公開日:2009年4月5日
執筆者:水口貴博

仕事に集中する30の工夫

  • 定時というタイムリミットを、
    強く意識する。
仕事に集中する30の工夫

定時というタイムリミットを、強く意識する。

仕事を早く片付けるために、必要なのは「集中力」です。
集中力の程度は、仕事のスピードだけでなく、質にも強く影響します。
何事も集中力。

やる気があるうちに、仕事を片付ける。

やる気は、お寿司と同じです。
出てきた瞬間が食べごろです。
新鮮さが続いているうちに口にするのが、いちばんおいしく感じられます。

「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。

私が、新人時代のある日、仕事をしていたときのことです。
上司から、小さな仕事を依頼されました。
小さな仕事なので、やればすぐ終わりそうな内容です。

「仕事リスト」をつくってから、仕事を始める。

今日、やるべき仕事を、頭の中だけで思い浮かべるのは得策ではありません。
もやもやして、抽象的で、忘れやすくなります。
まず、仕事を始める前には「仕事リスト」を作成しましょう。

無駄な会議は、徹底的に廃止する。

「仕事をする時間がない!」
そういう人は、どこかに「無駄な作業時間」が発生しているはずです。
あらためて振り返ってみましょう。

デジタル機器を、優秀な秘書にする。

デジタル機器を味方につけると、仕事が激減します。
デジタル機器は、従順な部下です。
文句も言わず、仕事をしっかりこなしてくれます。

部下同士の仕事を交代させると、人間関係が良くなる。

仕事を減らすための意外な方法があります。
部下同士の仕事を交代させることです。
AさんとBさんが、別々の仕事をしていたとします。

同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。

1つの仕事は、大きく分けて、3段階に分けることができます。
・1段階目 準備
・2段階目 作業

例外を、1つもつくらない。

効率のいい仕事には、規則性が大切です。
順番・方法・手順など、規則のとおりなら、理解しやすくなり、間違いも少なくなります。
「1、2、3」から数字が始まれば、続く数字は「4、5、6…」となるべきです。

言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。

私たちは、仕事を楽にするために「省略語」をよく使います。
省略語は、大いなる時間の節約をもたらします。
たしかに省略語は便利です。

とにかく仕事に着手する。

木を切るきこりが、おので大木を切り倒すまでに時間が最もかかっているのは、仕事のどの部分だと思いますか。
「木を切っている時間」と思っていませんか。
意外や意外、木を切っている時間は、案外短いです。

仕事中に割り込まれる要因を排除する。

私が仕事をしているとき、集中力について気づいたことがあります。
仕事中で、集中力が切れる原因は、なんだと思いますか。
「仕事に専念して疲れ、集中力が切れた」と言いたいところですが、実際はそうではありません。

「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。

仕事上で集中力を妨げられるのは「割り込み」が発生するときです。
対策としては、上司・同僚・部下に「この時間は集中するので話しかけないで」という宣言をすることです。
しかし、多くの人が協力し合っている会社では、許されない職場もあることでしょう。

将来像を、上司に伝えておく。

あなたは5年後までに、どのようなキャリアを積みたいですか。
10年後、どのような仕事に携わっていたいですか。
自分は将来、どうなりたいのかを、上司に伝えておきましょう。

同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。

あなたの仕事を減らす不思議な方法を、1つ紹介します。
「他人の同種類の仕事を、ついでに引き受けること」です。
他人の仕事を引き受けますから、一見すると、仕事は増えそうです。

休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。

「疲れた。少し休憩しよう」
私たちが仕事をしているとき、休憩のタイミングといえば「疲れたとき」が一般的です。
当然です。

読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。

あなたは、読み終わったメールをどう管理していますか。
普通は、削除せずに保存をすることでしょう。
受け取ったメールは、あとから読み直す必要があるかもしれません。

思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。

始業時間から終業定時まで、休む暇もないスケジュール管理は、体に毒です。
よく働こう、という意気込みはわかります。
しかし、人間はロボットではありません。

仕事は、一気に片付ける癖をつける。

一流の漫画家は、仕事が速いのが特徴です。
早くても、絵は上手です。
急いで描いたから上手に描けました。

コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。

私はコーヒーが大好きです。
19歳くらいのときから、好んでいつも飲むようになりました。
どんなに眠い朝も、コーヒーを飲むと頭がすっきりして、眠気が吹き飛びます。

すぐ片付く仕事から着手する。

あくびが出るのは、つまらなくて退屈と感じる瞬間です。
難しい勉強は、自然とあくびが出てきます。
理解できない内容や難しい問題は、なかなか前に進まないため、つまらなくて退屈です。

仕事中の水分は、控える。

私が実践している集中力を保つ工夫を、1つ紹介します。
「仕事中の水分は、できるだけ控える」という心がけです。
もちろんまったく飲まないわけではありません。

定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。

「集中したくても、眠くて集中できない……」
こんな症状に、心当たりはありませんか。
勤務中は仕事に集中したいところです。

大きな仕事は、短く区切ってから進める。

長編小説は、なぜ挫折する人が多いのでしょうか。
すべてのページを読み切るまでに、長い時間とエネルギーがかかるから、挫折してしまいます。
何百ページものストーリーは、たしかに涙を誘う大作かもしれません。

チームミーティングを開かない。

現在、私が所属している職場では、チームミーティングがめったにありません。
半年に1回、あるいは年に1回程度です。
最初はチームミーティングが全然ないため「意識合わせは大丈夫かな」と不安でした。

最初の90分間を、最大限に活用する。

私が職場で仕事をしていると、集中に関する、ある法則に気づきました。
ほかの職場をのぞいてみましたが、同じ法則が当てはまるようです。
「仕事が始まって最初の90分間は、職場はとても静か」という法則です。

着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。

今している仕事だけを淡々とするだけでは、やる気も集中力も出ないものです。
仕事の成果が「誰の何の役に立つのか」がわからなければ、やりがいも出てきません。
仕事に集中するためには、今している仕事の意味を把握することが大切です。

仕事の一部を、他人にお願いする。

いくらあなたが仕事のできる人間とはいえ、すべての仕事を1人で抱え込むのは良くありません。
100キロのバーベルは、鍛えれば持ち上げられるようになります。
しかし、1トンものバーベルは、もはや人間の限界を超える重さです。

パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。

意外なところで集中力に関係あるのが「食事」です。
パンより、ご飯のほうが集中しやすく、また集中が継続しやすくなります。
これは私の経験上、はっきり体感しています。

仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。

私たちは、ささいな仕事ほど、先に延ばそうとします。
ささいなこととはいえ、重い腰を上げなければいけないので、面倒だと感じます。
そのため、ささいな仕事ほど後回しにしようと、油断する意識が働きます。

全文

プロローグ
1

定時というタイムリミットを、強く意識する。

定時というタイムリミットを、強く意識する。 | 仕事に集中する30の工夫

仕事を早く片付けるために、必要なのは「集中力」です。

集中力の程度は、仕事のスピードだけでなく、質にも強く影響します。

何事も集中力。

さて、ここまではよくある話です。

「集中力が大切なのはわかっている。出ないから苦労しているのだ」

そう思っているのではないでしょうか。

集中力を出すための良い方法があります。

「締め切り」をつくることです。

人間は、締め切りがあると、強烈な集中力を発揮するようになります。

締め切りの効用をうまく活用している人が、勉強でもスポーツでも、結果を出せます。

勉強でも、成績のいい人ほど、試験日を強く意識しています。

試験日までに、教科の復習を終えるようなタイムスケジュールにしています。

また、試験日というデッドラインを意識するからこそ、適度なタイムプレッシャーを感じて、自然と集中力も出てきます。

スポーツでも同じです。

スポーツで結果を出したければ、目標となる大会を強く意識することです。

「大会では、少しでもいい結果を残せるようにするぞ!」

そういうメドができれば、おのずからマラソンの練習に打ち込む気力も集中力も湧いて出てきます。

ゴールがはっきり見えると、集中力を出すのが、人間です。

これは、仕事でも同じです。

仕事にも「締め切り」をつくることです。

締め切りを意識すれば、自然と集中力が出てきます。

そういうふうに体が自然と動き始めます。

実は、仕事でも、好都合な締め切りがあります。

それが「定時」です。

基本的に仕事は始業時間から始まり、およそ8時間、会社のために労働します。

定時を過ぎれば、会社との契約上、帰ってもかまいません。

定時で早く帰りたければ、その時間までに仕事を片付けようと、強く意識します。

自然と集中力が出てきます。

たとえ、嫌いな仕事でもです。

嫌いな仕事だからこそ、だらだらしてしまいがちです。

しかし、嫌いな仕事だからこそ、定時は意識することです。

面倒な仕事をさっさと片付けて、定時で帰りたいと思えば、必ず気力が湧いてきます。

人間は、努力からの解放に向かうとき、すごい集中力を発揮します。

大変な仕事はいつまでも続けたくはありません。

早く大変な仕事から解放されるために、底力が湧いて出てくるのです。

仕事に集中する工夫(1)
  • 定時を締め切りにして、仕事を進める。
2

やる気があるうちに、仕事を片付ける。

やる気があるうちに、仕事を片付ける。 | 仕事に集中する30の工夫

やる気は、お寿司と同じです。

出てきた瞬間が食べごろです。

新鮮さが続いているうちに口にするのが、いちばんおいしく感じられます。

仕事でも同じです。

やる気が出ている瞬間に、一気に行動してしまいます。

やる気も生ものだからです。

「面倒だな。あとからやろう」

そう思ってほったらかしにする人がいます。

後になるほど、新鮮さが失われます。

後回しにすればするほど、仕事は難しく感じられます。

理由は、やる気が関係しているからです。

やる気があるときに仕事に手をつけていれば、気力も集中力もあるので、仕事が速く片付きます。

もちろん集中しているので、質も高いです。

もし、後回しにしていると、やる気はどこかへ消えています。

今、やる気になっていれば、1時間後も同じ状態と思うのは大間違いです。

1時間後には、疲れがたまっていたり、上司から別の仕事を依頼されたり、同僚との雑談に夢中になっているものです。

やる気になっているうちに、仕事を片付けるのがポイントです。

チャンスは今すぐです。

やる気があるうちに、仕事を終えてしまうことです。

仕事は、早く着手するほうが、楽に終わらせることができます。

仕事に集中する工夫(2)
  • やる気があるときに、仕事を片付ける。
3

「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。

「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。 | 仕事に集中する30の工夫

私が、新人時代のある日、仕事をしていたときのことです。

上司から、小さな仕事を依頼されました。

小さな仕事なので、やればすぐ終わりそうな内容です。

緊急でもなく、大した内容でもなさそうです。

上司からは「時間のあるときに、いつでもいいよ」と言われました。

そのとき私は「いつでもいいなら、あとからでいいか」と考えてしまいました。

ここで油断したことが、失敗でした。

昼食を取った後、ゆっくりしてから取りかかろうと思い、気を抜いていました。

お昼を過ぎて、少し時間がたったときのことです。

今度は別の人から「緊急の仕事」を頼まれました。

今すぐ取りかからないと、他人に迷惑がかかり、できるだけ速く処理しなければいけない仕事でした。

緊急ですから、後回しにすることはできません。

当然のごとく、私はすぐ取りかかることになりました。

そうせざるを得ない状況でした。

たいていそういう緊急の仕事に限って、仕事量も膨大だったりします。

緊急の仕事に取りかかり、たくさんの仕事をこなした私は、疲れ果ててしまいました。

同僚も一緒に協力をして作業に取り組んでいましたが、同じように疲れ果てている様子でした。

疲れているもの同士がそばにいると「大変だったね」と雑談をし始めてしまいます。

すると、いつの間にか定時を過ぎていました。

「頼まれた仕事は、明日にすればいいか」と思い、その日は終わりにしました。

一晩寝て、ある程度時間がたつと、忘れてしまうのが、人間です。

数日後、上司から「あの仕事は、まだかい」と、催促されてしまったとき「しまった」と思いました。

頼まれていた仕事そのものを忘れていました。

すぐ仕上げようとした私は、急いだばかりに、ささいなミスをしてしまいました。

焦る気持ちが、うっかりしたミスを招いてしまいました。

こうして小さな仕事を終えるまでに、時間がかかり、ミスもしてしまった失敗をしました。

「こんなことになるなら、頼まれて時間の余裕があったときに、すぐ取りかかるべきだった」

この失敗で得た教訓です。

「小さな仕事ほど、すぐ取りかかる」ということです。

小さな仕事ほど油断をしやすく、ミスを招きやすいからです。

事実、小さな仕事は、取りかかりやすいはずです。

集中すれば、すぐ終わらせることができるはずです。

童話『ウサギとカメ』で、ウサギがカメに負けたのも、油断したことがきっかけです。

油断したため、思わぬ失態を招いてしまいました。

気をつけるのは、大きな仕事や緊急の仕事だけではありません。

小さな仕事ほど、気を抜いて、ミスをしやすいので要注意です。

小さな仕事ほど油断をせずに、すぐ取りかかるのが、ベストな対処法なのです。

仕事に集中する工夫(3)
  • 小さな仕事ほど、油断をせずに、すぐ取りかかる。
4

「仕事リスト」をつくってから、仕事を始める。

「仕事リスト」をつくってから、仕事を始める。 | 仕事に集中する30の工夫

今日、やるべき仕事を、頭の中だけで思い浮かべるのは得策ではありません。

もやもやして、抽象的で、忘れやすくなります。

まず、仕事を始める前には「仕事リスト」を作成しましょう。

やるべきことを、紙に書き出してから、仕事に向かいます。

紙に書くために多少時間がかかりますが、この威力は絶大です。

今、自分がしている仕事の位置づけがはっきり目で確認でき、達成感が得られやすくなります。

今日の計画が具体的になり、仕事に集中しやすくなります。

紙に書く手間を、取り返せるほどの集中力が発揮できるようになります。

書き方は、やるべき仕事の内容を、箇条書きで紙に書くだけでOKです。

作成した後は、自分の目のつく場所に張っておきましょう。

たとえば、デスクの上にセロハンテープで張ってみましょう。

1つの仕事が終わるごとに、塗りつぶします。

塗りつぶすのも、文字を横線で引いて、大胆に塗りつぶします。

すべての項目が埋まるようにしようと心がければ、仕事を前に進めようとする気持ちに拍車がかかり、自然とやる気が出てきます。

仕事に集中する工夫(4)
  • 仕事リストをつくってから、仕事を始める。
5

無駄な会議は、徹底的に廃止する。

無駄な会議は、徹底的に廃止する。 | 仕事に集中する30の工夫

「仕事をする時間がない!」

そういう人は、どこかに「無駄な作業時間」が発生しているはずです。

あらためて振り返ってみましょう。

おそらく無駄な会議にたくさん出席していることが原因の1つのはずです。

無駄な会議にたくさん出席して、それを仕事だと思い込んでいませんか。

時間がない人ほど、無駄な会議にたくさん出席して、仕事をした気になっています。

たしかに会議は、仕事の一部ではあります。

しかし、ほとんどの会議は、しなくてもいい仕事です。

会議は、大勢で話し合い、議題について考えたり決定したりする場です。

しかし、会議の内容をあらためて振り返ってみましょう。

大勢が集まらないとできない内容が、本当に話し合われていますか。

いいえ、ほとんどの場合、大勢が集まらなくても話ができる、単純な内容のはずです。

事実、会議でやりとりをする内容のほとんどは、個人同士が話し合って解決できる内容がほとんどです。

たとえ、大勢の人間が集まったとしても、発言できるのは限られた権限のある人だけです。

大勢の人がいるために、かえって発言を妨げられるというケースも少なくありません。

地位の低い発言権のない新人は、ただやりとりを聞いているだけになり、眠気と戦う時間になっています。

わざわざ大勢が集まって、会議室に閉じこもる必要はありません。

完全に時間の無駄です。

会議のような場を開かなくても、メールのような手段を使い、連絡ができるはずです。

また、大切な会議ほど、必ず議事録が回ってくるはずです。

会議の内容は、それで把握して十分なのです。

仕事に集中する工夫(5)
  • 無駄な会議を、徹底的に廃止する。
6

デジタル機器を、優秀な秘書にする。

デジタル機器を、優秀な秘書にする。 | 仕事に集中する30の工夫

デジタル機器を味方につけると、仕事が激減します。

デジタル機器は、従順な部下です。

文句も言わず、仕事をしっかりこなしてくれます。

疲れ知らずの頼りがいのある部下です。

人を雇うのは、大きな人件費が毎月かかります。

しかし、デジタル機器なら、安いです。

購入費用だけであり、月額の費用もかかりません。

あなたの仕事を、デジタル機器に任せられないかと考えましょう。

任せることができれば、あなたの仕事はその分減ります。

任せるべき仕事の代表は、やはり「スケジュール管理」と「アラーム機能」です。

最新の携帯情報端末には、必ずこの機能が備わっています。

あなたがスケジュール管理をするときには、カレンダーに書き込む必要があります。

毎週火曜に用事があれば、毎週火曜の欄に、書き込む必要があり、手間がかかります。

しかし、デジタル機器を使えば、優秀なスケジュール管理機能が必ずついています。

スケジュールを「一度だけ」「毎週」「毎月」という設定ができます。

定期的に管理してくれる機能があるので、これを使わない手はありません。

たとえば、毎週火曜日の午前10時からしなければならない仕事があったとします。

毎日やるなら忘れにくいですが、毎週というような時間が空いてしまう場合だと、うっかり忘れてしまいます。

しかし、デジタル機器の設定なら一発です。

毎週火曜日の朝9時50分にアラームが鳴るよう、一度だけセットすればいい。

永遠に毎週火曜にアラームが鳴ってくれます。

アラームを設定する手間も省けます。

優秀な秘書を1人雇ったと言っても、過言ではありません。

一度の手間で、永遠に続きますから、多くの仕事をカットできます。

たしかにデジタル機器は、使いこなすまでに多少の時間がかかります。

しかし、習得するまでに多少の時間がかかっても、その時間はすぐ取り返せます。

使い方を習得できれば、失った時間以上に多くの時間を節約できるはずです。

私たちは、時間を節約できる素晴らしい機器に囲まれています。

忙しい時代に生きているのも事実ですが、時間を節約できるデジタル機器に囲まれているのも、たしかです。

宝の中にいますから、使わないほうがもったいないのです。

仕事に集中する工夫(6)
  • デジタル機器を、優秀な秘書にする。
7

部下同士の仕事を交代させると、人間関係が良くなる。

部下同士の仕事を交代させると、人間関係が良くなる。 | 仕事に集中する30の工夫

仕事を減らすための意外な方法があります。

部下同士の仕事を交代させることです。

AさんとBさんが、別々の仕事をしていたとします。

普段、Aさんは同じ仕事を続けています。

慣れているため、仕事に専念でき、より速く質の高い仕事ができるようになります。

Bさんでも、また同じです。

問題ない状態です。

しかし、あえてAさんとBさんの仕事を交代させます。

AさんがBさんの仕事を対応し、BさんがAさんの仕事を対応します。

一時的に仕事のスピードが遅くなり、質が悪くなっても、それ以上の有益なことがあります。

お互いの仕事を理解し合えるようになったとき、人間関係も必ずよくなるということです。

相手の仕事を対応すれば、相手の大変さや気持ちの理解ができるようになります。

お互いの仕事の大変さが理解できるようになれば、コミュニケーションも、相手の言わんとしていることがわかるようになります。

結果として、意思の疎通がしやすくなり、誤解も減ります。

お互いの理解が深まれば、けんかもなくなり、仕事も減ります。

さらに意外な効用が、もう1つあります。

Aさんが体調不良で突然休んだとしても、仕事を経験したことがあるBさんが即座に対応できるということです。

1人が急に欠けても、支障の出ないチームつくりが大切です。

仕事の経験があれば、急に仕事を任されても、スムーズに対応できることでしょう。

ときどき、あえて仕事を交代させることです。

それが仕事を減らす方法につながるのです。

仕事に集中する工夫(7)
  • 仕事を交代して、相手の大変さや気持ちを理解できるようになる。
8

同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。

同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。 | 仕事に集中する30の工夫

1つの仕事は、大きく分けて、3段階に分けることができます。

  • 1段階目 準備
  • 2段階目 作業
  • 3段階目 片付け

まずは、作業をするための「準備」をします。

その後、実際に「作業」を行い、終われば「片付け」です。

この3段階は、どんな仕事でも基本です。

さて、違う種類の仕事をばらばらに対応すると、仕事が遅くなります。

仕事の種類を変えるたびに「準備」と「片付け」が発生するからです。

また頭の切り替えも必要なので、集中力を妨げられます。

仕事を減らすために大切なことは、1段階目の「準備」と、3段階目の「片付け」をできるだけ減らすことです。

準備と片付けを減らすためには、同じ種類の仕事をまとめればいい。

仕事の種類を変える必要がないため「準備」と「片付け」が一度だけで済むからです。

たとえば、メール処理の仕事をした後、書類作成の仕事をして、またメール処理の仕事をする場合があります。

この場合、メール処理の仕事の準備と片付けが、2回ずつ必要です。

しかし、2回に分けたメール処理の仕事を、1回にまとめたとします。

準備と片付けも一度で済みます。

準備と片付けが少なくなるため、全体的に仕事量は減ります。

仕事量は、かなり変わります。

頭の切り替えの必要もないので、目の前にある仕事に専念できます。

メールなら、メールに関する仕事をまとめてします。

電話をするなら、電話に関する仕事をまとめてします。

書類の作成なら、書類の作成に関する仕事をまとめてします。

もし、ばらばらの仕事があっても、仕事を進める順番を変更して、同じ仕事だけをそろえるようにします。

同じ種類の仕事をまとめて対応するとき、あなたの集中力を最大限に活用できるのです。

仕事に集中する工夫(8)
  • 同じ種類の仕事をまとめる。
9

例外を、1つもつくらない。

例外を、1つもつくらない。 | 仕事に集中する30の工夫

効率のいい仕事には、規則性が大切です。

順番・方法・手順など、規則のとおりなら、理解しやすくなり、間違いも少なくなります。

「1、2、3」から数字が始まれば、続く数字は「4、5、6…」となるべきです。

「a、b、c」とアルファベットが続けば、続いて「d、e、f…」と続くべきです。

「30まで」「100まで」という規則を決めれば、この約束は徹底的に守ります。

例外が1つもないと、仕事の量を最小限に抑えることができます。

覚える量が極端に減るからです。

しかし、例外が1つでもあれば、仕事は急に面倒になります。

例外に対する対処を、考えなければいけないからです。

例外が増えれば増えるほど、特別な対処法が必要になり、仕事も増えます。

たとえば、私はHAPPY LIFESTYLEの文章を書くときに「1冊は30項目」という規則を守っています。

サイトを運営し始めた当初から「30」という規則性は徹底的に死守しています。

30項目以上、書きたいときがあっても、この規則性は徹底します。

例外は、1つもありません。

自分が把握するときも、他人に伝えるときにも一言です。

「すべての作品は、30項目で構成されています」

これだけでいい。

それ以外に説明する手間がありません。

また、HTMLを作成するときも、この規則性にのっとってプログラムをつくればいいだけです。

規則があるからこそ、プログラムが組みやすくなります。

たとえ膨大な量でも、例外のない規則なら、把握が容易です。

しかし、もし例外が1つでもあったとします。

たとえば「5冊目だけは29項目しかない」「68冊目だけは31項目ある」という例外があったとします。

その例外にだけ、別の処理を施さなければなりません。

例外があると、プログラムにも例外用のプログラムをつくらなければいけないので、面倒です。

もちろん優秀なプログラムなら、項目数の変化に応じて柔軟にフォローすることもできます。

しかし、例外がないのが、いちばんシンプルです。

ゆえに、プログラムが組みやすくなり、保守もしやすくなります。

この話は、どんな仕事にも通じます。

規則性をつくり、例外が1つもないようにします。

話が理解しやすくなり、つくりやすく、保守もしやすくなるのです。

仕事に集中する工夫(9)
  • 規則性は、徹底的に死守する。
10

言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。

言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。 | 仕事に集中する30の工夫

私たちは、仕事を楽にするために「省略語」をよく使います。

省略語は、大いなる時間の節約をもたらします。

たしかに省略語は便利です。

言いやすく、伝えやすくなります。

仕事を減らすために効果を発揮します。

ストレスも小さくなるでしょう。

しかし、それも適度さが重要です。

ある程度、一般的に知れ渡っている省略語を使う分には、お互いにとって有益です。

しかし、何でも省略をすればいいわけではありません。

度が過ぎれば、逆効果になります。

ある日、職場の同僚から「資料をVしておきました」という連絡がありました。

「V」というのは、言葉を省略しすぎです。

その連絡を受けた私は、はじめ、意味がわかりませんでした。

「ピースサイン」という表現で「うまくいきました」という意味かと思いました。

しかし、別の英単語の頭文字かもしれません。

心当たりのある英単語をいくつか思い浮かべましたが、本当に正しいのかどうかという自信がありません。

こういうのは気になるほど、頭から離れなくなります。

あまり大した意味ではないかもしれません。

しかし、重要な連絡かもしれず、ほうっておくわけにもいきません。

気になって仕方なくなり、本人に尋ねてみることにしました。

この時点で、時間とエネルギーをかなりロスしています。

答えは「バージョンアップしておきました」という意味でした。

「Version UP」の「V」でした。

「それなら最初から省略せずに、そう伝えてくれ」と、思いました。

省略しすぎた言葉のせいで、仕事が減るどころか、逆に増えてしまった例です。

省略語の欠点は、度が過ぎると、知らない人に理解できないという点です。

場合によっては、誤解を招いて、仕事のミスや失敗を誘発させることにもなりかねません。

面倒だからとはいえ、省略語を乱用しすぎると、理解できない人への説明が必要になり、余計に仕事が増えることになります。

楽にしようと思って使った省略語のために、面倒が増えるというのは、本末転倒なのです。

仕事に集中する工夫(10)
  • 省略語を乱用しすぎないようにする。
11

とにかく仕事に着手する。

とにかく仕事に着手する。 | 仕事に集中する30の工夫

木を切るきこりが、おので大木を切り倒すまでに時間が最もかかっているのは、仕事のどの部分だと思いますか。

「木を切っている時間」と思っていませんか。

意外や意外、木を切っている時間は、案外短いです。

斧で木を打ち始めれば、早く、木を切り倒せます。

実は、いちばん時間がかかっているのは「仕事に着手するまでの時間」です。

「斧を選ぶ時間」

「斧を磨く時間」

「作業服に着替える時間」

「今日の作業手順について考えている時間」

木を切っている時間より、重い腰を上げる時間のほうが、はるかに時間がかかっています。

仕事でいちばん時間がかかるのは、しているときではなく、着手するまでの時間です。

どんな仕事でも、誰にとっても、共通です。

重い腰を上げるまでが、いちばん大変と感じ、時間もかかります。

仕事を減らす工夫というのは、案外単純なことです。

「とにかく仕事に着手すること」です。

つべこべと、難しいことは考えてはいけません。

そういう時間こそ、もったいないです。

とにかく仕事に着手します。

難しいことを考えてから、仕事を始めるのではありません。

難しいことは、仕事中に考えたほうがいい。

そのほうが頭と体が動き始めているため、ストレスは小さくなります。

仕事に着手すれば、スムーズに進み始めます。

気分も調子も乗って進むようになります。

なぜか、やる気や集中力も出てきます。

思ってもみなかったいいアイデアや方法は、仕事の最中でひらめきます。

頭を回転させている途中だからこそ、いい考えもひらめきます。

仕事を始めるまでに時間をかけすぎていないでしょうか。

もちろん絶対に失敗の許されない仕事には、入念に計画をねることは大切です。

人命に関わる仕事や膨大な費用を要する大きな仕事なら、事前の準備には力を入れることが必要です。

しかし、個人で行うような単純な仕事なら、難しく考えなくていい。

とにかく仕事に着手します。

いきなり始めても問題はありません。

むしろ、いきなり始めたほうがいいのです。

仕事に集中する工夫(11)
  • 難しいことは考えず、とにかく仕事に着手する。
12

仕事中に割り込まれる要因を排除する。

仕事中に割り込まれる要因を排除する。 | 仕事に集中する30の工夫

私が仕事をしているとき、集中力について気づいたことがあります。

仕事中で、集中力が切れる原因は、なんだと思いますか。

「仕事に専念して疲れ、集中力が切れた」と言いたいところですが、実際はそうではありません。

もし仕事に何時間も専念して疲れがたまり、結果として集中力が切れたなら理想的です。

仕事をしすぎて集中力が切れたときは、その日の仕事はすでに十分な結果を出せていることでしょう。

しかし、ほとんどの場合、まったく別の要因で集中力は切れています。

仕事中の割り込みのせいです。

  • 業務に集中しているとき、電話が鳴って仕事が中断
  • 上司に呼ばれて、仕事が中断
  • 同僚から話しかけられ、仕事が中断
  • 部下から質問され、仕事が中断
  • 新着メールのアラームが鳴り、仕事が中断
  • 来客があり、仕事が中断

仕事中は何かと邪魔が入ります。

数多くの割り込みのために、仕事を中断します。

用事が終われば、また仕事を再開します。

この繰り返しは頭の切り替えが必要なので、なかなか集中できる環境がつくれません。

大切なことは、割り込みが発生する要因を排除すること。

もちろん完全に電話もメールも遮断では業務に支障が出るため、少し工夫が必要です。

対策としては、電話やメールを一切対応しない時間をつくる方法です。

職場の人に「13時から14時は仕事に集中するから話しかけないでほしい」などと宣言してみます。

電話も留守電機能などを使い、メッセージを録音してもらい、折り返し電話をする手もありです。

携帯電話もマナーモードにしておきます。

その時間は徹底的に仕事に集中します。

あくまで許される職場に限った方法ですが、方法の1つとして有効でしょう。

知恵を振り絞って、中断される要素を排除できる工夫をしましょう。

中断が1回減るだけで、集中力は長く継続しやすくなります。

仕事に集中する工夫(12)
  • 周りにしばらく集中することを宣言する。
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「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。

「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。 | 仕事に集中する30の工夫

仕事上で集中力を妨げられるのは「割り込み」が発生するときです。

対策としては、上司・同僚・部下に「この時間は集中するので話しかけないで」という宣言をすることです。

しかし、多くの人が協力し合っている会社では、許されない職場もあることでしょう。

そういう手段が職場で許されないなら、最終手段があります。

次の2つの時間は、どんな会社にもあり、仕事に専念できる時間です。

  • 始業時間前
  • 昼休み

まず、始業時間より早く出社します。

まだ誰もいない社内なら、静かな環境のため、仕事に集中できるはずです。

始業時間前は、電話やメールもかかってくることは、まれです。

また、誰より早く出社し、仕事をするあなたの社内評価は、必ず上がります。

遅刻は評価が落ちますが、早く出社する分には評価が上がります。

どの世界でも共通です。

評価されるうえ、集中して早く仕事を進めることができます。

さて、もう1つは「お昼休み」です。

昼休みの1時間は、集中するための絶好の時間です。

昼食のため、席を外したり、休憩したりします。

電話もメールも、ほとんどなくなる時間帯です。

この時間を使って、仕事に集中すれば、誰にも迷惑をかけずに、仕事に専念できるはずです。

みんなが昼休憩している間に、仕事に専念します。

では、肝心なあなたのお昼休みですが、お昼の時間帯から少しずらして取るようにすればいいのです。

仕事に集中する工夫(13)
  • 「始業時間前」と「昼休み」の時間を、活用する。
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将来像を、上司に伝えておく。

将来像を、上司に伝えておく。 | 仕事に集中する30の工夫

あなたは5年後までに、どのようなキャリアを積みたいですか。

10年後、どのような仕事に携わっていたいですか。

自分は将来、どうなりたいのかを、上司に伝えておきましょう。

上司のためになるだけでなく、あなたのためにもなります。

3年後、5年後、10年後には、どんなキャリアを積んで、どうなりたいのかを、できるだけはっきり上司に伝えます。

たしかに上司はいつもあなたのそばにいて、あなたのことをよく理解してくれています。

しかし、あなたが頭の中で考えていることをすべて把握しているわけではありません。

単純なことです。

あなたが頭の中で考えている将来像を、自分で言えばいいだけです。

上司は、あなたから聞いた将来像を考慮し始めます。

あなたが口にした将来像につながる仕事や話があれば、優先して話しかけてくれるようになります。

そのほうが仕事はスムーズに進むからです。

仕事の管理をしている上司は、できるだけ仕事を効率よく、有益に、スムーズに進めたいと考えています。

なにより、部下のためになる仕事を任せたいと願っています。

どの部下に、どんな仕事をお願いしようかと、普段から考えています。

「5年後、こんなキャリアを積みたい。将来はこんな仕事がしたい」と宣言をする部下が、1人でもいると上司は助かります。

キャリアにつながる仕事なら、お願いしやすくなるからです。

率先して、話を振ってくれることでしょう。

あなたにとっても、将来につながる仕事なら、嫌がるどころか、喜んで引き受けたくなるはずです。

将来につながる仕事をもらいやすくなり、あなたも将来につながるキャリアを積みやすくなります。

だからこそ、自分の将来像を上司に伝えておくことは、重要なのです。

仕事に集中する工夫(14)
  • 上司には、将来像をはっきり伝えておく。
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同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。

同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。 | 仕事に集中する30の工夫

あなたの仕事を減らす不思議な方法を、1つ紹介します。

「他人の同種類の仕事を、ついでに引き受けること」です。

他人の仕事を引き受けますから、一見すると、仕事は増えそうです。

たしかに若干ですが、仕事量は増えます。

しかし、同種類の仕事は、思ったよりスムーズに進みます。

ミカンジュースをつくるときは、ミカンが10個でも20個でも、さほど手間はかからないです。

頭のスイッチを切り替える必要もないので、早く片付きます。

仕事の負担は、ほとんど同じです。

次が肝心です。

他人の仕事を肩代わりすれば、今度はあなたが助けられるようになります。

「さっき仕事をしてもらったから、今度は私が代わりに何か仕事をしてあげよう」

仕事をしてもらったからには、多少なりとも、負い目があります。

また、あなたからの仕事のお願いも、助けてくれたお礼として、喜んで引き受けてくれることでしょう。

そもそも、同種類の仕事をついでに引き受ける分には、あなたには特に仕事の難易度や量に大きな変化はありませんでした。

同じ種類の仕事は、まとめて片付けたほうが早くて、質も高くなります。

しかし、ついでに仕事をしたおかげで、今度はあなたの仕事を助けてもらえるようになります。

自分の面倒な仕事を、他人にお願いしやすくなります。

結果として、あなたの仕事が減ります。

他人の仕事を助ける人の仕事は、増えるどころか、減っていきます。

たくさん仕事を引き受けているはずなのに、仕事はなぜか減っていきます。

また人間関係も向上して、仕事が楽しくなるに違いありません。

他人の仕事を助ける人は、助けられる人になります。

たくさんの人をあなたの味方に付けることができ、自分の仕事を他人に任せることができるようになるのです。

仕事に集中する工夫(15)
  • 同じ種類の仕事は、ついでに引き受ける。
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休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。

休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。 | 仕事に集中する30の工夫

「疲れた。少し休憩しよう」

私たちが仕事をしているとき、休憩のタイミングといえば「疲れたとき」が一般的です。

当然です。

私も、以前は「疲れたとき」に休憩を入れていました。

しかし、疲れたタイミングで休憩を入れると、なぜか仕事の調子が悪くなります。

勢いよく文章を書いていて調子よく進んでいたのに、休憩を挟んだ後は、勢いもアイデアも消えているということがよくあります。

理由は「間を置くから」です。

休憩というくらいですから、脳の活動も落ち着きます。

休憩のため、10分くらい間を置くと、出した勢いを一度止めなければなりません。

止まった勢いは、また出すのに時間を要するため、効率が悪くなります。

速く進む新幹線も、停車してから動き出そうとしても、本来の勢いが出るまでに時間がかかるのと同じイメージです。

仕事に集中するためには「休憩のタイミング」こそ、重要です。

仕事の調子が出ているときには、多少疲れていても休憩しないほうがいい。

もちろん疲れがたまり、仕事の効率が低下しつつあるのはわかります。

しかし、そのタイミングで休憩を入れると、仕事を再開するとき、勢いを取り戻すまでに、時間とエネルギーを要します。

私はこうした現象を何度か体感して、ある結論を出しました。

「休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる」という仕事術です。

あえて仕事の区切りがつくまでは多少の疲れがあっても、進めきってしまいます。

仕事の区切りのときは、頭の切り替えが必要です。

切り替えるタイミングに乗じて、休憩のタイミングと重ねます。

仕事もうまく区切ることができ、なおかつ休憩することで頭の切り替えもスムーズにできます。

トイレ休憩でさえも、容易に仕事の区切りがつくまでは、いかないほうがいいのです。

仕事に集中する工夫(16)
  • 休憩は、仕事の区切りがついたときに入れる。
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読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。

読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。 | 仕事に集中する30の工夫

あなたは、読み終わったメールをどう管理していますか。

普通は、削除せずに保存をすることでしょう。

受け取ったメールは、あとから読み直す必要があるかもしれません。

たしかに契約に関わるメールなら、法的な意味合いがあるため、残すべきです。

また、重要な手順やルールを記載したメールも、あとから読み返す可能性が強いため、残したほうがいいでしょう。

しかし、そういう一部の重要なメールを除いて、残りはすべて削除しましょう。

ほとんどのメールは、単なる報告・連絡・相談というようなメールのはずです。

こうした一般的なメールは、大胆に削除してかまいません。

保存ではなく、削除です。

一般的なメールは、読み返さないからです。

読み返す必要もないものをためると、業務効率が悪くなります。

メールがたまればたまるほど、確かめるときに膨大な時間がかかるからです。

メールをすべて残そうとすると、メールボックスはすぐいっぱいになります。

検索にも時間がかかり始めます。

メールが増えるほど、探している時間も比例して増えます。

時系列順に、目で追うだけでも時間をかなり必要とします。

仕事に集中するためには「捨てる力」をつけましょう。

読み返しもしないメールをためるのは、仕事のできない人がすることです。

仕事のできる人は、契約関係のメールだけ保存して、そのほかのメールは読み終わった後、削除します。

ほとんどのメールは読み返さない事実に、早く気づきましょう。

捨てる人は、メールボックスがシンプルになります。

メンタルな面でも、大いに効果があります。

メールボックスにあるメールが少ないと、精神的に負担が減ります。

忘れていいことは忘れて、今の仕事だけに集中するのです。

仕事に集中する工夫(17)
  • 読み終わったメールは、削除する。
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思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。

思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。 | 仕事に集中する30の工夫

始業時間から終業定時まで、休む暇もないスケジュール管理は、体に毒です。

よく働こう、という意気込みはわかります。

しかし、人間はロボットではありません。

限界があります。

休憩したり、1人になったりして考える時間など「余白の時間」をつくることが大切です。

余白の時間をつくることは、もう1つ、大きな意味があります。

思わぬ事態に備えるためです。

社会で仕事をしていると、大変まれですが、思わぬ緊急の仕事が発生します。

緊急で思わぬ仕事が発生したときに、どれだけすぐ対応できるかです。

仕事の穴を埋めることができれば、被害は最小限に抑えることができます。

それができた人は、ある日を境に、ヒーローになれます。

俳優の卵が、主役になるチャンスは、主役が突然の体調不良のために休んだときだと言います。

主役は、多忙です。

体調管理をしても、多忙な毎日のため、どこかで体調を崩し、突然休むことがあります。

休む暇もないくらいに働けば、どこかでくじけるのは当然です。

主役がいなくなれば、誰か代わりの人間を探します。

そのときに、相応の実力を持った人間と、今すぐ動ける時間と体力のある人が、主役の代役を勝ち取れます。

それがきっかけで、あなたの実力とキャリアが輝きます。

その日を境に、ヒーローになれます。

チャンスは一瞬です。

突然やってきます。

仕事でも、同じです。

緊急事態は、一瞬であり、突然やってきます。

上司が休んだとき、リーダーが倒れたとき、そのほか重要人物が欠けたときです。

急な出来事にすぐ対応できるよう、普段から十分な実力と余白をつくり、今から動けるように準備しておきます。

緊急事態を、あなたのビジネスチャンスに変えるのです。

仕事に集中する工夫(18)
  • 緊急事態に対応できるよう、余白をつくっておく。
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仕事は、一気に片付ける癖をつける。

仕事は、一気に片付ける癖をつける。 | 仕事に集中する30の工夫

一流の漫画家は、仕事が速いのが特徴です。

早くても、絵は上手です。

急いで描いたから上手に描けました。

自分を追い込んで発揮した集中力が、高い質を生み出しています。

1つの漫画を描くだけでも大変ですが、複数の連載を抱えています。

一流だから速いのではなく、速いから一流になれました。

一気に仕事を片付けようとする意気込みが、スピードと質の向上を生み出して、良い作品が生まれています。

数多くの作品をこなすことで、ヒットが生まれます。

暇な漫画家のほうが、時間の余裕があっても、作業がなかなか進みません。

そのうえ、絵もストーリーも面白くありません。

ゆっくり丁寧にちびちびと進めようという心の緩みが、次のような悪魔のささやきに変わります。

「ゆっくり描こう」

「まだ大丈夫だろう」

「後回しにしても大丈夫だろう」

緩んだ気持ちは、さらなる悪循環を招きます。

余分なことを考え始め、友人と雑談をして、仕事を後回しにしてしまいます。

この気持ちの緩みは、恐ろしいほどはっきり仕事に反映されます。

「余裕を持って丁寧に」というのは、素晴らしい響きです。

しかし、素晴らしいのは表向きだけで、実際はサボってしまうのが人間です。

自動車の教習も、何カ月もかけてゆっくり進めるより、短期で終わらせたほうが、よく習得できます。

一時的に、自分を追い込むのはいいことです。

緊張感が生まれ、友人と遊んだり、テレビを見たりする暇もなくなります。

ほど良い緊張が、高い集中力を生み出し、高い成果につながります。

これが集中力を生み出し、仕事の質を上げます。

仕事に集中するスタイルは「ちびちび」ではなく「一気」です。

一気に片付けてしまえば、仕事の時間が短くなる分、結果としてストレスも小さいだけでなく、速く進み、質も上がります。

仕事に集中する工夫(19)
  • 仕事は「ちびちび」ではなく「一気」に片付ける。
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コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。

コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。 | 仕事に集中する30の工夫

私はコーヒーが大好きです。

19歳くらいのときから、好んでいつも飲むようになりました。

どんなに眠い朝も、コーヒーを飲むと頭がすっきりして、眠気が吹き飛びます。

含まれているカフェインが、目を覚ます作用を促します。

「さあ、やるぞ!」

口にした瞬間から、エンジンがかかります。

頭の回転が速くなり、考え方が前向きになります。

私にとって仕事に集中するために、コーヒーは欠かせません。

飲み物には、お茶やオレンジジュースなどもあります。

しかし、仕事への集中力を発揮したければ、やはりコーヒーがおすすめです。

社会人になると誰しも経験するのが、午後の眠気との戦いです。

昼食を取った後は、消化のために脳への血流量が低下するため、眠くなります。

しかし、コーヒーさえあれば、眠気が吹き飛び、頭の回転を取り戻せます。

仕事に好影響を及ぼします。

私が執筆の際も「コーヒーを飲みながら」が基本スタイルになっています。

アイデアが浮かびやすくなり、書くテンポも速くなります。

もし、飲み物をコーヒーからお茶に変えれば、HAPPY LIFESTYLEの文章内容も、大幅に変わると思います。

だらだらした文章になっていたことでしょう。

そのくらい頭の回転に影響を及ぼしているということです。

あなたがコーヒーに対して悪い印象を持っているなら、まだおいしいコーヒーを飲んだことがないからではないでしょうか。

一度、コーヒー専門店のおいしいコーヒーを、味わってみましょう。

酸味がなくて、本当においしいです。

本当においしいコーヒーはやみつきになるはずです。

仕事に集中する工夫(20)
  • コーヒーを飲んで、眠気を吹き飛ばす。
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すぐ片付く仕事から着手する。

すぐ片付く仕事から着手する。 | 仕事に集中する30の工夫

あくびが出るのは、つまらなくて退屈と感じる瞬間です。

難しい勉強は、自然とあくびが出てきます。

理解できない内容や難しい問題は、なかなか前に進まないため、つまらなくて退屈です。

あくびどころか、眠くなってしまいそうです。

しかし、ゲームはすぐ夢中になれます。

そもそもゲームは誰でも楽しめるようにできているため、簡単に達成感が得られる内容ばかりです。

だからゲームに集中してしまい、時を忘れてしまいます。

キーポイントは「達成感」です。

ゲームは、達成感が得られやすいため、すぐ夢中になり、時を忘れます。

しかし、勉強は、難しいゆえに達成感が得られにくく、なかなか集中力が出てきません。

いつの間にか、よだれをたらして居眠りしています。

集中力の正体は、達成感です。

仕事で集中しようとするときも同じです。

まず達成感をすぐ得られるような方法を採用すればいい。

では、達成感を得られやすい仕事とは何かというと、すぐ片付く小さな仕事です。

小さな仕事なら、取りかかりやすく片付けやすいので、達成感をすぐ得られます。

仕事がうまく進んでいるときに、夢中になり、いつの間にか仕事に集中できています。

勢いが出たところで、次に難しい仕事に当たれば、乗り越えやすくなるでしょう。

なかなか仕事に集中できないとき、いきなり難しい仕事から始めていませんか。

それでは達成感が得られにくいため、あくびが出て、眠くなります。

すぐ片付くような、単純で簡単な仕事から始めましょう。

その仕事が終わったとき、小さな達成感を得られます。

初めに小さな仕事をたくさんこなして、ゲームのように夢中になってしまうのです。

仕事に集中する工夫(21)
  • すぐ片付く仕事から着手する。
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仕事中の水分は、控える。

仕事中の水分は、控える。 | 仕事に集中する30の工夫

私が実践している集中力を保つ工夫を、1つ紹介します。

「仕事中の水分は、できるだけ控える」という心がけです。

もちろんまったく飲まないわけではありません。

がぶがぶ飲むのは控える、ということです。

理由は、トイレに行く回数を減らすためです。

せっかく仕事に集中できているとき、我慢できない尿意がやってくることがあります。

トイレのために、仕事を中断せざるを得ません。

席を立ってトイレに行き、手を洗うと、いい気分転換になります。

ほど良い休憩にもなるでしょう。

しかし、トイレのために席を立った瞬間に、集中力が途切れてしまいます。

集中力が続いているときに、トイレのせいで台無しにしてしまうのはもったいないです。

調子に乗っているときには、勢いに乗ったほうが、仕事は速く片付きます。

トイレの回数が減れば、集中力が途切れる回数も減ります。

また、会議中やお客さまとの商談中も同じです。

重要な商談中、頻繁にトイレのために席を立つわけにはいきません。

生理現象ですから、仕方ないときもあります。

しかし、たびたびトイレに立つ姿は、悪い印象はあっても、良い印象はありません。

トイレのために席を立ったせいで、会議の話の内容についていけなくなるのは笑えない話です。

大事な商談中、席を外したばかりに、お客さまとの話の流れが悪くなるというのは、よくある話です。

仕事中には「席を外すべきではない」という、大事な時間帯があります。

さて、仕事が終われば、私は水分をがぶがぶ飲んで補給します。

仕事中に十分取れなかった水分を一気にとって、お風呂で汗を流すのです。

仕事に集中する工夫(22)
  • 仕事中の水分を減らして、トイレに行く回数を減らす。
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定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。

定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。 | 仕事に集中する30の工夫

「集中したくても、眠くて集中できない……」

こんな症状に、心当たりはありませんか。

勤務中は仕事に集中したいところです。

しかし、深い眠気が襲ってきて、集中どころではないときがあります。

このようになる原因は、単純です。

睡眠不足だからです。

睡眠が不足しているということは、体力や精神力の回復も、不十分ということです。

それでは、日中の業務にも支障が出て当然です。

最低でも、6時間は寝るようにしましょう。

理想は、8時間以上です。

睡眠時間が不足していると、明らかに集中力にも影響が出ます。

いえ、集中どころか、仕事中に眠くなります。

特に、昼食を取った後の眠気は、強烈です。

うつらうつらして、よだれをたらしながら寝ていることでしょう。

睡眠時間は、仕事中の集中力に強く影響します。

十分に睡眠を取っていれば、朝は疲れがすっきり取れています。

疑っているなら、自分の体で試してみましょう。

睡眠不足で仕事をしているときと、十分に睡眠を取って仕事をしているときとでは、明らかに集中力に差ができるはずです。

私の場合、睡眠不足で作品を書こうとすると、いい作品ができません。

ぼうっとした頭では回転も悪くなり、誤字脱字も増えます。

「定時で帰れるかどうか」は、1つのポイントです。

残業続きなら、睡眠時間が十分に取れません。

定時で退社できるように、仕事中は集中することです。

定時退社できれば、ゆっくり食事をしたり、お風呂に入って疲れを取ったりする時間もできます。

夜はぐっすり寝て、十分な睡眠時間を確保しましょう。

この理想的な好循環をつくるようにしましょう。

仕事に集中する工夫(23)
  • 十分に睡眠時間を確保して、仕事中に眠くならないようにする。
24

大きな仕事は、短く区切ってから進める。

大きな仕事は、短く区切ってから進める。 | 仕事に集中する30の工夫

長編小説は、なぜ挫折する人が多いのでしょうか。

すべてのページを読み切るまでに、長い時間とエネルギーがかかるから、挫折してしまいます。

何百ページものストーリーは、たしかに涙を誘う大作かもしれません。

しかし、読み切るまでには、相当な気合と根性が必要です。

一方、トランプゲームは、なぜ集中してしまうのでしょうか。

ゲーム1回の時間が短く、結果がすぐ出るからです。

だから小学生でもできます。

結果が出るまでのテンポのよさがあるので、気分が良くなり、盛り上がります。

「短いかどうか」は、集中できるか否かの1つの基準です。

大きな仕事は、長編小説です。

処理しきるまでに、長い時間と膨大なエネルギーを要します。

大きな仕事を集中して進めるには、トランプゲームのように、短く区切ることです。

結果が出るまでのスパンを短くするように、大きな仕事を短く区切ればいい。

どんなに大きな仕事とはいえ、必ず区切りがあり、いくつかに分けることができるはずです。

短く区切ることで、結果が早くわかり、テンポが良くなります。

トランプゲームのように夢中になり、気づけば、長時間集中していることになるのです。

仕事に集中する工夫(24)
  • 大きな仕事は、短く区切る。
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チームミーティングを開かない。

チームミーティングを開かない。 | 仕事に集中する30の工夫

現在、私が所属している職場では、チームミーティングがめったにありません。

半年に1回、あるいは年に1回程度です。

最初はチームミーティングが全然ないため「意識合わせは大丈夫かな」と不安でした。

しばらく経ってから、なぜチームミーティングがないのかがわかりました。

全員が集まって話をする内容を、普段から十分に話し合っているからです。

これからの計画、今後の作業計画、改善案などは、仕事中の普段の雑談で、十分に話題として話し合われています。

そのくらい普段からコミュニケーションを交わしているので、あらたまって話す内容はありません。

「チームミーティングを開こう」と提案すると「集まって何を話すの?」と、みんな不思議そうな顔をします。

チームミーティングを開かなければいけない状況は、普段からコミュニケーションが不足している証拠です。

普段から、何かを隠して仕事をしているということです。

それは良くありません。

チームミーティングを開こうというのは「これから普段隠していることを告白します」という会合です。

そういうのはやめてほしい。

大切な話は、普段からしてほしいです。

あなたが友人と話をするときに、あらためてミーティングを開くことはないはずです。

普段からお互いのことを話し合っているので、あらためて話すことはないからです。

その友人と仲のいい状態になるくらい、仕事でも職場の仲間たちとコミュニケーションすればいい。

チームミーティングを開く回数が、驚くほど減ります。

なくなると言っても過言ではありません。

チームミーティングがない職場というのは、理想的な職場です。

意識合わせをする必要がないくらい、上司と部下との間でコミュニケーションができている職場が、理想的です。

仕事を減らすためには、チームミーティングを徹底的に減らすように心がけましょう。

ミーティングが1つでも減れば、余裕のある時間は、かなり増えます。

この影響は、大きいです。

全体周知だけなら、メール1通でも、できるはずです。

ミーティングにかわる方法を模索しましょう。

それが仕事を減らす方法です。

その代わり上司や部下と会話する量を増やしましょう。

仕事の話をすればするほど、ミスも誤解もなくなります。

時にはプライベートの話もしていいでしょう。

チームミーティングを開いて話す内容を、すべて話すことができるはずです。

場合によっては、全員が集まって話をしなければいけない内容があるのも事実です。

そういうときには、必要最低限のミーティングを開けばいいのです。

仕事に集中する工夫(25)
  • チームミーティングをなくす。
26

最初の90分間を、最大限に活用する。

最初の90分間を、最大限に活用する。 | 仕事に集中する30の工夫

私が職場で仕事をしていると、集中に関する、ある法則に気づきました。

ほかの職場をのぞいてみましたが、同じ法則が当てはまるようです。

「仕事が始まって最初の90分間は、職場はとても静か」という法則です。

90分とは、1時間30分です。

たとえば、私が勤めている職場は、朝9時から仕事が始まります。

9時から10時半までの間は、職場はおおむね静かです。

仕事が始まったばかりで、みんなが一斉に今日の仕事に取りかかります。

職場がシーンと静まり返り、パソコンのキーボードを叩く音や書類をめくる音ばかりが目立ちます。

仕事の準備をしたり、大量のメールチェックをしたりなど、みんなが自分の仕事に集中しています。

職場全体が、集中に満ちあふれています。

朝食を取った後であり、頭の回転が速く、仕事の疲れがたまっていない朝ですから、集中力が出やすいことも関係しているでしょう。

この90分間は、仕事を集中するために、もってこいです。

あなたが仕事をするピークは、午前中、仕事が始まった最初の90分間がチャンスです。

最も仕事に専念できる90分間になるはずです。

仕事に集中する工夫(26)
  • 最初の90分間を、最大限に活用する。
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着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。

着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。 | 仕事に集中する30の工夫

今している仕事だけを淡々とするだけでは、やる気も集中力も出ないものです。

仕事の成果が「誰の何の役に立つのか」がわからなければ、やりがいも出てきません。

仕事に集中するためには、今している仕事の意味を把握することが大切です。

「この仕事は、誰の役に立つのか」

「未来にどうつながるのか」

「誰が喜んでくれるのか」

これらをできるだけ具体的に把握し、想像します。

たとえば、ある日、上司から手順書作成の依頼を受けたとします。

いくら上司から頼まれたとはいえ、いきなり「手順書作成をしてくれ」とだけの指示では、やる気も出ません。

そこで、この手順書作成は、誰の何の役に立つのかを把握します。

これから入社する新人のためにつくるものだとわかれば、仕事への意気込みは変わるはずです。

自分の作った手順書を見ながら、新人が重要な作業をしているところを、具体的に想像します。

すると、手順書の出来具合が悪ければ、失敗を増やす原因になりかねません。

わかりやすい手順書をつくらなければいけない理由が、把握できるはずです。

使う人のことを想像して、仕事の意味が把握できれば、やる気が出てきます。

自分の仕事が誰かの役に立っていることほど、嬉しいことはありません。

人間は、仕事の意味を理解できたとき、爆発的なやる気と集中力を発揮します。

私がこのサイトをつくっているのも、困っている人や悩んでいる人の助けになりたいと仕事の意味を感じているからです。

自分が適当なことを書いてしまえば、読者をがっかりさせてしまうでしょう。

そうしたくはありませんし、やはり喜んでもらいたいというのが願いです。

将来自分の書いた文章が人の役に立っているところを想像すれば、やる気と集中力が出てきます。

眠い朝も起きられるようになり、生きていることが楽しくなります。

仕事へのやる気と集中力は、仕事の意味を把握できたときに発揮できるのです。

仕事に集中する工夫(27)
  • 仕事の成果が役立っている未来を、想像する。
28

仕事の一部を、他人にお願いする。

仕事の一部を、他人にお願いする。 | 仕事に集中する30の工夫

いくらあなたが仕事のできる人間とはいえ、すべての仕事を1人で抱え込むのは良くありません。

100キロのバーベルは、鍛えれば持ち上げられるようになります。

しかし、1トンものバーベルは、もはや人間の限界を超える重さです。

どんなにトレーニングをしたとしても、持ち上げることはできません。

人間は「1人の限界」というものがあります。

1トンものバーベルは、1人の限界を超えているため、持ち上げられません。

しかし、大勢の協力があれば、持ち上げることが可能です。

協力さえ得られれば、今から、実現が可能です。

それは仕事でも同じです。

仕事ができる人は、何でもできる人ではありません。

自分の限界を知っているため、自分が限界と感じる仕事は、他人に助けを求められる人です。

他人に仕事の一部をお願いする手段を知らなければ、いずれ、大きくて重い仕事に押しつぶされることでしょう。

自分が抱えている仕事の一部を、ほかの人にお願いする勇気を持ってください。

他人に仕事をお願いするなんてプライドが許さない、と言っている場合ではありません。

しなければ、あなたが押しつぶされます。

より速く、より質の高い仕事の結果を出すためには、他人からの協力が必要です。

任せられる仕事は仲間に手伝ってもらい、あなたは自分だからこそできる仕事に専念すればいい。

分業することで、最小努力による、最大の成果を発揮できるのです。

仕事に集中する工夫(28)
  • 仕事の一部を委託する。
29

パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。

パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。 | 仕事に集中する30の工夫

意外なところで集中力に関係あるのが「食事」です。

パンより、ご飯のほうが集中しやすく、また集中が継続しやすくなります。

これは私の経験上、はっきり体感しています。

学生時代から、パンとご飯を比べています。

やはりご飯のほうが、仕事も勉強もはかどります。

パンを食べると、すぐ満腹感を得られます。

パンは小麦粉からできているため、消化しやすく、吸収もされやすいです。

すぐ満腹感を得るためには、パンです。

しかし、消化しやすく吸収もされやすい代わりに、すぐ空腹を感じやすくなるのもパンです。

血糖値の上がりも急激ですが、下がりも急激です。

同じカロリーを摂取するなら、パンよりご飯です。

ご飯は、パンに比べて消化に時間がかかります。

吸収にも時間がかかります。

血糖値の上がりも緩やかであり、下がりも緩やかになります。

そのため、腹持ちが良くなります。

ゆえに、集中力も継続しやすくなります。

また、もう1つ大切なポイントがあります。

パンよりご飯のほうが、噛む回数が多いということです。

パンは消化がいいので、噛む回数は少なくて済みます。

しかし、ご飯の場合は、パンより消化が悪いので、噛む回数が多くなります。

噛む回数が増えれば、脳への刺激も増え、頭の回転が良くなります。

仕事や勉強前には、ご飯を食べ、たくさん噛んで刺激を送り、脳を温めましょう。

仕事に集中する工夫(29)
  • パンより、ご飯を食べる。
エピローグ
30

仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。

仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。 | 仕事に集中する30の工夫

私たちは、ささいな仕事ほど、先に延ばそうとします。

ささいなこととはいえ、重い腰を上げなければいけないので、面倒だと感じます。

そのため、ささいな仕事ほど後回しにしようと、油断する意識が働きます。

  • 部屋の掃除をする
  • ごみ袋を買いに行く
  • トイレットペーパーを買いに行く
  • 申し込みフォームに必要事項を記載して、ポストに入れる

どの仕事も、ささいな内容です。

しかし、後回しにすると、思うように仕事が進められないことがあります。

ごみ袋を買いに行くのが面倒で後回しにした結果、ごみ袋の予備を使い切ってしまい、ごみを出したくても出せないことがあります。

トイレットペーパーを買いに行くのが面倒で、後回しにした結果、紙を使い切ってしまい、トイレに行けず、漏らしそうになります。

「また今度やる」「今忙しいから後で」というのは、大きな勘違いです。

後回しにするほうが、はるかに仕事は大きくなります。

あれこれと弁解したり、仕事を逃れたりする努力は、逃げている間、ずっとしなければなりません。

小さな努力と時間は積み重なり、気づくと、大きなものになっています。

初めから素直に仕事に手を付けて、さっさと終わらせたほうが、あっさり終わります。

時間も努力も、最小です。

仕事を逃れる努力より、さっさと仕事を済ませたほうが、時間も努力も小さいです。

ごみ袋やトイレットペーパーも、近くのコンビニですぐ手に入れられます。

申込用紙に記入をするのは、面倒でも、書き始めるとすぐ書き終えることができます。

仕事から逃げているほうが、はるかに疲れてしまうのです。

仕事に集中する工夫(30)
  • 仕事を逃れる努力をするなら、さっさと着手して終わらせてしまう。

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