結婚をして夫婦になると、夫がときどき妻へ子どものように甘えてくるときがあります。
普段は真面目で立派なのに、妻と2人きりになると、急に子どものように甘えてきます。
人が変わったかのようです。
夫の浮気、当然、夫の責任と思われがちです。
たしかに甘い誘惑に負けた夫に落ち度がありますが、必ずしも浮気の原因がすべて夫にあるとも言い切れません。
場合によっては、夫の浮気の原因が、妻である場合もあります。
健康状態は、なかなか自分では客観視できません。
夫が多忙な仕事でストレスを抱えていても、わからないことがあります。
ストレスを抱えているときには、自分では気づかないものです。
夫がある日仕事から帰ると、どんよりした表情になっていることがあります。
話しかけても、うんともすんとも言ってくれない。
そんなとき、妻はため息をついて言います。
「最近、夫との体関係が少なくなってきた。私への興味が薄らいできたのかしら」
夫婦関係では、そういう悩みはつきものです。
夫婦ですから、いつまでも夫との体関係を持つことは大切です。
夫が仕事で疲れているときほど、妻としては接しにくいものです。
下手に話しかけたりすると、余計に疲れさせるのではないかとためらいます。
そういうときこそ、妻はぜひ心がけたいことがあります。
あなたの食卓には、テレビがありますか。
テレビのスイッチを入れれば、次から次へと面白い番組が流れ、あっという間に食卓がにぎやかになります。
当然、笑いも増え、夫婦間の関係もよくなる、と言いたいところですがどうでしょうか。
妻が仕事を持っている場合なら、妻も妻なりに、職場で多忙な毎日を送っていることでしょう。
夫と同様、人間関係の悩み、仕事のストレス、職場での評価など、神経を消耗させられることは数多くあるはずです。
すると、夫だけでなく、妻も、悩みや聞いてほしい話などたくさん出てくることでしょう。
話も合う。
趣味も合う。
価値観も合う。
あなたは夫と、どのようなコミュニケーションをしていますか。
「それはもちろん会話に決まっている」
そうですね。
妻として、ぜひ知っていただきたいことがあります。
妻が、夫とさらに仲を深めるために、夫に対して献身的に尽くします。
身の回りの世話をしたり、会話を増やしたり、愛情いっぱいに接することでしょう。
妻としては「夫を支えているのは私」というプライドがあることでしょう。
事実、夫の身の回りから食事まで、大半を支えているのは妻です。
夫には、妻は心の支えてあり、なくてはならない存在です。
「ただいま!」
夕方、夫がドアを開けて家に戻ります。
「おかえり」
夫婦がお互いに良好な関係を築くためには「余裕」が必要です。
ゆったりしている部分がないと、周りの様子を見ることができません。
夫婦の仲が、より深まるためには、余裕が必要です。
私はいつも思います。
会社の受付嬢には、必ずお化粧が上手な女性が多いと思いませんか。
「美しい女性」と言うより「お化粧が上手な女性」と言ったほうが、言い得て妙です。
夫と妻は一緒に寝るのがポイントです。
一緒に寝る習慣があれば、夫婦としての意識が芽生え、円満な夫婦関係が続きます。
同じ場所で一緒に寝るというのは、夫婦としての結束意識を高める効果があります。
妻が夫に対して心配することの1つに「浮気」があります。
結婚する前ならまだしも、結婚してから浮気は、笑い事では済まされません。
結婚する前なら大げんかをして、別れようと思えば別れられます。
夫婦の仲とはいえ、時にはけんかをすることがあります。
相手から謝ってくるまで、絶対に仲直りはしないというのではいけません。
意地を張り合ってもいいことはありません。
夫婦円満のために、妻が心がけておきたいのは、料理の腕前です。
「料理なんてできない!」
そう言わないでください。
専業主婦をしていると、人と出会える機会は限られます。
もし夫婦が共働きなら、妻は仕事を通して新しい人と出会ったり接したりする機会があります。
毎年、新入社員が入社してきたり、異動で人が入れ替わったりするからです。
本来、自分のことなら、自分がいちばんよく見えているように思えます。
しかし、現実は違います。
自分のことというのは、自分でははっきり見えないものです。
女性には、月に一度、必ずやってくるお客さまがいます。
そうです、生理ですね。
女性には、生理は避けて通れません。
夫婦とは何でも言い合える関係が理想的ですが「本当に何でも」というわけではありません。
もちろん日常的なことや将来のことなどを言い合い、真剣に話し合う必要があります。
重要事項は、何でも言い合える関係だからこそ、話を煮詰めることができますね。
妻は、夫の仕事を直接手伝うことができません。
もし夫が自営業なら、妻は夫の仕事を直接手助けできますが、会社勤めの場合は、直接手伝うのが難しい状況です。
会社に行くわけにもいきません。
信用というのは、初めは「ゼロ」の状態から始まります。
あなたが、パートナーと初めてあったときのことを思い出しましょう。
まだお互いの名前も知らないような初対面から挨拶を交わすような状況です。
アメリカ留学中、8階建てのアパートで、私は4階の部屋で暮らしていました。
あることがきっかけで、同じ階に日本人女性が住んでいるのを知りました。
アメリカで日本人と出会うと仲間意識が生まれやすく、嬉しくなります。
「ねえねえ、あなた困っていることがあるの」
妻が日常で遭遇し困った出来事を、夫に話そうとします。
「どうしたんだい?」
いくら頼りがいのある夫でも、苦手なことがあります。
完璧な人間はいません。
力持ちでも、時間にルーズかもしれません。
あらゆる人間には、必ず苦手とする分野があります。
力のある夫ですら、苦手とすることはあります。
夫の苦手な部分は「弱点」と考えるのではなく「個性」と考えるのが、うまく付き合うコツです。
「夫婦生活をうまく営むコツは何ですか」
「ひたすら我慢することだ」
「パートナーに『諦め』を抱くことだ」
結婚をして夫婦になると、夫がときどき妻へ子どものように甘えてくるときがあります。
普段は真面目で立派なのに、妻と2人きりになると、急に子どものように甘えてきます。
人が変わったかのようです。
妻は、そんな夫を不思議がりますが、別に成長不良でも病でもありません。
これは、心理学において「退行」と呼ばれる現象です。
大人が子どものように退行することから、そういう名前が付けられています。
これは誰にでもある現象です。
男性だけでなく女性にもあります。
女性の場合は、普段から甘えるのが社会的に認められ、不思議なことでもないので、大きな話題にならないだけです。
その点、男性は、しっかりしていなければならないという一般的な理解があります。
普段からしっかりしている大人の男性が、急に子どものように甘えると、とりわけ目立ってしまいます。
常に真面目ばかりでは、強い緊張感が伴い、ストレスもたまります。
打ち解けた仲同士の場合、相手に弱い自分を見せたり、甘えたりしたくなります。
あなたが男性なら、どこかそんな気持ちに心当たりがあるはずです。
あなたが女性なら、そんな夫の様子を目にしたことがあることでしょう。
この「退行」は、子どものように甘えることで緊張をほぐし、ストレスを緩和させようとする「自己防衛機能」の1つです。
夫が甘えてくるのは、それだけストレスを普段ため込んでいるので吐き出したい欲求がある証拠です。
そんな夫の相手を、妻は驚く必要はありません。
むしろ夫が甘えてくるというのは、良い傾向です。
それだけ妻と夫の関係が、打ち解けた仲だということだからです。
誰でも甘えているところを見せるのは恥ずかしいと思います。
自分に甘えてくるのは、それだけお互いの関係が良好だという証拠です。
妻は、甘えてくる夫を全面的に受け入れてあげましょう。
「甘えるなんてはしたない!」と拒むのではなく「たまには甘えてもいいよ」と受け入れるのです。
夫の浮気、当然、夫の責任と思われがちです。
たしかに甘い誘惑に負けた夫に落ち度がありますが、必ずしも浮気の原因がすべて夫にあるとも言い切れません。
場合によっては、夫の浮気の原因が、妻である場合もあります。
夫が浮気をする原因の1つに、妻のやっかみがあります。
妻は妻なりに、節約を夫に強要したり、家庭のルールを守らせたりと徹底します。
そのため、口うるさい妻になる場合があります。
夫や家庭を思って言っていることが、すべていい状態に働くとは限りません。
いつも口うるさい妻になっていると、夫は家に帰るのがおっくうになります。
本来、癒やしの場所であるはずである家が、むしろ余計にストレスをためる場所になってしまう。
会社でストレスがたまり、家では妻のせいでさらにストレスがたまれば、どこで吐き出すのでしょうか。
そんな妻の場合、夫はほかの女性に目を向けてしまっても仕方ありません。
夫のストレスを緩和できる妻であることです。
家庭のことを思う指摘や注意も、ほどほどが大切です。
夫のストレスの原因になるような妻には、ならないように気をつけましょう。
「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」
「疲れたでしょう」
優しい言葉をかけて、夫の癒やしになるような妻になりましょう。
夫を支える妻であり、たまには夫を甘えさせるくらいでいいのです。
健康状態は、なかなか自分では客観視できません。
夫が多忙な仕事でストレスを抱えていても、わからないことがあります。
ストレスを抱えているときには、自分では気づかないものです。
疲れすぎていると感覚が麻痺してしまうので、気づけません。
そんなとき、いつも夫と一緒にいる妻なら「いつもとは違う夫の様子」に気づくことができるはずです。
これは医者でもできません。
医者は体のチェックをして治療するだけです。
しかし、普段の夫を知っている妻は、いつもの様子を熟知しているからこそ、わずかな変化にも気づけます。
「いつもより表情が暗いなあ。どうしたんだろう」
「いつもより顔色が悪い。疲れがたまっているのかな」
「いつもより目が充血している。目を酷使する仕事があったのかな」
夫がいつもどおりかどうかは、妻だからこそできることですね。
普段の夫とは違う表情・声・姿勢などの変化から、傾きかけている健康状態にいち早く気づくことができるはずです。
そういうときには、次のように話しかけてあげましょう。
「最近、顔色が悪いわよ。大丈夫?」
すると、夫ははっとします。
妻からの的を射た一言で、自分は今ストレスを抱えていることにようやく気づけるからです。
夫は、妻のストレートな言葉から自分を振り返ってチェックできます。
その一言で、崩れつつある健康状態を知るきっかけになります。
夫はすぐ有給休暇をとって休暇を取るような措置ができるでしょう。
倒れてからでは遅い。
倒れる前に気づくことが大切です。
気づくためには、妻からの鋭い一言が必要です。
妻ができることは、夫が疲れているなとわかれば、栄養豊富な献立をつくるようにメニューの変更ができます。
お風呂の温度の調節などもできることでしょう。
寒い冬場なら、夫の帰宅時間に合わせて、あらかじめ布団を温めておくこともできるはずです。
最も身近にいるパートナーだからこそ「鋭い診断」と「適切な管理」ができるはずです。
最も身近にいるパートナーだからこそ、夫の健康に関しては遠慮のない意見を言うべきです。
特に女性は、そうしたセンスや変化は、男性以上に敏感なセンサーがあります。
その女性らしい鋭い感性を十二分に活用し、メディカルチェックに生かしていきましょう。
そうした意味では、妻は医者以上に優れた専門医なのです。
夫がある日仕事から帰ると、どんよりした表情になっていることがあります。
話しかけても、うんともすんとも言ってくれない。
そんなとき、妻はため息をついて言います。
「夫婦仲が悪くなった。私たちはもうダメね」
夫の態度の急変から、愛情が冷めたものだと思います。
夫が妻に対して冷たくなれば、普通は「夫婦愛が冷めたのではないか」と疑ってしまいます。
しかし、本当にそうでしょうか。
必ずしもそうとは限りません。
妻が誤解をしているだけかもしれません。
夫の態度が冷たくなるのは「自分のことが嫌いになっている」のではなく、単に「ほうっておいてもらいたい」だけかもしれません。
おそらく会社で何かつらいことがあったのでしょう。
上司からひどく怒鳴られたのかもしれない。
仕事で大きなミスをしてしまったのかもしれない。
降格の危機にさらされているのかもしれない。
いずれにせよ、何か落ち込むことがあったのでしょう。
あなたもそういう経験がありませんか。
恥ずかしい大失敗をしたときは、そっとしてもらいたい気持ちになります。
パートナーに心配してもらえるのは嬉しいですが、1人にさせてもらいたいこともあるでしょう。
夫の態度が急変したときは「会社で何かあったのでは」と察してあげられるようになりましょう。
そんなとき、妻は無理やり「何があったの」と聞き出そうとするのは良くありません。
根掘り葉掘り聞き出そうとすると、余計なストレスを感じてしまう可能性があるからです。
いつも以上に優しく接してあげられるのがちょうどいい。
もし聞いてもらいたい話があるなら、夫から話し始めるはずです。
夫から話し始める分にはいいですが、妻が無理やり聞き出そうとするのは、夫の気分を害してしまう。
あからさまに無言になっている夫から「今は1人にさせてほしい」というメッセージを感じ取りましょう。
恥ずかしい失敗ほど、誰にも言いたくはありませんし、1人にさせてもらいたいと思います。
プライドを大事にする男性なら、なおさら言いたくはありません。
無言になっているのは「言いたくない」という無言のメッセージです。
態度が冷たくなっているのは、愛情が冷めたわけではなく「1人にさせてほしい」という無言のメッセージです。
勘を働かせて、夫の心情を察してあげましょう。
妻としては「話しかけない」というのも、大切な愛情表現の一種です。
それが、気の利いた妻の行動なのです。
「最近、夫との体関係が少なくなってきた。私への興味が薄らいできたのかしら」
夫婦関係では、そういう悩みはつきものです。
夫婦ですから、いつまでも夫との体関係を持つことは大切です。
セックスライフの充実している夫婦は、必ず関係もよくなります。
そこで女性に知ってもらいたいのは「どういうとき、男性はセックスをしたくなるか」です。
実はポイントがあります。
男性は、むらむらするからセックスをしたくなるのではありません。
セクシーなものを見るから、セックスへの衝動が出てきます。
色っぽいものを見てから、脳の欲情を刺激する部分にスイッチが入って、むらむらしてきます。
順番があります。
夫婦生活が長くなると、妻は美しさへの向上心が低くなりがちです。
化粧をしなくなったり、地味な服を着たりなど、緊張感がなくなったりする様子が見られます。
そういう美意識が低下する妻が原因かもしれません。
夫婦生活が長くなるにつれ、夫婦という関係で安心しきってしまう。
シェイプアップを忘れたり、古くさくて地味な洋服で済ませようとしたりしていると、やぼったく見えます。
その結果、色っぽさの演出を忘れている妻にも問題があります。
それでは、なかなか男性は欲情に駆られず、セックスへの衝動が湧きません。
もちろん町の中や公共の場まで、露出して色っぽい姿で歩くのは、常識的にふさわしくはありません。
しかし、家の中で夫と2人きりのときくらいは、妻は思いきり色っぽい姿を夫に見せてあげましょう。
たとえば、普段とは想像もつかないような色っぽいランジェリーはどうでしょうか。
夫と2人きりであり、夫婦であり、ほかの誰にも見られるわけでもありません。
夫と一緒にいるときだけでも、そういう下着を身につけてみましょう。
わざとらしく、夫と一緒にいるときだけ、露出を増やしてみます。
露出を増やすと言っても、すでに夫婦ですから、問題ありません。
どんどん露出して、色っぽさをアピールしましょう。
そういう夫婦間の露出はOKです。
夫は、妻のセクシーな姿を見ることで、欲情に駆られるようになります。
夫との体関係が維持できます。
セックスレスの生活になりつつあっても、妻の色っぽい挑発ですぐ回復します。
セックスライフが充実する鍵は、夫より、実は妻が握っているのです。
夫が仕事で疲れているときほど、妻としては接しにくいものです。
下手に話しかけたりすると、余計に疲れさせるのではないかとためらいます。
そういうときこそ、妻はぜひ心がけたいことがあります。
一緒にお風呂に入ればいい。
お風呂に一緒に入り、夫の背中を流してあげましょう。
たったこれだけと思いますが、これは実に重要です。
一緒にお風呂に入ると、重要な3つの機会を同時に叶えることができます。
まず第1は「夫と一緒にお風呂に入る機会」です。
夫が疲れているときに接しにくいですが、夫の背中を流してあげるという口実なら、一緒にお風呂に入ることができますね。
毎日お風呂に入るなら、毎日妻と接することができます。
裸を見られる機会は、そうあるものではありませんが、お風呂の時間を有効に活用すれば定期的にチャンスを得ることができます。
第2は「夫が妻から癒やされる機会」です。
疲れたときに背中を流してくれる妻に「何て素晴らしい妻なんだろう」と嬉しく思います。
疲れているときには、体も動かしたくないでしょうから、妻に背中を流してもらえると助かります。
夫は妻に背中を流してもらい、癒やされます。
妻の大切さが、より感じられることでしょう。
第3は「夫婦の肌が触れ合う機会」です。
お風呂場は、夫と妻とが裸になれ触れ合う機会です。
もちろん夫は妻の裸を見て、むらむらしてくることでしょう。
それがきっかけで、夜の営みへとつながります。
お風呂場は、夫と妻とがつながりやすい場所です。
「背中を流してあげる」という妻の一言で、夫との距離がぐっと近づくのです。
あなたの食卓には、テレビがありますか。
テレビのスイッチを入れれば、次から次へと面白い番組が流れ、あっという間に食卓がにぎやかになります。
当然、笑いも増え、夫婦間の関係もよくなる、と言いたいところですがどうでしょうか。
必ずしもそうなるとは限らないことがわかりました。
韓国で、夫婦に関する実験が行われたことがあります。
韓国南部にある「多浪島」という離島の住民を対象に「3週間にわたり、全世帯のテレビを消す」という内容で行われた実験です。
昼も夜も、食事中もテレビをオフにしました。
実験の被験者たちは、当初、テレビを見ることができないのが大変つらかったと語っています。
にぎやかだった食卓が、急に静かになり、初めは違和感があったといいます。
しかし、次第に慣れていくと同時に、思わぬ変化が見られ始めました。
夫婦仲の改善です。
食事中、テレビを見ないので、自然と夫婦の会話が増えます。
そうならざるを得ない状況です。
食事中、テレビを見ないことで、注意も食事に向きやすくなります。
妻のつくってくれた食事の味も、より深く感じられやすくなります。
以前より読書や考え事をする時間も増え、充実した時間が過ごせるようになりました。
その結果、夫婦関係が改善に向かいました。
実験を終え、村長は「テレビに向けていた目を妻に向けるようになって、妻が以前よりきれいに見えた」という感想を述べています。
この実験から、学ぶべき点が見えてきませんか。
テレビをつけていると、テレビばかりを見ることになります。
当然、妻が髪を切っても、視線がテレビに向いているのでは気づかないことでしょう。
妻が一生懸命につくってくれた食事も、テレビを見ながらだと、味がぼんやりになります。
いちばんの弊害は、テレビが夫婦の会話のチャンスを奪っていることです。
テレビは、にぎやかな時間をつくってくれる便利な道具ですが、一方で悪影響もあることを認識しておかなければなりません。
あなたの家庭ではいかがでしょうか。
便利であるはずのテレビが、いつの間にか夫婦仲を深める邪魔をしていませんか。
もちろんいきなりテレビを見ない生活は難しいことでしょう。
では、せめて、食卓の時間だけでもテレビを見ないようにしてみてはどうでしょうか。
テレビの視聴をやめた夫婦間の関係が改善する可能性はあります。
妻のつくってくれた食事のおいしさも、より鮮明に感じられるようになるので、妻への感謝の気持ちが強くなります。
次第に慣れてくれば、テレビを見る時間を減らしていけばいい。
減らせば減らすほど、何かが増えることに気づくはずです。
妻が仕事を持っている場合なら、妻も妻なりに、職場で多忙な毎日を送っていることでしょう。
夫と同様、人間関係の悩み、仕事のストレス、職場での評価など、神経を消耗させられることは数多くあるはずです。
すると、夫だけでなく、妻も、悩みや聞いてほしい話などたくさん出てくることでしょう。
妻は日常あったことを夫に報告するのはいいですが、ストレスが多いがために、知らぬ間に話が長くなっていることがあります。
優しい夫なら、妻の話を熱心に聞いてくれることでしょうが、そういるものでもありません。
たいていの場合は、話してばかりの妻に嫌気が差してきます。
顔を合わせれば、いきなり話が始まる。
話が長い。
話を適当に聞いていると、妻に「きちんと話聞いているの!」と怒鳴られる。
これでは夫が眉をひそめるのも無理はありません。
妻としては、一生懸命に夫婦のコミュニケーションを取っているつもりですが、すれ違っています。
もしや、あなたにもそうした心当たりはありませんか。
話をするときには「話を聞いてもらいやすい順番」があります。
相手の話を聞いてから話すことです。
聞いてもらえば、心がすっきりして、相手の話を聞く余裕が生まれます。
妻は自分の話をきちんと聞いてもらいたいと思うなら、いきなり自分の話をするのは良くありません。
妻は、自分の話を聞いてもらいたければ、まず夫の話を聞くことから始めましょう。
夫に話をしてもらえると、機嫌が良くなります。
話を聞いてもらえれば、妻の話を聞いてもらいやすくなります。
もちろん話が長くなりすぎないように、夫の話の量と同じくらいがいいでしょう。
こうしてお互いが、バランスの取れたコミュニケーションになるのです。
話も合う。
趣味も合う。
価値観も合う。
1つの夫婦の理想的な形ですね。
これといった大きな問題もなく、さぞうまくいくことでしょう。
事実、カップルの多くは、価値観が似ているもの同士が大半です。
たしかに「一致」は素晴らしい。
しかし、素晴らしいと感じるものが「一致」だけとは限りません。
事実、世の中、似ている者同士の夫婦ばかりかというと、そうではありません。
夫婦で合わない点が多いにもかかわらず、うまくいっている夫婦も大勢います。
自分とは合わない部分があることも、素晴らしい夫婦の形です。
世の中では一般的に「合うからいい」と考える風潮にありますが「合わないからこそいい」と考えてみましょう。
そういう考え方を、あなたがもてるかどうかです。
パートナーと、趣味も考え方も価値観も違うというのは、実はチャンスです。
合わないパートナーから、さまざまなことを学べるはずです。
映画を一緒に見に行って、夫の感想と妻の感想が一致しなくてもいい。
どちらの感想も、お互いが受け入れられれば「なるほどね」と思えば、豊かさは2倍になります。
趣味に違いがあってもいい。
夫は将棋であり、妻はテニスなら、それぞれが教え合えばいいでしょう。
夫と妻とで考え方が異なれば、お互いの視点が異なっているということです。
大きな考えの偏りを防ぎ、お互いの理解の促進に役立ちます。
旅行で行きたい場所も、夫と妻とで異なれば、両方いけばいい。
すべての不一致は、豊かさに変わります。
たしかに「一致」も素晴らしいが「不一致」も素晴らしいということです。
相手と自分とで趣味が異なれば、お互いがうまく教え合ったりして、刺激し合えばいい。
もちろんこれらは夫婦お互いの同意が前提です。
パートナーが嫌がることを無理に誘うのではなく「こういうのはどう?」と尋ねたり「一緒にしよう!」と軽く誘ったりしてみましょう。
大切なことは、あなたが相手と合わないことに対して、価値観を持つかどうかです。
「合わないから嫌だ」と思うのではなく「人生を2倍楽しんでやろう」という前向きに考えましょう。
お互いに乗り気になれば、きっとうまくいきます。
パートナーとたくさんの不一致が見つかれば、にやりとしましょう。
楽しみや喜びも、2倍に増えるということです。
今まで悩んでいた夫婦間の不一致が、180度変わり、喜びへと変わるのです。
あなたは夫と、どのようなコミュニケーションをしていますか。
「それはもちろん会話に決まっている」
そうですね。
ほとんどの家庭では、会話によるコミュニケーションが中心になっていることでしょう。
ところでさらに質問ですが、もしかしてコミュニケーションが「会話だけ」になっていませんか。
コミュニケーションといえば、たしかに会話が大半を占めることでしょう。
しかし、意思や気持ちを伝え合うのは、そればかりではありません。
ほかにもさまざまな意思疎通の方法があります。
たとえば「携帯のメールによるコミュニケーション」がありますね。
携帯メールでの特徴は、やはりあの「絵文字」です。
カラフルでコミカルな絵文字を含めてメッセージを伝えれば、いつもとは一味違った感覚になるでしょう。
お互いに、いつもと違った一面を表現しやすくなります。
次に「手紙によるコミュニケーション」もあります。
文章は決して長くなる必要はありません。
字も汚くてもいいので「手書き」がおすすめです。
生々しい手紙の文字を見ると温かみがあります。
これも一味違った感覚になります。
「目によるコミュニケーション」です。
これは、長年連れ添い合っている夫婦だけができる高度なコミュニケーションですが、試す価値はあります。
「愛している」という気持ちを言葉ではなく、目で伝えてみましょう。
これは印象に残りやすく、より心が通い合います。
さて、あなたの場合はどうでしょうか。
コミュニケーション手段は、多ければ多いほどいい。
できるだけたくさんの角度からコミュニケーションを取れるようになることで、夫婦としての深みが増してくるのです。
妻として、ぜひ知っていただきたいことがあります。
妻が、夫とさらに仲を深めるために、夫に対して献身的に尽くします。
身の回りの世話をしたり、会話を増やしたり、愛情いっぱいに接することでしょう。
妻が夫を大切にするとき、見落としやすい点があります。
「夫の親」です。
妻としては夫を大事にしようと心がければ、夫にばかり注意や集中が向いてしまいます。
そのため、夫の親のことは、すっかり力が抜けてしまい、おろそかになります。
夫の親からすれば「自分たちの面倒は全然見てくれない」と腹を立てる。
もしかしたら、息子である夫に「嫁はできていない」と意見するかもしれません。
それが、嫁しゅうとめ問題にも発展しかねません。
夫としても、自分を世話してくれるのは嬉しいが、自分の親をほったらかしにしている妻に温度差を感じます。
「夫への愛情」と「夫の親に対する愛情」とで、大きなギャップを感じてしまいます。
これは本当によくあるケースです。
あなたの場合はどうでしょうか。
夫には、自分の親が大事にされるのは、自分が大切にされる以上に喜ばしいと感じることでしょう。
気づきにくいことかもしれませんが、夫の親を大切にしているということは、夫を大切にしていることと同じです。
夫の両親を大事にしようとする妻は、夫からも優秀だと認められます。
今まで関係がなかった人間関係ですが、ぜひ心がけましょう。
夫の親から「あの妻はよくできている」と言われれば、夫も気を良くするはずです。
もちろん実際はなかなか一筋縄ではいかないものでしょう。
思っているほどうまくいかず、四苦八苦することもあるでしょう。
しかし、やりがいはあるはずです。
夫との関係を左右するのは「夫との関係」より「夫の親との関係」が鍵を握っているのです。
妻としては「夫を支えているのは私」というプライドがあることでしょう。
事実、夫の身の回りから食事まで、大半を支えているのは妻です。
夫には、妻は心の支えてあり、なくてはならない存在です。
これらは紛れもない事実ですが、妻だけではありません。
夫の周りには、実に多くの人がいます。
夫は、妻以外の人たちにも、支えられていることに気づきましょう。
夫が今、こうして平和にやっていけるのは、そういう人たちのおかげでもあります。
夫以外に大切にしたい第1は、やはり夫の両親ですね。
夫の生みの親であり、血縁関係があります。
今の夫が今いるのは、当然その両親のおかげです。
結婚すれば、同時に親戚付き合いも始まります。
夫と血縁関係を大切にして、定期的に連絡を取ったり会いに行ったりすればいいでしょう。
しかし、大切にするのは、夫と血縁関係のある人ばかりではありません。
血縁関係はなくても、夫の支えになっている人たちは、実に大勢います。
たとえば、会社の上司や同僚たちです。
家庭内では、妻が夫をサポートできますが、さすがに会社の中まで妻が侵入して、支えるわけにはいきません。
妻のサポートできる範囲は限られています。
仕事がうまく進められるのは、夫を陰で支える、会社の上司、同僚、部下たちの存在があるからです。
おかげで仕事を難なく進められることができ、生活費を稼ぐことができています。
自分たち夫婦が食べていけるのは夫の力でありながら、夫を陰で支えている人たちのおかげでもあります。
実際には感じられなくても、確実にサポートになっています。
また、夫の学生時代の友人との付き合いもあることでしょう。
学生時代からの友人は、夫の精神的な支えの1つになっています。
友人の中でも、特に幼なじみは、とりわけ存在感が大きいはずです。
はるか昔から夫を知っていますから、妻以上に夫を熟知している一面があります。
妻は「私より詳しいなんて許せない」と嫉妬するのではありません。
素直に「いつもお世話になっています」と感謝するだけでいい。
感謝をするだけで、夫の周りにいる人たちから「いいお嫁さんをもらったね」と思われるようになります。
妻が夫の交友関係に感謝することで、夫はさらに周りからのサポートが得られるようになるのです。
「ただいま!」
夕方、夫がドアを開けて家に戻ります。
「おかえり」
妻は笑みを浮かべて夫を出迎えます。
当たり前の言葉ですね。
この瞬間、妻としてはぜひとも「おかえり」の後に、続けて言いたい言葉があります。
「お仕事、お疲れさま」です。
もうすでに口にしている人なら、もはや言うことのないほどの良妻です。
夫の気持ちをよくわかっている。
男性としては「おかえり」の後に「お疲れさま」があるかないかの違いは、大きいです。
一言ですが、この言葉で夫は癒やされます。
「疲れたでしょう。お仕事ありがとう。ゆっくり休んでね」
さまざまな癒やしのニュアンスが、この一言に含まれています。
女性が思う以上に、男性はこの言葉に癒やされます。
もしこの言葉を言い忘れているなら、今晩、夫が家に帰ったときにぜひ言ってみましょう。
「おかえり。お仕事、お疲れさま」
夫はにっこり笑顔になるはずです。
夫婦がお互いに良好な関係を築くためには「余裕」が必要です。
ゆったりしている部分がないと、周りの様子を見ることができません。
夫婦の仲が、より深まるためには、余裕が必要です。
円満な夫婦生活には、3つの余裕が必要です。
まず大切なのは「金銭的な余裕」です。
お金がなければ、外食に出かけたり旅行に行ったりすることが難しくなりますね。
当然お金があれば、頻繁に外食にも行け、さまざまな料理に舌鼓を打つ余裕が生まれます。
金銭的な余裕を少しでもつくることができれば、旅行にいく機会も増えることでしょう。
お金といえば、嫌な顔をする人がいますが、夫婦には避けて通れない問題です。
生活の中心は、やはりお金です。
食事や着る服も、金銭的な余裕があれば、ある程度自然に解決されます。
お金と向き合い、金銭的な余裕をつくるために、節約をしたり、共働きをしたりなど、対策を一緒になって考えてみましょう。
2つ目の余裕は「時間的余裕」です。
時間に追われ、朝食はできても、会話の余裕がないのは良くありません。
夫婦で会話をするためには、お金は必要ありませんが、時間は必要です。
夫婦で一緒に散歩をするのも、時間が必要ですね。
時間があるからこそ、ゆったりした朝食やのんびりした散歩を通して、夫婦の会話を増やせます。
時間的な余裕があるからこそ、できることです。
3つ目の余裕は「精神的な余裕」です。
夫婦生活では思いやりが大切です。
しかし、仕事や家事などでストレスを抱えていたり、悩みを抱えていたりするとどうでしょうか。
自分のことで精いっぱいになり、パートナーに対して優しくしたり心配したりする余裕が出てこなくなります。
ストレスや悩みなどを解消させることで、相手を思いやるような余裕が生まれ、良好な夫婦関係を築けます。
この3つはどれも欠かせません。
今のあなたの夫婦関係を振り返ってみましょう。
かけている余裕があれば、いま一度増やすように努めましょう。
私はいつも思います。
会社の受付嬢には、必ずお化粧が上手な女性が多いと思いませんか。
「美しい女性」と言うより「お化粧が上手な女性」と言ったほうが、言い得て妙です。
お化粧が上手だから、自然と美しく見えています。
顔だけではありません。
その接客の際の姿勢、会話などから出る雰囲気が、妙にいい雰囲気を出しています。
きめ細やかなお化粧が決まっている女性からは、手際のよさや強さを感じます。
それは女性ならではの「美を追究する本能」が関係しています。
男性には遠く及ばないことです。
「いかに美しく見せるか」というテーマで、女性は素晴らしい才能を発揮します。
自分の顔を整えるのが上手な女性は、企業の顔を整えるのも上手です。
「もう少しここは丁寧にしたほうがいいのでは」
「もう少しここを強調すればいいのでは」
「こうすれば、印象よく見られるだろう」
お化粧上手な女性ならではの美的センスが、企業の顔づくりにも一役買っています。
お化粧をして「美しい顔」を演出しようとする女性の本能が「企業という顔」を演出する際にも、手腕を発揮できています。
したがって、お化粧上手な女性は、受付嬢としての仕事が登用されやすい。
受付嬢は「なぜ私が登用されたのか」と不思議に思うかもしれませんが、男性から見れば才能が輝いて見えます。
家庭の中にも、ムードメーカーがいます。
そうです、妻です。
家には妻という受付嬢がいて、家族の顔になっています。
家系の大半は男性が稼いでいる場合が多いものの、一家の雰囲気をつくり出しているのは、確実に妻のほうです。
妻のおいしい料理に、家族全体が癒やされます。
妻の明るい会話が、家族全体をにぎやかにします。
来客があったときも、夫より妻のほうが接客がうまいです。
「美」を追究するという女性の本能が「礼儀」「丁寧さ」「手際よさ」などの役に立っています。
企業の受付嬢と同じように、女性ならではの「美を追究する本能」が「家族」の顔をお化粧するときにも効力を発揮しています。
妻は、家庭全体のムードをつくり出すムードメーカーです。
「え? 私が?」
そう驚かず、もっと積極的に行動してもいい。
女性は、自分の秘めたる才能に気づいていません。
美しさを演出するその才能を、家族のために応用できるはずなのです。
夫と妻は一緒に寝るのがポイントです。
一緒に寝る習慣があれば、夫婦としての意識が芽生え、円満な夫婦関係が続きます。
同じ場所で一緒に寝るというのは、夫婦としての結束意識を高める効果があります。
寝ているときは、最もリラックスできている時間です。
寝顔を見たり見られたりする関係だからいい。
無防備なところを見たり見られたりするのは、信頼関係の向上につながります。
夜、パートナーとの距離が近づくことで、相手の顔を間近で見ることができます。
お互いに触れやすくなります。
愛を確かめ合いやすくなります。
「これから一生共に生きていこう」と誓い合った夫婦ですから、恥ずかしいことではありません。
もちろん夫が仕事で疲れていて、別々で寝たいときもあるでしょう。
妻は体調が悪く、1人で寝たいときもあるはずです。
いつも別々で寝ることにしているなら、ときどき一緒に寝るだけでも効果的です。
少しでも一緒に寝る機会を増やせば、夫婦としての自覚が促され、愛にあふれた関係を保てます。
理想は毎日ですが、厳しければ週に1回でもOKです。
今日は夫に「一緒に寝たい」と甘えてみませんか。
できるだけ夜は一緒に寝るようにしましょう。
一緒に寝る機会を定期的につくることが大切です。
妻が夫に対して心配することの1つに「浮気」があります。
結婚する前ならまだしも、結婚してから浮気は、笑い事では済まされません。
結婚する前なら大げんかをして、別れようと思えば別れられます。
傷がつくと言っても、心の傷くらいです。
しかし、結婚してからの浮気となると心の傷だけでは済みません。
「夫婦になります」という、実印を押した書類を役所に提出します。
夫婦としての法的な拘束力があります。
別れるとなると「バツイチ」という歴史が残り、子どもがいれば、別れた後でも養育費がかかることでしょう。
場合によっては、慰謝料を請求されるケースもあります。
心の傷だけではなく、社会的なダメージや金銭的なダメージが大きくなります。
結婚してからの浮気は、本当に甚大です。
そこで妻は、よくありがちな策を心がけようとします。
夫が絶対に浮気をしないように、交友関係を制限しようとします。
絶対に女性に近づかせないように、飲みに行くときも、女性がいるかどうかをしつこくチェック。
怪しい番号から連絡がかかってきていないか、夫の携帯電話をチェック。
週末に飲みに行くのも、できるかぎり控えるように命令します。
「女性に近づくチャンスを与えなければ、浮気のしようがあるまい」
妻は、そう思います。
しかし、これは逆効果です。
実は交友関係を制限するほうが、夫は浮気をします。
制限されて鎖に縛られたままでは、誰でも精神的な苦痛を感じます。
「結婚すれば、死ぬまで女性と話さえしてはいけないのか」と絶望的になります。
そうしたストレスのせいで、余計に浮気に走りやすくなります。
「禁じられた遊び」をするかのように。
あなたも「するな、やるな」と言われたことほど、したくなることはありませんか。
その気持ちは、夫も同じです。
夫の交友関係は、できるだけ自由にさせるほうがいい。
妻は「浮気はダメ。信じているから」と伝えるだけでいい。
良識のある夫なら、妻の気遣いをきちんとわかってくれるはずです。
これから長い夫婦生活をストレスなく共に歩んでいくためにも、交友関係は自由のほうがいいのです。
夫婦の仲とはいえ、時にはけんかをすることがあります。
相手から謝ってくるまで、絶対に仲直りはしないというのではいけません。
意地を張り合ってもいいことはありません。
「けんかをする」のはかまいませんが「けんかをしたまま」は良くありません。
けんかをしたままになるとどうでしょうか。
まず、今まで一緒に寝ていたのに、別々で寝るようになります。
仲が悪くなっているため、妻がつくってくれる食事がまずく感じられるようになります。
食卓の会話もない。
妻と接しない時間が日常的になる。
妻との距離が離れてしまうと、お互い、余計に話しかけにくくなります。
こうして、夫婦にみぞができます。
仲直りが遅いからいけません。
けんかをしたままは、良くありません。
変にかっこつけたり、プライドに誇示したりしてもいいことは1つもない。
夫婦ですから、さっさと仲直りしましょう。
その日のけんかは、その日のうちに解決させることです。
リミットは、寝る前までです。
どんなに遅くても、寝る前には仲直りをしておきたいところです。
夫婦一緒に寝ることができますし、気持ちよく寝られます。
妻がつくってくれた朝食もおいしく感じられ、食卓も会話もいつもどおりになるでしょう。
夫婦の距離が離れずに済みます。
仲直りが早い夫婦は、必ず関係も安定します。
夫婦円満のために、妻が心がけておきたいのは、料理の腕前です。
「料理なんてできない!」
そう言わないでください。
妻にとって、人生ではもはや必須の技能です。
夫婦共働きの家庭では、時間がなくてコンビニのお弁当で済ますところもあるようです。
しかし、長期で見て、経済的ではありません。
コンビニのお弁当は高いです。
毎回同じお弁当では飽きてしまうでしょう。
子どもが生まれると、コンビニのお弁当ではお金がかかりすぎます。
保存料や着色料のような食品添加物などが含まれ、健康面で心配ですね。
経済的、かつ健康面まで考えるなら、やはり「自炊」が王道です。
料理をつくるのは、これから長い夫婦生活において、経済的な利益や健康面の充実という恩恵をもたらします。
忘れてはならないのは、夫婦仲への影響力です。
料理の腕が上がれば上がるほど、夫婦仲も向上します。
「え? なぜ食事が夫婦仲に関係するのか?」
やはり夫としては、妻のつくる料理がおいしいと嬉しいからです。
朝食がおいしいと、朝から元気も倍増です。
食欲は元気の源ですね。
夫は妻がおいしい朝食をつくってくれると、単純に元気が出ます。
夕食もまた同じです。
妻のつくる料理がおいしくて文句をいう夫が、世界のどこにいるでしょうか。
夕食がおいしいと、会社が終わって寄り道をせずに、家に直行します。
おいしい夕食に癒やされることでしょう。
朝は元気になり、夜は癒やされる。
妻の料理の腕前は、絶大なる威力を発揮します。
妻は料理に関する本を買って、料理研究をしましょう。
夫婦仲には、重要な意味をもたらします。
専業主婦をしていると、人と出会える機会は限られます。
もし夫婦が共働きなら、妻は仕事を通して新しい人と出会ったり接したりする機会があります。
毎年、新入社員が入社してきたり、異動で人が入れ替わったりするからです。
しかし、専業主婦となるとそうはいきません。
専業主婦の活動の中心は、家の中です。
家の中では、当然出会いもあるはずがありません。
掃除をしたり、洗濯をしたり、買い物などです。
まだ子どもがいれば救いです。
育児を通して、ほかのお母さんたちと出会う機会がありますが、子どもがいない時期となると、なかなか難しい。
ときどき友人とカフェをすることはあっても、まったく新しい人との出会いは、限りなく少ないことでしょう。
そんなとき、ぜひともおすすめしたいのは「料理教室」です。
夫に相談をすれば、多少の費用は負担してくれる可能性があります。
「もっとおいしい食事をつくりたい」
「もっと食事のバリエーションを増やしたい」
「もっと栄養バランスの整った料理をつくれるようになりたい」
こういえば、夫は快く了解してくれるはずです。
何気なく、夫にも関係する話だからです。
妻のつくる食事を口にするのは、夫です。
妻の腕前が上がれば、自分にも恩恵が返ってくることですね。
妻は、外出の機会を手に入れられ、教室では友人をつくる機会に恵まれます。
「私は教室で人とうまくやっていけるかしら」
これがうまくいきます。
料理に興味を持った人たちが大勢集まる場所です。
「料理」という同じ価値観の人たちが集まる場所ですから、あらかじめ同じ価値観を持っています。
話も共有しやすく、仲もよくなりやすいです。
教室に通うことで、独学で料理を学ぶより上達が早くなるでしょう。
また、ほかの生徒たちとの交流で、本に書かれていないような特別な料理情報など得られる機会になります。
これも、教室ならではの特典です。
季節の変わり目には、新しい生徒が入ってくるはずですから、定期的に出会いも増えることでしょう。
料理の腕前が上がれば、普段の食卓もバリエーションが増え、夫も喜びます。
料理教室に通うなら、子どものいない時期こそ、特におすすめです。
子どもが生まれる前に料理の腕を磨いておけば、生まれた後、健康面を重視したバランスの良い料理をつくれます。
出産後、料理教室に通おうと思っても、子育てで多忙になるため教室に通うのが難しくなります。
発育の激しい子どもには、特に母親のつくる料理の影響は大きいですから、料理の腕をあらかじめ磨いておきたいところですね。
こうした理由から、子どもがいない時期こそ、料理教室に通うチャンスです。
本来、自分のことなら、自分がいちばんよく見えているように思えます。
しかし、現実は違います。
自分のことというのは、自分でははっきり見えないものです。
顔についている汚れは、自分では見えませんが、他人からはよく見えますね。
自分の癖やしぐさの特徴などは、自分より他人から見るほうが、よくわかります。
外見だけでなく、内面もそうです。
自分がやっていることは当たり前と感じるため、常識外れであったり考え方が卑屈になったりすることには気づきにくい。
夫婦でも同じです。
夫は、自分のことは見えませんが、妻からははっきり見えます。
夫の肩のふけ、夫の寝癖、夫の姿勢など、おかしなところは一目でわかります。
そこでフォローするのが、妻です。
妻は、夫が会社で恥をかいてほしくない思いも強いでしょうから、気づくことがあれば、指摘をするはずです。
「ちょっと変だよ」
「ここは、こうしたほうがいいんじゃない」
夫の外見だけでなく、内面までチェックが入ります。
「これが間違っているよ」
「常識からずれている」
「考え方が偏っている」
こうした客観的にチェックするのは、妻の仕事です。
夫としても、こうした指摘は本当に助かります。
恥をかく前にフォローができていますから、妻の鋭い指摘を感謝するに違いありません。
しかし、プラスに働くばかりとは限りません。
細かいところまで指摘するのもいいですが、度が過ぎると、話は一点します。
明らかにネクタイが曲がっていたり、財布が落ちそうになっていたりするのを指摘するのはわかります。
さらに指摘が細かくなり、ほんの少し靴が汚れているとか、細かすぎる指摘は良くありません。
細かすぎると重箱の隅をつつくようになり、夫はストレスを感じてしまうようになります。
いつも、指摘ばかりになってしまうと、単なる「口うるさい妻」になってしまう。
時と場合によっては、細かすぎる指摘が、自分を否定されているように感じてしまうでしょう。
腹を立てて、けんかに発展してしまうことにもなりかねません。
ベストフォローなら夫の助けになりますが、細かすぎると、夫のプライドを傷つけかねません。
「指摘するのはいいが、細かすぎると毒になる」ということです。
この加減がポイントなのです。
女性には、月に一度、必ずやってくるお客さまがいます。
そうです、生理ですね。
女性には、生理は避けて通れません。
新婚の夫婦なら、毎晩でもセックスをして夫婦の愛を確かめ合いたいところですが、生理のときばかりはどうしようもありません。
女性としては、出血を見られることには強い抵抗感があるはずです。
誤ってシーツを汚してしまうと、洗って落とせる汚れでもありません。
生理用品を使っているところを見られることに抵抗感を持つ人もいることでしょう。
なにより、生理中は膣の自浄作用が著しく低下するため、菌が繁殖しやすくなります。
血が混ざっている状態で、無理にセックスをしようとすると、男性性器との摩擦が強くなり、女性器が傷つきやすくなります。
一般的には、やはり生理中のセックスは、無難に控えるのが賢明です。
では、生理中は、夫と体の触れ合いが一切なくなるのかというと、そうではありません。
別の手段で、夫との触れ合いをすればいい。
それが、キスや抱擁です。
いつもよりキスを多めにしたり、いつもより抱擁をしたりして愛情を伝えればいい。
これなら生理中でもできる体の触れ合いです。
キスや抱擁すらできないほどおなかが痛いときは、手をつなぐくらいならできることでしょう。
手をつなぐだけでも、愛情はきちんと伝えられます。
夫婦としての体の触れ合いを、いかに維持していくかです。
生理とうまく付き合いながらパートナーとの体の触れ合いを続けていきましょう。
夫婦とは何でも言い合える関係が理想的ですが「本当に何でも」というわけではありません。
もちろん日常的なことや将来のことなどを言い合い、真剣に話し合う必要があります。
重要事項は、何でも言い合える関係だからこそ、話を煮詰めることができますね。
共に生きていくパートナーのためにも、ずばり言ったほうがいい。
しかし、思ったことを一から十まで、本当に何でも言い合えば、すぐ仲が悪くなるでしょう。
何でも言い合える夫婦仲とはいえ、中には言ってはいけない言葉があります。
「夫のプライドを傷つけるような言葉」です。
男性は、特にプライドを強く意識している人が多いものです。
プライドがあるからこそ、雨の日も風の日も、仕事に出かけられます。
その男性のプライドを傷つけるような言葉を、なんとなく妻が口にしたことが発端で、気分を悪くさせてしまうことがあります。
「給料が少ないな」と思うまではいいですが「給料が少ない。きちんと仕事しているの?」という発言は良くありません。
それは男性のプライドを傷つけます。
朝寝坊する夫を見て「だらしないな」と思うまではいいですが「そんなふうだから昇進できないのよ」という発言はNGです。
一生懸命になっているにもかかわらず、努力を否定された夫は、気分を悪くするでしょう。
男性によっては、すごい怒りを感じる人もいるはずです。
大げんかになることも珍しくありません。
一生懸命に仕事をしているだけでも、御の字です。
妻や家族のために、サボりたくてもサボらず、一生懸命に仕事をしています。
こんなに一生懸命に仕事をしているにもかかわらず、妻からそういう言葉を言われると、誰でもかちんときます。
妻は、夫のプライドを傷つけることは、思うことはあっても、言ってはいけません。
禁句の1つです。
もちろん妻に限った話ではなく、夫も妻にプライドを傷つけない言葉を言わないように、気をつける必要があります。
お互いにお互いを尊重し合いながら、傷つけるような言葉を言わないように注意しましょう。
妻は、夫の仕事を直接手伝うことができません。
もし夫が自営業なら、妻は夫の仕事を直接手助けできますが、会社勤めの場合は、直接手伝うのが難しい状況です。
会社に行くわけにもいきません。
そもそも夫が会社で仕事をしていることを家に持ち帰るのは、業務上、許されない場合がほとんどです。
機密事項などが外部にもれると問題だからです。
しかし、妻は夫の仕事を助ける唯一の方法があります。
夫のやる気が出るような言葉をかけてあげることです。
「いつもお仕事、お疲れさま。今日も頑張ってね」
妻からの言葉に夫は刺激を受け、発奮します。
仕事への集中力、意欲、やる気も出て、はかどることでしょう。
夫の仕事を、直接手伝っているわけではありませんが、実は間接的に夫の仕事を手伝っていることになります。
もう1つ重要な意味があります。
前向きな言葉をかけてくれる妻に対して、印象が良くなることです。
夫が元気になるような言葉をかけているかぎり、夫婦の仲が悪くなることはありません。
「こんな優しい妻のためにも頑張らなくては!」
「妻と一緒なら、どんなつらいことでも乗り越えられそうだ」
妻に対する印象が、ぱっと明るくなります。
夫の仕事を間接的に助けられるだけでなく、夫婦関係までもよくなります。
夫が喜ぶ言葉は、どんどん言ったほうがいい。
どんなに口にしてもお金がかかるわけではありません。
しかし、妻からの一言で夫がやる気を出せば、昇給によって給料アップの可能性ならあり得ます。
夫の仕事もはかどり、夫婦関係もよくなるという二重の喜びです。
なお、逆のパターンには要注意です。
夫のやる気を奪う言葉を口にする妻です。
やる気を出すどころかやる気を奪い、夫の仕事を増やしてしまいます。
さらには、そういうマイナスの言葉ばかりを口にする妻に対しても、悪い印象を抱くようになります。
「妻と一緒にいると疲れるな」「一緒にいるといらいらする」と思うようになり、夫婦げんかばかりになってしまうでしょう。
夫に対して「前向きな言葉をかけるか」「後ろ向きな言葉をかけるか」。
夫婦関係は、ひとえに、妻の言葉が鍵を握っているといっても過言ではないのです。
信用というのは、初めは「ゼロ」の状態から始まります。
あなたが、パートナーと初めてあったときのことを思い出しましょう。
まだお互いの名前も知らないような初対面から挨拶を交わすような状況です。
おそらく「初めまして」という軽い挨拶から始まったことでしょう。
「こちらが挨拶をすれば、相手も挨拶してくれるだろう」
そういう期待から先に挨拶をして、期待どおり、相手も挨拶を返してくれたはずです。
この瞬間、わずかではありますが「信用」できるようになりました。
小さな信用です。
これはどういうことかというと、期待していたとおりの行動を相手がしてくれたことで「信じられる」と思えるようになりました。
まだほんの小さな信用ですが、これが信用の始まりです。
その後、真剣なお付き合いが始まり、ある日、約束の待ち合わせ場所を決めることがあったはずです。
あらかじめ約束の場所に、約束どおりの時間に相手がきちんと来てくれました。
その瞬間「約束を守ってくれる人だな」ということがわかり、さらに信用ができるようになりました。
「約束を守ってくれる人だ」
「自分に危害を加えない人だ」
「裏切らない人だ」
何度もデートを重ねていくうちに、次第に信用が大きくなります。
さて、こうした状況を客観的に見てみましょう。
初めはゼロだった信頼関係は、どう増えていったでしょうか。
「こちらが挨拶をすれば、相手も挨拶をしてくれるだろう」という部分を思い出しましょう。
最初は「期待どおりの行動をしてくれるだろう」という推測から始まります。
期待どおりの行動をしてくれたことで、小さな信頼が出来上がりましたね。
信頼関係の構築は、相手が期待するとおりの行動をしてくれたことで、できるものです。
挨拶も、お礼も、マナーも、言葉遣いも、それらは型ではありますが、信頼関係を築くために必要です。
礼儀のいい人が信用されやすいのも、期待どおりの行動をしてくれやすいからです。
相手が思っているとおりの行動をあなたがすることで「信用できる。これなら仲良くやっていけそうだ」と思います。
夫婦関係での信頼も同じです。
いえ、夫婦になってからのほうが重要です。
夫婦になるくらいですから、ある程度の信頼関係はすでにあるはずですが、さらに強い信頼関係はこれからです。
何の根拠もなく「もっと私のことを信じて」といきなり言っても、難しい注文です。
本当に自分のことを信用してもらいたければ、夫に信用してもらえるような行動を、自分から先にします。
夫は妻が期待するような行動を取ることで、妻からの信用はさらに大きくなります。
なれなれしい仲だから嘘をついてもいいというのは、大間違いです。
嘘はつかずに、相手の期待どおりに行動をすることです。
その繰り返しです。
淡々と相手の期待に応える行動をすることで、だんだん信用が強くなります。
言っている言葉の重みが強くなり「愛している」という一言ですら、感動的な言葉へと変わります。
アメリカ留学中、8階建てのアパートで、私は4階の部屋で暮らしていました。
あることがきっかけで、同じ階に日本人女性が住んでいるのを知りました。
アメリカで日本人と出会うと仲間意識が生まれやすく、嬉しくなります。
しかも自分と同じ年齢だったので、すぐ仲良くなりました。
彼女は、水商売をやっているキャバクラ嬢でした。
夜になると出かけ、朝方になると帰ってきました。
彼女の乗っている車は、お客さんの男性から買ってもらった高級車でした。
いつもきらきら光る服を着ていて、どぎつい香水が印象的で、異様な雰囲気がありました。
田舎出身の自分にとって、新鮮な刺激でした。
キャバクラ嬢という接客業のためか、彼女は何でもざっくばらんに話をしてくれました。
「男性客ばかりを相手にするのは疲れる」という話。
「キャバクラにも競争があり、表と裏がある」という話。
「友人と大げんかをした」という話。
何も隠さず、心中をさらけ出したストレートな話しぶりでした。
私のことも、すぐ「タカヒロ」と呼び捨てになりました。
同じ年齢という共通点も後押しし、彼女とは妙に親しくなりました。
そんなある日です。
彼女の様子が、少し変な日がありました。
いつもより話し方がたどたどしかったり、落ち着きがなかったりなど、普段の彼女らしくありません。
「どうしたの。何かあったの」と聞いても「別に何もない」と答えます。
「たまたま機嫌が悪かったのだろう」と思い、軽く流していました。
次の日、彼女から連絡があり、理由を知りました。
「タカヒロ、ごめんね。昨日の私が変だった理由がわかった。生理前だったから情緒が不安定になっていたみたい」
「タカヒロ、月経前症候群という言葉を聞いたことがある?」と尋ねてきました。
「え? なにそれ」
「生理中」に女性の体調が悪くなるというのはすでに知っていましたが「生理前」というのは初耳でした。
聞くところによると、女性は「生理中」だけでなく「生理前」にも精神的な不安定に襲われるとのこと。
「月経前症候群(PMS ※Premenstrual Syndrome)」と呼ばれているそうです。
私の勉強不足もいけませんでしたが、初めて知りました。
これは言ってくれないと、男性は理解できません。
個人差も大きく、多くの女性は苦しんでいるそうです。
私の場合、たまたま何でもストレートに話をする女友達が身近にいてくれたことで、その事情を知ることができました。
しかし、多くの場合、女性は男性に対して生理の話は抵抗があるので、男性が知る機会は少ないはずです。
ましてや「生理前」という事情を知らない人も多いはずです。
夫婦関係も同じです。
生理中だけでなく、生理前にも情緒が不安定になることを、きちんと夫に話をすることです。
生理の苦しみをわかってくれないと「単に妻が怠けているだけだ」と思われては、嫌な気持ちになりますね。
男性には生理がありませんから、生理の苦しみや状況は女性から話をしなければいけません。
生理の話を異性にするのに抵抗はあることでしょうが、夫婦ですから話をしておきましょう。
当然、夫は生理の経験がありませんから、知らない可能性は考えられます。
夫がそういう事情を理解してくれれば、妻のいつもとは違う言動を理解してくれるようになります。
生理中、夫はいつも以上に優しくしてくれるでしょう。
「ねえねえ、あなた困っていることがあるの」
妻が日常で遭遇し困った出来事を、夫に話そうとします。
「どうしたんだい?」
夫は妻の話に耳を傾けます。
その状況を客観的にみてみましょう。
「今日、買い物でスーパーのレジで並んでいたら、レジの人が鈍くていらいらしたの」
困っている話だから相談かと思っていると、実は単なる愚痴になっている場合があります。
こういうとき夫としては「へえ、大変だったね」くらいしか返事ができません。
別に話を聞いているわけではありません。
わざと冷たく返事をしているわけでもありません。
話を聞いてはいますが、愚痴はぶっきらぼうな返事くらいしかできません。
会話が成立しているようで、成立していない。
もちろんたまには愚痴の会話もいいですが、油断すると「愚痴ばかり」になってしまうので要注意です。
愚痴は出口がありません。
妻ばかりが話をすることになり、会話に出口が見えないので、夫はだんだんいらいらしてきます。
話を聞いて、余計に疲れてしまいます。
返事もさらにぶっきらぼうになり「ふん」「へえ」「ああ」「ほお」「はあ」となります。
どこかの変わった鳴き声をする未知の動物みたいになります。
ついには、返事すらしなくなります。
厄介なことに、そんな状況で、さらに妻は不満を持ちます。
「夫が私の話を聞いてくれない!」
「真面目に話を聞いているの!」
「返事がない!」
なかなか難しい問題ですね。
別に夫は、妻の話を無視しているわけではありません。
ただ「愚痴」というテーマでは、どう返事をしていいのか困ってしまう。
そこであなたに質問です。
夫が話をなかなか聞いてくれないのは、話がいつも愚痴になっているからではありませんか。
愚痴は聞きづらく、返事もしにくいし、しかも聞いていて疲れるばかり。
夫としては、話に耳を傾けにくい。
そこでいい方法があります。
会話の冒頭に、次の一言を加えてみましょう。
「ちょっと相談があるの」
この一言に、夫は強く反応を示します。
たとえば、先ほどの例で考えてみましょう。
「ちょっと相談があるの。今日、買い物でスーパーのレジで並んでいたら、レジの人が鈍くていらいらしたの。どうしたらいい?」
話の内容は、ほとんど同じです。
しかし、急に先ほどと話の雰囲気が変わりましたね。
妻は、夫に話しかけるときは「愚痴」としてより「相談」として話しかければ、スムーズに進みます。
夫の立場からすると、相談のほうがテーマはあり、話が聞きやすくなります。
しかも妻から頼りにされていると感じますから、自尊心をくすぐられます。
夫は解決策を考えるために、妻の話を真剣に聞くようになります。
「どういう状況だったの?」「人はどのくらいいたの?」と夫から妻に質問して、会話が成立しやすくなります。
「相談」として話しかければ、会話らしい会話が成立しやすくなります。
会話はキャッチボールが基本です。
「話をする」と「聞く」のバランスが必要です。
相談として話しかければ、会話のバランスが取れやすく、妻は問題点を解決しやすく、夫は自尊心をくすぐられるのです。
いくら頼りがいのある夫でも、苦手なことがあります。
完璧な人間はいません。
力持ちでも、時間にルーズかもしれません。
そういうときに妻は、時間にルーズな夫なら「時間厳守。しっかりしてほしい」と願うでしょう。
また、優しい性格だけれど、口下手かもしれません。
はっきり話さない夫にいらいらを感じ「男ならもっとはっきり話してほしい」と怒鳴りたくなります。
本人が意識して、すぐ改善できるなら、もちろん改善したほうがいいでしょう。
しかし、成人になっても改善できていない点は、体にしっかり染み付いて、なかなか変更ができるものでもありません。
そういうところは、どう考えるといいのでしょうか。
欠点ではなく、個性と考えることです。
「そういう人だ」と思うと、スムーズです。
夫には、夫の育った環境があります。
独自の育ちがあり、結果として「そういう個性」へと育ちました。
それに、いいも悪いもありません。
「そういうものであり、そういう性格になったのだ」と思います。
夫の気になる癖は「個性」と考えるようにしましょう。
すると、かわいらしく感じてきませんか。
今までは、悪いところにいらいらしていたのに、欠点を個性と考えるようになると、急に夫が愛らしく思えてきます。
苦手な部分も欠点も弱みも、すべて夫の個性です。
評価をする必要がありません。
そういう部分は、まるごと包み込んで受け入れるのです。
あらゆる人間には、必ず苦手とする分野があります。
力のある夫ですら、苦手とすることはあります。
夫の苦手な部分は「弱点」と考えるのではなく「個性」と考えるのが、うまく付き合うコツです。
苦手分野にたどたどしい夫にいら立つこともなく、むしろ愛らしく思えてきます。
さて、本題はここからです。
夫が苦手とする部分は、個性として考えるまではいいですが、では完全に放置すればいいのかというとそういうわけでもありません。
ほうっておけないこともあります。
たとえば、親しいご近所さんとのお付き合いの中、ささいな差し入れをいただくこともあるでしょう。
口下手な夫なら、もぞもぞして、お礼を言わないこともあるでしょう。
口下手なので、もぞもぞしたり、はっきり言わなかったりすることもあります。
「ありがとうございます」とはっきり伝わっていなければ「ありがとう」を言っていることにはなりません。
このままでは、社会的に人に失礼な態度を取ったりするかもしれません。
そういうときこそ、妻の出番です。
妻は、不完全な夫をフォローするのが役目です。
夫が口下手なら、夫のかけている部分を、妻が補えばいい。
夫の代わりに、妻がはっきりお礼を言えば、フォローができることでしょう。
もし、夫が時間にルーズならどうでしょうか。
妻がアラーム役を演じ、夫が遅刻しないように、電話をしたりメールをしたりなど、フォローできるはずです。
夫に苦手なことがあっても、うまく乗り越えていけます。
フォローが上手な妻に対して、夫も感謝するはずです。
もちろん逆もあります。
妻が苦手とすることは、夫に助けを求めればいい。
妻は、パソコンの知識が乏しくて、夫が詳しいなら、遠慮なく助けてもらえばいい。
これが「助け合う」という理想的な夫婦の形です。
大人になれば一人前になるはずですが、部分的には一人前になれないことがあります。
あなたも大人であり、一人前のはずですが、部分的にはまだまだ未熟だと感じる部分があるのではないでしょうか。
理想的な夫婦といえば「夫も妻も完璧」を想像しがちですがそうではない。
夫と妻とがフォローし合い、協力しながら生きていく姿こそ、理想的な夫婦像です。
夫も妻も、不完全でいいです。
苦手な部分もあっていい。
要は「助け合えるか」「フォローし合えるか」です。
夫が苦手な点を侮辱するのではなく、そういうときこそ、妻の出番です。
夫婦は、2人そろって一人前になるのです。
「夫婦生活をうまく営むコツは何ですか」
「ひたすら我慢することだ」
「パートナーに『諦め』を抱くことだ」
夫婦関係がうまくいっている人に話を尋ねると、意外にも「我慢」や「諦め」などと答える人がいます。
「我慢」や「諦め」と言えば、どこか悲しくて痛ましい雰囲気が漂い、よくない印象を持つ人も多いのではないでしょうか。
実は、このとき夫婦たちの言葉は「悪い意味」ではなく「いい意味」の我慢と諦めです。
言葉は同じですが、意味は正反対です。
たとえば「悪い意味」の我慢と諦めは、次のようなことを言います。
これは、悪い意味の我慢や諦めです。
夫婦関係を本当に楽しんでいない。
人間には、できるところもあれば、できないこともありますね。
もし本当に1人で何でもできる人がいれば、そもそも結婚する必要がありません。
当然のことながら「何でもできる人間」は、この世の中には1人もいません。
人類史上、1人として、いたこともありません。
そう考えると、パートナーにできないことがあっても、不思議ではありません。
当然のことであり、当たり前のことですね。
パートナーに対して、かっかするのはおかしな話です。
あなたにもできることとできないことがあり、得意なことがあれば、苦手なこともあるはずです。
そういうのをまるごと1つにして「あなたという存在」「あなたらしい個性」であり「あなたらしい味」になっているはずです。
では「いい意味」の我慢と諦めのお話をしましょう。
いい意味の我慢と諦めには「すべてを受け入れて認める」という意味が込められています。
夫婦というのを「1人の人間」として考えてみましょう。
本当は男女2人の人間ですが、社会から見れば「夫婦」という大きな人と考えてみましょう。
本来、夫と妻とが協力し合って、フォローし合うのが理想的な夫婦の形です。
しかし、お互いが助け合ったとしても、それでもできないことがあります。
それも「夫婦らしさ」と考えます。
夫婦でも、できることとできないことがあり、得意なことがあれば、苦手なこともあるはずです。
夫婦で協力してもできないことがあっていい。
お互いに助け合っても、なお苦手なことがあってもいい。
「それが夫婦としての個性なんだ」と考えます。
それらがあって、夫婦としての個性であり、夫婦らしい関係がつながります。
夫婦らしい個性であり、味であり、大いに楽しむべきことです。
それは、いい意味での「我慢」や「諦め」です。
「夫婦の味」「夫婦らしい個性」として、楽しみます。
それが、人生を豊かに生きていくコツです。