あなたがおしゃれをするとき、まず何から取り組みますか。
最初に取り組むことといえば、おしゃれな服を買うことではないでしょうか。
もちろんおしゃれな服を買うことも大切なポイントです。
人は、なぜおしゃれをしたくなるのでしょうか。
ただ寒さをしのぐためだけに服を着ているわけではありません。
「個性を強調するため」です。
あなたには、ファッションセンスのいい友人はいますか。
もし、ファッションセンスのいい友人がいれば、さまざまな刺激を受けることができることでしょう。
しかし、残念なことに、ファッションセンスのいい友人がいなければ、受ける刺激も限られます。
ファッションショーを思い出しましょう。
モデルたちがかっこいいのは、顔形や服装だけではありません。
顔形や服装がいい人は、ファッション誌だけでなく、一般にも数多く存在します。
私の母はいつも、化粧するとき、大きな3面鏡を使います。
身長と同じくらいの巨大な3面鏡です。
「なぜこんな大げさな鏡を使うのか。単なる1枚の鏡で十分ではないか」
服を、汚れるまで使い続けていませんか。
におい始めるまで着続けていませんか。
服を、汚れるまで使い続けるというのは、レッドカードです。
朝起きて、着替えようとするとき、シャツを取り出します。
取り出したシャツに、すでにしわが寄っていると、気持ちがへこみます。
「さあこれから出社して頑張るぞ」というところでしわのよった服を着ると、勢いが下がります。
基本的に、服は今の季節で終わりにさせることです。
同じ服を何年も使い続けるのは、節約面では素晴らしいですが、ファッションセンスは磨かれません。
毎年同じ服ばかりではマンネリになります。
ファッションセンスを磨くのは、勉強です。
学校でする勉強では、黒板の前で先生が進める授業を見聞きして学びます。
では、ファッションセンスの勉強はどこでするのかというと、街です。
洗濯をして乾燥機にかけた後の服を、きちんとたたんでいますか。
服を1つずつたたむのは時間も手間もかかり、面倒だと嫌がる人も多いことでしょう。
一度にたたむ服の数が多ければ、時間を取られます。
ファッションに興味がない人には、多くの人と接する機会が少ないです。
友人と一緒にパーティーに参加したり、飲み会に出席したりすることがほとんどありません。
人と接する機会が少ないので、服を気にすることがありません。
洋服屋で服を選ぶときに、自分がいいなと思うものを探します。
「おや、これはいい服だ!」
値札を見ると、やはり納得の価格です。
ファッションセンスを磨くための、いい場所があります。
洋服屋です。
「おいおい、洋服を買うのか」
普段の晴れの日は、服装も髪型もばっちりです。
晴れの日には、ファッションセンスに差が現れにくい。
差が出るのは、雨が降ったときです。
雨の日には、気分がどんよりします。
ズボンをはいていれば、足元がぬれます。
せっかくセットした髪型もぼさぼさになります。
ときどき、洋服を異様にたくさん持っている人を見かけます。
また、たくさん服を持っていることが、ファッションセンスだと思っている人もいます。
「ファッションに気を使っているのだ」
本当にファッションセンスがある人は、服をたくさん持ってはいません。
同じ服を何枚も持っています。
個性を追求すれば、色も形も傾向は安定します。
ファッションセンスには「デザイン面」と「機能面」の2つのセンスがあります。
ファッションセンスといえば「デザイン面を重視」と考えがちです。
見かけの華やかさを優先して考えてしまいますし、そういう人がほとんどです。
服を買う前に、必ずしなければいけない儀式があります。
試着です。
上着もシャツもズボンも、店から着られる許可が下りているものは、買う前に必ず試着しましょう。
服はもらっても着ません。
自分の好みに合うものは少ないです。
すでに他人が使った服はよれよれになっているものがほとんどです。
おしゃれをしようとして、どんな服を着ようかと考えます。
とりわけ、着ることに関しては、言われるまでもなく熱心に力を入れます。
着ることばかりに力を入れて、脱いだときにうっかりしてしまいます。
帽子やサングラスは、明るい日中にかぶるものだと思っていませんか。
強い日差しを避けるために使うだけのものではありません。
傘も雨の日だけ登場するものだと思っていませんか。
ファッションセンスをすぐ向上させる方法があります。
あなたが「服のセンスがいいな」とときめく友人に、自分のファッションのコーディネートをお願いしてみましょう。
センスがいいなと思う人だけあって、あなたの顔形や性格などを考慮して、ベストな服装を選んでくれるはずです。
自分に自信がない人は、ファッションで自信を付けようとして、着る服装に力を入れます。
往々にして、弱みを隠すためにしているファッションだったりします。
自信がないから、自信を付けるためのファッションになっています。
ファッションセンスを輝かせようと、高級ブランドに手を出す人がいます。
高級ブランドの素晴らしさは、文化があることです。
長い歴史の中で培われた技術は、一般企業をはるかに上回ります。
元気になれない服は、自分の好みからずれている服装です。
ただ、寒さ暑さをしのぐために服を着ることもあるでしょう。
しかし、せっかく着るなら、自分に合った服を着て元気になりましょう。
洋服は、においのない体が大好きです。
つまり、毎日お風呂に入って清潔な体にするということです。
どんなに素晴らしい服装をしていても、体臭が漂えば水の泡です。
衝動的に買った服には、よくある結末があります。
喜んで買っても、意外に着ることが少ないです。
物によっては、一度も着ることがない服さえあります。
見える部分ばかりに力を入れるのがファッションではありません。
隠れた部分までおしゃれがしたい意識が芽生えて、初めて本当のおしゃれと言えます。
たしかにファッションは、他人に見られることが前提です。
あなたは普段はくパンツといえば、何色が多いでしょうか。
青や黒など、ダーク系の色を選んでしまうことが多いのではないでしょうか。
ブルーのジーンズや黒のスラックスなどは定番ですね。
あなたがおしゃれをするとき、まず何から取り組みますか。
最初に取り組むことといえば、おしゃれな服を買うことではないでしょうか。
もちろんおしゃれな服を買うことも大切なポイントです。
服がなければ始まりません。
素材やデザインに優れた服を買えば、今すぐおしゃれになれるでしょう。
特に流行を反映したファッションなら、流行に合った服が欠かせません。
また新しい服には、おしゃれを演出できるだけでなく、気持ちを明るくさせたり行動力を高めたりする効果もあります。
しかし、ここが注意ポイントです。
おしゃれの中心がおしゃれな服を買うことになると、お金がかかりすぎます。
すぐおしゃれを実現できますが、すぐ金欠になるでしょう。
また経済力に頼ったおしゃれには限界もあります。
服を買いに行く時間も侮れません。
服を買いに行く時間が増える一方、自分の趣味に割く時間が減ります。
服を置くスペースにも限りがあります。
どんどん服の量が増える一方になり、大量の服を収納する場所が必要になります。
経済力に余裕があり、広い部屋に大きな収納があればいいですが、誰でも気軽にできることではないでしょう。
では、どうするか。
ファッションセンスを磨くには、おしゃれな服を買うのも大切ですが、もっと大切なことがあります。
おしゃれに見える着こなしなのです。
「おしゃれ=おしゃれな服」という先入観を取り除いてください。
地味な服でも、組み合わせしだいでおしゃれに見せることが可能です。
たとえば、カーディガンです。
シャツの上にカーディガンをまとうだけで、ずいぶんおしゃれな雰囲気に見えます。
カーディガンは、体温調整もしやすいので機能的でもあります。
裾も忘れてはならないポイントです。
同じ衣装でも、ズボンや長袖の裾をめくるだけで、おしゃれな雰囲気に早変わりです。
裾めくった手首足首に、さりげなくアクセサリーを身につけるとアクセントになり、さらにかっこよく見えます。
何を着るかより、どう着るか。
そこを研究するのが、ファッションセンスの奥深いところであり、面白いところです。
流行のファッションを研究するのもいいですが、おしゃれに見える着こなしを研究も忘れないでください。
おしゃれに見える着こなしのほうが、ファッションの幅が広がり、なにより経済的です。
もし組み合わせに失敗してもOKです。
その失敗経験こそ、ファッションセンスを磨く経験になります。
ファッションを間違えても、少し恥ずかしいだけで、経済的ダメージはゼロです。
「次からこうすればいい」という教訓が得られた瞬間、ファッションセンスの向上に役立ちます。
部屋のクローゼットを開けてください。
今ある服を使って、新しいおしゃれを考えるとき、あなたのファッションセンスが磨かれます。
ファッションセンスで大切なのは、おしゃれな服を買うより、おしゃれに見える着こなしなのです。
人は、なぜおしゃれをしたくなるのでしょうか。
ただ寒さをしのぐためだけに服を着ているわけではありません。
「個性を強調するため」です。
まずここを押さえておきましょう。
自分の性格・個性・考え方を、外見の服装に反映させることで、個性を周りにアピールします。
クールな性格かどうかは、見ただけではなかなかわかりません。
しかし、クールなファッションをすれば、そういう外見によって「クールな人だ」という印象を与えることができます。
自分の内面を正しく知ってもらうために、それらしい外見に整えます。
あなたらしさが、相手に伝わりやすくなります。
クールな人は、クールなファッションになることで、一目で相手に個性をアピールできます。
優しい人は、優しい印象を与えるファッションをすることで、相手にも伝えやすくなります。
最初に個性を見つけ、服装によって伸ばしていきます。
そうすることで、生きるのが楽しくなります。
人間関係は円滑になります。
内面と外見をマッチさせて、人間関係の摩擦を小さくするのが、おしゃれの目的です。
自分が自分らしくなれることで、わくわくします。
恋愛をするときに服装を見ることで、ある程度相手を知る基準になります。
自分と似たような人を見つけやすくなり、恋愛のチャンスも生まれることでしょう。
あなたは、自分の何を強調させたいですか。
強さ・冷静さ・優しさ・機敏さ・ラフさ・怖さ・温かさ・清潔さ。
これらの言葉の中から、ぴんときたものを選んでください。
それはあなたが潜在的に求めている個性です。
後は、その個性を強調するための服を整えていくことです。
たとえば、クールを強調したければ、形は細身で、色は黒や紺などを中心にコーディネートすればいいでしょう。
優しい愛情あふれる女性を希望するなら、白やピンクを基調にした色の服を選べます。
荒っぽさを強調したければ、派手な形の服を着たり、派手な色を選んだりすればいいでしょう。
個性を把握することで、服の形や色を選ぶときの重要な判断基準になります。
どれが正しいファッションかはありません。
すべての人に、それぞれの答えがあります。
ファッションセンスは、ここから始まるのです。
あなたには、ファッションセンスのいい友人はいますか。
もし、ファッションセンスのいい友人がいれば、さまざまな刺激を受けることができることでしょう。
しかし、残念なことに、ファッションセンスのいい友人がいなければ、受ける刺激も限られます。
あなたが住んでいる場所は、都会ですか。
田舎ですか。
都会にはたくさんの人がいて、ファッションセンスを学べます。
田舎なら人の数が少ないので、受ける刺激も都会ほどではありません。
「私の友人にはファッションセンスのいい人がいない。しかも田舎に住んでいる。おしゃれには縁がないのか……」
大丈夫です。
あなたがどんな状況でも、問題も心配もありません。
ファッション誌を読めばいい。
どんなに貧乏でも、ファッション誌を1冊買うお金くらいはあるはずです。
どんな田舎でも、本屋の1件くらいはあるはずです。
ファッション誌を1冊買って、読んで勉強すればいい。
流行の最先端を行く、素晴らしい着こなし術を学べることでしょう。
どんな田舎であろうと、世間の流行を知ることができますし、最新のファッション情報を知ることができます。
また、ファッション誌には、ファッション以外の情報も豊富に含まれています。
着こなしや化粧の仕方、友人の付き合い方、恋愛術など思春期の若者が求める情報が盛りだくさんです。
いつもあなたを応援してくれる心強い味方こそ、ファッション雑誌なのです。
ファッションショーを思い出しましょう。
モデルたちがかっこいいのは、顔形や服装だけではありません。
顔形や服装がいい人は、ファッション誌だけでなく、一般にも数多く存在します。
しかし、ファッションショーのモデルが飛び抜けて秀でているのは姿勢です。
ファッションショーで出演しているモデルに、腰が曲がって猫背になっている人は1人もいません。
みんな、素晴らしい姿勢ばかりだと思いませんか。
そう感じさせる、スタイリッシュな歩き方・立ち方・腕組みをしている姿が、さらに上品で美しく感じさせます。
うっとり見とれてしまうのは、実は姿勢でした。
顔やファッションではなく、姿勢で差が出ています。
姿勢がいいから、優雅に見えます。
背筋がぴんと伸びていることが、第一条件です。
美しさは、服からではなく、姿勢から出てくるものです。
今のあなたの姿勢はいかがですか。
ファッションを心がける前に、姿勢を正しましょう。
私の母はいつも、化粧するとき、大きな3面鏡を使います。
身長と同じくらいの巨大な3面鏡です。
「なぜこんな大げさな鏡を使うのか。単なる1枚の鏡で十分ではないか」
私は最初、3面鏡を「単なる贅沢品」だと思っていました。
ある日、私は母の3面鏡を借りて髪を整えることがありました。
はっとしました。
なぜ3面鏡なのか、わかりました。
3枚の鏡を使うことで、頭の後ろまではっきり見えます。
1枚の鏡だと正面から見た自分しか見えませんが、3面鏡を使えば、かなり融通の利く角度まで見ることができます。
使い方を工夫すれば、360度、自分の姿が確認できます。
髪型をいろいろな角度から見られるので、髪型の状態を把握しやすくなり、セットもうまくいきやすいです。
私は3面鏡を使って、真後ろから見た自分を見て、驚きました。
自分で自分の背中を見ることはなかなかないので、いかに後ろに手を抜いていたかがわかります。
当然、女性にとっても便利であることは言うまでもありません。
この素晴らしい効果は使ってみないとわかりません。
私も母の使っていた大型3面鏡を自分で使うまでは、そのよさが理解できませんでした。
ファッションセンスを磨きたければ、ぜひ大きな3面鏡を買って部屋に置いてください。
自分のファッションセンスを磨くためにです。
3面鏡は、自分では見られない角度の自分を映し出してくれる道具なのです。
服を、汚れるまで使い続けていませんか。
におい始めるまで着続けていませんか。
服を、汚れるまで使い続けるというのは、レッドカードです。
汚れやにおいがし始めてからでは、遅い状態です。
気づかないうちに、すでに周りの人に不快感を与えてしまい、あなたの印象を下げている可能性があります。
もしかしたら、すでにそういう印象を与えてしまった後かもしれません。
人間は、特ににおいの印象は、強く長く残ります。
服は、汚れたりにおいがし始めたりする前に取り換えるようにしましょう。
「その判断基準がよくわからない」
たしかに汚れとはいえ、さまざまです。
においは、目に見えないのでわかりません。
どうすればいいのでしょうか。
1日ごとに服を取り換える習慣にすればいい。
汚れやにおいがなくても、とにかく服は1日ごとに着替えます。
まだ目に見えない汚れや、においもしない程度のレベルかもしれませんが、その段階でいい。
1日着れば、首周りや袖周りには垢が付着しています。
目には見えないかもしれませんが、服と皮膚がこすれ合っていますから、垢がついています。
垢には菌がたくさんいて、時間がたつにつれて繁殖して、汚れが目立ちやすくなります。
当然、日中にかいた汗のにおいも付着しています。
たとえ冬場でも、体の体温調節のため汗をかいています。
下着は、当然のごとく、必ず毎日取り換えましょう。
とにかく毎日服を取り換えるのは、いま一度、心に留めておきたいマナーです。
もちろん毎日服や下着を取り換えれば、洗濯の量は増えます。
しかし、清潔感を保つ、ファッションセンス以前のマナーなのです。
朝起きて、着替えようとするとき、シャツを取り出します。
取り出したシャツに、すでにしわが寄っていると、気持ちがへこみます。
「さあこれから出社して頑張るぞ」というところでしわのよった服を着ると、勢いが下がります。
「使用済み」が感じられるからです。
しわのある服は、すでに気が抜けている状態です。
すでに気の抜けた状態ですから、そんな服を着ると人間まで元気がなくなります。
やはり、しわのないぴんと伸びた元気のある服がいちばんです。
私の場合は、着終わったシャツは、汚れていなくてもクリーニングに出すようにしています。
出社前には、ビニールを破って、しわのないシャツを取り出します。
まさに買ったばかりの服を着ているような感覚になります。
しわのないシャツを着ると新鮮な気持ちになり「今日も仕事をやるぞ」と元気が出てきます。
特に仕事で使う服にしわが寄っていると、着ている人の気分だけでなく、見ている人にも見苦しいです。
明らかに使い回しの服を着ていると、周囲に不潔な印象を与えてしまい、社会的な信用にも関わってきます。
さすがに普段着までクリーニングに出すのは大げさですが、アイロン程度はかけるようにしましょう。
大切なことは、しわのない服を着ることです。
ぴんと伸びた服を着ると、身も心もぴんと伸びます。
着る人と見る人に、良い影響を与えるのです。
基本的に、服は今の季節で終わりにさせることです。
同じ服を何年も使い続けるのは、節約面では素晴らしいですが、ファッションセンスは磨かれません。
毎年同じ服ばかりではマンネリになります。
気持ちの変化も乏しくなります。
なにより、服にも寿命があることを忘れていませんか。
何度も洗ったりすると、色あせたり、服が伸びたりなど、布が薄くなります。
たとえクリーニングとはいえ、限界があります。
こればかりは仕方ありません。
洗うたびに服の元気が抜けていきます。
よれよれになり、かっこ悪くなります。
服の寿命を考えれば、今シーズンに買った服は、今シーズンで終わりです。
季節が過ぎれば捨ててかまいません。
次の季節がくれば、また新しい服を買えばいい。
季節ごとに服を買い換えるため、色あせたり服が伸びたり服の寿命を心配したりする必要がありません。
なにより、買い換える回数が増えるので、ファッションセンスを磨くチャンスになります。
毎年、まったく同じ春夏秋冬が繰り返されているわけではありません。
はやりは年ごとに変わります。
あなたの成長に応じて、好きな服の好みも、変化します。
そうした変化に合わせるためにも、季節ごとに服を買い換えるのがいちばんです。
服の費用も多少はかかりますが、ファッションセンスを磨く授業料だと考えましょう。
少し贅沢な使い方が、あなたのファッションセンスを磨くのです。
ファッションセンスを磨くのは、勉強です。
学校でする勉強では、黒板の前で先生が進める授業を見聞きして学びます。
では、ファッションセンスの勉強はどこでするのかというと、街です。
あなたが街を歩いていて「おしゃれな服を着ているなあ」という人を探しましょう。
その人は、先生です。
あなたにとって、ファッションモデルとなる先生です。
たしかに自分のファッションを磨くために、鏡を使って自分ばかりを見るのも大切です。
しかし、自分を見る前にまず他人に目を向けてみましょう。
「素晴らしい、かっこいい、かわいい、クールだ」と思う人を見つけ、ファッションセンスは他人から取り入れればいい。
もちろんすべてを完全に同じにする意味ではありません。
あくまで「着こなし方」や「色の組み合わせ」などを参考にするということです。
「なぜ自分がかっこいいと感じたのか」という部分にまで注意を向けて、研究しましょう。
「色なのか」
「形なのか」
「デザインなのか」
「組み合わせなのか」
「アクセサリーなのか」
他人のファッションを見て、ぴんとくるセンスを大切にしましょう。
あなたの好みはそういう部分で見つかります。
あなたが他人を見て「いいな」と思う部分こそ、あなたの好みということです。
自分の好みは、他人を見ることで発見できるのです。
洗濯をして乾燥機にかけた後の服を、きちんとたたんでいますか。
服を1つずつたたむのは時間も手間もかかり、面倒だと嫌がる人も多いことでしょう。
一度にたたむ服の数が多ければ、時間を取られます。
しかし、きちんとたたまないとしわが残ってしまいます。
しわがあると、服の元気は抜けてしまいます。
着る人に大切にされていないと感じた服は、すねて元気がなくなってしまいます。
ほったらかしにされてできたしわは、服のしかめ面です。
人間と同じです。
大事にすれば元気を出しますし、ほったらかしにしていると元気がなくなります。
自分が着ている服一つひとつを大切にして愛情を注ぐことです。
服を大切にする気持ちがあれば、自然とたたもうという気持ちも湧いてくるはずです。
服をたたむのは、ファッションセンスを磨く以前の習慣です。
服を大事にしない人が、どうファッションセンスを磨くのでしょうか。
面倒と思っても、服をたたむことを習慣にすることです。
しわができにくくなり、服も喜びます。
そういう気持ちは、服に対しても伝わるのです。
ファッションに興味がない人には、多くの人と接する機会が少ないです。
友人と一緒にパーティーに参加したり、飲み会に出席したりすることがほとんどありません。
人と接する機会が少ないので、服を気にすることがありません。
しかし、人との関わりを増やすと、自然とおしゃれをしたい気持ちが出てきます。
多くの人にファッションを見られる機会ができると「もっとかっこよく見られたい」という美意識が向上するからです。
人と会うために外出するときには「今日はどんな服を着ようかな」とわくわくします。
いつも同じ服では刺激がないので、アレンジを加えたりアクセサリーをつけたりと、おしゃれをしたい気持ちになります。
たくさんの人に見られると、少しでもきれいに見られたいと思い始めるのが、人間です。
また、おしゃれな人にも多く出会うことで刺激を受けることもあるでしょう。
「いい服だね。おしゃれだね。どこで買ったの」と意見交換をすれば、さらにファッションに磨きをかけようと興味もわくでしょう。
ファッションは自分のためでもありますが、人に見られるためでもあります。
人に見られることを前提に活動すると、着る服にも意識が強く向きます。
さあ、人と会う機会を増やしましょう。
部屋の中に引きこもってばかりではなく、積極的に外に出て、たくさんの人と出会いましょう。
友人との飲み会に参加したり、パーティーなどに出席したりする機会をできるだけ増やしましょう。
そういう機会を増やすことで、自然とあなたの意識が向上するのです。
洋服屋で服を選ぶときに、自分がいいなと思うものを探します。
「おや、これはいい服だ!」
値札を見ると、やはり納得の価格です。
いいなと思う服に限って、手の届かない値段です。
品格の高い服は色も形も素材もいいので、値段が高いのは仕方ありません。
ほとんどの人が、ここで諦めてしまいます。
「予算が足りない。仕方ない。ほかの服を探そう……」
予算を超えるものは買えません。
仕方ないので、安い値段の服を探して、自分の好みに妥協してしまいます。
しかし、妥協は良くありません。
本当に気に入った服を見つけたなら、諦めるのは良くありません。
ここでせっかくのチャンスを手放しています。
いくらあなたにファッションセンスがあったとしても、値段に妥協して諦めるのでは、宝の持ち腐れです。
本当に気に入った服を見つけたなら、その出会いを大切にしましょう。
本当に自分が気に入った服は、なんとしてでも手にするべきです。
そういうときには諦めるのではなく、貯金をして買えばいい。
買えない値段なら、買えるまで貯金をしましょう。
たったそれだけのことなのです。
ファッションセンスを磨くための、いい場所があります。
洋服屋です。
「おいおい、洋服を買うのか」
いいえ、洋服は買いません。
ただ試着を楽しむために行きます。
洋服屋には、何十何百という服がそろっています。
大きなデパートには、はやりの服をはじめ、ズボンや上着など品ぞろえも豊富です。
自分の好みに合わせて試着して、雰囲気を確かめたり、組み合わせ、着心地、肌触りなどチェックしたりしてみましょう。
服を買うならお金がかかりますが、試着するだけなら無料です。
お金は必要ありませんから、思う存分楽しめます。
組み合わせ方は無限です。
楽しみ方も無限です。
もちろん通信販売で雑誌を眺めているのもいいですが、肌触りや着心地まではわかりません。
「見ているだけ」と「実際に着た場合」とでは、服の印象が変わります。
実際に試着をしてみることで、本当の服の様子がわかりますし、具体的なファッションセンスが磨かれます。
洋服を試着するだけでも、あなたのファッションセンスは相当磨かれるに違いありません。
五感を通して得られる服の感覚を、全身で感じ取ります。
友人と一緒に行って、意見を交換し合うのもいいでしょう。
もし気に入った服が見つかれば、そのまま購入すればいい。
洋服屋は、洋服を売っている場所だけでなく、ファッションセンスを磨く場所でもあるのです。
普段の晴れの日は、服装も髪型もばっちりです。
晴れの日には、ファッションセンスに差が現れにくい。
差が出るのは、雨が降ったときです。
雨が降ったときに傘をさします。
このとき、ださくなる人とかっこよくなる人で差ができます。
傘は頻繁に使うものではないからこそ、ファッションセンスに差が現れやすい部分です。
安いビニールの傘があります。
素材を安くし、一度に大量に生産されたため、値段が安いです。
「1本500円」です。
中には「1本100円」という破格の傘まであります。
一昔前では、傘が100円というのは考えられませんでした。
そういう安い傘が手に入りやすくなったので、節約とばかりに使っている人がいます。
家に帰れば、ビニールの傘ばかりが並んでいる人がいます。
もちろん使ってはいけないわけではありませんが、それではファッションセンスが低下します。
せっかくおしゃれな服を着ていても、ビニールの安い傘を差したときに、台無しです。
たった100円の安っぽくて壊れやすい傘の雰囲気が、全体のバランスを壊してしまいます。
大量生産された安っぽい傘を差していると、あなたのセンスまでどこにでもあるようなありふれたセンスだと思われます。
きちんとした髪型・服装・化粧などを整えているのに、大量生産されたビニールの傘で、急にイメージがダウンします。
価値が下がってしまいます。
おしゃれの人がビニールの安い傘を使ってもいいのは、急に降った雨のときだけです。
突然のにわか雨や夕立に襲われ、近くのコンビニに駆け込んでやむなく傘を買います。
ずぶぬれになるよりは、ましです。
しかし、そういう緊急時をのぞいては、できるかぎりきちんとした傘をさすように心がけましょう。
むしろ、傘こそおしゃれをするところです。
そういうところでこそ、手を抜く人と力を入れる人とで差ができます。
自分のお気に入り傘を買ってみましょう。
雨の日には、気分がどんよりします。
ズボンをはいていれば、足元がぬれます。
せっかくセットした髪型もぼさぼさになります。
女性なら、お化粧も崩れやすくなります。
ぬれてしまえば、せっかくのお化粧も台無しです。
そういうときに人間は、自暴自棄になります。
「どうせ雨が降ったらびしょびしょになるだろう。ああ、もうどうでもいい!」
諦めが漂います。
雨が強いほど、おしゃれをしても意味がないだろうと思います。
晴れの日と雨の日とで、町中の人のファッションを観察しましょう。
明らかに晴れの日のほうがおしゃれな人が多く、雨の日のほうがおしゃれをしている人が少なくなります。
雨の日こそ、要注意です。
雨の日こそ、ファッションセンスを輝かせるときです。
雨の日だからこそできる服装があります。
たとえば、傘です。
傘にこそ、おしゃれでセンスを感じさせるものを使って、輝きます。
雨の日だからこそ、雨に強い髪型や髪のくくり方など工夫を凝らしたファッションを演出できます。
「雨の日だからこそ、雨の日なりのおしゃれができるだろう」
それがファッションセンスのある人の考え方です。
雨の日の自暴自棄になりそうな自分に、明るい希望を言い聞かせてください。
雨の日だからこそ、おしゃれな傘を差して、湿度に強いカバンや髪型にセットして、一味違った自分をつくるのです。
ときどき、洋服を異様にたくさん持っている人を見かけます。
また、たくさん服を持っていることが、ファッションセンスだと思っている人もいます。
「ファッションに気を使っているのだ」
いえいえ、とんでもありません。
たくさん服を持つ人は、むしろファッションセンスのない人です。
どんなにたくさんの服があっても、着る服は限られています。
自分の体は1つしかないからです。
自分の体はたった1つしかないのに、豊富な種類の服をたくさん持っていても着るのは一着です。
ここで、おかしいと気づきましょう。
いくらたくさんの服を持っていても、着る服はほんの一部であり、着ていない服が大半です。
では、なぜこのようにたくさんの服を持ってしまったのでしょうか。
ほとんどの場合、洋服屋にいるときの気分に任せた「衝動買い」です。
自分の好みを自分でもわかっておらず、店員に「お客さま、よくお似合いです」というお世辞に乗せられて買ってしまいました。
「せっかく褒めてくれたのに断ると悪いなあ」と思い、断り切れずに買ってしまいます。
そういう人に限って、無駄な出費がかさみます。
「店員に乗せられやすく、おだてに弱く、断れない。そのうえ自分の好みもわかっていない。おまけに浪費家」
いろいろな服を持っている人には、そういう弱い心が見えます。
おしゃれどころではなく、むしろかなり危険な状態です。
服をたくさん持てばいい意識を変えることです。
本当に自分らしいお気に入りの服だけを持って、そういう服にこそお金をかけるべきです。
本当に普段使う大好きな服だけを持つという意識に変えます。
一品豪華主義でもかまいません。
たくさん服を持っていても、着るのは一着だけです。
本当にファッションセンスがある人は、服をたくさん持ってはいません。
同じ服を何枚も持っています。
個性を追求すれば、色も形も傾向は安定します。
たとえば、あなたがお気に入りの服は何着ありますか。
おそらくは、3着程度でしょう。
人によっては「お気に入りは1着だけ」という人もいるに違いありません。
そもそも人の性格は、頻繁に変わるわけではありません。
昨日「赤が好き」と言っていた人が、今日になって急に「青が好き」ということはありません。
昨日「落ち着いた服が好き」と言っていた人が、今日は急に「派手な服が好き」と好みを変えることもありません。
変わりにくい性格が反映された服もまた、変わりにくいです。
遊びに出かけるため、服を選ぼうとするときは、おそらくいつも同じ服になっているはずです。
もちろん完全に同じというわけではありませんが、似たような色、似たような形や素材の服になるでしょう。
そもそも、本当にお気に入りのものは、そういうものです。
たくさん服があっても、普段から着ている服はいつも同じで、そのほかの服はほこりをかぶっています。
「よく着ている服」と「年に1回も着ない服」にわかれます。
ファッションは、見栄のためにするものではありません。
ファッションは、個性をより、伸ばすために着るものです。
さあ、ここまでくれば正しい洋服の買い方が見えてきますね。
お金をかけるべきは、普段からよく着る服です。
本当に気に入った服は同じものを何着も買います。
同じ服を2着目、3着目買うときに、ファッションセンスが磨かれます。
個性を主張できる服を見つけたということです。
長く付き合おうとする覚悟ができている証拠です。
お気に入りの服ですから、身につける機会も増え、お金の面でも無駄がなくなります。
これが、ファッションセンスを磨くということなのです。
ファッションセンスには「デザイン面」と「機能面」の2つのセンスがあります。
ファッションセンスといえば「デザイン面を重視」と考えがちです。
見かけの華やかさを優先して考えてしまいますし、そういう人がほとんどです。
たしかにデザイン面は、おしゃれには欠かせません。
おしゃれなデザインの服装をして、注目を集めたいです。
イメージアップをしたいと思います。
若い人は、人目を意識する傾向が強いですから「デザインこそ最重要!」と主張する人も多いはずです。
しかし、私は実体験から、言えることがあります。
デザインばかりに偏った服装は、遅かれ早かれ、着られなくなります。
なぜでしょうか。
どんなにかっこよくても、破れやすかったり、着心地が悪かったり、実用面に乏しい服は、着ていて疲れます。
どんなにおしゃれでも、ポケットがないズボンは、小銭や財布が入れられないので大変不便です。
おしゃれなデザインでも、色落ちしやすい素材であったり、破れやすいつくりだったりでは、あっという間に消耗してしまいます。
機能面が考えられていない服は、いつの間にかたんすの奥に隠れてしまい、忘れられます。
本当に優れたファッションセンスとは、デザインと機能が両立できている服装です。
「かっこいいにもかかわらず使いやすい」
「スタイリッシュであり、着心地もいい」
「小さいながらも、着る人のことを考えられている」
着る人のことを本当に考えられている服は、デザインだけでなく、必ず機能面も優れています。
使いやすいファスナーが、デザインにマッチしているもの。
かっこいいにもかかわらず、ポケットが大きめであるもの。
使う人のことを考えられたポケットのある、バッグや財布などです。
そういう物品を選べるようになりましょう。
そういう組み合わせを考えられるようになりましょう。
機能面を考慮してこそ、真のファッションセンスなのです。
服を買う前に、必ずしなければいけない儀式があります。
試着です。
上着もシャツもズボンも、店から着られる許可が下りているものは、買う前に必ず試着しましょう。
試着をせずに買うのはもってのほかです。
見るだけではわからないことがあります。
サイズ・肌触り・印象・着心地など、それらを含めて、自分に似合うかどうかは、身につけるまでは本当にわかりません。
買った後、家に帰ってきてみると、小さかったり大きかったり肌触りが悪かったりなど、不快に感じることがあります。
自分はMサイズだと思っても、メーカーによってはMサイズの大きさに、ばらつきがあります。
そういうときに、もう一度デパートに返品に行くのも手間がかかります。
そもそも返品を受け付けてもらえなければ、手間だけでなく、お金も無駄になります。
こういう失敗を犯さないために、購入前の試着は必須であり儀式です。
買う前には必ず着て、印象を確かめましょう。
それでこそ間違いのない買い物ができるようになります。
服はもらっても着ません。
自分の好みに合うものは少ないです。
すでに他人が使った服はよれよれになっているものがほとんどです。
また、もらったからこそ服への愛着も薄く、適当に扱いがちになります。
「どうせもらい物だし」という意識が働くと、服への愛着も小さくなり、扱い方が乱暴になります。
服がかわいそうです。
そんな意識や扱い方になるくらいなら、もらわないほうがましです。
服は、ぜひ自分のお金で買いましょう。
自分のお金で買うからこそ、服の選び方が真剣になります。
買い物に失敗したくないから、買い前には十分に試着をして、より自分の好みに合った服に近づけます。
また買った後も、大事に使おうという意識が働きます。
しわが寄らないように服をきちんとたたみたくなりますし、扱い方も丁寧になります。
それは服にとっても喜ばしいことです。
長く使うことで節約にもつながります。
「ファッションセンスは、自分のお金で服を買うとき、磨かれる」といっても過言ではありません。
自然と服に対する気持ちが強くなるのです。
おしゃれをしようとして、どんな服を着ようかと考えます。
とりわけ、着ることに関しては、言われるまでもなく熱心に力を入れます。
着ることばかりに力を入れて、脱いだときにうっかりしてしまいます。
「どう着るのか」より「どう脱いだか」が大切です。
へとへとになっているときには脱いだ服まで頭が回りにくい状態でしょうが、もう一踏ん張りです。
疲れて家に帰って、脱いだ上着をベッドや床に脱ぎ捨てていないでしょうか。
下着・洋服・ズボンに限っては1日で役目は終わりですから、直接籠に脱ぎ捨ててもいいでしょう。
しかし、上着はきちんとハンガーに掛けるところまでが大切です。
たたまずに脱ぎ捨てた上着は、しわがつきやすくなります。
しかも、そういうときにできたしわほど、取れにくくて長く残ります。
日中に着た服をたたまずに脱ぎ捨てると、折り目やしわがつきやすくなります。
服を脱ぐところまでが勝負です。
どんなに疲れて家に帰っても、脱いだ上着はきちんとハンガーに掛けましょう。
疲れて寝るのは、上着をハンガーに掛けてからです。
気兼ねなくベッドに横になれます。
次にまた上着を着るときには、しわがない状態で着られます。
ここまでできてこそ、ファッションセンスが磨かれます。
帽子やサングラスは、明るい日中にかぶるものだと思っていませんか。
強い日差しを避けるために使うだけのものではありません。
傘も雨の日だけ登場するものだと思っていませんか。
たしかに雨粒を避けるのが傘の主な役割ですが、その固定観念が、いつの間にかファッションセンスを限られたものにしています。
当たり前の固定観念をひっくり返してこそ、おしゃれは輝きます。
登場する場面を、逆にしてみます。
夜に帽子をかぶってもいいです。
サングラスをかけてもかまいません。
帽子とサングラスは、日光を避けるためだけのものではありません。
おしゃれとしても活用すれば、素晴らしいファッションセンスになります。
むしろ夜に帽子やサングラスをつけるからこそ、ほかの人とは違った味を出せることでしょう。
日中に、日傘を差すのもおかしくありません。
紫外線を避ける役目を果たし、しみやしわを防ぐため、女性には特に有効です。
昼に使うものを夜に使い、夜に使うものを昼に使ってみましょう。
雨の日に使うものを晴れの日に使い、晴れの日に使うものを雨の日に使ってみましょう。
そういうところこそおしゃれです。
固定観念を破ったファッションだからこそ、センスが感じられるのです。
ファッションセンスをすぐ向上させる方法があります。
あなたが「服のセンスがいいな」とときめく友人に、自分のファッションのコーディネートをお願いしてみましょう。
センスがいいなと思う人だけあって、あなたの顔形や性格などを考慮して、ベストな服装を選んでくれるはずです。
そういう服は、自分では「ちょっと無理があるのではないか」と思う服になるのがほとんどです。
しかし、ファッションセンスのいい友人のアドバイスを素直に受け入れ、信じてみます。
自分で自分のファッションを変えようと思ってもなかなか変えられるものではありません。
自分で自分を変えられません。
自分を変えるのは、実は自分ではなく他人です。
まったく違った他人のセンスを取り入れてみることで、あなたの常識や固定観念を破った意外なファッションが見つかるはずです。
センスがいいなと思う友人が何人かいれば、それぞれからコーディネートしてもらうと、それぞれ違った味が見つかるはずです。
ファッションセンスの開拓は、そうして幅を広げていくのです。
自分に自信がない人は、ファッションで自信を付けようとして、着る服装に力を入れます。
往々にして、弱みを隠すためにしているファッションだったりします。
自信がないから、自信を付けるためのファッションになっています。
弱いから強がった服装になっています。
それは、まだ本当の自分を表現しているファッションではありません。
しかし、読書をしたり、勉強をして資格を取ったりすると、だんだん着る服が替わってきます。
読書をすれば、服装が変わるのは本当です。
性格が変わったかのように、ファッションセンスが変わります。
なぜでしょうか。
ファッションで自信を付けなくても、すでに自信がついたからです。
自信がつけば、隠すためのファッションから卒業できます。
そこまで来てこそ、ようやく自分らしいファッションを心がける余裕ができます。
読書をすると、内面に変化が起こり、センスも変わります。
「コンプレックスを隠すファッション」から「個性や自信などを表現するファッション」へとレベルアップできます。
ぜひ、たくさん読書をしましょう。
それだけであなたのファッションセンスは磨かれるのです。
ファッションセンスを輝かせようと、高級ブランドに手を出す人がいます。
高級ブランドの素晴らしさは、文化があることです。
長い歴史の中で培われた技術は、一般企業をはるかに上回ります。
たとえば、ブランドものの財布の細部を見てみましょう。
単に糸が結ばれているだけのように見えますが、糸がほどけないように独特のつくりになっているはずです。
それは普通の人にはできない技です。
高い技術を持った職人が、一つひとつ手作りで作ったものは、値段が高いだけあって、壊れにくく丈夫です。
高級ブランドほど色あせにくく、壊れにくいです。
長い文化が生んだ、技術の結晶です。
そういう文化を味わいたい人や、壊れにくいものを長く使いたいと言う人は、高級ブランドを持ってもいいでしょう。
愛を込めて作ったものは、愛せる自信がある人が持つべきです。
しかし、1つ気をつけてほしいことがあります。
身につけるなら、1種類に統一させることです。
ファッションセンスを輝かせようと、さまざまな高級ブランドで身を固めている人を見かけます。
高級な衣服さえ身につけていれば、洗練されたファッションだと思っているようです。
さまざまなブランドを身につけていると、文化が対立してけんかしてしまいます。
そういう服装には、知性ではなく、浮気心が感じられます。
ブランドを身につけるときに大切なのは「統一感」です。
そろっているからこそ、統一感が品性や美しさへと変わります。
1種類のブランドで統一していれば、好みが感じられます。
しかし、さまざまなブランドに手を出している人は「私は好きな人が5人います」という人と同じです。
単なる浮気性です。
かっこよければ誰でもいいというのではありません。
そういう人の心は移ろいやすく、愛情が薄いです。
好きになったら、とことん突き詰めます。
本当に愛があるなら「1人を徹底的に愛する」はずです。
それは人間だけでなく、ブランドでも同じです。
ブランドを身につけるなら、1つに絞ってください。
歴史や文化、壊れにくさやデザインを考慮して、自分にいちばん似合うと思ったら、それに統一して、浮気をしないのです。
元気になれない服は、自分の好みからずれている服装です。
ただ、寒さ暑さをしのぐために服を着ることもあるでしょう。
しかし、せっかく着るなら、自分に合った服を着て元気になりましょう。
お気に入りの服を着ると、本来元気になれます。
個性を表現するためにするのが、ファッションです。
自分らしい表現ができるファッションをしたとき、元気が出て外出したくなります。
赤色が好きな人が赤い服を着ると、元気になります。
青色が好きな人が青いズボンをはくと、元気になります。
Aブランドの文化が気に入っている人が、Aブランドのアクセサリーを身につけると元気になります。
自分に合っている服ですから違和感がなく、自分らしくなれます。
あなたの服装は、着て元気になりますか。
外出したくなる服ならOKです。
自分らしい服を着て、元気になりましょう。
洋服は、においのない体が大好きです。
つまり、毎日お風呂に入って清潔な体にするということです。
どんなに素晴らしい服装をしていても、体臭が漂えば水の泡です。
においを落としてこそ、初めてファッションができます。
では、汗を流せばいいと思いますが、違います。
見落としがちな点は、そこです。
落とすのは、汗だけではありません。
疲れも落とします。
シャワーは、汗しか流せませんが、入浴は、疲れも洗い流せます。
体臭のない清潔感がファッションセンスに関係するのは理解できることでしょう。
では、なぜ疲れのない心身が、ファッションに関係するのでしょうか。
疲れを落とせば、笑顔が増えるからです。
疲れていない心身だからこそ、明るく元気に振る舞えます。
笑顔が増えるから、服装がより輝きます。
雑誌のモデルたちがなぜ輝いて見えるのかというと、笑顔になっているからです。
輝いた笑顔になっていると、着ている服まで輝いて見えます。
笑顔こそ、着ている服をさらに輝かせるエッセンスです。
シャワーより入浴がベターです。
理想は、毎日の入浴です。
できるだけシャワーをなくします。
時間がなくて面倒でも、できるだけ入浴を心がけましょう。
今日の疲れは、今日中に洗い落とします。
入浴という疲れを取る習慣が、笑顔のある毎日をつくります。
笑顔が、あなたのファッションを、より輝かせるのです。
衝動的に買った服には、よくある結末があります。
喜んで買っても、意外に着ることが少ないです。
物によっては、一度も着ることがない服さえあります。
本当に必要なのかを十分に考えていないからです。
勢いで行動してしまいますが、買った後に冷静になり、必要ないことに気づきます。
興奮しているときには、何でもいい服に見えます。
勢いで買ってしまうと、後悔するでしょう。
私も、そういう失敗を何度も経験して、悔しい思いをした経験があります。
衝動的に買う癖になっていませんか。
素晴らしい洋服との出会いに飛びつきたいことでしょうが、ぐっとこらえます。
服を買っていいのは、どんなに早くても次の日です。
一晩は必ず置いて、頭を冷やす時間をつくりましょう。
すると興奮が冷めて、冷静な判断ができるようになります。
「本当に必要なのか。自分に似合うのか。そもそも着る場面が存在するのか」
こうしたことを冷静になって考える余裕ができて、間違った買い物がなくなります。
一晩置いても、それでも欲しい気持ちが続いていれば、その気持ちは本物です。
一時的な興奮で買ったものは、往々にして着ることはありません。
着る前提であり「着続けられること」を前提にしましょう。
どんなに素晴らしい服も着なければ、持っていても仕方ありません。
着てこそ服の意味があります。
服が喜ぶのは、着てもらえたときです。
見える部分ばかりに力を入れるのがファッションではありません。
隠れた部分までおしゃれがしたい意識が芽生えて、初めて本当のおしゃれと言えます。
たしかにファッションは、他人に見られることが前提です。
人に見られるからには、できるだけかっこいいファッションをしたいです。
恥ずかしい思いをしたくないと思います。
より整った自分を見てもらい、イメージをよくしたいと思うのは当然です。
しかし、本来、ファッションとは「他人のため」ではなく「自分のため」にするものです。
自分が自分らしくなり、元気になり、わくわくするためにします。
着た人を幸せにするのが、本当に素晴らしいファッションです。
そういう神髄に気づくと、見える部分ばかりだけではなく、隠れた部分にも自然と力を入れたくなります。
「見える部分・隠れた部分」という区別すらしなくなります。
誰にも気づかれなくても見られなくても、自分のためにおしゃれをする人こそ、本当にファッションセンスのある人です。
たとえば、下着です。
下着は、普段見られる部分ではありません。
見られないから力を入れなくても、恥ずかしい思いをすることはありません。
最悪、はいていなくてもわからない部分です。
「どうせ見られないのだから適当でいい」と力を抜いてしまいがちです。
しかし、そういうところにまで気を回せるかどうかです。
財布の中も、カバンの中も、他人に見られることはない部分です。
自分が元気になるためのファッションですから、見られない部分でも関係ありません。
「見える、見えないにかかわらず、身につけるものはすべてお気に入りで包まれたい」
これがファッションセンスのある人の考え方です。
自分が幸せになりますから、たとえ見られなくても、当然のようにおしゃれをしたいと切望します。
そういうところまで気が回るようになれば、本物のおしゃれ人間なのです。
あなたは普段はくパンツといえば、何色が多いでしょうか。
青や黒など、ダーク系の色を選んでしまうことが多いのではないでしょうか。
ブルーのジーンズや黒のスラックスなどは定番ですね。
季節に関係なく、場を選ぶこともないので、年中楽しめるカラーです。
定番のカラーで、コーディネートもしやすい。
汚れがついても目立ちにくいメリットもあります。
一方、白のパンツは避けてしまうことが多いもの。
白は、汚れがつくと目立ちやすい。
小さな汚れも目立つため、気を遣います。
手垢が付いて、黄ばむことも多い。
「汚れがついたらどうしよう」と不安があって、はく勇気がなかなか出ないのです。
しかし、汚れが目立つことを恐れて、白のパンツを避けていては、ずっと身につける機会がありません。
いつまで経ってもはくことがなくなります。
ファッションの「幅」だけでなく「楽しみ」も制限することになってしまいます。
たまには、白のパンツをはいてみてください。
清潔感を出すのに、これ以上のカラーはありません。
白はいちばん清潔感のあるカラーであり、爽やかな外見を演出できます。
ぱっと明るい雰囲気になるので、気持ちも明るくなり、テンションも上がります。
普段からはくことがないなら、自分の殻を破るつもりで、なおさらチャレンジしてはいかがでしょうか。
何事も「慣れ」です。
最初は違和感があっても、普段からはいていると、だんだん体になじんで慣れてきます。
白のパンツに合うコーディネートも、なかなか頭を使うので面白い。
外で汚れがついたときは、すぐ対処すればいいことです。
汚れがついた瞬間、ティッシュやハンカチで押さえたり拭き取ったりすれば、ある程度目立ちにくくなります。
汚れがひどい場合は、洗濯すればいい。
漂白剤を使えば、すんなり汚れが落ちてきれいになります。
落ちにくい汚れがついたなら、クリーニングに出せば、きちんと元通りになります。
汚れが目立ちやすいとはいえ、きちんと対処ができれば怖くありません。
「白のパンツは若い人がはくもの」と思っているなら固定観念です。
若い人はもちろん、中高年でも楽しめるファッションです。
白のパンツをはいていると、明るい雰囲気のおかげで実年齢より若く見られます。
汚れに気を遣いますが、考えようによってはプラスに働くこともあります。
白のパンツをはくと、汚れに十分注意するようになるため、自然と振る舞いが丁寧になって洗練されるのです。
いつも避けているから白だからこそ、たまにはチャレンジです。
白のパンツをはいてみると、ホワイトパワーによって新しい自分に変身できます。
そして、周りの世界も違って見えてきます。
さあ、今日のコーディネートは、白のパンツで決まりです。