執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

21

「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。

「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

私の父と母は、昔から「やりたいことをやりなさい」という教育方針でした。

進路を選択しようとしたときも「自分の希望する道を選びなさい」と言いました。

大学で専攻を決めるときも「勉強したいことを勉強しなさい」と子どもに任せます。

職業を選択しようとしたときも「一番やりたい仕事を選びなさい」と言いました。

「とりあえず英語とパソコンの知識だけは必要だけどな」と親なりの希望を言いながらも、最終的な決断は私に任せてくれました。

逆に「塾に行きたくない」と言うと「行きたくなければ行かなくていい」と言ってくれる親でした。

シンプルでした。

もちろんやりたいことをやろうとして選んだ道は、険しいこともありました。

やりたいことをやって、すべてスムーズに進むわけではありません。

挫折を味わったり、悔しさを味わったりもしました。

しかし、です。

不思議なことに後悔だけはありません。

やりたいことをやっていたからです。

もしやりたいことを我慢していれば、おそらく「あのときやっておけばよかったな」という後悔ばかりが残っていたでしょう。

大学受験で失敗し、浪人生活を送ることもありました。

しかし、自分のやりたいことをやって選んだ道ですから、後悔はありません。

つらく悲しい時期も、全部成長に変わりました。

やりたいことをやっているうちは、後悔とは無縁です。

「自分の人生を自分らしく歩んでいる!」という実感があるからです。

これに勝るものはありません。

自分が望んでしたことですから、責任は自分に返って来ます。

うまくいかなかったとしても、成長として返ってきます。

このHAPPY LIFESTYLEがあるのも、親のおかげでもあります。

好きなことをやりなさいという教えが、今でも私の生き方の哲学になっています。

自主性を尊重させてくれた親に、大変感謝しています。

私は、幸せを感じる時間がほかの人より多いと思います。

やりたいことをやっているので、特に不満はないのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(21)
  • 子どもがやりたいことを、やらせる。
親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION