原始時代にさかのぼります。
男は、洞穴で待つ妻や子どもたちのために食料を調達しようと「狩り」に出かけました。
マンモス・シカ・象との戦いに勝って、食料を調達しました。
男性と女性の違いの1つに「筋力」が挙げられます。
男性は女性より、もともと筋肉量が多いため、力もあります。
事実、ほとんどのスポーツ世界記録は、男性が達成しているものばかりが目立ちます。
男らしさのポイントは「リード」です。
リードできる人は、なぜか輝いて見えます。
「教えられる立場」より「教える立場」。
「半分にしたはずのケーキ。自分のほうがわずかに少ない」
「もらえるはずの景品。箱を開けて入っていなくていじける」
「ギャンブルでわずかに負けた。悔しくて誰かに八つ当たりする」
リードできるのが、男らしさです。
手を引っ張り、新しい世界へ導いてくれる人には、勇気や強さを感じます。
新しい世界に突き進む姿が、狩りに向かう姿と重なり、強さを感じます。
ある日、レストランで注文した料理がやってくるのを待っていました。
時間があったので、ふと、遠くにいる2人のお客さんを眺めていたときのことです。
30代らしきの2人の男性がいました。
「Aにします。やっぱりBにします。気分が変わりました。Cに再変更します」
朝令暮改のように、たびたび意見を変える人がいます。
そのときの気分任せに意見するのは良くありません。
スポーツでも仕事でも勉強でも、自信がないときには自然と下を向いてしまいます。
下を向く姿勢になると腰は曲がり、猫背になります。
そういう姿勢になると、余計に自信がないように周りに見られるばかりか、さらに元気がなくなります。
「かもしれない」
「よくわからない」
「どちらかといえば」
ラスベガスといえば、ギャンブルの町です。
もともとは砂漠だった町ですが、人工都市としても有名です。
人を集めるための苦肉の策として、州がギャンブルを公認して、賭博関係の施設を数多くつくり上げました。
男らしさを勘違いしている人がいます。
いいかげんな態度や、乱暴な立ち振る舞いなど、不作法に振る舞うことです。
女性へのアプローチの仕方ががさつであったり、言葉や動作が下品であったりなどです。
映画俳優には、髪の毛が薄い俳優がいます。
トム・ハンクスやニコラス・ケイジは、髪は薄くても圧倒的な存在感があります。
男らしくてかっこいい。
白髪と薄毛は、遺伝的な要素が大半を占める現象です。
頭皮をマッサージすることで、努力が報われる場合もありますが、微々たるものです。
食事を変更しても運動量を増やしても、影響はほとんどありません。
「経営者の愛用の一品」
「俳優・女優のこだわりの品物」
「芸能人のおすすめ商品」
記念日や誕生日といえば、プレゼントです。
父の日や母の日などの記念日前には、テレビやラジオなどで「プレゼントをしましょう」と宣伝を始めます。
そういう勢いに押されてプレゼントをする人も少なくありません。
私は以前、占い師に手相を見てもらったことがあります。
「どうせ適当なことを言うんだろう」
手相を見てもらうまで、あまり信じていませんでした。
かっこいい男は、口数が少ないのが特徴です。
その無口さが、それらしい雰囲気を出します。
世界の賢者・哲学者・偉人を見ても、すべてに当てはまります。
すごいと思われるために男性が口にしてしまいがちな発言のナンバー1は「忙しい」です。
「時間がない! 忙しい!」
家族や友人に、忙しさをアピールします。
悪口は、陰でこそこそ言うからいけません。
陰でこそこそ言うから悪口です。
陰湿で、陰気で、嫌な感じがします。
あなたは、友人と一緒にいるときには誰を見ますか。
もちろん一緒にいる友人を見ますね。
友人と話をしたり、行動したりします。
人の本性は、普段は見えません。
普段は周りに人がいるので、変なところを見られないように気をつけています。
服装に気をつけたり、髪型に気をつけたり、言葉遣いに気をつけています。
今は亡き、漫画家の赤塚不二夫さんは、『天才バカボン』の生みの親として有名です。
『おそ松くん』『秘密のアッコちゃん』など、破天荒な物語を題材にした漫画を数多く発表しました。
私は子どものころ、天才バカボンのアニメや本を読んで、大笑いしました。
あえて名前をふせますが、政治家に硬い表情の人がいました。
硬い表情であり、口はいつも「へ」の字になっていました。
テレビ番組に出演していたとき「国民からなぜ笑わないんですか」という質問が出たほどでした。
太平洋戦争に連合艦隊司令長官として、有名な人物がいます。
山本五十六(やまもと・いそろく)です。
太平洋戦争では海軍の全体的な指揮を執り、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦の作戦を実施しました。
食事の際、あなたは「割り勘」にするタイプですか。
それとも自腹でおごるタイプですか。
食事の際、割り勘にすればたしかに楽です。
「どうせまぐれに決まっている」
「あれくらい誰にでもできる」
「別に驚くことではない」
私はアメリカ留学中に、女性に対して恥ずかしい思いをしたことがあります。
ドアを開けて入るとき、自分から先に入ってしまい、嫌な顔をされたことがありました。
留学を始めてまだ1カ月目のことで、レディーファーストという文化になじみがありませんでした。
私が社会人として仕事をしていたときのことです。
顔も礼儀も整った人に出会いましたが、何か違和感がありました。
「なぜだろうか」
「乾杯!」
社会で仕事をしていると、季節の変わり目には飲み会が恒例です。
新人の歓迎会、送迎会、打ち上げなど、大勢で集まってアルコールを飲みながら話をすることがあります。
拳で相手と殴り合うスポーツといえば、ボクシングです。
ロープで囲まれたリング内で競技者は革のグローブをはめて、攻撃はへそから上にかぎり、殴り合います。
試合時間は1回3分。
原始時代にさかのぼります。
男は、洞穴で待つ妻や子どもたちのために食料を調達しようと「狩り」に出かけました。
マンモス・シカ・象との戦いに勝って、食料を調達しました。
妻も狩りに出かけたいところですが、なかなか難しい事情があります。
生まれつき筋力が乏しく、体力もあるわけではありません。
ましてや妊娠して大きくなったおなかで、狩りのために戦うというのは不可能に近いことです。
子どもを産んだ後も、未熟な子どもをほうっておくわけにもいきません。
その点、男性は生まれつき筋力が強く、妊娠することもありません。
つまり、男性は狩りに向いています。
待っている妻や子どもたちのために、多くの動物を狩って、食料を調達するのが、男性の仕事でした。
この形態は、原始時代の話ではありません。
もちろん時代は大きく変化を遂げたものの、基本的な形態は現代も変わりません。
男は、食料を調達するために、会社に出かけました。
体力も技術も辛抱も十分な男性は、会社で仕事を精力的にこなして、お金を稼ぎました。
女性も社会に出て仕事を精力的にこなしたいところですが、なかなか難しい事情があります。
生まれつき筋力や体力が乏しいため、筋力や体力が要求される仕事などには向いていません。
もちろん女性ができる事務や受付などもありますが、避けられない事情があります。
妊娠です。
妊娠をすれば、動くことさえままなりません。
子どもを産んだ後も、未熟な子どもをほうっておくわけにもいきません。
子どもを保育園などに頼ることで女性は社会進出しやすくなり、家族形態も大きく変わりましたが、十分とは言えない状況です。
そうした生物的な事情があり、やはり仕事を精力的にこなしてお金を稼ぐのは、まだ男が主体になっています。
「男尊女卑」のつもりで言っているわけではありません。
男性と女性という生まれつきの身体的特徴があるため、社会的な役割も異なります。
原始時代に「狩り」をすることで男らしさを表現したように、現代社会では「経済力」で男らしさを表現することになります。
男のステータスは、まさに「経済力」です。
たくさんのお金を稼ぐことができる力です。
お金がたくさん稼げるということは、妻を楽にさせ、子どもたちに豊かな教育を受けさせられるという保証になります。
男らしさは、まず経済力から磨いてください。
妻や子どもを養えるだけの経済力をつけることが、最低限、男性に要求される男らしさです。
すべては、そこから始まるのです。
男性と女性の違いの1つに「筋力」が挙げられます。
男性は女性より、もともと筋肉量が多いため、力もあります。
事実、ほとんどのスポーツ世界記録は、男性が達成しているものばかりが目立ちます。
ウエートリフティング、100メートル走、水泳など世界記録を叩き出しているのは、男性です。
普段から筋肉を使っていないとはいえ、最低限の筋力はつけておくことです。
男性が男性らしくあるためには、丈夫な体は欠かせません。
仕事を精力的にこなすための基本になるからです。
仕事をするにも、体力や筋力が必要です。
最低限の筋力をつけていれば、ハードな仕事をこなすことができるでしょう。
ハリウッド映画スター、アーノルド・シュワルツ・ネッガー氏は、2003年にアメリカ・カリフォルニア州の州知事になりました。
彼はもともとボディービルダー出身で、映画俳優を経験したのち、カリフォルニア州知事に立候補し、見事当選します。
筋肉の盛り上がりが見えるほど、たくましい体が印象的です。
カリフォルニア州といえば、面積が日本と同じくらい巨大な州です。
それほど大きな州を動かす仕事を精力的にこなすことができているのも、実は彼も体力と筋力が土台になっているからです。
もやしのような男性は、男らしさには欠けています。
すぐ疲れましたという人には、何の仕事もお願いできません。
力が出ませんという人は、仕事以前に男性らしくありません。
ある程度の体力と筋力があるというのは、男性のシンボルです。
もちろんボディービルダーのようなたくましい筋力をつけろというわけではありません。
精力的に仕事をこなすための最低限の体力と筋力はつけておくべきだ、ということです。
たとえば、エレベーターを使わずに階段を使うだけでも変わります。
積極的に階段を使い、筋トレだと思えばいい。
筋力があれば、困った女性を力強く助けることもできるでしょう。
仕事も根気よく続けることができますし、他の社員とは体力や筋力などの丈夫な体で差をつけられます。
どんな仕事でも、体が基本です。
シュワルツ・ネッガー氏がそうであるように、丈夫な体で体力や筋力がある人ほど、大きな仕事もこなせます。
筋肉は、男性らしい雰囲気のシンボルなのです。
男らしさのポイントは「リード」です。
リードできる人は、なぜか輝いて見えます。
「教えられる立場」より「教える立場」。
「運転される立場」より「運転する立場」。
「愛される立場」より「愛する立場」。
「養われる立場」より「養う立場」。
「理解される立場」より「理解する立場」。
いずれも「受動」より「能動」のほうが、男らしさを感じます。
リードができる人は輝きます。
先頭に立って、他者を導く人は「かっこいい。強い。博識だ。頼りがいがある」と感じて、男らしさを感じます。
父は、一家の大黒柱だからかっこいいです。
経済力があり、理解力があり、体力も筋力もある証拠です。
家族を支えている側だから、支えられている妻や子どもたちから尊敬を集めます。
あなたはどれくらいリードができていますか。
リードできるところは積極的になりましょう。
リードができないところは、リードできるように日々励めばいい。
学問を勉強したり、社会経験を増やしたり、筋トレなど、ほかの人を出し抜く力を身につけます。
そういう積極的な活動そのものが、男らしさを生み出すのです。
「半分にしたはずのケーキ。自分のほうがわずかに少ない」
「もらえるはずの景品。箱を開けて入っていなくていじける」
「ギャンブルでわずかに負けた。悔しくて誰かに八つ当たりする」
ささいなことでかんしゃくを起こすのは、子どもの特徴です。
余裕がないときには、わずかな損が大きく感じられ、すねたり泣いたり怒ったりします。
それが子どもの特徴なら、逆が大人の特徴です。
ささいなことで怒鳴らないということです。
人とぶつかっただけで怒鳴るのではなく「大丈夫ですか」と話しかける余裕。
ギャンブルで負けても、楽しかったと笑える余裕。
スポーツの試合で負けても、いい試合だったと対戦相手と握手できる余裕。
そんな余裕がかっこいいです。
「少しくらい損をしてもいい」
あなたにはそんな余裕がありますか。
余裕をつくるのが、かっこいい男性になるための条件なのです。
リードできるのが、男らしさです。
手を引っ張り、新しい世界へ導いてくれる人には、勇気や強さを感じます。
新しい世界に突き進む姿が、狩りに向かう姿と重なり、強さを感じます。
さて、そんなリードの形の1つが「誘い」です。
誰かを何かに誘うというのも、積極的なリードの1つです。
「一緒に映画を見に行きませんか」
「今度、山にハイキングに行きませんか」
「来週、飲み会があるんだけど、いきませんか」
積極的に誘ってくれる人は、男らしさを感じませんか。
「誘われる人」より「誘う人」のほうが積極的で勇気があり、力強さにあふれていると感じます。
なぜでしょうか。
さまざまな活動に積極的に参加しようとする姿勢というのは、言い換えれば、好奇心が旺盛で行動力があるということです。
激しく燃え上がるような心身の活動力が、男らしさを感じさせます。
「誘う人」には、そういうニュアンスが強く感じられるため、かっこよく映ります。
あなたはどちらですか。
ある日、レストランで注文した料理がやってくるのを待っていました。
時間があったので、ふと、遠くにいる2人のお客さんを眺めていたときのことです。
30代らしきの2人の男性がいました。
ふと、不思議なことに気づきました。
一方が幼く見えて、もう一方はとても大人っぽく見えます。
「どこが違うのか」
よく観察したとき気づきました。
服装です。
幼く見える人は、色使いの多い服を着ていて、見るからに派手でした。
若さはありますが、大人の雰囲気はありません。
もう一方の男性は、黒や濃紺の落ち着いた服を着ています。
派手さはありませんが、逆に大人っぽい印象を受けます。
たったそれだけのことです。
色は、強い印象を与えます。
黒や濃紺などの落ち着いた色は、落ち着きのある大人らしい印象を与える色です。
落ち着きの表現は、まず色から仕上げていきます。
もちろん言葉や態度も落ち着くことが大切ですが、服装の色はすぐ変更できるところです。
色を変えただけで、すぐ落ち着けます
スーツを思い出しましょう。
スーツの色は、必ず落ち着いた色が基調になっています。
なぜスーツがかっこいいのかというと、落ち着いた濃い色を使っているからです。
たとえ、就職活動中の学生でも、スーツを着るだけでかっこよく映ります。
それは色が落ち着いているからです。
色が濃ければ濃いほど、落ち着いたイメージがあります。
男性に限らず女性にとっても、色は重要です。
「派手な色の服装」から「落ち着いた色の服装」に、イメージチェンジするときです。
「Aにします。やっぱりBにします。気分が変わりました。Cに再変更します」
朝令暮改のように、たびたび意見を変える人がいます。
そのときの気分任せに意見するのは良くありません。
意見がたびたび変わるのは熟慮が足りず「この人は大丈夫なのか」と心配になります。
考えに芯が通っていないと思われても仕方ありません。
「武士に二言はない」という言葉があります。
武士は信義を重んじるため、いったん口に出して言ったことは必ず守る意味です。
武士が力強い印象をつけるのは、まさに「二言がない」からです。
一度口にしたことは、最後まで貫きます。
変更しません。
口にした約束を徹底的に守り通すという姿勢が、男らしくてかっこいい。
あなたの発言はいかがでしょうか。
気分任せに、発言をたびたび変更していませんか。
気分任せに決めるのではなく、発言には責任を持つのです。
スポーツでも仕事でも勉強でも、自信がないときには自然と下を向いてしまいます。
下を向く姿勢になると腰は曲がり、猫背になります。
そういう姿勢になると、余計に自信がないように周りに見られるばかりか、さらに元気がなくなります。
負けると思った時点で、挑戦する前から負けることを認めてしまい、心から先に負けています。
精神的に弱気になれば、力が出るはずもありません。
下を向くのは、悪循環の始まりです。
男なら、自信がなくても、胸だけは張ることです。
虚勢でもいい。
プロスポーツ選手を見てみましょう。
プロの選手は、どんなに形勢が不利でも絶対に下を向きません。
負けると思ったときに弱気になって下を向いているのは、アマチュアの選手です。
プロスポーツ選手は負けるとわかっていても胸を張り、堂々としています。
自信がなくても、自信満々です。
そういう姿勢が重要です。
自信がないとき、自信を持つ方法とは何か。
それは、自信がなくても胸を張ることです。
嘘でもいいから胸を張りましょう。
そういう嘘は大切です。
態度から変えていけば、次第にそういう気持ちになります。
弱みを見せない姿勢であり、強そうに見せようとするのは、男の仕事の1つです。
相手に弱そうに見せないことで、精神的な部分から強気になるのです。
「かもしれない」
「よくわからない」
「どちらかといえば」
こうした表現を使う人を、ときどき見かけます。
はっきりしない態度は、どこかで「責任回避」が感じられます。
表現をぼかして、自分のところに責任がこないようにわかりにくいように逃げています。
この「逃げ」が感じられる表現があると、男らしさに欠けてしまいます。
男らしさとは、責任を背負うことです。
逃げない態度が大切です。
自分の発言に責任を持って、きちんと最後まではっきり言い切ることで、シャープな印象を与えることができます。
私は学生時代、小論文の先生から「絶対に曖昧な表現を使うな」と厳しく指導されたことがあります。
「曖昧な表現を使うと、小論文は必ず失敗する」
言い切れと指導する先生は、このように言い切りました。
このはっきりした指導をしてくれたおかげで、指導を受けた私も意図がしっかり伝わりました。
このように指導をする先生からも、強さがみなぎっていたことを覚えています。
はっきり言い切る姿勢がわかりやすい説明になり、多くの生徒から人気を集めていたのでした。
この金言は、あれから数十年経った今でも私の生活の中で役立っています。
言い切る表現で、聞く人の心に突き刺さり、覚えやすく忘れにくくなります。
曖昧ない表現は、男らしくありません。
男らしくなるためには、はっきり言いすぎるくらいでいい。
自分の言いたいことをはっきりすることで、その人の哲学や考え方など「芯」が感じられます。
男らしさは、はっきりした発言に現れるのです。
ラスベガスといえば、ギャンブルの町です。
もともとは砂漠だった町ですが、人工都市としても有名です。
人を集めるための苦肉の策として、州がギャンブルを公認して、賭博関係の施設を数多くつくり上げました。
今では世界的な歓楽地になり、世界中からギャンブル好きが集まっています。
夜遅くまで、大金が飛び交う眠らない町。
まさに「砂漠の中の不夜城」です。
私がラスベガスへ旅行に行ったときのことです。
家族と一緒にギャンブルを楽しんでいる人もいましたし、恋人とギャンブルを楽しんでいる人などさまざまでした。
初心者には、取り組みやすいスロットマシン。
ディーラーを相手にテーブルで繰り広げる「ブラックジャック」や「ルーレット」。
さまざまなギャンブルゲームがありました。
ホテルのギャンブル場の様子を見ようとうろうろしていると、ひどく落ち込んでいる人を発見しました。
それは、一目で「賭けに負けて大金を失ったのだな」とわかりました。
元気がないのは、見ただけでわかります。
しかし、ほかの負けたギャンブラーを見てみると、負けているにもかかわらず、なぜか楽しそうにしています。
この落差が不思議に感じました。
なぜ両方負けた人なのに、楽しそうにしている人と落ち込んでいる人とで態度がわかれてしまうのか。
それは「豪快に笑っているかどうか」です。
ギャンブルは、負けてもOKです。
そもそも負けるのは前提です。
ギャンブルは、落ち込んだら負けです。
落ち込んでしまえば、お金を失った上に元気まで失い、何も残らないからです。
負けても笑うことです。
「お金を得るため」ではなく「楽しみや元気を得るため」という目的で楽しみます。
豪快に笑っていれば「ギャンブルを楽しんだ」ということになります。
ギャンブルは、ゲームとして楽しむのがコツです。
たとえ負けてお金を失っても、楽しい時間や心の満足を買っているので、ハッピーになっています。
お金を払って、楽しんだと思えばいい。
いい思い出ができたと思えば、気持ちの整理がつきます。
ギャンブルを楽しむコツは、とことん笑うことです。
勝っても負けても、常に豪快に笑います。
お金を払って、ゲームを楽しみ、元気と満足を得る。
ギャンブルの必勝術なのです。
男らしさを勘違いしている人がいます。
いいかげんな態度や、乱暴な立ち振る舞いなど、不作法に振る舞うことです。
女性へのアプローチの仕方ががさつであったり、言葉や動作が下品であったりなどです。
たとえば、名前をきちんと呼ばず「おい、お前」と乱暴に呼ぶ人がいます。
名前があるのに、他人を尊重しない呼び方は、逆に嫌われてもおかしくありません。
また、髪がぼさぼさであったり、服がしわくちゃだったりする人がいます。
本当は、髪をくしでとくのが面倒だったり、服をたたむのが面倒だったりします。
これらを「かっこいい」と勘違いしている男性が、多くいます。
それは、単にだらしないだけです。
風船の空気が抜けている状態であり「張り」がありません。
張りがあってこそ、男らしいのです。
映画俳優には、髪の毛が薄い俳優がいます。
トム・ハンクスやニコラス・ケイジは、髪は薄くても圧倒的な存在感があります。
男らしくてかっこいい。
それは、薄毛を隠していないことがかっこいい。
薄毛にコンプレックスなど抱いていないという自信がみなぎっています。
映画俳優が「かつら」だったら残念です。
薄毛だからかっこ悪いのではありません。
隠しているのが、かっこ悪いです。
隠していることで、薄毛に対して強いコンプレックスを抱いていると感じてしまうからです。
憧れを抱く映画俳優に、一抹の弱点が垣間見えると、がっかりしてしまう人も多いでしょう。
薄毛は遺伝的な要素が大きな部分ですから、本人の問題ではありません。
薄毛だったとしても、胸を張って堂々とすることです。
男性としての魅力の部分がきちんと輝いていれば、たとえ薄毛でも人気を集めることができます。
実際、髪が薄くてもかっこいい映画俳優は、世界中にたくさんいます。
薄毛でもかっこよくなれるというなによりの証拠です。
白髪と薄毛は、遺伝的な要素が大半を占める現象です。
頭皮をマッサージすることで、努力が報われる場合もありますが、微々たるものです。
食事を変更しても運動量を増やしても、影響はほとんどありません。
いくら本人が努力しても、報われない部分が大半です。
もし、白髪と薄毛を完全に治す薬が開発されれば、ノーベル賞は確実と言われます。
そもそも白髪と薄毛の原因は、毛根細胞の老化。
白髪は老化のため、メラニンをつくる能力が次第に衰えていく現象です。
薄毛は、毛根細胞の衰えが原因です。
つまり、老化なのです。
白髪も薄毛も、治すためには毛根細胞の再活性化をする必要があります。
死んだ細胞を生き返らせるのは「不老不死」につながる大発見であるため、ノーベル賞が確実だといわれています。
白髪と薄毛の克服は、それほど難しい課題であり、極めて困難であるということです。
しかし、肥満は違います。
本人の努力しだいです。
老化も関係ありません。
たしかに遺伝的な要素も一部あるのも、事実です。
食事を控えたり、カロリーを抑えたメニューに変更したり、積極的に運動をしたりなどすれば、解決できることです。
もちろん食べたい食事を我慢したり運動したりするには、多少なりとも精神的苦痛が伴うでしょう。
しかし、できないわけではありません。
そういう精神のコントロールができるかどうかです。
肥満は、肥満がかっこ悪いのではありません。
「努力を怠っている」という姿が、かっこ悪いです。
だらしなさや心のたるみが感じられ、男らしいシャープさに欠けます。
しかし、諦めることはありません。
もし肥満から克服できれば、ほかの人以上にかっこよくなれます。
肥満は肥満のままではかっこ悪いですが、ダイエットに成功できた人は、スポットライトが当たるでしょう。
太りやすい体質でも、きちんと自己管理ができたことが感じられるからです。
「経営者の愛用の一品」
「俳優・女優のこだわりの品物」
「芸能人のおすすめ商品」
雑誌には「こだわり」を紹介する特集をよく見かけます。
かっこいい男性といえば「こだわりの一品」が必ずあります。
かっこいいから、何かにこだわっているわけではありません。
こだわっていることがあるから、かっこいいです。
「こだわり」は大切です。
その人のオリジナリティーです。
哲学であり、軸であり、考え方です。
世間が判断する良い悪いという評価に振り回されず、自分が素晴らしいと感じる感性を大切にして生きている姿勢が感じられます。
みんながいいというものが、いいわけではありません。
みんなが悪いというものが、悪いわけでもありません。
あなたがいいと思うものが、いいものです。
親や友人、世間がなんと言おうと関係ありません。
「自分はこれが好きだ」という思いがある人には、芯の通った愛情が感じられます。
だから、かっこいい。
あなたにはこだわりがありますか。
たくさんのこだわりをつくるのではなく、自分が気に入った一品に愛を注ぎます。
こだわりは、どんどんつくってください。
そのこだわりに、愛を込めましょう。
記念日や誕生日といえば、プレゼントです。
父の日や母の日などの記念日前には、テレビやラジオなどで「プレゼントをしましょう」と宣伝を始めます。
そういう勢いに押されてプレゼントをする人も少なくありません。
贈り物をしないと冷たい人間と思われるし、そう思われたくないため、やむなく贈り物をする人もいます。
もちろん記念日や誕生日にいただくプレゼントは嬉しいです。
しかし、どことなく「もらって当たり前」という雰囲気が漂います。
「本心なのか。記念日なのか」
「贈れと言われたから贈るのか。贈りたいから贈るのか」
本音が曖昧です。
しかし、かっこいい男性は違います。
まったくもって「意外な日」にプレゼントをします。
もちろん記念日にも贈りますが「何でもない日」にプレゼントをしようとします。
相手がいちばん感動するのは、何でもない日に突然プレゼントをもらうことです。
これに勝る感動はありません。
理由は適当でかまいません。
「いつもお世話になっているから」
「偶然いいものを見つけたから」
「喜ぶかなと思ったから」
適当な理由をつけて、何でもない日にプレゼントをしてみましょう。
これが、すこぶるかっこいい。
相手は、完全に度肝を抜かれます。
まさかもらえるとは思っていないので、喜びも驚きもひとしおです。
誕生日や記念日には、もらって当たり前という雰囲気が漂いますが、何でもない日にはそういう雰囲気が一切ありません。
何でもない日にプレゼントを贈られることで、普段から大切にされている気持ちを感じ取ることができるのです。
私は以前、占い師に手相を見てもらったことがあります。
「どうせ適当なことを言うんだろう」
手相を見てもらうまで、あまり信じていませんでした。
しかし、手相を見てもらった結果、まさに私の性格や考え方まで当てられました。
度肝を抜かれた私は、質問をしたくなりました。
「なぜわかったのですか」
不思議で、占い師の手相の仕組みを知りたかった。
話を聞くところによると、手にはその人の「行動」や「考え方」がはっきり現れるといいます。
手を使う仕事をしている人は、手のしわが多くて深くなります。
手を動かしているということは、体もよく動かしているということなので、その人は健康になるだろうという未来が見えます。
一方、手の変なところにしわがあると、その人の行動や考え方は曲がっているといいます。
変なことを考えていると変な行動をするので、その行動に乗じて手のしわのよりかたも曲がってくる。
このように説明を受けた私は、占いとはいえ科学的根拠があるのだと感心しました。
適当なことを言っているのではなく、根拠があるようです。
しかし、しわのよりかたでわかるのは手だけではありません。
実は、服もそうです。
服のしわは、その人の行動や考え方が映し出されます。
不自然なしわのよりかたには必ず何か理由があります。
たとえば、脱いだ服をたたんでいないこと。
座るときに、不自然な姿勢で座っていること。
クリーニングやアイロンをかけていない、面倒だと思う心。
服のしわとはいえ、しっかりその人の心の状態が見て取れます。
まさに「服のしわは心のしわ」です。
顔のしわは、老化なので許せます。
しかし、服のしわは、本人の気持ちが緩んでいるだけです。
心の緩みは、見事、服のしわに現れます。
そういうところこそ、その人の本性が映し出されています。
ちょうどまさに今のあなたの服装はいかがですか。
自分の服のしわをチェックしてみましょう。
服にしわが寄っていませんか。
しわのない服は、最低限の身だしなみです。
かっこいい男は、口数が少ないのが特徴です。
その無口さが、それらしい雰囲気を出します。
世界の賢者・哲学者・偉人を見ても、すべてに当てはまります。
なぜでしょうか。
発言に責任を持つためです。
うっかり口にしてしまえば、その約束を果たさなければいけないため、余分な行動が発生してしまいます。
また、約束を果たせなかったときには、自分の社会的信用まで下げてしまいます。
そのため、発言する言葉を選び、不要な言葉は削っていました。
まさに「武士に二言はない」です。
武士は、自分の発言に対し最大の責任を持って口にしていました。
信念・義理・人情を重んじるため、命に代えても嘘をつかない姿勢です。
「儀」を重んじるため「偽」を嫌いました。
万が一、発言に反することをしてしまったときには、生き恥をさらすことになります。
それは家族や末代まで恥を残すことになるため、責任を取るために切腹をしていました。
切腹覚悟で話をしている武士だからこそ、無口が基本であり、口にした言葉に二言はなかった。
切腹覚悟までとはいきませんが、このくらいの責任感は重要です。
それが、かっこよく映ります。
「発言に責任を持つ」
いま一度、返りたい初心です。
本当にそれを心がけたとき、おのずから口数は減るはずなのです。
すごいと思われるために男性が口にしてしまいがちな発言のナンバー1は「忙しい」です。
「時間がない! 忙しい!」
家族や友人に、忙しさをアピールします。
忙しいと思われると「自分は世の中から必要とされている。そのくらい価値がある」と思われ、優越感に浸れるからです。
そういう男性に限って、家族と一緒に食事をしません。
「忙しいから」と言って、妻や子どもたちを置いて、さっさと家を出てしまいます。
妻や子どもたちと過ごす時間が減ってしまいます。
「忙しい」という発言は、最もかっこよさそうで、実は最もかっこ悪い発言です。
「時間の管理が下手で余裕がないです」と、恥を公言しているからです。
忙しい人は「余裕のなさ」が感じられ、付き合いにくいです。
勘のいい女性は「忙しい」を連発する男性とは付き合いません。
かっこ悪いからではなく、単純に時間の管理ができていないだらしない男性なのだと、すぐ見抜くからです。
本当に優秀なら、定時で仕事を終わらせることができるはずです。
うまく時間を管理して、時間はなくてもつくるはずです。
モテる男性は「時間がない」ではなく「時間をつくる」と答えます。
たしかに世の中から必要とされ、忙しい人がいるのも事実です。
しかし、そういう人は「忙しい」とは言いません。
別の発言をします。
「充実している」といいます。
どんなに忙しくても、好きな人と会う時間をつくります。
時間がなくてもなんとかやりくりして、家族と一緒に食事をする時間をつくります。
そういうとき「充実している」と言います。
忙しいながらも充実しているのが、最もかっこいい男性なのです。
悪口は、陰でこそこそ言うからいけません。
陰でこそこそ言うから悪口です。
陰湿で、陰気で、嫌な感じがします。
わからないように陰でこそこそと悪口を言って、自分だけ傷つかないようにしています。
それを「性格が悪い」といいます。
悪口を言いたくなることは、たしかにあります。
どんな人にも、1つや2つは悪いところはあることでしょう。
では、悪口を言いたくなったら、どうすればいいのでしょうか。
提案があります。
悪口を言いたくなったら、本人の前で言いましょう。
それは、悪口ではなく「指摘」であり「改善」です。
当然ですが、耳の痛い発言をすれば、相手から反感を抱かれるでしょう。
嫌われることを覚悟で、相手の前で悪口を言って指摘できるのは、並々ならぬ覚悟です。
しかし、嫌われてもいいから、口にできる。
それを「性格がいい」と言います。
本気で相手のためを真剣に考えて発言しているからです。
相手のためになっていますから、悪口ではありません。
助言です。
悪口は悪口でも、こうも変わります。
「陰でこそこそと言うか。本人の前で言うか」
ここが、性格がいいか悪いかのわかれ目なのです。
あなたは、友人と一緒にいるときには誰を見ますか。
もちろん一緒にいる友人を見ますね。
友人と話をしたり、行動したりします。
では、先生と一緒にいるときには誰を見ますか。
もちろん先生を見ますね。
教室で先生から教えを受けたり、質問したりします。
人は、一緒にいる人を見ます。
相手がいますから、注意も相手に向いて当然です。
では、自分一人になったときには、誰を見るのでしょうか。
見る人がいないので、自分を見ます。
1人にならないと、自分を見ることができません。
人と一緒にいるときには、相手の言葉や評価に惑わされて、自分を正しく見つめる時間も余裕もありません。
孤独は寂しがる時間ではありません。
自分を見つめる時間です。
かっこいい男性には、必ず「孤独の時間」があります。
友人がいないわけでも、コミュニケーションが下手だからという理由でもありません。
友人ときちんと話をして、コミュニケーションが上手になるために、1人になります。
友人と話をする前に、まず自分と話をしていなければいけません。
自分と話をして、自分の考えていることをしっかり把握できてこそ、友人や先生との会話に芯ができ、充実します。
1人になり、自分の考え方・信念などを確認します。
自分の今の状態について考えたり、将来について考えたりします。
自分を見つめることができているから、かっこいいのです。
人の本性は、普段は見えません。
普段は周りに人がいるので、変なところを見られないように気をつけています。
服装に気をつけたり、髪型に気をつけたり、言葉遣いに気をつけています。
しかし、ある瞬間に、ふわりと内面が現れます。
「何気ないしぐさ」です。
たとえば、部屋のドアを閉めようとしたとき、両手がふさがっているときがあります。
そんなとき、うっかり足で閉めようとする人がいます。
おしぼりで手を拭くのはいいですが、拭き終わってすっきりしたら、おしぼりをたたまずテーブルに置いてしまいます。
読み終わった新聞のたたみ方が乱暴になっていることもあります。
「面倒だな」と思ったときこそ、要注意です。
面倒だと思った瞬間、気を抜いてしまい、しぐさが乱暴になってしまいます。
では、何気ない習慣を直すためにはどうすればいいのでしょうか。
日々の習慣から直すしかありません。
そういう癖があるなら、そういう癖を直すのがいちばんです。
気を抜いたときでも乱暴にならないように、美しいマナーを最初から体に染み込ませておきます。
どんなときでも作法を忘れないのが、かっこいい男性なのです。
今は亡き、漫画家の赤塚不二夫さんは、『天才バカボン』の生みの親として有名です。
『おそ松くん』『秘密のアッコちゃん』など、破天荒な物語を題材にした漫画を数多く発表しました。
私は子どものころ、天才バカボンのアニメや本を読んで、大笑いしました。
何に驚いたのかというと、作品はさることながら、描いた人に感動しました。
「よく、こんなばかばかしい発想が思い浮かぶなあ」
「これほど奇想天外な話は、見たことも聞いたこともない」
「作者の頭の中はどうなっているんだろう」
笑いの漫画が描けるということは、普段からそういうことを考えています。
ばかな発想も限度を超えると、むしろ尊敬してしまいます。
1つや2つの笑いネタなら、私たちでもできそうです。
しかし、何千も何万もの笑いネタを発想し、その道一筋で何十年も仕事を続けられるような、膨大なネタの量に感動します。
一流の漫才師のすごいところは、次から次へとネタを切らさないことです。
「一発芸」で出たばかりのお笑い芸人も面白いですが、一発ネタで終わることがしばしばです。
しかし「その道一筋30年」という漫才師には、闘志が感じられます。
なぜ30年もネタが続くのかというと、普段からそういうことばかりを考えているしかありません。
普段から面白いことや楽しいことに敏感になり、そういうことばかりを考えている日常です。
その発想力と継続する力には、敬服の念を抱いてしまいます。
そういう何か1つに打ち込む姿は、かっこいいと感じます。
医者や弁護士という尊敬される職業だけがかっこいいのではありません。
漫画や漫才など笑われるような仕事でさえ、その道にかける本気の情熱があれば、尊敬してしまいます。
大切なことは「その道にかける情熱が現れているかどうか」です。
何か1つ、本気になることです。
褒められることや尊敬されることだけ一生懸命になるのではありません。
その道一筋にかける情熱が感じられると、ジャンルは問わずかっこいい人です。
自分の才能を伸ばして、天命・使命を全うするために一生を捧げる人は、すべて輝いている人なのです。
あえて名前をふせますが、政治家に硬い表情の人がいました。
硬い表情であり、口はいつも「へ」の字になっていました。
テレビ番組に出演していたとき「国民からなぜ笑わないんですか」という質問が出たほどでした。
「真面目な気持ちがあるため、いつの間にか自然と硬い表情になっているのだろう」と答えていました。
真剣になって考えているときに、表情が硬くなるというのはわかります。
国民のために真面目になっているのはわかりますが、まったく笑わないというのも不安にさせてしまいます。
まったく笑わない硬い表情であるゆえに、人間味に欠けてしまうからです。
その政治家は投票で落ちてしまいました。
当選した人にも、真面目な表情がありました。
しかし、違ったのは、ときおり見せる笑顔でした。
真面目な顔をしながらも、ときおり見せる無邪気な笑顔がありました。
硬い表情と、無邪気な笑顔の両方を持つ政治家でした。
その笑顔が「この人なら」と思わせました。
真面目な表情もいいですが、そればかりも堅苦しい。
無邪気な表情もいいですが、そればかりも頼りない。
かっこいい男性の表情は、どちらの表情があるのかというと、両方です。
普段はクールな表情であり、ときおり見せる無邪気な笑顔がたまらなくかっこいいのです。
太平洋戦争に連合艦隊司令長官として、有名な人物がいます。
山本五十六(やまもと・いそろく)です。
太平洋戦争では海軍の全体的な指揮を執り、真珠湾攻撃やミッドウェー海戦の作戦を実施しました。
大きな作戦を遂げた人物ですが、ではどうやって多くの部下を指導して動かしたのでしょうか。
彼の語録に、次のような言葉があります。
「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、褒めてやらねば、人は動かじ」
手本を見せれば、それを見た部下たちは自然と動き始めるということです。
彼は部下の指導の際、暴力で無理やり行動させたり、暴言を吐いたりすることはなかったといいます。
暴力や暴言で、人は動かせません。
この格言のように、人を動かすためには具体的な手本が必要です。
自ら手本を見せるという具体的な指導や褒めたりする優しさが、部下を感動させ、動かしました。
男は力が強いがゆえに、往々にして力で指導させようとします。
また、家庭内でも暴力を振るう夫までいるというから驚きです。
しかし、暴力や暴言を吐いたら男ではなく、ただの野獣です。
そこには、知性も品性も感じられません。
知性や品性が感じられる男こそ、かっこいい。
具体的な手本を見せる指導には、知性があり品性が感じられます。
それが、人を動かす方法なのです。
食事の際、あなたは「割り勘」にするタイプですか。
それとも自腹でおごるタイプですか。
食事の際、割り勘にすればたしかに楽です。
1円単位までお金を割り切れば、後腐れがありません。
しかし、お金だけでなく気持ちまで割り切ってしまうため、何も残る物がありません。
割り勘にすれば、食事は「消費」にしかなりません。
投資にするためには、おごりを心がければいい。
同じ食事でも、お金を払うことになると雰囲気が変わります。
おごってもらうことで相手の機嫌が良くなり、深い会話を進めることができ、仲良くなるきっかけをつかみやすくなります。
人との結びつきを強めます。
おごれば、相手と深い仲になれます。
また「おごることができる」ということが、男性としての力の表現になります。
女性に対しておごることができると「家庭を養うことができる経済力」を漂わせます。
部下に対しておごると「器の大きさ」をアピールできます。
両親に対しておごると「親孝行」ができます。
それができるのは、ビッグな男だからです。
おごることで、経済力や器の大きさをアピールできるのです。
「どうせまぐれに決まっている」
「あれくらい誰にでもできる」
「別に驚くことではない」
エゴの強い人は、他人の功績を素直に認めません。
認めたら、自分の負けだと思っています。
そういう人は、勉強しようという心の扉が閉まっています。
「学ぼう、吸収しよう」という姿勢が欠けているので、成長ができません。
尊敬しない人は、そういうエゴが感じられ尊敬されません。
自分から壁をつくって刺激を遮断しているため、成長も止まります。
尊敬できる人は、尊敬している人がたくさんいます。
心の扉が開いているからです。
「素晴らしい人だ」
「自分も見習いたい」
「ぜひ、手本にさせてもらおう」
他人の素晴らしさを発見して、素直に認め、尊敬し、見習います。
心の扉が開いているので、吸収力も大きいです。
成長に必要なのは「尊敬」です。
勉強するのは、まず相手を認めないとできません。
「素晴らしい」と認めることで「手本にしたい」という気持ちになります。
尊敬することで「学ぼう、吸収しよう」という姿勢になり、相手からたくさんのことを学べます。
たくさんの人を認めて、尊敬することで、損をするどころか得をします。
自分の成長が早くなります。
短時間のうちにぐいぐい成長して、結果として尊敬されるようになります。
尊敬する人が、尊敬されるのです。
私はアメリカ留学中に、女性に対して恥ずかしい思いをしたことがあります。
ドアを開けて入るとき、自分から先に入ってしまい、嫌な顔をされたことがありました。
留学を始めてまだ1カ月目のことで、レディーファーストという文化になじみがありませんでした。
「女性を優先させるのは当たり前でしょ」
一緒にいた女性に説教をされて落ち込んだ私は、その後、レディーファーストを徹底的に練習しました。
知るほど、その文化の素晴らしさに気づきました。
レディーファーストとは、ただ女性を優先させるだけの習慣ではありません。
実は女性を大切にしながらも、男性としてもかっこつけられるチャンスです。
この習慣は、どの世界でもかっこよく映ります。
その姿勢から、余裕がにじみ出ているからです。
「私はあとからでも平気です。どうぞ先にお入りください」
男性としての器の大きさが感じられます。
私は欧米の恋愛の深さは、このレディーファーストにあるのだと直感しました。
女性を優先させることで女性への尊重が感じられます。
また男性でも、男性らしい余裕を見せられるという良い習慣です。
「なるほど」と思った私は、すぐ練習をして体に染み込ませようとしました。
その後、同じ女性に私がレディーファーストを練習した成果を見せたとき「おや。貴博君。覚えたね」と驚かれました。
女性も嬉しく、男性も嬉しいです。
逆に、威張る男性はかっこ悪い。
男性だからという理由で、ドアを開けて男性から入ろうとするのは、余裕がないからです。
「われ先に」という状態は、余裕が感じられません。
そういう人は、頭の中で「男尊女卑」がまだ残っています。
女性より上だという考えを持っている時点で、余裕のない心が感じられます。
勝ち負けに重点を置き、優劣を明確にしたいと思っています。
かっこいい男性は、負けることができます。
むしろ、自分から負ける役を買って出られます。
余裕があるからです。
レディーファーストとは、女性を優先させることで、余裕をアピールできる素晴らしい習慣です。
「そういう文化ではないから」という人もいます。
たしかにレディーファーストは、主に欧米の習慣です。
たとえば、日本の文化では欧米ほど女性を優先させる文化がありません。
しかし、そういう文化がないからこそチャンスです。
そういう習慣がないから女性を優先させる姿勢があれば、目立ちますし、男らしくなれます。
ほかの人と差をつけやすいです。
欧米以上に輝いて映ることでしょう。
私は、日本でもレディーファーストをやっています。
それで問題になったことはありませんし、喜ばれるばかりなのです。
私が社会人として仕事をしていたときのことです。
顔も礼儀も整った人に出会いましたが、何か違和感がありました。
「なぜだろうか」
相手をよく見たとき気づきました。
ネクタイが曲がっています。
ネクタイの結び目がだらしなくて、ネクタイが横に曲がっています。
その曲がり具合が、なんとなくその人の心まで曲がっているように見えてしまいます。
おそらく出勤の途中でネクタイが曲がったのでしょう。
こういうことは実によくあります。
しかもネクタイは、自分からは見えにくい場所だから注意が必要です。
たったこれだけですが、人の印象を大きく左右します。
ネクタイが人の体のちょうど真ん中にあるため、小さいながらも、大変目立ちます。
ネクタイを結んだ直後は、しわもなく、ぴんと伸びています。
ネクタイこそ、男らしさのポイントです。
かっこいいと思える男性は、ネクタイの結び目をしっかりしています。
結び目がきゅっと引き締まっていると、しっかりした信念の男性に映ります。
ちょうど真ん中をまっすぐ垂れ下がっている状態です。
ネクタイが体を左右に分けるよう真ん中に垂れ下がっていると、素直で正直であり、物事の筋が通っている印象を与えます。
仕事をしていると、いつの間にかネクタイは左右に偏ってしまうので、ネクタイピンで留めるようにしましょう。
また、お手洗いで洗面台に立つたびに、ネクタイの状態をチェックすれば完璧です。
かっこいい男性は、ネクタイのチェックを欠かせないのです。
「乾杯!」
社会で仕事をしていると、季節の変わり目には飲み会が恒例です。
新人の歓迎会、送迎会、打ち上げなど、大勢で集まってアルコールを飲みながら話をすることがあります。
まれにお酒が弱い男性もいます。
特に東洋人は欧米人に比べて、比較的、お酒に弱いのが特徴です。
人種的に、肝臓でアルコールを分解する力が弱いです。
お酒を少し口にしただけで、顔が真っ赤になる人も珍しくありません。
そんなときに「飲めません。絶対無理です」と、かたくなに断るのは良くありません。
「男だったら飲め!」とは言いません。
「男だったら飲めるふりをしろ!」でいい。
そもそもお酒が飲めない体質の人がいます。
無理やり飲ませるのも健康に良くありません。
しかし、お酒は飲めなくても、せめて飲めるふりくらいはできるはずです。
飲めるふりをする人になることが大切です。
協調性を大切にするということです。
お酒に弱くて飲めなくても飲めるふりができるのは、協調性を大切にする気遣いができる証拠です。
周りの雰囲気を壊さない気遣いができるかどうかは、社会で仕事をするときだけではありません。
友人関係であれ家族関係であろうと、すべての人間関係において必要です。
重要です。
お酒を飲めなくても飲めるふりは、そんな協調性を大切にする心が現れる習慣です。
拳で相手と殴り合うスポーツといえば、ボクシングです。
ロープで囲まれたリング内で競技者は革のグローブをはめて、攻撃はへそから上にかぎり、殴り合います。
試合時間は1回3分。
途中に、1分ずつの休憩を挟みます。
勝負が決まるのは、主に3パターンあります。
「とにかく相手が倒れるまで、ひたすら打ち続ける」
これが、ボクシングです。
殴り合うボクシングを観戦していると、見ている側の闘争心まで燃え上がり、熱くなります。
さまざまなボクシングの試合を見ていると、ときどき「打たれ強い選手」がいます。
倒れてもいいほどダメージを受けているにもかかわらず、倒れません。
倒れない人には、強さを感じます。
こういうとき、殴っているより倒れない人のほうが印象的です。
諦めない姿勢が、ひしひし伝わってくるからです。
「諦めない姿勢」が、見る人を感動させます。
どんなに打たれても、希望の光は残っているかぎりファイティングポーズをとり続け、戦い続けます。
この最後まで諦めない姿勢がかっこいい。
力が残っているかぎり最後まで戦う姿こそ、男らしく感じます。
事実、その姿勢が実って、一発逆転を果たすことがあります。
思わぬところで飛び出した一発が、試合を逆転させることがあります。
男らしさとは「諦めない姿勢」です。
諦めない姿勢で負ける勝負は、勝った側も負けた側もかっこいいのです。