「夫婦関係が悪い。凍りついているようだ」
何かのトラブルが原因で、夫婦関係に亀裂が入ってしまいます。
冷え切っている関係。
冷え切った夫婦関係の末期状態は、凍っている状態と言えます。
氷のように冷たくて固くて、どう手をつけていいのかわからない状態です。
凍りついた夫婦関係を温め直すにはどうすればいいのでしょうか。
夫婦生活が長くなると、顔を向けない会話が増えてしまいがちです。
顔を向けず、言葉だけを聞いて「ああ」「うん」「へえ」と返事をしてしまいます。
慣れてしまうと自然とそうなってしまうから危ない。
私はある日、面白い夫婦に出会いました。
いえ、夫婦仲が悪くなっているほとんどが、同じことを口にします。
「あの人のここが嫌い」
統計として、離婚をした夫婦は、再婚をしてもまた離婚をするケースが多いのをご存じですか。
離婚をする人は、2度も、3度も離婚を繰り返すといいます。
それはあら探しをする癖が根本的に直っていないからです。
夫婦関係が悪くなっているとき「自分のどこがいけないのか」という原因を探してみましょう。
相手を不快にさせる結果があるからには、何か原因があるはずです。
きちんと問題に向き合うからこそ、解決の方法が見えてきます。
夫婦生活では、別々で行動するときがあります。
別々に寝る。
別々に朝食や夕食を取る。
冷え切った夫婦を温めなおすには、別々にしている行動を見直して、少しでも一緒に行動する機会を増やすことです。
一緒に行動することで、お互いに会話のチャンスが増え、仲を取り戻すためのきっかけをつかみやすくなるからです。
しかし、一緒に行動とはいえ、いきなり「一緒にカラオケ」は、少しハードルが高すぎます。
夫婦関係を改善させるために最初に考えてしまいがちなのは「一緒にいる時間を増やすこと」です。
あらゆる夫婦関係改善のアドバイスや相談などでは、最初に目にする言葉です。
もちろん一緒にいる時間を増やすことは重要です。
少しでも早く夫婦仲を取り戻したければ、今この瞬間に、すべてを許すこと。
あなたには、パートナーに対して許せないことがありますか。
許せないことでも、とりわけ「絶対に許せないこと」はありませんか。
夫婦関係を改善させる方法は「許すこと」です。
許すことで執着から開放され、今すぐ身も心も軽くなります。
ささいなことなら、すぐ忘れることができますが、自分が大事にしていることほど、なかなか許せません。
夫婦がそろって仕事を持つのは、もはや珍しいことではなくなりました。
これからの生活のために、少しでも収入を増やそうと、夫婦が共働きするケースは大変多いです。
そうなると当然、夫婦で共に過ごす時間が短くなります。
夫婦で会話をしていると、以前に言ったことを、相手がすっかり忘れていることがあります。
パソコンの使い方を妻に教えたのに、忘れている。
妻が夫に料理の仕方を教えたのに、忘れている。
計画を立てたほうがいいかどうか。
これに対する問いには「もちろん立てたほうがいい」と答える人が大半のはずです。
たしかに計画を立てることで、物事がスムーズに進みやすくなります。
あなたが夫婦げんかをして、何か気に入らないことがあり、恨み続けていたとします。
なぜ、恨み続けているのでしょうか。
あらためて考えてみましょう。
数学の素晴らしい点は、はっきりした答えが出るところです。
曖昧な答えがありません。
単純な例なら、1+1の答えは、必ず2です。
夫婦で話し合ったことは「言った、言わない」の議論になりがちです。
言葉で軽く話をしているだけでは、誤解をして受け止めることもあります。
「そんなこと言ったかな」
夫婦関係で気をつけたいことは、何もパートナーのことばかりだけではありません。
夫婦関係の仲が悪くなる意外なきっかけがあります。
パートナーの親についてです。
パートナーとの関係では、パートナーの親の悪口を言ってはいけないのは基本中の基本です。
自分の生みの親を非難されたということは、同時に自分も非難されたということになるからです。
自分の肉親についての悪口は、自分に言われる悪口以上に傷つきます。
パートナーの親の悪口は、思うまではいいですが、口にしてはいけないことです。
「パートナー」と一生共にするのと同じく「パートナーの親」とも一生のお付き合いが始まります。
友人感覚とは違い、少し気を使いますね。
あなたが幼いころ「結婚」と言えばどのようなイメージでしたか。
おそらく「好きな人と24時間一緒に暮らす幸せな生活」を想像していたのではないでしょうか。
たしかにそうですが、あくまでも「一面」です。
夫婦仲が自然と悪くなる原因の1つに話し方があります。
「話す内容」ではなく「話し方」です。
ほとんどの夫婦は、話す内容ばかりに気を向けてしまいがちです。
道を歩いているとき、転んで膝を擦りむくと、出血します。
人間の体はよくできたもので、出血をほうっておくと自然とかさぶたができて、出血が止まります。
ただし1つ難点があります。
夫婦関係には「素直さ」が必要です。
これは必須事項と言ってもいいでしょう。
友人までは適当な対応でもいいですが、夫婦には信頼関係の構築のために、素直さが欠かせません。
パートナーを見れば、1つや2つ、気に入らない点があるものです。
あなたのパートナーには、どのような癖がありますか。
爪を噛む癖。
パートナーからむかっとするようなことを言われたりされたりしたときが問題です。
あなたはどのような対応を取っていますか。
夫婦では、けんかが必要な場面もあります。
夫婦仲が悪いのは、お互いに「夫婦」というものの扱いに慣れていないせいかもしれません。
あなたが結婚した日のことを思い出しましょう。
正確に言えば「結婚式の日」ではなく「役所に婚姻届を提出した日」です。
友人とけんかをしたとき、すぐ縁を切ろうとする人がいます。
そういう人が多いのに驚きます。
「仲直りするのが面倒」
私の場合、恋人や友人と仲直りするときには、ストレートに「仲直りしよう」と言います。
これはおすすめです。
少し遠回しな言い方もいいですが、どうも遠回しなほうが恥ずかしく感じませんか。
「あなたは偉い!」
いきなりですが、これは本当です。
人間関係でひびが入ると、元に戻すのは難しいものです。
「夫婦関係が悪い。凍りついているようだ」
何かのトラブルが原因で、夫婦関係に亀裂が入ってしまいます。
冷え切っている関係。
その最悪の夫婦状態ともなれば、顔も合わせず、言葉も交わさず、コミュニケーションは一切ない。
こういう末期になると、回復は大変困難を極めます。
冷えている状態を通り越して「冷凍」のような状態になります。
冷凍庫に入っている凍った食材のように、冷たくて、石のように硬くなっています。
凍りついているかのように、触れるだけで冷たく感じます。
まったくもってどう手をつけていいのか。
「すぐ夫婦関係を改善させたい」
「一瞬で元に戻せるようなうまい話はないのか」
「凍りきった夫婦関係を、すぐ温められる方法はないのか」
夫婦関係が凍りついているにもかかわらず、いきなり温めるのはよくない。
すぐ温める方法はありませんが、突破口ならあります。
凍っている状態を思い出しましょう。
冷凍庫に入っている食材を、いきなり強火のフライパンの上に載せるとどうなるでしょうか。
食材は不自然な味になりますし、場合によっては、割れたり破裂したりします。
凍りついた夫婦関係を改善させるために「温める」というのは、しばらく待ってください。
もちろん温めるのは必要ですが、後回しです。
温めるのは、氷が解けてなくなってからです。
最初にしなければならないことは「解凍」です。
凍りついた夫婦関係を改善しようと心がけているのに、なかなかうまくいかない理由はそこです。
いきなり温めようとするから不自然になる。
場合によっては、むしろ以前より悪化することさえある。
凍りついているなら、氷が解けてなくなるまで待ちましょう。
まず、解凍から始めるのが、凍りついた夫婦関係の本当の改善なのです。
冷え切った夫婦関係の末期状態は、凍っている状態と言えます。
氷のように冷たくて固くて、どう手をつけていいのかわからない状態です。
凍りついた夫婦関係を温め直すにはどうすればいいのでしょうか。
調理を思い出しましょう。
同じ考え方で結構です。
通常、凍りついた食材はどうしますか。
そうです「自然解凍」から始めますね。
何のことはない、冷凍庫から外に出して、平温の空気に触れさせているだけです。
次第に、氷は解けてきます。
氷が解けると、柔らかくなり、調理しやすくなりますね。
冷たい状態なら触れにくいですが、平温に戻れば触れやすくなります。
夫婦関係でも同じです。
夫婦にとっての自然解凍とは何でしょうか。
「普通に接すること」です。
どれも人間関係での基本的なことですね。
当たり前のことを当たり前にして、ごく普通に接しましょう。
夫婦という関係はまずひとまず置いて、人として当たり前に接する。
まずそこから始めましょう。
凍りついた夫婦関係の第一歩は「普通に接すること」です。
氷が自然と空気に接して解けていくように、夫婦も人として普通に接していくことで、氷が解けていきます。
いきなり、仲直りする方法を模索するのではなく、氷を溶かすことから始めましょう。
夫婦生活が長くなると、顔を向けない会話が増えてしまいがちです。
顔を向けず、言葉だけを聞いて「ああ」「うん」「へえ」と返事をしてしまいます。
慣れてしまうと自然とそうなってしまうから危ない。
この習慣が良くありません。
顔を向けてくれないことで「顔を向けるのさえ面倒なんだな」と悪い印象が伝わります。
心の距離が離れる。
心の距離が離れることで、会話はもっと少なくなる。
夫婦の温かさが、どんどん冷めてしまいます。
相手が自分のことをどう思っているのかというのは、不思議とわかります。
なぜわかるのか。
顔を向けるか、向けないかでわかります。
会話をするとき、普通は相手の顔や目を見て話します。
にもかかわらず、顔をそらして、目を合わせることもない。
顔を向けない理由は、意図的に顔を向けないこともあれば、面倒だから向けないこともあるでしょう。
いずれの場合にせよ、相手には確実に悪い印象が伝わります。
顔を見ないしぐさは、直接「嫌いです」と言っているわけではありませんが「自分を嫌っているのだな」とわかってしまいます。
相手に嫌っていることが伝わると、相手も顔を向けてくれないようになります。
自分のことを嫌いになっている人のことを嫌いになるのは、当然です。
とりあえず距離を置こうと思います。
顔を向けないし、目も合わせない関係が当たり前になっていき、定着してしまいます。
なかなか顔を合わせにくい雰囲気があっても、少しでも顔を合わせる時間を増やす。
少しずつ増やすイメージでかまいません。
顔を向ければ、自然と目を見ることができます。
目を少し見るだけでも意味があります。
相手の顔や目を避けるようなしぐさをなくすことで、お互いのマイナスイメージを取り払っていきましょう。
私はある日、面白い夫婦に出会いました。
いえ、夫婦仲が悪くなっているほとんどが、同じことを口にします。
「あの人のここが嫌い」
仲の悪い夫婦関係に、決まって出てくる言葉です。
それも1つだけではありません。
「ここも悪い。あそこも悪い」
いくつも出てきます。
逆に「いいところはあるか」と聞けば「いいところは1つもない」と言います。
夫婦仲が悪い人に聞くと、必ずと言っていいほどこういう流れになります。
何かおかしいと思いませんか。
いいところは1つもなく、悪いところばかり。
悪人のような人ではありませんか。
では、なぜそんな人と結婚したのでしょうか。
いいところは1つもなくて、悪いところしかなければ、当然結婚するはずはありませんね。
結婚をするくらいですから、自分と相性がよく、いいところばかりの人だと考えます。
まか不思議な現象に気づきましょう。
ここに夫婦関係が悪くなるポイントがあります。
実は本当に悪いのは、相手ではありません。
本当の原因は、自分にあります。
自分のどこが悪いのかと言えば「あら探しをする癖」です。
結婚をする前は、デートで、たまに会うくらいでした。
しかし、結婚をして一緒にずっと暮らし始めると、相手の見えなかった部分も見えてくるようになります。
当然、気に入らないところや知らなかったことも見えてくることでしょう。
どんな人でも、欠点の1つや2つは必ずあります。
ここまではあらゆる夫婦が経験することであり、まったく不思議なことでも変わったことでもありません。
しかし、です。
もし、自分に悪いところを見つける癖があるとどうでしょうか。
相手の悪いところを見つける癖があると、一緒にいる生活が長くなるにつれて、悪いところもたくさん見つかるでしょう。
「探そう、見つけ出そう」と意識すればするほど、たくさん見つけてしまいます。
しかも、悪いところを見つけるだけでなく、悪いところを集中して見るようになるはずです。
その一方で、いいところを見なくなるし、見えなくなってしまいます。
その結果、結婚後しばらく経って「悪いところばかりで、いいところは1つもない人」になってしまいます。
相手が変わったのではなく、あら探しをする自分の癖に問題があります。
そういうあら探しをする癖はありませんか。
問題の根本的原因は、実は自分に内在している可能性があるのです。
統計として、離婚をした夫婦は、再婚をしてもまた離婚をするケースが多いのをご存じですか。
離婚をする人は、2度も、3度も離婚を繰り返すといいます。
それはあら探しをする癖が根本的に直っていないからです。
自分の悪い癖が直っていないかぎり、誰と結婚をしてもうまくいきません。
本当に悪いのは、相手ではなく、あら探しをする癖を持っている自分です。
まずそこから改善していかないといけません。
いい方法があります。
あら探しをする癖は「探す力が強い」ということです。
その強い力を利用しましょう。
探すものを、逆にいいところを探すようにすればいい。
「あの人のここが嫌い」というのではなく「あの人のここが好き」というふうに考え直してみましょう。
いいところを見つけようとする癖をつけます。
探す対象を「悪いところ」から「いいところ」に変えるだけです。
悪いところを探す癖があるなら、いいところを探す癖も身につけられるはずです。
もともと探す力は強いはずですから必ずできる。
多少時間はかかることでしょうが、辛抱強く習慣を変えてみましょう。
さあ、今からほんの3分間、パートナーのいいところを探すよう心がけましょう。
パートナーがいてくれたおかげで、学べたことはありませんか。
パートナーのおかげで助かっていることはありませんか。
必ずあるはずです。
いいところを見つける癖に少しずつ変えていけば、パートナーへの感じ方が変わってきます。
パートナーは変わっていないのに、変わったかのように見えてくるはずです。
夫婦関係が悪くなっているとき「自分のどこがいけないのか」という原因を探してみましょう。
相手を不快にさせる結果があるからには、何か原因があるはずです。
きちんと問題に向き合うからこそ、解決の方法が見えてきます。
これは、あら探しとは別の問題です。
あら探しは「常に問題があるのは相手だ」というのが、前提です。
自分の事情には触れず、相手の悪い点ばかりを見つけようとしている状態です。
しかし、自分の悪い点を見つけて前向きに考えるのはOKです。
それは、あら探しではなく、自己改善です。
前向きな成長です。
夫婦仲が悪くなっているとき、もちろん相手にも悪い点があるかもしれませんが、ひとまず置いておきましょう。
「それでは不公平ではないか」と思うかもしれませんが、もちろん放置するわけではありません。
実は、あなたが改善されれば、おのずから相手も改善に向かうようになります。
改善は、まず自分からです。
自分の悪い点を探せば、いくつか見つかるのではないでしょうか。
相手の気分を悪くさせることがなければ、関係も悪くなるはずはありません。
おそらくどこかに相手の気分を害させる要因があるはずです。
相手に不快を与えているのではないかと思われる自分の悪い点を、すべてチェックしてみましょう。
相手を不快にさせている態度をしていませんか。
会話に嫌みが含まれていて、感じが悪くなっていませんか。
態度・言葉遣い・習慣・癖など、いくつかあることでしょう。
もちろん生まれつきの性格や顔など変えようのない点もあることでしょう。
そういう点は仕方ないですが、言葉遣いや態度は自分の意思で改善できるはずです。
改善ができれば、以前より印象が良くなります。
あなたの態度が良くなれば、自然と相手の態度もよくなります。
ストレスや摩擦が小さくなり、自然と緊張感が解けていくからです。
最初に変わるのは、まず自分であることを忘れないでください。
これは夫婦関係に限らず、あらゆる人間関係に共通するコツです。
夫婦生活では、別々で行動するときがあります。
別々に寝る。
別々に朝食や夕食を取る。
別々に週末を過ごす。
もちろんプライベートもありますから、別々の行動を取ることでしょう。
時には独りになりたいし、ほうっておいてもらいたいときもあります。
それも「ある程度まで」です。
冷め切っている夫婦の場合、この「別々」の行動が、もはや「当たり前」になっているのが特徴です。
寝るときも別々。
朝食も夕食も別々。
週末の過ごし方も別々。
すべての行動が別々で当たり前。
一緒に何かしようと言っても「なぜ?」と冷たく聞き返されることもあります。
冷え切った夫婦が少しでも温かさを取り戻すには、いま一度、別々の行動を見直していきましょう。
「別々」の状態を少しでも減らしながら「一緒に」を増やしていきます。
もちろんいきなり相手の機嫌をよくしようと心がける必要はありません。
最初は、ただ一緒に行動してみるだけで結構です。
できるかぎり、少しでも「一緒」の行動を増やすことです。
一緒に行動すると、顔を合わせたり会話をしたりするチャンスが一気に増えます。
夫婦仲を取り戻すきっかけをつかみやすくなるのです。
冷え切った夫婦を温めなおすには、別々にしている行動を見直して、少しでも一緒に行動する機会を増やすことです。
一緒に行動することで、お互いに会話のチャンスが増え、仲を取り戻すためのきっかけをつかみやすくなるからです。
しかし、一緒に行動とはいえ、いきなり「一緒にカラオケ」は、少しハードルが高すぎます。
本来、仲のいい夫婦ならささいなことですが、冷め切った夫婦の場合は一緒に行動するのでさえためらいます。
むしろ不快に感じることが多いのではないでしょうか。
さて、こういうとき「一緒に」を実現しやすい最初のステップがあります。
「外食」です。
おいしい食事を食べに、一緒に外食をするなら気軽に実現しやすいのではないでしょうか。
食欲は、人間の大切な基本欲求の1つです。
また、一緒においしい食事をすることで、気分が高揚し、打ち解けた雰囲気になりやすくなります。
高級レストランである必要はありません。
むしろ気軽に行ける雰囲気のレストランのほうがいいでしょう。
店内は明るくて、緊張もなく、値段もお手頃です。
明るい雰囲気の中なら、会話のチャンスが増えるはずです。
何度か外食を重ねることで、お互いの雰囲気を和ませていきます。
慣れてくれば、一緒に買い物に出かけたり、映画を見に行ったりします。
その後、カラオケに行ったり、温泉に行ったりなど徐々にステップアップをすればいい。
とりあえず最初のステップは、外食です。
夫婦関係の改善は「食」の機会から始まるのです。
夫婦関係を改善させるために最初に考えてしまいがちなのは「一緒にいる時間を増やすこと」です。
あらゆる夫婦関係改善のアドバイスや相談などでは、最初に目にする言葉です。
もちろん一緒にいる時間を増やすことは重要です。
一緒にいる時間が増えることで、顔を見たり、会話をしたりする時間が増えます。
一緒にいるだけでも心地よい時間になるでしょう。
しかし、です。
それはある程度「仲のいい夫婦」に限った話です。
仲がいいと、一緒にいる時間が増えると自然と会話も増えますし、仲もよくなります。
しかし、冷め切った夫婦が、用事もないのにやみくもに一緒にいる時間ばかりを増やそうとするのは良くありません。
冷め切っている関係というのは、どちらかというと相手に対して反発する気持ちがあります。
相手に対して反発があるときに、無理に一緒にいても、逆に居心地が悪いです。
その結果、余計に相手に対して嫌悪感を抱いてしまいかねません。
そこで大切なことは「一緒にいる用事をつくること」です。
うまい口実をつくって、一緒にいる時間を自動的に増やしていきます。
では、その「一緒にいる用事」とは何でしょうか。
ここが重要です。
「パートナーへの協力」です。
冷めているなら、どこかパートナーに対して「非協力的な部分」がありませんか。
反発心を抱いている人には、無意識のうちに、非協力的になります。
顔を合わせず、会話もせず、自分のことは自分でしなさい、という自分と相手に壁がある状態が見受けられます。
いま一度、自分を振り返ってみましょう。
そういう心当たりはありませんか。
それはよくないことです。
冷めている状態は、まず温めること。
温めるには、相手のために何かをすること。
相手のために何かをするのは、協力することです。
いま一度、パートナーのために、自分ができることを考えてみましょう。
小さなことからで結構です。
ささいなことからでもいいので、パートナーの助けになるようなことをしましょう。
パートナーが「ありがとう」と言わざるを得ないような状況になるまで、何かを協力し続けていくことです。
反発する気持ちを抑えながら、好意を伝えていきましょう。
協力しようとする行為を通して、結果として、パートナーのあなたへの印象が改善されます。
マイナスイメージが取り除かれて、プラスイメージが増えます。
冷めていた関係が、だんだん温かくなります。
一緒にいる時間が増えるのは、あくまでも「結果」です。
パートナーに協力しようとする時間を増やすことで、自然と増えていく結果なのです。
少しでも早く夫婦仲を取り戻したければ、今この瞬間に、すべてを許すこと。
あなたには、パートナーに対して許せないことがありますか。
許せないことでも、とりわけ「絶対に許せないこと」はありませんか。
一般的に「友人間」より「夫婦間」のほうが、許せないトラブルが発生しやすい。
パートナーは身近にいるからです。
毎日身近で一緒に生活をしていれば、ぶつかることもそれだけ多くなるはずです。
その中で、許せないようなトラブルも発生します。
夫婦で一緒に生活をしていれば、揉めることはありますが、とりわけ「絶対許せないようなトラブル」も発生します。
取り返しのつかないことや、一生消せないような傷を付けられたのかもしれません。
その絶対に許せないことが1つでもあると、夫婦仲を一気に悪化させてしまいます。
たしかに「他者を許す」というのは、困難です。
自分が大切にしているものほど、なかなか思いきるのは難しいことでしょう。
しかし、意地を張ってばかりでは進展はありません。
意地を張って傷が癒えたり、改善されたりということはありません。
もし意地を張って改善するなら、世界はすでに平和になっているはずです。
意地を張っても改善されないのは、すでに世界が証明しています。
「許せない! 絶対に許せない! 死んでも許せない」
そう思えば思うほど、問題はこじれて、複雑になります。
苦しくなるのは自分です。
相手との壁をつくるだけでなく、許せないと執着することで、自分の気分が悪くなります。
許せないままでは、進展がありません。
あなたがパートナーに対して許せないと思っていることを許しましょう。
もし、夫婦関係を本気で改善させたければ、今この瞬間に相手のすべてを許すことです。
スピードが大切です。
今から独り言でもいいので行ってみましょう。
「気にするの、やめた!」
執着したり、恨んだりなど、気にしているから疲れます。
今、この瞬間に許してしまいましょう。
絶対に許せないと思うことでも、許してしまう。
すると、緊張から一気に解放されます。
それは執着から開放されることです。
体が楽になるでしょう。
その許せない出来事を忘れれば、今すぐ軽くなります。
もう終わったことだから、気にしていても仕方ない。
「もう気にしない」と思ってしまいます。
ふっと肩の荷が下りてきませんか。
それで関係が前進します。
夫婦関係を改善させる方法は「許すこと」です。
許すことで執着から開放され、今すぐ身も心も軽くなります。
ささいなことなら、すぐ忘れることができますが、自分が大事にしていることほど、なかなか許せません。
時には長い年月を要することもあるでしょう。
「すぐ許すことができるなら、苦労しない」
たしかにそのとおりです。
許せればいいとはわかっていても、なかなかすぐはできないもの。
たしかに傷の大きさから、すぐは許せないこともあります。
どうしても今すぐ許せなければ、今すぐしなくてOKです。
では、どうすればいいのか。
許せなければ、忘れてしまえばいい。
忘れてしまえば、恨みや憎しみも消えてなくなります。
もちろん完全に許せないことが頭から消えてなくなるわけではありません。
忘れているだけであり、一時的に気にしなくなっているだけです。
本当の対処にはなっていません。
しかし「許せるようになるまでの時間づくり」は、できるはずです。
時間がしばらく経過すれば、大きな執着も次第に小さくなります。
ある程度時間が経過した時点で、許せばいい。
許せるくらい、気持ちが収まるまで「保留」です。
許すのに時間がかかるなら、一時的に忘れて、保留にしてしまうこと。
思い出さないように心がけるようにしましょう。
もちろん最終的には許せるようになるのが理想ですが、それまでの暫定対処です。
夫婦がそろって仕事を持つのは、もはや珍しいことではなくなりました。
これからの生活のために、少しでも収入を増やそうと、夫婦が共働きするケースは大変多いです。
そうなると当然、夫婦で共に過ごす時間が短くなります。
「お互いに忙しくて、なかなか時間をつくることができない」
そんな悩みを持つ夫婦も多いことでしょう。
「このまま一生やっていけるのだろうか」
夫婦なのに、顔を合わす時間さえ短くなると不安が募ります。
お互いに忙しいがゆえに、コミュニケーションの時間が短くなり、おのずから夫婦の距離が遠くなってしまうこともあります。
そんな不安にはどう対処すればいいのでしょうか。
大丈夫です。
夫婦とはいえ、24時間、常に一緒にいる必要はありません。
そういうときは、せめて週に1日くらいは2人で過ごす時間をつくりましょう。
職種にもよりますが、会社は普通、週末が休日のはずです。
週末に一緒に買い物に出かけたり、日帰り旅行に行ったりなど、2人がお互いで過ごす時間をつくります。
おや、週末すら仕事がある?
それでは、週にたった2時間くらいはどうでしょうか。
せめて週に1日が難しければ、たったの2時間でもかまいません。
たったの2時間で、変わります。
2時間といえば、映画を1本見終わるくらいの時間ですね。
パートナーのために常に尽くすことができなくても、週に2時間だけなら、パートナーに尽くす時間をつくり出すことができるはずです。
その代わり、その2時間は濃い時間になるように工夫しましょう。
たとえば、週末の2時間を使って、夫婦そろって散歩に出かけます。
もちろん単なる散歩ではありません。
手をつないで、寄り添い合い、2人でゆったりした時間を楽しめるくらいの濃い時間です。
他人から見れば、散歩というより、デートのように見えるくらいがOKです。
いちゃいちゃした濃い2時間を過ごします。
いつも一緒にいるのは難しくても、まとまった2時間をつくり、お互いに徹底集中する時間をつくりましょう。
散歩がダメなら、一緒に映画でもかまいません。
もちろん映画館では2人が隣り合わせの席で、手をつなぎながら映画を見る。
週に2時間を使って、夫婦で夜景の見える高級レストランでディナーをする。
単身赴任で遠くに離れていれば、週に2時間、電話でお互いの状況を話し合うなどすればいい。
週にたったの2時間でもいいので、パートナーに徹底集中する時間をつくるのです。
夫婦で会話をしていると、以前に言ったことを、相手がすっかり忘れていることがあります。
パソコンの使い方を妻に教えたのに、忘れている。
妻が夫に料理の仕方を教えたのに、忘れている。
そんなときについ、口にしてしまうおなじみの発言があります。
「前にも言った」です。
その奥深さに、気づいていますか。
この言葉は、あらためて考えると考えさせられる言葉です。
前にも言ったというのは、たしかに事実であり、本当の話なのでしょう。
正しい主張という人と言われる人の、両者を比べてみましょう。
きちんと相手の話を聞いて覚えている人。
一生懸命に話をしたのにもかかわらず、すっかり忘れている人。
普通に考えれば、どう感じますか。
普通に考えると、覚えているほうが偉くて、忘れるほうが悪いと思いますね。
「前にも言った」というのは正当な主張であり、忘れる人が悪いのだと思います。
しかし、です。
これが難しいところです。
たしかに発言は正しいですが、言わないほうがいい。
人間関係にひびを入れる言葉だからです。
「正しい、間違い」は大切なことではありません。
「気持ちのいい言葉かどうか」が大切です。
夫婦では、思いやりが大切です。
あなたが相手から「前にも言っただろう」と言われると、どのような気持ちになりますか。
やはり悲しくなったり残念に思ったり、なかには偉そうな言い方に腹を立てる人もいるでしょう。
それがきっかけで、夫婦関係にひびが入ります。
優しいトーンで「前にも言った」と発言したつもりでも、なぜか偉そうに聞こえてしまうから、難しい。
相手の気分を害さないような言葉を選んで発言するように配慮することです。
人間なら、誰でもうっかり忘れることがあります。
人によっては、忘れっぽい人やうっかりの人も多いことでしょう。
あなたでも、うっかり忘れた経験は何度もあるはずです。
忘れることはあって当然。
話をするときも「まあ、人間だから忘れるだろうな。そのときはまた教えよう」と思うくらいでいい。
そういう前提があれば、何度でも同じことが言えるようになることです。
1回でわからなければ、2回でも3回でも言う。
3回言ってわからなければ10回でも親切に伝えます。
繰り返して、相手に伝えます。
「前にも言った」と言いたい気持ちをぐっとこらえ、何度でも同じことが言える人になるようにしましょう。
これが夫婦関係を維持させる方法です。
計画を立てたほうがいいかどうか。
これに対する問いには「もちろん立てたほうがいい」と答える人が大半のはずです。
たしかに計画を立てることで、物事がスムーズに進みやすくなります。
受験勉強を例に出せば、想像しやすいことでしょう。
計画を立てることで、合格までに必要な勉強や勉強量を把握しやすくなり、机にも向かいやすくなります。
適当に勉強しているだけの合格は難しい。
長丁場の戦いには、計画が必要です。
しかし、です。
計画には、素晴らしい一面があると同時に、大きな副作用もあることを知っておかなければなりません。
ストレスがたまりやすいことです。
計画を立てることで、ほんの少しでも計画から外れてしまうと、すぐいらいらしてしまいます。
予定を立てるからこそ、予定に振り回されてしまう。
受験勉強も、計画を立てることで合格に近づくことができますが、その計画によるタイムプレッシャーも相当感じるはずです。
さて、夫婦関係でも同じです。
夫婦で生活していると、計画を立てる場面にしばしば出くわします。
たとえば、旅行の計画です。
当たり前に考えれば、見知らぬ土地に行きますから、計画を立てないと気持ちが落ち着かないことでしょう。
効率よく回って、旅行の味を十分に引き出したいと思いますね。
しかし、見知らぬ土地だからこそ、計画を立ててもなかなかうまくいきません。
現地に到着してみると、思ったより人が混んでいて、予定どおりに進められないことがあります。
初めての土地ですから、道に迷うことがあっても不思議ではありません。
そうすると、急にいらいらが始まります。
せっかく計画を立てたのに、そのとおりに進まないことに腹が立ちます。
そのストレスがたまると、夫婦お互いの機嫌が悪くなり、旅行先でけんかにさえなりかねません。
夫婦生活で大切なのは「成り行きに任せる力」です。
「計画を立てて、予定どおりに進めること」も大切ですが、時には「計画を立てず、成り行きに任せること」も大切です。
夫婦での旅行では、あえて、計画を立てずに出かけてみましょう。
夫婦で、成り行きに任せる旅に出ます。
2泊3日や、だいたいこの辺りの場所に行きたいと大まかな予定は立てる必要はありますが、具体的な部分までは不要です。
具体的な計画を立てずに旅行に出かけることで、お互いが成り行きに任せた旅に出やすくなります。
あえて成り行きに任せて旅に出てみてはどうでしょうか。
現地に到着すると、気になる場所を見つけた。
思ったより人が混んでいるので、行き先を変更する。
その場の状況に応じて、臨機応変に対応する力を養うきっかけになります。
予定はたしかに大切ですが、成り行きに任せることも大事です。
「夫婦が共に臨機応変に対応する力」
成り行きに任せるたびに出るからこそ、素の自分が出しやすく、きっかけで相手との関係がさらに深まることでしょう。
きっといつもとは違った旅の味に気づくはずです。
あなたが夫婦げんかをして、何か気に入らないことがあり、恨み続けていたとします。
なぜ、恨み続けているのでしょうか。
あらためて考えてみましょう。
恨み続けることで、夫婦仲を改善させるために役立つでしょうか。
いいえ、まったく立ちませんね。
考えるだけ、余計に疲れるだけです。
いつまでも恨み続けていると、いらいらを感じる時間も長くなります。
その状態では、夫婦げんかも再発しやすくなります。
嫌なことはさっさと忘れてしまうことも、夫にも妻にも必要です。
夫婦でけんかをしても、次の瞬間には忘れることです。
さて、忘れると言っても、できるのは人にもよります。
「もともと堅い性格でできない。考えるほど緊張が走る」
事実、性格的にどうしても、考え始めると肩に力が入ったり、緊張しすぎて体が硬直したりしてしまう人もいるでしょう。
頭で考えてうまくいかないときは、頭で考えるのをやめます。
そういうときは最後の頼みとして「お酒の力」です。
夫婦で晩酌を交わしていれば、軽い気持ちになりやすく、嫌なことも忘れて会話をしやすくなります。
タイミングがよければ、夫婦で居酒屋に飲みに出かけてもいいでしょう。
夫婦で居酒屋だからこそ、雰囲気があっていい。
もちろんお酒の量は、ほどほどを守りましょう。
あくまでもお酒の力は「きっかけづくり」です。
量が多すぎたり、慢性的になったりしないよう気をつけましょう。
それさえ守ることができれば、お酒は夫婦関係を改善する突破口になるでしょう。
飲みすぎると体に毒ですが、適量なら、ストレスを緩和させてくれる効果があるのもたしかです。
ほんの少しお酒の力を借りて、嫌なことはさらりと忘れましょう。
数学の素晴らしい点は、はっきりした答えが出るところです。
曖昧な答えがありません。
単純な例なら、1+1の答えは、必ず2です。
それ以外の答えはありませんね。
真実は、1つのみ。
これこそ数学の美と言ってもいいでしょう。
数学を好む人には、答えを1つに絞ろうとする傾向が強いのもたしかです。
もし、夫婦のどちらかがそういう考え方を持っていると、こじれることがあります。
「はっきり話すタイプ」と「もやもや話すタイプ」の2人は、ぶつかりやすいからです。
はっきりした答えを求めようとする人は、曖昧な答えをするパートナーに対して、いらいらしやすくなります。
よくありがちなのは、将来への考え方における意見の対立です。
はきはき話をするタイプの人は、これからの将来をすぐ決断しようとします。
早く決断したほうが、物事に早く取り組め、リスクを低下させることができるからです。
一方、曖昧に話をするタイプの人は、先のことはそのときになってみないとわからないから、状況に応じて考えようとします。
自分たちだけの事情ならいいですが、政治状況など自分たちの力では操作できない外的要因によって左右されることもあります。
どちらが正しいということはありません。
どちらの主張も理屈に合っています。
しかし、はっきり決めたい人は「何が言いたいんだ。はっきり言ってくれ」と押し切ろうとします。
そうはいえ、なかなか難しい問題です。
お互いの主張とも道理が合っているため、なかなか道を譲ろうとしない。
もやもや話す性格の人もいます。
もやもや話す人に「はっきり言ってくれ」と言うのは「性格を変えてくれ」と言っているようなものです。
性格をすぐ変えられるなら、苦労しません。
ビジネスでは金銭が関係しているため、はっきりさせる必要はありますが、その考え方を家庭まで持ち込むのは良くありません。
現時点で、答えを1つに絞ることができないことは、たくさんあります。
こういうときに大切なことは「相手はそういう性格なんだ」と受け入れることです。
相手の性格を変えようとせず、受け入れます。
器を大きくさせる。
相手と合わない考えがあっても「それは違う」と言い換えるのではなく「そういう考え方もあるね」と受け入れるのです。
夫婦で話し合ったことは「言った、言わない」の議論になりがちです。
言葉で軽く話をしているだけでは、誤解をして受け止めることもあります。
「そんなこと言ったかな」
「うん、言ったよ」
時間とともに、記憶が変化することもあるでしょう。
そこで、おすすめしたいのは「紙に書くこと」です。
夫婦間でいつもコミュニケーションを交わしているなら、必要がないと思われます。
たしかに実際に日常的な細かい取り決めはたくさんあるでしょうし、いちいち紙に書くのは手間がかかります。
毎日のことなら忘れるわけはないので、わざわざ詳しく紙に書く必要はありません。
ただ、ぜひともしてほしいのは「大きな決めごと」です。
1年後や10年後、30年後のような「大きな規模の決定事項」については、紙に書くことをおすすめします。
将来計画の大きな枠組みだけでも紙に書いておくことは、少なくとも夫婦の考えを一致させるのに役立ちます。
初めから具体的に決める必要はなく「将来はこうしたいね」と曖昧な内容でも、きちんと紙に書いておきましょう。
将来のことを、はっきり考える人もいれば、曖昧に考える人もいます。
それならそれで、決められるところだけでも決めておきます。
決められないことは、そのままで結構です。
夫婦は、一生共にする関係です。
明日や来週だけの話ではなく、1年後、10年後、30年後まで考える必要があります。
決められる範囲で、将来のリスクに備え、細かいことまで話し合って決めるほうがいいでしょう。
お金のこと、子育てのこと、老後のことなど、夫婦なら話し合うことがたくさんあるはずです。
曖昧な部分なら「そのとき考えましょう」という決断でもいい。
話し合いを重ねていくにつれ、具体的になってきた段階でまた書き換えればいい。
自分も相手も納得するような買い物はもちろん、人生設計をして、夫婦が協力しやすくなるように決めておきましょう。
将来にわたる全体像だけでも、紙に書いておけば意識を合わせやすくなります。
「言った」「言わない」の対立で、揉めることはなくなります。
なにより紙に書くと、その方向に夫婦が顔を向けやすくなります。
「そういう話をしたね。そうだったね」と、記憶も気持ちも一致しやすくなります。
紙に書くことで、夫婦のすれ違いが少なくなり、書いた方向に向けて夫婦が進みやすくなります。
できれば、ときどきその紙を見直すようにしましょう。
日常でも「そういえばこういう決めごとをしたな」と思い出せば、そういう夫婦の結束を補強する効果もあります。
夫婦関係で気をつけたいことは、何もパートナーのことばかりだけではありません。
夫婦関係の仲が悪くなる意外なきっかけがあります。
パートナーの親についてです。
結婚をすれば、家族の輪が広がり、パートナーのご両親とのお付き合いが始まりますね。
結婚すれば、パートナーと一生の付き合いが始まるのと同様、パートナーのご両親とも、一生のお付き合いが始まることになります。
親族であり、身内になります。
普通の友人関係とは比にならないくらい懇切丁寧に接してくることでしょう。
パートナーの親から、温かい言葉、差し入れ、経済的援助などの大きな恩恵を受けるはずです。
しかし、嬉しいことばかりとは限りません。
親族だからこそ、厳しい言葉をかけることもあります。
そんな中、自分とは合わない部分も出てくることでしょう。
そういうときに気分を害して、ついパートナーの親のことを悪く言ってしまうことがあります。
「お父さんが、いつも口うるさい」
「お母さんの料理の教え方が下手すぎる」
「細かいところを指摘して性格が悪い」
「あなたの親は、礼儀がないね」
「親の服のセンスが悪いよ」
つい、パートナーの親の悪口を口にしてしまいます。
直接パートナーに対して批判を言っているわけではありませんが、やはり気持ちいいものではありません。
思うまでは仕方ないですが、口に出して言うのは良くありません。
いくらそれが事実とはいえ、やはり自分の親の悪口を言われるのは、気持ちいいものではありません。
冗談でも言わないほうがいい。
冗談でも笑えないからです。
相手の親を傷つける言葉をいうのは、相手にも言っているのと同じです。
自分の肉親についての悪口は、自分に言われる悪口以上に傷つきます。
パートナーを悪く言うより、パートナーの親を悪く言うほうが、罪が重い。
それがきっかけで、夫婦仲までぎくしゃくしてしまいます。
あなたには、そうした心当たりはありませんか。
悪口や批判は、パートナーに対してだけでなく、パートナーの親にも言ってはいけないのです。
パートナーとの関係では、パートナーの親の悪口を言ってはいけないのは基本中の基本です。
自分の生みの親を非難されたということは、同時に自分も非難されたということになるからです。
自分の肉親についての悪口は、自分に言われる悪口以上に傷つきます。
1人しか非難していなくても、実質、2人を非難しているのと同じです。
罪も2倍です。
自分を悪く言われるより、自分の親を悪く言われるほうが傷ついてしまいます。
しかし、です。
逆の発想もできます。
パートナーを悪く言うよりパートナーの親を悪く言うほうが罪は重いなら、パートナーを褒めるよりパートナーの親を褒めたほうが喜ばれます。
「きちんとした親だね」
そう言われて、嬉しくなった経験はありませんか。
自分が褒められる以上に、嬉しい気持ちになるはずです。
私の場合、知り合いから「しっかりした親ですね」と言われ、妙に嬉しくなったことがあります。
褒められたのは親だけですが、なぜか自分まで認められてもらえた気になり、感動したことを覚えています。
親を褒めてもらえたというのは、同時に、その子どもである自分も褒められたことになるからです。
パートナーに一歩近づくために、パートナーの親の褒められる点を、パートナーに伝えていきましょう。
自分より年上ですから、見習うべき点や尊敬できる点はいくつもあるはずです。
「洋服のセンスがいいご両親ですね」
「礼儀が素晴らしいご両親で、私も見習いたい」
「ご両親の節約精神は、私も参考になる」
パートナーは「そんなことないよ」と遠慮することもありますが、内心は嬉しい気持ちになっているはずです。
パートナーの親の悪口は、思うまではいいですが、口にしてはいけないことです。
「パートナー」と一生共にするのと同じく「パートナーの親」とも一生のお付き合いが始まります。
友人感覚とは違い、少し気を使いますね。
ささいな悪口で関係をぎくしゃくさせたくはありません。
では、耐えればいいのかというと、そうもいきません。
ささいなことなら、気にしないのがいちばん。
もしどうしても気になるようなら、パートナーの親に直接「こうしてほしい。やめてほしい」とお願いすることも可能でしょう。
しかし、です。
いくら言っても改善されない場合には、どうすればいいのでしょう。
あまり大きな声では言えませんが、年長者には頭が固い人もいるのもたしかです。
「こうしてほしい」という要求をなかなかスムーズに受け入れてくれないときがある。
だからとはいえ、耐えるばかりでは、ストレスもたまるばかり。
では、こういうときどうすればいいのでしょうか。
まずパートナーに「悩みがある」と切り出します。
パートナーに悩みを伝えて、パートナーから親に伝える形を取るのがいい。
言われる相手が変わるだけで、態度は大きく変わります。
自分の子どもから「お父さん、お母さん。1つお願いがあるんだけど」と言われると、断りにくいです。
自分の子どもの幸せにつながることですから、素直に聞き入れてくれるはずです。
温和に、ことを進めたいときには、パートナーを経由して言ってもらうようにしましょう。
パートナーの親へのクレームを伝える最終手段として、選択肢に入れておきましょう。
あなたが幼いころ「結婚」と言えばどのようなイメージでしたか。
おそらく「好きな人と24時間一緒に暮らす幸せな生活」を想像していたのではないでしょうか。
たしかにそうですが、あくまでも「一面」です。
結婚をしてから、初めて知るギャップがあります。
「夫婦で一緒に過ごす時間は、短い」ということです。
結婚をしたからとはいえ、24時間ずっと夫婦が一緒にいるわけではありません。
夫は会社勤めですから、朝に家を出て、夕方に帰ることになるでしょう。
妻も共働きをしている家庭なら、夫と同様、朝早くに家を出ます。
専業主婦でも、夫と接することができるのは朝と夜くらいです。
朝は忙しいので十分な会話はできない。
夜も疲れて、十分な会話もできない。
妻が共働きであれ専業主婦であろうと、結婚すると、夫婦一緒にいる時間の短さを実感するはずです。
もし、夫が単身赴任や出張ともなれば、一緒にいる時間はさらに短くなるでしょう。
結婚前に思い描いていた「ずっと一緒にいる生活」とは、少し違います。
ときどき夫婦関係が冷める要因として「夫婦で接する時間が短いからだ」という理由を掲げる人がいます。
たしかに理由の1つではありますが、真の理由ではありません。
夫婦で接する時間が短いのは、実はどこの家庭でも同じです。
あなたのご近所さんを見ても、夫婦で一緒にいる時間はどの家庭でも短いのが現状でしょう。
もし本当に夫婦で接する時間が短いのが理由なら、どの家庭も崩壊し、離婚しているはずです。
時間の長さを嘆く必要はありません。
それは「分業」です。
夫婦で大切なのは「一緒にいる時間の長さ」ではありません。
「一緒に協力をしながら生きていくこと」です。
「夫婦」とは生計を一にして、共に協力し合いながら生きていく単位です。
「家族」という大きな船を運航させるために、夫は夫の持ち分があり、妻には妻の持ち分があります。
それぞれが自分の仕事に集中して、大きな船を運航しています。
お互いに接する時間が短いからとはいえ、悪いことではありません。
「接する時間の長さ」より「お互いが協力し合えているかどうか」のほうが、はるかに大切です。
そこで冷めた夫婦関係を取り戻すにあたり、あらためて考えたいことがあります。
「一緒にいる時間が短いかどうか」より「パートナーときちんと協力し合えているかどうか」です。
足を止め、お互いの協力し合えている状況を確認しましょう。
お互いが家族のためにきちんと協力し合えていれば、一緒にいる時間は短くても、円満です。
冷めた夫婦関係には、お互いに協力関係が乏しいのが特徴です。
一方的な協力でもいけません。
双方で協力し合っている状態が理想です。
一緒にいる時間は短くても、心は通じ合っているのです。
夫婦仲が自然と悪くなる原因の1つに話し方があります。
「話す内容」ではなく「話し方」です。
ほとんどの夫婦は、話す内容ばかりに気を向けてしまいがちです。
「そうは言っても、夫婦では話す内容を重視するものではないのか」
たしかに話す内容も大切ですが、話し方はもっと大切です。
あなたは、自分の話を聞いてもらいたいとき、どのような話し方になっていますか。
仕事のこと、お金のこと、子育てのことなど、真剣に話し合うことになるでしょう。
夫婦間では、深いテーマで話し合うことも多くあります。
「わかってもらいたい!」
「聞いてもらいたい!」
「理解してもらいたい!」
そうした主張性が強くなればなるほど、自然と話し方も強くなります。
自然と声が大きくなり、早口になり、言葉にもかどが出てきてしまいます。
これがいけません。
大きな声で、強い言い方になると、聞いている側も気を張ってしまいます。
いつの間にか、がみがみになってしまう。
たとえ正しい主張や言い分でも、がみがみ言われると、つい耳をふさぎたくなります。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なことほど「優しい話し方」で話すように心がけましょう。
優しい話し方とは、次の2つを心がけるだけでOKです。
「ゆっくり」と「ささやき」です。
この2点を押さえておけば、自然と優しい話し方になります。
「ゆっくり」を心がけることで、話を聞いてもらいやすくなります。
ささやくような声で、声のボリュームがトーンダウンします。
その結果、相手は聞こうと耳を傾けてくれるようになります。
聞いてもらいたいと思う話ほど、大きな声になりがちですが「ゆっくり」と「ささやき」を心がけた話し方をしましょう。
重要なのは「話し方」です。
道を歩いているとき、転んで膝を擦りむくと、出血します。
人間の体はよくできたもので、出血をほうっておくと自然とかさぶたができて、出血が止まります。
ただし1つ難点があります。
かさぶたができるまでに少し時間がかかることです。
かさぶたができるまでの間は、ばい菌も入りやすくて、不衛生です。
このばい菌が厄介で、ほうっておけばすぐ治るけがも、ばい菌が混じると治りにくくなります。
膿んでしまい、最悪の場合、傷が残ることさえあります。
出血をすぐ抑えたければ、ばんそうこうがいちばんです。
上からかぶせることで、出血がすぐ止まって、あとから雑菌が混じることもなくなります。
「自分は免疫力があるから大丈夫だ」
変にかっこつけている人に限って、傷を悪化させてしまいます。
シンプルな応急処置ではありますが、有効です。
これは夫婦でも同じです。
けんかをすると、お互いに傷がつきます。
「時間がたてば、自然に忘れてくれるだろう」
「夫婦だから、わざわざ謝るほどでもないだろう」
人間はよくできたもので、ある程度時間がたてば、記憶も薄れて冷静になるため、関係も戻ります。
ただし1つ難点があります。
関係が修復するまでに、少し時間がかかることです。
関係が元に戻るまでの間は、ぴりぴりした関係になっているので、けんかが再発しやすい。
この仲が戻っていないうちに、またけんかをしてしまうのが、厄介です。
仲直りしていないうちにけんかをすると、今度はただではすみません。
お互いの印象がさらに悪くなり、口もきかず、目も合わせなくなってしまいます。
最悪の場合、夫婦間に傷が残ってしまい、夫婦仲が冷めてしまう原因になります。
そうなると、本来自然に元に戻るはずの人間関係が、なかなか戻らなくなります。
けんかを今すぐ抑えたければ、謝るのがいちばんです。
謝るのは、ばんそうこうを貼るのと同じです。
ひとまず、相手の気を抑え、それ以上悪化することはなくなります。
「謝るなんてかっこ悪い。時間がたてばそのうち改善されるだろう」
変にかっこつけている人に限って、いつまで経っても夫婦関係が改善されません。
変に意地を張るのはやめましょう。
「謝る」というのは、シンプルな応急処置ではありますが、有効なのです。
夫婦関係には「素直さ」が必要です。
これは必須事項と言ってもいいでしょう。
友人までは適当な対応でもいいですが、夫婦には信頼関係の構築のために、素直さが欠かせません。
素直さがないと、相手を心から信用できなくなるからです。
冗談なのかふざけているのか何なのか、ときどきこういう素直さに欠けたコミュニケーションを取る人がいます。
こうしたコミュニケーションは、何か「しこり」のようなものが残ります。
素直さに欠けていると、相手が信じられなくなります。
「素直に言えばいいものを、なぜか遠回しの表現を使うのは、特別な理由があるのではないか」
そう考えると、いろいろと妄想が膨らんでしまいます。
「何か隠しているのではないか」
「何か裏があるのではないか」
「何かやましいことがあるのではないか」
疑いというのは実に厄介です。
一度、疑いが出ると、言葉のすべてが軽く聞こえてきます。
弁解の言葉さえ、冗談に聞こえてくる。
言っていることが、本気なのかどうかも区別がつきにくくなる。
どこまでいってもぬぐいきれません。
悪い妄想が働き始めると、暴走が始まります。
「まだその先に何かやましいことがあるのでは」と思い始めると、切りがありません。
パートナーの言葉も態度も信用できなくなり、疑心暗鬼になり、夫婦関係のバランスが悪くなってしまいます。
だからこそ、いま一度「素直さ」を大切にしましょう。
言葉も表現も、ストレートに素直に言うのがいちばんです。
言いたいことは素直に言う。
自分が感じたことを正直に言う。
自分が悪いときには、素直に謝る。
素直さは、もう一度夫婦仲を取り戻す基本なのです。
パートナーを見れば、1つや2つ、気に入らない点があるものです。
あなたのパートナーには、どのような癖がありますか。
爪を噛む癖。
早歩きをする習慣。
偉そうな態度。
とげのある言葉遣い。
自分と似ている点は気にならない一方、似ていない点はなぜかよく気になります。
そうした気に入らない点が原因になり、パートナーに抵抗感を抱く場合があります。
「ここさえ直してくれれば、好きになれるのになあ」
パートナーの気に入らない点が原因となり、うまく付き合っていけないと思ってしまう。
そこは少し違います。
好きになるから、気にならなくなります。
日本のことわざに「あばたもえくぼ」という言葉もあります。
惚れてしまった人のあばたは、えくぼにさえ見えてくる、ということです。
本来なら、欠点であるはずの「あばた」が気にならなくなり、そればかりか愛らしく見えてくるということです。
パートナーに気に入らない点があっても大丈夫です。
ささいなことは一時的に視界から外しましょう。
パートナーのいいところを徹底的に見つけるようにしましょう。
パートナーのことを好きになることです。
パートナーを無条件に心から愛します。
すると、今まで気になっていたことが、気にならなくなります。
それどころか、愛らしくさえ思えてきます。
あばたさえも、えくぼに見えてくるから不思議です。
明らかに暴力を振るうことは、やめてもらうよう説得する必要もありますが、ささいなことなら、無視してしまいましょう。
パートナーを心から好きになるようにすれば、気になっていたことが、いつの間にか愛らしく見えてくるはずです。
パートナーからむかっとするようなことを言われたりされたりしたときが問題です。
あなたはどのような対応を取っていますか。
夫婦では、けんかが必要な場面もあります。
それは、お互いが真剣に将来のことを考え、遠慮せずに言い合っている場合です。
そういうけんかは必要です。
どんどんコミュニケーションを取って、ギャップをなくしていきましょう。
しかし「話し合い」ではなく、単なる「悪口の言い合い」が中心になるのは良くありません。
傷ついた分だけ、傷つけ返す。
怒鳴られた分だけ、怒鳴り返す。
言われた分だけ、言い返す。
もはや、話し合いではなくなっています。
むかっとしたから、相手にやり返すのは、大人のやることではありません。
「やり返す」というのは、仕返しと同じです。
仕返しをしたから、自分はすっきりしても、関係が良くなることはありません。
自分はよくても、今度は相手がむかむかしています。
解決になっているようでなっていない。
それどころか、むしろ悪化をさせているという状態です。
ボールをぶつけられて痛かったから、逆にボールをぶつけ返し、痛めつけ合っているだけです。
仕返しは、すればするほど、悪い連鎖が始まります。
パートナーにむかっとしたときが、ポイントです。
自分の器を広げるチャンスだと思うことです。
どれだけ平静を保てるかです。
むかむかするからしかめ面になっていると、パートナーとの関係が余計に悪くなります。
「そうは言っても、むかっとすることがあるなら、仕方ないだろう」
いえ、ですから先ほど言ったとおりです。
「自分の器を広げるチャンスである」と。
小さなことを気にしているから、小さなことにもむかむかしてしまいます。
むかむかしているうちは、自分の器がまだ小さい証拠です。
「まだまだ自分は小さいな」と思って、細かいことはさらりと流すことです。
心を大きくすれば、気にならなくなるはずです。
小さなことに小言を言うのではなく、器を広げる試練です。
それが器を大きくさせる、ということなのです。
夫婦仲が悪いのは、お互いに「夫婦」というものの扱いに慣れていないせいかもしれません。
あなたが結婚した日のことを思い出しましょう。
正確に言えば「結婚式の日」ではなく「役所に婚姻届を提出した日」です。
2人で一生懸命に婚姻届に記入をして、役所に向かった日があったことでしょう。
提出をして、役所で受理されます。
その瞬間から、法的に夫婦であると認められます。
男は「夫」になり、女は「妻」になり、2人で「夫婦」になります。
「結婚前の延長だろう」
安易に思いますが、そうとは限りません。
1つ屋根の下で一緒に暮らしていると、今まで気づかなかった点が見えてくるようになります。
いろいろ目につくことが出てきて当然です。
そんなとき、夫としてはどう対応するか。
妻としてはどう対応するか。
気になる癖があったり、意外な趣味を持っていたりなどして、どう対応していいのかわからないことが山ほど出てくることでしょう。
男は、初めて夫というものを経験している。
女も、初めて妻というものを経験している。
つまり、夫も妻も、初体験だらけです。
夫は夫としての立ち振る舞いに不慣れであり、妻も妻としての立ち振る舞いに不慣れです。
お互いに初めてだから、何をどう対処していいのかわからず、ぎくしゃくしてしまう。
慣れていなくて、余裕がないから、けんかをしたりいざこざも多くなったりするはずです。
慣れていない点が多いですから、当然初めからうまくいかなくて当然です。
「どう対応していいのか困ること」はあって当然。
夫婦仲が悪くても「謙虚」になることです。
自分の身を初体験の毎日であると自覚し、パートナーに対して謙虚に接します。
「初めてで慣れていないところもあるから、うまくいかないこともあるよね」
「初めからうまくいくはずがない」
「仲が悪くなっても、一緒に乗り越える術を考えていこう」
そう思うくらいでいい。
夫婦仲が悪くなるのは、夫婦に問題があると思われますが、そうではない。
単に慣れていないのです。
友人とけんかをしたとき、すぐ縁を切ろうとする人がいます。
そういう人が多いのに驚きます。
「仲直りするのが面倒」
「また別の人を探せばいい」
「地球上には何十億人もいるから、1人くらい失っても問題ないだろう」
安易に考えます。
たしかに地球上には多くの人がいるので、1人を失ったくらいでは大きな問題にはなりません。
失った人のことは忘れ、また別の人との人間関係を築けば、新しい人間関係を構築できるでしょう。
一見、プラス思考に聞こえますが、そうではない。
むしろマイナス思考です。
逃げるのは簡単です。
その場から立ち去るだけでいい。
無視をして、連絡を取らなくなるだけでいい。
人間関係を維持する努力を一切やめるだけでOKです。
それは楽でも、しないほうがいい。
希薄な人間関係を生み出す原因であり、習慣だからです。
嫌なことから逃げる癖であり、仲直りをしない癖です。
さらに恐ろしいことに、一度そういう習慣がつくと、何度も繰り返してしまうようになってしまう。
考えてもみましょう。
もし、そういう習慣を持った人が結婚をすればどうなるでしょうか。
おそらくパートナーとトラブルがおきて不和になったとき、仲直りの努力をしようとせず、すぐ離婚することでしょう。
「仲直りが面倒だ。別れてしまおう。ほかにもいい人がいるに違いない」
そう思って、離婚をします。
つい癖で、そう考えてしまいます。
そういう人に限って、離婚をして再婚をしても、また離婚します。
仲直りをせず逃げる癖が改善されていないからです。
この癖があるかぎり、永遠に深い人間関係ができませんし、一生希薄な人間関係のままです。
本当に大切なことは、人間関係のトラブルがあったとき、すぐ縁を切ろうとするのではなく、仲直りをすることです。
少々、人とトラブルがあったくらいで、縁を切ろうと考えないことです。
「縁を切ろう」と考えるのではなく「どうすれば仲直りできるか」と考えることです。
それが本当のプラス思考です。
私の場合、恋人や友人と仲直りするときには、ストレートに「仲直りしよう」と言います。
これはおすすめです。
少し遠回しな言い方もいいですが、どうも遠回しなほうが恥ずかしく感じませんか。
「一緒に出かけないか」と言えば「何が目的なの?」と相手に怪しまれます。
「話があるんだけど」と言えば「何が言いたいの?」と探られます。
「昔に戻らないか」と言えば「昔はいつのこと?」と突っ込まれそうです。
遠回しな言い方は相手から誤解されそうで、逆に恥ずかしいです。
なら、ストレートに「仲直りしよう」と言ったほうが楽に感じます。
この言葉は効果があります。
私はこの言葉を言って「嫌だ」と拒否されたことがありません。
ポイントは、自信を持って言うことです。
いちばん恥ずかしそうな言葉と思いますが、実はいちばん恥ずかしくない言葉です。
恥ずかしいのは、ためらっているからです。
小さな声で弱々しく言うのでは、気持ちが伝わりにくくなり、恥ずかしく感じてしまいます。
開き直って自信を持ち「仲直りしよう」と言ってみましょう。
すると恥ずかしくありません。
思いのほか、相手にすんなり受け入れられることでしょう。
一度試してみましょう。
私はこの言葉で、人間関係でも仲直りに成功しています。
「あなたは偉い!」
いきなりですが、これは本当です。
人間関係でひびが入ると、元に戻すのは難しいものです。
時間もかかりますし、エネルギーも必要です。
その結果、多くの人は、仲直りするのは面倒と思い、すぐ縁を切ろうとします。
「仲直りをするのが面倒。縁を切る。そのほうが楽。新しい人と関係をやり直せばいい」
そういう人が多いです。
そのほうが簡単で楽だからです。
夫婦でも、離婚をするほうがこれまでの関係を忘れ、一からやり直せます。
しかし、そうしようとしないあなたがいる。
今あなたは「離婚の方法について」ではなく「復縁の方法について」を読んでいますね。
読んでいるだけでなく、読み切ろうとしています。
「別れる方向」ではなく「やり直す方向」へと目を向けているということです。
もちろん子どもや親戚などの事情もあり、離婚をしたくても、できない状況があるのかもしれません。
そうであったとしても、不和解決のための努力をしたり行動のチャンスを探ったりしています。
偉いです。
少なくとも「離婚」ではなく「復縁」を求めているあなたはポジティブです。
現実から逃げずに、現実に立ち向かい、前向きに考えています。
そういう気持ちがあるうちは、復縁のチャンスはきっとあります。
そのポジティブな気持ちを持って、もう少し夫婦関係について光を見つけていきましょう。