執筆者:水口貴博

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫は、舌の上で水をすくって飲む。犬は、舌の裏で水をすくって飲む。

猫は、舌の上で水をすくって飲む。犬は、舌の裏で水をすくって飲む。 | 犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

私は、犬と猫の両方を飼ったことがあります。

犬と猫の違いは数多くありますが、その1つに水の飲み方がありました。

「喉が渇いたでしょ。水をお飲み」

水の入った器を差し出すと、犬と猫とでは飲み方に大きな違いがあることを発見しました。

猫は行儀よく水を飲むのに、犬は食器の外にまで水が飛び跳ね、食器周りが水浸しになってしまいます。

ずさんな水の飲み方に驚いた飼い主も多いのではないでしょうか。

飲んでいる量より、こぼしている量のほうが多いのではないかと思い、笑ってしまうほどです。

必ずと言っていいほど、器から水をこぼし、器の周りを水浸しにされてしまいます。

実は、水の飲み方が犬と猫とでは違います。

もし猫と犬とで水を飲む姿を見る機会があれば、ぜひ舌に注目してみましょう。

猫は舌の上で水をすくっていますが、犬は舌の裏で水をすくっています。

猫の場合、舌の上に水を乗せやすいような突起がたくさんあるので、水を飲みやすくなっています。

一方、犬の場合は、舌の上がつるつるしています。

突起物があまりありません。

仕方ないので、舌の裏側で水をすくって飲もうとするため、器の外に水がこぼれ出てしまいます。

行儀よく飲み方をしつけたいと思っても、人のように手が使えるわけではないので、なかなか難しいようです。

もし、器の周りを水浸しにされたくなければ、あらかじめ水を吸い取るマットを器の下に敷いておけばいいでしょう。

犬の気持ちを理解しながら育てる方法(10)
  • 水がはねてもいいように、器の下にマットを敷いておく。
犬用のお洋服は、単なるおしゃれだけではなかった。

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 犬が素早く動くものに反応してしまうのは、野生だったころの名残。
  2. 犬同士にも相性がある。
  3. 痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。
  4. 広いハウスより、狭いハウスのほうが、落ち着く。
  5. 実は、犬も夢を見る。
  6. 犬は色を見分けるのが、大の苦手。
  7. 先住犬がいる家で、新しく犬を飼うときの注意ポイント。
  8. なぜ犬は、飼い主に叱られたときほど大きなあくびをするのか。
  9. 大はしゃぎする犬を、おとなしくしつける方法。
  10. 猫は、舌の上で水をすくって飲む。
    犬は、舌の裏で水をすくって飲む。
  11. 犬用のお洋服は、単なるおしゃれだけではなかった。
  12. 「褒める量」より「叱る量」のほうが多くなっていませんか。
  13. いきなり登場したハウスに、なかなかなじんでくれないときの対処。
  14. いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。
  15. 道端の草は、衛生的によくないので食べさせないほうがいい。
  16. 餌をやるのが楽とはいえ、出したままにするのはやめたほうがいい。
  17. なぜか自分からリードを噛み切って、飼い主のもとを離れたがる犬の気持ち。
  18. 首輪に連絡先を書いた迷子札をつけておけば、迷子になっても怖くない。
  19. よく噛んで食べさせるのを、強要しないようにする。
  20. 犬は肉食。
    好きな肉にも、順番がある。
  21. 犬のマーキング行為は、存在のアピールをする重要な役目を果たす。
  22. 犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。
  23. 犬が本当に成長するために必要なのは、意外にも飼い主以外の人と接する機会。
  24. 飼い主が気を配る必要があるのは、生まれたばかりの子犬より、むしろ子どもたちの行動。
  25. 水口家での飼い主と犬との間にあった、暗黙の了解。
  26. 屋外で飼うなら、犬の立場になって考える必要がある。
  27. 犬のよだれは、人の汗に相当する。
  28. においを嗅ぎ回る犬は、人がニュースを確かめることに相当する。
  29. 動物病院の選び方で大切なのは、先生の思いやり。
  30. 曖昧な部分を残したほうが、犬との付き合いはうまくやっていける。

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