして集団で生活していた過去があるので、リーダーである飼い主にも忠実です。
飼い主のいくところなら「リーダーが守ってくれる」と思い、どこへでもついていきます。
東京渋谷の有名な忠犬ハチ公のように、毎日決まった時間に駅のホームの前で、飼い主の帰りを待つこともできます。
そのくらい、犬は飼い主に対しては忠誠があります。
では、一方、猫は飼い主のことをどう思っているのでしょうか。
どう思うかは、実は状況や気分によって変わるようです。
あるときは、普段は餌をくれたり優しくしてくれたりしてくれるので「母親」。
あるときは、暇なときに相手をしてくれる「遊び相手」。
またあるときは、世話をしてやらなければならない「兄弟」。
またあるときは、完全に「赤の他人」。
猫は自分の状況や気分によって、都合のいいように解釈しています。
犬のような忠誠心はないと思っていいでしょう。
少々ショックな話ではありますが、猫なのだと思うくらいが、ちょうどいい猫との距離感なのかもしれません。
外出を自由にさせている猫の場合、外で捕らえた獲物を家に持ち帰ることがあります。
ゴキブリやネズミを口にくわえるだけでも気持ち悪いですが、わざわざ飼い主の目の前に持ってこようとします。
飼い主を驚かせるためにやっているようです。
実はこの習性、いくつか理由が考えられます。
まず成猫のメスの場合なら「母性本能の表れ」という可能性が高いと考えられます。
飼い主のことを子どもや兄弟と似た感覚で思っています。
家で待っている子どものために餌を持ち帰ってやろうとしています。
しかし、この習性は、メスだけでなくオスにも見られます。
もしオスが獲物を家に持って帰る場合は、母性本能ではなく、別の理由が考えられます。
単に1人でゆっくり食べたいから、わざわざ家に持ち帰っている場合もあります。
野生のころは、捕らえた獲物をすぐ殺して食べるわけではありません。
捕らえた場所でのんびり食べていると、ほかの動物たちに見つかって、邪魔されたり横取りされたりする可能性がありました。
そのため、捕らえた獲物はすぐ食べるのではなく、安心して食べられる別の場所に移動させてから食べることがあります。
その名残から、安心できる家に持ち帰って、ゆっくり堪能しようとすることがあります。
外で捕らえた獲物を、口にくわえて遊んでいるうちに、単に持ち帰ってしまう場合もあります。
持ち帰ることに特に大きな理由はなく、猫としても気づけば家にまで持ち込んでしまった感じです。
猫のおなかがすいていないときは、獲物を食べ物ではなく、遊び道具として考える場合もあります。
噛んだり遊んだりしているうちに、気づけば家に持って帰ってしまいました。
人が外出先で手に入れたパンフレットを、手で丸めて遊んでいるうちに、家に持ち帰ってしまったような感じです。
このように家に持ち帰ると言っても、さまざまな理由があります。
問題は、こういうとき飼い主はどういう対処をするかです。
持ち帰ってくる猫を叱っても、おそらくこの習性は治らないことでしょう。
猫はなんで叱られているのかきちんと理解できません。
むしろ、怒っている飼い主を嫌いになってしまう可能性があります。
猫の本能的な部分もあり、仕方ないこともあります。
こういうときは、猫が目を離した隙に、飼い主がそっと処分をすればOKです。
猫も「あれ。ないぞ」と一瞬戸惑いはするものの、次の瞬間にはもう忘れ、別のことに夢中になっているはずです。
ときどき友人を家に呼ぶこともあるでしょう。
たいてい来客があれば、猫は怖がって隠れます。
ここまでは猫らしい予想できる行動です。
しかし、友人がソファーにバッグを置いて、少し目を離した隙に、猫は信じられないことをします。
友人の持ち物であるバッグを、猫が爪で引っかいたり噛んだりしていませんか。
噛んでいる程度なら、まだかわいいほうです。
場合によっては、おしっこをかけるということもあります。
わざわざ尋ねてきてくれた友人の持ち物を汚すとは、飼い主としては恥ずかしくなります。
友人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになるでしょう。
猫は、なぜこうした悪さをするのでしょうか。
実は、悪さではなく、自分のにおいをつけるためにしているだけです。
来客があると、自分の縄張りの中に、急に知らないにおいが混じることになります。
これは猫にとって大きなストレスです。
今まで嗅いだことのないにおいに違和感を覚え、その不安をかき消そうとします。
そのために、自分のにおいをつけようと、爪で引っかいたり噛んだりしてしまいます。
また、あってはならないことですが、おしっこや糞をしてしまうこともあります。
決して悪さをしたくてしようとしているわけではなく、単に不安をかき消したいだけです。
飼い主としては、こうした猫の習性をあらかじめ頭に入れておくことです。
こういうことがないように、あらかじめ猫を別の部屋に移動させるといいでしょう。
もしくは、友人の持ち物を猫の手の届かないふた付きの箱に入れるなどして、いたずらできないようにすればいい。
猫は不安を感じはしますが、友人もずっと居続けるわけではありません。
慣れないにおいではありますが、ほんの数時間だけ我慢してもらいましょう。
猫がトイレをした後、後ろ足で砂をかける習性があります。
おしっこやふんに、砂をかぶせて隠すような感じです。
猫を飼っている飼い主なら、毎日のように見かける光景でしょう。
そんなとき、ふと疑問が湧きます。
そもそもこれはどのような意味があるのでしょうか。
自分のにおいを隠すためと言われます。
これは野生からの名残です。
おしっこやふんなどの排泄物は、大変においが強いです。
野生で森の中で暮らしていたころ、用を足した後そのままにしていると、自分の場所をほかの動物に気づかれやすくなります。
そこでにおいを隠すために、砂や土などをかぶせて、においを消そうとしていました。
自分の居場所を隠し、長く生存するための野生動物の知恵です。
砂のないトイレもありますが、猫を安心させるために、砂のあるトイレのほうが安心するようです。
飼い主の中には、飼っているオスを去勢させることがあります。
去勢とは、生殖腺を取り去って、生殖機能を失わせることです。
メスなら、避妊手術をすることもあるでしょう。
子宮を取り除いて、子どもを産ませなくなるようにする手術です。
飼いやすさを重視するか、動物らしさを重視するか。
これは、意見のわかれる難しい問題です。
飼い主の本音としては、いくら自然の営みとはいえ、むやみに子どもを産まれては育てられなくて困るという事情もあるでしょう。
部屋のスペースにも限りがありますし、経済的な事情もあるのはたしかです。
去勢や避妊手術への賛否は難しいところですが、ペットを責任もって育てるためにも、選択肢として考慮に入れてもいいと感じます。
私も実家で飼っている雑種犬の避妊手術をさせたことがあります。
避妊手術をすると、いくつかの変化が現れます。
まずは言うまでもなく「子どもを産まなくなる」のは当然ですね。
ひとまず飼い主としては、これ以上子どもが増えなくなるので安心です。
2つ目の大きな変化は「おとなしくなること」です。
性欲がなくなることで異性への関心が薄れ、おとなしくなります。
3つ目の大きな変化は「太りやすくなること」です。
去勢されることで、異性への感心がなくなってしまう分、関心事が「異性」から「食事」へと方向転換される可能性があります。
発情期に発散できない性欲を、食に向けてストレスを吐き出そうとする傾向があります。
おとなしくなるうえ、食べる量も含め、結果として太りやすくなります。
したがって、去勢をした後も同じような生活を続けていると「太りやすくなる可能性」が大変高いと考えていいでしょう。
こうした事情があるため、去勢や避妊手術をした後、飼い主は心がけてほしいことがあります。
去勢をすればおとなしくなるうえ、食事を多く食べてしまいがちです。
食事の量を管理しながら、運動の量も管理しましょう。
飼い主が楽をしたいがために、去勢や避妊手術をすればいいという問題ではありません。
去勢や避妊手術をした後だからこそ、増える管理もあるのです。