最初に答えを言ってしまいます。
夢を叶えるいちばんの方法は、とにかく「行動」です。
これだけでいいのです。
先日、ある男性から質問のメールをいただきました。
「留学をしたいのですが、いつ行動すればいいですか」
留学時期に関する質問でした。
夢を叶えるために、突然大きなことをする必要はありません。
とても小さなことから、始めていいのです。
小さなことから、始めたほうがうまくいきます。
松下電器産業の松下幸之助氏は、社員に対して「能力は60%でいい。熱意があるかどうかが大切」と言い切っています。
私たちは、仕事をこなすとき、大切なのは能力だと思いがちです。
学校で勉強が「できる人が優等生。できない人は落ちこぼれ」という教育を受けてきたため、能力が大切だと考えてしまうのです。
就職活動で、よく耳にする言葉があります。
「私は、何をやりたいのかがわからない」
たしかに仕事を決めるということは、人生の中では大きな出来事です。
夢に向かって行動しようとしても、なかなかうまくいかないことがあります。
障害物があるのです。
会社や学校、恋人、環境だったりします。
夢を叶えるために必要なことは「本物に触れること」が大切です。
夢は、本物を実際に見ることで、具体的なイメージができるようになります。
自分の憧れである本物を目にしたとき、言葉では言い表せない、独特の感覚があります。
夢にどれだけ近づいているかは、お客さまの「笑顔の数」で決まります。
サービスや商品、情報が本当に価値を認めるとき、人は「笑顔」になります。
笑顔の数に比例して、あなたの人気も、大きくなります。
スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』を見たとき、私は感動してしまいました。
個性的なキャラクター、面白いストーリー展開、感動させる物語など、私だけでなく大勢の人が感動したでしょう。
その結果、やはり大ヒットの作品となりました。
夢を具体的にするコツは、簡単です。
紙に書いてしまえばいいのです。
紙に書いてしまえば、具体的になります。
旧約聖書に、こんな言葉があります。
「与えよ。さらば与えられん」
「与えなさい。そうすれば与えられる」という意味です。
相撲の世界は、社会に似ています。
相撲は、変わった特徴を持ったスポーツです。
無差別級なのです。
「なかなかチャンスがなくてね。だからうまくいかないんだよ」
こんな会話を、ときどき耳にします。
たしかにある日、突然巡り合う「チャンス」は、存在します。
人間には、ほかの動物たちとは違い「力を合わせる」という知恵があります。
夢を叶えるためには、ぜひ、この知恵が必要です。
実際に、自分ですべてをやろうとすると、時間がかかります。
私が高校のころ、武道の時間は、選択式でした。
柔道か剣道のどちらかを、選ばなければなりません。
私は、柔道を選択していました。
やりたいことをやろうとすると、必ずどこかでリスクが発生します。
「出る杭は打たれる」という文化の日本では、特にそうです。
日本では「みんなと同じ」ということが美徳とされています。
私がロサンゼルスに留学しているときに、気づいたことがあります。
一度、社会に出てきてから、もう一度勉強するために学校に入りなおしている人が、意外に多いことが印象的でした。
当時、22歳の私は、28歳のお姉さんに、一度社会に出たのにどうしてもう一度学校に入るのかを尋ねてみました。
「夢を叶えるために、どうすればいいですか」と言う人がいます。
夢を叶えるためには、何でもありです。
夢は1つだけですが、夢を叶えるための「手段」は、無限にあることに気づきましょう。
人間には、面白い現象があります。
自分のために頑張ると、ついだらだらしてしまうのに、好きな人のために頑張ると、一生懸命になってしまうのです。
いつもは、だらだら書いてしまう読書感想文も、好きな人へのラブレターになると、手に汗握ってしまいます。
人生、誰でもやっぱり楽しく生きたいです。
楽しくない人生より、楽しい人生のほうが、いいに決まっています。
しかし、人生の中で「楽しむ」ということには、2種類あります。
自分の夢は、どんどん口に出して言うことが大切です。
口に出さないと、何を考えているのかわかりません。
助けてくれる人も、助けてくれません。
今日、私が、サンマルクというお店で食事をしていたときのことです。
私は1人で食べるのが好きですから、いつもどおり1人で座って食事をしていました。
黙って食べていると、自然とほかのお客さんの話し声が聞こえてきました。
夢を叶えるためには、とても時間がかかります。
そのためには、なんとかして、夢に向かって走るための時間をつくり出す必要があります。
もうすでに、やりたいことをやっているならかまいません。
今日、仕事中に、怪しい勧誘の電話がかかってきました。
電話に出ると「~の販売でお電話させていただきました。社長はいらっしゃいますか」と話すため、社長にかわろうとしました。
すると社長は、すぐ勧誘の電話だと見抜き「いないって言いなさい」と言って、電話に出ようとしませんでした。
人は往々にして、ある程度年を取ってくると、若い人たちの行動が見えてくるようになります。
そのために、若い人によく説教をしがちになります。
「若いころにもっと勉強すれば、賢い大人になるよ」
発明王エジソンは、成功までの距離を逆算していました。
エジソンは、失敗の連続でも、諦めないから発明王になれました。
世界で初めての電球を発明するため試行錯誤していたとき、立て続けに失敗が続いていました。
私は、小学生のころ、学校の帰りに、よく寄り道をしていました。
学校の帰り道というのは、開放感があり、つい道草をしてしまいます。
「今までと違った道を歩いてみよう。この先には何があるのかな」と、トムソーヤの冒険をしているようでした。
お礼に、大きいも小さいもありません。
お世話になったら、ささいなことでもお礼をいうことが大切です。
会社では、よく女性のほうがお茶を出してくれる光景を目にします。
人間関係では、お互いがお互いのことを尊重し合える関係が理想的です。
お互いが尊重し合える関係を築くためには、相手のことを大切にすることです。
会社の上司でときどき「部下たちの面倒を見てやっている」と言う人がいます。
プロのミュージシャンになるために、頑張っている人がいます。
毎日、ギターの練習に明け暮れ、腕前も相当うまくなっている様子でした。
プロを目指すにあたり、今後はどうするつもりなのか、聞かせてもらいました。
最初に答えを言ってしまいます。
夢を叶えるいちばんの方法は、とにかく「行動」です。
これだけでいいのです。
あなたは、夢を叶えることは難しくて、複雑であり、大変だと思っているのではないですか。
とんでもない。
夢を叶えるためには「行動」するだけでいいのです。
どんな夢であろうと、必ず「行動」から、すべてが始まります。
行動するから、始まるのです。
夢に近づくことができるのです。
世に残る、夢を叶えた英雄たちは、みな例外なく、行動することから始まっています。
日本昔話『桃太郎』は、ある日、鬼退治という夢を決断し、育ててくれたおじいさんおばあさんと離れて、鬼退治に向かいます。
飛行機を発明したライト兄弟は、とにかく飛行機をつくってみることから始めました。
世界一のお金持ちであるマイクロソフト社のビルゲイツは、ハーバード大学を中退してまでも、会社をつくって行動しました。
そんな英雄たちに共通する点が「行動」です。
夢を叶えた人たちは、みんな、とにかく行動してしまっています。
いち早く行動するから、いち早くコツを学び、いち早く成長して、いち早く夢に近づくことができたのです。
たしかに行動することは、重い腰を上げなければならないので、大変なことです。
だからとはいえ、行動しないで夢が叶うだなんてあり得ません。
しかし、重い腰を上げ、行動するだけで夢が叶うことはあり得ます。
夢は、行動するだけで、簡単に叶えることができるです。
先日、ある男性から質問のメールをいただきました。
「留学をしたいのですが、いつ行動すればいいですか」
留学時期に関する質問でした。
私はこんなとき「できるだけ早いほうがいいですよ」と答えることにしています。
行動するためには「行動時期」は、やはり大きな問題になります。
でも、本当は大した問題ではありません。
答えは、1つしかないからです。
「今」です。
行動するためのベストタイミングは「今」です。
今すぐ始めてしまえば、今すぐ夢に近づけます。
難しければ、夢につながることなら、できるはずです。
行動は、早ければ早いほど有利になります。
これほど当たり前のことを理解していない人がいて、残念に思います。
ベストタイミングを待っていると、いつまで経っても行動できません。
「今がいいかな。いや、もう少し待ってみよう」と思って待っていても、うまくいきません。
「今度はさっきよりいいぞ。でも、もっといいときが来るかもしれない。もう少し待ってみよう」となります。
完璧を目指してしまうと、いつまで経っても行動できなくなってしまうのが人間です。
完璧は、まず手に入らないことに気づくことが大切です。
完璧なんてあり得ないのですから、つべこべ言わず、今すぐ行動してしまえばいいのです。
夢を叶えるために、突然大きなことをする必要はありません。
とても小さなことから、始めていいのです。
小さなことから、始めたほうがうまくいきます。
大きなことも、よく見ると、小さなことの塊です。
人間が、小さな存在ですから、いきなり大きなことは、難しいです。
いきなり大きなことは、そもそも人間にとって、無理があります。
大きなことを成し遂げるためには、小さなことを少しずつ成し遂げていけばいいのです。
「ちりも積もれば山となる」です。
思い出しましょう。
ディズニーランドは、ウォルト・ディズニーがつくり上げた大きな夢の形です。
「楽しい世界をつくり上げる」という夢は、ディズニー・ランドにとどまらず、映画、人形、本などさまざまな形で広がっています。
それも、世界規模です。
今だからこそ大きいですが、最初から大きかったわけではありません。
始まりは「たった1匹の小さなネズミ」でした。
たった1匹の小さなネズミでも、どんどん大きくしていけば、ディズニー・ランドが出来上がってしまうのです。
私たちは、夢を叶えることとなると、つい大きなことから始めてしまいがちです。
いえ、むしろ大きなことから始めようとするから、逆に挫折して、叶えられなくなってしまうのです。
始まりは、まず小さくいきましょう。
料理をもっとうまくなりたければ、最初は包丁の持ち方から始めていいのです。
本を書きたければ、まず鉛筆の持ち方から始めることが大切です。
学者になりたければ、まず字の読み方から始めればいいのです。
最初は、小さくてかまいません。
ウォルト・ディズニーの夢が「ミッキーマウス」という小さなネズミから始めてうまくいきました。
あなたの夢も小さなことから始めるほうが、うまくいくのです。
松下電器産業の松下幸之助氏は、社員に対して「能力は60%でいい。熱意があるかどうかが大切」と言い切っています。
私たちは、仕事をこなすとき、大切なのは能力だと思いがちです。
学校で勉強が「できる人が優等生。できない人は落ちこぼれ」という教育を受けてきたため、能力が大切だと考えてしまうのです。
しかし、本当に大切なことは「熱意」です。
熱意を持ってやっていれば、最初はできなくても、できるようになります。
できるから熱意を持つのではありません。
熱意を持ってやるから、できるようになるのです。
あなたの叶えようとしている夢に対して、熱意があるかどうかが大切です。
夢を追いかけている途中、なかなかうまくできなくて、落ち込むこともあるでしょう。
悩むこともあるでしょう。
しかし、熱意があれば「できるように頑張ろう!」と根気で切り抜けることができるのです。
就職活動で、よく耳にする言葉があります。
「私は、何をやりたいのかがわからない」
たしかに仕事を決めるということは、人生の中では大きな出来事です。
一言で仕事をするとはいえ、やりたいことがわからないのでは、探しようがありません。
私の学生時代も、ただ勉強をするだけで、具体的にどんな仕事をしたいのかなんて、そのときはわかりませんでした。
人生の迷子になっていたのです。
道がわからなくなって迷子になり、警察がやってくることがあっても、人生の迷子で警察がくることはありません。
自分の力でなんとかしなければいけないので、余計に大きなことなのです。
そうしたとき、自分の夢を見つける、とっておきの方法があります。
「好きなことをすること」です。
夢を実現するためには「集中力」と「根気」が必要です。
そのため最近は、自己啓発の本やセミナーなどがはやっています。
「集中力をつけるために」とか「もっと強く生きるために」といった内容の本やセミナーです。
実際に、集中力と根気をつけることは、簡単です。
好きなことをするだけでいいのです。
好きなことには、最初から「集中力」と「根気」が備わっています。
好きなことだから「集中」してしまうし、できないところが出てきても「根気」で切り抜けてしまいます。
好きなことをしていると、どんどんその好きなことが得意になります。
得意になると、もっと好きになり、もっと突き詰めたくなります。
それが俗に言う「夢を追いかける」ということです。
実際のところ、本人は夢を追いかけていることに気づいていないことが多いです。
他人に言われて、初めて気づくくらいです。
私の妹は、今、管理栄養士になるために就職活動をしています。
そういえば、妹は、小さいころから料理が大好きなようでした。
母が料理をしているところを見て、興味を持ち、真似をしながら学んできました。
台所にはいつの間にか「お料理の簡単レシピ」といった本が並ぶようになり、週末にはよくお菓子をつくっていました。
料理をしている妹は集中していて、わからないところがあれば人に聞いたり、本で調べたりしていました。
そんな妹が、今では管理栄養士を目指しているのです。
妹は気づいていないようですが、今、妹は夢を追いかけています。
自分の好きなことで誰かの役に立てればいいなと思って、一生懸命になっているのです。
夢を見つけるためには、何も特別なことをする必要はありません。
好きなことをするだけでいいのです。
好きなことを続けていると、いつの間にか夢ができていて、いつの間にか夢に向かっているのです。
夢に向かって行動しようとしても、なかなかうまくいかないことがあります。
障害物があるのです。
会社や学校、恋人、環境だったりします。
会社が忙しいとなかなか時間がありません。
学校の勉強をしないと、先生や親に叱られます。
付き合っている人がいると、電話がかかってきて、なかなか自分の時間が持てなかったりします。
あげくには「環境が悪い」と言って、諦めてしまいます。
世の中には、夢を邪魔する要因がなんと多いことでしょう。
しかし、実際、邪魔をしている存在は、会社でも、学校でも、恋人でも、環境でもありません。
自分なのです。
夢をいちばん邪魔している人は、自分です。
自分が自分に対して、何かと言い訳を見つけて、諦めてしまう。
自分にはできないと決め付けて、最初から諦めてしまう。
それは会社のせいでも、環境のせいでもありません。
自分のせいなのです。
夢を叶えるために必要なことは、まず自分の意識を変える「意識改革」です。
いちばん邪魔している自分さえ、夢に対する目的意識がしっかりしているなら、後は自然と体が動いてしまいます。
早く気づきましょう。
夢の邪魔をしている人は、誰でもない。
自分なのです。
改善すべきは、周りではありません。
あなたです。
あなたの心のどこかで繁殖しているマイナス思考を、徹底的に取り除いてしまいましょう。
むしろ敵は、たくさんいるのではなく、自分しかいないと思えば、格段に楽になるはずです。
障害物なんて、たくさんありません。
1人しかいないのです。
あなただけです。
あなたさえしっかりしていれば、それだけで問題解決のほとんどができるのです。
夢を叶えるために必要なことは「本物に触れること」が大切です。
夢は、本物を実際に見ることで、具体的なイメージができるようになります。
自分の憧れである本物を目にしたとき、言葉では言い表せない、独特の感覚があります。
大学受験では「学校見学」というのがあります。
自分の希望する大学に、実際に足を運んでみて、今までパンフレットでしか見たことのない憧れの大学を間近で見ます。
この体験が受験生たちには、受験勉強のやる気を奮い立たせるカンフル剤になるのです。
本物の大学を見に行くためには、電車や飛行機を使っていきます。
もちろんお金も時間もかかってしまいますが、それだけの価値は十分にあります。
実際に本物を見ることで、自分が大学に通う姿を想像できるようになるため、勉強の意欲がみなぎるのです。
自分の夢を叶えたいのに、具体的に想像できなかったり、やる気が起きなかったりという人は、本物を見に行きましょう。
本物に触れることで、自分の心のエンジンが回り始めるのです。
夢を叶えるためには、本物に触れてみることが必要なのです。
夢にどれだけ近づいているかは、お客さまの「笑顔の数」で決まります。
サービスや商品、情報が本当に価値を認めるとき、人は「笑顔」になります。
笑顔の数に比例して、あなたの人気も、大きくなります。
学校では、人気者の周りには、いつも人だかりができています。
私の学生時代にも、いつも人気のある男の子がいました。
彼の周りには、ただ、人だかりができているだけではありません。
笑顔になり、集まっています。
その人と一緒にいると、楽しくって笑顔になってしまうから、みんなが集まってくるのです。
たくさんの笑顔が集まれば集まるほど、自分は「存在価値」を感じることができるようになります。
あなたが叶えようとしている夢によって、どれだけ多くの人を笑顔にできるか、考えてみましょう。
「どの方向へ、夢を進めていけばいいのかわからない」と言う人がいます。
そんなときには、お客さまが笑顔になってくれる方向へ進んでいけば、まず間違いありません。
私はいつも自分の書いた文章で、たくさんの人が笑顔になってくれるように心がけています。
お客さまが満足しているかどうかは「笑顔」で決まるのです。
「笑顔」をたくさん集めれば集めるほど、夢に近づいている証拠なのです。
スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』を見たとき、私は感動してしまいました。
個性的なキャラクター、面白いストーリー展開、感動させる物語など、私だけでなく大勢の人が感動したでしょう。
その結果、やはり大ヒットの作品となりました。
大ヒットした作品は、『千と千尋の神隠し』だけではありません。
ほかにもたくさんあります。
映画だけでなく、音楽、絵、経験などたくさんあります。
大ヒットを生み出している作品の共通点は「感動」です。
良い作品というのは、感動させる作品のことです。
人の心が動いたときに「いいな。面白いな。嬉しいな。楽しいな」と感じます。
今は、物があふれている時代です。
昭和初期の物が不足していた時代とは違い、今はみんなひととおりの物を持っています。
だから今ではもう、物で感動させることは難しくなってきています。
物を持っていても、当たり前だと思ってしまう時代なのです。
大切なことは、物ではありません。
「物でどう感動させるか」です。
よくできた映画なら、たくさんあります。
その中でも、より良い作品には、必ず感動も一緒にセットになっています。
大成功を収めたいと思ったら、どうすればお客さまに感動していただけるか考えてみましょう。
感動するところに、成功があるのです。
夢を具体的にするコツは、簡単です。
紙に書いてしまえばいいのです。
紙に書いてしまえば、具体的になります。
今まで頭の中でもやもやしていたことでも、紙に書いてしまえば、はっきり目に見えて確かめることができるようになるのです。
大きな紙に、大きな字で、目標を書いてみましょう。
剣道場や柔道場では、よく一筆啓上で、大きな字で書かれている標語を目にします。
「最大の敵は、自分」
「負けてもいいから、全力を出し切る」
こうした標語です。
道場に大きく張られていることで、生徒たちはいつも目にして、気を引き締めることができます。
だらだらやるのではなく、紙に書かれている標語1つで、つい忘れてしまいがちな志を思い出させてくれる働きがあります。
自分の気を引き締めようと思ったら、紙に志を書けばいいのです。
自分で書いた文字を自分の部屋にでも張ったからには、毎日、目に飛び込んでくることでしょう。
目標をしっかり確かめることで、行動もしっかりしてくるのです。
旧約聖書に、こんな言葉があります。
「与えよ。さらば与えられん」
「与えなさい。そうすれば与えられる」という意味です。
人は、何かを手に入れたいと思ったら、つい手に入れることばかり考えます。
しかし、それでは手に入らないのです。
手に入るのは、与えたときです。
与えなければ、手に入らないのです。
プロ野球選手には、大金持ちがたくさんいます。
プロ野球は、球を打ったり取ったりするだけのスポーツではありません。
人々に、楽しさ、明るさ、興奮、勢いを与えるエンターテインメントです。
野球選手は、多くの人々に、多くのことを与えているため、代償がお金として跳ね返ってきているのです。
往々にしてお金持ちになりたい人は、どうすれば稼げるようになるのか、いつも考えています。
こういう人は、お金持ちにはなれません。
お金持ちになるためには「どうすれば、人々に与えることができるだろうか」と考えることが大切です。
これはお金に限ったことではありません。
夢を叶えることにも、同じことが言えます。
どうすれば、人々に与えることができるのかを考えて見ましょう。
ちょっと変わった視点から世の中を見ると「与える」の意味がよくわかります。
私は幼いころ、お金持ちや芸能人を見て「お金持ちでいいな。楽しそうだな。明るくていいな」とうらやましく思っていました。
それがある程度、大人になった時点で、世の中を違った視点で見ることができるようになったのです。
「たくさんのことを与えているなあ。大きな影響を与えているなあ」と見えるようになったのです。
世の中、成功している人に共通するのは「与える」ことがしっかりできている点です。
うまくいっていない会社は、どこかしら、自分だけの利益を考えています。
うまくいっている会社は世の人々に、幸せ、楽しさ、嬉しさを上手に与えていることができている会社です。
私は、おしゃれなお店が大好きです。
おしゃれなお店を見つけると、自然と引き寄せられるかのように入ってしまいます。
私はデザインやかっこよさ、雰囲気のよさを大切にします。
おしゃれなお店での食事は、ただおいしく食べるだけではありません。
雰囲気を味わう、店内で流れる音楽を楽しむ、出てきた食事の食器を見て、目で楽しむ。
おしゃれなお店では、たくさんの刺激を受けます。
心地よい刺激を、与えてもらっているのです。
それに対して、私はお返しとして、お金を払う。
このやりとりがうまくいっている会社が、今後も繁栄を続けていく会社です。
繁栄を続けていく会社は「与え上手」です。
夢を叶えたいと思ったら、少し自分を振り返ってみましょう。
あなたは自分のことばかり考えていませんか。
たくさんのことを得たいと思うなら、どうすればたくさんのことを与えることができるかを、真剣に考えてみることが大切です。
本当に良い影響を人に与えることができるなら、あなたの夢は、実現の方向に向かっています。
相撲の世界は、社会に似ています。
相撲は、変わった特徴を持ったスポーツです。
無差別級なのです。
体の大きさや出身は関係なく、勝った者が昇進できます。
大相撲では、体の小さな力士が、体の大きな力士に勝ってしまうことがあります。
力で勝てなければ、素早さを使って、勝とうとします。
素早さで勝てなければ、ふいをついた作戦で、勝とうとします。
自分の持ち味を最大限に生かして、とにかく勝った人が認められます。
そこが、社会に似ているのです。
学校では、頭のいい人が評価されますが、社会では違います。
社会では、どれだけ人に幸せを与えることができたかです。
多くの人に喜びを与えたり、楽しんでもらったり、役立ったりすることで、評価されます。
その方法は、相撲と同じで、何でもいいのです。
喜んでもらうための手段は、何でもありです。
単純な作業をすること、難しい技術を開発すること、経営すること。
人に教えること、絵を描くこと、音楽を演奏すること、文章を書くこと、体を動かすことなど、さまざまなことがあります。
生まれ、育ち、貧富の差は、関係ありません。
社会では、人々の幸せに貢献できた人が、評価されます。
まず自分の長所を見つけましょう。
長所を見つけたら、徹底的に磨いて、誰にも負けない長所にするのです。
長所を生かして、生きていけばいいのです。
人に喜んでもらえる長所が1つあるだけで、食べていくことができる世界なのです。
「なかなかチャンスがなくてね。だからうまくいかないんだよ」
こんな会話を、ときどき耳にします。
たしかにある日、突然巡り合う「チャンス」は、存在します。
大金持ちと出会ったことがきっかけになり、人生が一転してしまうことが、実際に世の中にはあります。
「チャンスがなくて困っているんです」という、相談を受けたことがあります。
私はそんなときには「チャンスのあるところへ自分から行けばいいよ」と答えることにしています。
たいていそういう人に限って、行動していないのです。
行動すれば、運気が変わります。
チャンスがなければ、自分からチャンスのあるところへ行けばいいのです。
チャンスがない理由を、生まれつきの環境のせいにしてしまう人がいます。
自分がどんな親元で育つか、どんな環境で育つかは、たしかに自分の力ではどうしようもないことです。
しかし、どんな場所に、どんな部屋を借りて住むかは、自分の意思で決定できます。
たとえば、大きな夢を持っている人たちは、積極的に都会に出ようとします。
それは都会のほうが、人・物・情報などに恵まれて、アクセスしやすいからです。
都会は「チャンスの交差点」です。
今、自分のポジションがチャンスの巡ってこない場所なら、チャンスのあるところへ自分から行けばいいだけです。
チャンスのほうからやってきます。
もちろん都会に住んでいるから必ずしも成功するわけではありません。
しかし、少なくとも、人との出会い、仕事のチャンス、貴重な情報など、数多くのチャンスに恵まれるはずです。
積極的にチャンスにあふれる環境へ移動するのは、大切な成功要因です。
環境は自分で変えられ、運も自分で変えられるのです。
「ついていないなあ」と愚痴を言うのではなく、積極的にチャンスのあるところで行くことです。
男性にモテたければ、たくさん男性のいるところへ行けばいい。
女性に出会いたければ、たくさん女性のいるところへ行けばいいのです。
人間には、ほかの動物たちとは違い「力を合わせる」という知恵があります。
夢を叶えるためには、ぜひ、この知恵が必要です。
実際に、自分ですべてをやろうとすると、時間がかかります。
「あれもこれもやらないといけない、そのためにはこれだけ勉強しないといけない、そのためにはこれだけ時間がかかる」
なんて言っていると、それだけで人生が終わってしまいます。
人の人生は、永遠ではないのです。
自分が生きている間に、できるだけ大きな夢を大きく成し遂げたいと思うなら「力を合わせる」ということが必要です。
私はいつもマシンガンのように、文章を書いています。
そのおかげで、字の間違いがたくさんあります。
見直しが必要です。
文章の内容に関しては、必ず見直しをしていますが、文字の間違いまでは、書いている本人はなかなか発見しにくいものです。
真剣に字の間違いを探そうと思ったら、時間がかかります。
私は文章の校正(字の間違い、表現の間違いを直すこと)は、まったく別の人に担当してもらっています。
私には、専属の校正アシスタントがいます。
校正のエキスパートですから、文章をしっかり見てくれます。
もし、私が本格的な校正をしようと思ったら、まず資格取得から勉強しないといけません。
勉強するだけでも、時間とお金がかかります。
思いきって、担当の方にお任せしています。
校正し直った文章は、メールを使って送るため、瞬時に手元に届きます。
私はそれを見て、文章の間違いの見直しをするという段取りです。
私の夢に協力してくれる人がいると、本当に助かります。
ただでさえ、仕事をしながらで毎日が忙しいときに、手伝ってくれる人がいると、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
おかげで、時間とお金をだいぶ節約できています。
1人でできないというなら、2人で協力すればいいのです。
2人でできないと言うなら、3人で協力すればいいのです。
自分の夢に進むスピードも、2倍3倍と速くなるのです。
私が高校のころ、武道の時間は、選択式でした。
柔道か剣道のどちらかを、選ばなければなりません。
私は、柔道を選択していました。
柔道では、まず受け身から入ります。
毎回、柔道の時間のはじめに、しつこく練習をさせられました。
「まず受け身をしっかりできるようになること。そうでないと試合で大けがをするぞ。受け身ができれば、痛いことでも痛くない」
先生は、おっしゃっていました。
柔道は、テニスや野球とは違い、間接的なスポーツではありません。
直接相手の体に触れ、技を競い合うスポーツです。
そのため、けがをするときには、思いきり大けがをしてしまうことがあるのです。
スポーツの初心者に限って、かっこよく見せたいから、できもしない大技に挑戦してしまいがちです。
その結果、けがをしたり、できないという挫折を味わったりして、諦めてしまうのです。
人生でも大けがをしないように、日頃から、受け身の練習をしておきましょう。
恋愛に強い人の共通点は、振られた経験がたくさんあるということです。
たくさん振られた経験があるため、精神的に強くなり、めげずに再挑戦というわけです。
たくさんの失敗をできるだけ早く経験して、受け身に強くなっていった人のほうが、あとからぐんぐん伸びていきます。
夢の途中で挫折しないためにも、日頃から少しずつ失敗を経験し、けがに強くなればいいのです。
子どものころは、先生に職員室に呼ばれただけで「人生、終わった」と思っていました。
しかし、実は、先生に叱られるくらい、大したことではないのです。
何度も叱られていくうちに、精神的に強くなり、少々のことでは落ち込まない強さを身につけていくのです。
私は柔道の先生から教わった「受け身の練習」で、人生を学んだのです。
やりたいことをやろうとすると、必ずどこかでリスクが発生します。
「出る杭は打たれる」という文化の日本では、特にそうです。
日本では「みんなと同じ」ということが美徳とされています。
本当にやりたいことをやろうと思ったら、必ずどこかで、普通の人から脱線します。
私の友人に有名人になりたい人がいます。
タレントになり、モテモテになりたいというのです。
だからとはいえ、自分のプライベートも持ちたいし、自分の時間も持ちたい、普通に街を歩きたいとも言います。
それは、無理です。
少なくとも本当に有名になったら、街を歩くことが本当にできなくなります。
町で、注目を集めずに歩けるのでは、有名ではないということです。
自分の夢を叶えるために、やりたいことをやるためには、どこかで「失うことがある」ということを覚悟することが必要です。
とはいえ、本当は自分にとってなにより大切な夢がたった1つあれば、後の残りは大したことだとは思わなくなります。
自分にとってかけがえのない夢、手に入れたい夢が、たった1つあれば、それだけで「生きる原動力」になるのです。
お笑い芸人にとって生きる原動力は「みんなに笑って元気になってもらう」という、それだけです。
お笑い芸人には、笑われることが、なによりの喜びであります。
もちろんお笑いのためにネタを考え、テレビ出演があったり、ゲストで呼ばれたりと忙しくなるでしょう。
そのため、映画を見る時間が持てなかったり、旅行に行くことが少なくなったりしても、芸人さんたちは特に不満はないのです。
「笑われることこそが、自分の人生すべて」
その夢1つに、なにより貴い価値を置けば、後のことはなくても生きていけるのです。
私がロサンゼルスに留学しているときに、気づいたことがあります。
一度、社会に出てきてから、もう一度勉強するために学校に入りなおしている人が、意外に多いことが印象的でした。
当時、22歳の私は、28歳のお姉さんに、一度社会に出たのにどうしてもう一度学校に入るのかを尋ねてみました。
「学生のころは勉強が嫌だったけど、社会に出てしまえば勉強する時間が持てない。それで思いきって勉強しに来た」と言うのです。
彼女は仕事を辞めてでも勉強しに、わざわざアメリカにまで来ていました。
私たちは、学校を卒業したとたん、勉強を辞めてしまいます。
学校を卒業してからは「やっと勉強から開放された」と思い、のんびりしてしまいます。
しかし、やがて、勉強したくなる現象に襲われます。
夢を持った人が、じっとしているということはあり得ません。
必ず貧乏ゆすりをしたくなります。
それが「勉強」という行動に表れるのです。
学校を卒業し社会人になってしまうと、学校ではあれほど嫌だった勉強も、したくなります。
勉強は、学校を卒業すれば、すべて終わりというわけではありません。
学校を卒業してからのほうが、本当の勉強の始まりです。
学校では先生がいますが、社会では自分で先生を見つけなければなりません。
先生は、上司でもいいし、本でもかまいません。
向上させてくれる先生を見つけて、社会に出てからもどんどん勉強してしまいましょう。
「夢を叶えるために、どうすればいいですか」と言う人がいます。
夢を叶えるためには、何でもありです。
夢は1つだけですが、夢を叶えるための「手段」は、無限にあることに気づきましょう。
宮崎駿の名作『天空の城ラピュタ』では、主人公のシータとパズーは、ラピュタの財宝を守るために、あらゆる手段を使います。
まず、一刻も早くラピュタへ行かなければなりませんが、シータたちには行くための手段がありません。
ラピュタの財宝を狙う盗賊団ドーラたちと仲間になり、協力します。
仲間が増えたことで、ラピュタに行く勇気も分けてもらいます。
敵からラピュタの財宝を守るために、最後にはラピュタを滅ぼす言葉を唱えることで、財宝を敵から守ります。
夢を叶えるために、空を飛び、仲間と協力して、銃を撃ち、手をつなぐ。
そんな夢を叶えるために、たくさんの「手段」を使い、夢に近づく姿に心を打たれます。
私たちは、できないことがあると、言い訳という手段で、逃げてしまいがちです。
できなければ、ほかの手段がないか考えればいいのです。
シータやパズーたちが、夢を叶えるために、敵と手を組むような大胆なことでも、立派な手段の1つです。
一見、考えられないようなことが、とっておきの手段であったりします。
『天空の城ラピュタ』は、そんな大人たちが忘れかけていた「諦めない強さ」を思い出させてくれる勇気あふれる映画なのです。
人間には、面白い現象があります。
自分のために頑張ると、ついだらだらしてしまうのに、好きな人のために頑張ると、一生懸命になってしまうのです。
いつもは、だらだら書いてしまう読書感想文も、好きな人へのラブレターになると、手に汗握ってしまいます。
普及の名曲、ベートーベンの『エリーゼのために』は、エリーゼのためにつくられた曲です。
あの切なく、語りかけるような、優しいメロディーは、誰もが癒やされます。
ベートーベンは、当時、エリーゼ(テレーゼ)のことが、好きでした。
好きという気持ちを、言葉ではうまく表現できなくて、悩んでいたのです。
言葉で表現できなければ、音楽で表現しようと考えました。
完成した曲が、名曲『エリーゼのために』です。
ベートーベンは好きな人のために、一生懸命になったことでしょう。
好きな人にラブレターを書くようなものです。
「好き」という気持ちを伝えようとするとき、人はいつでも一生懸命になってしまうのです。
なかなか続かないときや、うまくいかないときは、好きな人のために頑張ってみてはどうでしょうか。
好きな人のために頑張ると、自然と一生懸命になってしまうのです。
人生、誰でもやっぱり楽しく生きたいです。
楽しくない人生より、楽しい人生のほうが、いいに決まっています。
しかし、人生の中で「楽しむ」ということには、2種類あります。
この2つにわかれます。
最後に夢を叶えることができる人は「楽しませることを楽しむ人」です。
ウォルト・ディズニーは、楽しませることがなにより楽しいことでした。
子どもたちの笑顔がなにより、嬉しかったと言います。
楽しませるために、どうすればいいか悩みに悩んで、そこで生まれたのが「ミッキーマウス」です。
ミッキーマウスは、テレビの中で愉快にはしゃぎます。
そんなミッキーマウスを見て楽しんでいる子どもたちを見て、ディズニーも楽しみます。
これが、成功する人の楽しみ方です。
もちろん自分が楽しむことは大切なことです。
しかし、テレビやアニメ、勉強、遊びなど、自分が十分に楽しんだら、今度は自分が楽しませる番です。
今まで楽しんで得た知識や知恵、経験で、楽しませることを楽しめばいいのです。
みんなも楽しいし、自分も楽しい、いいことばかりです。
夢を叶えるためには「楽しませることを楽しむ」だけでいいのです。
自分の夢は、どんどん口に出して言うことが大切です。
口に出さないと、何を考えているのかわかりません。
助けてくれる人も、助けてくれません。
夢は、実際に声に出して言えばいいのです。
プロ野球の選手が、シーズンが始まる前に、大きな声で目標達成を宣言する光景を目にします。
中には、大胆な発言もあります。
「今年の目標は、3冠王です」
「次はホームランで、お客さんを盛り上げます」
思いきった発言をします。
実際にできるかどうかで言っているのではありません。
みんなの前で発表することで、わざと自分を追い込んでいるのです。
大げさな発言をすることで「みんなの前で言ってしまったからには、なんとしてでも達成しなければ」と意気込むのです。
野球選手たちはそれを知っていて、わざとみんなの前で大げさな発言をします。
火事場のばか力に近いかもしれません。
大胆な発言をすることで、私たちも、その志が伝わり、注目してしまいます。
注目すると、応援にも力が入ってしまいます。
注目される側も、どんどん力がみなぎってきます。
「何がしたいのか」をはっきり発言することで、お客さんたちみんなも、どう対応すればいいのかがわかるのです。
自分の夢があるなら、大げさなことでも、どんどん口に出してしまうことです。
周りの人はあなたが何を望んでいるのかがわかり、助けてくれます。
夢を叶えるには、口に出してしまうだけで、みんなが助けに来てくれるのです。
今日、私が、サンマルクというお店で食事をしていたときのことです。
私は1人で食べるのが好きですから、いつもどおり1人で座って食事をしていました。
黙って食べていると、自然とほかのお客さんの話し声が聞こえてきました。
「仕事して金儲けをしたい」と、男の人が大声で騒いでいました。
私は、心の中で「お金を持つのはいいけれど、そのお金で何をするのか」と思いました。
仕事でお金を稼ぐのは、大いに結構です。
お金がないと、食べることすらできません。
しかし、お金を持ったからとはいえ、素晴らしいことなのかというと、そうではありません。
素晴らしい生き方をしている人は「夢を持って生きている人」です。
夢を叶えるために、仕事をしたり、遊んだり、勉強したりしている人が、本当に有意義な毎日を送っている人です。
夢がない人は「生まれてしまったから、仕方なく、ただ生きる」という人です。
仕方ない人生は、送らないようにしましょう。
私たちは、せっかくこの世に生まれてくることができたのですから、毎日、生きがいを持って生活していくことが大切です。
生きがいを持つと、活力がみなぎります。
「なんだか、生きる気力が湧かない」と言う人がいます。
それは、単に生きがいがないだけです。
生きがいがあれば、自然とやる気や元気が湧いてきます。
仕事の意欲だって湧いてくるし、1日を貴重に過ごすことができるようになります。
仕事で稼げるようになるより、大切なことがあります。
お金持ちになるより、大切なことがあります。
「夢」です。
夢が「生きる原動力」になり、つらいことがあっても、乗り越える底力になります。
夢があるから仕事を頑張ることができ、夢を叶えるためにお金を稼ぐ力も湧いてくるのです。
夢を叶えるためには、とても時間がかかります。
そのためには、なんとかして、夢に向かって走るための時間をつくり出す必要があります。
もうすでに、やりたいことをやっているならかまいません。
今行っていることが夢そのものだというなら、その方法をどんどん続けましょう。
問題なのは、自分が本当にやりたいこととまったく無関係な仕事をしている人です。
仕事をしながら、夢のための時間もつくるというのは、本当に大変なことです。
仕事の種類によっては、まったくといっていいくらい時間が取れないこともあるでしょう。
そうしたとき、おすすめの時間をつくり出すコツがあります。
今やっている、一見まったく夢と関係のない仕事を、夢に結びつけてしまえばいいのです。
私は今「システムエンジニア」という仕事をしています。
コンピューターとばかりにらめっこをして、みんなで協力して、1つの大きなプロジェクトを完成させる仕事です。
私には「幸せ」という「夢」があります。
一見、システムエンジニアは、私の夢とは関係のない仕事のように思えます。
しかし、関係のないことでも、夢に関係させるのです。
コンピューターに詳しくなれば、インターネットで自分の書いた本をうまく情報として流すことができるようになります。
コンピューターの力を使えば、ただ書くだけでなく、書いた文章にうまい演出を加えることができるようになります。
仕事上で関係のある人間関係をもとに、人付き合いの勉強をしていると考えれば、夢につながることをしているなと、気づきます。
最初は「信じられない」と思うかもしれませんが。
最初はたった1%でもかまいません。
毎日の仕事の中で、1%でもいいから、自分の夢につながることをしていたら、それでいいのです。
今日、仕事中に、怪しい勧誘の電話がかかってきました。
電話に出ると「~の販売でお電話させていただきました。社長はいらっしゃいますか」と話すため、社長にかわろうとしました。
すると社長は、すぐ勧誘の電話だと見抜き「いないって言いなさい」と言って、電話に出ようとしませんでした。
私は、電話には適切な返事で話を断らせていただきました。
正直言うと、ダメだとわかっているのに、めげずにこつこつ勧誘の電話をする人に感心していました。
私が感心したのは「ダメでもいいから、とにかくやってみる」と言う「チャレンジ精神」です。
今回の勧誘の電話は、こちらの会社の都合もあって、断らせていただきましたが、こういう挑戦は大切なことです。
少しでも可能性があるなら、悩んでいるより、ダメでもとりあえずやってみる、というのは、成功するためには大切なことです。
私の勤めている会社では、勧誘の電話が多いのですが、逆に受話器の向こうの人から「チャレンジ精神」を学んでいます。
人は往々にして、ある程度年を取ってくると、若い人たちの行動が見えてくるようになります。
そのために、若い人によく説教をしがちになります。
「若いころにもっと勉強すれば、賢い大人になるよ」
「遊んでいる時間があったら、家族と一緒に時間を過ごすほうが大切だよ」
こういうことを考えるようになった私も、もうおじさんになりかけているのかもしれません。
しかし、私も同じ道を歩んできたからこそ、アドバイスできることなのです。
私が上京して、仕事が決まったときのことです。
まず、家族に報告をと思い、連絡をしました。
家族に連絡をしたのはいいのですが、おばあちゃんに連絡を忘れていました。
おばあちゃんは違うところに住んでいて、親戚側の人たちと一緒に暮らしています。
私が、おばあちゃんに報告するのを忘れていて、案の定、母から「おばあちゃんにも貴博から報告しなさい」と言われました。
それで、おばあちゃんに電話をすると、仕事が決まったことをすでに知っていました。
どうやら、母が先に連絡を入れてくれたようです。
私はおばあちゃんから、いろいろと仕事のことについて聞かれました。
そのうち、話が脱線し始めました。
「お金を貯めて、ばあちゃんが生きているうちに結婚して、あれやこれや……」という流れになり、話がだんだんそれてきました。
そのうち「おばあちゃんの若いころは……」と演説が始まります。
私は、ただ受話器を耳につけているだけで、ほとんど話していません。
話が説教っぽくなってきました。
「おばあちゃんも一生懸命説教してくれているんだ」と思い、我慢しながらでしたが、最後まで聞いていました。
おばあちゃんから見れば、今の私はまだまだ学習が足りなくて心配なのでしょう。
だからこそ、一生懸命説教をしてくれることに気づかなければいけません。
説教なんてむかつくと言う人がいますが、むかつく話こそ、ぜひ聞かせてもらいましょう。
説教の中にこそ、先人たちが見つけた知恵が隠れているのです。
発明王エジソンは、成功までの距離を逆算していました。
エジソンは、失敗の連続でも、諦めないから発明王になれました。
世界で初めての電球を発明するため試行錯誤していたとき、立て続けに失敗が続いていました。
発光部分であるフィラメントとしての素材がなかなか見つからず、悩んでいたときのことです。
1,000回、2,000回と失敗を繰り返し、周りの人たちもだんだん諦めかけていたときです。
諦めずに何度も実験を繰り返しているエジソンを見て、ある人が「なぜ諦めないのですか」と質問をしました。
「発光するための素材が5,000ある。今は4,000個目が終わったところだ。残りは1,000個だけ。成功はもう目の前だ」
そうエジソンは言ったそうです。
成功するために逆算して考えてみるというのは、面白い発想です。
5,000の中で、すでに4,000を経験できているなら、残りは1,000です。
失敗が4,000回連続でも、実は成功のために近づいているのだと気づけば、前進していることになります。
最近、失敗が続いて落ち込んでいる人は、失敗そのものに目を向けている人です。
失敗した数だけ、成功に近づいているということに気づけば、失敗しても、成功したときのように喜べるのです。
私は、小学生のころ、学校の帰りに、よく寄り道をしていました。
学校の帰り道というのは、開放感があり、つい道草をしてしまいます。
「今までと違った道を歩いてみよう。この先には何があるのかな」と、トムソーヤの冒険をしているようでした。
なぜ、学校帰りの道草は楽しいのでしょうか。
それは「脱線」だからです。
今までと同じ道では、新しい発見がありません。
決まりきった道や決まりきった風景などは悪いことではありませんが、さすがに毎日繰り返し見ていると、飽きてしまいます。
そうしたとき、つい寄り道をしてしまいます。
たまには違った道から帰ってみると、思いもしない抜け道があったりします。
いつもは通りすぎてしまう川でも、よく見てみると、魚が泳いでいることに気づきます。
魚を見たら、好奇心のある私は黙ってはいません。
学校から帰るだけだというのに、家に着くころには、よく泥んこになって帰ってきたものでした。
帰り道の距離が長くなってしまっても、楽しんでいましたから、全然気になりませんでした。
今思えば、そんな寄り道が、私に「学校では教えてくれないこと」を教えてくれました。
学校では、先生に「寄り道をしないで、まっすぐ家に帰りなさい」と言われます。
しかし、本当にまっすぐ帰ることは、正しいけれど、面白くないのです。
子どもたちが喜ぶのは「学校では教えてくれないこと」です。
「テストで良い点を取りなさい」と学校では教えこまれますが「悪い点を取りなさい」とは教えてくれません。
悪い点を取ってもいいのです。
悪い点を取ることで、自分にできない部分がわかっただけでも、子どもには大発見です。
しかし、学校では教えてくれません。
叱られます。
ストレスで学校からの帰り道に、寄り道をしたくなってしまうのです。
それで、脱線したくなるのです。
電車は脱線してしまうと、事故になってしまいますが、人生での脱線ではその人に、個性を与えてくれます。
学校では、みんなと同じようになるために強制させられます。
しかし、みんなと同じでは面白くありません。
寄り道をしてみることで、新しい発見ができれば、どんどん寄り道をしてもいいのです。
私は学校帰りの寄り道で「脱線」の大切さを学んだのです。
お礼に、大きいも小さいもありません。
お世話になったら、ささいなことでもお礼をいうことが大切です。
会社では、よく女性のほうがお茶を出してくれる光景を目にします。
上司が仕事を頑張っているから少しでも役立ちたいと、わざわざお茶をつくってくれます。
しかし、上司は、部下たちが自分にお茶を差し出すことは当たり前だ、と思っている人がいます。
たしかにたった1杯のお茶は、ささいなことかもしれませんが、それでは人望が得られません。
ささいなことでもきちんとお礼を言える人は、人の気持ちの大切さをわかっている人です。
どんなに文明が進化しても、どれだけ機械に囲まれても、それを動かしていくのは人間なのです。
人と人との関係が、これからをつくっていくのです。
ささいなことにもお礼を言うことで、相手の気持ちを配慮できます。
特にお礼をいうのは、女性のほうが得意なようです。
女性はお礼を大切にして生きていますから、人の気持ちには敏感に察知します。
ささいなことでも、お礼を言ってくれます。
男性はプライドがあるため、なかなかお礼を言えない人が多いです。
男性は大きなことなら「ありがとう」と言いますが、ささいなことだと忘れがちです。
ささいなことでも、しっかりお礼を言える人は、モテます。
お互いが気持ちよく、気持ちのやりとりができるようになります。
男性でも女性でも、地位や肩書に関係なく、ささいなことでもきちんとお礼が言える関係が、理想の人間関係なのです。
人間関係では、お互いがお互いのことを尊重し合える関係が理想的です。
お互いが尊重し合える関係を築くためには、相手のことを大切にすることです。
会社の上司でときどき「部下たちの面倒を見てやっている」と言う人がいます。
この発言は、会社の地位を武器に、偉そうにしているだけです。
人望のあるモテる上司は、必ず、相手のことを尊重して、発言します。
そんなときに出る言葉は「面倒を見てやっている」ではなく「面倒を見てもらっている」です。
会社の人間関係とはいえ、みんなが協力して成り立っています。
1人だけが威張るのは、おかしいのです。
みんなが主人公で、みんなの力で成り立っていることに、気づかなければなりません。
自分の力だけではなく、みんなのおかげで生きているのだと気づけば、自然と「~してもらっている」という口調になります。
「支え」に、気づくことができるのです。
夢を叶える人は、たくさんの人の支えに気づいている人です。
1人で孤立しているのではなく、たくさんの人に支えてもらっているから立つことができているのです。
たくさんの支えのおかげで、初めて、夢に向かって歩くことができるのです。
考えてみましょう。
大企業であるほど、たくさんの社員(支え)がいます。
たった1人で、大きな会社を経営することはできません。
大きな会社であるほど、大きな支え、たくさんの支えが必要になるのです。
プロのミュージシャンになるために、頑張っている人がいます。
毎日、ギターの練習に明け暮れ、腕前も相当うまくなっている様子でした。
プロを目指すにあたり、今後はどうするつもりなのか、聞かせてもらいました。
「プロになったら、モテるようになるね。テレビに出られるようになるといいね」
すると、意外な返事が返ってきました。
「有名になっても、自分のプライベートは守りたい」というのです。
私は心の中で「矛盾している」と思いました。
「自分をもっと見てほしい」と言っている人が「プライベートは守りたい」というのは、相反する考え方です。
本当に見てもらいたいと思う人が、見られたくないと考えるのは、矛盾しているのです。
世の中の大勢が、夢を実現できないでいる理由は、ここにあります。
本当に夢を叶えようと思うなら、私生活の一部、あるいは大半を失う覚悟が必要です。
もっといえば、人生全体を夢に捧げるくらいの覚悟が必要です。
大げさと思うかもしれませんが、夢を叶えるとは、そういうことです。
夢を手に入れることのは、大きなことです。
大勢の人の上に立つことは、それだけ多くのことを背負うことになります。
夢の達成には、時間もお金もかかります。
人生の大半が費やされ、人生で稼ぐ大半を夢に費やします。
そのくらい大きなことをするからこそ、大きな夢を達成できます。
他の人が簡単に真似できないことをするのは、夢に近づく条件なのです。