執筆者:水口貴博

上手にわかりやすく説明する30の方法

13

じらさない。回りくどい話をしない。

じらさない。回りくどい話をしない。 | 上手にわかりやすく説明する30の方法

説明が下手な人は、くどくどした話し方になっています。

くどくどは、次のことをいいます。

「じらした話し方」

「回りくどい話し方」

大切な言葉は、往々にして「一言」です。

しかし、一言で終わらせると、かっこ悪いので、わざとじらしたり、回りくどい話し方をしたりします。

下手な会議ほど、そうなっています。

重要な会議であると思われるために「じらした話し方」「回りくどい話し方」で、何時間も続けてしまいます。

ストレートに伝えてしまうと、話がすぐ終わってしまい、軽い内容であると思われるのが嫌なだけです。

一言で終わる話を、5行にも10行にも膨らませてしまうのです。

あなたの会話を振り返ってみましょう。

じらした表現を使っていないでしょうか。

回りくどい話し方をしていないでしょうか。

本来、短い言葉ほど、逆に私たちは記憶しやすく、理解しやすくなります。

ことわざは、どれも「一言」です。

「サルも木から落ちる」

「能あるタカは、爪を隠す」

「捕らぬタヌキの皮算用」

「笑う門には福来たる」

「女心と秋の空」

一言だから、わかりやすく、ストレートに私たちの心に入ってきます。

ストレートな表現ほど、理解しやすく、わかりやすく、世代を超えて伝わりやすくなります。

わかりやすい説明というテーマには、ストレートしかありません。

ことわざのように、大切なことをストレートに話すことです。

回りくどくじらしたところで、余計にわかりにくくさせるだけです。

上手にわかりやすく説明する方法(13)
  • ストレートに表現する。
否定した説明は、わかりにくい。
肯定した説明が、わかりやすい。

上手にわかりやすく説明する30の方法

  1. 言葉を短くするだけでいい。
  2. 大切なことから話し始める。
    足りなければ、後から付け加えればいい。
  3. 鉛筆より、ボールペンを使うほうがいい。
  4. 小さな声で発言しない。
    大きな声で発言する。
  5. 読書の際の線引きで、大切な部分を見抜く練習をする。
  6. 本とは、1パーセントのキーワードと、99パーセントの補足説明。
  7. 「箇条書き」を使えば、わかりやすい説明になる。
  8. 長い説明の前には、ポイントの数を宣言しよう。
  9. 「ですます口調」で言い切ると、わかりやすくなる。
  10. 日記は短いほうが、説明もうまくなる。
  11. 社会人になると日記を書く暇すらない。
    学生時代こそ、日記を書くチャンス。
  12. 結論から話をすると、説明がわかりやすくなる。
  13. じらさない。
    回りくどい話をしない。
  14. 否定した説明は、わかりにくい。
    肯定した説明が、わかりやすい。
  15. 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。
    「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
  16. 説明する側が、要点を強調する工夫を凝らす。
  17. 説明は、足りないくらいで、ちょうどいい。
  18. 「順番の流れ」より「気持ちの流れ」で、説明をする。
  19. 強調言葉を使いすぎるくらいなら、言わないほうがまだいい。
  20. 説明が上手な人は、抽象的な言葉は使わない。
    具体的な言葉を使って説明する。
  21. 接続助詞を使わず「。
    (句点)」を使えばいい。
  22. 固有名詞を、いきなり使わないこと。
  23. 「要は」という表現は、1つの説明で1回しか使えない表現。
  24. 先に結論を、黒板に書く。
  25. 著者の体験を交えて話をすると、忘れにくくなる。
  26. カタカナ言葉を使いすぎない。
  27. 「あり得ない表現」を使わない。
  28. 誰もが知っている言葉を使う。
    専門的な用語は使わない。
  29. 落ち着いた話し方は、自信の表れ。
  30. 大げさな表現を使って、相手の心を衝動的にさせない。

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