執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

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日記は短いほうが、説明もうまくなる。

日記は短いほうが、説明もうまくなる。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

今はもう書かなくなりましたが、私は学生時代、日記をつけていました。

19歳から24歳までの5年間、1日も欠かさず書いていました。

この日記を書く作業は、わかりやすく説明をするための基礎作りに、大いに役立った実感があります。

当時使用していた日記は、5年間が1冊になった日記でした。

選んだ理由は、単純に「長く続けたいから」でした。

書く分量の多い日記だと、挫折してしまいそうだったので、短めで長く続けられる日記帳を選びました。

5年間が1冊になっているので、1日分は、たったの5行しかありません。

書き始めた当初は、5行では足りなくて、まとめるのに苦労しました。

1日にあった出来事を、たった5行でまとめる作業は、苦痛でした。

大切だと思っていたところを削らなければならず、本当に大切な行動や感じたことだけをまとめます。

5行しかないので、わかりやすい表現や簡潔な言葉で書かなければなりません。

そのくらい大胆に自分の行動や考えを簡潔にまとめる作業を5年間欠かさず続けたことで、頭の整理がしやすくなりました。

5年後には、5行では多すぎるくらいになっていました。

1日の行動の中で、大切な部分だけを抜き出す練習は、続ければうまくなるものです。

自分の人生に変化をもたらした体験や会話だけを、上手にピックアップできるようになったのです。

日記は、短いほうが、説明もうまくなるのです。

上手にわかりやすく説明する方法(10)
  • 5行日記を、5年間続ける。
社会人になると日記を書く暇すらない。
学生時代こそ、日記を書くチャンス。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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