執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

8

猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。

猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

もし猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本です。

アメリカでは、獣医師の間では「猫を外に出してはいけない」というのが基本になっています。

「完全室内飼いにするのはかわいそうだ」という意見もあるでしょうし、猫としても自由に動きたいのが本来の気持ちでしょう。

もちろん人や車などが少ない田舎なら、野放しもあるかもしれません。

しかし、都会は住宅が密集し、車通りも多いのが特徴です。

猫を野放しにすると、よくないことがたくさんあります。

ほかの家の庭に侵入したり、お店の肉類を盗んだりするケースなどあるでしょう。

ほかの野良猫から、何かの病気を移されてしまうこともあります。

外は汚れているので、ノミやダニをもらって、家の中にき散らしてしまうこともあります。

車どおりの多い地域の場合は、当然車にひかれるリスクも高くなります。

道路で車にひかれるのは、犬より猫のほうが多いというデータがあります。

犬と散歩をする場合は、飼い主がついていますし、車が近づけばリードを引っ張って防げます。

しかし、猫の動きは不規則です。

猫は、普段のろのろ動く一方、驚いたときは急に走り始めます。

いきなり道路に飛び出して、車にひかれやすくなってしまいます。

逆に猫を引きそうになって車の運転手がハンドル操作を誤り、余計に事故を大きくさせてしまうケースもあります。

このように猫を野放しにしていると、猫にとって不幸になる場合が多いです。

猫が動物病院に運ばれてくるケースの大半は、完全に室内で飼っていれば防げたものだと言われます。

都会で飼うなら、基本的に完全に室内で飼うことです。

それは飼い主のためであり、猫のためなのです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(8)
  • 都会で猫を飼うなら、完全室内飼いにする。
完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION