ワインの知識に自信がない人は、ワイン選びの際、ソムリエにお任せする場合があります。
口当たり、重さ、アルコール度数など、好みを伝えます。
しかし、特にこだわりがないからと、すべてをソムリエに任せようとすることもあるでしょう。
ワインを飲む機会があれば、ぜひテイスティングをしてみましょう。
「えっ、そんな。私には無理」
「素人でワインのことは、全然わからない」
(1)ラベルの確認
テイスティングとはいえ、いきなりワインを開けることはありません。
ワインのコルクを開ける前に、ラベルの確認から始まります。
ワインをテイスティングして、そのワインを飲むかどうかの判断をします。
ほとんどの場合「おいしいです」や「こちらでお願いします」と伝え、同意のサインを出します。
「単に気に入らない」「なんとなく」「好みではない」という理由だけで交換をしてもらうのは、マナー違反です。
ワインのテイスティングの際、空気と触れさせて酸化を進めるため、グラスを回します。
このとき、細かいようですが、右回りではなく左回りに回すのがマナーです。
なぜ、左回りに回すのでしょうか。
ワインをついでもらうときには、自分でグラスを持ち上げないようにしましょう。
グラスをテーブルに置いたままの状態で、給仕やソムリエが、ワインを注いでくれます。
なぜ持たないのかというと、2つの理由があります。
カジュアルレストランでは、豊富な写真でメニューが構成されているため、直感的にメニュー内容が把握しやすく工夫されています。
しかし、フォーマルなレストランでは、基本的にメニューは文字だけで構成されています。
料理への想像を膨らませる意味があるため、写真は使わず、文字だけしか使われていないのです。
ワインを飲んだ後、グラスに目をやると、口紅の跡がべったり。
くっきりと口紅の跡が残ると、少し恥ずかしいですね。
口紅の跡は多少残るものですから、神経質になりすぎる必要はありません。
ワインの種類には大きく分けて、白ワインと赤ワインがあります。
自分の好みでワインを選べばいいですが、一般的によく知られている定番があります。
「魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワイン」です。
このタイトルを見て「間違っているよ」と思った人は、要チェックです。
間違っているように思えるタイトルですが、間違っていません。
給仕やソムリエは、タイミングを見て、ワインを注いでくれます。
自宅とレストランでは、ワインを飲んだ際にできる「飲み跡」に大きな違いがあります。
自宅ではさほど気になりませんが、レストランでワインを飲む際は、気になる場合が多いでしょう。
レストランでは、食事をしながらワインを飲むことになります。
レストランでワインボトルをオーダーしたものの、飲みきれない場合があります。
本来なら、飲みきるのがいいでしょう。
しかし、無理に飲みきろうとするのは、良くありません。
フルコースでお酒をオーダーするときには、3種類あります。
食前酒、食中酒、食後酒です。
個人が好きなものをオーダーすればいいのですが、テーブルマナーとして標準的な選び方があります。
レストランで食事をしていると、よく見かける光景があります。
食前酒をオーダーする際「とりあえず」と言って、オーダーする人です。
「とりあえず、カクテル」
選び方に自信がないときには、給仕に相談をしましょう。
フォーマルなレストランでは、ワインの注文を受ける「ソムリエ」と呼ばれる係が常駐していることもあります。
ソムリエは、ワイン選びのスペシャリストです。
ブランデーグラスの持ち方は、ワイングラスとは異なります。
ワイングラスの場合、手のぬくもりを伝えないため、足の部分を持ちますが、ブランデーグラスの場合は逆です。
手のぬくもりを伝えるため、グラスの下から手のひらで包むように持ちます。
居酒屋でのお酌はよく見られる光景ですが、フォーマルなレストランではマナー違反です。
ワインを自分でつぐのは、マナー違反です。
同席者であろうと、お酌をするのはマナー違反とされています。
フルコースでは、2本以上ワインを飲むことがあります。
基本的に、自分の好みや食事との相性で決めていきます。
その場の気分で適当に判断をするのもいいですが、ワインのおいしさを重視するならば、適切な順があります。
コーヒーや紅茶の感覚で、ワインもマドラーでかき混ぜたほうがいいのかと思います。
カクテルの場合、複数のリキュールを混ぜるため、かき混ぜる必要があります。
しかし、ワインやシャンパンはかき混ぜる必要はありません。
同席者と食事を楽しむ際、必ずしもお酒が飲める人とは限りません。
自分はお酒が得意でも、相手はアルコールが苦手という場合もあるでしょう。
こうした場合「せめて乾杯だけでも」と思い、ワイングラスに水を入れて乾杯することがあります。
男性が女性とレストランで食事をする際、ワインをオーダーするのは珍しくありません。
好きな人のハートを射止めたいとき。
彼女とのデートのとき。
多くのレストランでは、一般で市販されているソフトドリンクなどの持ち込みは、問答無用で禁止されています。
売り上げの妨害になりますし、そもそも場になじみません。
しかし、意外にも、ワインに限っては許容されている場合が多いようです。
ワインで乾杯をする際、グラスをかちんとぶつけるのは厳禁です。
ホームパーティーなど、カジュアルな場面ではグラスをぶつけてする乾杯もありますが、フォーマルなレストランでは厳禁です。
特にフォーマルなレストランでは、ワイングラスも高価な物が使われています。
「料理とワインのマリアージュ」という言葉があります。
料理とワインが結ばれると新しい味わいが生まれる、という意味です。
これは決して、料理とワインを一緒に口に含める意味ではありません。
フォーマルなレストランによっては、ワインの専門家「ソムリエ」がいる場合があります。
レストランにソムリエがいる場合、ぜひ一度、ソムリエとの会話をしてみましょう。
ソムリエというと、堅苦しい・怖い・厳しいというイメージを持っている人が多いですが、そんなことはありません。
フルコースの際、ワインをボトルでオーダーすることがあります。
しかし、ワインリストを見ても、ピンキリです。
ビールなら、どれも似たような値段ですが、ワインは違います。
妹の結婚式前日、ささいなトラブルがありました。
妹が嫁に行く前夜ということで、奮発しました。
少し遠出をして、家族全員で格式ある高級レストランで食事をしようという話になりました。
レストランで、食前酒からお酒を飲んでいると、かなりの量をたしなむことになります。
食前酒を始め、食事中にもワインを飲み、食後にもワインなどを飲み積み重なると、結構な量になります。
食事の量より、アルコールのほうが多くなることもあるでしょう。
宴会では、ビールやワインなどの一気飲みがよく見られます。
無理をしない範囲なら、雰囲気を盛り上げるための演出として悪くはありません。
しかし、レストランでワインの一気飲みはタブーです。
レストランで、おいしいワインに出合えば、ラベルをいただいてはいかがでしょうか。
「え? ラベルはもらえるの」
もちろんレストラン側の都合にもよりますが、基本的にお願いをすればもらえるはずです。
ワインの知識に自信がない人は、ワイン選びの際、ソムリエにお任せする場合があります。
口当たり、重さ、アルコール度数など、好みを伝えます。
しかし、特にこだわりがないからと、すべてをソムリエに任せようとすることもあるでしょう。
ソムリエのベストチョイスなら、組み合わせに大きな間違いはないはずです。
任せるのはいいですが、最低限、必ず事前に伝えておかなければいけないことがあります。
「予算」です。
ワインには、価格の上下差が激しい特徴があります。
もしソムリエがベストだと思ったワインが、高級・高額ならどうでしょうか。
「任せます」と言った手前「高いのでやめます」とも言いづらいですね。
気づけば精算をする際、高額な請求に驚かされることもあり得ます。
お金がなくて、同席者からお金を借りたりするのは、かっこ悪いですね。
ソムリエに任せるとはいえ、最低限予算だけは伝えておくことが大切です。
予算の伝え方は、シンプルです。
ワインリストの予算に近い価格を指さしながら「予算はこのくらいでお願いします」と言えば、ソムリエはわかってくれます。
ワインを飲む機会があれば、ぜひテイスティングをしてみましょう。
「えっ、そんな。私には無理」
「素人でワインのことは、全然わからない」
「恥ずかしい……」
後ずさりをしているのではないでしょうか。
マナーが解説された本の中には「ワインの素人がテイスティングをしても仕方ない」と否定的な意見を目にすることがあります。
しかし、間違いです。
無視をしてもいいでしょう。
むしろワインに詳しくないからこそ、テイスティングをしていただきたいのです。
ワインに素人だからこそ、テイスティングを積極的にすべきです。
レストランの給仕やソムリエは、できるだけワインを楽しんでもらいたいと思っています。
プロの真似でもいい。
香りのよさが理解できなくてもいい。
まずは段取りを覚えて、挑戦してみましょう。
その姿勢が大切です。
今まで遠い存在だったワインが、少しでも身近になるきっかけになります。
ワインがより味わえるようになるはずです。
「ソムリエは心の中で笑っているに違いない」と思いますが、そんなことはありません。
素人でも、積極的にワインを知ろうと努力している人を、ソムリエはきちんとわかってくれます。
むしろ、最初からテイスティングを諦めて断るほうが、残念に感じます。
わかっていなくてもいい、慣れていなくてもいいから、ワインに少しでも触れる。
そうすることで、初めて身近に感じられ、ワインの良さを体感できます。
給仕やソムリエは、笑いません。
むしろ知ろうとする姿勢は、給仕やソムリエに大変喜ばれます。
テイスティングとはいえ、いきなりワインを開けることはありません。
ワインのコルクを開ける前に、ラベルの確認から始まります。
「こちらのワインです」と言われるはずですから、オーダーしたワインかどうかきちんと確認をしましょう。
オーダーしたものと異なったワインの場合、このタイミングで気づけます。
抜いたコルクは、ソムリエが一度においを嗅ぐはずです。
これは「ブショネ」と呼ばれる、コルクの不快な異臭が発生していないか確かめるためです。
コルクに異常があれば、ワインも異常があると判断できるため、すぐ取り換えてくれます。
基本的にコルクのチェックは、ソムリエがすべて対応してくれるため、お任せで結構です。
ワイングラスにワインが注がれれば、グラスを持ち、目で色を確認しましょう。
同時に不純物が混じっていないかも確認です。
基本的にフォーマルなレストランでは、テーブルクロスは「純白」のはずです。
テーブルクロスにワインをすかしながら見ると、確認しやすくなります。
目による確認が終われば、ワイングラスを時計と逆回りに、2・3回転させます。
静かに回しましょう。
なぜグラスを回すのかというと、ワインにわざと酸素を触れさせるためです。
意図的に空気に触れさせることで酸化が進み、いい香りと味へと変化します。
回した後、グラスに鼻を近づけ、香りを確認します。
グラスを動かさずに鼻を近づけるほうが、グラス内の香りが逃げにくいため、スマートです。
最後に、味を舌で確認です。
少量のワインを口に含んだ後、鼻から軽く息を吸えば、口全体に味が広がります。
ワインを飲んだ後、鼻から息を出します。
すると「ワインの味」だけでなく「後味」も、うまく確かめることができます。
テイスティングは「おいしいかどうか」ではなく「問題がないかどうか」を確かめるものです。
問題がなければ、給仕に「結構です」と一言言うのがスマートです。
基本的に、テイスティング後のワインの取り換えは難しいと考えていいでしょう。
特に大きな問題がないのに取り換えてもらうのは、マナー違反です。
ちなみにあまり一般的ではありませんが、テイスティングは、ワインだけでなくシャンパンもできます。
興味のある人は挑戦してみましょう。
ワインをテイスティングして、そのワインを飲むかどうかの判断をします。
ほとんどの場合「おいしいです」や「こちらでお願いします」と伝え、同意のサインを出します。
「単に気に入らない」「なんとなく」「好みではない」という理由だけで交換をしてもらうのは、マナー違反です。
しかし、絶対に交換が許されないわけではありません。
問題点があったときは、交換をしてもらえます。
たとえば、次のような問題点があれば、取り換えてもらえます。
問題がないことを確かめるためのテイスティングですから、問題があるときはきちんと伝えましょう。
人によっては、舌になじまない場合もあるでしょう。
また、好みに合わないとはいえ、例外もあります。
ワインの種類によっては、体質に合わず、飲んで吐き気を催すものもあります。
どうしても楽しめないことがわかっているワインを我慢しながら飲み続け、体調を崩してしまうのもおかしな話です。
よほどの舌に合わない味なら、例外として、取り換えてもらえるでしょう。
ただし、取り換えてもらう場合は、テイスティングをした分の料金をとられることがありますので注意しましょう。
ワインのテイスティングの際、空気と触れさせて酸化を進めるため、グラスを回します。
このとき、細かいようですが、右回りではなく左回りに回すのがマナーです。
なぜ、左回りに回すのでしょうか。
もちろんきちんとした意味があります。
ささいなことですが、深い意味が込められています。
実は、同席者を思いやる気持ちが込められているのです。
たとえば、右利きの人がワイングラスの足を持って右に回すとどうでしょうか。
右利きの人の右回りは、つい力が入りやすくなります。
遠心力によって、グラスからワインが飛び出た際、同席者に向かって飛ぶ可能性が高くなるのです。
一方、左回りに回すとどうなるでしょうか。
右利きの人の左回りは、慣れない方向です。
つまり、力が入りにくいのです。
そのため、遠心力が弱く、ワインをこぼしにくくなります。
たとえワインがこぼれたとしても、自分に向かってこぼれるので、同席者に迷惑はかかりません。
ワイングラスの回し方には、相手への気遣いが込められているのです。
ワインをついでもらうときには、自分でグラスを持ち上げないようにしましょう。
グラスをテーブルに置いたままの状態で、給仕やソムリエが、ワインを注いでくれます。
なぜ持たないのかというと、2つの理由があります。
給仕やソムリエがワインを注ぐとき、自分でワイングラスを持つと、注ぎにくくなります。
ワインは1滴でも貴重ですから、こぼさないようにする意味があります。
もし注ぐときにワイングラスを持つと、手のぬくもりがワインに伝わって、味を損ねる可能性があります。
ワインは微妙な手のぬくもりで、味が変わってしまいます。
そのため、ワインを注いでもらうときには、自分でグラスを持ち上げないのがマナーになっています。
注ぎ終わったら「ありがとう」と一言感謝を伝えましょう。
堅苦しいと言えばそれまでですが、ワインの味を損ねないための持ち方と考えましょう。
カジュアルレストランでは、豊富な写真でメニューが構成されているため、直感的にメニュー内容が把握しやすく工夫されています。
しかし、フォーマルなレストランでは、基本的にメニューは文字だけで構成されています。
料理への想像を膨らませる意味があるため、写真は使わず、文字だけしか使われていないのです。
写真があるとしても、数は限られていることでしょう。
そのため、決めるまでに少し時間がかかります。
この時間が、気詰まりなのです。
こういう場合、まずは食前酒をオーダーしましょう。
食前酒を飲みながらなら、じっくり時間をかけてオーダーを決めることができます。
食前酒は、メニューを決める時間稼ぎにも、食欲を駆り立てる意味でも大切な役目を果たしてくれます。
ワインを飲んだ後、グラスに目をやると、口紅の跡がべったり。
くっきりと口紅の跡が残ると、少し恥ずかしいですね。
口紅の跡は多少残るものですから、神経質になりすぎる必要はありません。
ただし、目立って気になるようなら、拭き取るほうがベターです。
気をつけたいのは、ナプキンやハンカチを直接使わないことです。
ナプキンは大きすぎて、拭き取る動作が目立ちます。
ハンカチはトイレでも使う物ですから、不適切です。
では、どうするのでしょうか。
ワイングラスについた口紅は、指でぬぐい、その指をナプキンで拭くようにしましょう。
親指と人差し指で、口紅の跡がついている部分を軽く滑らせます。
できるだけ目立たずに拭き取るのがスマートです。
あらかじめナプキンで軽く口を押さえてから、ワイングラスに口をつけると、口紅の跡がつきにくくなります。
ワインの種類には大きく分けて、白ワインと赤ワインがあります。
自分の好みでワインを選べばいいですが、一般的によく知られている定番があります。
「魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワイン」です。
では、なぜこの原則なのでしょうか。
一言で言えば、白ワインは「魚の味を引き立てるため」です。
たとえば、焼き魚を食べるときを思い出しましょう。
魚の味を引き立てるために、スダチやレモンなど、酸味のものを振りかけますね。
魚は比較的あっさりしているので、酸味のものと相性がいいものです。
魚料理には、白ワインのほうが、魚の味を引き立てやすくなるのです。
軽くてあっさりした料理には白ワイン、というわけです。
一方、肉料理の場合はどうでしょうか。
血が混ざっている肉料理はそのまま食べると、ごつごつしているうえに香りがきついのが特徴です。
そのため、肉料理ではコショウなどのスパイスやソースを使うのが一般的です。
このスパイスやソースに対して、重みのある味わいの赤ワインと、相性がいいのです。
濃厚な味わいの料理には赤ワイン、というわけです。
ワイン選びに迷ったときには、この基本原則を思い出せば、よりおいしく料理をいただけるはずです。
ただし、必ずしもそうしなければいけないルールがあるわけではありません。
いちばん大切なことは、本人の飲みたい気分に合わせることです。
赤ワインが飲みたいときには、料理より気分を重視してオーダーするといいでしょう。
また、白と赤の中間のロゼは、魚にも肉にも合います。
このタイトルを見て「間違っているよ」と思った人は、要チェックです。
間違っているように思えるタイトルですが、間違っていません。
給仕やソムリエは、タイミングを見て、ワインを注いでくれます。
ワインを断る場合、グラスの真上に手をかざして、遮るしぐさをする人がいますが、これは良くありません。
多くのマナー本にも、そうするように書かれているものもあり、驚きます。
これは場合によっては、大きなトラブルを招く場合があります。
たとえば、給仕がワインを注ごうとしたとき、タイミングによっては、遮った手の上にワインがこぼれてしまうかもしれません。
手が汚れるだけでなく、純白のテーブルクロスも汚れ、場の雰囲気が台無しです。
そのため、手のひらでワイングラスを遮るのは、良くありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
正式なマナーとしては、ワイングラスのふちに、人差し指と中指を当てます。
「もう結構です」というサインになります。
サインに気づかず、うっかりグラスに注いでしまっても、手にワインが付着することはありません。
自宅とレストランでは、ワインを飲んだ際にできる「飲み跡」に大きな違いがあります。
自宅ではさほど気になりませんが、レストランでワインを飲む際は、気になる場合が多いでしょう。
レストランでは、食事をしながらワインを飲むことになります。
口周りの汚れが、ワイングラスに移ってしまいます。
口にするたびに飲み口を変えると、飲み跡がべたべたついて、見苦しくなります。
ワイングラスは薄くて繊細ですから、飲み跡がよく見えます。
レストランの照明の角度によっては、目立ちます。
そこで心がけたいのは、できるだけ飲み口を一定にすることです。
汚れる部分は、1カ所に集中させたほうが、美しく食事を進めることができます。
レストランでワインボトルをオーダーしたものの、飲みきれない場合があります。
本来なら、飲みきるのがいいでしょう。
しかし、無理に飲みきろうとするのは、良くありません。
アルコール類は、無理に飲もうと思って飲めるものではありません。
ひどく酔った状態は、場の雰囲気を悪くさせます。
場合によっては、吐いてしまったり二日酔いになったりします。
ためらわず、給仕に持ち帰ることをお願いしましょう。
給仕に持ち帰りたいことを伝えれば、手際よくコルクでしっかり栓を閉めてくれます。
ボトルワインを持ち帰るのは一般的であり、マナー違反ではありません。
持ち帰れば、レストランでの食事の雰囲気を家でも味わうことができるでしょう。
ただし、ワイングラスに注いだワインは持ち帰ることができないので注意をしましょう。
フルコースでお酒をオーダーするときには、3種類あります。
食前酒、食中酒、食後酒です。
個人が好きなものをオーダーすればいいのですが、テーブルマナーとして標準的な選び方があります。
「アルコール度数の弱いものから、徐々に強いものへと移行していく」というルールです。
食前酒は最も度数が低く、フルコースが進むにつれ、徐々にアルコール度数を上げていきます。
なぜかというと、それぞれのお酒の目的が異なるからです。
食前酒の目的は「食欲を駆り立てること」です。
徐々にアルコールが、心拍数を上げ、どきどきします。
前菜と一緒にいただくことで、メインディッシュへの期待が高まり、食欲が湧いてきます。
前菜は色鮮やかなものが定番ですが、食前酒も色鮮やかなものが多いでしょう。
度数の低い食前酒としては「シャンパン」「シェリー」「カクテル」「ベルモット」などが代表的です。
食中酒の目的は「料理を引き立てること」です。
魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワインを選ぶのが基本です。
そうすることで、料理の味が引き立ち、よりおいしくけるのです。
食中酒としては「白ワイン」「赤ワイン」「ロゼワイン」が代表的です。
食後酒の目的は「消化を助けること」です。
アルコール度数の強いお酒は、胃液の分泌を促す働きがあり、食後の消化がスムーズになります。
また、血管が膨張して血流が活発になり、脂肪燃焼を助けます。
度数の強い食後酒としては「ブランデー」「ウイスキー」「ジン」「リキュール」が代表的です。
さて、ここで上げたお酒の選び方は、あくまで一般的な例です。
お酒が苦手という人は、最後までアルコール度数の低いものにしましょう。
もしくは、無理にアルコール類をオーダーする必要もありません。
逆にお酒の好きな人なら、最初から度数の強いものを選んでもいいでしょう。
フルコース料理を最も楽しめるよう、最適なお酒の選び方を発見していきましょう。
レストランで食事をしていると、よく見かける光景があります。
食前酒をオーダーする際「とりあえず」と言って、オーダーする人です。
「とりあえず、カクテル」
「とりあえず、赤」
「とりあえず、水」
居酒屋で「とりあえず」と言ってオーダーをする癖が残っているせいでしょうか。
よく見かけますが、給仕に対して失礼です。
メニューに対して、我慢や不満足をしているようなニュアンスが感じられるからです。
「メニューの中に満足するものはないけれど、何かをオーダーしなければいけないから、とりあえず、これで我慢します」
というニュアンスが感じられます。
本人は、なんとなく口にしているかもしれませんが、誤解される場合があります。
居酒屋で「とりあえずおつまみ」「とりあえずビール」が口癖になっていると、レストランでも「とりあえず」と言ってしまいます。
ぶっきらぼうなオーダーは、良くありません。
「食前酒に、カクテルをお願いします」と、一言言いましょう。
あなたは大丈夫でしょうか。
そうした口癖があるなら、改めるようにしましょう。
選び方に自信がないときには、給仕に相談をしましょう。
フォーマルなレストランでは、ワインの注文を受ける「ソムリエ」と呼ばれる係が常駐していることもあります。
ソムリエは、ワイン選びのスペシャリストです。
ワインに関して知識があれば、自己判断で決めていいでしょう。
しかし、ワインは、かなり奥が深いものです。
ビールはブランドの幅が狭いですが、ワインはブランドや種類の幅が広い。
食べようとしている料理に、どのワインが合うのかを個人が決めるのは、多くの知識と経験を要します。
浅い知識では、太刀打ちできないことが多いのです。
自信がない場合は、ためらわず、給仕やソムリエに相談しましょう。
「このコース料理に合うワインを選んでいただきたいのですが」と一言言います。
その際「口当たり・アルコール度数・予算」などの希望を一緒に伝えましょう。
その中からベストなワインを選んでくれます。
相談することは恥ずかしいことではありません。
ソムリエというワイン係がいるのですから、頼りにされるのは本望なのです。
ソムリエとの会話を楽しむこともできます。
むやみに知ったかぶりをして選ぶより、給仕と相談をしながら選んでいくほうが、スマートです。
ブランデーグラスの持ち方は、ワイングラスとは異なります。
ワイングラスの場合、手のぬくもりを伝えないため、足の部分を持ちますが、ブランデーグラスの場合は逆です。
手のぬくもりを伝えるため、グラスの下から手のひらで包むように持ちます。
持っているときも、ときおり時計と逆回りに小さく回します。
手のぬくもりによって、ほのかにブランデーを蒸発しやすくするためです。
また、グラスにブランデーをいっぱいに注ぐのではなく、3分の1程度まで入れましょう。
量が少ないことで、ぬくもりが伝わりやすくなります。
居酒屋でのお酌はよく見られる光景ですが、フォーマルなレストランではマナー違反です。
ワインを自分でつぐのは、マナー違反です。
同席者であろうと、お酌をするのはマナー違反とされています。
カジュアルなレストランでは許容されていることもありますが、フォーマルなレストランでは控えるようにしましょう。
一般的に、グラスが空に近づくと、給仕かソムリエがそっと近づいて注いでくれます。
もし、気づいてくれないようなら、軽く手を挙げて呼び「ワインをお願いします」と言えばわかってくれます。
注いでもらうときには、ワイングラスは持たないよう注意をしましょう。
忘れてはならないのは、注ぎ終わった後の「ありがとう」という感謝の一言です。
注いでくれるのが当たり前とはいえ、きちんと感謝を伝えるのがエレガントです。
フルコースでは、2本以上ワインを飲むことがあります。
基本的に、自分の好みや食事との相性で決めていきます。
その場の気分で適当に判断をするのもいいですが、ワインのおいしさを重視するならば、適切な順があります。
よりワインをおいしくいただくための、1つの参考にしましょう。
白ワインなら、辛口から甘口の順で飲みます。
もし最初に甘口の白ワインを飲んでしまうと、口の中が緩んでしまい、辛口の白ワインが味わいにくくなるからです。
先に辛口から飲むことで口の中が引き締まり、後に続く甘口の白ワインがいっそうおいしくいただけます。
赤ワインなら、軽いタイプから重いタイプの順で飲みます。
先に重いタイプを飲んでしまうと、口に広がった重みのため、後に続く赤ワインの味が感じられにくくなるからです。
最初に軽いタイプを飲んでから重いタイプを飲むほうが、舌が順応しやすく、赤ワインの風味を味わいながら飲めます。
最初に白ワインを飲んでから、赤ワインを飲むのが決まりです。
赤ワインには濃い味のタイプが多いのが特徴です。
先に赤ワインを飲んでしまうと、その後に飲む白ワインの風味は感じられにくくなります。
すっきりした白ワインを飲んだ後、深みのある赤ワインを飲むほうが、変化する舌に合わせて飲むことができるでしょう。
年代が若いワインから古いワインの順で飲むのが決まりです。
年代が古いほうが上質のものが多く、深い味わいを楽しみやすくなります。
時の流れを意識しながら飲むことで、ワインの味わいに加え、歴史的な深みも感じられることでしょう。
低いランクから高いランクのものへ順に飲むのがマナーです。
より高級なワインの味を引き立てるためです。
コーヒーや紅茶の感覚で、ワインもマドラーでかき混ぜたほうがいいのかと思います。
カクテルの場合、複数のリキュールを混ぜるため、かき混ぜる必要があります。
しかし、ワインやシャンパンはかき混ぜる必要はありません。
むしろ、かき混ぜるのはマナー違反です。
ワインをマドラーでかき混ぜると、不自然に酸化が進んでしまい、風味が損なわれます。
シャンパンをマドラーでかき混ぜてると、大切な泡が壊れます。
爽やかな喉越しが失われてしまうため、マドラーでかき混ぜるのは厳禁なのです。
また、水割りもマナー違反です。
ワインは水割りせず、そのままいただくのが一般的です。
同席者と食事を楽しむ際、必ずしもお酒が飲める人とは限りません。
自分はお酒が得意でも、相手はアルコールが苦手という場合もあるでしょう。
こうした場合「せめて乾杯だけでも」と思い、ワイングラスに水を入れて乾杯することがあります。
何でもない瞬間ですが、これは勧められません。
「水杯」になってしまうからです。
水杯とは、再会が予期できない相手と交わす杯のことです。
一般的には、別れを意味する杯です。
正式な水杯は、お互いが水を入れ合って飲む杯ではありますが、縁起が悪いため、控えたほうが賢明です。
ふとした拍子にやってしまうことがあるので、要注意しておきましょう。
飲まなくてもいいので、ワインを少し入れて乾杯するほうがいいでしょう。
場の雰囲気を壊すことなく、気持ちのいい歓談が始められます。
男性が女性とレストランで食事をする際、ワインをオーダーするのは珍しくありません。
好きな人のハートを射止めたいとき。
彼女とのデートのとき。
もしくは、夫婦がレストランで食事をするとき。
人によっては、ワインに対するこだわりや好き嫌いなど、ある人もいるでしょう。
さまざまなシチュエーションでワインを飲みますが、とりわけロマンチックな雰囲気を演出したければ「ロゼ」がおすすめです。
ロゼは「デート用のワイン」と言われます。
白と赤の中間的存在です。
きれいなピンク色のワインが、テーブルを美しく照らし、2人のムードを盛り上げやすくなるからです。
その存在だけで、ロマンチックなムードが演出できます。
知らず知らずのうちに、ロゼのピンク色が柔らかい雰囲気をつくり、お互いをうっとりした気分にさせることでしょう。
ロゼワインは、ハートを動かしやすいワインです。
ロマンチックなムードを演出したいとき、これほどうってつけのワインはありません。
好きな女性を口説く際は、ロゼで勝負しましょう。
多くのレストランでは、一般で市販されているソフトドリンクなどの持ち込みは、問答無用で禁止されています。
売り上げの妨害になりますし、そもそも場になじみません。
しかし、意外にも、ワインに限っては許容されている場合が多いようです。
自宅で飲みかけのワインをレストランで楽しみたい場合もあるでしょう。
自宅で飲んでいるワインを、レストランで楽しむというのも、雰囲気があります。
ただし、すべてのレストランが許可しているとは限りません。
念のため、事前にレストランへ確認をしてから持参しましょう。
持ち込みが許可されているところは、別途チャージ料が発生することもありますから、その点も注意しておきましょう。
ワインで乾杯をする際、グラスをかちんとぶつけるのは厳禁です。
ホームパーティーなど、カジュアルな場面ではグラスをぶつけてする乾杯もありますが、フォーマルなレストランでは厳禁です。
特にフォーマルなレストランでは、ワイングラスも高価な物が使われています。
繊細にできたワイングラスは、小さな衝撃でひびが入ったり割れてしまったりします。
居酒屋ではよく見られる光景ですが、フォーマルなレストランでは控えるようにしましょう。
正しい乾杯の方法は、ワイングラスの足を持ち、首あたりまで持ち上げるだけでOKです。
「乾杯」と言ったときに、ほほ笑んで、目と目を合わせるとエレガントです。
これで十分、乾杯の意味は伝わります。
ただし、状況によっては、グラスをかちんとぶつけざるを得ない状況もあります。
たとえば、結婚式のときです。
マナーに疎い隣の席の人から、乾杯でグラスを当てようと身を乗り出してくる場合があります。
結婚式のような晴れの場では、さすがに控えにくいものです。
この場合、できるだけ衝撃を小さくする配慮をしながら、グラス同士を軽く当てるようにしましょう。
マナーを大切にする一方、状況によっては場の雰囲気を壊さない臨機応変な対応も必要です。
「料理とワインのマリアージュ」という言葉があります。
料理とワインが結ばれると新しい味わいが生まれる、という意味です。
これは決して、料理とワインを一緒に口に含める意味ではありません。
ワインを口に含めながら食事をするのは、マナー違反です。
油のついた唇がワイングラスに触れると、飲み跡がしっかりついてしまいます。
下品になるばかりか、ワインに油が映ってしまい、風味を損ねます。
では、料理とワインの味を同時に楽しむのはどうすればいいのでしょうか。
ポイントは「食事をしてからワイン」の順ではなく「ワインを飲んでから食事」の順です。
この順番を守ることで、自然と料理とワインのマリアージュを楽しめます。
なぜこの順なのでしょうか。
ワインを飲んだ直後に、一口料理を口に含めます。
すると、口全体にワインの風味が広がりますね。
ワインを飲んだ後も、1分くらいは後味が口全体に残り続けます。
このタイミングで、料理を一口、口に含めます。
すると、どうでしょう。
ワインの後味と料理の味がきれいに重なります。
その瞬間、新しい味わいが楽しめるのです。
油気のない料理なら、そのままワインを口にしても結構です。
口元に油気が残っている場合は、一度口元をナプキンで拭いてから、ワインを口にしましょう。
ワイングラスに飲み跡や、油が映ることもありません。
フォーマルなレストランによっては、ワインの専門家「ソムリエ」がいる場合があります。
レストランにソムリエがいる場合、ぜひ一度、ソムリエとの会話をしてみましょう。
ソムリエというと、堅苦しい・怖い・厳しいというイメージを持っている人が多いですが、そんなことはありません。
給仕との会話もいいですが、ソムリエとの会話は、雰囲気が違った会話が楽しめます。
ワインの専門的な知識を豊富に有しているだけあり、ワインに関しては右に出るものはいません。
問題なのは、ソムリエと会話をするきっかけづくりです。
ワインの注文時でもいいですが、まだワインを口にしていない状況では深い話がしにくいものです。
おすすめのタイミングがあります。
ワインを飲んでいるときです。
ボトルワインを注文しているなら、グラスのワインが3分の1くらいにまで減ると、ソムリエがワインをつぎ足しにやってきます。
グラスでオーダーした場合でも、そばを通りかかったときがあるでしょう。
そのとき「このワイン、おいしいですね」と言ってみましょう。
ソムリエにとって、ワインを褒められるほど嬉しいことはありません。
「そうですか。そのワインは~」と言って、ワインの特徴などの話が始まるに違いありません。
自然な形で、ソムリエとの会話を始めることができるのです。
フルコースの際、ワインをボトルでオーダーすることがあります。
しかし、ワインリストを見ても、ピンキリです。
ビールなら、どれも似たような値段ですが、ワインは違います。
安いものと高いものの価格差が激しい飲み物です。
ワインはビールに比べ、価格の上下の幅が広い。
そのため、ワインの相場がわかりにくいものです。
一応、ワインボトル1本の目安があります。
「フルコースの料金がワインボトルの目安」といわれています。
コース料理にワインのランクを合わせたい場合、参考にしましょう。
これは1つの目安です。
フルコースの値段にかかわらず、豪華なワインを選んでも問題はありません。
妹の結婚式前日、ささいなトラブルがありました。
妹が嫁に行く前夜ということで、奮発しました。
少し遠出をして、家族全員で格式ある高級レストランで食事をしようという話になりました。
家族全員で最後の晩さんです。
事前に予約をして、家族全員が正装です。
レストランの入り口に噴水があるほどの格式あるレストランであり、厳粛な雰囲気が漂うところでした。
家族全員がそろって食事をする最後ということで、最上級のフルコースをオーダーして、会話を楽しんでいました。
問題は、レストランの食事中のことでした。
父が嬉しそうにワインをオーダーしようとした、そのときです。
母と妹が「運転手はお酒を飲んではダメ」と、同じことを言いました。
自家用車できたため、運転手がお酒を飲むと、車を運転できません。
父はワインを飲みたがっていたのですが、必死に止める母と妹がいました。
正論ではあるのですが、大切な食事のときにお酒が飲めないというのも、悲しいものです。
微妙な空気が流れ、華やかな雰囲気が急に暗くなってしまったのです。
もちろんタクシーを使おうかという話にもなりました。
しかし、自宅までは距離があり、フルコースの食事代より高い値段になるのは確実です。
家族全員がためらいました。
父はワインを飲みたい気持ちをぐっとこらえて、アルコール抜きで食事を終えました。
この一件を、後になって悔やみました。
今思えば、あのとき、お金はかかってもいいからタクシーを使うべきだなと思ったのです。
お金の問題ではありませんでした。
タクシー代を出し惜しんでしまったことで、家族での最後の晩さんが、いい思い出より苦い思い出になってしまったのです。
人生の大切な場面の思い出は、一生涯、残り続けます。
今タイムマシンがあれば、お金をかけてもワインをオーダーして楽しいひとときを過ごすべきだったと、思います。
一生に一度の大切な場面では、やはりお金より思い出です。
苦い思いをした一件でした。
レストランで、食前酒からお酒を飲んでいると、かなりの量をたしなむことになります。
食前酒を始め、食事中にもワインを飲み、食後にもワインなどを飲み積み重なると、結構な量になります。
食事の量より、アルコールのほうが多くなることもあるでしょう。
特にレストランでの食事は、特別な日に向かうことが多いはずです。
そのため、つい調子に乗り、ワインを飲みすぎてしまいやすくなります。
フルコースの後半あたりから、理性を維持できなくなればなるほど、アルコールが回ってしまうこともあるのです。
ほろ酔い加減までは気持ちいいですが、度が過ぎると、逆効果です。
自分で自分がコントロールできなくなるので、テーブルマナーが悪くなり、周りの人に迷惑をかけてしまう場合もあるでしょう。
どんなにテーブルマナーを身につけていても、酔いすぎて理性を失っては、ないも同然です。
ワインは飲んでもいいですが「これ以上は飲めない」というラインは意識をしておくべきです。
レストランでワインが楽しめるのは、量を守っているからです。
自分の限界量を意識しながら、楽しめる範囲で飲むようにしましょう。
宴会では、ビールやワインなどの一気飲みがよく見られます。
無理をしない範囲なら、雰囲気を盛り上げるための演出として悪くはありません。
しかし、レストランでワインの一気飲みはタブーです。
してはいけないわけではありませんが、できるかぎり控えたほうがいいでしょう。
給仕やソムリエからすると、ワインを少し軽く扱っている印象を受けてしまいやすいからです。
ワインは市場に出るまで、大変長い年月がかかっています。
地下のワインセラーで熟成され、飲まれる日を待ち望んでいます。
目の前にあるワインは、ようやく日の目を見た「ワインの晴れ舞台」というわけです。
何年、何十年間も熟成されたワインを、一瞬で飲み干してしまうのは、ワインが経験している年月に対して、少し軽すぎる姿勢です。
ワインが少しかわいそうです。
飲み方が規則になっているわけではありませんが、できれば一気飲みは控えたい飲み方です。
長期間熟成された時間を思いながら「ゆっくり」と「じっくり」と味わいましょう。
ゆっくりワインを味わうことで、ワインができるまでの長い時間をより感じられ、感謝の気持ちが出てきます。
給仕やソムリエに喜ばれるだけでなく、なによりワインが喜ぶに違いありません。
レストランで、おいしいワインに出合えば、ラベルをいただいてはいかがでしょうか。
「え? ラベルはもらえるの」
もちろんレストラン側の都合にもよりますが、基本的にお願いをすればもらえるはずです。
ワインの勉強をするにも、ラベルはもらったほうが役立ちます。
ラベルをもらえれば、どこの国で、いつつくられたものかを、あとから再確認できますから、便利です。
また、ラベルは写真と同様、思い出の1つとしても使えます。
レストランでの記念写真と一緒に残しておけば、あとから鮮明に思い出すことができるでしょう。
さて、このラベルを剥がす作業ですが、自分でやろうとすると、難しいものです。
のりでしっかり接着されているため、うまく剥がれないのです。
万が一、失敗して破れると、取り返しがつきませんね。
そういうときには、ぜひソムリエにお願いをしましょう。
ソムリエは、ワインの注文を受ける専門家ですが、ラベルを剥がすのもプロフェッショナルです。
自分でうまく剥がす自信がない人は、ソムリエに頼んだほうがスムーズです。
難しいことはプロに任せたほうが間違いありません。